JP2018074070A - 熱処理装置および熱処理方法 - Google Patents

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大輔 奥田
俊一 岡本
Shunichi Okamoto
俊一 岡本
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Toshihiro Mori
俊裕 森
内潟 外茂夫
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外茂夫 内潟
健史 濱川
Kenji Hamakawa
健史 濱川
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Abstract

【課題】膜厚ムラを抑えて基板上の塗布膜を加熱、乾燥させる熱処理装置および熱処理方法を提供する。【解決手段】基板Wを浮上させる熱処理ステージ2と、熱処理ステージ2への基板Wの搬入および熱処理ステージ2からの基板Wの搬出を行う搬送装置3と、を有し、熱処理ステージ2は、基板Wを超音波振動浮上させる振動板部20と、振動板部20に超音波振動を与える超音波発生部40と、を有し、熱処理ステージ2上で基板Wを浮上させた状態で基板Wを加熱する、加熱処理動作と、基板Wが浮上した状態において、搬送装置3によって熱処理ステージ2へ基板Wを搬入する搬入動作と、基板Wが浮上した状態において、搬送装置3によって熱処理ステージ2から基板Wを搬出する搬出動作と、が行われ、超音波発生部40は、加熱処理動作のときの振幅が搬入動作および搬出動作のときの振幅よりも小さくなるよう、制御される。【選択図】図2

Description

本発明は、塗布膜が形成された基板を浮上させた状態で加熱を行う熱処理装置に関するものである。
液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイには、基板上にレジスト液が塗布されたもの(塗布基板と称す)が使用されている。この塗布基板は、塗布装置により基板上にレジスト液が均一に塗布されることによって塗布膜が形成され、その後、例えば、下記特許文献1に示されるような浮上加熱乾燥装置により塗布膜を乾燥させることにより生産される。
この浮上加熱乾燥装置は、図7に示すように振動板部91およびヒータ部92を有している。振動板部91には超音波発生部93が取付けられており、この超音波発生部93が発振し、振動板部91が超音波振動することにより、振動板部91に載置された基板Wが超音波浮上する。そして、ヒータ部92が振動板部91を均一に加熱することにより、加熱された振動板部91が輻射熱により基板Wを加熱し、基板W上の塗布膜の乾燥などが行われる。そして、基板Wを超音波振動浮上させた状態で、搬送装置94によって基板Wを隣接する浮上加熱乾燥装置もしくは次工程の処理装置へ搬送する。
このように基板Wの加熱の際に基板Wを浮上させ、その状態で搬送することにより、たとえばガイドローラを用いた場合に当該ガイドローラと基板とが接触している部位と他の部位との熱的特性の差異に起因して生じる乾燥ムラのような塗布膜の乾燥ムラを防ぐことが可能である。
特願2011−120762号公報
しかし、上記特許文献1に記載された浮上加熱乾燥装置では、乾燥した塗布膜の厚みににムラが発生するおそれがあるという問題があった。具体的には、図8(a)に示すように、振動板部91が基板Wを超音波振動浮上させることにより、基板Wが共振してしまう。そうすると、流動性のある塗布膜は、基板Wの振動の腹の部分に集まる傾向を示し、その結果、基板を振動させて塗布膜を乾燥させた場合、図8(b)に示すように、塗布膜Mは基板Wの振動の腹の位置では厚くなり、節の位置では薄くなって、波打った形状となり、膜厚ムラが生じてしまう。また、基板Wの浮上量が大きいほど、基板Wの振幅が大きく、膜厚ムラも大きくなっていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、塗布膜に膜厚ムラが形成されることを抑えることができる熱処理装置および熱処理方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の熱処理装置は、塗布膜が形成された基板を超音波振動浮上させた状態で基板上の当該塗布膜の加熱乾燥を行う熱処理装置であって、基板を浮上させる熱処理ステージと、前記熱処理ステージへの基板の搬入および前記熱処理ステージからの基板の搬出を行う搬送装置と、を有し、前記熱処理ステージは、基板を超音波振動浮上させる振動板部と、前記振動板部に超音波振動を与える超音波発生部と、を有し、前記熱処理ステージ上で基板を浮上させた状態で基板を加熱する、加熱処理動作と、基板が浮上した状態において、前記搬送装置によって前記熱処理ステージへ基板を搬入する搬入動作と、基板が浮上した状態において、前記搬送装置によって前記熱処理ステージから基板を搬出する搬出動作と、が行われ、前記超音波発生部は、前記加熱処理動作のときの振幅が前記搬入動作および前記搬出動作のときの振幅よりも小さくなるよう、制御されることを特徴としている。
上記熱処理装置によれば、超音波発生部は、加熱処理動作のときの振幅が搬入動作および搬出動作のときの振幅よりも小さくなるよう、制御されることにより、加熱処理動作のときの基板の超音波振動の振幅を浮上量とともに小さくすることができるため、基板が超音波振動することに起因する塗布膜の膜厚ムラを抑えることができる。
また、本発明の熱処理装置は、塗布膜が形成された基板を超音波振動浮上させた状態で基板上の当該塗布膜の加熱乾燥を行う熱処理装置であって、基板を浮上させる複数の熱処理ステージと、各前記熱処理ステージへの基板の搬入および各前記熱処理ステージからの基板の搬出を行う搬送装置と、を有し、前記熱処理ステージは、基板を超音波振動浮上させる振動板部と、前記振動板部に超音波振動を与える超音波発生部と、を有し、前記熱処理ステージ上で基板を浮上させた状態で基板を加熱する、加熱処理動作と、基板が浮上した状態において、前記搬送装置によって前記熱処理ステージへ基板を搬入する搬入動作と、基板が浮上した状態において、前記搬送装置によって前記熱処理ステージから基板を搬出する搬出動作と、が行われ、複数の前記熱処理ステージのうち少なくとも他の処理装置で処理を行った後、最初に基板が搬入される前記熱処理ステージにおいて、前記超音波発生部は、前記加熱処理動作のときの振幅が前記搬入動作および前記搬出動作のときの振幅よりも小さくなるよう、制御されることを特徴としても良い。
このように、複数の前記熱処理ステージのうち少なくとも他の処理装置で処理を行った後、最初に基板が搬入される熱処理ステージにおいて、超音波発生部は、加熱処理動作のときの振幅が搬入動作および搬出動作のときの振幅よりも小さくなるよう、制御されることにより、もっとも塗布液の粘度が低く、膜厚ムラが発生しやすい乾燥初期時において、超音波振動の影響を抑えることができるため、基板が超音波振動することに起因する塗布膜の膜厚ムラを効率良く抑えることができる。
また、前記加熱処理動作のときの前記超音波発生部の振幅が前記搬入動作および前記搬出動作のときの前記超音波発生部の振幅よりも小さい前記熱処理ステージでは、前記加熱処理動作において基板の搬送方向への基板の移動が停止した状態であると良い。
こうすることにより、基板を移動させたときに生じる基板のばたつきによる基板と熱処理ステージとの接触を懸念することなく、加熱処理動作時の基板の浮上量を十分に小さくすることができる。
また、前記加熱処理動作のときの前記超音波発生部の振幅が前記搬入動作および前記搬出動作のときの前記超音波発生部の振幅よりも小さい前記熱処理ステージでは、前記加熱処理動作のときの前記超音波発生部の振幅はゼロであっても良い。
こうすることにより、基板が超音波振動することに起因する塗布膜の膜厚ムラを完全に無くすことが可能である。
また、上記課題を解決するために本発明の熱処理方法は、基板を超音波振動浮上させる振動板部と、前記振動板部に超音波振動を与える超音波発生部と、を有し基板を浮上させる熱処理ステージと、前記熱処理ステージへの基板の搬入および前記熱処理ステージからの基板の搬出を行う搬送装置と、を有する熱処理装置によって、塗布膜が形成された基板を超音波振動浮上させた状態で基板上の当該塗布膜の加熱乾燥を行う熱処理方法であって、前記熱処理ステージ上で基板を浮上させた状態で基板を加熱する、加熱処理工程と、基板が浮上した状態において、前記搬送装置によって前記熱処理ステージへ基板を搬入する搬入工程と、基板が浮上した状態において、前記搬送装置によって前記熱処理ステージから基板を搬出する搬出工程と、を有し、前記加熱処理工程のときの前記超音波発生部の振幅が前記搬入工程および前記搬出工程のときの前記超音波発生部の振幅よりも小さくなるよう、制御することを特徴としている。
上記熱処理方法によれば、加熱処理工程のときの超音波発生部の振幅が搬入工程および搬出工程のときの超音波発生部の振幅よりも小さくなるよう、制御することにより、加熱処理工程のときの基板の超音波振動の振幅も浮上量とともに小さくすることができるため、基板が超音波振動することに起因する塗布膜の膜厚ムラを抑えることができる。
本発明の熱処理装置および熱処理方法によれば、膜厚ムラを抑えて基板上の塗布膜を加熱、乾燥させることが可能である。
本発明の一実施形態における熱処理装置の概略図であり、斜視図である。 本実施形態における浮上量制御を表す模式図である。 他の実施形態における基板の浮上量の制御方法である。 浮上量変更動作を示す模式図である。 熱処理装置の動作フローである。 塗布膜焼成ラインとして用いた本発明の熱処理装置の一例である。 従来の浮上加熱乾燥装置の概略図である。 膜厚ムラ発生のメカニズムを示す模式図である。
本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における熱処理装置の概略図である。
熱処理装置1は、複数の熱処理ステージ2および搬送装置3を有している。熱処理ステージ2は、振動板部20、ヒータ部30、および超音波発生部40を備えており、振動板部20がヒータ部30により加熱される。また、振動板部20は超音波発生部40により超音波振動し、その振動による放射圧によって振動板部20上の基板Wを浮上させる。これらによって、基板Wは、浮上しながら加熱される。
また、熱処理ステージ2は特定方向に配列されており、搬送装置3が基板Wを把持し、当該特定方向に移動することにより、基板Wを前の工程の処理装置から熱処理ステージ2へ、もしくは、熱処理ステージ2から隣接する熱処理ステージ2へ、または、熱処理ステージ2から次工程の処理装置へ基板Wを搬送する。また、搬送装置3が熱処理ステージ2から隣接する熱処理ステージ2への搬出および搬入を行う際、基板Wを超音波振動浮上させたまま行うことにより、基板面は非接触の状態で搬出および搬入することが可能である。
なお、以下の説明では、搬送装置3により基板Wが搬送される方向をY軸方向、Y軸方向と水平面上で直交する方向をX軸方向、X軸およびY軸方向の双方に直交する方向をZ軸方向として説明を進めることとする。
振動板部20は、上面に基板Wを超音波振動浮上させるための平坦面を有する部材であり、本実施形態では矩形板状の形状を有した金属板である。
振動板部20の材質は、後述のヒータ部30により加熱されることを考慮して熱伝導率の良いものであり、かつ、後述の超音波発生部40により超音波振動することを考慮して振動の伝搬性が良いものが選定される。本実施形態では、この選定理由から、アルミ製(アルミ合金製)で振動板部20を構成している。
この振動板部20は、複数の金属板が配列されて構成されていても良い。このとき、振動板部20同士の継ぎ目は、基板搬送方向(Y軸方向)に沿って存在させることは好ましくない。これは、金属板の全面を均一の温度となるように加熱した場合であっても、継ぎ目の部分まで温度を均一にすることは困難であるためであり、仮に継ぎ目が基板搬送方向に沿って存在した場合、基板Wの一部分がこの継ぎ目の上方のみしか通らないこととなり、この一部分と他の部分とで加熱状態に差が生じ、基板W上の塗布膜に乾燥ムラが発生する。そこで、継ぎ目は基板搬送方向と角度を持たせて設ける必要があり、基板搬送方向と直交する方向(X軸方向)に沿って存在させることが好ましい。また、図1に示すように1枚の金属板で振動板部20が構成されている方が、このような乾燥ムラが生じることがないため、さらに好ましい。
ここで、振動板部20のX軸方向の寸法は、振動板部20に基板Wが載置されたときの基板WのX軸方向寸法よりも大きく設定されている。これにより、基板Wが加熱される際に、X軸方向に関して基板Wが振動板部20からはみ出る部分が存在することが無いため、ヒータ部30により加熱された振動板部20によって基板WをX軸方向に関して均一に加熱することができる。また、Y軸方向に関しては、1枚の振動板部20の寸法を基板Wの寸法より大きくすること、もしくは、複数の熱処理ステージ2を配列することによって、基板W全面を加熱することができるようにすると良い。
ヒータ部30は、振動板部20の基板Wを浮上させる面の裏面側に位置し、複数のヒータユニット31およびスペーサ32を有している。ヒータユニット31がX軸方向およびY軸方向に並べられることにより、一つのヒータ集合体33が形成される。また、スペーサ32は、一部のヒータユニット31に設置されて振動板部20を支持し、また、スペーサ32によって振動板部20とヒータ集合体33とが所定の間隔を設けて離間されている。
ヒータユニット31は、本実施形態ではカートリッジヒータまたはシーズヒータが矩形板状のアルミ板に挿入されて構成されるプレートヒータであり、これらがX軸方向およびY軸方向に隙間無く並べられている。
ここで、ヒータ集合体33のX軸方向の寸法は、振動板部20のX軸方向の寸法よりも大きく、また、ヒータ集合体33のY軸方向の寸法は、振動板部20のY軸方向と同等以上である。そして、Z軸方向に沿って振動板部20からヒータ集合体33を見たときに、振動板部20の領域がヒータ集合体33の領域に収まる配置となっている。これによって、ヒータ集合体33は振動板部20の全面を同時に加熱することができ、振動板部20全体を均一な温度に加熱することが可能である。なお、ヒータ集合体33を形成する各々のヒータユニット31は、振動板部20よりもX軸方向およびY軸方向の寸法が小さくても構わない。また、集合体の形をとらず、X軸方向およびY軸方向の寸法が振動板部20よりも大きい1つのヒータユニット31のみを用いて振動板部20を加熱する方法をとっても良い。
スペーサ32は、例えば樹脂製の小径のブロックであり、本実施形態では、スペーサ32によって振動板部20とヒータ集合体33の間に1mmの間隔が設けられている。このように振動板部20とヒータ集合体33とを離間することにより、ヒータ集合体33による振動板部20への加熱は直接加熱でなく輻射加熱となり、直接加熱と比較して振動板部20全体の温度を均一にすることが容易となる。
また、振動板部20とヒータ集合体33とが接触する配置であった場合、両者の固有振動数など振動特性の差異により、ヒータ集合体33が振動板部20の振動の妨げとなることがあるが、両者を離間することにより、振動板部20はヒータ集合体33によって振動を妨げられることなく、設定された通りに振動することができる。
超音波発生部40は、超音波振動子41および制御部42を有している。超音波振動子41は、Z軸方向から見て振動板部20に対してヒータユニット31と同じ側にあり、基板Wに対して反対側から振動板部20に接触している。また、制御部42から信号を出力することにより、超音波振動子41が振動し、振動板部20を振動させる。
超音波振動子41は、制御部42からの発振信号に基づいて対象物を励振させるものであり、例えば電極およびピエゾ素子を有するランジュバン型振動子がある。ランジュバン型振動子は、発振器によって電極に駆動電圧が印加されることでピエゾ素子が振動し、所定の振幅および周波数で発振する。このように発振した超音波振動子41の振動は、対象物である振動板部20へ伝播し、振動板部20を振動させる。振動板部20が振動することで、振動板部20から放射音圧が発せられ、この放射音圧によって、振動板部20上にある基板Wには上向きの力が加わる。これにより、基板Wを振動板部20の上方に所定の浮上量だけ浮上した状態で保持することが可能である。
また、本実施形態では、制御部42は超音波振動子41に与える駆動電圧を変更することができ、この駆動電圧を変更することにより、超音波振動子41の振動の振幅などを調節することができ、これによって振動板部20上で浮上する基板Wの浮上量を調節することが可能である。
ここで、浮揚物体(本発明で言う基板W)を放射面(本発明でいう振動板部20)からの放射音圧により超音波振動浮上させる場合、浮揚物体自身も振動し、浮揚物体の振動の振幅は、浮揚物体の浮上量と比例することが一般的に知られている。したがって、この制御部42によって出力を制御し、基板Wの浮上量を大きくすると、基板Wの振動の振幅が大きくなり、基板Wの浮上量を小さくすると、基板Wの振幅も小さくなる。
搬送装置3は、ハンド51および進退機構52を有している。ハンド51は、例えばL字型のブロックを有し、基板Wの角部において基板Wの2辺と接触して支持する。ハンド51は基板Wの対角を位置決めして支持ができるよう、基板W1枚の支持に対して基板Wの対角方向に2つ設けられている。また、進退機構52は、エアシリンダなどの直動機構であり、ハンド51が取付けられ、基板Wの支持時および支持解除時にそれぞれのハンド51を移動させる。この進退機構52によって、ハンド51は基板Wの支持時には基板Wに接近し、支持解除時には基板Wから退避する。
また、進退機構52は図示しないY軸方向の走行軸に接続されている。ハンド51が基板Wの角部に接近し、基板Wを支持している状態において、この走行軸によりハンド51および進退機構52がY軸方向に移動することによって、基板WがY軸方向へ搬送される。
以上の構成を有する熱処理装置1では、搬送装置3によって前の工程の処理装置もしくは前の熱処理ステージ2から搬入(これを搬入動作と呼ぶ)された基板Wは、熱処理ステージ2の上で浮上し、かつ搬送装置3による支持が解かれてY軸方向の移動が停止した(静定した)状態で所定時間維持されることにより所定温度に加熱され(これを加熱処理動作と呼ぶ)、所定時間経過後、あらためて搬送装置3に支持されて、次の熱処理ステージ2へ搬出される(これを搬出動作と呼ぶ)。この搬入動作、加熱処理動作、および搬出動作が繰り返し行われながら、基板Wの熱処理が進行し、熱処理完了後、搬送装置3によって次の工程の処理装置へ基板Wが搬送される。
次に、本実施形態における浮上量制御を図2に示す。
上記の通り、熱処理装置1では、加熱処理動作、搬入動作および搬出動作を行っており、図2(a)は、加熱処理動作の際の模式図であり、図2(b)は、搬入動作および搬出動作の際の模式図である。
振動板部20の振動により基板Wを超音波振動浮上させる場合、先述の通り、基板Wは共振するため、基板W上の塗布膜に膜厚ムラが生じるおそれがある。また、この膜厚ムラは、基板Wの振動の振幅が大きいほど顕著に生じる。
ここで、先述の通り、共振時の基板Wの振幅の大きさは、基板の浮上量と比例する。したがって、基板の浮上量を小さくすることにより、共振による膜厚ムラを小さくすることができる。
したがって、加熱処理動作で基板W上の塗布膜を乾燥させる場合、図2(a)に示す基板Wの浮上量h1が小さければ小さいほど、それに比例して基板Wの振幅a1が小さくなって塗布膜の膜厚ムラが小さくなるため、望ましい。
一方、搬入動作および搬出動作において搬送装置3が基板WをY軸方向に搬送する場合、基板WはZ軸方向に少なからずばたつく。また、このばたつきは、搬送速度が速くなるほど、また、基板Wの厚みが薄いほど大きくなる。この場合に、図2(a)のように浮上量が低い状態であると、基板Wと振動板部20とが接触し、振動板部20上の異物が基板Wに付着したり、基板Wに割れが生じたりするおそれがある。したがって、搬入動作および搬出動作においては、所定量以上の浮上量を必要とし、図2(b)に浮上量h2で示すように、基板Wと振動板部20とが接触するおそれが完全に解消される高さまで基板Wを浮上させる必要がある。しかし、浮上量を大きくすると、振幅a2で示すように基板Wの振幅が大きくなるため、この浮上量で加熱処理動作を行って塗布膜を乾燥させた場合、膜厚ムラが大きくなってしまう。
そこで、上記の問題を解決するために、本実施形態では、制御部42の出力を制御し、加熱処理動作時と搬入動作時および搬出動作時とで基板Wの浮上量が切り替わるようにしている。具体的には、搬入動作時および搬出動作時は、図2(b)のように基板Wと振動板部20とが接触するおそれが完全に解消される程度の基板Wの浮上量が保たれ、熱処理ステージ2への基板Wの搬入が完了して加熱処理動作が行われる際は、図2(a)のように基板Wの浮上量が小さくなるようにした。これにより、基板Wが超音波振動することに起因する塗布膜の膜厚ムラを抑えることができ、かつ、基板を破損させることなく搬入および搬出することができる。
ここで、加熱処理動作時は基板WのY軸方向の移動を停止させることが望ましい。こうすることにより、基板Wを移動させたときに生じるばたつきによって基板Wと熱処理ステージ2とが接触することを懸念することなく、加熱処理動作時の基板Wの浮上量を十分に小さくすることができる。
一方、Y軸方向の移動を停止させることにこだわらず、基板Wを搬送装置3などでY軸方向に移動させながら加熱処理動作を行っても構わない。上記の通り、基板Wのばたつきは搬送速度が速くなるほど大きいため、搬入動作時および搬出動作時の基板WのY軸方向の速度よりも加熱処理動作持の基板WのY軸方向の速度を遅くすれば、加熱処理動作時の基板Wの浮上量h1を搬入動作時および搬出動作時の基板Wの浮上量h2より小さくしても基板Wが熱処理ステージ2と接触することが無いようにすることができる。そして、たとえば、加熱処理動作時に下流方向へ基板Wを移動させながら基板Wを加熱することにより、搬入動作時および搬出動作時の搬送距離を縮めることができるため、熱処理装置1による処理時間を短縮することできる。また、たとえば、基板WをY軸方向に往復動させることによって、基板W上の塗布膜を揺動させて均すようにすることも考えられる。ただし、この場合は、Y軸方向の移動を停止させる場合に比べて浮上量h1を高く設定する必要がある。
なお、本実施形態では、加熱処理動作時は基板WのY軸方向の移動を停止させ、また、加熱処理動作時の浮上量h1が約30um、搬入動作時および搬出動作時の浮上量h2が約100umとなるように制御し、基板Wの熱処理を行っている。
なお、加熱処理動作には、基板Wを振動板部20に着地させ、浮上量をゼロにして塗布膜の乾燥を行っても良い。この場合、基板が超音波振動することに起因する塗布膜の膜厚ムラを完全に無くすことができる。ただし、基板Wと振動板部20とが密着するおそれがあるため、搬出動作のために浮上量がh2となるまで基板Wを浮上させるまでに時間がかかり、熱処理装置1による処理時間が延びるおそれがある。
図3は、他の実施形態における基板の浮上量の制御方法である。
本実施形態では、出力可変である制御部42の出力を変更し、加熱処理動作持の基板Wの浮上量h1と搬入動作時および搬出動作時の基板Wの浮上量h2とを切り替えているが、図3のように、出力が固定された2つの制御部42aおよび制御部42bを準備しておき、スイッチ43により加熱処理動作時と搬入動作時および搬出動作時とで接続する制御部を切り替える方法をとっても良い。具体的には、制御部42aでは基板Wの浮上量をh1とする出力を超音波振動子41に与え、また、制御部42bでは基板Wの浮上量をh2とする出力を超音波振動子41に与えるように設定しておき、加熱処理動作持はスイッチ43を制御部42aと接続し、また、搬入動作時および搬出動作時はスイッチ43を制御部42bと接続するように切り替えても良い。
図4は、本実施形態における浮上量変更動作を示す模式図である。図4では、簡略化のために、搬送装置3などの記載を省略している。
前の工程の処理装置もしくは、一つ前の熱処理ステージ2(以降、「前の装置」と呼ぶ)にはセンサ61が、熱処理ステージ2にはセンサ62が設けられ、ともに基板Wの有無を検出する。
まず、図4(a)に示すように前の装置から基板Wが搬出され、その途中にセンサ61が基板Wを検知すると、制御部42は搬入動作を行うための出力を振動板部20に与える。ここで、センサ61が基板Wを検知する前に振動板部20の振動がオフになっていても、センサ61が基板Wを検知した際に振動が開始すれば、基板Wを前の装置から受け入れる準備が完了する。そして前の装置から基板Wを搬入する。
次に、前の装置から搬出された基板Wを搬入動作により搬入し、所定位置まで到達したところで搬入動作が完了し、ハンド51が基板Wから退避する。ハンド51が退避した後、図4(b)に示すようにセンサ62が基板Wを検知し、基板Wが正常に搬送されたことを確認した後、基板Wの浮上量がh2からh1になるように、制御部42の出力が低くなる。
図4(c)に示すように基板Wの浮上量がh1となった後、所定時間分この状態が維持されることにより、基板Wの振幅が小さい状態が維持される。この動作が、加熱処理動作となる。
なお、センサ61もしくはセンサ62の片方だけを設け、基板Wの浮上量を制御しても良い。この場合、センサ61もしくはセンサ62が基板Wを検知した時点から所定の時間経過後に制御部42の出力を変更するようにすると良い。
また、センサ61およびセンサ62の両方を用いずに、基板Wの浮上量を制御しても良い。この場合、前の装置においてハンド51が基板Wを把持した時点、もしくは、熱処理ステージ2においてハンド51が基板Wから退避した時点を基準とし、その時点から所定の時間経過後に制御部42の出力を変更するようにすると良い。
また、前の装置から基板Wを熱処理ステージ2に搬入する際に基板Wの端部のたわみが懸念され、基板Wと振動板部20とが接触するおそれがある場合は、搬入動作時の基板Wの浮上量h2よりもさらに高い浮上量となるように振動板部20に振動を与えておき、前の装置から基板Wを搬入しても良い。この場合、センサ61が基板Wを検出してから所定時間経過後に基板Wの浮上量をh2にするように制御すると良い。
以上の熱処理ステージ2による基板Wの加熱動作のフローについて、図5に示す。
まず、前の装置から基板Wが搬出される(ステップS1)。このとき、上述の通り、基板が搬出されるタイミングの確認は、図4に示すセンサ61を用いても良く、また、搬出時の所定時間はその後の基板Wの浮上量h2よりもさらに高い浮上量となるようにして搬入し、基板Wと振動板部20とが接触するおそれを軽減しても良い。
次に、搬入動作によって搬送装置3のハンド51が振動板部20上に基板Wを搬入する(ステップS2)。この工程を搬入工程と呼ぶ。このときの基板Wの浮上量は、図2(b)で示す浮上量h2である。
次に、基板Wが振動板部20上の所定位置に到達すると、搬入動作は完了して基板Wの移動は停止する。そして、ハンド51が基板Wから退避する(ステップS3)。このとき、上述の通り、基板Wが到達したかどうかをセンサ62で確認し、万が一基板の到達を確認できなかった場合は、熱処理装置1全体の動作を停止し、アラームを出力しても良い。
ハンド51が基板Wから退避した後、制御部42により出力を調節し、基板Wの浮上量をh1に変更する(ステップS4)。この浮上量の変更のタイミングは、上述の通り、センサ61もしくはセンサ62が基板Wを検知した時点を基準としても良い。
基板Wの浮上量がh1に変更された後、この浮上量で基板Wが浮上して静定した状態が維持され、ヒータ部30により加熱された振動板部20が基板Wを一定時間加熱する(ステップS5)。この加熱する動作が、本発明で言う加熱処理動作であり、加熱処理動作を行う工程を加熱処理工程と呼ぶ。
加熱処理工程が完了した後、基板Wの搬出に備えて、制御部42により出力を調節し、基板Wの浮上量をh2に変更する(ステップS6)。
次に、ハンド51が基板Wに接近し、基板Wを把持する(ステップS7)。
最後に、搬出動作によってハンド51が基板Wを搬送することにより、次の熱処理ステージ2へ、または、次工程の処理装置へ基板Wを搬出する(ステップS8)。この工程を搬出工程と呼ぶ。
図6は、本発明の熱処理ステージ2を複数配列して塗布膜焼成ラインを形成した熱処理装置1の一例である。熱処理装置1は、上流側の塗布装置Dにより基板Wに塗布された塗布膜の乾燥の工程だけでなく、ヒータユニット31の設定温度をさらに高くして、塗布膜の焼成に適用することも可能である。また、ヒータユニット31内のカートリッジヒータなどを冷却材に置き換え、ヒータユニット31を冷却ユニットとして用いることにより、基板Wの冷却にも適用可能である。こうすることにより、基板Wの乾燥、焼成、冷却の工程を本発明の熱処理装置1のみで形成することが可能である。
この場合、全ての熱処理ステージ2において加熱処理動作時と搬入動作時および搬出動作時の基板Wの浮上量を変更する必要は無いが、少なくとも塗布装置Dで塗布を行った直後の熱処理ステージ2では基板Wの浮上量の変更を行う必要がある。この理由は、以下の通りである。
塗布装置Dにより塗布を行った直後の基板上の塗布膜は、溶剤を多く含み、粘度が低い(流動性が高い)状態である。このように塗布膜の粘度が低い状態であると、基板Wが超音波浮上を受けたときの基板W自身の振動の影響により、振動の腹の位置へ塗布液が集まろうとする傾向が強い。
一方、熱処理ステージ2を複数個配列し、塗布膜の乾燥、焼成を進めるにしたがって、塗布膜内の溶剤は揮発し、粘度が高くなるため、基板Wの振動の影響を受けにくくなる。また、焼成により塗布膜の固化が進行している状態では、塗布液の流動はほとんど無くなるため、基板Wの振動の影響を全く受けなくなる。
したがって、もっとも塗布液の粘度が低く、膜厚ムラが発生しやすい乾燥初期時において、超音波振動の影響を抑えることができれば、本発明の熱処理装置1の目的を達成することができる。
このように、乾燥初期時において超音波振動の影響を抑えることができれば、以降の熱処理ステージ2では、浮上量の変更は行わずに搬入動作時および搬出動作時に必要な浮上量h2と等しい高さに加熱処理動作時の浮上量h1を設定しても構わない。
ここで、本実施形態では、熱処理ステージ2上で基板Wを所定時間浮上させた後、搬送装置3により基板Wを次の熱処理ステージ2に搬送するという動作を繰り返して行うことにより、基板Wへの熱処理を行っている。そして、図6で示す加熱乾燥の温度条件下で基板W上の塗布膜が基板Wの振動の影響を受けにくくなる粘度に達するために必要な加熱処理動作の時間は、事前の検証により決定しており、この時間をもとに、浮上量h2よりも低い浮上量h1で加熱処理動作を行う熱処理ステージ2の最低限の個数を決定している。
具体的には、たとえば、各熱処理ステージ2上で基板Wを浮上させる時間が30秒であり、そして、基板W上の塗布膜が基板Wの振動の影響を受けにくくなる粘度に達するために必要な加熱処理動作の時間が50秒であった場合は、浮上量h1で加熱処理動作を行う熱処理ステージ2を2個配列すれば浮上量h1で加熱処理動作を行う時間を60秒にすることができ、その間に塗布膜を基板Wの振動の影響を受けにくい粘度にすることができる。そのため、熱処理装置の最上流には浮上量h1で加熱処理動作を行う熱処理ステージ2を2個以上配列するようにしている。
また、本実施形態では、複数の熱処理ステージ2を配列し、熱処理装置1を形成しているが、1個の熱処理ステージ2のみ設けて熱処理装置1を形成しても良い。この場合でも、上述の通り加熱処理動作時の基板Wの浮上量をこの熱処理ステージ2への搬入動作持およびこの熱処理ステージ2からの搬出動作時の浮上量より小さくすることにより、基板Wの超音波振動に起因する膜厚ムラを抑えつつ、基板W上の塗布膜を加熱乾燥させることが可能である。
以上説明した熱処理装置によれば、膜厚ムラを抑えて基板上の塗布膜を加熱し、乾燥させることが可能である。
1 熱処理装置
2 熱処理ステージ
3 搬送装置
20 振動板部
30 ヒータ部
31 ヒータユニット
32 スペーサ
33 ヒータ集合体
40 超音波発生部
41 超音波振動子
42 制御部
42a 制御部
42b 制御部
43 スイッチ
51 ハンド
52 進退機構
61 センサ
62 センサ
90 浮上加熱乾燥装置
91 振動板部
92 ヒータ部
93 超音波発生部
94 搬送装置
a 振幅
a1 振幅
a2 振幅
D 塗布装置
h1 浮上量
h2 浮上量
M 塗布膜
W 基板

Claims (5)

  1. 塗布膜が形成された基板を超音波振動浮上させた状態で基板上の当該塗布膜の加熱乾燥を行う熱処理装置であって、
    基板を浮上させる熱処理ステージと、
    前記熱処理ステージへの基板の搬入および前記熱処理ステージからの基板の搬出を行う搬送装置と、
    を有し、
    前記熱処理ステージは、
    基板を超音波振動浮上させる振動板部と、
    前記振動板部に超音波振動を与える超音波発生部と、
    を有し、
    前記熱処理ステージ上で基板を浮上させた状態で基板を加熱する、加熱処理動作と、
    基板が浮上した状態において、前記搬送装置によって前記熱処理ステージへ基板を搬入する搬入動作と、
    基板が浮上した状態において、前記搬送装置によって前記熱処理ステージから基板を搬出する搬出動作と、
    が行われ、
    前記超音波発生部は、前記加熱処理動作のときの振幅が前記搬入動作および前記搬出動作のときの振幅よりも小さくなるよう、制御されることを特徴とする、熱処理装置。
  2. 塗布膜が形成された基板を超音波振動浮上させた状態で基板上の当該塗布膜の加熱乾燥を行う熱処理装置であって、
    基板を浮上させる複数の熱処理ステージと、
    各前記熱処理ステージへの基板の搬入および各前記熱処理ステージからの基板の搬出を行う搬送装置と、
    を有し、
    前記熱処理ステージは、
    基板を超音波振動浮上させる振動板部と、
    前記振動板部に超音波振動を与える超音波発生部と、
    を有し、
    前記熱処理ステージ上で基板を浮上させた状態で基板を加熱する、加熱処理動作と、
    基板が浮上した状態において、前記搬送装置によって前記熱処理ステージへ基板を搬入する搬入動作と、
    基板が浮上した状態において、前記搬送装置によって前記熱処理ステージから基板を搬出する搬出動作と、
    が行われ、
    複数の前記熱処理ステージのうち少なくとも他の処理装置で処理を行った後、最初に基板が搬入される前記熱処理ステージにおいて、前記超音波発生部は、前記加熱処理動作のときの振幅が前記搬入動作および前記搬出動作のときの振幅よりも小さくなるよう、制御されることを特徴とする、熱処理装置。
  3. 前記加熱処理動作のときの前記超音波発生部の振幅が前記搬入動作および前記搬出動作のときの前記超音波発生部の振幅よりも小さい前記熱処理ステージでは、前記加熱処理動作において基板の搬送方向への基板の移動が停止した状態であることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の熱処理装置。
  4. 前記加熱処理動作のときの前記超音波発生部の振幅が前記搬入動作および前記搬出動作のときの前記超音波発生部の振幅よりも小さい前記熱処理ステージでは、前記加熱処理動作のときの前記超音波発生部の振幅はゼロであることを特徴とする、請求項3に記載の熱処理装置。
  5. 基板を超音波振動浮上させる振動板部と、前記振動板部に超音波振動を与える超音波発生部と、を有し基板を浮上させる熱処理ステージと、
    前記熱処理ステージへの基板の搬入および前記熱処理ステージからの基板の搬出を行う搬送装置と、
    を有する熱処理装置によって、塗布膜が形成された基板を超音波振動浮上させた状態で基板上の当該塗布膜の加熱乾燥を行う熱処理方法であって、
    前記熱処理ステージ上で基板を浮上させた状態で基板を加熱する、加熱処理工程と、
    基板が浮上した状態において、前記搬送装置によって前記熱処理ステージへ基板を搬入する搬入工程と、
    基板が浮上した状態において、前記搬送装置によって前記熱処理ステージから基板を搬出する搬出工程と、
    を有し、
    前記加熱処理工程のときの前記超音波発生部の振幅が前記搬入工程および前記搬出工程のときの前記超音波発生部の振幅よりも小さくなるよう、制御することを特徴とする、熱処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020026823A1 (ja) * 2018-08-01 2020-02-06 株式会社ニコン ミスト発生装置、並びにミスト成膜方法、及びミスト成膜装置

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