JP2018074011A - 圧電駆動装置、圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよび圧電駆動装置の製造方法 - Google Patents

圧電駆動装置、圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよび圧電駆動装置の製造方法 Download PDF

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智明 ▲高▼橋
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友寿 岩▲崎▼
Tomohisa Iwasaki
友寿 岩▲崎▼
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Abstract

【課題】大きな駆動力を発揮することのできる圧電駆動装置、圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよび圧電駆動装置の製造方法を提供する。【解決手段】圧電駆動装置は、圧電体と前記圧電体に配置されている電極とを有する圧電素子を備え、前記圧電体と前記電極とが並ぶ方向である第1方向に直交する第2方向に振動する振動部を有し、前記振動部の前記第1方向の長さをL1とし、前記振動部の前記第2方向の長さをL2としたとき、L1/L2は、1/5以上、10/7以下の範囲内である。【選択図】図2

Description

本発明は、圧電駆動装置、圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよび圧電駆動装置の製造方法に関するものである。
従来から、圧電アクチュエーターとして、例えば、特許文献1に記載の構成が知られている。特許文献1の圧電アクチュエーターは、圧電素子を備える複数の振動子が積層された構成となっている。このように、複数の振動子を積層することで、振動子が1つの場合よりも大きな駆動力を発生させることができる。
特開2006−340503号公報
しかしながら、特許文献1の圧電アクチュエーターでは、圧電アクチュエーターの長さと厚さの関係については、何ら検討されていない。そこで、本願発明者は、鋭意検討を重ねた結果、圧電アクチュエーターの長さと厚さの関係を所定の関係とすることで、より大きな駆動力を発生させることができることを見出した。
本発明の目的は、大きな駆動力を発揮することのできる圧電駆動装置、圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよび圧電駆動装置の製造方法を提供することにある。
上記目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の圧電駆動装置は、圧電体と前記圧電体に配置されている電極とを有する圧電素子を備え、前記圧電体と前記電極とが並ぶ方向である第1方向に直交する第2方向に振動する振動部を有し、
前記振動部の前記第1方向の長さをL1とし、前記振動部の前記第2方向の長さをL2としたとき、
L1/L2は、1/5以上、10/7以下の範囲内であることを特徴とする。
これにより、第2方向の振動に、第1方向の振動が重畳し易くなり、第2方向により大きく変位する。そのため、大きな駆動力を発揮することのできる圧電駆動装置が得られる。
本発明の圧電駆動装置では、前記振動部は、前記圧電素子が配置されている基板を有していることが好ましい。
これにより、基板によって振動部の強度を高めることができる。
本発明の圧電駆動装置では、前記基板には、複数の前記圧電素子が配置されていることが好ましい。
これにより、第2方向と異なる方向(前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向)にも振動部を振動させることができる。
本発明の圧電駆動装置では、前記振動部は、前記基板と前記圧電素子とを備える振動部ユニットを複数有し、
複数の前記振動部ユニットは、前記第1方向に沿って積層されていることが好ましい。
これにより、より大きな駆動力を発生させることができる。
本発明の圧電駆動装置では、前記第1方向に1次で振動する振動モードである第1方向1次振動モードの共振周波数をf1とし、前記第2方向に1次で振動する振動モードである第2方向1次振動モードの共振周波数をf2としたとき、
f1/f2は、0.8以上、1.2以下の範囲内にあることが好ましい。
これにより、第2方向の振動に、第1方向の振動が重畳し易くなる。
本発明の圧電駆動装置では、前記振動部に設けられ、前記振動部から前記第2方向に向けて突出する突出部を有することが好ましい。
これにより、例えば、突出部を対象物に接触させることで、突出部を介して振動部の振動を対象物に効率的に伝達することができる。
本発明の圧電駆動装置では、前記振動部は、前記第2方向に振動すると共に、前記第1方向と前記第2方向とにそれぞれ交差する第3方向に振動することが好ましい。
これにより、駆動部をS字状に屈曲振動させることができ、例えば、ローター等の回転体を効率的に回転させることができる圧電駆動装置となる。
本発明の圧電モーターは、本発明の圧電駆動装置を備えていることを特徴とする。
これにより、本発明の圧電駆動装置の効果を享受でき、信頼性の高い圧電モーターとなる。
本発明のロボットは、本発明の圧電駆動装置を備えていることを特徴とする。
これにより、本発明の圧電駆動装置の効果を享受でき、信頼性の高いロボットとなる。
本発明の電子部品搬送装置は、本発明の圧電駆動装置を備えていることを特徴とする。
これにより、本発明の圧電駆動装置の効果を享受でき、信頼性の高い電子部品搬送装置となる。
本発明のプリンターは、本発明の圧電駆動装置を備えていることを特徴とする。
これにより、本発明の圧電駆動装置の効果を享受でき、信頼性の高いプリンターとなる。
本発明の圧電駆動装置の製造方法は、圧電体と前記圧電体に配置されている電極とを有する圧電素子を備え、前記圧電体と前記電極とが並ぶ方向である第1方向に直交する第2方向に振動し、前記第1方向の長さをL1とし、前記第2方向の長さをL2としたとき、L1/L2が、1/5以上、10/7以下の範囲内である振動部を形成する工程を含むことを特徴とする。
これにより、第2方向の振動に、第3方向の振動が重畳し易くなり、第2方向により大きく変位し、大きな駆動力を発揮することのできる圧電駆動装置が得られる。
本発明の第1実施形態に係る圧電モーターの全体構成を示す平面図である。 図1に示す圧電モーターが有する圧電駆動装置を示す斜視図である。 図2に示す圧電駆動装置が有する振動子を示す斜視図である。 図3中のA−A線断面図である。 図3中のB−B線断面図である。 図3中のC−C線断面図である。 図3に示す振動子の基端部を示す斜視図である。 図1に示す圧電モーターの駆動を説明する概略図である。 振動部の第1方向1次振動モードを示す斜視図である。 振動部の第2方向1次振動モードを示す斜視図である。 振動部の厚さと振動部の振幅の関係を示すグラフである。 振動子のサイズを示す斜視図である。 振動部の厚さと共振周波数f1、f2との関係を示すグラフである。 図2に示す圧電駆動装置の変形例を示す斜視図である。 図2に示す圧電駆動装置の変形例を示す斜視図である。 図2に示す圧電駆動装置の変形例を示す斜視図である。 図2に示す圧電駆動装置の製造方法を示す図である。 図2に示す圧電駆動装置の製造方法を示す斜視図である。 図2に示す圧電駆動装置の製造方法を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る電子部品搬送装置を示す斜視図である。 図21に示す電子部品搬送装置が有する電子部品保持部を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るプリンターの全体構成を示す概略図である。
以下、本発明の圧電駆動装置、圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよび圧電駆動装置の製造方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る圧電モーターについて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧電モーターの全体構成を示す平面図である。図2は、図1に示す圧電モーターが有する圧電駆動装置を示す斜視図である。図3は、図2に示す圧電駆動装置が有する振動子を示す斜視図である。図4は、図3中のA−A線断面図である。図5は、図3中のB−B線断面図である。図6は、図3中のC−C線断面図である。図7は、図3に示す振動子の基端部を示す斜視図である。図8は、図1に示す圧電モーターの駆動を説明する概略図である。図9は、振動部の第1方向1次振動モードを示す斜視図である。図10は、振動部の第2方向1次振動モードを示す斜視図である。図11は、振動部の厚さと振動部の振幅の関係を示すグラフである。図12は、振動子のサイズを示す斜視図である。図13は、振動部の厚さと共振周波数f1、f2との関係を示すグラフである。図14ないし図16は、それぞれ、図2に示す圧電駆動装置の変形例を示す斜視図である。図17は、図2に示す圧電駆動装置の製造方法を示す図である。図18および図19は、それぞれ、図2に示す圧電駆動装置の製造方法を示す斜視図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の紙面手前側を「上」とも言い、図1中の紙面奥側を「下」とも言う。また、圧電駆動装置のローター側を「先端側」とも言い、ローターと反対側を「基端側」とも言う。また、図1ないし図10に示すように、互いに直交する3方向を第1方向z、第2方向yおよび第3方向xとする。
図1に示す圧電モーター100(超音波モーター)は、回動軸Oまわりに回転可能な被駆動部(従動部)としてのローター110と、ローター110の外周面111に当接する圧電駆動装置1(圧電アクチュエーター)と、を有している。このような圧電モーター100では、圧電駆動装置1を振動させることで、ローター110を回動軸Oまわりに回転させることができる。
なお、圧電モーター100の構成としては図1の構成に限定されない。例えば、ローター110の周方向に沿って複数の圧電駆動装置1を配置し、複数の圧電駆動装置1の駆動によってローター110を回転させてもよい。このような構成によれば、より大きい駆動力(トルク)、より速い回転速度でローター110を回転可能な圧電モーター100となる。また、本実施形態では、被駆動部として回転移動するローター110を用いているが、被駆動部は、ローター110に限定されない。例えば、被駆動部として直線移動するものを用いてもよい。
また、圧電駆動装置1は、圧電体52と圧電体52に配置されている電極としての第1、第2電極51、53とを有する圧電素子5を備え、圧電体52と第1、第2電極51、53とが並ぶ方向である第1方向zに直交する第2方向yに振動する振動部210を有し、図2に示すように、振動部210の第1方向zの長さ(厚さ)をL1とし、振動部210の第2方向yの長さをL2としたとき、L1/L2は、1/5以上、10/7以下の範囲内である。このような関係を満足することで、後に詳細に説明するように、第2方向yの振動に第1方向zの振動が重畳し易くなり、振動部210が第2方向yにより大きく変位する。そのため、より大きな駆動力を発揮することのできる圧電駆動装置1となる。以下、このような圧電駆動装置1について詳細に説明する。
図2に示すように、圧電駆動装置1は、複数の振動子2が積層した積層体200を有し、この積層体200は、振動部210と、振動部210を支持する支持部220と、振動部210および支持部220を接続する一対の接続部230と、を有している。また、圧電駆動装置1は、振動部210に設けられ、振動部210から第2方向yに向けて突出する突出部240を有している。突出部240は、振動部210の振動をローター110に伝達する部位(伝達部)であり、図1に示すように、その先端面がローター110の外周面111に接触している。そのため、振動部210が振動すると、その振動が突出部240を介してローター110に伝わり、ローター110が回動軸Oまわりに回転する。このような突出部240を設けることで、振動部210の振動を効率的かつ確実にローター110に伝達することができる。
次に、複数の振動子2について説明する。複数の振動子2は、互いに同様の構成であるため、以下では、説明の便宜上、1つの振動子2について代表して説明し、他の振動子2については、その説明を省略する。
図3に示すように、振動子2は、対向配置された第1基板3および第2基板4と、これら第1、第2基板3、4の間に位置し、接着剤を介して接合された圧電素子5および層間部6と、を有している。
また、第1基板3は、基板としての振動板31と、振動板31を支持する支持板32と、振動板31および支持板32を接続する一対の接続部33と、を有している。同様に、第2基板4は、基板としての振動板41と、振動板41を支持する支持板42と、振動板41および支持板42を接続する一対の接続部43と、を有している。第1基板3および第2基板4は、実質的に同じ形状および大きさを有しており、圧電素子5を挟んで振動板31、41が配置され、層間部6を挟んで支持板32、42が配置されている。そして、振動板31、圧電素子5および振動板41の積層体で振動部ユニット21が構成され、支持板32、層間部6および支持板42の積層体で支持部ユニット22が構成されている。
また、各振動子2の振動部ユニット21が第1方向z(振動子2の厚さ方向)に沿って積層して振動部210が構成され、各振動子2の支持部ユニット22が第1方向zに沿って積層して支持部220が構成されている。そのため、振動部210は、圧電素子5が配置されている振動板31、41を有している。これにより、振動板31、41が補強板として機能し、振動部210の強度を高めることができる。また、振動部210は、振動板31、41と圧電素子5とを備える振動部ユニット21を複数有し、複数の振動部ユニット21は、第1方向zに沿って積層されている。このように、振動部ユニット21を複数有することで、圧電素子5を複数設けることができ、その分、各圧電素子5を薄くすることができる。そのため、各圧電素子5の電界効率を高くすることができ、低電力で大きな駆動力を発生させることができる。
第1基板3および第2基板4としては、特に限定されないが、例えば、シリコン基板を用いることができる。これにより、例えば、エッチング等によって、高い寸法精度で第1基板3および第2基板4を形成することができる。また、振動子2の製造にシリコンウエハプロセス(MEMSプロセス)を用いることができ、振動子2を効率的に製造することができる。
なお、図示しないが、第1基板3および第2基板4の表面(特に、圧電素子5が配置されている面)には絶縁層が設けられている。例えば、第1基板3および第2基板4としてシリコン基板を用いる場合、絶縁層は、シリコン基板の表面を熱酸化して形成した酸化シリコンで構成することができる。
次に、振動部ユニット21について説明する。振動部ユニット21は、振動子2の厚さ方向から見た平面視で、略長方形状(長手形状)をなしている。ただし、振動部ユニット21の形状としては、その機能を発揮することができる限り、特に限定されない。
図3に示すように、圧電素子5は、振動板31と振動板41との間に位置しており、振動板31との間に配置された絶縁性の接着剤7を介して振動板31と接合され、振動板41との間に配置された絶縁性の接着剤7を介して振動板41と接合されている。なお、接着剤7としては、特に限定されず、例えば、エポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系、ユリア樹脂系、メラミン樹脂系、フェノール樹脂系、エステル樹脂系等の各種熱硬化性樹脂系の接着剤、酢酸ビニル樹脂系、ポリビニルアルコール系、エチレン酢酸ビニル樹脂系、塩化ビニル樹脂系、アクリル樹脂系、ポリアミド系、セルロース系、ポリビニルピロリドン系、ポリスチレン系等の各種熱可塑性樹脂系の接着剤等を用いることができる。
また、圧電素子5は、5つの圧電素子5a、5b、5c、5d、5eを含んでいる。すなわち、振動板31、41には、複数の圧電素子5a、5b、5c、5d、5eが配置されている。これにより、第2方向yと異なる方向(第1方向zおよび第2方向yに交差する第3方向x)にも振動部210を振動させることができる。そのため、後述するように、振動部210をS字状に屈曲振動させることができ、ローター110を効率的に回転させることができる。
図1に示すように、圧電素子5eは、振動部ユニット21の幅方向の中央部において、振動部ユニット21の長手方向に沿って配置されている。この圧電素子5eに対して振動部ユニット21の幅方向の一方側には圧電素子5a、5bが振動部ユニット21の長手方向に沿って配置され、他方側には圧電素子5c、5dが振動部ユニット21の長手方向に沿って配置されている。
また、図4ないし図6に示すように、5つの圧電素子5a、5b、5c、5d、5eは、それぞれ、圧電体52と、圧電体52の上面(振動板31側の主面)に設けられた第1電極51と、圧電体52の下面(振動板41側の主面)に設けられた第2電極53と、を有している。
第1電極51は、圧電素子5a、5b、5c、5d、5eに共通して設けられた共通電極である。一方、第2電極53は、圧電素子5a、5b、5c、5d、5eごとに個別に設けられた個別電極である。また、圧電体52は、圧電素子5a、5b、5c、5d、5eに共通して一体的に設けられている。なお、圧電体52は、圧電素子5a、5b、5c、5d、5eごとに個別に設けられていてもよい。また、本実施形態とは逆に、第1電極51が圧電素子5a、5b、5c、5d、5eごとに個別に設けられ、第2電極53が圧電素子5a、5b、5c、5d、5eに共通して設けられていてもよい。
圧電体52は、振動部ユニット21の厚さ方向に沿った方向の電界が印加されることで振動部ユニット21の長手方向に沿った方向に伸縮する。このような圧電体52の構成材料としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、タングステン酸ナトリウム、酸化亜鉛、チタン酸バリウムストロンチウム(BST)、タンタル酸ストロンチウムビスマス(SBT)、メタニオブ酸鉛、スカンジウムニオブ酸鉛等の圧電セラミックスを用いることができる。圧電セラミックスで構成された圧電体52は、例えば、バルク材料から形成してもよいし、ゾル−ゲル法やスパッタリング法を用いて形成してもよいが、バルク材料から形成することが好ましい。これにより、振動子2の製造が容易となる。なお、圧電体52の構成材料としては、上述した圧電セラミックスの他にも、ポリフッ化ビニリデン、水晶等を用いてもよい。
本実施形態では、圧電体52は、バルク材料から形成されている。この場合、圧電体52の厚さとしては、特に限定されないが、例えば、100μm以上、600μm以下とすることが好ましい。
第1電極51および第2電極53の構成材料としては、導電性を有していれば、特に限定されず、例えば、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、金(Au)、白金(Pt)、イリジウム(Ir)、銅(Cu)、チタン(Ti)、タングステン(W)等の金属材料、またはこれらのうちの少なくとも1種を含む合金(例えば、チタン(Ti)/タングステン(W)系合金、銅(Cu)/アルミニウム(Al)系合金等)、金属間化合物が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば2層以上の積層体として)用いることができる。また、第1電極51および第2電極53は、それぞれ、蒸着、スパッタリング等により形成することができる。
次に、支持部ユニット22について説明する。図3に示すように、支持部ユニット22は、平面視で、振動部ユニット21の基端側を囲むU字形状となっている。ただし、支持部ユニット22の形状や配置としては、その機能を発揮することができる限り、特に限定されない。
また、図3に示すように、層間部6は、支持板32と支持板42との間に位置し、支持板32との間に配置された絶縁性の接着剤7を介して支持板32と接合され、支持板42との間に配置された絶縁性の接着剤7を介して支持板42と接合されている。このような層間部6は、絶縁性を有している。また、層間部6の厚さは、圧電素子5の厚さとほぼ等しい。
層間部6としては、特に限定されず、例えば、ジルコニア、アルミナ、チタニア等の各種セラミックス、各種金属材料、シリコン、各種樹脂材料等を用いることができる。これらの中でも、各種セラミックス、各種金属材料、シリコンを用いることが好ましく、これにより、硬質な層間部6が得られる。ただし、金属材料を用いる場合には、層間部6に絶縁性を付与するために、例えば、その表面に絶縁処理を施す等の加工が必要となる。また、シリコンを用いることで、シリコンウエハプロセスを用いて層間部6を配置することができるため、振動子2を効率的に製造することができる。
なお、図4ないし図6に示すように、第1基板3の内面(圧電素子5側の面)には圧電素子5の第1電極51と電気的に接続された配線91が設けられており、第2基板4の内面(圧電素子5側の面)には圧電素子5の各第2電極53と電気的に接続された配線92、93、94、95、96が設けられている。そして、図7に示すように、これら配線91、92、93、94、95、96は、支持部ユニット22の基端側の側面221に端子部90として露出している。そのため、端子部90を介して圧電素子5を外部と電気的に接続することができる。
図示しない電源部より供給される駆動信号を端子部90、配線91、92、93、94、95、96を介して第1電極51と第2電極53との間に印加すると、それに応じて圧電素子5a、5b、5c、5d、5eが振動し、振動子2が振動する。
このような構成の圧電駆動装置1は、次のようにして駆動する。ただし、圧電駆動装置1の駆動方法は、下記の方法に限定されない。例えば、所定の周波数の駆動信号(例えば、後述する共振周波数f2と等しい交番電圧)を、圧電素子5a、5dと圧電素子5b、5cとの位相差が180°となり、圧電素子5a、5dと圧電素子5eとの位相差が30°となるように各圧電素子5a、5b、5c、5d、5eに印加すると、図8に示すように、各圧電素子5a、5b、5c、5d、5eがそれぞれ伸縮し、振動部210がS字形状に屈曲変形する。すなわち、振動部210は、第2方向y(振動部210の長手方向)に振動すると共に、第1方向zと第2方向yとに交差する第3方向x(振動部210の幅方向)に振動する。これにより、伝達部23の先端が楕円運動し、その結果、ローター110が回動軸Oまわりに矢印方向に回転する。なお、例えば、圧電素子5a、5dとの位相差が210°となるように圧電素子5eに駆動信号を印加すれば、ローター110を逆回転させることができる。
次に、上記のような振動部210の第2方向yへの伸縮変形を大きくし、より大きな駆動力を得るための特徴について説明する。前述したように、圧電駆動装置1では、振動部210の第1方向zの長さ(厚さ)をL1とし、振動部210の第2方向yの長さをL2としたとき、(1/5)・L2≦L1≦(10/7)・L2の関係を満足している。このように、L1とL2との差を小さくすることで、図9に示すような、第1方向zに1次で振動する第1方向1次振動モードの共振周波数と、図10に示すような、第2方向yに1次で振動する第2方向1次振動モードの共振周波数との差が小さくなり、第2方向1次振動モードに第1方向1次振動モードが重畳し易くなる。言い換えると、振動部210を、第2方向1次振動モードで振動させる際に、第2方向1次振動モードと共に、第1方向1次振動モードが発生し易くなる。このように、第2方向1次振動モードに第1方向1次振動モードが重畳すると、振動部210が第2方向1次振動モードだけで振動する場合と比較して、振動部210の第2方向yへの伸縮変形が増大する。そのため、より大きな駆動力を発生させることのできる圧電駆動装置1となる。
なお、第1方向zに1次で振動する振動モードである第1方向1次振動モードの共振周波数をf1とし、第2方向yに1次で振動する振動モードである第2方向1次振動モードの共振周波数をf2としたとき、f1/f2は、0.8以上、1.2以下の範囲内であることが好ましく、0.9以上、1.1以下の範囲内であることがより好ましく、0.95以上、1.05以下の範囲内であることがさらに好ましい。このような関係を満足することで、第2方向1次振動モードに、第1方向1次振動モードがより重畳し易くなる。そのため、より確実に、より大きな駆動力を発生させることのできる圧電駆動装置1となる。
次に、上記の効果について、図11に示すグラフに基づいて説明する。図11に示すグラフは、振動部210の厚さL1を変化させたときの伝達部23の振幅(前述した駆動方法で駆動させたときの第2方向yの振幅および第3方向xの振幅)の変化を示すシミュレーション結果である。なお、振動部210の厚さL1は、振動子2の積層数を変えることで調整した。また、このシミュレーションに用いた振動子2の振動部ユニット21のサイズは、図12に示すように、長さ(第2方向yの長さ)が7mm、幅(第3方向xの長さ)が1.6mm、厚さ(第1方向zの長さ)が0.5mm(圧電素子5が0.3mm、振動板31、41がそれぞれ0.1mm)である。また、図11に示すグラフは、振動子2の積層数が1のときの振幅を100%として規格化されている。
図11に示すグラフから、L1/L2が、1/5以上、10/7以下の範囲内にある場合、すなわち、領域S1内に位置する場合であれば、第2方向yの振幅がほとんどの領域で100%を超え、第2方向yに大きな伸縮変形が生じていることが分かる。また、L1/L2が、5/7以上、7.5/7以下の範囲内にある場合、すなわち、領域S2内に位置する場合であれば、第2方向yの振幅が150%を超え、第2方向yにより大きな伸縮変形が生じていることが分かる。また、L1/L2が、6/7以上、7.25/7以下の範囲内にある場合、すなわち、領域S3内に位置する場合であれば、第2方向yの振幅が170%を超え、第2方向yにさらに大きな伸縮変形が生じていることが分かる。このことから、L1/L2が、1/5以上、10/7以下の範囲内にあれば、振動部210の第2方向yへの伸縮変形を増大させることができ、この範囲の中でも、5/7以上、7.5/7以下の範囲内とすることで、振動部210の第2方向yへの伸縮変形をより増大させることができ、6/7以上、7.25/7以下の範囲内とすることで、振動部210の第2方向yへの伸縮変形をさらに増大させることができると言える。
また、図13は、振動部210の厚さと、第1方向1次振動モードの共振周波数f1および第2方向1次振動モードの共振周波数f2と、の関係を示すグラフである。同図に示すグラフから、振動部210の第2方向yに沿った長さ(長手方向の長さ)L2と第1方向zに沿った長さ(厚さ)L1との差が小さくなる程、共振周波数f1と共振周波数f2との差が小さくなることが分かる。そのため、前述したように、L1/L2が、1/5以上、10/7以下、好ましくは、5/7以上、7.5/7以下、より好ましくは、6/7以上、7.25/7以下の範囲内であることで、すなわち、L1、L2の差をより小さくすることで、振動部210を第2方向1次振動モードで振動させる際に、第2方向1次振動モードと共に、第1方向1次振動モードが発生し易くなることが分かる。
以上、圧電駆動装置1について説明した。なお、圧電駆動装置1の構成としては、本実施形態の構成に限定されない。例えば、図14に示すように、圧電駆動装置1は、1つの振動子2を有している構成であってもよい。また、図15に示すように、圧電駆動装置1は、1つの振動子2を有し、振動板31、41の間に、複数の圧電素子5が積層されている構成であってもよい。また、図16に示すように、圧電駆動装置1は、積層された複数の振動子2を有し、各振動子2が積層された複数の圧電素子5を有する構成であってもよい。
以上、圧電モーター100について説明した。圧電モーター100は、圧電駆動装置1を備えている。そのため、上述した圧電駆動装置1の効果を享受することができ、優れた駆動特性を発揮することができる。
次に、圧電駆動装置1の製造方法について説明する。圧電駆動装置1の製造方法は、圧電体52と圧電体52に配置されている電極としての第1、第2電極51、53とを有する圧電素子5を備え、圧電体52と第1、第2電極51、53とが並ぶ方向である第1方向zに直交する第2方向yに振動し、第1方向zの長さをL1とし、第2方向yの長さをL2としたとき、L1/L2が、1/5以上、10/7以下の範囲内である振動部210を形成する工程を有している。具体的には、図17に示すように、圧電駆動装置1の製造方法は、複数の振動子2を準備する振動子準備工程と、複数の振動子2を積層する積層工程と、突出部を配置する突出部配置工程と、を有している。
[振動子準備工程]
まず、複数の振動子2を準備する。各振動子2の構成(サイズ)は、それぞれ、同じであり、振動部210の厚さ(第1方向zの長さをL1)は、振動子2の積層枚数の選択により設定することができる。
[積層工程]
次に、L1/L2が、1/5以上、10/7以下の範囲内となる振動部210が得られるように、複数の振動子2を積層し、重なり合う振動子2同士を接着剤(図示せず)で接合する。これにより、図18に示すように、積層体200が得られる。ここで、先の準備工程において準備される振動子2は、振動部ユニット21の長さ(第2方向yの長さ)が、厚さ(第1方向zの長さ)の2倍以上の整数倍であることが好ましい。これにより、L1とL2との差が小さい積層体200を容易に得ることができる。例えば、振動部ユニット21の長さが厚さの3倍である場合には、3枚の振動子2を積層させれば、L1とL2との差が小さい(接着剤の厚みを考慮しなければ、L1、L2が等しい)積層体200を容易に得ることができる。
[突出部配置工程]
次に、図19に示すように、図示しない接着剤を用いて、振動部210の先端部に突出部240を接合する。
以上により、圧電駆動装置1が得られる。このような圧電駆動装置の製造方法によれば、第2方向yの振動に、第1方向zの振動が重畳し易くなり、第2方向yにより大きく変位し、よって、より大きな駆動力を発揮することのできる圧電駆動装置1が得られる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るロボットについて説明する。
図20は、本発明の第2実施形態に係るロボットを示す斜視図である。
図20に示すロボット1000は、精密機器やこれを構成する部品(対象物)の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うことができる。ロボット1000は、6軸ロボットであり、床や天井に固定されるベース1010と、ベース1010に回動自在に連結されたアーム1020と、アーム1020に回動自在に連結されたアーム1030と、アーム1030に回動自在に連結されたアーム1040と、アーム1040に回動自在に連結されたアーム1050と、アーム1050に回動自在に連結されたアーム1060と、アーム1060に回動自在に連結されたアーム1070と、これらアーム1020、1030、1040、1050、1060、1070の駆動を制御するロボット制御部1080と、を有している。また、アーム1070にはハンド接続部が設けられており、ハンド接続部にはロボット1000に実行させる作業に応じたエンドエフェクター1090が装着される。また、各関節部のうちの全部または一部には圧電モーター100(圧電駆動装置1)が搭載されており、この圧電モーター100の駆動によって各アーム1020、1030、1040、1050、1060、1070が回動する。なお、各圧電モーター100の駆動は、ロボット制御部1080によって制御される。
このようなロボット1000は、圧電モーター100(圧電駆動装置1)を備えている。そのため、上述した圧電駆動装置1の効果を享受することができ、優れた信頼性を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る電子部品搬送装置について説明する。
図21は、本発明の第3実施形態に係る電子部品搬送装置を示す斜視図である。図22は、図21に示す電子部品搬送装置が有する電子部品保持部を示す斜視図である。なお、以下では、説明の便宜上、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。
図21に示す電子部品搬送装置2000は、電子部品検査装置に適用されており、基台2100と、基台2100の側方に配置された支持台2200と、を有している。また、基台2100には、検査対象の電子部品Qが載置されてY軸方向に搬送される上流側ステージ2110と、検査済みの電子部品Qが載置されてY軸方向に搬送される下流側ステージ2120と、上流側ステージ2110と下流側ステージ2120との間に位置し、電子部品Qの電気的特性を検査する検査台2130と、が設けられている。なお、電子部品Qの例として、例えば、半導体、半導体ウェハー、CLDやOLED等の表示デバイス、水晶デバイス、各種センサー、インクジェットヘッド、各種MEMSデバイス等などが挙げられる。
また、支持台2200には、支持台2200に対してY軸方向に移動可能なYステージ2210が設けられており、Yステージ2210には、Yステージ2210に対してX軸方向に移動可能なXステージ2220が設けられており、Xステージ2220には、Xステージ2220に対してZ軸方向に移動可能な電子部品保持部2230が設けられている。また、図22に示すように、電子部品保持部2230は、X軸方向およびY軸方向に移動可能な微調整プレート2231と、微調整プレート2231に対してZ軸まわりに回動可能な回動部2232と、回動部2232に設けられ、電子部品Qを保持する保持部2233と、を有している。また、電子部品保持部2230には、微調整プレート2231をX軸方向に移動させるための圧電駆動装置1(1x)と、微調整プレート2231をY軸方向に移動させるための圧電駆動装置1(1y)と、回動部2232をZ軸まわりに回動させるための圧電駆動装置1(1θ)と、が内蔵されている。
このような電子部品搬送装置2000は、圧電駆動装置1を備えている。そのため、上述した圧電駆動装置1の効果を享受することができ、優れた信頼性を発揮することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係るプリンターについて説明する。
図23は、本発明の第4実施形態に係るプリンターの全体構成を示す概略図である。
図23に示すプリンター3000は、装置本体3010と、装置本体3010の内部に設けられている印刷機構3020、給紙機構3030および制御部3040と、を備えている。
装置本体3010には、記録用紙Pを設置するトレイ3011と、記録用紙Pを排出する排紙口3012と、液晶ディスプレイ等の操作パネル3013とが設けられている。
印刷機構3020は、ヘッドユニット3021と、キャリッジモーター3022と、キャリッジモーター3022の駆動力によりヘッドユニット3021を往復動させる往復動機構3023と、を備えている。
ヘッドユニット3021は、インクジェット式記録ヘッドであるヘッド3021aと、ヘッド3021aにインクを供給するインクカートリッジ3021bと、ヘッド3021aおよびインクカートリッジ3021bを搭載したキャリッジ3021cと、を有している。
往復動機構3023は、キャリッジ3021cを往復移動可能に支持しているキャリッジガイド軸3023aと、キャリッジモーター3022の駆動力によりキャリッジ3021cをキャリッジガイド軸3023a上で移動させるタイミングベルト3023bと、を有している。
給紙機構3030は、互いに圧接している従動ローラー3031および駆動ローラー3032と、駆動ローラー3032を駆動する給紙モーターである圧電モーター100(圧電駆動装置1)と、を有している。
制御部3040は、例えばパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータから入力された印刷データに基づいて、印刷機構3020や給紙機構3030等を制御する。
このようなプリンター3000では、給紙機構3030が記録用紙Pを一枚ずつヘッドユニット3021の下部近傍へ間欠送りする。このとき、ヘッドユニット3021が記録用紙Pの送り方向とほぼ直交する方向に往復移動して、記録用紙Pへの印刷が行なわれる。
このようなプリンター3000は、圧電モーター100(圧電駆動装置1)を備えている。そのため、上述した圧電駆動装置1の効果を享受することができ、優れた信頼性を発揮することができる。なお、本実施系形態では、圧電モーター100が給紙用の駆動ローラー3032を駆動しているが、この他にも、例えば、キャリッジ3021cを駆動してもよい。
以上、本発明の圧電駆動装置、圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよび圧電駆動装置の製造方法を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、圧電駆動装置を圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置およびプリンターに適用した構成について説明したが、圧電駆動装置は、これら以外の各種電子デバイスに適用することができる。
1、1x、1y、1θ…圧電駆動装置、2…振動子、21…振動部ユニット、22…支持部ユニット、23…伝達部、3…第1基板、31…振動板、32…支持板、33…接続部、4…第2基板、41…振動板、42…支持板、43…接続部、5、5a、5b、5c、5d、5e…圧電素子、51…第1電極、52…圧電体、53…第2電極、6…層間部、7…接着剤、90…端子部、91…配線、92…配線、93…配線、94…配線、95…配線、96…配線、100…圧電モーター、110…ローター、111…外周面、200…積層体、210…振動部、220…支持部、221…側面、230…接続部、240…突出部、1000…ロボット、1010…ベース、1020、1030、1040、1050、1060、1070…アーム、1080…ロボット制御部、1090…エンドエフェクター、2000…電子部品搬送装置、2100…基台、2110…上流側ステージ、2120…下流側ステージ、2130…検査台、2200…支持台、2210…Yステージ、2220…Xステージ、2230…電子部品保持部、2231…微調整プレート、2232…回動部、2233…保持部、3000…プリンター、3010…装置本体、3011…トレイ、3012…排紙口、3013…操作パネル、3020…印刷機構、3021…ヘッドユニット、3021a…ヘッド、3021b…インクカートリッジ、3021c…キャリッジ、3022…キャリッジモーター、3023…往復動機構、3023a…キャリッジガイド軸、3023b…タイミングベルト、3030…給紙機構、3031…従動ローラー、3032…駆動ローラー、3040…制御部、L1、L2…長さ、O…回動軸、P…記録用紙、Q…電子部品

Claims (12)

  1. 圧電体と前記圧電体に配置されている電極とを有する圧電素子を備え、前記圧電体と前記電極とが並ぶ方向である第1方向に直交する第2方向に振動する振動部を有し、
    前記振動部の前記第1方向の長さをL1とし、前記振動部の前記第2方向の長さをL2としたとき、
    L1/L2は、1/5以上、10/7以下の範囲内であることを特徴とする圧電駆動装置。
  2. 前記振動部は、前記圧電素子が配置されている基板を有している請求項1に記載の圧電駆動装置。
  3. 前記基板には、複数の前記圧電素子が配置されている請求項2に記載の圧電駆動装置。
  4. 前記振動部は、前記基板と前記圧電素子とを備える振動部ユニットを複数有し、
    複数の前記振動部ユニットは、前記第1方向に沿って積層されている請求項2または3に記載の圧電駆動装置。
  5. 前記第1方向に1次で振動する振動モードである第1方向1次振動モードの共振周波数をf1とし、前記第2方向に1次で振動する振動モードである第2方向1次振動モードの共振周波数をf2としたとき、
    f1/f2は、0.8以上、1.2以下の範囲内にある請求項1ないし4のいずれか1項に記載の圧電駆動装置。
  6. 前記振動部に設けられ、前記振動部から前記第2方向に向けて突出する突出部を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の圧電駆動装置。
  7. 前記振動部は、前記第2方向に振動すると共に、前記第1方向と前記第2方向とにそれぞれ交差する第3方向に振動する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の圧電駆動装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の圧電駆動装置を備えていることを特徴とする圧電モーター。
  9. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の圧電駆動装置を備えていることを特徴とするロボット。
  10. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の圧電駆動装置を備えていることを特徴とする電子部品搬送装置。
  11. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の圧電駆動装置を備えていることを特徴とするプリンター。
  12. 圧電体と前記圧電体に配置されている電極とを有する圧電素子を備え、前記圧電体と前記電極とが並ぶ方向である第1方向に直交する第2方向に振動し、前記第1方向の長さをL1とし、前記第2方向の長さをL2としたとき、L1/L2が、1/5以上、10/7以下の範囲内である振動部を形成する工程を含むことを特徴とする圧電駆動装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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