JP2018072189A - 基板検査装置および基板検査方法 - Google Patents

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純一 山浦
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Abstract

【課題】プロービングの際に移動させるべきプローブの移動量を高精度に特定する。【解決手段】載置面に沿った方向にプローブを移動させてプロービングを行うプロービング機構と、基板の標識Mを撮像する撮像部と、プロービングの際の載置面に沿った方向のプローブの移動量を撮像画像Giに基づいて特定する処理部と、標識Mを含む撮像画像Gi内の一部の領域である領域F1の画像で構成された比較用画像Gcの比較用画像データDcを記憶する記憶部とを備え、処理部は、載置面に載置された検査対象の基板についての撮像画像Gi内における比較用画像Gcと一致する画像の領域である領域F2を検索する第1処理と、領域F2内における標識Mの画像の重心Cgの位置P2を特定する第2処理とを実行し、重心Cgの位置P2と予め規定された設計上の重心の規定位置P1との位置ずれ量Amに基づいて移動量を特定する。【選択図】図5

Description

本発明は、基板に設けられている標識を撮像した撮像画像に基づいて特定した移動量でプローブを移動させてプロービングを行って基板を検査する基板検査装置および基板検査方法に関するものである。
この種の基板検査装置として、下記特許文献1において出願人が開示した回路基板検査装置が知られている。この回路基板検査装置を含むこの種の基板検査装置では、基板を載置部の載置面に取り付ける際の位置ずれ量(以下、「基板の位置ずれ量」ともいう)を相殺して規定位置にプローブを正確にプロービングさせるために、検査に先立って基板の位置ずれ量を特定する。具体的には、載置面に取り付けた状態において、基板に予め設けられている位置ずれ検出用の標識(マーク)の上方に撮像部を移動させて標識を撮像させ、その撮像画像に基づいて基板の位置ずれ量を特定する。
より具体的には、例えば、良品の基板を撮像した撮像画像から、標識を中心とする矩形の領域の画像を選択し(切り出し)、比較用画像として生成して記憶部に予め記憶させる。次いで、検査対象の基板を撮像し、その撮像画像内における比較用画像と同一の領域を検索する。続いて、検索した同一の領域の中心の位置を標識の重心の位置として特定する。次いで、特定した標識の重心の位置と標識の重心の設計上の位置とのずれ量を基板の位置ずれ量として特定する。
特開平6−331653号公報(第3頁、第1−3図)
ところが、従来の基板検査装置には、改善すべき以下の課題がある。具体的には、従来の基板検査装置では、検査対象の基板の撮像画像内における比較用画像と同一の領域の中心の位置を標識の重心の位置として特定している。この場合、比較用画像を生成する際に、標識を中心とする矩形の領域の画像を選択しているが、領域の選択は、人手による作業のため、標識が矩形の領域の中心に位置しているか否かが、作業者の感覚によって異なることがあり、矩形の領域の中心が標識の重心とは異なることがある。このため、従来の基板検査装置には、検査対象の基板における標識の重心の位置のずれ量を正確に特定することが困難となることに起因して、プロービングの際に移動させるべきプローブの移動量を高精度に特定することが困難となるおそれがあり、この点の改善が望まれている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、プロービングの際に移動させるべきプローブの移動量を高精度に特定し得る基板検査装置および基板検査方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の基板検査装置は、基板が載置される載置面に沿った方向にプローブを移動させてプロービングを行うプロービング機構と、前記基板に設けられている標識を撮像する撮像部と、前記プロービングの際の前記載置面に沿った方向の前記プローブの移動量を前記撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて特定する特定処理を実行する処理部とを備えて前記基板を検査する基板検査装置であって、前記標識を含む前記撮像画像内の一部の領域である第1領域の画像で構成された比較用画像の画像データを記憶する記憶部を備え、前記処理部は、前記特定処理において、前記載置面に載置された検査対象の前記基板についての前記撮像画像内における前記画像データに基づく前記比較用画像と一致する画像の領域である第2領域を検索する第1処理と、前記第2領域内における前記標識の画像の重心の位置を特定する第2処理とを実行し、当該第2処理によって特定した前記重心の位置と予め規定された設計上の当該重心の位置との位置ずれ量に基づいて前記移動量を特定する。
また、請求項2記載の基板検査装置は、請求項1記載の基板検査装置において、前記記憶部は、平面視円形の前記標識を含む前記第1領域の画像で構成された前記比較用画像の前記画像データを記憶する。
また、請求項3記載の基板検査方法は、載置面に載置された基板に設けられている標識を撮像し、プロービングの際の前記載置面に沿った方向のプローブの移動量を前記撮像した撮像画像に基づいて特定する特定処理を実行し、前記特定した移動量で前記プローブを移動させて前記プロービングを行って前記基板を検査する基板検査方法であって、前記標識を含む前記撮像画像内の一部の領域である第1領域の画像で構成された比較用画像の画像データを生成し、前記特定処理において、前記載置面に載置された検査対象の前記基板についての前記撮像画像内における前記画像データに基づく前記比較用画像と一致する画像の領域である第2領域を検索する第1処理と、前記第2領域内における前記標識の画像の重心の位置を特定する第2処理とを実行し、当該第2処理によって特定した前記重心の位置と予め規定された設計上の当該重心の位置との位置ずれ量に基づいて前記移動量を特定する。
また、請求項4記載の基板検査方法は、請求項3記載の基板検査方法において、平面視円形の前記標識を含む前記第1領域の画像で構成された前記比較用画像の前記画像データを生成する。
請求項1記載の基板検査装置、および請求項3記載の基板検査方法では、検査対象の基板についての撮像画像内における比較用画像と一致する画像の領域である第2領域を検索する第1処理と、第2領域内における標識の画像の重心の位置を特定する第2処理とを実行し、第2処理によって特定した重心の位置と重心の設計上の位置との位置ずれ量に基づいてプローブの移動量を特定する。このため、この基板検査装置および基板検査方法によれば、比較用画像の第1領域の中心に標識が位置しているか否かが比較用画像を生成する作業を行った作業者によって異なっているとしても、重心の位置を正確に特定することができる結果、基板の位置ずれ量を正確に特定することができる。また、この基板検査装置および基板検査方法では、第1処理で検索した第2領域を対象として第2処理を実行している。つまり、第2処理の対象範囲を第1処理によって絞り込んでいる。このため、対象範囲を絞り込まずに第2処理を実行する構成および方法とは異なり、例えば、標識の周囲に標識と同色の標識以外の画像が映り込んでいるときに、その影響によって重心の位置を正確に特定することが困難となる事態を確実に防止することができる。したがって、この基板検査装置および基板検査方法によれば、プロービングの際に移動させるべきプローブの移動量を高精度に特定することができる。
また、請求項2記載の基板検査装置、および請求項4記載の基板検査方法によれば、平面視円形の標識を含む第1領域の画像で構成された比較用画像の画像データを生成することにより、第2処理において第2領域内における標識の画像の重心の位置を特定する際に、標識が複雑な形状である場合と比較して、重心の位置をより正確に特定することができるため、プロービングの際に移動させるべきプローブの移動量をさらに高精度に特定することができる。
基板検査装置1の構成を示す構成図である。 撮像画像Giの表示画面図である。 撮像画像Gi内における比較用画像Gc、領域枠画像Gfおよび操作用画像Goの表示画面図である。 特定処理50のフローチャートである。 特定処理50を説明する説明図である。
以下、基板検査装置および基板検査方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、基板検査装置の一例としての図1に示す基板検査装置1の構成について説明する。基板検査装置1は、同図に示すように、載置台11、第1移動機構12、第2移動機構13、撮像部14、操作部15、検査部16、記憶部17、表示部18および処理部19を備えて、後述する基板検査方法に従って基板100を検査可能に構成されている。なお、第1移動機構12および第2移動機構13によってプロービング機構が構成される。
載置台11は、図1に示すように、載置面11aに載置された基板100を図外のクランプで固定して保持可能に構成されている。
第1移動機構12は、処理部19の制御に従い、載置台11の載置面11aに対して接離する方向(図1に示すZ方向)にプローブ21(同図参照)を移動させて、基板100に設けられているプロービングポイントにプローブ21を接触させるプロービングを行う。
第2移動機構13は、処理部19の制御に従い、載置台11の載置面11aに沿った方向(図1に示すX方向、およびX方向に直交するY方向:以下、X方向およびY方向を合わせて「XY方向」ともいう)に第1移動機構12および撮像部14を移動させる。この場合、第2移動機構13は、第1移動機構12および撮像部14をXY方向に一度に(同時に)移動させる。
撮像部14は、例えば単焦点のカメラで構成され、第1移動機構12の近傍に配置されて、第1移動機構12と共に第2移動機構13によってXY方向に沿って移動させられる。また、撮像部14は、処理部19の制御に従い、載置面11aの上方から載置面11a側(載置面11aに載置されている基板100)を撮像する。
操作部15は、各種のスイッチ、キーおよびポインティングデバイス等を備えて各種の指定操作や各種の指示操作を行うことが可能に構成されている。具体的には、操作部15は、後述する比較用画像Gcを生成する際にその比較用画像Gcの領域F1(第1領域に相当し、図3に示す領域枠画像Gfで画定される矩形の領域)を指定する指定操作や、図4に示す特定処理50の実行を指示する指示操作などを行うことが可能に構成されている。
検査部16は、処理部19の制御に従い、基板100にプロービングさせられたプローブ21を介して入力する電気信号に基づき、基板100の検査を実行する。
記憶部17は、基板100に設けられている標識Mの重心Cgの規定位置P1(設計上の位置:図5参照)を示すデータと、基板100を検査する際にプローブ21をプロービングさせるプロービングポイントの位置を示すデータとを含んで構成された基板データDbを記憶する。また、記憶部17は、処理部19によって生成される比較用画像Gcについての比較用画像データDc(画像データに相当する)を記憶する。
表示部18は、処理部19の制御に従い、撮像部14によって撮像された撮像画像Gi(図2参照)を表示する。また、表示部18は、処理部19の制御に従い、撮像画像Gi内に矩形の領域枠画像Gf(図3参照)を表示させると共に、領域枠画像Gfの大きさや位置を指定する際に用いる操作用画像Go(同図参照)を撮像画像Gi内に表示させる。また、表示部18は、処理部19の制御に従い、検査部16による検査の結果を示す画像を表示する。
処理部19は、基板検査装置1を構成する各部を制御する。また、処理部19は、図3に示す比較用画像Gcを生成する生成処理を実行する。また、処理部19は、図4に示す特定処理50を実行して、プローブ21を基板100のプロービングポイントにプロービングさせる際のXY方向(載置面11aに沿った方向)のプローブ21の移動量を特定する。
次に、基板検査装置1を用いて基板100についての検査を行う基板検査方法について、添付図面を参照して説明する。なお、基板100には、円形の孔が形成されており、この孔が標識M(円形の標識M)として用いられる。
検査に先立ち、基板100を載置台11の載置面11aに載置したときの実際の基板100の位置と、基板100が位置すべき規定位置との位置ずれ量(図5に示す位置ずれ量Amに相当する)を特定する際に用いる比較用画像Gcについての比較用画像データDcを生成する。具体的には、図1に示すように、比較用画像Gcを生成するための基板100(良品基板)を載置台11の載置面11aに載置して図外のクランプで基板100を固定する。次いで、操作部15を操作して生成処理の実行を指示し、これに応じて、処理部19が生成処理を実行する。
この生成処理では、処理部19は、記憶部17から基板データDbを読み出して、標識Mの重心Cgの規定位置P1を基板データDbに基づいて特定する。続いて、処理部19は、第1移動機構12を制御して、規定位置P1の上方に撮像部14を移動させる。
次いで、処理部19は、撮像部14を制御して、基板100の表面における標識Mを含む領域を撮像させる。続いて、処理部19は、図2に示すように、撮像部14によって撮像された撮像画像Giを表示部18に表示させる。次いで、処理部19は、図3に示すように、予め規定されたサイズの矩形の領域枠画像Gfを撮像画像Gi内に表示させる。また、処理部19は、同図に示すように、操作用画像Goを撮像画像Gi内に表示させる。
続いて、作業者が、操作部15のポインティングデバイス等を用いて操作用画像Go内の矢印キー等を操作して、領域枠画像Gfの位置、領域枠画像Gfのサイズ、領域枠画像Gf内で原点とする位置を指定する。この場合、標識Mの画像を領域枠画像Gfで取り囲み、かつ標識Mの画像が領域枠画像Gfの中央部に位置するように領域枠画像Gfの位置およびサイズを指定する。また、原点の位置を、一例として、領域枠画像Gfの中心の位置に指定する。
次いで、作業者が操作用画像Go内の決定キーを操作したときには、処理部19は、標識Mの画像を含む矩形の領域枠画像Gfで囲まれた矩形の領域F1(第1領域)の画像である比較用画像Gc(図3参照)についての比較用画像データDcを生成して記憶部17に記憶させる。この場合、比較用画像Gcは、標識Mの画像と、領域F1内における標識Mの周囲の画像とを含んで構成されている。なお、図3では、領域枠画像Gfが図示されているが、比較用画像Gcには領域枠画像Gfは含まれていない。以上により、処理部19による生成処理が終了する。
続いて、検査対象の基板100の検査を実行する。具体的には、検査対象の基板100を載置台11の載置面11aに載置して固定し、次いで、操作部を操作して、処理部19に対して検査処理の実行を指示する。この検査処理では、処理部19は、まず、図4に示す特定処理50を実行する。
この特定処理50では、処理部19は、記憶部17から基板データDbを読み出して、標識Mの重心Cgの規定位置P1を基板データDbに基づいて特定する(ステップ51)。続いて、処理部19は、第1移動機構12を制御して、規定位置P1の上方に撮像部14を移動させ、次いで、撮像部14を制御して、基板100の表面における標識Mを含む領域を撮像させる(ステップ52)。
続いて、処理部19は、記憶部17から比較用画像データDcを読み出す(ステップ53)。次いで、処理部19は、比較用画像データDcに基づく比較用画像Gcを用いて第1処理を実行する(ステップ54)。この第1処理では、処理部19は、ステップ52において撮像部14によって撮像された撮像画像Gi内における比較用画像Gcと一致(または、ほぼ一致)する画像の領域F2(第2領域に相当する:図5参照)をパターンマッチング手法を用いて検索する。なお、図5に図示している破線は、領域F2を示す線であって、比較用画像Gcには、この破線は含まれていない。
続いて、処理部19は、第2処理を実行する(ステップ55)。この第2処理では、処理部19は、領域F2内における標識Mの画像の重心Cgの位置P2(図5参照)を重心サーチ手法を用いて特定する。この場合、重心サーチ手法では、領域F2内の画像を構成する各画素の輝度を2値化して標識Mの形状を(輪郭)を特定し、特定した形状の重心を標識Mの画像の重心Cgとして算出する。
次いで、処理部19は、特定した位置P2と規定位置P1との位置ずれ量Am(図5参照)を基板100の位置ずれ量として特定する(ステップ56)。続いて、処理部19は、基板データDbに基づいてプロービングポイントの位置を特定し、そのプロービングポイントの位置にプローブ21をプロービングさせるのに必要な移動量を、ステップ56で特定した位置ずれ量Am、およびプローブ21と撮像部14との間のオフセット量に基づいて特定して(ステップ57)、この特定処理50を終了する。
ここで、比較用画像Gcを生成する際の領域F1の指定は、上記したように、人手による作業のため、標識Mが領域F1の中心に位置しているか否かが作業者によって異なることがあり、比較用画像Gcの中心の位置が標識Mの重心Cgの位置とは異なっていることがある。このため、検査対象の基板100の撮像画像Giにおける比較用画像Gcと一致する画像の領域F2を検索し、領域F2の中心の位置と標識Mの重心Cgの規定位置P1との位置ずれ量を基板100の位置ずれ量として特定する従来の構成では、位置ずれ量を正確に特定することが困難となることに起因して、プロービングの際に移動させるべきプローブ21の移動量を高精度に特定することが困難となるおそれがある。
これに対して、この基板検査装置1および基板検査方法では、上記したように、処理部19によって実行される第2処理によって比較用画像Gcと一致する画像の領域F2内における標識Mの画像の重心Cgの位置P2を特定し、位置P2と重心Cgの規定位置P1との位置ずれ量Amを基板100の位置ずれ量として特定する。このため、この基板検査装置1では、比較用画像Gcの領域F1の中心に標識Mが位置しているか否かが比較用画像Gcを生成する作業を行った作業者によって異なっているとしても、処理部19によって位置P2が正確に特定される結果、基板100の位置ずれ量を正確に特定することが可能となっている。また、この基板検査装置1および基板検査方法では、第1処理で検索した領域F2を対象として第2処理を実行している。つまり、第2処理の対象範囲を第1処理によって絞り込んでいる。このため、対象範囲を絞り込まずに第2処理を実行する構成および方法とは異なり、例えば、標識Mの周囲に標識Mと同色の標識M以外の画像が映り込んでいるときに、その影響によって位置P2を正確に特定することが困難となる事態を確実に防止することが可能となっている。したがって、この基板検査装置1および基板検査方法では、プロービングの際に移動させるべきプローブ21の移動量を高精度に特定することが可能となっている。
続いて、処理部19は、第2移動機構13を制御して、特定処理50によって特定した移動量でプローブ21をXY方向に移動させ、次いで、第1移動機構12を制御して、予め決められた移動量でプローブ21をZ方向に移動させて、プロービングポイントにプローブ21をプロービングさせる。
次いで、処理部19は、検査部16に対して検査の実行を指示する。これに応じて、検査部16が、プローブ21を介して入出力した電気信号に基づき、基板100についての検査を実行する。続いて、処理部19は、検査部16による検査の結果を表示部18に表示させる。以上により、基板100の検査が終了する。
このように、この基板検査装置1および基板検査方法では、検査対象の基板100についての撮像画像Gi内における比較用画像Gcと一致する画像の領域である領域F2を検索する第1処理と、領域F2内における標識Mの画像の重心Cgの位置を特定する第2処理とを実行し、第2処理によって特定した重心Cgの位置P2と規定位置P1との位置ずれ量Am(基板100の位置ずれ量)に基づいてプローブ21の移動量を特定する。このため、この基板検査装置1および基板検査方法によれば比較用画像Gcの領域F1の中心に標識Mが位置しているか否かが比較用画像Gcを生成する作業を行った作業者によって異なっているとしても、処理部19によって重心Cgの位置P2を正確に特定することができる結果、基板100の位置ずれ量を正確に特定することができる。また、この基板検査装置1および基板検査方法では、第1処理で検索した領域F2を対象として第2処理を実行している。つまり、第2処理の対象範囲を第1処理によって絞り込んでいる。このため、対象範囲を絞り込まずに第2処理を実行する構成および方法とは異なり、例えば、標識Mの周囲に標識Mと同色の標識M以外の画像が映り込んでいるときに、その影響によって位置P2を正確に特定することが困難となる事態を確実に防止することができる。したがって、この基板検査装置1および基板検査方法によれば、プロービングの際に移動させるべきプローブ21の移動量を高精度に特定することができる。
また、この基板検査装置1および基板検査方法によれば、平面視円形の標識Mを含む領域F1の画像で構成された比較用画像Gcの比較用画像データDcを生成することにより、第2処理において領域F2内における標識Mの画像の重心Cgの位置を特定する際に、標識が複雑な形状である場合と比較して、重心Cgの位置をより正確に特定することができるため、プロービングの際に移動させるべきプローブ21の移動量をさらに高精度に特定することができる。
なお、基板検査装置および基板検査方法は、上記の構成および方法に限定されない。例えば、基板100に形成された孔を標識Mとして用いる例について上記したが、基板100の表面に形成された導体パターンや基板100の表面に描かれた図形等を標識Mとして用いることもできる。この場合、これらの形状は円形に限定されず、楕円形、多角形、およびこれらの形を組み合わせた形状等であってもよい。
また、領域F1(領域枠画像Gf)が矩形の例について上記したが、領域F1は、円形、楕円形、矩形以外の他の多角形、およびこれらの形を組み合わせた形状であってもよい。
1 基板検査装置
1 基板検査装置
11 載置台
11a 載置面
12 第1移動機構
13 第2移動機構
14 撮像部
17 記憶部
19 処理部
21 プローブ
50 特定処理
100 基板
Am 位置ずれ量
Cg 重心
Dc 比較用画像データ
F1,F2 領域
Gc 比較用画像
Gi 撮像画像
M 標識
P1 規定位置
P2 位置
X,Y 方向

Claims (4)

  1. 基板が載置される載置面に沿った方向にプローブを移動させてプロービングを行うプロービング機構と、前記基板に設けられている標識を撮像する撮像部と、前記プロービングの際の前記載置面に沿った方向の前記プローブの移動量を前記撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて特定する特定処理を実行する処理部とを備えて前記基板を検査する基板検査装置であって、
    前記標識を含む前記撮像画像内の一部の領域である第1領域の画像で構成された比較用画像の画像データを記憶する記憶部を備え、
    前記処理部は、前記特定処理において、前記載置面に載置された検査対象の前記基板についての前記撮像画像内における前記画像データに基づく前記比較用画像と一致する画像の領域である第2領域を検索する第1処理と、前記第2領域内における前記標識の画像の重心の位置を特定する第2処理とを実行し、当該第2処理によって特定した前記重心の位置と予め規定された設計上の当該重心の位置との位置ずれ量に基づいて前記移動量を特定する基板検査装置。
  2. 前記記憶部は、平面視円形の前記標識を含む前記第1領域の画像で構成された前記比較用画像の前記画像データを記憶する請求項1記載の基板検査装置。
  3. 載置面に載置された基板に設けられている標識を撮像し、プロービングの際の前記載置面に沿った方向のプローブの移動量を前記撮像した撮像画像に基づいて特定する特定処理を実行し、前記特定した移動量で前記プローブを移動させて前記プロービングを行って前記基板を検査する基板検査方法であって、
    前記標識を含む前記撮像画像内の一部の領域である第1領域の画像で構成された比較用画像の画像データを生成し、
    前記特定処理において、前記載置面に載置された検査対象の前記基板についての前記撮像画像内における前記画像データに基づく前記比較用画像と一致する画像の領域である第2領域を検索する第1処理と、前記第2領域内における前記標識の画像の重心の位置を特定する第2処理とを実行し、当該第2処理によって特定した前記重心の位置と予め規定された設計上の当該重心の位置との位置ずれ量に基づいて前記移動量を特定する基板検査方法。
  4. 平面視円形の前記標識を含む前記第1領域の画像で構成された前記比較用画像の前記画像データを生成する請求項3記載の基板検査方法。
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