JP2018072165A - 黒皮残りの検出方法および検出装置 - Google Patents
黒皮残りの検出方法および検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018072165A JP2018072165A JP2016212387A JP2016212387A JP2018072165A JP 2018072165 A JP2018072165 A JP 2018072165A JP 2016212387 A JP2016212387 A JP 2016212387A JP 2016212387 A JP2016212387 A JP 2016212387A JP 2018072165 A JP2018072165 A JP 2018072165A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- imaging
- rotation axis
- black skin
- tooth
- gear part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
Description
しかし、例えば車両用の自動変速機に採用されているギヤ部品のように、他のギヤとの噛合面が湾曲していると、噛合面となる領域の単純な研磨では、噛合面の歯部を理想寸法、精度となるように成型することは難しいので、噛合面の一部に素材表面が残ることになる。
そこで、ギヤ部品の歯部での黒皮残りを適切に検出できるようにすること求められている。
他のギヤ部品と噛合する歯部が、回転軸周りの周方向に所定間隔で複数、外周に設けられたギヤ部品において、前記周方向における前記歯部の一方の側面と他方の側面での研磨後の黒皮残りを検出する黒皮残りの検出方法であって、
前記ギヤ部品を前記回転軸回りに回転させながら、前記歯部の一方の側面を一歯ずつ、カメラで撮像する第1撮像ステップと、
前記ギヤ部品を、前記回転軸に直交する軸線回りに180度回転させて、前記ギヤ部品の向きを変更する変更ステップと、
向きが変更された前記ギヤ部品を、前記回転軸回りに回転させながら、前記歯部の他方の側面を一歯ずつ、前記カメラで撮像する第2撮像ステップと、
前記第1撮像ステップと前記第2撮像ステップでの撮像で得られた撮像画像の画像処理により、前記一方の側面と前記他方の側面における黒皮残りの有無を判定する判定ステップと、を有し、
前記第1撮像ステップにおける前記一方の側面の撮像は、前記一方の側面の前記カメラに対する投影面積を考慮して設定された複数の撮像領域に対して実施されると共に、
前記第2撮像ステップにおける前記他方の側面の撮像は、前記他方の側面の前記カメラに対する投影面積を考慮して設定された複数の撮像領域に対して実施される構成とした。
図1は、黒皮残り検出装置1を説明する図であり、(a)は、黒皮残り検出装置1の概略構成図であり、(b)は、第2ユニット45の支持軸46によるギヤ部品2の軸部21の支持を説明する図であり、(c)は、黒皮残りの有無の検査後のギヤ部品2の移動を説明する図である。
図2は、黒皮残り検出装置1で黒皮残りの有無が検査されるギヤ部品2を説明する図であり、(a)は、ギヤ部品2の斜視図であり、(b)は、径方向外側から見た歯部23の平面図であり、(c)は、(b)におけるA−A断面図であり、(d)は、(b)におけるB−B断面図であり、(e)は、(b)におけるC−C断面図である。
なお、図2の(a)では、ギヤ部品2の歯部23周りを除く他の部位を簡略的に示しており、(b)では、歯部23の平坦面230と一方の側面231と他方の側面232とを視覚的に区別できるようにするために、平坦面230と側面231、232に異なるハッチングを付して示している。
図1および図2に示すように、ギヤ部品2は、軸部21の長手方向の略中央部に、軸部21よりも大径の基部22を有しており、この基部22の外周には、他のギヤ部品の歯部に噛合する歯部23が、回転軸X周りの周方向に所定間隔で複数設けられている。
また、基部22の両側には、軸部21よりも大径の第1大径部24、24が設けられており、軸部21の両端には、当該軸部21よりも大径の第2大径部25、25が設けられている。
歯部23の先端は、回転軸X方向の全長に亘って略同じ幅W1(図2の(b)参照)で形成された平坦面230となっている。
一方の側面231は、回転軸X方向の一端23aから他端23bに向かうにつれて、回転軸X方向から見た基部22の外周の法線Lに対する傾きθ(θa〜θc)が小さくなる向きで湾曲している(図2の(c):θa、図2の(d):θb、図2の(e):θc、θa>θb>θc)。
なお、図中符号Paは、平坦面230と側面231との境界点を示しており、符号Pbは、平坦面230と側面232との境界点を示している。
そのため、研磨の際に除去されずに残った酸化された素材表面(黒皮残り)の有無を確認して、研磨処理が適切に行われたか否かを判定するために、黒皮残り検出装置1が用いられている。
支持板31、31の上面には、第1大径部24、24の外径に沿う円弧状の凹部311(図1の(c)参照)が設けられており、ギヤ部品2は、歯部23の両側に位置する第1大径部24、24を、支持板31、31に載置した状態で、支持部材3にセットされるようになっている。
この状態においてギヤ部品2は、回転軸X回りの回転が許容された状態で、支持板31、31に載置されている。
このガイドレール33、33は、図1の(b)における紙面手前側に延出すると共に、紙面手前側が紙面奥側よりも下方に位置する向きで傾斜している。
回転伝達軸42と支持軸46は、回転軸X上で対向配置されており、回転伝達軸42と支持軸46の先端側は、先端に向かうにつれて外径が小さくなるテーパ状の挿入部421、461となっている。
そして、この状態で、回転伝達軸42を回転軸X回りに回転させることで、第1ユニット41と第2ユニット45との間に把持されたギヤ部品2が回転軸X回りに回転するようになっている。
LED光源10は、支持台30の支持板31、31に載置されたギヤ部品2の歯部23を照明可能な位置に配置されており、カメラC(C1〜C3)は、後記する撮像位置(図4参照)に配置された歯部23の側面(側面231または側面232)に対向するように設けられている。
図3は、黒皮残りの検出方法を説明するフローチャートである。
図4は、歯部23の側面に対するカメラC(C1、C2、C3)の配置を説明する図であり、(a)は、第1撮像ステップにおけるカメラC1、C2と歯部23の側面231との位置関係を示す図であり、(b)は、第1撮像ステップにおけるカメラC3と歯部23の側面231との位置関係を示す図であり、(c)は、第2撮像ステップにおけるカメラC1、C2と歯部23の側面232との位置関係を示す図であり、(d)は、第2撮像ステップにおけるカメラC3と歯部23の側面232との位置関係を示す図である。
図5は、歯部23の側面(側面231、側面232)における撮像領域R1、R2a、R2bの設定を説明する図であり、(a)は、側面231の場合を、(b)は、側面232の場合をそれぞれ示している。
この状態においてギヤ部品2は、回転軸X方向の移動が基部22の両側に位置する支持板31、31により規制されている。また、回転軸X回りの回転が許容された状態で支持板31、31に載置されている。なお、第1撮像ステップと第2撮像ステップでの撮像は、遮光された暗室、または遮光された空間内で実施される。
第1撮像ステップ(ステップS101)では、始めに、図示しない駆動機構により、第1ユニット41と第2ユニット45とを、回転軸X方向で互いに近づく方向に変位させる。これにより、回転伝達軸42の挿入部421と支持軸46の挿入部461とが、ギヤ部品2の軸部21に設けた貫通孔20に挿入されて、ギヤ部品2が、第1ユニット41と第2ユニット45との間で把持された状態となる。
さらに、ギヤ部品2の回転軸X回りの回転を継続した状態で、歯部23の一方の側面231のカメラC(C1〜C3)による撮像を、一歯ずつ順番に実施する。
実施の形態の第1撮像ステップでは、ギヤ部品2を回転軸X回りに回転させながら歯部23の側面(一方の側面231)の撮像を行うようになっており、歯部23が撮像位置に到達する度に、LED光源10による側面(一方の側面231)の照明と、照明された側面(一方の側面231)のカメラC(C1〜C3)による撮像を、一歯ずつ実施するようになっている。
前記したように、回転軸X方向から見て歯部23の各々は、外径側に向かうにつれて周方向の幅Wが狭くなる断面形状を有している(図2の(c)参照)。
そして、歯部23の一方の側面231は、回転軸X方向の一端23aから他端23bに向かうにつれて、回転軸X方向から見た基部22の外周の法線Lに対する傾きが小さくなる向きで湾曲しており、他方の側面232は、回転軸X方向の他端23bから一端23aに向かうにつれて、回転軸X方向から見た基部22の外周の法線Lに対する傾きが小さくなる向きで湾曲している(図2の(c)〜(e)参照)。
ここで、検出対象である黒皮残りは、浸炭処理時の酸化皮膜であり、黒色を呈しているので、撮像画像内に湾曲に起因する影が生じていると、影の領域に黒皮残りが存在していても、検出できなくなってしまう。
また、光源と側面231、232との位置関係によっては、撮像画像が白く抜けてしまう現象(ハレーション)が生じて、画像処理に適さない撮像画像が得られてしまうことがある。
そして、投影面積が広くなるほど湾曲の影響が小さくなり、投影面積が狭くなるほど湾曲の影響が大きくなる。
そのため、側面231の場合、一端23a側の方が、投影面積が広く、他端23b側の方が、投影面積が狭くなっている。
第1撮像ステップ(ステップS101)における総ての歯部23の一方の側面231の撮像が完了すると、ステップS102(向き変更ステップ)において制御装置5が、図示しない昇降機構により支持台30を僅かに上昇させて、一対の支持板31、31にギヤ部品2を支持させる。
そして、図示しない駆動機構により、第1ユニット41と第2ユニット45とを、回転軸X方向で互いに離れる方向に変位させて、回転伝達軸42の挿入部421と支持軸46の挿入部461を、ギヤ部品2の軸部21に設けた貫通孔20から離脱させる。
そして、図示しない回転機構により、支持台30を回転軸Y回りに180度回転させる。
これにより、支持板31、31に載置されたギヤ部品2の向きが変更される(図1の場合には、左右反転)される。
第2撮像ステップ(ステップS103)では、始めに、図示しない駆動機構により、第1ユニット41と第2ユニット45とを、回転軸X方向で互いに近づく方向に変位させて、回転伝達軸42の挿入部421と支持軸46の挿入部461とを、ギヤ部品2の軸部21に設けた貫通孔20に挿入して、ギヤ部品2を、第1ユニット41と第2ユニット45との間で把持する。
そのため、ギヤ部品2の歯部23を挟んだ一方側と他方側での軸部21の長さが異なる場合であっても、ギヤ部品2の把持を確実に行えるようになっている。
なお、この第2撮像ステップでのギヤ部品2の回転方向と、第1撮像ステップでのギヤ部品2の回転方向は同じである。
そのため、ギヤ部品2を歯部23の中心を基準として回転軸Y回りに180度回転させると、一方の側面231の撮像を実施したカメラC(C1〜C3)の正面に、一方の側面231と同じ湾曲形状を成す他方の側面232(図5の(b)参照)が配置されることになる。
第2撮像ステップ(ステップS103)における総ての歯部23の他方の側面232の撮像が完了すると、ステップS104(判定ステップ)において制御装置5が、第1撮像ステップと第2撮像ステップでの撮像により得られた側面(231、232)の画像データ(撮像画像)の処理を実施して、側面231、232における黒皮残りの有無を判定する。
制御装置5では、入力された撮像画像を構成する各画素の濃度(濃淡)から、撮像画像内に存在する黒色領域の位置および範囲(大きさ)を決定し、決定した黒色領域の位置及び範囲に基づいて、黒皮残りの有無を判定している。
図6は、判定ステップでの処理を具体的に説明するフローチャートである。
図7は、撮像画像の各画素が持つ濃度値の平均化処理を説明する図であり、(a)は、セグメント(画素範囲)が「4」である場合を例に挙げて、濃度値の平均化処理を説明する図であり、(b)は、撮像画像で設定されるセグメント(画素範囲)の位置の変更を説明する図であり、(c)は、セグメント(画素範囲)A〜Dでの濃度値の平均化処理を説明する図である。
図8は、濃度値の平均化処理後の撮像画像G_aveにおける黒皮候補領域TSと黒皮領域Tの決定を説明する図であり、(a)は、黒皮候補領域TSが存在する場合を説明する図であり、(b)は、黒皮候補領域TSが存在しない場合を説明する図であり、(c)は、黒皮領域Tの決定を説明する図である。
図9は、歯部23の側面(231、232)の研磨処理に対する可否判定を説明する図であり、(a)、(b)は、研磨処理が不十分であると判定される(NG判定)場合を説明する図であり、(c)、(d)は、研磨処理が十分であると判定される(OK判定)場合を説明する図である。
検出閾値Th1は、基準濃度値SDよりも、黒色側(濃度が濃くなる側)にオフセットした値に決定される。このオフセット量は、カメラC(C1〜C3)に起因するバラツキや、撮像時の環境の影響などを考慮して決定される。
具体的には、予め設定されたセグメント(画素範囲)に含まれる各画素の濃度値から、セグメント内に含まれる画素の濃度値の平均値を求め、セグメント(画素範囲)内に含まれる各画素の濃度値を平均値に置換する。
例えば、画素A2、B2、A3、B3の濃度値が、それぞれ「150」、「160」、「151」、「152」である場合には、各画素A2、B2、A3、B3の濃度値を、平均値である「153」に置換する(153=(150+160+151+152)/4)。
なお、このセグメント(画素範囲)の位置を変更する際には、隣接するセグメント(画素範囲)同士が重なりつつ、セグメント(画素範囲)の位置が変更されるようにすることが好ましい。
そして、対象画素C4に隣接して、検出閾値よりも濃度の濃い画素C5がさらに存在するので、対象画素C3に連なる対象画素(画素B3、C3、C4、C5)の領域が、黒皮候補領域TSとして決定されることになる。
例えば、図9の(a)に示すように、総面積Twが「1200」であり、黒皮領域Tの総数Tnが「1」である場合には、総面積Tw「1200」が、閾値面積Th_w「200」よりも大きいので、研磨処理が不十分であると判定される(NG判定)。
よって、研磨処理の妥当性を、より短時間かつ正確に判定できるので、研磨処理が十分であるか否かの判定に要する時間が短くなる分だけ、生産効率の向上が期待できる。
(1)他のギヤ部品の歯部と噛合する歯部23が、回転軸X周りの周方向に所定間隔で複数、基部22の外周に設けられたギヤ部品2において、回転軸X周りの周方向における歯部23の一方の側面231と他方の側面232での研磨後の黒皮残りを検出する黒皮残りの検出方法であって、
ギヤ部品2を回転軸X回りに回転させながら、一方の側面231を一歯ずつ、カメラC(C1〜C3)で撮像する第1撮像ステップ(図3、ステップS101)と、
ギヤ部品2を、回転軸Xに直交する軸線(回転軸Y)回りに180度回転させて、ギヤ部品2の向きを変更する変更ステップ(図3、ステップS102)と、
向きが変更されたギヤ部品2を、回転軸X回りに回転させながら、他方の側面232を一歯ずつ、カメラC(C1〜C3)で撮像する第2撮像ステップ(図3、ステップS103)と、
第1撮像ステップと第2撮像ステップでの撮像で得られた撮像画像の画像処理により、一方の側面231と他方の側面232における黒皮残りの有無を判定する判定ステップ(図3、ステップS104)と、を有し、
第1撮像ステップにおける一方の側面231の撮像は、一方の側面231のカメラC(C1〜C3)に対する投影面積を考慮して設定された複数の撮像領域R1、R2a、R2bに対して実施されると共に、
第2撮像ステップにおける他方の側面231の撮像は、他方の側面232のカメラC(C1〜C3)に対する投影面積を考慮して設定された複数の撮像領域R1、R2a、R2bに対して実施される構成とした。
これにより、ギヤ部品2の歯部23における噛合面(側面231、232)での黒皮残りを適切に検出できる。
また、撮像画像により、黒皮残りであるか否かを判定することができるので、黒皮残りと夾雑物(ゴミ)との区別を適切に行うことができる。
さらに、黒皮残りの有無の判定の結果を踏まえて、研磨処理が十分であるか否かの判定をより短時間で行うことができるので、研磨処理が十分であるか否かの判定に要する時間が短くなる分だけ、生産効率の向上が期待できる。
これにより、カメラCの台数を増やすことなく、一方の側面231と他方の側面232の撮像を行うことができるので、黒皮残りの検出にかかるコストの低減が可能となる。
さらに、目視により黒皮残りを検査する場合よりも、正確かつ短時間で黒皮残りの有無を判定できる。
第2撮像ステップにおける他方の側面232の撮像は、他方の側面で232設定された複数の撮像領域R1、R2a、R2bに対して同時に実施され、
判定ステップでは、
一方の側面231の各撮像領域R1、R2a、R2bの撮像で得られた撮像画像の画像処理により、一方の側面231における黒皮残りの有無を判定すると共に、
他方の側面232の各撮像領域R1、R2a、R2bの撮像で得られた撮像画像の画像処理により、他方の側面232における黒皮残りの有無を判定する構成とした。
よって、複数の撮像領域を設定した場合に、黒皮残りの有無を判定するために必要なギヤ部品2の回転回数を増やす必要が無いので、黒皮残りの有無を判定するための時間が長くなることを防止できる。
一方の側面231では、一方の側面231を径方向で2つに区画して、2つの撮像領域R2a、R2bが設定されており、
他方の側面232では、他方の側面232を径方向で2つに区画して、2つの撮像領域R2a、R2bが設定されている構成とした。
一方の側面231は、回転軸X方向の一端23aから他端23bに向かうにつれて、回転軸X方向から見た基部22の外周の法線Lに対する傾きが小さくなる向きで湾曲していると共に、
他方の側面232は、回転軸X方向の他端23bから一端23aに向かうにつれて、回転軸方向から見た基部22の外周の法線Lに対する傾きが小さくなる向きで湾曲しており、
一方の側面231では、一方の側面231を回転軸X方向で区画して、2つの撮像領域R1、R2が設定されており、
他方の側面232では、当該他方の側面232を回転軸X方向で区画して、2つの撮像領域R1、R2が設定されている構成とした。
一方の側面231と他方の側面232は、回転軸X方向における歯部23の中心Cnを基準とした点対称に形成されており、
一方の側面231は、回転軸X方向の一端23aから他端23bに向かうにつれて、回転軸X方向から見た基部22の外周の法線Lに対する傾きが小さくなる向きで湾曲していると共に、
他方の側面232は、回転軸X方向の他端23bから一端23aに向かうにつれて、回転軸方向から見た基部22の外周の法線Lに対する傾きが小さくなる向きで湾曲しており、
一方の側面231では、当該一方の側面231を回転軸X方向で区画して、2つの撮像領域R1、R2が設定されていると共に、2つの撮像領域R1、R2のうち、他端23b側に位置する撮像領域R2は、径方向でさらに2つの撮像領域R2a、R2bに区画されており、
他方の側面232では、他方の側面232を回転軸X方向で区画して、2つの撮像領域R1、R2が設定されていると共に、2つの撮像領域R1、R2のうち、一端23a側に位置する撮像領域R2は、径方向でさらに2つの撮像領域R2a、R2bに区画されている構成とした。
一方の側面231で設定された複数の撮像領域R1、R2a、R2bと、他方の側面232で設定された複数の撮像領域R1、R2a、R2bとが歯部23の中心Cnを基準とした点対称に設定されている構成とした。
この状態においてカメラC(C1〜C3)の各々は、回転軸X周りの周方向における所定の角度位置(撮像位置)にある歯部23の側面(他方の側面232)を撮像できる位置で、歯部23の側面に対向して配置されており(図4の(c)、(d)参照)、側面232の撮像のためにカメラを別途用意することなく、側面231の撮像に用いたカメラC(C1〜C3)をそのまま用いて、側面232の撮像を行えるようになっている。
また、カメラC(C1〜C3)側から見た側面231の湾曲形状と、側面232の湾曲形状とが同じであるので、側面231において設定した撮像領域R1、R2a、R2bを変更することなく、そのままの設定で撮像が行える(図5の(b)参照)。
よって、一方の側面231と他方の側面232において、複数の撮像領域を設定した場合であっても、カメラCの台数を増やすことや、撮像領域の設定を変更する必要ないので、黒皮残りの有無の判定のためのコストを上昇させることなく、黒皮残りの有無を簡単に判定できる。
ギヤ部品2を回転可能に支持すると共に、回転軸Xに直交する軸線(回転軸Y)回りに回転可能な支持台30と、
ギヤ部品2を、回転軸X回りに回転させる回転機構4と、
歯部23の一方の側面231と他方の側面232を撮像するカメラC(C1〜C3)と、
歯部23の側面(一方の側面231、他方の側面232)に設定された撮像領域を照明するLED光源10(光源)と、
黒皮残りの検出処理を実施する制御装置5と、を有し、
制御装置5は、
支持台30で支持されたギヤ部品2を回転軸X回りに回転させながら、歯部23の一方の側面231を、カメラC(C1〜C3)で一歯ずつ撮像する第1撮像手段(図3、ステップS101)と、
支持台30を回転軸Xに直交する軸線(回転軸Y)回りに180度回転させて、支持台30で支持されたギヤ部品2の向きを変更する変更手段(図3、ステップS102)と、
向きが変更されたギヤ部品2を、回転軸X回りに回転させながら、歯部23の他方の側面232を、カメラC(C1〜C3)で一歯ずつ撮像する第2撮像手段(図3、ステップS103)と、
第1撮像手段と第2撮像手段による撮像で得られた撮像画像の画像処理により、歯部23の一方の側面231と他方の側面232における黒皮残りの有無を判定する判定手段(図2、ステップS104)と、を有し、
第1撮像手段における一方の側面231の撮像は、一方の側面231のカメラC(C1〜C3)に対する投影面積を考慮して設定された複数の撮像領域R1、R2a、R2bに対して実施されると共に、
第2撮像手段における他方の側面232の撮像は、他方の側面232のカメラC(C1〜C3)に対する投影面積を考慮して設定された複数の撮像領域R1、R2a、R2bに対して実施される構成とした。
また、第2撮像手段による撮像を実施する前に、ギヤ部品2の向きを、第1撮像手段での撮像の際の向きを基準として180度回転させておくことで、側面232の撮像のためにカメラを別途用意することなく、側面231の撮像に用いたカメラC(C1〜C3)をそのまま用いて、側面232の撮像を行うことができる。
これにより、カメラCの台数を増やすことなく、一方の側面231と他方の側面232を行うことができるので、黒皮残りの有無の検査にかかるコストの低減が可能となる。
2 ギヤ部品
20 貫通孔
21 軸部
22 基部
23 歯部
23a 一端
23b 他端
230 平坦面
231 一方の側面
232 他方の側面
24 第1大径部
25 第2大径部
3 支持部材
30 支持台
31 支持板
311 凹部
32 支持軸
33 ガイドレール
331 ストッパ
4 回転機構
41 第1ユニット
42 回転伝達軸
421 挿入部
43 ガイドレール
45 第2ユニット
46 支持軸
461 挿入部
47 ガイドレール
5 制御装置
10 LED光源
15 基盤
16、17 支持フレーム
Cn 中心
C1〜C3 カメラ
L 直径線
La、Lb 線分
P1 中央点
P2、P3 基端
Pa、Pb 境界点
R1 撮像領域
R2(R2a、R2b) 撮像領域
SD 基準濃度値
T 黒皮領域
TS 黒皮候補領域
Th1 検出閾値
Th2 判定用閾値
Th_w 閾値面積
Th_n 閾値総数
Tn 総数
Tw 総面積
X、Y 回転軸
Claims (8)
- 他のギヤ部品と噛合する歯部が、回転軸周りの周方向に所定間隔で複数、外周に設けられたギヤ部品において、前記周方向における前記歯部の一方の側面と他方の側面での研磨後の黒皮残りを検出する黒皮残りの検出方法であって、
前記ギヤ部品を前記回転軸回りに回転させながら、前記歯部の一方の側面を一歯ずつ、カメラで撮像する第1撮像ステップと、
前記ギヤ部品を、前記回転軸に直交する軸線回りに180度回転させて、前記ギヤ部品の向きを変更する変更ステップと、
向きが変更された前記ギヤ部品を、前記回転軸回りに回転させながら、前記歯部の他方の側面を一歯ずつ、前記カメラで撮像する第2撮像ステップと、
前記第1撮像ステップと前記第2撮像ステップでの撮像で得られた撮像画像の画像処理により、前記一方の側面と前記他方の側面における黒皮残りの有無を判定する判定ステップと、を有し、
前記第1撮像ステップにおける前記一方の側面の撮像は、前記一方の側面の前記カメラに対する投影面積を考慮して設定された複数の撮像領域に対して実施されると共に、
前記第2撮像ステップにおける前記他方の側面の撮像は、前記他方の側面の前記カメラに対する投影面積を考慮して設定された複数の撮像領域に対して実施されることを特徴とする黒皮残りの検出方法。 - 前記第1撮像ステップにおける前記一方の側面の撮像は、前記一方の側面で設定された前記複数の撮像領域に対して同時に実施されると共に、
前記第2撮像ステップにおける前記他方の側面の撮像は、前記他方の側面で設定された前記複数の撮像領域に対して同時に実施され、
前記判定ステップでは、
前記一方の側面の各撮像領域の撮像で得られた撮像画像の画像処理により、前記一方の側面における黒皮残りの有無を判定すると共に、
前記他方の側面の各撮像領域の撮像で得られた撮像画像の画像処理により、前記他方の側面における黒皮残りの有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の黒皮残りの検出方法。 - 前記判定ステップでは、撮像領域毎に、前記黒皮残りの有無を判定することを特徴とする請求項2に記載の黒皮残りの検出方法。
- 前記回転軸方向から見て前記歯部の各々は、外径側に向かうにつれて前記周方向の幅が狭くなる断面形状を有しており、
前記一方の側面では、当該一方の側面を径方向で区画して、前記複数の撮像領域が設定されており、
前記他方の側面では、当該他方の側面を径方向で区画して、前記複数の撮像領域が設定されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の黒皮残りの検出方法。 - 前記一方の側面と前記他方の側面は、前記回転軸方向における前記歯部の中心を基準とした点対称に形成されており、
前記一方の側面は、前記回転軸方向の一端から他端に向かうにつれて、前記回転軸方向から見た前記外周の法線に対する傾きが小さくなる向きで湾曲していると共に、
前記他方の側面は、前記回転軸方向の他端から一端に向かうにつれて、前記回転軸方向から見た前記外周の法線に対する傾きが小さくなる向きで湾曲しており、
前記一方の側面では、前記一方の側面を前記回転軸方向で区画して、前記複数の撮像領域が設定されており、
前記他方の側面では、当該他方の側面を前記回転軸方向で区画して、前記複数の撮像領域が設定されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の黒皮残りの検出方法。 - 前記回転軸方向から見て前記歯部の各々は、外径側に向かうにつれて前記周方向の幅が狭くなる断面形状を有しており、
前記一方の側面と前記他方の側面は、前記回転軸方向における前記歯部の中心を基準とした点対称に形成されており、
前記一方の側面は、前記回転軸方向の一端から他端に向かうにつれて、前記回転軸方向から見た前記外周の法線に対する傾きが小さくなる向きで湾曲していると共に、
前記他方の側面は、前記回転軸方向の他端から一端に向かうにつれて、前記回転軸方向から見た前記外周の法線に対する傾きが小さくなる向きで湾曲しており、
前記一方の側面では、前記一方の側面を前記回転軸方向で区画して、前記複数の撮像領域が設定されていると共に、前記複数の撮像領域のうち、前記他端側に位置する撮像領域は、前記径方向でさらに複数の撮像領域に区画されており、
前記他方の側面では、前記他方の側面を前記回転軸方向で区画して、前記複数の撮像領域が設定されていると共に、前記複数の撮像領域のうち、前記一端側に位置する撮像領域は、前記径方向でさらに複数の撮像領域に区画されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の黒皮残りの検出方法。 - 前記一方の側面で設定された複数の撮像領域と、前記他方の側面で設定された複数の撮像領域とが、前記歯部の中心を基準とした点対称に設定されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の黒皮残りの検出方法。
- 他のギヤ部品と噛合する歯部が、回転軸周りの周方向に所定間隔で複数、外周に設けられたギヤ部品において、前記周方向における前記歯部の一方の側面と他方の側面での研磨後の黒皮残りを検出するための検出装置であって、
前記ギヤ部品を回転可能に支持すると共に、前記回転軸に直交する軸線回りに回転可能な支持台と、
前記ギヤ部品を、前記回転軸回りに回転させる回転機構と、
前記一方の側面と前記他方の側面を撮像するカメラと、
前記歯部を照明する光源と、
前記黒皮残りの検出処理を実施する制御装置と、を有し、
前記制御装置は、
前記支持台で支持された前記ギヤ部品を前記回転軸回りに回転させながら、前記一方の側面を、前記カメラで一歯ずつ撮像する第1撮像手段と、
前記支持台を前記回転軸に直交する軸線回りに180度回転させて、前記支持台で支持された前記ギヤ部品の向きを変更する変更手段と、
向きが変更された前記ギヤ部品を、前記回転軸回りに回転させながら、前記他方の側面を、前記カメラで一歯ずつ撮像する第2撮像手段と、
前記第1撮像手段と前記第2撮像手段による撮像で得られた撮像画像の画像処理により、前記一方の側面と前記他方の側面における黒皮残りの有無を判定する判定手段と、を有し、
前記一方の側面の撮像は、前記一方の側面の前記カメラに対する投影面積を考慮して設定された複数の撮像領域に対して実施されると共に、
前記他方の側面の撮像は、前記他方の側面の前記カメラに対する投影面積を考慮して設定された複数の撮像領域に対して実施されることを特徴とする黒皮残りの検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016212387A JP6755625B2 (ja) | 2016-10-30 | 2016-10-30 | 黒皮残りの検出方法および検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016212387A JP6755625B2 (ja) | 2016-10-30 | 2016-10-30 | 黒皮残りの検出方法および検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018072165A true JP2018072165A (ja) | 2018-05-10 |
JP6755625B2 JP6755625B2 (ja) | 2020-09-16 |
Family
ID=62115019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016212387A Active JP6755625B2 (ja) | 2016-10-30 | 2016-10-30 | 黒皮残りの検出方法および検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6755625B2 (ja) |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05157705A (ja) * | 1991-12-09 | 1993-06-25 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 歯車等の異状診断方法 |
JP2000065749A (ja) * | 1998-08-21 | 2000-03-03 | Hitachi Metals Ltd | U字状溝を有する部品表面の検査装置 |
JP2007047089A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-02-22 | Bridgestone Corp | 空気のう外観検査装置及び空気のう外見検査方法 |
JP2008032487A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 外観検査装置 |
JP2009250740A (ja) * | 2008-04-04 | 2009-10-29 | Bridgestone Corp | 画像合成方法及びタイヤの外観検査装置 |
JP2010266259A (ja) * | 2009-05-13 | 2010-11-25 | Bridgestone Corp | タイヤの検査装置 |
WO2011054822A1 (en) * | 2009-11-03 | 2011-05-12 | De Beers Centenary AG | Inclusion detection in polished gemstones |
JP2012063254A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Honda Motor Co Ltd | ワーク検査装置及びその制御方法 |
JP2012063268A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Honda Motor Co Ltd | ワーク検査装置及びワーク検査方法 |
JP2014115222A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Kubota Corp | 検査装置および検査方法 |
-
2016
- 2016-10-30 JP JP2016212387A patent/JP6755625B2/ja active Active
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05157705A (ja) * | 1991-12-09 | 1993-06-25 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 歯車等の異状診断方法 |
JP2000065749A (ja) * | 1998-08-21 | 2000-03-03 | Hitachi Metals Ltd | U字状溝を有する部品表面の検査装置 |
JP2007047089A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-02-22 | Bridgestone Corp | 空気のう外観検査装置及び空気のう外見検査方法 |
JP2008032487A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 外観検査装置 |
JP2009250740A (ja) * | 2008-04-04 | 2009-10-29 | Bridgestone Corp | 画像合成方法及びタイヤの外観検査装置 |
JP2010266259A (ja) * | 2009-05-13 | 2010-11-25 | Bridgestone Corp | タイヤの検査装置 |
WO2011054822A1 (en) * | 2009-11-03 | 2011-05-12 | De Beers Centenary AG | Inclusion detection in polished gemstones |
JP2012063254A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Honda Motor Co Ltd | ワーク検査装置及びその制御方法 |
JP2012063268A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Honda Motor Co Ltd | ワーク検査装置及びワーク検査方法 |
JP2014115222A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Kubota Corp | 検査装置および検査方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6755625B2 (ja) | 2020-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5655936B2 (ja) | ワークの欠陥検出装置 | |
JP6370177B2 (ja) | 検査装置および検査方法 | |
US7924418B2 (en) | Inspection apparatus and method | |
CN105190228A (zh) | 形状测定装置、构造物制造系统、形状测定方法、构造物制造方法、及形状测定程式 | |
JP2012225795A (ja) | タイヤ表面形状測定装置及びタイヤ表面形状測定方法 | |
JPWO2009031612A1 (ja) | 観察装置および観察方法、並びに検査装置および検査方法 | |
TW202022313A (zh) | 中心檢測方法 | |
JP2007071661A (ja) | 外観検査装置 | |
JP5835616B2 (ja) | 玉挙動計測方法および玉挙動計測装置 | |
JP2018072165A (ja) | 黒皮残りの検出方法および検出装置 | |
JP6599829B2 (ja) | 検査装置及び方法 | |
JP2009109243A (ja) | 樹脂封止材の検査装置 | |
JP5042649B2 (ja) | 円筒状表面の欠陥検出方法および欠陥検出装置 | |
KR101850336B1 (ko) | 회전 비전 검사 시스템 및 회전 비전 검사 방법 | |
JP5605010B2 (ja) | 表面検査方法 | |
JP5570890B2 (ja) | タイヤの外観検査方法および外観検査装置 | |
KR101234577B1 (ko) | 저항막 방식의 터치스크린 모듈의 비정형 불량을 검출하기 위한 비정형 불량 검사 장치 및 방법 | |
JP2021139630A (ja) | 表面検査装置及び表面検査方法 | |
JP5067049B2 (ja) | 端部検査装置、及び被検査体の端部検査方法 | |
JP6595800B2 (ja) | 欠損検査装置、及び欠損検査方法 | |
JP2008191017A (ja) | 板状体の欠陥検出方法 | |
JP7389321B2 (ja) | 基板の検査装置、基板の検査方法 | |
KR100791170B1 (ko) | 금속 드럼 스크래치 화상 검출 장치 및 방법 | |
TW202113304A (zh) | 攝像裝置、攝像方法及檢查裝置 | |
TW202344833A (zh) | 晶圓外觀檢查裝置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190607 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200529 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200616 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200825 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200825 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6755625 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |