JP2007047089A - 空気のう外観検査装置及び空気のう外見検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 空気のう1の外観検査に必要なスペースを縮小して、スペースの有効利用を容易に図ると共に、空気のう1の外見検査の作業時間を短くして、空気のう1の外観検査の作業能率を向上させること。
【解決手段】回転台23を垂直な回転軸心C1を中心として回転させて、直立した状態の空気のう1の外周面が所定の作業ポジションSの前方に位置するように、空気のう1の向きを変更し、所定の作業ポジションSにおいて、空気のう1を周方向へ回転させて、空気のう1の外周面に対して外観検査を行うと共に、回転台23を垂直な回転軸心C1を中心として回転させて、直立した状態の空気のう1のサイド面が所定の作業ポジションSの前方に位置するように、空気のう1の向きを変更し、所定の作業ポジションSにおいて、空気のう1を周方向へ回転させて、空気のう1の内周面に対して外観検査を行うこと。
【選択図】図2
【解決手段】回転台23を垂直な回転軸心C1を中心として回転させて、直立した状態の空気のう1の外周面が所定の作業ポジションSの前方に位置するように、空気のう1の向きを変更し、所定の作業ポジションSにおいて、空気のう1を周方向へ回転させて、空気のう1の外周面に対して外観検査を行うと共に、回転台23を垂直な回転軸心C1を中心として回転させて、直立した状態の空気のう1のサイド面が所定の作業ポジションSの前方に位置するように、空気のう1の向きを変更し、所定の作業ポジションSにおいて、空気のう1を周方向へ回転させて、空気のう1の内周面に対して外観検査を行うこと。
【選択図】図2
Description
本発明は、タイヤの内圧が急激に低下した際に前記タイヤに代わって車両荷重を支持する空気のうに対して外観検査を行うために用いられる空気のう外観検査装置、及び前記空気のうに対して外観検査を行うための空気のう外観検査方法に関する。
近年、開発の進んでいる所謂空気のうは、タイヤ内に収容された状態でリムに組付けられるものであって、前記タイヤの内圧が急激に低下した際に前記タイヤに代わって車両荷重を支持するものである(特許文献1及び特許文献2参照)。また、前記空気のうは、前記タイヤと同様に、一連の製造工程が終了した後に、外観検査装置を用いて次のように外観検査が行われている。なお、前記外観検査装置は、検査装置本体と、この検査装置本体に設けられかつ直立した状態の前記空気のうを周方向へ回転可能に支持する支持機構とを具備している。
即ち、直立した状態の前記空気のうの外周面側の第1作業ポジションにおいて、前記空気のうを周方向へ回転させて、前記空気のうの外周面にベア等の欠陥があるか否かについての外観検査(前記空気のうの外周面に対して外観検査)を行う。また、直立した状態の前記空気のうのサイド面側の第2作業ポジションにおいて、前記空気のうを周方向へ回転させて、前記空気のうの内周面にベア等の欠陥があるか否かについての外観検査(前記空気のうの内周面に対して外観検査)を行う。ここで、前記空気のうの内周面には、前記リムに接触可能な多数のリッジが形成されてあって、前記空気のうの内周面の外観検査は特に重要である。
なお、前記空気のうのサイド面の外観検査は、前記空気のうの内周面の外観検査或いは空気のうの外周面の外観検査の少なくともいずれかの外観検査と併せて行う。
特開2004−90808号公報
特開2005−53383号公報
ところで、1つの前記空気のうに対して全ての外観検査(外周面、内周面、及びサイド面に対して外観検査)を行うためには、前述のように、作業ポジションを変える必要がある。そのため、前記空気のうの外観検査に必要なスペースが拡大して、スペースの有効利用を図ることが困難になると共に、外観検査対象の前記空気のうの個数の増加に伴い、前記空気のうの外見検査の作業時間が長くなって、前記空気のうの外観検査の作業が煩雑化するという問題がある。
そこで、本発明は、前述の従来の問題を解決するため、作業ポジションを変えることなく、1つの作業ポジションで1つの前記空気のうに対して全ての外観検査を行うことができる、新規な構成の空気のう外観検査装置及び空気のう外観検査方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、タイヤの内圧が急激に低下した際に前記タイヤに代わって車両荷重を支持する空気のうに対して外観検査を行うために用いられる空気のう外観検査装置であって、検査装置本体と、該検査装置本体に設けられ、前記検査装置本体の上面に垂直な回転軸心を中心として回転可能な回転台と、前記回転台に設けられ、直立した状態の前記空気のうを周方向へ回転可能に支持する支持機構と、を具備したことである。
第1の特徴によると、前記回転台を前記垂直な回転軸心を中心として回転させて、直立した状態の前記空気のうの外周面が所定の作業ポジションの前方に位置するように、前記空気のうの向きを変更する。そして、前記所定の作業ポジションにおいて、前記空気のうを周方向へ回転させて、前記空気のうの外周面にベア等の欠陥があるか否かについての外観検査(前記空気のうの外周面に対して外観検査)を行う。
また、前記回転台を前記垂直な回転軸心を中心として回転させて、直立した状態の前記空気のうのサイド面が前記所定の作業ポジションの前方に位置するように、前記空気のうの向きを変更する。そして、前記所定の作業ポジションにおいて、前記空気のうを周方向へ回転させて、前記空気のうの内周面にベア等の欠陥があるか否かについての外観検査(前記空気のうの内周面に対して外観検査)を行う。
ここで、前記空気のうのサイド面の外観検査は、前記空気のうの内周面の外観検査或いは空気のうの外周面の外観検査の少なくともいずれかの外観検査と併せて行う。
つまり、前記検査装置本体に前記垂直な回転軸心を中心として回転可能な前記回転台が設けられ、前記回転台に直立した状態の前記空気のうを周方向へ回転可能に支持する前記支持機構が設けられているため、前述のように、作業ポジションを変えることなく、1つの作業ポジション(前記所定の作業ポジション)で1つの前記空気のうに対して全ての外観検査(外周面、内周面、及びサイド面に対して外観検査)を行うことができる。
本発明の第2の特徴は、第1の特徴に加えて、前記空気のうの内周面に向かって光を照射する照射灯と、を具備したことである。
第2の特徴によると、前記空気のうの内周面に対して外観検査を行う際に、前記照射灯によって前記空気のうの内周面を照射する。
本発明の第3の特徴は、第1の特徴又は第2の特徴に加えて、前記回転台を前記検査装置本体に対して回転不能にロックするロック機構と、を具備したことである。
第3の特徴によると、前記空気のうの向きを変更した後で、前記ロック機構によって前記回転台を前記検査装置本体に対して回転不能にロックする。
本発明の第4の特徴にあっては、第1の特徴から第3の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記支持機構は、前記回転台に平行に設けられ、かつ前記検査装置本体の上面に平行な回転軸心を中心として回転可能な一対の支持ローラを備えたことである。
本発明の第5の特徴は、第1の特徴又は第2の特徴からなる空気のう外観検査装置を用いて、空気のうに対して外観検査を行うための空気のう外観検査方法であって、前記回転台を前記垂直な回転軸心を中心として回転させて、直立した状態の前記空気のうの外周面が所定の作業ポジションの前方に位置するように、前記空気のうの向きを変更する第1向き変更工程と、前記向き変更工程が終了した後に、前記所定の作業ポジションにおいて、前記空気のうを周方向へ回転させて、前記空気のうの外周面に対して外観検査を行う第1外観検査工程と、前記回転台を前記垂直な回転軸心を中心として回転させて、直立した状態の前記空気のうのサイド面が前記所定の作業ポジションの前方に位置するように、前記空気のうの向きを変更する第2向き変更工程と、前記第2向き変更工程が終了した後に、前記所定の作業ポジションにおいて、前記空気のうを周方向へ回転させて、前記空気のうの内周面に対して外観検査を行う第2外観検査工程と、を具備し、前記第1外観検査工又は前記第2外観検査工程のうちの少なくともいずれかの工程で、前記空気のうのサイド面に対して外観検査を併せて行うことである。
なお、前記空気のう外観検査方法は、前記第1向き変更工程、前記第1外観検査工程、前記第2向き変更工程、前記第2外観検査方向の順番に実施される他に、前記第2向き変更工程、前記第2外観検査方向、前記第1向き変更工程、前記第1外観検査工程の順番に実施されるようにしてもよい。
第5の特徴によると、前記空気のうの外周面の外観検査を行う前に、直立した状態の前記空気のうの外周面が所定の作業ポジションの前方に位置するように、前記空気のうの向きを変更すると共に、前記空気のうの内周面に対して外観検査を行う前に、直立した状態の前記空気のうのサイド面が所定の作業ポジションの前方に位置するように、前記空気のうの向きを変更するため、作業ポジションを変えることなく、1つの作業ポジション(前記所定の作業ポジション)で1つの前記空気のうに対して全ての外観検査(外周面、内周面、及びサイド面に対して外観検査)を行うことができる。
本発明の第6の特徴によると、第5の特徴に加えて、前記第2外観検査工程にあっては、前記照射灯によって前記空気のうの内周面を照射しつつ、前記所定の作業ポジションにおいて、前記空気のうを周方向へ回転させて、前記空気のうの内周面に対して外観検査を行うことである。
請求項1から請求項6のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、作業ポジションを変えることなく、1つの作業ポジションで1つの前記空気のうに対して全ての外観検査を行うことができるため、前記空気のうの外観検査に必要なスペースを縮小して、スペースの有効利用を容易に図ると共に、前記空気のうの外見検査の作業時間を短くして、前記空気のうの外観検査の作業能率を向上させることができる。特に、請求項2から請求項4、請求項6のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記空気のうの内周面に対して外観検査を行う際に、前記照射灯によって前記空気のうの内周面を照射するため、前記空気のうの内周面における多数のリッジの欠陥があるか否かについての外観検査の作業能率を更に向上させることができる。
本発明の実施形態に空気のう、空気のう外見検査装置、及び空気のう外観検査方法ついて、図1から図5を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の実施形態に係わる空気のう外観検査装置の斜視図であって、図2は、本発明の実施形態に係わる空気のう外観検査装置の平面図であって、図3は、本発明の実施形態に係わる空気のう外観検査装置の側面図であって、図4は、本発明の実施形態に係わる空気のうの斜視図であって、図5は、本発明の実施形態に係わるタイヤに収容された状態の空気のうの部分断面図である。
図4及び図5に示すように、本発明の実施形態に係わる空気のう1は、タイヤ3内に収容された状態でリム5に組付けられるものであって、パンク等によってタイヤ3の内圧が急激に低下した際にタイヤ3に代わって車両荷重を支持するものである。
空気のう1は、作動気体としての空気を充填可能な中空円環状の空気のチューブ7を具備しており、このチューブ7は、天然ゴム,ブチルゴム等のゴムからなるものである。また、チューブ7に充填された空気の圧力は、タイヤ3の内部に充填された空気の圧力以上になっている。なお、空気のう1に充填される作動気体には、窒素ガス等の空気以外の作動気体も含まれる。
チューブ7には、補強層9が加硫処理によって一体に接合されており、この補強層9は、チューブ7全体を覆うように構成されている。また、補強層9は、例えばポリアミド不織布,ポリエステル不織布,カーボン不織布,レーヨン不織布,ガラス不織布等の不織布と例えば天然ゴム,ブチルゴム等のゴムの複合材料によって成型されるものである。更に、補強層9の内周面には、リム5の外周面に接触可能な複数の第1リッジ11が形成されており、補強層9の内寄りの肩面(内周面の一部)には、タイヤ3におけるビードフィラ13に接触可能な複数の第2リッジ15が形成されている。
従って、パンク等によってタイヤ3の内圧が急激に低下すると、空気のう1が拡張変形して、タイヤ3の内周面に密着する。これによって、タイヤ3に代わって、空気のう1により車両荷重を支持することができる。
一方、通常の走行中においては、補強層9によってチューブ7の剛性(換言すれば、空気のう1の剛性)を高めつつ、遠心力による空気のう1の拡張を抑えることができる。これによって、空気のう1とタイヤ3との擦り合いによる空気のう1及びタイヤ3の損傷をなくすことができる。
また、複数の第1リッジ11によって空気のう1の内周面とリム5の外周面との間、複数の第2リッジ15によって空気のう1の内寄りの肩面とビードフィラ13との間に、空気が通過可能な間隙(通路)を形成することができ、タイヤ3内における空気の循環を高めることができる。これによって、リム5による放熱作用を十分に発揮させて、タイヤ3内における空気の温度上昇又は温度のばらつきを抑えることができる。
図1から図3に示すように、本発明の実施形態に係わる空気のう検査装置17は、空気のう1に対して外観検査(空気のう1の外周面、内周面、及びサイド面に対して外観検査)を行うために用いられるものであって、四角形状の検査装置本体19を具備しており、この検査装置本体19の上面には、円形状の凹部21が形成されている。
検査装置本体19における凹部21には、円形状の回転台23が複数のボールベアリング25を介して設けられており、この回転台23は、検査装置本体19の上面に垂直な回転軸心C1を中心として回転可能である。また、回転台23の周縁部には、第1係合穴27及び第2係合穴29がそれぞれ形成されており、回転台23の中心(垂直な回転軸心C1)と第1係合穴27の中心を結ぶ線L1と、回転台23の中心と第2係合穴29の中心を結ぶ線L2との交角は、90度になるように設定されている。
回転台23には、直立した状態の空気のう1を周方向へ回転可能に支持する支持機構31が設けられている。この支持機構31は、回転台23に平行に設けられた一対の支持ローラ33を備えてあって、一対の支持ローラ33は、検査装置本体19の上面に平行な回転軸心C2を中心として回転可能である。
検査装置本体19には、回転台23を検査装置本体19に対して回転不能にロックするロック機構35が設けられている。
即ち、検査装置本体19における凹部21近傍には、ブラケット37が設けられており、このブラケット37には、ロックピン39が上下方向(図2において紙面に向かって表裏方向、図3において上下方向)へ移動可能に設けられてあって、例えばスプリング(図示省略)によって下方(回転台23側)へ常時付勢されている。ここで、ロックピン39は、回転台23を垂直な回転軸心C1を中心として回転させて、直立した状態の空気のう1の外周面を所定の作業ポジションSの前方に位置させたときに(図2中において仮想線で示す空気のう1を参照)、第1係合穴27に係合することができるように構成されている。また、ロックピン39は、回転台23を垂直な回転軸心C1を中心として回転させて、直立した状態の空気のう1のサイド面を所定の作業ポジションSの前方に位置させたときに(図2中において実線で示す空気のう1を参照)、第2係合穴29に係合することができるように構成されている。なお、ロックピン39が前記スプリングの付勢力によって回転台23の周縁部を押圧することによって、ロック機構35に回転台23の回転を規制するブレーキ機能を持たせるようにしても差し支えない。
検査装置本体19における作業ポジションSの近傍には、一対の支柱41が離隔して設けられており、各支柱41には、屈曲可能な取付アーム43の基端部が連結されており、各取付アーム43の先端部には、空気のう1の内周面に向かって光Bを照射する照射灯45が角度調節可能にそれぞれ設けられている。また、検査装置本体19の上方の固定部(例えば天井部)47には、ブラケット49が設けられており、このブラケット49には、空気のう1の上部に向かって光Bを照射する補助照射灯51が設けられている。
続いて、本発明の実施形態に係わる空気のう外観検査方法について説明する。
本発明の実施形態に係わる空気のう外観検査方法は、空気のう1に対して外観検査(空気のう1の外周面、内周面、サイド面に対して外観検査)を行うための方法であって、次のように、(i)第1向き変更工程、(ii)第1外観検査工程、(iii)第2向き変更工程、(iv)第2外観検査工程を具備している。
(i) 第1向き変更工程
回転台23を垂直な回転軸心C1を中心として回転させて、直立した状態の空気のう1の外周面が所定の作業ポジションSの前方に位置するように(図2において仮想線で示す空気のう1を参照)、空気のう1の向きを変更する。そして、ロックピン39を第1係合穴27に係合させて、回転台23を検査装置本体19に対して回転不能にロックする。
回転台23を垂直な回転軸心C1を中心として回転させて、直立した状態の空気のう1の外周面が所定の作業ポジションSの前方に位置するように(図2において仮想線で示す空気のう1を参照)、空気のう1の向きを変更する。そして、ロックピン39を第1係合穴27に係合させて、回転台23を検査装置本体19に対して回転不能にロックする。
(ii) 第1外観検査工程
前記(i)第1向き変更工程が終了した後に、所定の作業ポジションSにおいて、空気のう1を周方向へ回転させて、空気のう1の外周面にベア等の欠陥があるか否かについての外観検査(空気のう1の外周面に対して外観検査)を行う。
前記(i)第1向き変更工程が終了した後に、所定の作業ポジションSにおいて、空気のう1を周方向へ回転させて、空気のう1の外周面にベア等の欠陥があるか否かについての外観検査(空気のう1の外周面に対して外観検査)を行う。
(iii) 第2向き変更工程
回転台23を垂直な回転軸心C1を中心として回転させて、直立した状態の空気のう1のサイド面が所定の作業ポジションSの前方に位置するように、空気のう1の向きを変更する。そして、ロックピン39を第2係合穴29に係合させて、回転台23を検査装置本体19に対して回転不能にロックする。
回転台23を垂直な回転軸心C1を中心として回転させて、直立した状態の空気のう1のサイド面が所定の作業ポジションSの前方に位置するように、空気のう1の向きを変更する。そして、ロックピン39を第2係合穴29に係合させて、回転台23を検査装置本体19に対して回転不能にロックする。
(iv) 第2外観検査工程
前記(iii)第2向き変更工程が終了した後に、一対の照射灯45によって空気のう1の内周面を照射しかつ補助照射灯51によって空気のう1の上部を照射しつつ、所定の作業ポジションSにおいて、空気のう1を周方向へ回転させて、空気のう1の内周面にベア等の欠陥があるか否かについての外観検査(空気のう1の内周面に対して外観検査)を行う。
前記(iii)第2向き変更工程が終了した後に、一対の照射灯45によって空気のう1の内周面を照射しかつ補助照射灯51によって空気のう1の上部を照射しつつ、所定の作業ポジションSにおいて、空気のう1を周方向へ回転させて、空気のう1の内周面にベア等の欠陥があるか否かについての外観検査(空気のう1の内周面に対して外観検査)を行う。
ここで、前記(ii)第1外観検査工又は前記(iv)第2外観検査工程のうちの少なくともいずれかの工程で、空気のう1のサイド面に対して外観検査を併せて行う。
なお、本発明の実施形態に係わる空気のう外観検査方法は、前記(i)第1向き変更工程、前記(ii)第1外観検査工程、前記(iii)第2向き変更工程、前記(iv)第2外観検査方向の順番に実施される他に、前記(iii)第2向き変更工程、前記(iv)第2外観検査方向、前記(i)第1向き変更工程、前記(ii)第1外観検査工程の順番に実施されるようにしてもよい。
最後に、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
空気のう1の外周面の外観検査を行う前に、直立した状態の空気のう1の外周面が所定の作業ポジションSの前方に位置するように、空気のう1の向きを変更すると共に、空気のう1の内周面に対して外観検査を行う前に、直立した状態の空気のう1のサイド面が所定の作業ポジションSの前方に位置するように、空気のう1の向きを変更するため(換言すれば、検査装置本体19に垂直な回転軸心C1を中心として回転可能な回転台23が設けられ、回転台23に直立した状態の空気のう1を周方向へ回転可能に支持する支持機構31が設けられているため)、作業ポジションSを変えることなく、1つの作業ポジション(所定の作業ポジション)Sで1つの空気のう1に対して全ての外観検査(外周面、内周面、及びサイド面に対して外観検査)を行うことができる。
従って、空気のう1の外観検査に必要なスペースを縮小して、スペースの有効利用を容易に図ると共に、空気のう1の外見検査の作業時間を短くして、空気のう1の外観検査の作業能率を向上させることができる。特に、空気のう1の内周面に対して外観検査を行う際に、一対の照射灯45によって空気のう1の内周面を照射するため、空気のう1の内周面における多数の第1リッジ11及び多数の第2リッジ15の欠陥があるか否かについての外観検査の作業能率を更に向上させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の他に、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
S 作業ポジション
1 空気のう
3 タイヤ
5 リム
7 チューブ
9 補強層
11 第1リッジ
15 第2リッジ
17 外観検査検査装置
19 検査装置本体
23 回転台
31 支持機構
35 ロック機構
45 照射灯
1 空気のう
3 タイヤ
5 リム
7 チューブ
9 補強層
11 第1リッジ
15 第2リッジ
17 外観検査検査装置
19 検査装置本体
23 回転台
31 支持機構
35 ロック機構
45 照射灯
Claims (6)
- タイヤの内圧が急激に低下した際に前記タイヤに代わって車両荷重を支持する空気のうに対して外観検査を行うために用いられる空気のう外観検査装置であって、
検査装置本体と、
該検査装置本体に設けられ、前記検査装置本体の上面に垂直な回転軸心を中心として回転可能な回転台と、
前記回転台に設けられ、直立した状態の前記空気のうを周方向へ回転可能に支持する支持機構と、
を具備したことを特徴とする空気のう外観検査装置。 - 前記空気のうの内周面に向かって光を照射する照射灯と、
を具備したことを特徴とする請求項1に記載の空気のう外観検査装置。 - 前記回転台を前記検査装置本体に対して回転不能にロックするロック機構と、
を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気のう外観検査装置。 - 前記支持機構は、
前記回転台に平行に設けられ、かつ前記検査装置本体の上面に平行な回転軸心を中心として回転可能な一対の支持ローラを備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の空気のう外観検査装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の空気のう外観検査装置を用いて、空気のうに対して外観検査を行うための空気のう外観検査方法であって、
前記回転台を前記垂直な回転軸心を中心として回転させて、直立した状態の前記空気のうの外周面が所定の作業ポジションの前方に位置するように、前記空気のうの向きを変更する第1向き変更工程と、
前記向き変更工程が終了した後に、前記所定の作業ポジションにおいて、前記空気のうを周方向へ回転させて、前記空気のうの外周面に対して外観検査を行う第1外観検査工程と、
前記回転台を前記垂直な回転軸心を中心として回転させて、直立した状態の前記空気のうのサイド面が前記所定の作業ポジションの前方に位置するように、前記空気のうの向きを変更する第2向き変更工程と、
前記第2向き変更工程が終了した後に、前記所定の作業ポジションにおいて、前記空気のうを周方向へ回転させて、前記空気のうの内周面に対して外観検査を行う第2外観検査工程と、
を具備し、
前記第1外観検査工又は前記第2外観検査工程のうちの少なくともいずれかの工程で、前記空気のうのサイド面に対して外観検査を併せて行うことを特徴とする空気のう外観検査方法。 - 前記第2外観検査工程にあっては、前記照射灯によって前記空気のうの内周面を照射しつつ、前記所定の作業ポジションにおいて、前記空気のうを周方向へ回転させて、前記空気のうの内周面に対して外観検査を行うことを特徴とする請求項5に記載の空気のう外観検査方法。
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