JP2018071108A - 外壁構造 - Google Patents

外壁構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2018071108A
JP2018071108A JP2016209515A JP2016209515A JP2018071108A JP 2018071108 A JP2018071108 A JP 2018071108A JP 2016209515 A JP2016209515 A JP 2016209515A JP 2016209515 A JP2016209515 A JP 2016209515A JP 2018071108 A JP2018071108 A JP 2018071108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
wall
attached
detachable
attachment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016209515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6337946B2 (ja
Inventor
博道 石田
Hiromichi Ishida
博道 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP2016209515A priority Critical patent/JP6337946B2/ja
Publication of JP2018071108A publication Critical patent/JP2018071108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6337946B2 publication Critical patent/JP6337946B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Abstract

【課題】経年建物のリフォーム等に際し、外壁パネルに孔をあけたり表面の起伏模様を損傷したりすることなく、屋外側から壁つなぎを躯体に対して強固に連結することができる外壁構造を提供する。【解決手段】外壁の一部を屋外側から着脱し得る着脱可能パネル12とし、着脱可能パネル12の裏面には、該パネルの裏面よりも屋内側に後退した位置から当該着脱可能パネル12の側縁近傍まで張り出す添接片部604を備えた添接金具60を取り付けるとともに、隣接パネル11には、その裏面の縁部に、屋外側から操作し得る係着部材50を備えた係着金具51を取り付け、隣接パネル11の間に着脱可能パネル12を建て込んで、添接金具60の添接片部64を係着金具51の張出片部514に重ねた状態で係着部材50で押さえることにより、着脱可能パネル12を隣接パネル11に係着する。【選択図】 図11

Description

本発明は、建物の躯体に外壁パネルを取り付けて形成される外壁構造に関し、より詳細には、リフォーム等に際して外壁パネルの一部を取り外し、躯体に足場を連結できるようにした外壁構造に関する。
本出願人は、特に鉄骨造の工業化住宅に好適な外壁構造として、カーテンウォール方式の外壁構造を実用化し、長期間にわたって実施している。
図1〜図4は、本出願人が特許文献1等に開示している外壁構造の要部を示している。この外壁構造に採用される外壁パネル10は、セメント系材料やセラミック系材料等を押出成形するなどして所定の形状に加工したものである。外壁パネル10の表面(屋外側の面)には天然石材や煉瓦等の質感を模した起伏模様が形成され、裏面(屋内側の面)は略平坦に形成されて、厚み方向における中間部分には上下方向に連通する複数箇所の中空孔101が形成されている。
この外壁パネル10は、図5に示すような係合金具20を用いて、躯体を構成する鉄骨梁30等(最下階にあっては基礎31)に取り付けられる。係合金具20は、鋼板をプレス加工するなどして形成された部材であり、その中央には上下方向に延びる長孔201が設けられ、上下いずれかの辺縁に側面視略V字形のフック部202が設けられている。この係合金具20が、フック部202を外壁パネル10の上縁または下縁に沿わせるようにして外壁パネル10の裏面の四隅近傍にあてがわれる。そして、長孔201に屋内側から挿し込まれるボルト21が、外壁パネル10の裏面に形成された下孔102に挿通され、あらかじめ外壁パネル10の中空孔101内に挿着されたバネ板片付きのナット金具22に螺合される。
一方、鉄骨梁30のフランジには、鋼板からなる持出しファスナー32等を介して、係合金具20を係着するためのレール部材33が添接されている。レール部材33は、少なくとも一辺縁にリップ部331を有する山形鋼やC形鋼等からなり、そのリップ部331を屋内側に向けて鉄骨梁30に結合される。鉄骨梁30の上フランジに取り付けられる持出しファスナー32は、レール部材33よりも屋外側に若干延び出して、外壁パネル10の下縁を支持し得るようになっている。そして、クレーン等によって吊り上げられた外壁パネル10がレール部材33の外側面に建て込まれ、係合金具20のフック部202がレール部材33のリップ部331に係着されて、屋内側からボルト21が所定の締付トルクで締結される。このようにして鉄骨梁30に直接、取り付けられた外壁パネル10は、その四隅がレール部材33に沿って水平方向に変位するとともに、係合金具20に形成された長孔201の範囲内で上下方向に変位することで、地震等による躯体の層間変位にも好適に追従し得るものとなる。
また、図6は、本出願人が特許文献2に開示している外壁構造の要部を示している。この外壁構造では、躯体を構成する各階の鉄骨梁30(最下階にあっては基礎31)の間に、リップ付きC形鋼を矩形に結合した軸組フレーム34が組み付けられている。そして、その軸組フレームの上枠及び下枠を構成するリップ付き溝形鋼35に、前述と同様の係合金具20を用いて屋内側からボルト21を締結することにより外壁パネル10が係着される。
ところで、このような建物の建築工事に際しては、建物の外側に、建物を囲むようにして作業用の足場が設置される。その足場は、例えば門型の足場フレームや単管等をクランプ金具で連結するなどして組み上げられるが、倒壊や揺れを防ぐため、足場の一部が「壁つなぎ」と称される部材を介して建物本体に連結される。本出願人も、前述のような外壁構造を有する鉄骨造建物に適した足場の支持構造を特許文献3に開示している。
該文献に開示された足場の支持構造は、鉄骨梁等にボルト・ナット締結されて外壁パネルの裏側(屋内側)に配置される屋内側取付部材と、屋内側取付部材に螺合されて外壁パネルの目地部分から表側(屋外側)に延び出す壁つなぎ部材と、壁つなぎ部材に螺合されて先端の固定アームで足場支柱を把持する支持部材本体と、を組み合わせて構成される。壁つなぎ部材の軸部は外壁パネルの目地幅に納まる太さに形成され、その軸部を挟むようにして外壁パネルが建て込まれる。そして、外装工事等が終了したら、壁つなぎ部材が屋内側取付部材から分離され、壁つなぎ部材および支持部材本体が足場とともに撤去されて、屋内側取付部材は建物側に取り残される。このような部材を利用して足場を建物の躯体に連結することにより、足場の揺れが抑えられて安全性や作業性が向上する。
そして、経年後の修繕工事や増改築に際しても、建物の外側に再度、足場を設置する必要が生じる。しかし、特許文献3に記載された足場の支持構造では、建物側に残されている屋内側取付部材が目地シール部材に隠されて、その正確な位置がわからなくなっているため、それらを再利用するのが難しい。
そこで本出願人は、特許文献4において、屋外側から外壁パネルの目地部分に壁つなぎを後付けすることのできる足場構造も提案している。その足場構造は、外壁パネルの縦目地内に挿入されて外壁パネルの裏側の軸組部材に引っ掛けられるフックボルトと、フックボルトの後端に屋外側から挿装される押えプレートおよび固定部材とを組み合わせて構成される壁つなぎ固定具によって外壁パネルを表裏から挟みつけ、該固定具に壁つなぎを連結するというものである。しかし、この壁つなぎ固定具は、目地の背後に軸組部材が配置されている箇所にしか取り付けることができず、さらに、外壁パネルを挟みつけることで外壁パネルの表面を損傷してしまうおそれもある。
また、足場を躯体に連結するのが難しい場合は、外壁パネルに壁つなぎを取り付けることになる。その壁つなぎは、外壁パネルに適宜の連結金具をビス止めしたり、外壁パネルに孔をあけてアンカーナットを埋め込んだり、外壁パネルに貫通孔をあけて特殊な連結金具で外壁パネルの表裏を挟み込んだりして固定される。いずれにしても、足場を外壁パネルで支持する構造は、足場を躯体に連結する構造に比べて連結箇所の引抜強度が小さくなるので、その分、壁つなぎの取付箇所を増やさざるを得ない。そして、工事が完了し、足場を撤去した後には、外壁パネルに残った多くの孔の補修が必要になる。
特開2001−107488号公報 特開2002−180580号公報 特開平11−107521号公報 特開2016−56639号公報
本発明は、前述のような事情に鑑みてなされたもので、経年建物の修繕工事や増改築に際し、外壁パネルに孔をあけたり外壁パネル表面の起伏模様を損傷したりすることなく、建物の屋外側から、壁つなぎを躯体に対して強固に連結することのできる外壁構造を提供することを目的としている。
特に、前述した外壁構造では、外壁パネルが専用の係合金具を用いて屋内側からのボルト締結作業により躯体に取り付けられているため、それを屋外側からの作業で部分的に取り外すのは難しい。そこで、このような外壁構造においても、壁つなぎを連結したい部位の外壁パネルを容易に着脱することができる外壁パネルの納まりを提供することを具体的課題とする。
前述の目的を達成するために本発明は、複数枚の外壁パネルが、その裏面に取り付けられたフック部を有する係合金具を用いて、建物の躯体側に設けられたリップ付きのレール部材に屋内側からのボルト締結作業によって係着された外壁構造を備える建物において、前記外壁パネルの一部が、屋外側から着脱し得る着脱可能パネルとなされた外壁構造であって、前記着脱可能パネルの裏面には、当該着脱可能パネルの裏面よりも屋内側に後退した位置から当該着脱けパネルの側縁近傍まで張り出す添接片部を備えた添接金具が取り付けられるとともに、前記着脱可能パネルの左右に隣接する外壁パネル(隣接パネル)には、その裏面の縁部に、該裏面よりも屋内側に後退した位置から前記着脱可能パネルの取付位置側へ張り出す張出片部と、該張出片部に取り付けられて屋外側から操作し得る係着部材と、を備えた係着金具が取り付けられ、前記隣接パネルの間に前記着脱可能パネルが建て込まれ、前記添接金具の前記添接片部が前記係着金具の前記張出片部に重ねられた状態で前記係着部材に係着されることにより、前記着脱可能パネルが隣接する外壁パネルに係着された、との構成を採用する。
さらに本発明は、前述の構成において、前記添接金具は、前記着脱可能パネルの裏面に固定される背板部と、前記背板部の側縁から持出し部を介して延設された前記添接片部と、を具備する一方、前記係着金具は、前記着脱可能パネルに隣接する外壁パネルの裏面に固定されて側方に張り出す基板と、その基板に取り付けられた係着部材と、を具備して、前記基板に前記張出片部が形成され、 前記係着部材は、前記張出片部の屋外側に固定されるブラケットと、前記ブラケットにキャップボルトを介して取り付けられた押え爪片とを具備して、前記押え爪片の先端が屋内側へ向けて斜めに屈曲されるとともに、前記キャップボルトに挿装されたコイルばねにより前記押え爪片が前記基板の張出片部から離反する向きに付勢された状態で、縦向きから横向きまでの範囲内で回動しうるように保持され、前記係着金具の前記張出片部に重ねられた前記添接金具の前記添接片部に、屋外側から前記係着金具の前記押え爪片が重ねられ、前記キャップボルトの締結により前記押え爪片が固定されて、前記着脱可能パネルが隣接する外壁パネルに係着された、との構成を採用する。
さらに本発明は、前述の構成において、前記着脱可能パネルが、建物の躯体を構成する各階上部の横架材に面して配置された、との構成を採用する。
さらに本発明は、前述の構成において、前記着脱可能パネルが取り外されて、その取り外し箇所に面する前記横架材に壁つなぎ連結金具が結合された、との構成を採用する。あるいはまた、前記着脱可能パネルの取付箇所の壁内に、壁つなぎ連結金具が、前記横架材に結合された状態で収納されている、との構成を採用する。
前述のように構成される本発明の外壁パネルの取付構造によれば、外壁パネルが専用の係合金具を用いて屋内側から躯体に取り付けられている外壁構造においても、その一部を屋外側から簡単に取り外すことができる。したがって、着脱可能パネルの取り外しによって露出する躯体に対し、壁つなぎ連結金具を介して壁つなぎを強固に連結することが可能になる。しかも、その連結位置は、着脱可能パネルの取り外し箇所に露出する構造材の範囲内で柔軟に選択することができる。
これらにより、経年建物の修繕工事や増改築に際しても、外壁パネルに孔をあけたり外壁パネル表面の起伏模様を損傷したりすることなく、建物外部の足場工事を安全かつ効率的に実施することが可能になる。
従来の外壁構造に用いられる外壁パネルの背面側の斜視図である。 従来の外壁構造の要部を示す縦断面図である。 従来の外壁構造における外壁パネルの下端近傍の取付形態を示す斜視図である。 同じく、外壁パネルの上端近傍の取付形態を示す斜視図である。 従来の外壁構造に用いられる係合金具の斜視図である。 従来の外壁構造に係る他の納まりの例を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る外壁構造を採用した建物の立面図であって、着脱可能な外壁パネル(着脱可能パネル)の位置を示す図である。 着脱可能パネルに隣接する外壁パネル(隣接パネル)と、その裏面に取り付けられる係着金具の構成を示す斜視図である。 着脱可能パネルと、その裏面に取り付けられる添接金具の構成を示す斜視図である。 左右の一般部パネルの間に着脱可能パネルを挟み込んで固定する構造(固定前または離脱時の状態)を示す横断面図である。 左右の一般部パネルの間に着脱可能パネルを挟み込んで固定する構造(固定後の状態)を示す横断面図である。 着脱可能パネルが取り付けられる部位の縦断面図であって、取り外された着脱可能パネルと、そこに取り付けられる壁つなぎ連結金具を示す図である。 同じく、着脱可能パネルが取り付けられる部位の縦断面図であって、鉄骨梁に壁つなぎ連結金具を介して足場が支持される状態を示す図である。 壁つなぎ連結金具の全体的構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図7は、本発明の外壁構造を具備する鉄骨造2階建て建物の立面図である。この建物の1階部分および2階部分には、図1〜図5に示した外壁構造によって、複数枚の外壁パネル10が屋内側から取り付けられている。なお、前記従来の外壁構造と実質的に同一の部位・部材については詳細な説明を省略し、図中には従来と共通の符号を付す。
この建物は、柱、壁、窓、出入口等の配置や、それら各部位を構成する部材等の寸法が、1mを単位寸法とする平面設計モジュールに則って設計されている。したがって、外壁パネル10には、1m幅の広幅パネルと、0.5m幅の細幅パネルとの2種類が用いられており、それらが窓等の位置に合わせて組み合わせ配置されている。
本発明では、これら複数枚の外壁パネル10のうち一部の外壁パネル、または、特定の外壁パネル10の一部を略矩形に切り欠いて、その切欠箇所に組み付けられる通常よりも小さいサイズのパネルが、着脱可能に取り付けられる。図7において斜線を付した9枚のパネルが、着脱可能に取り付けられるパネルである。以下の説明では、これらを一般部の外壁パネル10と区別して「着脱可能パネル12」と呼ぶ。例示した着脱可能パネル12(A、B、C、D、E、F、G、H、I)は、右下の着脱可能パネル12(I)を除いて、躯体を構成する各階上部の横架材に面した位置に配置されている。また、これら着脱可能パネル12の左右に隣接する一般部の外壁パネルは、特に「隣接パネル11(a1、a2、b1、b2、…、i)」と呼ぶ。
図8および図9は、2階の右側部分に取り付けられた隣接パネル11(a1)および着脱可能パネル12(A)と、それらの裏面にそれぞれ取り付けられる金具の構成を示している。また、図10および図11は、当該着脱可能パネル12(A)を左右の隣接パネル11(a1、a2)の間に挟み込んで固定する構造を示す横断面図である。図10は固定前または離脱時、図11は固定後の状態をそれぞれ示している。
隣接パネル11(a1)は、その他一般部の外壁パネル10と同様に、図1〜図5に示した従来と同じ構造で躯体に取り付けられる。すなわち、隣接パネル11(a1)の裏面の四隅近傍には、あらかじめ図6に示した係合金具20が取り付けられ、その隣接パネル11(a1)が所定位置に建て込まれた状態で、係合金具20のフック部202がレール部材33のリップ部331に係着されて、屋内側からボルト21が所定の締付トルクで締結される。このようにして鉄骨梁30に直接、取り付けられた隣接パネル11(a1、a2)は、一般部の外壁パネル10と同様、その四隅がレール部材33に沿って水平方向に変位するとともに、係合金具20に形成された長孔201の範囲内で上下方向に変位することで、地震等による躯体の層間変位にも好適に追従する。
図示した隣接パネル11(a1)は1m幅の広幅パネルであり、その上角部が約0.5m幅で矩形に切り欠かれ、その切欠箇所に着脱可能パネル12(A)が嵌め込まれる。着脱可能パネル12(A)に隣接する切欠箇所の裏面側縁部には、着脱可能パネル12(A)を係着するための係着金具51があらかじめ取り付けられる。係着金具51は、隣接パネル11(a1)の裏面に固定されて側方に張り出す基板511と、その基板511に取り付けられて着脱可能パネル12(A)を押さえる係着部材50と、からなる金具である。
基板511は、略矩形の鋼板を、その横幅方向における中間部2か所で互いに反対向きに屈曲した形状の部材であり、着脱可能パネル12の裏面にあてがわれる固定片部512と、固定片部512の片側縁から固定片部512に直交して隣接パネル11から離れる向きに延設された中間持出し部513と、中間持出し部513から固定片部512の反対側へ、固定片部512と平行になるように延設された張出片部514と、を具備している。固定片部512には上下2か所の固定孔515が形成されており、それらの固定孔515に屋内側から挿し込まれるボルト53が、隣接パネル11の裏面に形成された下孔(図示せず)に挿通され、さらに中空孔101内に挿着されたバネ板片付きのナット金具22にそれぞれ締結される。これにより、基板511が、その張出片部514を隣接パネル11の裏面よりも十数mm、屋内側に後退した位置から隣接パネル11の側方へ数十mm、張り出した状態で、隣接パネル11に固定される。
係着部材50は、基板511の張出片部514に固定されるブラケット501と、ブラケット501に取り付けられる上下2個の押え爪片505とを具備している。ブラケット501は、縦長矩形の台板502と、台板502の中間部の両側縁から屋外側に延出するストッパー503とが一体に形成された部材で、台板502の中央部がボルト・ナット504を介して、基板511の張出片部514の屋外側の面に取り付けられている。
押え爪片505は、略矩形の板片からなる部材で、その基端近傍に軸孔(図示せず)が形成され、その軸孔に屋外側から、六角孔付きの頭部を有するキャップボルト506が挿通されている。このキャップボルト506が、その脚部に円錐形のコイルばね(図示せず)を挿装した状態で、ブラケット501の台板502に形成された雌ねじ孔(図示せず)に屋外側から締結されている。押え爪片505の先端は、屋内側へ向けて斜めに屈曲されている。このようにして取り付けられた押え爪片505は、基板511の張出片部514から離反する向きに付勢された状態で、少なくとも上下いずれかの一方が、キャップボルト506の軸周りに、縦向きから横向きまでの約90度の範囲内で回動しうるようにブラケット501に止め付けられる。
図7において着脱可能パネル12(A)の左側に位置する隣接パネル11(a2)の裏面にも、右側の隣接パネル(a1)と同じく、その四隅近傍に係合金具20が取り付けられるとともに、着脱可能パネル12(A)に隣接する側縁部に係着金具51が取り付けられている。
一方、着脱可能パネル12(A)の裏面には、隣接パネル11(a1、a2)の係着金具51と互いに係着される添接金具60があらかじめ取り付けられる。添接金具60は、着脱可能パネル12の裏面にあてがわれて固定される正面視矩形の背板部601と、背板部601の左右両側縁から背板部601に直交して着脱可能パネル12から離れる向きに延設された左右一対の持出し部602と、背板部601の上下両側縁から背板部601に直交して着脱可能パネル12から離れる向きに延設された上下一対の補剛折片603と、左右の持出し部602から背板部601の反対側へ、背板部601と平行になるようにそれぞれ延設された左右一対の添接片部604と、を具備している。
背板部601には左右2か所の固定孔605が形成されており、それらの固定孔605に屋内側から挿し込まれるボルト61が、着脱可能パネル12の裏面に形成された下孔102に挿通され、さらに着脱可能パネル12の中空孔101内に挿着されたバネ板片付きのナット金具22にそれぞれ締結される。
これにより、添接金具60が、左右の添接片部604のいずれか一方を、着脱可能パネル12の裏面よりも十数mm、屋内側に後退した位置から着脱可能パネル12の側縁近傍まで張り出した状態で、着脱可能パネル12に固定される。
隣接パネル11および着脱可能パネル12の取り付けに際しては、図10および図11に示すように、まず、着脱可能パネル12の取付位置を挟む左右の隣接パネル11を躯体に取り付けておく。そして、それら左右の隣接パネル11の係着金具51の押え爪片505を、あらかじめ縦向きにした状態で、それらの間に、正面から着脱可能パネル12を建て込む。すると、着脱可能パネル12に取り付けられた添接金具60の添接片部604が、左右の隣接パネル11にそれぞれ取り付けられた係着金具51の張出片部514に当接するので、隣接パネル11と着脱可能パネル12との間の目地部分に工具を挿し入れ、係着金具51の押え爪片505を90度回動させて添接金具60の添接片部604に重ねる。この状態で、着脱可能パネル12の位置や傾きを適宜、微調整しながら、目地部分に挿し入れた工具で係着金具51のキャップボルト506を締結し、押え爪片505を固定する。その後、各パネル間の目地部分にシーリング処理を施して、外壁パネル10の取付作業が終了する。こうして、屋外側からの作業だけで、着脱可能パネル12を隣接パネル11に係着することができる。
このような構造によって隣接パネル11に取り付けられる着脱可能パネル12は、キャップボルト506の締付トルクを適切に管理することで、地震等による躯体の層間変位に対し、隣接パネル11を含む他の外壁パネル10と同様の追従性能を発揮する。そして、リフォーム等のために足場を設置する必要が生じたときには、前述の取り付け手順と逆の手順で目地のシーリング材を剥がし、目地内に工具等を挿し入れて係着金具51の押え爪片505を回動させることにより、屋外側からの作業だけで着脱可能パネル12を取り外すことができる。着脱可能パネル12は基本的に、他の外壁パネルよりも小さいサイズに形成されているので、その位置は目地割りから容易に判別可能である。
図7に示したように、大部分の着脱可能パネル12は、基本的に躯体を構成する各階上部の横架材に面して配置されている。したがって、1階上部の着脱可能パネル12(E、F、G、H)を取り外すと、2階部分を支持する梁または桁の側面が露出し、2階上部の着脱可能パネル12(A、B、C、D)を取り外すと、小屋組を支持する梁または桁の側面が露出する。本発明によれば、着脱可能パネル12を取り外すことにより、それらの横架材に対して後から壁つなぎ等を連結することが可能になる。
図12および図13は、鉄骨梁30に壁つなぎを介して足場を連結する構造を説明する縦断面図であり、図14は、その鉄骨梁30に取り付けられる壁つなぎ連結金具70の構成を示す斜視図である。例示形態では、着脱可能パネル12の高さがH形鋼からなる鉄骨梁30の高さと略同寸に設定されており、着脱可能パネル12を取り外すことによって、鉄骨梁30の高さの略全体が露出する。
鉄骨梁30の側面の適所にあらかじめスチフナ(図示せず)等が接合されている場合には、そのスチフナ等に壁つなぎ連結金具70を連結することが可能であるが、スチフナ等がない場合は、鉄骨梁30の側面にスチフナに相当する梁中金具80を取り付けて、その梁中金具80に壁つなぎ連結金具70を連結する。
梁中金具80は、鉄骨梁30の上下のフランジとウェブとに囲まれた溝形の領域に、鉄骨梁30の材軸と直交する姿勢で配置される直立補剛板81と、上下のフランジに添うように直立補剛板81の上下両端にそれぞれ接合された取付板部82とを具備し、取付板部82はその一部がウェブに添うようにL字形に屈曲して延び出している。そして、上下の各取付板部82が鉄骨梁30の上下フランジに対し、各々に形成された複数箇所の取付孔83、301同士を重ねてボルト・ナット綴着することにより結合される。
壁つなぎ連結金具70は、梁中金具80の直立補剛板81に取り付けられる基片71と、基片71に連結される壁つなぎ連結板72と、壁つなぎ連結板72の先端から突出する壁つなぎ連結ボルト73と、壁つなぎ連結ボルト73に螺装された高ナット74と、を具備する。基片71は、直立補剛板81の上部寄りに、各々に形成された取付孔711、84同士を重ねてボルト・ナット綴着することにより結合される。
壁つなぎ連結板72は、その基端が基片71の先端近傍にピン部材75を介して連結され、上下方向に回動し得るように保持される。壁つなぎ連結板72の長さは、略水平にしたときに、その先端が外壁パネル10の表面よりも数cm程度、屋外側に突出するように形成されている。壁つなぎ連結ボルト73は壁つなぎ連結板72に溶接されて、その突出部分に高ナット74が螺装されている。
壁つなぎ本体90は、その基端側に突出するボルト軸部91を有し、該ボルト軸部91を高ナット74に螺合させて、壁つなぎ連結金具70に連結される。壁つなぎ本体90の先端側は、例えば特許文献3に開示されたような公知の構成によって足場支柱92を支持する。
こうして、外壁パネル10が専用の係合金具20を用いて屋内側から躯体に取り付けられている外壁構造においても、その一部を屋外側から取り外し、躯体に壁つなぎを連結することができる。しかも、その連結位置は、着脱可能パネル12の取り外し箇所に露出する横架材その他の構造材の範囲内で柔軟に選択することができる。
また、図13中に想像線で示したように、新築工事またはリフォーム工事の終了後、鉄骨梁30に取り付けた壁つなぎ連結金具70を縦向きに回動させて鉄骨梁30の側面に添わせ、着脱可能パネル12の裏側に収納しておくことも可能である。このような外壁構造を採用すれば、着脱可能パネル12を取り外す都度、壁つなぎ連結金具70を手軽に何度でも再利用することができる。
また、前述のような着脱可能パネル12は、足場の連結だけでなく、例えば地震後に建物の主要構造部を点検するための開口部とするなど、他の用途にも利用することができる。その着脱可能パネル12を設ける位置や大きさは、躯体の層間変位に対する外壁パネルの追従性能を阻害せず、かつ、壁内の断熱材や耐火被覆等の再施工を要さない範囲において、任意に設定することができる。図7中に示した1階右側の着脱可能パネル12(I)は、壁内の点検口として、広幅の外壁パネル10の中央付近をくり抜くように設けたものである。
また、着脱可能パネル12を設ける位置によっては、それを係着するための係着金具51の一部を、隣接パネル11ではなく、建物の軸組部材等に取り付けてもよい。その場合は、係着金具51の基板511の形状を、当該軸組部材等の形状等に合わせて適宜、改変する。
なお、本発明の技術的範囲は、例示した実施の形態によって限定的に解釈されるべきものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて概念的に解釈されるべきものである。本発明は、例示したような上下方向に連通する中空孔101を有する外壁パネル10だけでなく、他の断面形状を有するパネル類や、ALC壁板、サイディングボード等の交換にも適用可能である。また、本発明の実施に際しては、例示形態と実質的に同様の作用効果が得られる範囲において、各外壁パネルの形状や取り付け部位に応じ、係着金具51、添接金具60、壁つなぎ、足場本体の形状等は適宜、改変して実施することもできる。
10 外壁パネル
11 隣接パネル
12 着脱可能パネル
101 中空孔
102 下孔
20 係合金具
201 長孔
202 フック部
21 ボルト
22 ナット金具
30 鉄骨梁
301 取付孔
31 基礎
32 持出しファスナー
33 レール部材
331 リップ部
34 軸組フレーム
35 リップ付き溝形鋼
50 係着部材
501 ブラケット
502 台板
503 ストッパー
504 ボルト・ナット
505 押え爪片
506 キャップボルト
51 係着金具
511 基板
512 固定片部
513 中間持出し部
514 張出片部
515 固定孔
60 添接金具
601 背板部
602 持出し部
603 補剛折片
604 添接片部
605 固定孔
61 ボルト
70 壁つなぎ連結金具
71 基片
72 壁つなぎ連結板
73 壁つなぎ連結ボルト
74 高ナット
75 ピン部材
80 梁中金具
81 直立補剛板
82 取付板部
83 取付孔
84 取付孔
90 壁つなぎ本体
91 ボルト軸部
92 足場支柱
特に、前述した外壁構造では、外壁パネルが専用の係合金具を用いて屋内側からのボルト締結作業により躯体に取り付けられているため、それを屋外側からの作業で部分的に取り外すのは難しい。そこで、このような外壁構造においても、壁つなぎを連結したい部位のパネルを容易に着脱することができる外壁構造を提供することを具体的課題とする。
前述の目的を達成するために本発明は、複数枚の外壁パネルが、その裏面に取り付けられたフック部を有する係合金具を用いて、建物の躯体側に設けられたリップ付きのレール部材に屋内側からのボルト締結作業によって係着された外壁構造を備える建物において、外壁の一部に、屋外側から着脱し得る着脱可能パネルが取り付けられた外壁構造であって、前記着脱可能パネルの裏面には、当該着脱可能パネルの裏面よりも屋内側に後退した位置から当該着脱可能パネルの側縁近傍まで張り出す添接片部を備えた添接金具が取り付けられるとともに、前記着脱可能パネルの左右に隣接する外壁パネルには、その裏面の縁部に、該裏面よりも屋内側に後退した位置から前記着脱可能パネルの取付位置側へ張り出す張出片部と、該張出片部に取り付けられて屋外側から操作し得る係着部材と、を備えた係着金具が取り付けられ、前記隣接する外壁パネルの間に前記着脱可能パネルが建て込まれ、前記添接金具の前記添接片部が前記係着金具の前記張出片部に重ねられた状態で前記係着部材に係着されることにより、前記着脱可能パネルが隣接する外壁パネルに係着された、との構成を採用する。
前述のように構成される本発明の外壁構造によれば、外壁パネルが専用の係合金具を用いて屋内側から躯体に取り付けられている外壁構造においても、外壁の一部に取り付けられた着脱可能パネルを屋外側から簡単に取り外すことができる。したがって、着脱可能パネルの取り外しによって露出する躯体に対し、壁つなぎ連結金具を介して壁つなぎを強固に連結することが可能になる。しかも、その連結位置は、着脱可能パネルの取り外し箇所に露出する構造材の範囲内で柔軟に選択することができる。
従来の外壁構造に用いられる外壁パネルの背面側の斜視図である。 従来の外壁構造の要部を示す縦断面図である。 従来の外壁構造における外壁パネルの下端近傍の取付形態を示す斜視図である。 同じく、外壁パネルの上端近傍の取付形態を示す斜視図である。 従来の外壁構造に用いられる係合金具の斜視図である。 従来の外壁構造に係る他の納まりの例を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る外壁構造を採用した建物の立面図であって、着脱可能パネルの位置を示す図である。 着脱可能パネルに隣接する外壁パネル(隣接パネル)と、その裏面に取り付けられる係着金具の構成を示す斜視図である。 着脱可能パネルと、その裏面に取り付けられる添接金具の構成を示す斜視図である。 左右の隣接パネルの間に着脱可能パネルを挟み込んで固定する構造(固定前または離脱時の状態)を示す横断面図である。 左右の隣接パネルの間に着脱可能パネルを挟み込んで固定する構造(固定後の状態)を示す横断面図である。 着脱可能パネルが取り付けられる部位の縦断面図であって、取り外された着脱可能パネルと、そこに取り付けられる壁つなぎ連結金具を示す図である。 同じく、着脱可能パネルが取り付けられる部位の縦断面図であって、鉄骨梁に壁つなぎ連結金具を介して足場が支持される状態を示す図である。 壁つなぎ連結金具の全体的構成を示す斜視図である。
本発明では、これら複数枚の外壁パネル10のうち特定の外壁パネル10の一部を略矩形に切り欠いて、その切欠箇所に着脱可能なパネルが取り付けられる。あるいは、一部の外壁パネル10に代えて、その箇所に着脱可能なパネルが取り付けられる。図7において斜線を付した9枚のパネルが、着脱可能に取り付けられるパネルである。以下の説明では、これらを一般部の外壁パネル10と区別して「着脱可能パネル12」と呼ぶ。例示した着脱可能パネル12(A、B、C、D、E、F、G、H、I)は、右下の着脱可能パネル12(I)を除いて、躯体を構成する各階上部の横架材に面した位置に配置されている。また、これら着脱可能パネル12の左右に隣接する一般部の外壁パネルは、特に「隣接パネル11(a1、a2、b1、b2、…、i)」と呼ぶ。
隣接パネル11および着脱可能パネル12の取り付けに際しては、図10および図11に示すように、まず、着脱可能パネル12の取付位置を挟む左右の隣接パネル11を躯体に取り付けておく。そして、それら左右の隣接パネル11の係着金具51の押え爪片505を、あらかじめ縦向きにした状態で、それらの間に、正面から着脱可能パネル12を建て込む。すると、着脱可能パネル12に取り付けられた添接金具60の添接片部604が、左右の隣接パネル11にそれぞれ取り付けられた係着金具51の張出片部514に当接するので、隣接パネル11と着脱可能パネル12との間の目地部分に工具を挿し入れ、係着金具51の押え爪片505を90度回動させて添接金具60の添接片部604に重ねる。この状態で、着脱可能パネル12の位置や傾きを適宜、微調整しながら、目地部分に挿し入れた工具で係着金具51のキャップボルト506を締結し、押え爪片505を固定する。その後、各パネル間の目地部分にシーリング処理を施して、パネル取付作業が終了する。こうして、屋外側からの作業だけで、着脱可能パネル12を隣接パネル11に係着することができる。
このような構造によって隣接パネル11に取り付けられる着脱可能パネル12は、キャップボルト506の締付トルクを適切に管理することで、地震等による躯体の層間変位に対し、隣接パネル11を含む他の外壁パネル10と同様の追従性能を発揮する。そして、リフォーム等のために足場を設置する必要が生じたときには、前述の取り付け手順と逆の手順で目地のシーリング材を剥がし、目地内に工具等を挿し入れて係着金具51の押え爪片505を回動させることにより、屋外側からの作業だけで着脱可能パネル12を取り外すことができる。着脱可能パネル12は基本的に、一般部の外壁パネル10よりも小さいサイズに形成されているので、その位置は目地割りから容易に判別可能である。
こうして、外壁パネル10が専用の係合金具20を用いて屋内側から躯体に取り付けられている外壁構造においても、外壁の一部に取り付けられた着脱可能パネル12を屋外側から取り外し、躯体に壁つなぎを連結することができる。しかも、その連結位置は、着脱可能パネル12の取り外し箇所に露出する横架材その他の構造材の範囲内で柔軟に選択することができる。
なお、本発明の技術的範囲は、例示した実施の形態によって限定的に解釈されるべきものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて概念的に解釈されるべきものである。本発明は、例示したような上下方向に連通する中空孔101を有する外壁パネル10だけでなく、他の断面形状を有するパネル類や、ALC壁板、サイディングボード等の交換にも適用可能である。また、本発明の実施に際しては、例示形態と実質的に同様の作用効果が得られる範囲において、各パネルの形状や取り付け部位に応じ、係着金具51、添接金具60、壁つなぎ、足場本体の形状等は適宜、改変して実施することもできる。

Claims (5)

  1. 複数枚の外壁パネルが、その裏面に取り付けられたフック部を有する係合金具を用いて、建物の躯体側に設けられたリップ付きのレール部材に屋内側からのボルト締結作業によって係着された外壁構造を備える建物において、
    前記外壁パネルの一部が、屋外側から着脱し得る着脱可能パネルとなされた外壁構造であって、
    前記着脱可能パネルの裏面には、当該着脱可能パネルの裏面よりも屋内側に後退した位置から当該着脱けパネルの側縁近傍まで張り出す添接片部を備えた添接金具が取り付けられるとともに、
    前記着脱可能パネルの左右に隣接する外壁パネルには、その裏面の縁部に、該裏面よりも屋内側に後退した位置から前記着脱可能パネルの取付位置側へ張り出す張出片部と、該張出片部に取り付けられて屋外側から操作し得る係着部材と、を備えた係着金具が取り付けられ、
    前記隣接パネルの間に前記着脱可能パネルが建て込まれ、前記添接金具の前記添接片部が前記係着金具の前記張出片部に重ねられた状態で前記係着部材に係着されることにより、前記着脱可能パネルが隣接する外壁パネルに係着された
    ことを特徴とする外壁パネルの取付構造。
  2. 請求項1に記載された外壁パネルの取付構造において、
    前記添接金具は、前記着脱可能パネルの裏面に固定される背板部と、前記背板部の側縁から持出し部を介して延設された前記添接片部と、を具備する一方、
    前記係着金具は、前記着脱可能パネルに隣接する外壁パネルの裏面に固定されて側方に張り出す基板と、その基板に取り付けられた係着部材と、を具備して、前記基板に前記張出片部が形成され、
    前記係着部材は、前記張出片部の屋外側に固定されるブラケットと、前記ブラケットにキャップボルトを介して取り付けられた押え爪片とを具備して、前記押え爪片の先端が屋内側へ向けて斜めに屈曲されるとともに、前記キャップボルトに挿装されたコイルばねにより前記押え爪片が前記基板の張出片部から離反する向きに付勢された状態で、縦向きから横向きまでの範囲内で回動しうるように保持され、
    前記係着金具の前記張出片部に重ねられた前記添接金具の前記添接片部に、屋外側から前記係着金具の前記押え爪片が重ねられ、前記キャップボルトの締結により前記押え爪片が固定されて、前記着脱可能パネルが隣接する外壁パネルに係着された
    ことを特徴とする外壁パネルの取付構造。
  3. 請求項1または2に記載された外壁パネルの取付構造において、
    前記着脱可能パネルが、建物の躯体を構成する各階上部の横架材に面して配置された
    ことを特徴とする外壁パネルの取付構造。
  4. 請求項3に記載された外壁パネルの取付構造において、
    前記着脱可能パネルが取り外されて、その取り外し箇所に面する前記横架材に壁つなぎ連結金具が結合された
    ことを特徴とする外壁パネルの取付構造。
  5. 請求項3に記載された外壁パネルの取付構造において、
    前記着脱可能パネルの取付箇所の壁内に、壁つなぎ連結金具が、前記横架材に結合された状態で収納されている
    ことを特徴とする外壁パネルの取付構造。
JP2016209515A 2016-10-26 2016-10-26 外壁構造 Active JP6337946B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016209515A JP6337946B2 (ja) 2016-10-26 2016-10-26 外壁構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016209515A JP6337946B2 (ja) 2016-10-26 2016-10-26 外壁構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018071108A true JP2018071108A (ja) 2018-05-10
JP6337946B2 JP6337946B2 (ja) 2018-06-06

Family

ID=62114712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016209515A Active JP6337946B2 (ja) 2016-10-26 2016-10-26 外壁構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6337946B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110754813A (zh) * 2019-10-14 2020-02-07 佛山市顺隆达不锈钢有限公司 拼接式台面
JP2020070613A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 旭化成ホームズ株式会社 外壁版の目地構造及び建物
JP2020070614A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 旭化成ホームズ株式会社 外壁版の目地構造及び建物
JP2021031993A (ja) * 2019-08-27 2021-03-01 積水ハウス株式会社 耐火被覆シートの固定金具、耐火被覆シートの固定構造および耐火被覆構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209640A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Sekisui House Ltd 外壁パネル取付構造
JP2016056639A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 積水ハウス株式会社 壁つなぎ取付構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209640A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Sekisui House Ltd 外壁パネル取付構造
JP2016056639A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 積水ハウス株式会社 壁つなぎ取付構造

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020070613A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 旭化成ホームズ株式会社 外壁版の目地構造及び建物
JP2020070614A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 旭化成ホームズ株式会社 外壁版の目地構造及び建物
JP7160634B2 (ja) 2018-10-31 2022-10-25 旭化成ホームズ株式会社 外壁版の目地構造及び建物
JP7176928B2 (ja) 2018-10-31 2022-11-22 旭化成ホームズ株式会社 外壁版の目地構造及び建物
JP2021031993A (ja) * 2019-08-27 2021-03-01 積水ハウス株式会社 耐火被覆シートの固定金具、耐火被覆シートの固定構造および耐火被覆構造
CN110754813A (zh) * 2019-10-14 2020-02-07 佛山市顺隆达不锈钢有限公司 拼接式台面

Also Published As

Publication number Publication date
JP6337946B2 (ja) 2018-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6337946B2 (ja) 外壁構造
TWI768065B (zh) 建築物的壁結構、安裝裝置以及板材的施工方法
KR20160149380A (ko) 철골기둥과 철골 보의 접합구조
JP6269779B1 (ja) 外壁パネルの交換工法
JP6414585B2 (ja) 足場支持構造
JP6271399B2 (ja) 外壁パネルの取付け構造
JP4731249B2 (ja) 外壁構造およびその施工方法
JP2016008479A (ja) 天井板材の取付装置並びにこれを使用した天井構造及びその施工方法
JP7156885B2 (ja) 腰壁パネルの固定構造
JP2008045268A (ja) ユニットパネルセット及びユニットパネル工法
JP5377986B2 (ja) ユニット式建物の施工方法
JP6713144B1 (ja) 昇降式作業足場用の連結金具および設置方法
JP3869527B2 (ja) 建物ユニット
JP2010229662A (ja) 拡張ユニットの取付構造および拡張ユニットの取付方法およびユニット式建物
JP2009162044A (ja) 仮小屋構造
JP4018000B2 (ja) ユニット式建物の施工方法
JPH1060997A (ja) 壁パネルの取付構造
JP5318640B2 (ja) 壁パネルの取付け構造
JP6875120B2 (ja) 床パネル、床構造、床部の施工方法および建物の躯体の再利用方法
JP2021055454A (ja) 建物施工方法及び建物施工方法に用いる仮設構造体
JP2003003615A (ja) スレート屋根の改修屋根における屋根受けフレームおよびフレーム受け金具と屋根受けフレームの施工方法
JP2009138445A (ja) 建築物への天井板取付用横材の支持金具および天井板の取付構造
JP3566534B2 (ja) 建物ユニット及びユニット建物
JP3765953B2 (ja) バルコニーにおける外壁の取付構造
JP2010159540A (ja) 壁パネル取付金具と壁パネル取付構造およびその施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6337946

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250