JP2018070310A - シーブユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】各阻止部の変形を抑制し、かつ、ロープのジブポイントシーブへの誤掛け回しを防止可能なシーブユニットを提供すること。【解決手段】シーブユニットであって、支軸と、少なくとも一つのジブポイントシーブ(64)と、シーブガード(70)と、を備え、シーブガード(70)は、複数の阻止部(72)と、複数の阻止部(72)のうち、作業姿勢のときにジブポイントシーブ(64)の中心の下方に位置する部位であって、掛け回し姿勢のときにジブポイントシーブ(64)の中心の側方に位置する部位同士を互いに連結する連結部(74)と、連結部(74)とジブポイントシーブ(64)との隙間へのロープの挿通を規制する規制部(76)と、を有すること。【選択図】図6

Description

本発明は、クレーンのジブに取り付けられるシーブユニットに関するものである。
従来、クレーン本体と、クレーン本体に対して起伏可能なブームと、ブームの先端部に取り付けられた複数のブームポイントシーブと、を備えるクレーンにおいて、各ブームポイントシーブから当該ブームポイントシーブに掛け回されたロープが離脱するのを阻止するとともに各ブームポイントシーブを保護するシーブガードを備えるものが知られている。
例えば、特許文献1には、ブームの先端部に取り付けられた支軸と、支軸に対して相対回転可能な複数のポイントシーブと、各ポイントシーブを保護するロープガイド(シーブガード)と、を備えるシーブユニットが開示されている。ロープガイドは、複数の屈曲部材を有している。各屈曲部材は、支軸の軸方向について各ポイントシーブ間に位置し、各ポイントシーブに掛け回されたロープが当該ポイントシーブから前記軸方向に離脱するのを阻止する。
特開2000−296991号公報
特許文献1に記載されるようなシーブガード、つまり、各ポイントシーブに掛け回されたロープが特定のポイントシーブから離脱するのを阻止する複数の阻止部を有するシーブガードを備えるクレーンでの作業中において、各阻止部に対してロープから支軸の軸方向についての外力が作用した場合、各阻止部が変形するおそれ(ポイントシーブからロープが離脱するおそれ)がある。このことは、ブームの先端部に接続されたジブ及びこのジブの先端部に取り付けられた複数のジブポイントシーブを備えるクレーンにおいて、各ジブポイントシーブの保護のためにシーブガードが用いられる場合についても同様である。
本発明の目的は、シーブガードにおける各阻止部の変形を抑制することと、当該シーブガードがジブポイントシーブの保護のために用いられた場合におけるロープのジブポイントシーブへの誤掛け回しを防止することと、の双方が可能なシーブユニットを提供することである。
前記課題を解決するために、シーブガードにおける各阻止部同士を互いに連結する連結部を設けることが考えられる。この連結部は、ブームないしジブがクレーン本体に対して起立する作業姿勢のときにポイントシーブに掛け回されたロープと干渉しない位置、すなわち、前記作業姿勢におけるポイントシーブの中心の下方ないしその近傍に設けられる。このようにすれば、各阻止部にロープから外力が作用した場合における当該阻止部の変形、換言すれば、特定のポイントシーブに掛け回されたロープが当該ポイントシーブから離脱することがより確実に抑制される。
ただし、前記連結部を有するシーブガードが、ジブポイントシーブの保護のために用いられる場合、クレーンの組立て時においてロープをジブポイントシーブに掛け回す際、ロープの誤掛け回しが生じるおそれがある。具体的に、ブーム及びジブを備えるクレーンの組立て時においてロープをジブポイントシーブに掛け回す際、ブームは、クレーン本体に対して起立し、ジブは、当該ジブの後端部(ブーム側の端部)から先端部に向かうにしたがって地面に近づくように傾斜する姿勢(以下、「掛け回し姿勢」という。)とされる。この掛け回し姿勢では、前記連結部は、ジブポイントシーブの中心の下方ではなく側方付近に位置する。ここで、ブーム及びジブが作業姿勢(ブームがクレーン本体に対して起立し、かつ、ジブが当該ジブの後端部から先端部に向かうにしたがって地面から離間するように傾斜する姿勢)であるときにロープが連結部に干渉しないようにするためには、ジブポイントシーブへのロープの掛け回し時において、ロープは、ジブポイントシーブの径方向について連結部の外側を通りつつジブポイントシーブに掛け回される必要がある。このようにロープが掛け回されることにより、作業姿勢におけるロープの連結部への干渉が回避される。しかしながら、前記掛け回し姿勢では、前記連結部がジブポイントシーブの中心の側方に位置していることから、ジブポイントシーブへのロープの掛け回し時において、連結部とジブポイントシーブとの間(ジブポイントシーブの径方向について連結部の内側)を通るようにロープが誤ってジブポイントシーブに掛け回される懸念がある。このようにロープが誤った経路に沿って掛け回された場合、ブーム及びジブが前記作業姿勢になった際にロープが連結部に干渉するので、前記連結部ないしシーブガードが破損するおそれがある。
そこで、本発明は、クレーン本体と、前記クレーン本体に対して起伏可能なブームと、前記ブームに対して起伏可能となるように当該ブームの先端部に接続されたジブと、を備えるクレーンの前記ジブの先端部に取り付けられるシーブユニットであって、前記ジブの先端部に取り付けられる支軸と、前記支軸に対して相対回転可能となるように当該支軸に取り付けられた少なくとも一つのジブポイントシーブと、前記ジブポイントシーブを保護するシーブガードと、を備え、前記シーブガードは、それぞれが前記支軸の軸方向について前記ジブポイントシーブの両側に位置し、かつ、前記ジブポイントシーブに掛け回されたロープが当該ジブポイントシーブから前記軸方向に離脱するのを阻止する複数の阻止部と、前記複数の阻止部のうち、前記ブームが前記クレーン本体に対して起立し、かつ、前記ジブが当該ジブの後端部から先端部に向かうにしたがって次第に地面から離間するように傾斜する作業姿勢のときに前記ジブポイントシーブの中心の下方に位置する部位であって、前記ブームが前記クレーン本体に対して起立し、かつ、前記ジブが当該ジブの後端部から先端部に向かうにしたがって次第に地面に近づくように傾斜する掛け回し姿勢のときに前記ジブポイントシーブの中心の側方に位置する部位同士を互いに連結する連結部と、前記連結部と前記ジブポイントシーブとの隙間への前記ロープの挿通を規制する規制部と、を有する、シーブユニットを提供する。
本シーブユニットでは、シーブガードが連結部とジブポイントシーブとの隙間へのロープの挿通を規制する規制部を有しているので、ブーム及びジブが掛け回し姿勢の状態においてロープをジブポイントシーブに掛け回す場合(ジブポイントシーブの中心の側方に連結部が位置する場合)であっても、連結部とジブポイントシーブとの隙間を通るように作業者が誤ってロープを掛け回すことが防止される。このため、ブーム及びジブが作業姿勢になった際にロープが連結部に干渉することが回避される。
この場合において、前記規制部は、前記連結部から前記ジブポイントシーブに向かって突出する少なくとも一つの突起を含むことが好ましい。
このようにすれば、連結部から突出する少なくとも一つの突起によって、作業者は、連結部の外側にロープを掛け回すように促されるので、有効にロープのジブポイントシーブへの誤掛け回しが防止される。
具体的に、前記少なくとも一つの突起は、当該突起と前記ジブポイントシーブとの隙間が前記ロープの直径よりも小さくなるように前記連結部から突出する形状を有することが好ましい。
このようにすれば、突起とジブポイントシーブとの隙間へのロープの挿通が禁止されるので、ロープのジブポイントシーブへの誤掛け回しがより確実に防止される。
また、前記シーブユニットにおいて、前記少なくとも一つの突起は、前記連結部のうち各阻止部間に位置する部位から前記ジブポイントシーブに向かって突出する複数の突起を含むことが好ましい。
このようにすれば、ロープのジブポイントシーブへの誤掛け回しがより確実に防止される。
また、前記シーブユニットにおいて、前記シーブガードは、前記ジブポイントシーブの径方向について前記連結部の外側において前記連結部と平行となるように配置されたシャフトと、前記シャフトに対して相対回転可能となるように前記シャフトに取り付けられたローラと、をさらに備えることが好ましい。
このようにすれば、ブーム及びジブが掛け回し姿勢であるときにロープを連結部の外側を通るように掛け回す際、ローラがシャフトに対して回転するので、ジブポイントシーブへのロープの掛け回しが容易になる。
以上のように、本発明によれば、各阻止部の変形を抑制し、かつ、ロープのジブポイントシーブへの誤掛け回しを防止可能なシーブユニットを提供することができる。
本発明の一実施形態のクレーンが作業姿勢であるときを示す側面図である。 図1に示すクレーンのシーブユニットの近傍の拡大図である。 図1に示すクレーンが掛け回し姿勢であるときを示す側面図である。 図3に示すクレーンのシーブユニットの近傍の拡大図である。 シーブユニットの側面図である。 図5のVI−VI線での断面図である。
本発明の一実施形態のクレーン1について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1及び図3は、本実施形態のクレーン1の全体構成を示す。このクレーン1は、クレーン本体に相当する旋回体12と、この旋回体12を旋回可能に支持する走行体11と、旋回体12に対して起伏可能なブーム14と、ブーム14に対して起伏可能となるように当該ブーム14の先端部に接続されたジブ16と、ジブ16の先端部に取り付けられたシーブユニット60と、を備えている。なお、図1は、ブーム14及びジブ16が作業姿勢(ブーム14が旋回体12に対して起立し、かつ、ジブ16が当該ジブ16の後端部から先端部に向かうにしたがって次第に地面から離間するように傾斜する姿勢)であるときの状態を示している。図3は、ブーム14及びジブ16が掛け回し姿勢(ブーム14が旋回体12に対して起立し、かつ、ジブ16が当該ジブ16の後端部から先端部に向かうにしたがって次第に地面に近づくように傾斜する姿勢)であるときの状態を示している。作業姿勢は、クレーン1によって図示略の吊り荷を上げたり下ろしたりするときの姿勢であり、掛け回し姿勢は、クレーン1の組立て時に作業者がシーブユニット60に対してロープを掛け回すときの姿勢である。
ブーム14は、旋回体12の前部に起伏方向に回動可能となるように接続される。具体的に、ブーム14は、ブーム起伏用ウインチ30によるブーム起伏用ロープ38の巻取り及び繰出しによって、マスト20とともに起伏方向に回動する。このブーム14の先端部に、ジブ16を回動させるためのリヤストラット21及びフロントストラット22が回動可能に連結される。本実施形態のブーム14は、いわゆるラチス型の構造を有している。ただし、ブーム14の具体的な構造は、これに限定されない。
ジブ16は、ブーム14の先端部に回動可能に接続されている。ジブ16の回動中心軸は、旋回体12に対するブーム14の回動中心軸と平行な横軸になっている。具体的に、ジブ16は、ジブ起伏用ウインチ32によるジブ起伏用ロープ44の巻取り及び繰出しによって、フロントストラット22とともに起伏方向に回動する。なお、図3には、図1に示されるブーム14及びジブ16の姿勢からブーム起伏用ロープ38及びジブ起伏用ロープ44が繰出され、ブーム14及びジブ16が掛け回し姿勢とされた状態が示されている。なお、ジブ16も、その具体的な構造は限定されないが、図例ではラチス型の構造を有する。
このジブ16の先端部には、複数のジブポイントシーブ64が取り付けられており、これらのジブポイントシーブ64を介して主フック51に設けられた主フックシーブ52に主巻ロープ50が掛け回されている。主巻ロープ50の巻取り及び繰出しは、主巻用ウインチ34によって行われる。また、このジブ16の先端部には、取付部材68を介して補助シーブ65が取り付けられている。この取付部材68には、補助シーブ65の周囲に位置するとともに地面を転動可能な転動体69が接続されている。
シーブユニット60は、ジブ16の先端部に取り付けられる。シーブユニット60は、ジブ16の先端部に取り付けられる支軸62と、前記複数の(本実施形態では4つの)ジブポイントシーブ64と、各ジブポイントシーブ64を保護するシーブガード70と、を有している。
支軸62は、ブーム14の回動軸及びジブ16の回動中心軸と平行となるようにジブ16の先端部に取り付けられている。本実施形態では、支軸62は、軸保持部材63を介してジブ16の先端部に取り付けられている。
各ジブポイントシーブ64は、支軸62に対して相対回転可能となるように当該支軸62に取り付けられている。各ジブポイントシーブ64には、主巻ロープ50が掛け回される。
シーブガード70は、各ジブポイントシーブ64を保護するとともに、各ジブポイントシーブ64に掛け回された主巻ロープ50が当該ジブポイントシーブ64から離脱するのを阻止する。さらに、本実施形態のシーブガード70は、主巻ロープ50から当該シーブガード70に外力が作用した際における当該シーブガード70の変形を抑制する機能と、クレーン1の組立て時における主巻ロープ50の各ジブポイントシーブ64への誤掛け回しを規制する機能と、をさらに有している。具体的に、シーブガード70は、図5及び図6に示されるように、複数の(本実施形態では5つの)阻止部72と、連結部74と、規制部76と、を有している。
各阻止部72は、各ジブポイントシーブ64を保護するとともに、各ジブポイントシーブ64に掛け回された主巻ロープ50が当該ジブポイントシーブ64から支軸62の軸方向に離脱するのを阻止する。各阻止部72は、ジブポイントシーブ64の径方向についてジブポイントシーブ64の外側で、かつ、支軸62の軸方向について各ジブポイントシーブ64の両側に配置されている。各阻止部72は、ジブポイントシーブ64の外形に沿うように円弧状に湾曲する形状を有する部位を含む。各阻止部72の両端部は、ボルト等によってジブ16の先端部に固定されている。
連結部74は、各阻止部72同士を互いに連結する。図5及び図6に示されるように、連結部74は、円柱状に形成されており、支軸62の軸方向と平行となる姿勢で各阻止部72同士を連結している。具体的に、この連結部74は、図2及び図4に示されるように、各阻止部72のうち、ブーム14及びジブ16が前記作業姿勢(図1及び図2に示される姿勢)のときにジブポイントシーブ64の中心の下方に位置する部位であって、ブーム14及びジブ16が前記掛け回し姿勢(図3及び図4に示される姿勢)のときにジブポイントシーブ64の中心の側方に位置する部位同士を互いに連結している。この連結により、主巻ロープ50から阻止部72に対して前記軸方向に外力が作用した場合における当該阻止部72の変形等が抑制される。
規制部76は、前記掛け回し姿勢での主巻ロープ50の各ジブポイントシーブ64への掛け回し時における連結部74とジブポイントシーブ64との隙間(ジブポイントシーブ64の径方向について連結部74の内側)への主巻ロープ50の挿通を規制する。本実施形態では、図6に示されるように、規制部76は、複数の突起77を有している。各突起77は、連結部74のうち互いに隣接する阻止部72間に位置する部位からジブポイントシーブ64に向かって突出する形状を有する。具体的に、各突起77は、当該突起77とジブポイントシーブ64との隙間が主巻ロープ50の直径よりも小さくなるように連結部74からジブポイントシーブ64に向かって突出する形状を有する。本実施形態では、各突起77は、円柱状に形成されている。
シーブガード70は、シャフト82と、シャフト保持部84と、ローラ86と、をさらに有している。
シャフト保持部84は、ジブポイントシーブ64の径方向について連結部74の外側においてシャフト82が連結部74と平行となるように当該シャフト82を保持する。シャフト保持部84は、各阻止部72から前記径方向の外向きに突出する形状を有している。本実施形態では、シャフト保持部84は5カ所に設けられている。
ローラ86は、シャフト82に対して相対回転可能となるようにシャフト82に支持されている。本実施形態では、各シャフト保持部84間の4箇所にローラ86が設けられている。
次に、クレーン1の組立て時において主巻ロープ50を各ジブポイントシーブ64に掛け回す作業について説明する。
まず、図3に示されるように、ブーム14及びジブ16が掛け回し姿勢にされる。このとき、図4に示されるように、連結部74は、ジブポイントシーブ64の中心の側方に位置している。そして、この状態で作業者は主巻ロープ50を各ジブポイントシーブ64に掛け回す。上記のとおり、前記掛け回し姿勢では、連結部74がジブポイントシーブ64の側方に位置するので、仮に、図4において二点鎖線で示されるように主巻ロープ50が誤った経路に沿って、つまり、連結部74の内側を通るように掛け回されると、ブーム14及びジブ16が作業姿勢になったときに主巻ロープ50が連結部74に干渉し、これにより連結部74ないしシーブガード70が破損されるおそれがある。しかし、本実施形態では、規制部76(各突起77)によって連結部74とジブポイントシーブ64との隙間への主巻ロープ50の挿通が禁止されているので、作業者は、正しい経路に沿って、つまり、ジブポイントシーブ64の径方向について各ローラ86の外側を通るように主巻ロープ50を掛け回すように促される。
以上のように、本実施形態のシーブガード70は、連結部74とジブポイントシーブ64との隙間への主巻ロープ50の挿通を規制する規制部76を有しているので、主巻ロープ50を各ジブポイントシーブ64に掛け回す際に前記隙間を通るように作業者が誤って主巻ロープ50を掛け回すこと(図4において二点鎖線で示される経路に沿って主巻ロープ50を掛け回すこと)が防止される。よって、ブーム14及びジブ16が作業姿勢になった際に主巻ロープ50が連結部74に干渉することが回避される。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、突起77は、連結部74からジブポイントシーブ64に向かって突出する形状を有するのであれば、その突出量は、当該突起77とジブポイントシーブ64との隙間を主巻ロープ50の直径よりも小さくするものに限られない。
また、規制部76は、少なくとも一つの突起77を有していればよい。この場合、突起77は、連結部74のうち互いに隣接する阻止部72間の任意の箇所に設けられる。この場合であっても、作業者は、その突起77によって連結部74の外側に主巻ロープ50を掛け回すように促されるので、有効に主巻ロープ50のジブポイントシーブ64への誤掛け回しが防止される。ただし、本実施形態のように、連結部74のうち互いに隣接する阻止部72間に位置する全ての部位に突起77が設けられることがより好ましい。この態様では、主巻ロープ50のジブポイントシーブ64への誤掛け回しがより確実に防止される。
また、規制部76は、連結部74からジブポイントシーブ64に向かって突出する形状を有するものに限られない。例えば、規制部76は、各阻止部72から連結部74とジブポイントシーブ64との隙間に向かって突出する形状を有していてもよい。
また、ジブ16の先端部には、単一のジブポイントシーブ64のみが取り付けられてもよい。
1 クレーン
12 旋回体(クレーン本体)
14 ブーム
16 ジブ
60 シーブユニット
62 支軸
64 ジブポイントシーブ
70 シーブガード
72 阻止部
74 連結部
76 規制部
77 突起
82 シャフト
84 シャフト保持部
86 ローラ

Claims (5)

  1. クレーン本体と、前記クレーン本体に対して起伏可能なブームと、前記ブームに対して起伏可能となるように当該ブームの先端部に接続されたジブと、を備えるクレーンの前記ジブの先端部に取り付けられるシーブユニットであって、
    前記ジブの先端部に取り付けられる支軸と、
    前記支軸に対して相対回転可能となるように当該支軸に取り付けられた少なくとも一つのジブポイントシーブと、
    前記ジブポイントシーブを保護するシーブガードと、を備え、
    前記シーブガードは、
    それぞれが前記支軸の軸方向について前記ジブポイントシーブの両側に位置し、かつ、前記ジブポイントシーブに掛け回されたロープが当該ジブポイントシーブから前記軸方向に離脱するのを阻止する複数の阻止部と、
    前記複数の阻止部のうち、前記ブームが前記クレーン本体に対して起立し、かつ、前記ジブが当該ジブの後端部から先端部に向かうにしたがって次第に地面から離間するように傾斜する作業姿勢のときに前記ジブポイントシーブの中心の下方に位置する部位であって、前記ブームが前記クレーン本体に対して起立し、かつ、前記ジブが当該ジブの後端部から先端部に向かうにしたがって次第に地面に近づくように傾斜する掛け回し姿勢のときに前記ジブポイントシーブの中心の側方に位置する部位同士を互いに連結する連結部と、
    前記連結部と前記ジブポイントシーブとの隙間への前記ロープの挿通を規制する規制部と、を有する、シーブユニット。
  2. 請求項1に記載のシーブユニットにおいて、
    前記規制部は、前記連結部から前記ジブポイントシーブに向かって突出する少なくとも一つの突起を含む、シーブユニット。
  3. 請求項2に記載のシーブユニットにおいて、
    前記少なくとも一つの突起は、当該突起と前記ジブポイントシーブとの隙間が前記ロープの直径よりも小さくなるように前記連結部から突出する形状を有する、シーブユニット。
  4. 請求項2又は3に記載のシーブユニットにおいて、
    前記少なくとも一つの突起は、前記連結部のうち各阻止部間に位置する部位から前記ジブポイントシーブに向かって突出する複数の突起を含む、シーブユニット。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のシーブユニットにおいて、
    前記シーブガードは、
    前記ジブポイントシーブの径方向について前記連結部の外側において前記連結部と平行となるように配置されたシャフトと、
    前記シャフトに対して相対回転可能となるように前記シャフトに取り付けられたローラと、をさらに備える、シーブユニット。
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