JP2010168147A - ロープ外れ止め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ライブマストの回動に伴いシーブからのロープの脱落を最適に防止する。
【解決手段】第2のシーブ14の回転軸と同軸上の回動軸16を支点に機体前後方向に回動可能に軸支され、第1のシーブと第2のシーブ14との間でウインチロープを支持するアーム部材17と、回動軸16を支点に機体前後方向に回動可能に、かつ、アーム部材17に対して相対回転可能に軸支された回動部材30と、アーム部材17の回動に伴い回動部材30を回動させる回動機構37とを備え、回動部材30は、回動機構による回動により第2のシーブ14の周囲を移動するロープ外れ止め用の棒状部材351〜354を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ライブマスト等のマスト部材を有するクレーンのロープ外れ止め装置に関する。
ブームの後方にてメインフレームに俯仰動可能に軸支されたライブマストを有するクレーンが知られている(例えば特許文献1参照)。ライブマストには第1のシーブが設けられ、この第1のシーブとメインフレームに設けた第2のシーブとの間に起伏ロープが掛け回される。起伏ロープは起伏ドラムの駆動により巻き取りまたは繰り出され、これによりライブマストが前後方向に回動し、ブームが起伏する。ライブマストは輸送時には起伏ロープの巻き取りにより水平状態に格納される。
この種のクレーンでは、輸送時に起伏ロープが緩んでシーブから脱落するおそれがある。これを防止するため、上記特許文献1記載のクレーンでは、メインフレームの後端部に回動可能にアーム部材を設け、アーム部材に起伏ロープを掛け回すとともに、アーム部材にロープ外れ止め用の棒状部材を取り付ける。クレーンが輸送姿勢にされると、アーム部材の自重によってアーム部材と一体に棒状部材が回動し、棒状部材から起伏ロープに押し付け力が作用して、輸送時の起伏ロープの緩みが防止される。
特開2007−290788号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の装置では、棒状部材がアーム部材に固定されているため、アーム部材に対する棒状部材の相対位置が一定であり、ライブマストの回動時に棒状部材を常に最適位置に移動させることが難しい。
本発明は、メインフレーム上を機体前後方向に回動可能なマスト部材に回転可能に支持された第1のシーブと、メインフレームに回転可能に支持された第2のシーブとの間に掛け回され、ウインチドラムの駆動により巻き取りまたは繰り出されるウインチロープの外れ止め装置であって、第2のシーブの回転軸と同軸上の回動軸を支点に機体前後方向に回動可能に軸支され、第1のシーブと第2のシーブとの間でウインチロープを支持するアーム部材と、第2のシーブの回転軸と同軸上の回動軸を支点に機体前後方向に回動可能に、かつ、アーム部材に対して相対回転可能に軸支された回動部材と、アーム部材の回動に伴い回動部材を回動させる回動機構とを備え、回動部材は、回動機構による回動により第2のシーブの周囲を移動するロープ外れ止め用の棒状部材を有することを特徴とする。
本発明によれば、アーム部材に対して回動部材を相対回転可能に設け、アーム部材の回動に伴いシーブの周囲をロープ外れ止め用の棒状部材が移動するようにしたので、マスト部材の回動時に棒状部材を常に最適位置に移動することができる。
本発明の実施の形態に係るロープ外れ止め装置が適用されるクレーンの側面図。 ライブマストの作業姿勢を示す要部側面図。 ライブマストの前傾姿勢を示す要部側面図。 ライブマストの輸送姿勢を示す要部側面図。 作業姿勢において図1のメインフレームの後端部を斜め前方から見た斜視図。 本実施の形態に係るロープ外れ止め装置の構成を示す斜視図であり、輸送姿勢においてシーブの周囲を斜め前方から見た図。 本実施の形態に係るロープ外れ止め装置の構成を示す斜視図であり、作業姿勢においてシーブの周囲を斜め前方から見た図。 本実施の形態に係るロープ外れ止め装置の構成を示す斜視図であり、輸送姿勢においてシーブの周囲を斜め後方から見た図。 前傾姿勢における動作説明をするための要部側面図。 作業姿勢における動作説明をするための要部側面図。 輸送姿勢における動作説明をするための要部側面図。 輸送姿勢における動作説明をするための斜視図。
以下、図1〜図12を参照して本発明によるロープ外れ止め装置の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るロープ外れ止め装置が適用されるクレーンの外観側面図である。下部走行体1の上方には上部旋回体2が旋回可能に搭載されている。上部旋回体2の前部には前後方向に回動可能にブーム3が軸支され、ブーム3の後方には旋回体2の上方を通って前後方向に回動可能にライブマスト4が軸支されている。旋回体2は、メインフレーム200(図2)の前端部に支持された運転室5と、メインフレーム200の後端部に支持されたカウンタウエイト6と、ベースブーム3Aに搭載されたフロントドラム7、リヤドラム8と、メインフレーム200に搭載された起伏ドラム9(図2参照)とを有する。
ブーム3の先端部からはワイヤロープ10を介してフック11が吊り下げられている。ワイヤロープ10はフロントドラム7の駆動により巻き取りまたは繰り出され、これによりフック11が昇降する。ブーム3の先端部とライブマスト4の先端部とはペンダントロープ12で接続されている。ライブマスト4の先端部とメインフレーム200の後端部にはそれぞれシーブ13,14(図2)が設けられ、シーブ13と14の間に起伏ロープ15が掛け回されている。起伏ロープ15は起伏ドラム9の駆動により巻き取りまたは繰り出され、これによりライブマスト4が回動し、ペンダントロープ12を介してブーム3が起伏する。
図2〜4は、ライブマスト4の姿勢変化を示す要部側面図である。とくに、図2はライブマスト4が後傾した作業姿勢を、図3はライブマスト4が前傾した前傾姿勢を、図4はライブマスト4が後方に倒回した輸送姿勢を、それぞれ示している。図5は、作業姿勢においてメインフレーム200の後端部を斜め前方から見た斜視図である。なお、図5ではライブマスト4の右側の図示を省略している。
図2に示すようにメインフレーム200の前端部にはブラケット201が設けられ、ブラケット201の上端部にピンP1を介してライブマスト4が回動可能に軸支されている。ブラケット201の前端部にはブーム支持部202が設けられ、ブーム支持部202にブーム3が回動可能に軸支される。
図5に示すようにライブマスト4は矩形状断面を有する左右一対のパイプ状部材からなり、姿勢変化の際にシーブ13,14と干渉することがないように、この左右のライブマスト4の間にシーブ13,14が配置されている。メインフレーム200にはシーブ14の前方に左右一対のストッパ203が設けられ、ライブマスト4は略水平の輸送姿勢(図4)においてストッパ203上に載置される。
シーブ13と14の間には、シーブ14の回転軸と同軸上の回動軸16(図6)を支点に前後方向に回動可能に起伏アーム17が支持されている。起伏アーム17の左右端部にはロープ支持部17aが設けられ、ロープ支持部17aに起伏ロープ15の端部が連結されている。起伏アーム17は起伏ロープ15の張力によってシーブ13側に引っ張られ、起伏アーム17はライブマスト4の回動に伴い回動軸16を支点に回動する。
図2〜4において図示は省略するが、ライブマスト4の基端部下方にはメインフレーム200からライブマスト用油圧シリンダが揺動可能に支持されている。この油圧シリンダを伸張させると、その推力によりライブマスト4の基端部が上方に押し上げられる。その結果、ライブマスト4が起立され、輸送姿勢から作業姿勢に変化する。油圧シリンダを最大に伸張させるとライブマスト4は前傾姿勢となり、前傾姿勢で起伏ロープ15を繰り出すと、ライブマスト4は自重によって下方に回動する。
ライブマスト4を作業姿勢から輸送姿勢へと倒回させる場合は、起伏ドラム9を駆動して起伏ロープ15を巻き取る。これによりシーブ13,14間の間隔が狭くなり、ライブマスト4が後方に回動する。この際、ライブマスト用油圧シリンダにはライブマスト4の自重、および起伏ロープ15の巻き取りによる押し下げ力が作用する。これによりライブマスト用油圧シリンダのボトム室の圧油は、図示しないリリーフ弁を介してリリーフし、油圧シリンダはライブマスト4を支持しながらライブマスト4の回動に伴い縮退する。
起伏ロープ15の巻き取りにより、水平線に対するライブマスト4の回動角が所定角(例えば10°)になると、起伏ドラム9の駆動を停止する。次いで、図示しない油圧シリンダ駆動用油圧回路を切り換え、ライブマスト用油圧シリンダのボトム室をタンクに連通する。その結果、油圧シリンダによる支持力が減少するため、ライブマスト4は自重によりゆっくりと落下し、図4に示すように略水平状態となってストッパ203で支持される。
この場合、輸送姿勢では起伏ロープ15の張力が0となり、起伏ロープ15が緩む。そのため、起伏ロープ15がシーブ14から脱落するおそれがあり、その場合にはスムーズなライブマスト4の起伏動作が妨げられる。そこで、本実施の形態では、後述するようにシーブ14の周囲にロープ外れ止め装置を設け、シーブ14からの起伏ロープ15の脱落を防止する。
図6〜図8は本実施の形態に係るロープ外れ止め装置の構成を示す斜視図である。とくに図6および図7はそれぞれ輸送姿勢および作業姿勢においてシーブ14の周囲を斜め前方から見た図であり、図8は輸送姿勢においてシーブ14の周囲を斜め後方から見た図である。なお、図6では左側のシーブ14の図示を、図8では全部のシーブ14の図示をそれぞれ省略している。
図8に示すようにメインフレーム200の後端部には左右一対の支持ブラケット204が突設され、支持ブラケット204に回動軸16が支持されている。回動軸16の左右両端部にはそれぞれ支持プレート205が取り付けられ、支持プレート205はメインフレーム200に固定されている。さらにメインフレーム200の左右中央部には支持プレート206が固定され、支持プレート205,206を左右方向に貫通してロープ外れ止め用のバー部材25が延設されている。なお、バー部材25は作業時に起伏ロープ15と干渉しない位置に設けられている。
図7に示すように起伏アーム17は、回動軸16の左右中央部に回動可能に設けられた左右一対のアーム部材171と、左右のアーム部材171の内側面に固定された連結部材172と、連結部材172の先端部に左右方向に揺動可能に支持されたロープ支持部材173と、左右のアーム部材171を貫通して回動軸16と平行に延設されたロッド174とを有する。ロープ支持部材173の左右両端部にはロープ支持部17aが設けられている。アーム部材171と、連結部材172と、ロープ支持部材173と、ロッド174は一体に回動を構成する。
図8に示すように回動軸16の左右両端部、支持ブラケット204の左右内側、およびアーム部材17の左右外側には、それぞれリンクプレート31L,31R,32L,32R,33L,33Rが回動軸16に回動可能に取り付けられている。図7に示すようにシーブ14は左右のリンクプレート31L,31Rと支持ブラケット204の間、および左右のリンクプレート32L,32Rとリンクプレート33L,33Rの間にそれぞれ回転可能に設けられ、左右方向に2組づつ分かれて、計4組配設されている。
図7,8に示すようにシーブ14の周方向外側には、リンクプレート31L〜33Lを貫通して回動軸16と平行に左右方向に連結ピン34Lが延設されるとともに、リンクプレート31R〜33Rを貫通して回動軸16と平行に左右方向に連結ピン34Rが延設されている。回動軸16を支点にした連結ピン34L,34Rの同一円周上かつ連結ピン34L,34Rよりも約90°前方には、各シーブ14に対応してそれぞれローラ351〜354が左右方向に同一直線上に配設されている。
ローラ352はリンクプレート32L,33Lにより支持され、ローラ353はリンクプレート32R,33Rにより支持されている。シーブ14の周方向外側には各連結ピン34L,34Rから円弧状のガイド36L,36Rが架設され、ローラ351はリンクプレート31Lとガイド36Lにより支持され、ローラ354はリンクプレート31Rとガイド36Rにより支持されている。以上のリンクプレート31L〜33L,31R〜33Rと連結ピン34L,34Rとガイド36L,36Rとローラ351〜354は回動軸16を支点に一体に回動するものであり、回動部材30を構成する。
図6に示すように左右中央のリンクプレート33L,33Rの内側面には、それぞれスプリング37の一端部が回動可能に連結され、スプリング37の他端部はメインフレーム200に回動可能に連結されている。リンクプレート33L,33Rはスプリング37のバネ力により常時矢印A方向に引っ張られている。
図8に示すように左右中央のリンクプレート33L,33Rの内側面には、起伏アーム17のロッド174に対向してそれぞれ略L字状(図9参照)のプレート38が固設されている。起伏アーム17が後方へ回動すると、リンクプレート33L,33Rを貫通したロッド174の端部がプレート38に当接し、これにより後述するようにローラ351〜354がシーブ14の周囲を移動する。なお、ローラ351〜354は後述するように輸送姿勢においてシーブ14の鉛直上方に位置するように設けられている。
本実施の形態の主要な動作を説明する。ライブマスト4を機体前方に傾斜させた前傾姿勢においては、図9に示すようにリンクプレート33L,33Rがスプリング37のバネ力により引っ張られて前方に回動し、リンクプレート33L,33Rの内側面のプレート38が起伏アーム17の基端部のロッド174から離間する。このときシーブ14の周囲のローラ351〜354は、リンクプレート31L〜33L,31R〜33R、連結ピン34L,34Rおよびガイド36L,36Rを介してシーブ14の周囲を矢印A方向に一体に移動する。その結果、ローラ351〜354はメインフレーム200の上端部に当接し、ローラ351〜354の矢印A方向への最大移動量が規制される。この状態ではローラ351〜354は起伏ロープ15の外側に位置し、起伏ロープ15の巻き取り、繰り出し時に、起伏ロープ15はローラ351〜354と干渉しない。
ライブマスト4を機体後方に傾斜させた作業姿勢においては、図10に示すように起伏アーム17が後方へ回動し、この起伏アーム17の回動に伴いロッド174がプレート38に当接する。これにより起伏アーム17によりリンクプレート33L,33Rが押動され、スプリング37のバネ力に抗してリンクプレート33L,33Rが後方に回動する。このリンクプレート33L,33Rの回動によりロッド351〜354がシーブ14の周囲を矢印B方向に移動する。この状態でもローラ351〜354は起伏ロープ15の外側に位置し、作業時においても起伏ロープ15はローラ351〜354と干渉しない。
ライブマスト4を機体後方に倒回させた輸送姿勢においては、図11に示すようにロッド174がプレート38に当接したまま、起伏アーム17が自重により下方に回動し、これに伴いリンクプレート33L,33Rが矢印B方向に最大に回動する。このとき図示のように起伏ロープ15に緩みが生じるが、シーブ14の上方にはロッド351〜354が位置し、シーブ14の斜め下方にはバー部材25が位置する。このためロッド351〜354とバー部材25とがロープ外れ止めとして機能し、起伏ロープ15の緩みによるシーブ13,14からのロープ15の脱落を防止することができる。
また、図11,12に示すようにローラ351〜354がシーブ14の上方に位置するため、起伏ドラム9からシーブ13へと至る起伏ロープ(図の15a)とシーブ14との間にローラ351〜354が介在する。このため、起伏ロープ15aがシーブ14に食い込むことを防止することができ、ロープ15aの損傷を防止できる。
本実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)シーブ14の周囲にリンクプレート31L〜33L,31R〜33R、連結ピン34L,34R、およびガイド36L,36Rを介し、起伏アーム17に対して相対回転可能にローラ351〜354を設け、ライブマスト4の回動による起伏アーム17の回動に伴いシーブ14の周囲をローラ351〜354を移動させるようにした。これにより起伏アーム17に対するローラ351〜354の相対位置が変化するため、ライブマスト4の回動時に、ロープ外れ止めとしてのローラ351〜354を最適位置に移動させることができる。
(2)ライブマスト4が後方に倒回した輸送姿勢において、シーブ14の上方にローラ351〜354が位置するようにしたので、ローラ351〜354がロープ外れ止めとして機能するだけでなく、起伏ドラム9からライブマスト先端のシーブ13に至る起伏ロープ15aがシーブ14に食い込むことを防ぐことができる。
(3)作業姿勢では、ローラ351〜354が前方に移動するようにしたので、作業時に起伏ロープ15とローラ351〜354が干渉することを防ぐことができる。
(4)起伏アーム17の基端部にロッド174を延設するとともに、このロッド174に対向してリンクプレート33L,33Rの内側面にプレート38を突設し、さらにリンクプレート33L,33Rにスプリング37を連結し、リンクプレート33L,33Rにスプリング37による前方への回動力を付与するようにした。これにより起伏アーム17の後方への回動に伴いリンクプレート33L,33Rのプレート38にロッド174の端部が当接し、スプリング37のバネ力に抗してリンクプレート33L,33Rを後方へ回動させることができ、ローラ351〜354を最適位置に移動することができる。
(5)複数のシーブ14の側方にそれぞれリンクプレート31L〜33L,31R〜33Rを配設し、リンクプレート31L〜33L,31R〜33Rを介してロッド351〜354を支持するとともに、各リンクプレート31L〜33L,31R〜33Rを連結ピン34L,34Rにより連結するようにしたので、起伏アーム17の回動に伴いリンクプレート31L〜33L,31R〜33Rが一体に回動し、ローラ351〜354を一体に移動させることができる。
(6)連結ピン34L,34Rから架設された略円弧状のガイド36L,36Rを介してローラ351,354を支持するようにしたので、支持ブラケット204の左右両側にリンクプレートを設ける必要がなく、シーブ14の全体の幅を抑えることができる。
(7)シーブ14の斜め下方にバー部材25を延設するようにしたので、輸送姿勢におけるシーブ14からの起伏ロープ15の脱落を防止することができる。また、作業時にバー部材25が起伏ロープ15と干渉することを防止できる。
なお、上記実施の形態では、起伏ロープ15の端部を起伏アーム17で支持するようにしたが、シーブ14(第2のシーブ)の回転軸と同軸上の回動軸16を支点に機体前後方向に回動可能に軸支され、シーブ13(第1のシーブ)とシーブ14の間で起伏ロープ15を支持するのであれば、アーム部材としての起伏アーム17の構成は上述したものに限らない。例えば起伏アーム17にシーブを設け、このシーブに起伏ロープ15を掛け回すようにしてもよい。
起伏アーム17に第1の当接部としてのロッド174を、このロッド174に対向してリンクプレート33L,33Rに第2の当接部としてのプレート38をそれぞれ設け、ばね部材としてのスプリング37によってリンクプレート33L,33Rに機体前方側へ回動力を付与するとともに、起伏アーム17の機体後方への回動に伴いロッド174をプレート38に当接させ、これによりリンクプレート33L,33Rを回動させるとともに、シーブ14の周囲をローラ351〜354が移動するようにしたが、起伏アーム17の回動に伴いリンクプレート33L,33Rを回動させる回動機構の構成はこれに限らない。すなわち、ロッド174とプレート38とスプリング37の組み合わせ以外によって回動機構を構成してもよい。上記実施の形態では、輸送姿勢においてローラ351〜354がシーブ14の真上に位置するようにしたが、他の位置でもよい。
上記実施の形態では、支持プレートとしてのリンクプレート31L〜33L,31R〜33Rによりローラ351〜354を支持するとともに、連結ピン34L,34Rにより各リンクプレート31L〜33L,31R〜33Rを連結するようにしたが、回動部材30の構成はこれに限らない。すなわちリンクプレート31L〜33L,31R〜33Rと連結ピン34L,34Rとガイド36L,36Rとロッド351〜354とにより、起伏アーム17の回動に伴い一体に回動する回動部材30を構成したが、上述した以外の構成であってもよい。棒状部材としてのローラ351〜354の形状も上述したものに限らない。
以上では、マスト部材としてライブマストを有するクレーンに適用したが、他のマスト部材(例えばAフレーム等)を有するクレーンにも同様に適用することができる。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態のロープ外れ止め装置に限定されない。
4 ライブマスト
9 起伏ドラム
13,14 シーブ
15 起伏ロープ
16 回動軸
17 起伏アーム
30 回動部材
31L〜33L,31R〜33R リンクプレート
34L,34R 連結ピン
37 スプリング
38 プレート
174 ロッド
351〜354 ローラ

Claims (4)

  1. メインフレーム上を機体前後方向に回動可能なマスト部材に回転可能に支持された第1のシーブと、前記メインフレームに回転可能に支持された第2のシーブとの間に掛け回され、ウインチドラムの駆動により巻き取りまたは繰り出されるウインチロープの外れ止め装置であって、
    前記第2のシーブの回転軸と同軸上の回動軸を支点に機体前後方向に回動可能に軸支され、前記第1のシーブと前記第2のシーブとの間で前記ウインチロープを支持するアーム部材と、
    前記第2のシーブの回転軸と同軸上の回動軸を支点に機体前後方向に回動可能に、かつ、前記アーム部材に対して相対回転可能に軸支された回動部材と、
    前記アーム部材の回動に伴い前記回動部材を回動させる回動機構とを備え、
    前記回動部材は、前記回動機構による回動により前記第2のシーブの周囲を移動するロープ外れ止め用の棒状部材を有することを特徴とするロープ外れ止め装置。
  2. 請求項1に記載のロープ外れ止め装置において、
    前記回動機構は、前記マスト部材が機体後方に倒回された輸送時に前記棒状部材を前記第2のシーブの上方に移動し、前記マスト部材が起立された作業時に前記棒状部材を機体前方に移動するように前記回動部材を回動させることを特徴とするロープ外れ止め装置。
  3. 請求項1または2に記載のロープ外れ止め装置において、
    前記回動機構は、
    前記アーム部材に設けられた第1の当接部と、
    前記回動部材に設けられ、前記アーム部材の機体後方への回動に伴い前記第1の当接部に当接して、前記棒状部材を前記第2のシーブの上方に移動する第2の当接部と、
    前記棒状部材に機体前方側への回動力を付与するばね部材とを有することを特徴とするロープ外れ止め装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のロープ外れ止め装置において、
    前記第2のシーブはシーブ回転軸方向にかけて複数配設され、これら各シーブに対して前記棒状部材がそれぞれ設けられ、
    前記回動部材は、
    前記シーブの側方に配設され、前記各棒状部材を支持する複数の支持プレートと、
    前記複数の支持プレートを互いに連結する連結部材とを有することを特徴とするロープ外れ止め装置。
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