JP2018070230A - 二剤混合容器 - Google Patents
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Description
この構成によれば、第2閉塞部が第2容器の底部から切り離された後に、第2閉塞部を第1閉塞部に保持しておくことができる。これにより、切り離された第2閉塞部が第2容器内で移動することを抑制できる。したがって、例えば、切り離された第2閉塞部が第1剤と第2剤との混合物が注出される注出口を閉塞すること等がなく、混合物の注出が阻害されることを抑制できる。
この構成によれば、第2連通孔が開放された後に第2連通孔から流出する第2剤を、第2筒部内を通して第1筒部内に確実に流入させやすい。そのため、第2剤が第1容器の外部に漏れることを抑制できる。また、第1筒部と第2筒部との間から第1剤、第2剤あるいは混合物が漏れることを抑制できる。
なお、図1から図3においては、第1容器10と第2容器20とを連結させる前の二剤混合容器1の状態を示している。図4および図5においては、第1容器10と第2容器20とを連結させる途中の二剤混合容器1の状態を示している。図6および図7においては、第1容器10と第2容器20とを連結させた後の二剤混合容器1の状態を示している。
第1容器本体11は、第1剤C1を収容し上端部に口部13を有する第1収容部12と、口部13の外周面から径方向外側に突出するフランジ部14と、を有する。
第1収容部12は、容器軸Oと同軸に配置された有底の円筒状である。口部13の外径は、第1収容部12のうちの口部13よりも下側に位置する部分の外径よりも小さい。口部13は、上側に開口する。
フランジ部14は、容器軸Oと同軸に配置された円環板状である。フランジ部14は、口部13の外周面のうち係合突起13aよりも下側の部分から径方向外側に突出している。フランジ部14の径方向外端は、係合突起13aの径方向外端よりも径方向外側に配置されている。
蓋板部31は、容器軸Oと同軸に配置された円環板状である。蓋板部31は、口部13の上側に配置され、口部13の上端と接触している。
外側装着筒部33は、連結筒部32よりも径方向内側において蓋板部31から下側に延びた円筒状である。外側装着筒部33は、容器軸Oと同軸に配置されている。外側装着筒部33は、第1容器本体11の口部13に外嵌されている。外側装着筒部33の下端は、外側装着筒部33の下端よりも上側に配置されている。外側装着筒部33の下端の内周面には、径方向内側に突出する係合突起33aが形成されている。係合突起33aは、外側装着筒部33の内周面の全周に亘って設けられている。係合突起33aは、口部13の係合突起13aに下側から係合している。
保持部38は、仕切板部37の上面から上側に突出する略円柱状である。保持部38は、容器軸Oと同軸に配置されている。保持部38の上端は、第1係合部39の上端よりも下側に配置されている。保持部38の上端部には、径方向外側に突出する保持凸部38aが形成されている。保持凸部38aは、保持部38の全周に亘って設けられた円環状である。保持部38は、後述する第2閉塞部50を保持する。
内筒部63は、シール部61aよりも径方向内側において、天板部61から下側に延びた円筒状である。内筒部63は、容器軸Oと同軸に配置されている。内筒部63は、第1閉塞部30の第1筒部35の内側に嵌合されている。
第1蓋体60を装着することで、第1容器本体11内が密閉される。第1蓋体60は、第1容器10と第2容器20とが連結される直前において第1容器本体11から取り外される。
第2収容部23は、容器軸Oと同軸に配置された有底の円筒状である。第2収容部23は、容器軸Oと同軸に配置された円筒状の筒状部24と、筒状部24の下部に接続された底部25と、を有する。筒状部24は、上端部に口部24aを有する。筒状部24の内径は、上下方向の全体に亘って同じである。
第2容器20の底部25には、第2連通孔25aの開口周縁部から下側(第1容器10側)に向かって延び、下側に開口する筒状の第2筒部26が配設されている。第2筒部26の下端は、筒状部24の下端よりも下側に配置されている。
閉塞蓋部51は、上側に開口する有底筒状の基部51bと、基部51bの上端から径方向外側斜め上方に拡がる円環板状の円環板部51aと、を有する。基部51bは、容器軸Oと同軸に配置された円筒状である。円環板部51aの外周縁は、弱化部27を介して底部25と連結されている。これにより、底部25に、第2閉塞部50が弱化部27を介して連結されている。弱化部27は、薄厚で破断可能な部分である。弱化部27は、例えば、樹脂製である。
被保持部52の外周面には、径方向外側に突出する第2係合部(係合部)53が形成されている。第2係合部53は、上下方向に延び、表裏面が周方向と直交する板状である。第2係合部53は、閉塞蓋部51における基部51bの下面から被保持部52の下部まで延びている。第2係合部53は、周方向に沿って複数並んで形成されている。
下側蓋部41は、口部24aに装着された装着筒部43と、装着筒部43の径方向内側に連設された注出筒部44と、を有する。装着筒部43と注出筒部44とは、容器軸Oと同軸に配置されている。
上側蓋部42は、下側蓋部41の装着筒部43にヒンジ部42aを介して連結されている。上側蓋部42は、ヒンジ部42aを中心として開閉可能である。上側蓋部42は、閉じた状態において、下側蓋部41の注出筒部44の上端開口を閉塞する。
まず、使用者は、第1容器10から第1蓋体60を取り外して除去し、第2容器20から底蓋70を取り外して除去する。これにより、第1容器10において第1連通孔35cは、第1筒部35の上端開口を介して一時的に外部と連通した状態となる。また、第2容器20においては、第2収容部23および第2閉塞部50が一時的に外部に露出した状態となる。
以上のように、連結部としての雌ネジ部22aと雄ネジ部32aとは、第1容器10と第2容器20とが容器軸O周りに相対的に回転されることで、第1容器10と第2容器20とを連結させる。
以上に説明したように、本実施形態によれば、混合させる内容物の選択の幅を広げることができ、2種類の内容物が使用者の意図しないタイミングで混合されることを抑制できる二剤混合容器1が得られる。
上述した実施形態では、第1容器10と第2容器20とに各別に設けられた連結部は、それぞれネジ部である構成としたが、これに限られない。連結部は、第1容器10と第2容器20とを相対回転させることで連結できるならば、特に限定されない。例えば、連結部は、周方向に沿って螺旋状に延びる溝と、その溝に挿入される突起とであってもよい。この場合、例えば、第1容器10と第2容器20との1回転未満の相対回転で、第1容器10と第2容器20とが連結される構成であってもよい。
また、保持部38の構成は、第2閉塞部50を保持できるならば、特に限定されない。保持部38は、設けられていなくてもよい。
また、上述した実施形態では、弱化部27に対して、周方向に沿ったせん断応力に加えて、上下方向に沿ったせん断応力も加えられる構成としたが、これに限られない。弱化部27は、周方向に沿ったせん断応力が加えられることのみによって破断されてもよい。
また、上記説明した実施形態の二剤混合容器1の用途は、特に限定されない。
また、上記説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
Claims (3)
- 第1剤が収容される第1容器と、
前記第1剤と異なる第2剤が収容される第2容器と、
を備え、
前記第1容器および前記第2容器には、前記第1容器の口部と前記第2容器の底部とを容器軸方向に互いに対向させた状態で、前記第1容器と前記第2容器とを互いに連結する連結部が各別に設けられ、
前記連結部は、前記第1容器と前記第2容器とが前記容器軸周りに相対的に回転されることで、前記第1容器と前記第2容器とを連結させ、
前記第1容器の口部には、前記第1容器の口部を閉塞するとともに、前記第1容器内に連通する第1連通孔が形成された第1閉塞部が配設され、
前記第2容器の底部には、前記第1連通孔に連通可能な第2連通孔が形成されるとともに、前記第2連通孔を閉塞する第2閉塞部が、破断可能な弱化部を介して連結され、
前記第1閉塞部および前記第2閉塞部には、互いに係合することで、前記第1容器に対する前記第2閉塞部の前記容器軸周りの相対的な回転移動を規制する係合部が各別に形成されていることを特徴とする二剤混合容器。 - 前記第1閉塞部は、前記第2閉塞部を保持する保持部を有することを特徴とする請求項1に記載の二剤混合容器。
- 前記第1閉塞部は、前記第2容器側に開口する有底筒状の第1筒部を有し、
前記第1筒部の底壁部には、前記第1連通孔が形成され、
前記第2容器の底部には、前記第2連通孔の開口周縁部から前記第1容器側に向かって延び、前記第1容器側に開口する筒状の第2筒部が配設され、
前記第2筒部は、前記第1筒部の内側に嵌合されることを特徴とする請求項1または2に記載の二剤混合容器。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020050401A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | 株式会社吉野工業所 | 混合容器 |
JP7529901B2 (ja) | 2020-08-17 | 2024-08-06 | ロレアル | ボトルと少なくとも1つのカートリッジとを備える化粧製品をパッケージングし吐出するためのデバイス |
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