JP2018066692A - ナビゲーションシステム、及びナビゲーションプログラム - Google Patents

ナビゲーションシステム、及びナビゲーションプログラム Download PDF

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典久 藤川
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Yuji Sato
裕司 佐藤
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Sin Kin
シン キン
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Abstract

【課題】到着地点の案内におけるユーザの利便性を向上させることが可能となる、ナビゲーションシステム、及びナビゲーションプログラムを提供すること。
【解決手段】ナビゲーションシステムは、対象車両の目的地を設定する目的地設定部16aと、目的地情報と、到着地点位置情報と、使用道路情報とを相互に関連付けて構成された走行履歴情報であって、少なくとも対象車両以外の他の車両の走行履歴情報を格納する走行履歴DB17bと、走行履歴DB17bに格納されている走行履歴情報に基づいて、目的地設定部16aにて設定された目的地に対応する到着地点及び使用道路を案内対象とすべき対象到着地点及び対象使用道路として決定する決定部16bと、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ナビゲーションシステム、及びナビゲーションプログラムに関する。
従来、車両が目的地に到着する地点(以下、「到着地点」と称する)を案内する技術の一つとして、地図データ記録手段にあらかじめ格納された目的地の到着地点の位置に基づいて、経路を探索して案内する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、入力された到着地点の位置が記憶手段に格納された情報のうち、自車両の走行結果のみを示す情報に含まれる目的地の到着地点の位置と一致する場合に、当該到着地点の位置に基づいて経路を探索して案内する装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−12425号公報 特開平11−23302号公報
しかしながら、上記特許文献1、2に記載された従来技術においては、上記特許文献1の地図データ記録手段(又は、上記特許文献2の記憶手段)に格納された到着地点の位置の中に、案内対象となる到着地点の位置が格納されていない場合には、経路を探索することができない、すなわち、ユーザが訪れていない到着地点の位置に基づいて経路を探索して案内することができなかった。また、上記特許文献1、2に記載された従来技術においては、特許文献1の地図データ記録手段(又は、特許文献2の記憶手段)に格納された到着地点の位置のみに基づいて探索された経路を案内していたので、例えば、この格納された到着地点の位置がアクセスしづらい位置である場合でも当該到着地点の位置に基づいて経路を探索してしまうという問題があった。これらのことから、到着地点の案内におけるユーザの利便性の観点からは改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、到着地点の案内におけるユーザの利便性を向上させることが可能となる、ナビゲーションシステム、及びナビゲーションプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るナビゲーションシステムは、対象車両の目的地を設定する目的地設定手段と、前記目的地を特定する目的地情報と、前記目的地に対する到着地点の位置を特定する到着地点位置情報と、前記到着地点に到着する直前に使用された使用道路を特定する使用道路情報とを相互に関連付けて構成された走行履歴情報であって、少なくとも前記対象車両以外の他の車両の走行履歴情報を格納する走行履歴情報格納手段と、前記走行履歴情報格納手段に格納されている前記走行履歴情報に基づいて、前記目的地設定手段にて設定された前記目的地に対応する前記到着地点及び前記使用道路を案内対象とすべき対象到着地点及び対象使用道路として決定する決定手段と、を備えた。
また、本発明に係るナビゲーションプログラムは、コンピュータを、対象車両の目的地を設定する目的地設定手段と、前記目的地を特定する目的地情報と、前記目的地に対する到着地点の位置を特定する到着地点位置情報と、前記到着地点に到着する直前に使用された使用道路を特定する使用道路情報とを相互に関連付けて構成された走行履歴情報であって、少なくとも前記対象車両以外の他の車両の走行履歴情報を格納する走行履歴情報格納手段と、前記走行履歴情報格納手段に格納されている前記走行履歴情報に基づいて、前記目的地設定手段にて設定された前記目的地に対応する前記到着地点及び前記使用道路を案内対象とすべき対象到着地点及び対象使用道路として決定する決定手段と、として機能させる。
本発明に係るナビゲーションシステムによれば、走行履歴情報格納手段に格納されている走行履歴情報に基づいて、目的地設定手段にて設定された目的地に対応する到着地点及び使用道路を案内対象とすべき対象到着地点及び対象使用道路として決定する決定手段を備えたので、ナビゲーションシステムの記憶手段に到着地点位置情報が格納されていなかったり、あるいは走行履歴情報格納手段に対象車両の走行履歴情報が格納されていない場合(すなわち、対象車両が目的地を訪れていない場合)でも、対象到着地点及び対象使用道路を確実に決定することができる。また、従来技術(対象車両の走行履歴情報のみ、又はナビゲーションシステムの記憶手段に格納された到着地点位置情報のみを用いて経路を探索する技術)に比べて、最適な対象到着地点及び対象使用道路を決定することができる。以上のことから、到着地点の案内におけるユーザの利便性を向上させることが可能となる。
本発明に係るナビゲーションプログラムによれば、走行履歴情報格納手段に格納されている走行履歴情報に基づいて、目的地設定手段にて設定された目的地に対応する到着地点及び使用道路を案内対象とすべき対象到着地点及び対象使用道路として決定する決定手段と、として機能させるので、ナビゲーションシステムの記憶手段に到着地点位置情報が格納されていなかったり、あるいは走行履歴情報格納手段に対象車両の走行履歴情報が格納されていない場合でも、対象到着地点及び対象使用道路を確実に決定することができる。また、従来技術に比べて、最適な対象到着地点及び対象使用道路を決定することができる。以上のことから、到着地点の案内におけるユーザの利便性を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る車載装置を例示するブロック図である。 走行履歴DBの構成例を示す図である。 検索DBの構成例を示す図である。 実施の形態に係るナビゲーション処理のフローチャートである。 図4に続くナビゲーション処理のフローチャートである。 ナビゲーション処理の処理対象とする到着地点及び使用道路を含む地図を例示した図である。
以下、本発明に係るナビゲーションシステム、及びナビゲーションプログラムの実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
[実施の形態の基本的概念]
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。
本発明に係るナビゲーションシステムは、車両が走行する経路の案内を行うシステムである。ここで、「経路」とは、出発地から目的地に至るルートである。また、「出発地」とは、ユーザが移動を開始する地点であり、「目的地」とは、ユーザの移動の目的となる地点である。また、実施の形態においては、車載用ナビゲーション装置(以下、車載装置)にナビゲーションプログラムをインストールすることにより、車載装置がナビゲーションシステムとして機能する場合について説明する。ただし、これに限られず、例えば、スマートフォンや携帯用ナビゲーション装置を含む任意の装置によってナビゲーションシステムを構成してもよい。また、ナビゲーションシステムにおける車載装置としての機能については、公知の車載用ナビゲーション装置と同様の構成により得ることができるので、その説明は省略することとする。なお、以下では、この車載装置を搭載した車両(車載装置を操作するユーザが搭乗する車両)を「自車両(対象車両)」と称して説明し、「自車両」以外の他の車両を「他車両」と称して説明する。また、「車両」とは、例えば、四輪自動車、二輪自動車、及び自転車等を含む概念であるが、以下では、車両が四輪自動車である場合について説明する。
[実施の形態の具体的内容]
続いて、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
最初に、実施の形態に係るナビゲーションシステムが適用される車載装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る車載装置を例示するブロック図である。図1に示すように、車載装置1は、概略的に、現在位置取得部11、通信部12、タッチパッド13、ディスプレイ14、スピーカ15、制御部16、及びデータ記録部17を備えている。
(構成−現在位置取得部)
現在位置取得部11は、自車両の現在位置を取得する現在位置取得手段である。この現在位置取得部11は、例えば、GPS受信機を用いて構成されており、現在の自車両の位置及び方位等を公知の方法にて検出する。
(構成−通信部)
通信部12は、ネットワークを介して図示しない外部装置(例えば、センタ装置等)との間で通信するための通信手段である。この通信部12の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の移動体無線通信手段や、FM多重放送やビーコンを介した公知のVICS(登録商標)システム用の無線通信手段を用いることができる。
(構成−タッチパッド)
タッチパッド13は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。このタッチパッド13の具体的な構成は任意であるが、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。
(構成−ディスプレイ)
ディスプレイ14は、制御部16の制御に基づいて各種の画像を表示する表示手段である。このディスプレイ14の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。なお、上記のタッチパッド13とディスプレイ14をタッチパッド13として一体形成しても構わない。
(構成−スピーカ)
スピーカ15は、制御部16の制御に基づいて各種の音声を出力する音声出力手段である。スピーカ15より出力される音声の具体的な態様は任意であり、必要に応じて生成された合成音声や、予め録音された音声を出力することができる。
(構成−制御部)
制御部16は、車載装置1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係るナビゲーションプログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して車載装置1にインストールされることで、制御部16の各部を実質的に構成する。
また、この制御部16は、図1に示すように、機能概念的に、目的地設定部16a、決定部16b、判定部16c、及びアクセス情報取得部16dを備えている。
目的地設定部16aは、自車両の目的地を設定する目的地設定手段である。
決定部16bは、後述する走行履歴DB17bに格納されている後述の走行履歴情報に基づいて、対象到着地点及び対象使用道路を決定する決定手段である。ここで、「対象到着地点」とは、目的地設定部16aにて設定された目的地に対応する到着地点であって、案内対象とすべき到着地点を意味し、例えば目的地に入るための入口等が該当する。また、「対象使用道路」とは、目的地設定部16aにて設定された目的地に対応する使用道路であって、案内対象とすべき使用道路を意味する。また、「使用道路」とは、到着地点に到着する直前に使用された道路を意味し、実施形態では、一般道、細街路等を含む概念である。このうち、「一般道」とは、通常の経路探索において案内される道路のうち、「高速道路」及び「高速道路以外の有料道路」以外の道路を意味し、例えば、国道、都道府県道、所定の基準値以上の幅を有する市町村道等が該当する。また、「細街路」とは、通常の経路探索において案内されない道路を意味し、例えば、所定の基準値未満の幅を有する市町村道等を含む概念である。
判定部16cは、対象使用道路の候補として細街路を含めるか否かを判定する判定手段である。
アクセス情報取得部は、アクセス情報を取得するアクセス情報取得手段である。ここで、「アクセス情報」とは、到着地点へのアクセスの容易性を示す情報を意味し、実施の形態では、使用道路の渋滞状況(一例として、渋滞距離等)を示す渋滞状況情報、使用道路に設けられている信号機の設置数を示す信号機設置数情報等が該当する。なお、この制御部16によって実行される処理の詳細については後述する。
(構成−データ記録部)
データ記録部17は、車載装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はFlash Rom、USBメモリ、SDカードの如き電気的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。
また、このデータ記録部17は、地図データベース(以下、データベースを「DB」と称する)17a、走行履歴DB17b、及び検索DB17cを備えている。なお、地図DB17a、走行履歴DB17b、及び検索DB17cに格納されている情報は任意のタイミングにて更新されてもよいが、特に、走行履歴DB17bに格納されている情報は、自車両又は他車両に関する走行履歴情報が取得されたタイミング(又は、定期的なタイミング)で更新されることが望ましい。
(構成−データ記録部−地図DB)
地図DB17aは、地図情報を格納する地図情報格納手段である。また、「地図情報」とは、道路、道路構造物、施設等を含む各種の位置の特定に必要な情報であり、例えば、道路上に設定された各ノードに関するノードデータ(例えばノードID、座標等)や、道路上に設定された各リンクに関するリンクデータ(例えばリンクID、リンク名、接続ノードID、道路座標、道路種別(例えば、有料道路、る一般道等)、車線数等)、地物データ(例えば信号機、道路標識、ガードレール、施設等)、地形データ等を含んで構成されている。
(構成−データ記録部−走行履歴DB)
走行履歴DB17bは、走行履歴情報を格納する地図情報格納手段である。ここで、「走行履歴情報」とは、車両が目的地に到着した際に使用した到着地点及び使用道路を含む走行履歴に関する情報である。この「走行履歴情報」は、実施の形態では、自車両の走行履歴情報及び他車両の走行履歴情報を含むものとして説明するが、これに限られず、例えば、他車両の走行履歴情報のみであってもよい。
図2は、走行履歴DB17bの構成例を示す図である。図2に示すように、走行履歴DB17bは、項目「目的地設定日時」、項目「目的地名称」、項目「目的地ジャンル」、項目「目的地位置」、及び項目「到着地点」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。また、項目「到着地点」は、さらに、到着地点に関する項目として、項目「到着地点位置」、項目「使用道路ID」、項目「使用道路種別」等を含んで構成されている。ここで、項目「目的地設定日時」に対応する情報は、目的地の設定日時を特定する目的地設定日時情報であり、例えば、図2に示す目的地の設定日時である「2016:07:01:8:00」(これは、「2016年7月1日8時0分」であることを示す)等が該当する。項目「目的地名称」に対応する情報は、目的地の名称を特定する目的地名称情報であり、例えば、図2に示す目的地の名称である「AAA」等が該当する。項目「目的地ジャンル」に対応する情報は、目的地のジャンル(規模)を特定する目的地ジャンル情報(目的地規模情報)であり、例えば、図2に示す目的地のジャンルである「コンビニ」等が該当する。項目「目的地位置」に対応する情報は、目的地の位置を特定する目的地位置情報であり、例えば、図2に示す目的地の位置座標である「(x1,y1)」等が該当する。項目「到着地点」に対応する情報は、到着地点に関する到着地点情報である。このうち、項目「到着地点位置」に対応する情報は、到着地点の位置を特定する到着地点位置情報であり、例えば、図2に示す到着地点の位置座標である「(x1’,y1’)」等が該当する。項目「使用道路ID」に対応する情報は、使用道路を一意に識別するための使用道路識別情報であり、例えば、図2に示す使用道路のリンクIDである「A1」等が該当する。項目「使用道路種別」に対応する情報は、使用道路の種別を特定するための使用道路種別情報であり、例えば、図2に示す使用道路の種別である「細街路」等が該当する。なお、これら使用道路識別情報及び使用道路種別情報は、特許請求の範囲における「使用道路情報」に対応する。
(構成−データ記録部−検索DB)
検索DB17cは、通常の経路探索において検索され得る目的地の到着地点に関する情報(以下、「検索情報」と称する)を格納する検索情報格納手段である。図3は、検索DB17cの構成例を示す図である。図3に示すように、検索DB17cは、項目「目的地名称」、項目「目的地ジャンル」、項目「目的地位置」、及び項目「到着地点」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。また、項目「到着地点」は、さらに、到着地点に関する項目として、項目「到着地点位置」、項目「使用道路ID」、項目「使用道路種別」等を含んで構成されている。なお、項目「目的地名称」、項目「目的地ジャンル」、項目「目的地位置」、項目「到着地点位置」、項目「使用道路ID」、項目「使用道路種別」に対応して格納される情報は、図2の走行履歴DB17bの同一項目名に対応して格納される情報と同じであるので、説明を省略する。
(ナビゲーション処理)
次に、このように構成される車載装置1によって実行されるナビゲーション処理について説明する。図4は、実施の形態に係るナビゲーション処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。図5は、図4に続くナビゲーション処理のフローチャートである。ナビゲーション処理は、概略的には、対象到着地点及び対象使用道路を決定するための処理である。このナビゲーション処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態では、車載装置1の電源が投入された後に起動されるものとして説明する。
ナビゲーション処理が起動されると、図4に示すように、最初に、対象到着地点及び対象使用道路を決定するための準備処理を行うために、制御部16は、SA1からSA7の処理を行う。
まず、図4に示すように、SA1において目的地設定部16aは、自車両の目的地の設定指示が受け付けられたか否かを判定する。この目的地の設定方法については任意であるが、例えば、ディスプレイ14の画面上の領域のうち目的地を設定するための設定領域(図示省略)に、タッチパッド13を介してユーザが目的地を入力することで設定する。そして、制御部16は、上記目的地の設定指示が受け付けられるまで待機し(SA1、No)、上記目的地の設定指示が受け付けられた場合(SA1、Yes)にはSA2へ移行する。
SA2において判定部16cは、地図DB17aに格納されている地図情報に基づいてSA1にて設定された目的地が所定方法により設定された基準地点から所定距離以内に位置するか否かを判定し、当該判定した結果に基づいて対象使用道路の候補として細街路を含めるか否かを判定する。ここで、「基準地点」とは、対象使用道路の候補として使用道路に細街路を含めるか否かを判定するための基準となる地点(位置)を意味する。この「基準地点」の設定方法については任意であるが、実施形態では、データ記録部17にあらかじめ登録された地点(例えば、ユーザの自宅の位置、ユーザの職場の位置等)を「基準地点」として設定する。ただし、これに限られず、例えば、ユーザによってタッチパッド13を介して入力された地点を「基準地点」として設定してもよい。また、「所定距離」の設定方法については任意であるが、実施の形態では、後述するSA4にて取得される細街路に関する走行履歴情報が、ユーザが走行し慣れた地域にある細街路に関する走行履歴情報のみとなり得る距離(例えば、1km等)に設定している。ただし、これに限られず、例えば、基準地点に位置する地域の種別に応じた距離に設定してもよく、一例として、基準地点に位置する地域=市街地域である場合には所定距離=1kmに設定するのに対して、基準地点に位置する地域=郊外地域である場合には所定距離=3kmに設定してもよい。
具体的には、判定部16cは、上記目的地が基準地点から所定距離以内に位置する場合には、対象使用道路の候補として細街路を含めると判定し、上記目的地が基準地点から所定距離以内に位置しない場合には、対象使用道路の候補として細街路を含めないと判定する。そして、制御部16は、対象使用道路の候補として細街路を含めないと判定された場合(SA2、No)にはSA3へ移行し、対象使用道路の候補として細街路を含めると判定された場合(SA2、Yes)にはSA4へ移行する。
SA3において判定部16cは、走行履歴DB17bに格納されている走行履歴情報に基づいてSA1にて設定された目的地のジャンルが細街路を使用道路とするジャンルであるか否かを判定し、当該判定した結果に基づいて対象使用道路の候補として細街路を含めるか否かを判定する。具体的には、まず、判定部16cは、走行履歴DB17bに格納されている目的地ジャンル情報の中からSA1にて設定された目的地に対応する目的地ジャンル情報を特定する。次に、走行履歴DB17bに格納されている使用道路種別情報であって上記特定された目的地ジャンル情報に対応する使用道路種別情報の中から細街路を示す使用道路種別情報を特定し、当該特定した使用道路種別情報の個数がデータ記録部17にあらかじめ格納された閾値以上(例えば、100個以上等)であるか否かを判定する。次いで、上記特定した個数が閾値以上である場合には、上記目的地のジャンルが細街路を使用道路とするジャンルであると判定し、上記特定した個数が閾値以上でない場合には、上記目的地のジャンルが細街路を使用道路とするジャンルでないと判定する。続いて、上記目的地のジャンルが細街路を使用道路とするジャンルである場合には、対象使用道路の候補として細街路を含めると判定し、上記目的地のジャンルが細街路を使用道路とするジャンルでない場合には、対象使用道路の候補として細街路を含めないと判定する。そして、制御部16は、対象使用道路の候補として細街路を含めると判定された場合(SA3、Yes)にはSA4へ移行し、対象使用道路の候補として細街路を含めないと判定された場合(SA3、No)にはSA5へ移行する。
SA4において制御部16は、走行履歴DB17bに格納された走行履歴情報の中から、SA1にて設定された目的地に対応する細街路及び細街路以外の道路に関する走行履歴情報を取得すると共に、検索DB17cに格納された検索情報の中から、SA1にて設定された目的地に対応する細街路及び細街路以外の道路に関する検索情報を取得する。その後、制御部16は、SA6に移行する。
SA5において制御部16は、走行履歴DB17bに格納された走行履歴情報の中から、SA1にて設定された目的地に対応する細街路以外の道路に関する走行履歴情報のみを取得すると共に、検索DB17cに格納された検索情報の中から、SA1にて設定された目的地に対応する細街路以外の道路に関する検索情報のみを取得する。その後、制御部16は、SA6に移行する。
SA6においてアクセス情報取得部16dは、外部装置(図示省略)からアクセス情報を取得する。このアクセス情報の取得方法については任意であるが、例えば、SA4又はSA5にて取得された走行履歴情報及び検索情報に含まれる使用道路識別情報(リンクID)を含む要求情報を外部装置に送信し、この要求情報に含まれる使用道路識別情報に対応するアクセス情報を外部装置から受信することにより取得する。
以上のような処理により、対象到着地点及び対象使用道路を決定するための準備を行うことができる。また、SA1にて特定された目的地が基準地点から所定距離以内に位置するか否かの判定結果、又は、目的地のジャンルが細街路を使用道路とするジャンルであるか否かの判定結果に基づいて対象使用道路の候補として細街路を含めるか否かを判定するので、細街路を対象使用道路として設定することができ、最適な対象到着地点及び対象使用道路を決定しやすくなる。
次に、図5に示すように、対象到着地点及び対象使用道路を決定するために、制御部16は、SA7からSA12の処理を行う。
まず、図5に示すように、SA7からSA11の間のループにおいて制御部16は、SA4又はSA5にて取得された到着地点情報をそれぞれ対象として、SA8からSA10の処理を順次行う。以下では、SA7からSA11の間のループにおいて処理対象となる到着地点情報を「対象到着地点情報」と称する。
最初に、SA8において決定部16bは、SA6にて取得されたアクセス情報(特に渋滞状況情報)に基づいて、対象到着地点情報に対応する使用道路が渋滞しているか否かを判定する。この上記使用道路が渋滞しているか否かの判定方法については任意であるが、例えば、SA6にて取得されたアクセス情報に含まれる渋滞状況情報(例えば、渋滞距離を示す情報)の中から対象到着地点情報に含まれる使用道路識別情報に対応する渋滞状況情報を特定し、当該特定した渋滞状況情報がデータ記録部17にあらかじめ格納された閾値以上(例えば、3km以上等)であるか否かに基づいて判定する。ここで、上記特定した渋滞状況情報が閾値以上である場合には、上記使用道路が渋滞していると判定し、上記特定した渋滞状況情報が閾値以上でない場合には、上記使用道路が渋滞していないと判定する。そして、制御部16は、上記使用道路が渋滞していないと判定された場合(SA8、No)にはSA9に移行し、上記使用道路が渋滞していると判定された場合(SA8、Yes)には、他の到着地点情報を対象到着地点情報として、SA8からSA10の処理を再び繰り返す。
SA9において決定部16bは、SA6にて取得されたアクセス情報(特に信号機設置数情報)に基づいて、対象到着地点情報に対応する使用道路に設けられている信号機の設置数が少ないか否かを判定する。この上記信号機の設置数が少ないか否かの判定方法については任意であるが、例えば、SA6にて取得されたアクセス情報に含まれる信号機設置数情報の中から対象到着地点情報に含まれる使用道路識別情報に対応する信号機設置数情報を特定し、当該特定した信号機設置数情報がデータ記録部17にあらかじめ格納された閾値以上(例えば、5台以上等)であるか否かに基づいて判定する。ここで、上記特定した信号機設置数情報が閾値以上でない場合には、上記信号機の設置数が少ないと判定し、上記特定した信号機設置数情報が閾値以上でない場合には、上記信号機の設置数が少なくないと判定する。そして、制御部16は、上記信号機の設置数が少ないと判定された場合(SA9、Yes)にはSA10に移行し、上記信号機の設置数が少なくないと判定された場合(SA9、Yes)には、他の到着地点情報を対象到着地点情報として、SA8からSA10の処理を再び繰り返す。
SA10において決定部16bは、SA8にて上記使用道路が渋滞していないと判定され、且つ、SA9にて上記信号機の設置数が少ないと判定された対象到着地点情報に対応する到着地点及び使用道路を対象到着地点の候補及び対象使用道路の候補として特定する。その後、制御部16は、他の到着地点情報を対象到着地点情報として、SA8からSA10の処理を再び繰り返す。
以上のように、SA7からSA11間のループにおいて、SA4又はSA5にて取得された到着地点情報の全てを対象として、SA8からSA10の処理が順次行われた後、SA12において決定部16bは、SA10にて特定された対象到着地点の候補及び対象使用道路の候補に基づいて、対象到着地点及び対象使用道路を決定する。ここで、対象到着地点及び対象使用道路の決定方法については任意であるが、例えば、SA10にて特定された対象到着地点の候補及び対象使用道路の候補の組が1組である場合には、この組の対象到着地点の候補及び対象使用道路の候補を対象到着地点及び対象使用道路として決定する。また、SA10にて特定された対象到着地点の候補及び対象使用道路の候補の組が複数組である場合には、SA6にて取得されたアクセス情報に基づいて、最もアクセスが容易(一例として、使用道路が最も渋滞していない、又は、信号機の設置数が最も少ない等)である対象到着地点の候補及び対象使用道路の候補の組を対象到着地点及び対象使用道路として決定する。あるいは、ディスプレイ14の画面上の領域のうち対象到着地点及び対象使用道路を決定するための決定領域(図示省略)に、SA10にて特定された対象到着地点の候補及び対象使用道路の候補の組を一覧表示させ、当該表示された複数の組の対象到着地点の候補及び対象使用道路の候補の中からタッチパッド13を介してユーザによって選択された1組の対象到着地点の候補及び対象使用道路の候補を対象到着地点及び対象使用道路として決定してもよい。また、SA10にて対象到着地点の候補及び対象使用道路の候補が特定されなかった場合には、上記対象到着地点の候補及び対象使用道路の候補の組が複数組である場合と略同様の決定方法を用いて、SA4又はSA5にて取得された到着地点情報に対応する到着地点及び使用道路の組の中から対象到着地点及び対象使用道路を決定する。
その後、例えば、制御部16は、ディスプレイ14の画面上の領域のうち対象到着地点及び対象使用道路を案内するための案内領域に、上記決定された対象到着地点及び対象使用道路を特定するためのアイコンを、案内領域に表示された地図に対して重ねて表示することで案内する。あるいは、上記決定された対象到着地点及び対象使用道路に基づいて公知の経路探索手法を用いて経路を探索し、当該探索した経路を案内領域に表示された地図に対して重ねて表示することで案内してもよい。これにて、制御部16は、ナビゲーション処理を終了する。
このようなナビゲーション処理が実行される具体的な処理内容について、以下で説明する。図6は、ナビゲーション処理の処理対象とする到着地点及び使用道路を含む地図を例示した図である。例えば、図6に示すように、図4のSA2において、図4のSA1にて設定された目的地G(目的地Gの名称=AAA)が基準地点から所定距離以内に位置すると判定されたことで、対象使用道路の候補として細街路を含める場合には、図4のSA4にて目的地Gに対応する到着地点X1からX4に関する走行履歴情報及び検索情報(具体的には、図2に示す到着地点位置=(x1’,y1’)、使用道路ID=A1、使用道路種別=細街路を含む走行履歴情報、図2に示す到着地点位置=(x6’,y6’)、使用道路ID=A2、使用道路種別=細街路を含む走行履歴情報、図3に示す到着地点位置=(x7’,y7’)、使用道路ID=A3、使用道路種別=一般道を含む検索情報、及び、図3に示す到着地点位置=(x8’,y8’)、使用道路ID=A4、使用道路種別=細街路を含む検索情報)が取得される。次に、図5のSA7からSA11の間のループの処理が行われることで、図4のSA4にて取得された走行履歴情報及び検索情報に含まれる到着地点情報の中から、図5のSA10にて対象到着地点の候補=X1(到着地点位置=(x1’,y1’))、及び対象使用道路の候補=A1の組のみが特定された場合には、図5のSA12において、対象到着地点=X1及び対象使用道路=A1が決定される。そして、この決定された対象到着地点及び対象使用道路を特定するためのアイコンI(図6に示す矢印)が案内領域14aに表示された地図に対して重ねて表示される。これにより、図4のSA1にて設定された目的地Gに対応する最適な対象到着地点及び対象使用道路を決定し、当該決定した対象到着地点及び対象使用道路をユーザに対して案内することができる。
以上のような処理により、決定部16bが、アクセス情報取得部16dにて取得されたアクセス情報に基づいて、対象到着地点及び対象使用道路を決定するので、アクセスが容易な対象到着地点及び対象使用道路を確実に決定することができ、最適な対象到着地点及び対象使用道路を一層決定しやすくなる。
また、このようなナビゲーション処理により、地図DB17a又は検索DB17cに到着地点位置情報が格納されていなかったり、あるいは走行履歴情報DBに自車両の走行履歴情報が格納されていない場合(すなわち、自車両が目的地を訪れていない場合)でも、対象到着地点及び対象使用道路を確実に決定することができる。また、従来技術(自車両の走行履歴情報のみ、又は地図DB17aに格納された到着地点位置情報のみを用いて経路を探索する技術)に比べて、最適な対象到着地点及び対象使用道路を決定することができる。以上のことから、到着地点の案内におけるユーザの利便性を向上させることが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。例えば、本発明に係るナビゲーションシステムにおける到着地点の案内の利便性が従来と同程度であっても、従来と異なる構造により従来と同程度の到着地点の案内の利便性を有している場合には、本願発明の課題は解決されている。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、車載装置1を、相互に通信可能に構成された複数の装置に分散して構成し、これら複数の装置の一部に制御部16を設けると共に、これら複数の装置の他の一部にデータ記録部17を設けてもよい。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(ナビゲーションシステムについて)
上記実施の形態では、ナビゲーションシステムが車載装置1を用いて構成されていると説明したが、これに限られず、例えば、複数の車載装置1と通信可能に接続されたセンタ装置を用いて構成されてもよい。この場合には、SA1にて対象車両から目的地を示す情報を取得すると、SA12にて対象到着地点及び対象使用道路が決定され、この決定された対象到着地点及び対象使用道路を示す情報を、上記対象車両に向けて送信する。
(アクセス情報について)
上記実施の形態では、アクセス情報として、渋滞状況情報及び信号機設置数情報が該当すると説明したが、これに限られず、例えば、これらの情報に加えて、使用道路の使用頻度を示す使用道路使用頻度情報、又は使用道路が到着地点に到達する際に右折が必要な道路か否かを示す右折情報がさらに該当してもよい。この場合には、ナビゲーション処理において、これら使用道路使用頻度情報及び右折情報に基づいて対象到着地点及び対象使用道路を決定してもよい。一例として、SA9にて上記信号機の設置数が少ないと判定された場合に、使用道路使用頻度情報に基づいて、対象到着地点情報に対応する使用道路の使用頻度が閾値以上であるか否かを判定してもよい。そして、上記使用道路の使用頻度が閾値以上である場合にはSA10に移行し、上記使用道路の使用頻度が閾値以上でない場合にはSA11に移行してもよい。あるいは、右折情報に基づいて、対象到着地点情報に対応する使用道路が到着地点に到達する際に右折が必要な道路である否かを判定してもよい。そして、上記右折が不要な道路である場合にはSA10に移行し、上記右折が必要な道路である場合にはSA11に移行してもよい。
(目的地規模情報について)
上記実施の形態では、目的地規模情報が目的地ジャンル情報であると説明したが、これに限られず、例えば、目的地の物理的なサイズを示す目的地サイズ情報であってよい。この場合に、ナビゲーション処理のSA3において、目的地ジャンル情報に代えて目的地サイズ情報を用いた場合には、目的地の物理的なサイズが細街路を使用道路とする物理的なサイズであるか否かを判定し、この判定結果に基づいて対象使用道路の候補として細街路を含めるか否かを判定することができる。
(ナビゲーション処理について)
上記実施の形態では、SA2及びSA3の処理が行われると説明したが、これに限られず、例えば、SA2又はSA3のいずれか一方を省略してもよい。また、上記実施の形態では、SA8及びSA9の処理が行われると説明したが、これに限られず、例えば、SA8又はSA9のいずれか一方を省略してもよい。
また、上記実施の形態では、SA3において、走行履歴DB17bに格納されている走行履歴情報に基づいてSA1にて設定された目的地のジャンルが細街路を使用道路とするジャンルであるか否かを判定すると説明したが、これに限られない。例えば、データ記録部17にあらかじめ記録されたテーブルであって、目的地ジャンル情報と使用道路種別情報とを相互に関連付けて格納されたテーブルの情報に基づいて、SA1にて設定された目的地のジャンルが細街路を使用道路とするジャンルであるか否かを判定してもよい。具体的には、このテーブルに格納されている使用道路種別情報のうち、SA1にて設定された目的地のジャンルに対応する使用道路種別情報が細街路を示す情報であるか否かに基づいて判定する。
〔実施の形態の特徴と効果の一部〕
最後に、これまでに説明した実施の形態の特徴と効果の一部を、以下に例示する。ただし、実施の形態の特徴と効果は、以下の内容に限定されず、以下の特徴の一部のみを具備することによって以下の効果の一部のみを奏する場合や、以下の特徴以外の他の特徴を具備することによって以下の効果以外の他の効果を奏する場合がある。
実施の形態の1つの側面1に係るナビゲーションシステムは、対象車両の目的地を設定する目的地設定手段と、前記目的地を特定する目的地情報と、前記目的地に対する到着地点の位置を特定する到着地点位置情報と、前記到着地点に到着する直前に使用された使用道路を特定する使用道路情報とを相互に関連付けて構成された走行履歴情報であって、少なくとも前記対象車両以外の他の車両の走行履歴情報を格納する走行履歴情報格納手段と、前記走行履歴情報格納手段に格納されている前記走行履歴情報に基づいて、前記目的地設定手段にて設定された前記目的地に対応する前記到着地点及び前記使用道路を案内対象とすべき対象到着地点及び対象使用道路として決定する決定手段と、を備えた。
上記側面1に係るナビゲーションシステムによれば、走行履歴情報格納手段に格納されている走行履歴情報に基づいて、目的地設定手段にて設定された目的地に対応する到着地点及び使用道路を案内対象とすべき対象到着地点及び対象使用道路として決定する決定手段を備えたので、ナビゲーションシステムの記憶手段に到着地点位置情報が格納されていなかったり、あるいは走行履歴情報格納手段に対象車両の走行履歴情報が格納されていない場合(すなわち、対象車両が目的地を訪れていない場合)でも、対象到着地点及び対象使用道路を確実に決定することができる。また、従来技術(対象車両の走行履歴情報のみ、又はナビゲーションシステムの記憶手段に格納された到着地点位置情報のみを用いて経路を探索する技術)に比べて、最適な対象到着地点及び対象使用道路を決定することができる。以上のことから、到着地点の案内におけるユーザの利便性を向上させることが可能となる。
実施の形態の他の側面2に係るナビゲーションシステムは、上記側面1に係るナビゲーションシステムにおいて、地図情報を格納する地図情報格納手段と、前記地図情報に基づいて前記目的地設定手段にて設定された前記目的地が所定方法により設定された基準地点から所定距離以内に位置するか否かを判定し、当該判定した結果に基づいて前記対象使用道路の候補として細街路を含めるか否かを判定する判定手段と、を備えた。
上記側面2に係るナビゲーションシステムによれば、地図情報に基づいて目的地設定手段にて設定された目的地が基準地点から所定距離以内に位置するか否かを判定し、当該判定した結果に基づいて対象使用道路の候補として細街路を含めるか否かを判定する判定手段を備えたので、細街路を対象使用道路として設定することができ、最適な対象到着地点及び対象使用道路を決定しやすくなる。
実施の形態の他の側面3に係るナビゲーションシステムは、上記側面1に係るナビゲーションシステムにおいて、前記走行履歴情報は、前記目的地の規模を特定する目的地規模情報と、前記目的地情報と、前記到着地点位置情報と、前記使用道路情報とを相互に関連付けて構成され、前記走行履歴情報に基づいて前記目的地設定手段にて設定された前記目的地の規模が細街路を前記使用道路とする規模であるか否かを判定し、当該判定した結果に基づいて前記対象使用道路の候補として細街路を含めるか否かを判定する判定手段を備えた。
上記側面3に係るナビゲーションシステムによれば、走行履歴情報に基づいて目的地設定手段にて設定された目的地の規模が細街路を使用道路とする規模であるか否かを判定し、当該判定した結果に基づいて対象使用道路の候補として細街路を含めるか否かを判定する判定手段を備えたので、細街路を対象使用道路として設定することができ、最適な対象到着地点及び対象使用道路を決定しやすくなる。
実施の形態の他の側面4に係るナビゲーションシステムは、上記側面1から側面3のいずれかに係るナビゲーションシステムにおいて、前記到着地点へのアクセスの容易性を示すアクセス情報を取得するアクセス情報取得手段と、前記決定手段は、前記アクセス情報取得手段にて取得された前記アクセス情報に基づいて、前記対象到着地点及び前記対象使用道路を決定する。
上記側面4に係るナビゲーションシステムによれば、決定手段が、アクセス情報取得手段にて取得されたアクセス情報に基づいて、対象到着地点及び対象使用道路を決定するので、アクセスが容易な対象到着地点及び対象使用道路を確実に決定することができ、最適な対象到着地点及び対象使用道路を一層決定しやすくなる。
実施の形態の他の側面5に係るナビゲーションプログラムは、コンピュータを、対象車両の目的地を設定する目的地設定手段と、前記目的地を特定する目的地情報と、前記目的地に対する到着地点の位置を特定する到着地点位置情報と、前記到着地点に到着する直前に使用された使用道路を特定する使用道路情報とを相互に関連付けて構成された走行履歴情報であって、少なくとも前記対象車両以外の他の車両の走行履歴情報を格納する走行履歴情報格納手段と、前記走行履歴情報格納手段に格納されている前記走行履歴情報に基づいて、前記目的地設定手段にて設定された前記目的地に対応する前記到着地点及び前記使用道路を案内対象とすべき対象到着地点及び対象使用道路として決定する決定手段と、として機能させる。
上記側面5に係るナビゲーションプログラムによれば、走行履歴情報格納手段に格納されている走行履歴情報に基づいて、目的地設定手段にて設定された目的地に対応する到着地点及び使用道路を案内対象とすべき対象到着地点及び対象使用道路として決定する決定手段と、として機能させるので、ナビゲーションシステムの記憶手段に到着地点位置情報が格納されていなかったり、あるいは走行履歴情報格納手段に対象車両の走行履歴情報が格納されていない場合でも、対象到着地点及び対象使用道路を確実に決定することができる。また、従来技術に比べて、最適な対象到着地点及び対象使用道路を決定することができる。以上のことから、到着地点の案内におけるユーザの利便性を向上させることが可能となる。
1 車載装置
11 現在位置取得部
12 通信部
13 タッチパッド
14 ディスプレイ
14a 案内領域
15 スピーカ
16 制御部
16a 目的地設定部
16b 決定部
16c 判定部
16d アクセス情報取得部
17 データ記録部
17a 地図DB
17b 走行履歴DB
17c 検索DB
A1〜A4 使用道路
G 目的地
I アイコン
X1〜X4 到着地点

Claims (5)

  1. 対象車両の目的地を設定する目的地設定手段と、
    前記目的地を特定する目的地情報と、前記目的地に対する到着地点の位置を特定する到着地点位置情報と、前記到着地点に到着する直前に使用された使用道路を特定する使用道路情報とを相互に関連付けて構成された走行履歴情報であって、少なくとも前記対象車両以外の他の車両の走行履歴情報を格納する走行履歴情報格納手段と、
    前記走行履歴情報格納手段に格納されている前記走行履歴情報に基づいて、前記目的地設定手段にて設定された前記目的地に対応する前記到着地点及び前記使用道路を案内対象とすべき対象到着地点及び対象使用道路として決定する決定手段と、
    を備えたナビゲーションシステム。
  2. 地図情報を格納する地図情報格納手段と、
    前記地図情報に基づいて前記目的地設定手段にて設定された前記目的地が所定方法により設定された基準地点から所定距離以内に位置するか否かを判定し、当該判定した結果に基づいて前記対象使用道路の候補として細街路を含めるか否かを判定する判定手段と、を備えた、
    請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 前記走行履歴情報は、前記目的地の規模を特定する目的地規模情報と、前記目的地情報と、前記到着地点位置情報と、前記使用道路情報とを相互に関連付けて構成され、
    前記走行履歴情報に基づいて前記目的地設定手段にて設定された前記目的地の規模が細街路を前記使用道路とする規模であるか否かを判定し、当該判定した結果に基づいて前記対象使用道路の候補として細街路を含めるか否かを判定する判定手段を備えた、
    請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  4. 前記到着地点へのアクセスの容易性を示すアクセス情報を取得するアクセス情報取得手段と、
    前記決定手段は、前記アクセス情報取得手段にて取得された前記アクセス情報に基づいて、前記対象到着地点及び前記対象使用道路を決定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のナビゲーションシステム。
  5. コンピュータを、
    対象車両の目的地を設定する目的地設定手段と、
    前記目的地を特定する目的地情報と、前記目的地に対する到着地点の位置を特定する到着地点位置情報と、前記到着地点に到着する直前に使用された使用道路を特定する使用道路情報とを相互に関連付けて構成された走行履歴情報であって、少なくとも前記対象車両以外の他の車両の走行履歴情報を格納する走行履歴情報格納手段と、
    前記走行履歴情報格納手段に格納されている前記走行履歴情報に基づいて、前記目的地設定手段にて設定された前記目的地に対応する前記到着地点及び前記使用道路を案内対象とすべき対象到着地点及び対象使用道路として決定する決定手段と、
    として機能させるためのナビゲーションプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021032813A (ja) * 2019-08-28 2021-03-01 クラリオン株式会社 ナビゲーション装置及び経路探索方法

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