JP6597281B2 - 通信システム、通信方法、及び通信プログラム - Google Patents

通信システム、通信方法、及び通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、通信方法、及び通信プログラムに関する。
従来、携帯端末を車載装置に対して通信可能に接続した上で、車両が走行するべきルートである走行ルートの目的地を、車載装置に携帯端末を用いて設定する技術(例えば、特許文献1参照)が知られていた。
上記従来の携帯端末においては、携帯端末の入力部をユーザが操作することにより目的地を受け付けると、受け付けた目的地を特定する情報を車載装置に送信していた。そして、車載装置においては、携帯端末から受信した情報に基づいて目的地を特定し、この目的地を走行ルートの目的地として設定していた。一方で、このような車載装置に接続されている携帯端末については、運転の安全性確保の観点から、車両の運転者が運転中に操作するのを防止するために、車両が走行している場合には、目的地を設定するための入力部の操作を規制していた。
特開2007−187482号公報
しかしながら、車載装置に接続されている携帯端末については、運転者が使用するものであるか、運転者以外の者である同乗者が使用するものであるかについて区別するのが困難であったので、運転の安全性確保の観点から、車両が走行している場合には、車載装置に接続されている全ての携帯端末の操作を一律に規制していた。このため、車両が走行している場合には、同乗者についても、車両の車載装置に接続されている携帯端末を用いて、車載装置において目的地を設定することができなかったので、車載装置の利便性を向上させるという観点において、改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の走行についての安全性を確保した上で、車載装置の利便性を向上させることが可能となる、通信システム、通信方法、及び通信プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る通信システムは、車両が走行している場合に操作が規制される車載装置と、前記車載装置に対して通信可能に直接的に接続された第1携帯端末と、前記第1携帯端末に対して近距離通信可能に接続された第2携帯端末と、を備える通信システムであって、前記第2携帯端末は前記車載装置に対して前記第1携帯端末を介して通信可能に接続されており、前記第1携帯端末は、操作により情報を受け付ける第1携帯端末側操作入力手段、を備え、前記第2携帯端末は、操作により情報を受け付ける第2携帯端末側操作入力手段、を備え、前記通信システムは、前記車両が走行している場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作を規制する規制制御手段と、前記規制制御手段により前記第1携帯端末側操作入力手段の操作が規制されているか否かに関わらず、前記第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、前記第1携帯端末を介して、前記車載装置に送信する通信制御手段と、前記通信制御手段が送信した情報に基づいて、前記車載装置についての制御を行う機器制御手段と、を備える。
また、本発明に係る通信方法は、車両が走行している場合に操作が規制される車載装置と、前記車載装置に対して通信可能に直接的に接続された第1携帯端末と、前記第1携帯端末に対して近距離通信可能に接続された第2携帯端末と、を備える通信システムの通信方法であって、前記第2携帯端末は前記車載装置に対して前記第1携帯端末を介して通信可能に接続されており、前記第1携帯端末は、操作により情報を受け付ける第1携帯端末側操作入力手段、を備え、前記第2携帯端末は、操作により情報を受け付ける第2携帯端末側操作入力手段、を備える通信方法であって、規制制御手段が、前記車両が走行している場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作を規制する規制制御ステップと、通信制御手段が、前記規制制御ステップにおいて前記第1携帯端末側操作入力手段の操作が規制されているか否かに関わらず、前記第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、前記第1携帯端末を介して、前記車載装置に送信する通信制御ステップと、機器制御手段が、前記通信制御ステップにおいて送信した情報に基づいて、前記車載装置についての制御を行う機器制御ステップと、を含む。
また、本発明に係る通信プログラムは、車両が走行している場合に操作が規制される車載装置と、前記車載装置に対して通信可能に直接的に接続された第1携帯端末と、前記第1携帯端末に対して近距離通信可能に接続された第2携帯端末と、を備える通信システムの通信プログラムであって、前記第2携帯端末は前記車載装置に対して前記第1携帯端末を介して通信可能に接続されており、前記第1携帯端末は、操作により情報を受け付ける第1携帯端末側操作入力手段、を備え、前記第2携帯端末は、操作により情報を受け付ける第2携帯端末側操作入力手段、を備え、コンピュータを、前記車両が走行している場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作を規制する規制制御手段と、前記規制制御手段により前記第1携帯端末側操作入力手段の操作が規制されているか否かに関わらず、前記第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、前記第1携帯端末を介して、前記車載装置に送信する通信制御手段と、として機能させる。
本発明に係る通信システム、通信方法、及び通信プログラムによれば、車両が走行している場合に、第1携帯端末側操作入力手段の操作を規制し、第1携帯端末側操作入力手段の操作が規制されているか否かに関わらず、第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、第1携帯端末を介して、車載装置に送信することから、例えば、車両が走行している場合に、車載装置に直接接続されている第1携帯端末を運転者が操作するのを防止し、且つ、第1携帯端末に接続されている第2携帯端末を同乗者が操作して車載装置に情報を送信することを可能にするので、車両の走行についての安全性を確保した上で、車載装置の利便性を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る通信システムを例示するブロック図である。 目的地設定アプリケーションを起動した場合の通信処理のフローチャートである。
以下、本発明に係る通信システム、通信方法、及び通信プログラムの実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
本発明に係る通信システムは、通信を行うシステムであり、具体的には、車載装置と、第1携帯端末と、第2携帯端末とを備えるシステムである。
ここで、「車載装置」とは、車両に搭載される装置であって、車両が走行している場合に規制対象事項が規制され、車両が走行していない場合に規制対象事項が規制されない装置であり、具体的には、車載用ナビゲーション装置を含む概念である。「車両が走行している場合」とは、車両が所定速度(例えば5Km/h)以上で走行している場合を意味し、「車両が走行していない場合」とは、車両が所定速度(例えば5Km/h)未満で走行又は停止している場合を意味する。「規制対象事項」とは、規制の対象となる事項(機能)であり、具体的には、ユーザによる情報の入力操作又はユーザに対する情報の表示出力の少なくとも一部が挙げられる。「規制」とは、規制対象事項の実行を許可しないことを意味し、例えば、ユーザによる情報の入力操作を受け付けないことや、ユーザに対する情報の表示出力を行わないことを意味する。
また、「第1携帯端末」とは、車載装置に対して通信可能に有線又は無線にて接続される装置であり、例えば、スマートフォンや携帯用ナビゲーション装置を含む概念である。この第1携帯端末は、車両に乗車する運転者が携帯することが想定される装置であるため、車載装置と同様に、車両が走行している場合に規制対象事項が規制され、車両が走行していない場合に規制対象事項が規制されない。ただし、第1携帯端末は、運転者が携帯する装置に限定されず、車両に乗車する運転者以外の者(以下、同乗者)が携帯する装置であってもよい。また、第1携帯端末は、規制対象事項が規制されているか否かに関わらず、第2携帯端末が送信した情報を車載装置に中継する装置である。
また、「第2携帯端末」とは、第1携帯端末に対して近距離通信可能に有線又は無線にて接続される装置であり、例えば、スマートフォンや携帯用ナビゲーション装置を含む概念である。この第2携帯端末は、同乗者が携帯することが想定される装置であるため、車両が走行している場合及び車両が走行していない場合の両方の場合において規制対象事項が規制されない。
なお、これらの車載装置及び第1携帯端末相互間の通信方式、及び第1携帯端末及び第2携帯端末相互間の通信方式については、有線通信又は無線通信での任意の通信方式を用いることができるが、例えば、USB(Universal Serial Bus)、ブルートゥース(登録商標)、又はNFC(Near Field radio Communication)等に対応する通信方式を用いることもできる。また、第1携帯端末が送信する情報、及び第2携帯端末が送信する情報については、車載装置に送信される情報である限りにおいて任意の情報を送信することができるが、例えば、車載装置を搭載している車両が走行するべきルートである走行ルートの目的地を特定する情報である目的地情報、又は車載装置のオーディオを制御(例えば、音量調整の制御、又はラジオの選局の制御等)するため情報である制御情報等を送信することもできる。
そして、本実施の形態においては、「第1携帯端末」が、運転者が携帯する端末(以下、運転者側端末)であり、「第2携帯端末」が、同乗者が携帯する端末(以下、同乗者側端末)であり、「規制対象事項」が「ユーザによる情報の入力操作の少なくとも一部」であり、「車載装置及び第1携帯端末相互間の通信方式」、及び「第1携帯端末及び第2携帯端末相互間の通信方式」として「ブルートゥース(登録商標)」に対応する通信方式が用いられ、「第1携帯端末が送信する情報」及び「第2携帯端末が送信する情報」が、車載装置において目的地を設定するための「目的地情報」である場合について説明する。なお、以下では、車載装置を搭載した車両(車載装置を操作する者が搭乗する車両)を「自車両」と称して説明する。また、「自車両」とは、例えば、四輪自動車、二輪自動車、及び自転車等を含む概念であるが、以下では、自車両が四輪自動車である場合について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る通信システム100について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る通信システムを例示するブロック図である。この通信システム100は、同乗者側端末1、運転者側端末2、及び車載装置3を備えている。
(構成−同乗者側端末)
最初に、同乗者側端末1の構成について説明する。図1に示すように、同乗者側端末1は、第2携帯端末であり、概略的に、通信部11、タッチパッド12、ディスプレイ13、スピーカ14、現在位置検出部15、記録部16、及び制御部17を備えている。
(構成−同乗者側端末−通信部)
通信部11は、運転者側端末2との間で通信を行う通信手段である。この通信部11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の移動体無線通信手段を用いることができる。
(構成−同乗者側端末−タッチパッド)
タッチパッド12は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける第2携帯端末側操作入力手段である。このタッチパッド12は、透明又は半透明状に形成され、ディスプレイ13の前面において当該ディスプレイ13の表示面と重畳するように設けられてタッチパネルとして形成されている。このタッチパッド12としては、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のタッチパッドを用いることができる。
(構成−同乗者側端末−ディスプレイ)
ディスプレイ13は、後述する制御部17の制御に基づいて各種の画像を表示する表示手段である。このディスプレイ13の具体的な構成は任意であり、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。
(構成−同乗者側端末−スピーカ)
スピーカ14は、後述する制御部17の制御に基づいて情報を音声にて出力する音声出力手段である。このスピーカ14から出力される音声の具体的な態様は任意であり、必要に応じて生成された合成音声や、予め録音された音声を出力することができる。
(構成−同乗者側端末−現在位置検出部)
現在位置検出部15は、同乗者側端末1の現在位置(現在地)を検出する現在位置検出手段である。この現在位置検出部15は、GPS又は地磁気センサ(いずれも図示省略)を有し、現在の同乗者側端末1の位置(座標)及び方位等を公知の方法にて検出する。
(構成−同乗者側端末−記録部)
記録部16は、同乗者側端末1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はFlash、ROM、USBメモリ、SDカードの如き電気的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。(後述する各装置の記録部も同様とする)。
(構成−同乗者側端末−制御部)
制御部17は、同乗者側端末1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る通信プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して同乗者側端末1にインストールされることで、制御部17の各部を実質的に構成する(後述する各装置の制御部も同様とする)。
(構成−運転者側端末)
次に、運転者側端末2の構成について説明する。図1に示すように、運転者側端末2は、第1携帯端末であり、概略的に、通信部21、タッチパッド22、ディスプレイ23、スピーカ24、現在位置検出部25、記録部26、及び制御部27を備えている。これらの各構成のうちの通信部21、タッチパッド22、ディスプレイ23、スピーカ24、現在位置検出部25、及び記録部26については、同乗者側端末1における同一名称の構成と同様である。
(構成−運転者側端末−制御部)
制御部27は、機能概念的に、規制制御部271、及び通信制御部272を備える。規制制御部271は、自車両が走行している場合に、タッチパッド22の操作を規制する規制制御手段である。また、通信制御部272は、規制制御部271によりタッチパッド22の操作が規制されているか否かに関わらず、同乗者側端末1のタッチパッド12の操作により受け付けた情報を、運転者側端末2を介して、車載装置3に送信する通信制御手段である。なお、これら制御部27の各部により行われる処理については、後述する。
(構成−車載装置)
次に、車載装置3の構成について説明する。図1に示すように、車載装置3は、概略的に、通信部31、タッチパッド32、ディスプレイ33、スピーカ34、現在位置検出部35、記録部36、及び制御部37を備えている。これらの各構成のうちの通信部31、タッチパッド32、ディスプレイ33、スピーカ34、及び現在位置検出部35については、同乗者側端末1における同一名称の構成と同様である。
(構成−車載装置−記憶部)
記録部36は、地図情報データベース361(以下、データベースを「DB」と称する)を備えている。この地図情報DB361は、地図情報を格納する地図情報格納手段である。ここで、「地図情報」とは、案内に用いられる情報であり、また、所定の基準単位にて区画される情報であり、道路、道路の交差点、道路構造物、施設等を含む各種の位置の特定に必要な情報であって、例えば、道路上に設定された各ノードに関するノードデータ(例えばノードID、座標等)や、道路上に設定された各リンクに関するリンクデータ(例えばリンクID、リンク名、接続ノードID、道路座標、道路種別(例えば、有料道路、一般道路、高架道路等)、車線数等)、地物データ(例えば信号機、道路標識、ガードレール、施設等)、地形データ等を含んで構成されている。
(構成−車載装置−制御部)
制御部37は、機能概念的に、機器制御部371を備える。機器制御部371は、運転者側端末2の通信制御部272が送信した情報に基づいて、車載装置3についての制御を行う機器制御手段である。なお、この制御部37の機器制御部371により行われる処理については、後述する。
(処理)
次に、このように構成される通信システム100によって実行される、通信処理について説明する。ここで、「通信処理」とは、通信システム100の各装置相互間の通信の処理であり、具体的には、自車両が走行していない場合の処理と、自車両が走行している場合の処理とに分けられる。この通信処理を実行するタイミングは、通信システム100の各装置の電源をオンした後において、運転者側端末2及び車載装置3の相互間において直接通信できるように直接的な接続を確立後(つまり、ペアリングの後)の任意のタイミングであるが、ここでは、例えば、自車両が走行していない場合に運転者側端末2及び車載装置3の相互間の通信が確立され、この後に自車両が走行を開始することとし、「自車両が走行していない場合の運転者側端末2と車載装置3との間の通信処理」と、「自車両が走行している場合の同乗者側端末1と、運転者側端末2と、車載装置3との間の通信処理」とに分けて説明する。
(処理−自車両が走行していない場合の運転者側端末2と車載装置3との間の通信処理)
自車両が走行していない場合、以下に示すように、運転者側端末2のタッチパッド22の操作及び車載装置3のタッチパッド32の操作が規制されない(つまり、操作が許可される)ことになるが、この場合の運転者側端末2及び車載装置3の通信処理については、従来の処理と同様な処理を行うものとし、その処理自体の詳細の説明については省略する。具体的には、自車両が走行していない場合、車載装置3の制御部37は、自車両が走行しているか否かを検出するためのセンサである走行センサ(例えば、タイヤの回転を検出する回転検出センサ等)の検出結果に基づいて、自車両が走行していないことを検出し、タッチパッド32の操作を許可するが、直接的に接続されている運転者側端末2のタッチパッド22の操作を規制するための信号である規制信号を送信しない。一方、運転者側端末2の通信制御手段272は、車載装置3からの規制信号を受信しないので、自車両が走行していないこと(つまり、自車両が停止していること)を検出し、タッチパッド22の操作を規制しない(つまり、許可する)。このようにして、自車両が走行していない場合、運転者側端末2のタッチパッド22の操作及び車載装置3のタッチパッド32の操作が許可されることになり、この場合、従来の処理と同様にして、運転者側端末2及び車載装置3の相互間において通信を行うことが可能になる。
(処理−自車両が走行している場合の同乗者側端末1と、運転者側端末2と、車載装置3との間の通信処理)
一方、自車両が走行している場合、以下に示すように、運転者側端末2のタッチパッド22の操作及び車載装置3のタッチパッド32の操作が規制されることになるが、各タッチパッドの操作が規制されている状態において、同乗者側端末1を用いて走行ルートの目的地を設定する場合について説明する。具体的には、自車両が走行している場合、車載装置3の制御部37は、前述の走行センサの検出結果に基づいて、自車両が走行していることを検出し、タッチパッド32の操作を規制すると共に、前述の規制信号を、通信部31を介して所定時間(例えば、5秒、10秒、又は1分等)毎に、運転者側端末2に繰り返し送信する。一方、運転者側端末2の通信制御手段272は、車載装置3から送信された規制信号を、通信部21を介して受信することにより、自車両が走行していることを検出し、タッチパッド22の操作を規制する。このようにして、自車両が走行している場合、運転者側端末2のタッチパッド22の操作及び車載装置3のタッチパッド32の操作が規制されることになる。
このように、運転者側端末2のタッチパッド22の操作及び車載装置3のタッチパッド32の操作が規制されている場合に、車載装置3に対して走行ルートの目的地を設定するために、同乗者側端末1のタッチパッド12を介する所定の操作を行うことにより、目的地設定アプリケーションを起動する。ここで、「目的地設定アプリケーション」とは、同乗者側端末1と車載装置3との間で、運転者側端末2を介して間接的に通信を行うためのアプリケーションであり、具体的には、自車両の走行ルートの目的地を設定するためのアプリケーションであって、目的地情報を同乗者側端末1から車載装置3に送信するためのアプリケーションである。図2は、目的地設定アプリケーションを起動した場合の通信処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。
まず、図2に示すように、SA1において同乗者側端末1の制御部17は、走行ルートの目的地を検索するか否かを判定する。具体的には、目的地のキーワード(例えば、施設名称等)がタッチパッド12を介して入力されたか否かを判定する。そして、目的地のキーワードがタッチパッド12を介して入力されない場合(SA1のNO)、走行ルートの目的地を検索しないものと判定し、目的地のキーワードがタッチパッド12を介して入力されるまで、SA1の処理を繰り返し実行する。また、目的地のキーワードがタッチパッド12を介して入力された場合(SA1のYES)、走行ルートの目的地を検索するものと判定し、目的地を検索した後に、SA2に移行する。ここで、目的地の検索については、任意の検索手法を用いることができるが、ここでは、例えば、図1の通信部11を介して、所定の外部サーバにアクセスして、アクセスした外部サーバにて、前述の入力されたキーワードに対応する目的地の情報(例えば、経度及び緯度の座標等)を検索して、当該検索した情報を目的地情報として取得するものとして、以下説明する。ここでは、例えば、経度及び緯度の座標である(X1、Y2)を検索して「地点情報」として取得する場合を適宜例示して、以下説明する。
次に、SA2において同乗者側端末1の制御部17は、情報を送信するか否かを判定する。具体的には、SA1のYESの場合に取得した情報(つまり、タッチパッド12の操作により受け付けた情報)を送信するか否かを、タッチパッド12を介して入力される送信命令に基づいて判定する。ここで、「送信命令」とは、情報を送信させる命令であり、具体的には、同乗者側端末1から運転者側端末2に対して情報を送信させる命令であり、例えば、同乗者側端末1のタッチパッド12を介する所定操作により入力される命令である。そして、送信命令が入力されていない場合(SA2のNO)、SA1のYESの場合に取得した情報を送信しないものと判定し、送信命令が入力されるまで、SA2の処理を繰り返し実行する。また、送信命令が入力された場合(SA2のYES)、SA1のYESの場合に取得した情報を送信するものと判定し、SA3に移行する。
次に、SA3において同乗者側端末1の制御部17は、接続を確立する。具体的には、同乗者側端末1及び運転者側端末2の相互間において直接通信できるように直接的な接続を公知の方法により確立する(つまり、ペアリングする)。
次に、SA4において同乗者側端末1の制御部17は、情報を送信する。具体的には、SA1のYESの場合に取得した情報を、通信部11を介して、運転者側端末2に送信する。ここでは、例えば、経度及び緯度の座標である(X1、Y2)を特定する情報である「地点情報」を送信する。
一方、SB1において運転者側端末2の通信制御部272は、情報を受信する。具体的には、SA3において送信された情報を、通信部21を介して受信する。ここでは、例えば、「地点情報」を受信する。
次に、SB2において運転者側端末2の通信制御部272は、成功情報を送信する。ここで、「成功情報」とは、同乗者側端末1から送信された情報についての、運転者側端末2による受信が成功したことを示す情報である。SB2について具体的には、成功情報を、通信部21を介して、同乗者側端末1に送信する。
一方、SA5において同乗者側端末1の制御部17は、成功情報を受信する。具体的には、SB2において送信された成功情報を、通信部11を介して受信する。
次に、SA6において同乗者側端末1の制御部17は、成功情報を受信したことに示すメッセージを出力する。具体的には、ディスプレイ13又はスピーカ14を介してメッセージを出力する。
次に、SA7において同乗者側端末1の制御部17は、確立されている接続を切断した後、処理を終了する。具体的には、SA3において確立した接続であって、同乗者側端末1及び運転者側端末2の相互間における直接的な接続を切断する。
一方、SB2において成功情報を送信した後のSB3において運転者側端末2の通信制御部272は、情報を送信した後、処理を終了する。具体的には、SB1において受信した情報を、通信部21を介して、車載装置3に送信する(つまり、転送する)。ここでは、例えば、「地点情報」を送信する。
一方、SC1において車載装置3の制御部37は、情報を受信する。具体的には、SB3において送信された情報を、通信部31を介して受信する。ここでは、例えば、「地点情報」を受信する。
次に、SC2において車載装置3の機器制御部371は、走行ルートを生成等した後、処理を終了する。具体的には、SC1において受信した「地点情報」、現在位置検出部35の検出結果、及び地図情報DB361の地図情報に基づいて、走行ルートを生成する。より具体的には、SC1において受信した「地点情報」に基づいて、目的地の座標(以下、目的地座標)を特定し(つまり、目的地を設定し)、また、現在位置検出部35の検出結果に基づいて自車両の現在の位置の座標(以下、現在地座標)を特定した上で、特定した現在地座標から特定した目的地座標に至る走行ルートを公知の方法により生成して、生成した走行ルートをディスプレイ33又はスピーカ34を介して案内する。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、自車両が走行している場合に、運転者側端末2のタッチパッド22の操作を規制し、運転者側端末2のタッチパッド22の操作が規制されているか否かに関わらず、同乗者側端末1のタッチパッド12の操作により受け付けた情報を、運転者側端末2を介して、車載装置3に送信することから、例えば、自車両が走行している場合に、車載装置3に直接接続されている運転者側端末2を運転者が操作するのを防止し、且つ、運転者側端末2に接続されている同乗者側端末1を同乗者が操作して車載装置3に情報を送信することを可能にするので、自車両の走行についての安全性を確保した上で、車載装置3の利便性を向上させることが可能となる。
また、自車両が走行している場合に、自車両が走行するべきルートである走行ルートであって、送信した目的地情報が特定する目的地に至る走行ルートを生成することから、例えば、自車両の走行中に走行ルートを新たに生成することができるので、車載装置3の利便性を向上させることができる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。例えば、本発明に係る通信システムによって実現される車載装置の利便性が従来と同程度であっても、従来と異なる構造により従来と同程度の利便性を有している場合には、本願発明の課題は解決されている。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、運転者側端末2の規制制御部271及び通信制御部272、及び車載装置3の機器制御部371を、同乗者側端末1、運転者側端末2、又は車載装置3の何れに設けてもよい。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(自車両が走行していない場合の通信について(その1))
また、上記実施の形態では、自車両が走行していない場合、従来の処理と同様にして、運転者側端末2及び車載装置3の相互間において通信を行う場合について説明したが、これに限られない。例えば、同乗者側端末1を、自車両が走行していない場合においても、自車両が走行している場合と同様に、運転者側端末2及び車載装置3と通信可能としてもよい。具体的には、自車両が走行していない場合に、前述の「目的地設定アプリケーション」を起動して、実施の形態の図2において説明した通信と同様にして、同乗者側端末1と車載装置3との間で、運転者側端末2を介して間接的に通信を行ってもよい。
(自車両が走行していない場合の通信について(その2))
また、自車両が走行していない場合、運転者側端末2のタッチパッド22について操作が規制されていないので、運転者側端末2のタッチパッド22の操作により運転者側端末2が受けた情報(以下、運転者側端末情報)を車載装置3に送信したり、「(自車両が走行していない場合の通信について(その1))」において説明した通信を行って、同乗者側端末1のタッチパッド12の操作により同乗者側端末1が受けた情報(以下、同乗者側端末情報)を、運転者側端末2を介して車載装置3に送信したりすることが可能となる。
(自車両が走行していない場合の通信について(その3))
また、「(自車両が走行していない場合の通信について(その2))」において説明した、運転者側端末情報及び同乗者側端末情報については、優先順位に従って送信してもよいし、優先順位に従わずに送信してもよい。
優先順位に従って送信する場合について具体的には、例えば、運転者側端末2の記録部26に、運転者側端末情報又は同乗者側端末情報のうちの何れの情報を優先的に送信するかを特定する情報である優先順位情報が記録されているものとし、所定時間(例えば、0.5秒、又は1秒等)以内に、運転者側端末2の通信制御部272が、タッチパッド22を介して運転者側端末情報を受け付け、且つ、通信部21を介して同乗者側端末情報を受け付けた場合(つまり、所定時間以内に、運転者側端末情報及び同乗者側端末情報の両方を受け付けた場合)、記録部26の優先順位情報を参照して、参照した優先順位情報に従って、優先的に送信するべき1つの情報のみを選択し、選択した当該1つの情報のみを車載装置3に送信してもよい。このように構成した場合、運転者側端末情報と同乗者側端末情報とが、互いに干渉してユーザの意図に反した情報が車載装置3に送信されるのを防止することができる。
また、優先順位に従わずに送信する場合について具体的には、運転者側端末2の通信制御部272が、タッチパッド22を介して運転者側端末情報を受け付ける毎に、受け付けた運転者側端末情報を車載装置3に送信し、また、通信部21を介して同乗者側端末情報を受け付ける毎に、受け付けた同乗者側端末情報を車載装置3に送信してもよい。このように構成した場合、同乗者側端末1及び運転者側端末2に入力された情報を漏れなく車載装置3に送信することができる。なお、この場合、ユーザの意図に沿って車載装置3において制御が行われるように、運転者側端末情報又は同乗者側端末情報の何れの情報を用いて制御(例えば、走行ルートの生成)を行うかをユーザに選択させるために、車載装置3のディスプレイ33又はスピーカ34を介して、制御において採用する情報をユーザに選択させるためのメッセージを出力してもよい。
(同乗者側端末の接続について)
また、図2のSA3において同乗者側端末1及び運転者側端末2の互いの接続を確立する場合に、同乗者側端末1が自車両の車内に設けられているか否かを判定し、同乗者側端末1が自車両の車内に設けられている場合のみに接続を確立してもよい。なお、同乗者側端末1が自車両の車内に設けられているか否かを判定について具体的には、図2のSA3において、同乗者側端末1及び運転者側端末2が互いに近距離(例えば、1メール以内等)に位置している場合にのみ送受信可能な無線信号を送受信するように構成し、当該無線信号の送受信を行うことができた場合に、同乗者側端末1が自車両の車内に設けられているものと判定した上で、接続を確立してもよい。このように構成した場合、自車両が走行している場合に、自車両と並走している車両内の端末との間で誤って接続が確立されるのを防止したり、自車両が停止している場合に、自車両の車外の端末との間で不正に接続が確立されるのを防止したりすることができる。
〔実施の形態の特徴と効果の一部〕
最後に、これまでに説明した実施の形態の特徴と効果の一部を、以下に例示する。ただし、実施の形態の特徴と効果は、以下の内容に限定されず、以下の特徴の一部のみを具備することによって以下の効果の一部のみを奏する場合や、以下の特徴以外の他の特徴を具備することによって以下の効果以外の他の効果を奏する場合がある。
実施の形態の1つの側面1に係る通信システムは、車両が走行している場合に操作が規制される車載装置と、前記車載装置に対して通信可能に接続された第1携帯端末と、前記第1携帯端末に対して近距離通信可能に接続された第2携帯端末と、を備える通信システムであって、前記第1携帯端末は、操作により情報を受け付ける第1携帯端末側操作入力手段、を備え、前記第2携帯端末は、操作により情報を受け付ける第2携帯端末側操作入力手段、を備え、前記通信システムは、前記車両が走行している場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作を規制する規制制御手段と、前記規制制御手段により前記第1携帯端末側操作入力手段の操作が規制されているか否かに関わらず、前記第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、前記第1携帯端末を介して、前記車載装置に送信する通信制御手段と、前記通信制御手段が送信した情報に基づいて、前記車載装置についての制御を行う機器制御手段とを備える。
上記側面1に係る通信システムによれば、車両が走行している場合に、第1携帯端末側操作入力手段の操作を規制し、第1携帯端末側操作入力手段の操作が規制されているか否かに関わらず、第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、第1携帯端末を介して、車載装置に送信することから、例えば、車両が走行している場合に、車載装置に直接接続されている第1携帯端末を運転者が操作するのを防止し、且つ、第1携帯端末に接続されている第2携帯端末を同乗者が操作して車載装置に情報を送信することを可能にするので、車両の走行についての安全性を確保した上で、車載装置の利便性を向上させることが可能となる。
実施の形態の他の側面2に係る通信システムは、上記側面1に係る通信システムにおいて、前記規制制御手段は、前記車両が走行していない場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作を許可し、前記通信制御手段は、前記車両が走行していない場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を前記車載装置に直接的に送信するか、又は、前記第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、前記第1携帯端末を介して、前記車載装置に間接的に送信する。
上記側面2に係る通信システムによれば、車両が走行していない場合に、第1携帯端末側操作入力手段の操作を許可し、第1携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報、又は、第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を送信することから、例えば、車両が走行していない場合には、第1携帯端末又は第2携帯端末を用いて、車載装置に対して情報を送信することを可能にするので、車載装置の利便性を向上させることができる。
実施の形態の他の側面3に係る通信システムは、上記側面2に係る通信システムにおいて、前記通信制御手段は、前記車両が走行していない場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報、又は、前記第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報のうちのいずれか一方を、所定の優先順位に基づいて優先的に送信する。
上記側面3に係る通信システムによれば、第1携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報、又は、第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報のうちのいずれか一方を、所定の優先順位に基づいて優先的に送信することから、例えば、第1携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報と、第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報と、が互いに干渉してユーザの意図に反した情報が車載装置に送信されるのを防止することができる。
実施の形態の他の側面4に係る通信システムは、上記側面1から3いずれかに係る通信システムにおいて、前記第2携帯端末側操作入力手段は、前記車両が走行している場合に、前記車両の目的地を特定する目的地情報を操作により受け付け、前記通信制御手段は、前記車両が走行している場合に、操作により前記第2携帯端末側操作入力手段が受け付けた前記目的地情報を、前記第1携帯端末を介して、前記車載装置に送信し、前記機器制御手段は、前記車両が走行している場合に、前記車両が走行するべきルートである走行ルートであって、前記通信制御手段が送信した前記目的地情報が特定する目的地に至る前記走行ルートを生成する。
上記側面4に係る通信システムによれば、車両が走行している場合に、車両が走行するべきルートである走行ルートであって、送信した目的地情報が特定する目的地に至る走行ルートを生成することから、例えば、車両の走行中に走行ルートを新たに生成することができるので、車載装置の利便性を向上させることができる。
実施の形態の他の側面5に係る更新情報通信方法は、車両が走行している場合に操作が規制される車載装置と、前記車載装置に対して通信可能に接続された第1携帯端末と、前記第1携帯端末に対して近距離通信可能に接続された第2携帯端末と、を備える通信システムの通信方法であって、前記第1携帯端末は、操作により情報を受け付ける第1携帯端末側操作入力手段、を備え、前記第2携帯端末は、操作により情報を受け付ける第2携帯端末側操作入力手段、を備える通信方法であって、入力制御手段が、前記車両が走行している場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作を規制する入力制御ステップと、通信制御手段が、前記規制制御ステップにおいて前記第1携帯端末側操作入力手段の操作が規制されているか否かに関わらず、前記第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、前記第1携帯端末を介して、前記車載装置に送信する通信制御ステップと、機器制御手段が、前記通信制御ステップにおいて送信した情報に基づいて、前記車載装置についての制御を行う機器制御ステップとを含む。
上記側面5に係る通信方法によれば、車両が走行している場合に、第1携帯端末側操作入力手段の操作を規制し、第1携帯端末側操作入力手段の操作が規制されているか否かに関わらず、第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、第1携帯端末を介して、車載装置に送信することから、例えば、車両が走行している場合に、車載装置に直接接続されている第1携帯端末を運転者が操作するのを防止し、且つ、第1携帯端末に接続されている第2携帯端末を同乗者が操作して車載装置に情報を送信することを可能にするので、車両の走行についての安全性を確保した上で、車載装置の利便性を向上させることが可能となる。
実施の形態の他の側面6に係る通信プログラムは、車両が走行している場合に操作が規制される車載装置と、前記車載装置に対して通信可能に接続された第1携帯端末と、前記第1携帯端末に対して近距離通信可能に接続された第2携帯端末と、を備える通信システムの通信プログラムであって、前記第1携帯端末は、操作により情報を受け付ける第1携帯端末側操作入力手段、を備え、前記第2携帯端末は、操作により情報を受け付ける第2携帯端末側操作入力手段、を備え、コンピュータを、前記車両が走行している場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作を規制する入力制御手段と、前記規制制御手段により前記第1携帯端末側操作入力手段の操作が規制されているか否かに関わらず、前記第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、前記第1携帯端末を介して、前記車載装置に送信する通信制御手段と、として機能させる。
上記側面6に係る通信プログラムによれば、車両が走行している場合に、第1携帯端末側操作入力手段の操作を規制し、第1携帯端末側操作入力手段の操作が規制されているか否かに関わらず、第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、第1携帯端末を介して、車載装置に送信することから、例えば、車両が走行している場合に、車載装置に直接接続されている第1携帯端末を運転者が操作するのを防止し、且つ、第1携帯端末に接続されている第2携帯端末を同乗者が操作して車載装置に情報を送信することを可能にするので、車両の走行についての安全性を確保した上で、車載装置の利便性を向上させることが可能となる。
1 同乗者側端末
2 運転者側端末
3 車載装置
11 通信部
12 タッチパッド
13 ディスプレイ
14 スピーカ
15 現在位置検出部
16 記録部
17 制御部
21 通信部
22 タッチパッド
23 ディスプレイ
24 スピーカ
25 現在位置検出部
26 記録部
27 制御部
31 通信部
32 タッチパッド
33 ディスプレイ
34 スピーカ
35 現在位置検出部
36 記録部
37 制御部
100 通信システム
271 規制制御部
272 通信制御部
361 地図情報DB
371 機器制御部

Claims (6)

  1. 車両が走行している場合に操作が規制される車載装置と、前記車載装置に対して通信可能に直接的に接続された第1携帯端末と、前記第1携帯端末に対して近距離通信可能に接続された第2携帯端末と、を備える通信システムであって、
    前記第2携帯端末は前記車載装置に対して前記第1携帯端末を介して通信可能に接続されており、
    前記第1携帯端末は、操作により情報を受け付ける第1携帯端末側操作入力手段、を備え、
    前記第2携帯端末は、操作により情報を受け付ける第2携帯端末側操作入力手段、を備え、
    前記通信システムは、
    前記車両が走行している場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作を規制する規制制御手段と、
    前記規制制御手段により前記第1携帯端末側操作入力手段の操作が規制されているか否かに関わらず、前記第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、前記第1携帯端末を介して、前記車載装置に送信する通信制御手段と、
    前記通信制御手段が送信した情報に基づいて、前記車載装置についての制御を行う機器制御手段と、
    を備える通信システム。
  2. 前記規制制御手段は、前記車両が走行していない場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作を許可し、
    前記通信制御手段は、前記車両が走行していない場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を前記車載装置に直接的に送信するか、又は、前記第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、前記第1携帯端末を介して、前記車載装置に間接的に送信する、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信制御手段は、前記車両が走行していない場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報、又は、前記第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報のうちのいずれか一方を、所定の優先順位に基づいて優先的に送信する、
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記第2携帯端末側操作入力手段は、前記車両が走行している場合に、前記車両の目的地を特定する目的地情報を操作により受け付け、
    前記通信制御手段は、前記車両が走行している場合に、操作により前記第2携帯端末側操作入力手段が受け付けた前記目的地情報を、前記第1携帯端末を介して、前記車載装置に送信し、
    前記機器制御手段は、前記車両が走行している場合に、前記車両が走行するべきルートである走行ルートであって、前記通信制御手段が送信した前記目的地情報が特定する目的地に至る前記走行ルートを生成する、
    請求項1から3いずれか一項に記載の通信システム。
  5. 車両が走行している場合に操作が規制される車載装置と、前記車載装置に対して通信可能に直接的に接続された第1携帯端末と、前記第1携帯端末に対して近距離通信可能に接続された第2携帯端末と、を備える通信システムの通信方法であって、
    前記第2携帯端末は前記車載装置に対して前記第1携帯端末を介して通信可能に接続されており、
    前記第1携帯端末は、操作により情報を受け付ける第1携帯端末側操作入力手段、を備え、
    前記第2携帯端末は、操作により情報を受け付ける第2携帯端末側操作入力手段、を備える通信方法であって、
    規制制御手段が、前記車両が走行している場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作を規制する規制制御ステップと、
    通信制御手段が、前記規制制御ステップにおいて前記第1携帯端末側操作入力手段の操作が規制されているか否かに関わらず、前記第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、前記第1携帯端末を介して、前記車載装置に送信する通信制御ステップと、
    機器制御手段が、前記通信制御ステップにおいて送信した情報に基づいて、前記車載装置についての制御を行う機器制御ステップと、
    を含む通信方法。
  6. 車両が走行している場合に操作が規制される車載装置と、前記車載装置に対して通信可能に直接的に接続された第1携帯端末と、前記第1携帯端末に対して近距離通信可能に接続された第2携帯端末と、を備える通信システムの通信プログラムであって、
    前記第2携帯端末は前記車載装置に対して前記第1携帯端末を介して通信可能に接続されており、
    前記第1携帯端末は、操作により情報を受け付ける第1携帯端末側操作入力手段、を備え、
    前記第2携帯端末は、操作により情報を受け付ける第2携帯端末側操作入力手段、を備え、
    コンピュータを、
    前記車両が走行している場合に、前記第1携帯端末側操作入力手段の操作を規制する規制制御手段と、
    前記規制制御手段により前記第1携帯端末側操作入力手段の操作が規制されているか否かに関わらず、前記第2携帯端末側操作入力手段の操作により受け付けた情報を、前記第1携帯端末を介して、前記車載装置に送信する通信制御手段と、
    として機能させる通信プログラム。
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