JP2018065271A - 可塑化射出装置の運転方法および可塑化射出装置 - Google Patents

可塑化射出装置の運転方法および可塑化射出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】連続的に可塑化できる所定の構成の可塑化射出装置を対象とし、流路切換機構の摩耗や損傷を防止することができる運転方法を提供する。【解決手段】可塑化装置(2)と、プランジャ式の第1、2の射出装置(4、5)と、射出部(8)と、1個の流路切換弁(21)を備えた流路切換装置(7)とからなる可塑化射出装置(1)を対象とする。流路切換弁(21)を第1の位置に切換えると可塑化装置(2)で溶融した樹脂が第1の射出装置(4)に計量されると共に第2の射出装置(5)が射出部(8)に連通して射出でき、第2の位置に切換ると可塑化装置(2)で溶融した樹脂が第2の射出装置(5)に計量されると共に第1の射出装置(4)が射出部(8)に連通して射出できる。流路切換弁(21)の切換えは、第1、2の射出装置(4、5)のプランジャ(16、17)を後退させて流路切換装置(7)内の樹脂の圧力を減圧し、その後実施するようにする。【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂を溶融する可塑化装置と、溶融された樹脂を計量して射出する射出装置と、樹脂が射出される射出ノズル等の射出部と、これらを接続すると共に樹脂の流路を切換えるようになっている流路切換装置とからなる可塑化射出装置の運転方法に関するものである。
射出装置は、インラインスクリュ式とプランジャ式とに大別できる。プランジャ式には色々な種類があり、樹脂の可塑化と射出が同一の装置内で実施されるようになっているプランジャ式の射出装置もあるし、樹脂の可塑化は別の装置で実施されて射出のみ実施するようになっているプランジャ式の射出装置もある。前者のプランジャ式の射出装置は、プランジャと溶融器とが一体化されていて射出装置内で可塑化と射出が実施できるので、外部の装置から溶融した樹脂の供給を受ける必要はなく、樹脂の流路を切換える切換バルブは格別に必要としない。つまりシンプルに構成することができる。しかしながら、樹脂を溶融するときプランジャを駆動する必要があるし、溶融器を大型化するのが難しいので溶融の効率は比較的低い。これに対して後者のプランジャ式の射出装置は、可塑化は別の装置である可塑化装置で実施し、この可塑化装置で可塑化された樹脂をプランジャ式の射出装置に所定量計量し、その後射出するようになっている。樹脂の溶融と射出とを別の装置で実施するようになっているので、溶融の効率を高くすることができる。このような後者のプランジャ式の射出装置は、樹脂を可塑化する可塑化装置と、樹脂を射出する射出装置とからなるので、これらをまとめて可塑化射出装置と呼ぶことができる。可塑化射出装置には色々な構成があるが、可塑化装置において連続的に樹脂を溶融することができる構成も周知である。例えば,
特許文献1、2には、このように連続的に樹脂を溶融できる可塑化射出装置が提案されている。
特許第3062629号公報 特許第2786243号公報
特許文献1に記載の可塑化射出装置51は、図5の(ア)に示されているように、樹脂を溶融する可塑化装置52と、溶融した樹脂を一時的に溜めるアキュムレータ装置53と、溶融した樹脂を射出する射出装置54とから構成されている。可塑化装置52は、加熱シリンダ56とスクリュ57とからなり、ホッパ58から供給される樹脂が溶融して前方に送られるようになっている。アキュムレータ装置53は、シリンダ60と、軸方向に駆動されるプランジャ61とからなり、可塑化装置52において溶融された樹脂がシリンダ60に供給されるようになっている。射出装置54は、射出シリンダ63と、所定の駆動装置で駆動される射出プランジャ64とからなり、射出シリンダ63の先端には射出ノズル65が設けられている。アキュムレータ装置53に溜められる樹脂は流路を介して射出シリンダ63内に供給されるようになっており、この流路には第1の開閉バルブ67が介装されている。また射出ノズル65に連通する射出シリンダ63内の樹脂の流路には第2の開閉バルブ68が介装されている。この可塑化射出装置51においては、可塑化装置52は射出工程・保圧工程においても可塑化が中断されることなく連続的に可塑化されるようになっているが、その運転方法を説明する。まず第1の開閉バルブ67を閉じ、アキュムレータ装置53と射出装置54の樹脂の流路を遮断する。そうすると可塑化装置52において可塑化された樹脂はアキュムレータ装置53のシリンダ60に供給される。樹脂の圧力によってプランジャ61は後退し、樹脂が蓄積される。射出1回分に必要な樹脂量より若干少ない量が蓄積されたら、第1の開閉バルブ67を開くと共に第2の開閉バルブ68を閉鎖する。そしてプランジャ61を軸方向に駆動する。そうすると射出装置54の射出シリンダ63に樹脂が供給され、射出プランジャ64は後退する。このとき可塑化装置52は可塑化を継続しているので可塑化装置52からの樹脂も射出装置54に供給される。プランジャ61が停止位置つまり押出完了位置に達したらしばらくこの状態で維持する。そうすると射出装置54には可塑化装置52からの樹脂が引き続き供給される。射出装置54に必要な量の樹脂が計量されたら第1の開閉バルブ67を閉じる。第2の開閉バルブ68を開き、射出プランジャ64を駆動すると樹脂が射出される。保圧工程が完了するまで射出プランジャ64に所定の軸力を印加する。ところで第1の開閉バルブ67を閉じた直後から、可塑化装置51で溶融した樹脂はアキュムレータ装置53へ送られて樹脂の蓄積が開始される。この樹脂は次回の射出に使用される樹脂であり、可塑化装置51において樹脂を連続的に可塑化することができる。以下同様にして運転する。
特許文献2に記載の可塑化射出装置71は、図5の(イ)に示されているように、樹脂を溶融する可塑化装置72と、溶融した樹脂を射出する第1、2の射出装置73、74とから構成されている。可塑化装置72は、加熱シリンダ76とスクリュ77とからなりホッパ78から供給される樹脂を溶融するようになっており、そして第1、2の射出装置は、射出シリンダ80、81と、射出プランジャ82、83とから構成され、可塑化装置72において溶融された樹脂を計量して射出するようになっている。この可塑化射出装置71においては可塑化装置72の先端に流路切換弁85が設けられ、この流路切換弁85から2本の樹脂の流路、すなわち第1、2の樹脂供給流路86、87に分岐して第1、2の射出装置73、74に接続されている。流路切換弁85の切換位置に応じて、第1、2の樹脂供給流路86、87の一方が可塑化装置72と連通し、他方が遮断されることになる。この可塑化射出装置71においては、第1、2の射出装置73、74から射出される樹脂は、第1、2の射出流路89、90を経由して射出ノズル91から射出されるようになっているが、第1、2の射出流路89、90には、第1、2の開閉弁93、94が介装されている。この可塑化射出装置71の運転方法を説明する。まず、第1の開閉弁93を閉鎖した状態で、流路切換弁85を操作して可塑化装置72と第1の樹脂供給流路86を連通させる。そうすると可塑化装置72で可塑化され溶融した樹脂は第1の射出装置73に供給され射出プランジャ82が後退する。所定量が計量されたら、流路切換弁85を操作して可塑化装置72と第2の樹脂供給流路87を連通させる。つまり第1の樹脂供給流路86を遮断する。なお、このとき第2の開閉弁94は予め閉鎖しておく。そうすると可塑化装置52で可塑化された樹脂は第2の射出装置74に供給され、第2の射出装置74において計量が開始される。第1の開閉弁93を開き、第1の射出装置73において射出プランジャ82を駆動して射出工程を実施する。射出後、所定時間保圧工程を実施し、第1の開閉弁93を閉鎖する。第1の射出装置73において射出工程・保圧工程を実施している間に第2の射出装置74において必要な樹脂が計量される。計量が完了したら流路切換弁85を操作して可塑化装置72と第1の樹脂供給流路86を連通させる。これによって第1の射出装置73における計量が開始する。第2の開閉弁94を開き、第2の射出装置74の射出プランジャ83を駆動して射出工程を実施する。所定時間保圧工程を実施後、第2の開閉弁94を閉鎖する。第1の射出装置73に必要な樹脂が計量されたら流路切換弁86を切換える。以下同様にして運転する。
特許文献1に記載の可塑化射出装置51も、特許文献2に記載の可塑化射出装置71も、可塑化装置52、72において連続的に樹脂を可塑化できるようになっている。従って溶融した樹脂の品質は一定に維持されるという効果が得られる。そして可塑化の工程が射出工程・保圧工程によって中断されないので成形サイクルのサイクルタイムを短縮化することもでき優れている。しかしながら解決すべき問題も見受けられる。まず、特許文献1、2に記載の可塑化射出装置51、71における解決すべき問題として、樹脂の流路を切換える流路切換機構が複雑な点を上げることができる。流路切換機構は弁つまりバルブと複数の流路とから構成されている。可塑化射出装置51においては第1、2の開閉バルブ67、68と射出シリンダ63に明けられている流路等から流路切換機構が構成されているし、可塑化射出装置71においては流路切換弁85と第1、2の開閉弁93、94と第1、2の樹脂供給流路86、87と第1、2の射出流路89、90とから流路切換機構が構成されている。つまり流路切換機構が複雑で製造のコストが大きいという問題がある。そしてこれらの流路切換機構においては、バルブが2個以上あり可動部が多いので故障する頻度も高い。流路切換機構が複雑になっているので、メンテナンスのコストが大きいという問題もある。
ところで流路切換機構の構成を工夫すれば、流路切換機構をシンプルにすることができ、メンテナンスのコストを小さくすることができそうである。具体的には、第1〜4の接続流路と1個の流路切換弁とを備えた流量切換装置を用意する。流路切換弁は2位置を採ることができるようにし、第1の位置にすると、第1の接続流路と第2の接続流路とが連通すると共に、第3の接続流路と第4の接続流路とが連通するようにする。そして流路切換弁を第2の位置にすると、第1の接続流路と第4の接続流路が連通すると共に、第2の接続流路と第3の接続流路とが連通するようにする。可塑化射出装置を、このような流路切換装置と、1台の可塑化装置と、第1、2の射出装置と、射出ノズル等の射出部とから構成し、流路切換装置に対して可塑化装置を第1の接続流路に、第1の射出装置を第2の接続流路に、第2の射出装置を第4の接続流路に、そして射出部を第3の接続流路に、それぞれ接続する。このように構成されている可塑化射出装置において、流路切換弁を第1の位置にすると、可塑化装置で可塑化された樹脂が第1の射出装置に計量される。計量されたら流路切換弁を第2の位置にする。第1の射出装置と射出部が連通するので第1の射出装置を駆動して樹脂を射出する。流路切換弁が第2の位置になっているときは、可塑化装置で可塑化された樹脂が第2の射出装置に計量される。計量が完了したら流路切換弁を第1の位置にする。そうすると第2の射出装置と射出部が連通するので第2の射出装置から樹脂を射出する。流路切換弁が第1の位置にあるとき、既に説明したように可塑化装置で可塑化された樹脂が第1の射出装置に計量される。以下同様にして運転することができる。
このように可塑化射出装置を構成すれば、可塑化装置において樹脂を連続的に溶融できるし、流路切換機構がシンプルなので小コストで提供できるという優れた効果が得られる。しかしながら、このような可塑化射出装置に設けられている流路切換装置においては、流路切換弁に負荷がかかることが予想される。可塑化装置で可塑化された樹脂は流路切換弁の切換位置に応じて第1、2の射出装置のいずれかに送られて計量されるが、プランジャの後退するときの抵抗や樹脂の流動抵抗により樹脂は所定の圧力を有している。そうすると流路切換弁を構成している弁体には樹脂の圧力に応じて荷重が作用する。弁体を停止しているときには問題はないが、この荷重が作用した状態で弁体を駆動すると、弁体が摩耗したり損傷してしまう。
本発明は、上記したような従来の欠点あるいは問題点を解決した可塑化射出装置を提供し、このような可塑化射出装置において流路切換機構が摩耗したり損傷することのない運転方法を提供することを目的としている。具体的には射出工程・保圧工程においても中断されることなく連続的に可塑化できるようになっていて、流路切換機構がシンプルな可塑化射出装置を提供し、このような可塑化射出装置において流路切換機構の摩耗や損傷を防止することができる運転方法を提供することを目的としている。また流路切換機構の摩耗や損傷が防止できるようになっている可塑化射出装置を提供することも目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、樹脂を可塑化する可塑化装置と、樹脂を計量して射出するプランジャ式の第1、2の射出装置と、射出部と、1個の流路切換弁を備えた流路切換装置とからなる可塑化射出装置を対象とする。この可塑化射出装置では、流路切換弁を第1の位置に切換えると可塑化装置で溶融した樹脂が第1の射出装置に計量されると共に第2の射出装置が射出部に連通して射出できるようになっており、第2の位置に切換ると可塑化装置で溶融した樹脂が第2の射出装置に計量されると共に第1の射出装置が射出部に連通して射出できるようになっている。このような可塑化射出装置において流路切換弁を切換えるときは、第1、2の射出装置において、プランジャを後退させる等して流路切換装置内の樹脂の圧力を減圧するようにする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、第1〜4の接続流路と1個の流路切換弁とを備えた流路切換装置と、前記第1の接続流路に接続されている可塑化装置と、前記第2の接続流路に接続されているプランジャ式の射出装置と、前記第3の接続流路に接続されている射出部とからなり、前記流路切換弁を第1の位置に切換えると前記第1の接続流路と前記第2の接続流路が連通すると共に前記第3の接続流路と前記第4の接続流路が連通して前記可塑化装置において溶融された樹脂が前記射出装置に計量されるようになっており、前記流路切換弁を第2の位置に切換えると前記第1の接続流路と前記第4の接続流路が連通すると共に前記第2の接続流路と前記第3の接続流路が連通して前記可塑化装置において溶融された樹脂が前記第4の接続流路に流れると共に前記射出装置からの樹脂が前記射出部から射出されるようになっている可塑化射出装置において、前記射出装置において前記流路切換弁の切換えは、前記流路切換装置内の樹脂の圧力を減圧した後に実施することを特徴とする可塑化射出装置の運転方法として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の可塑化射出装置の運転方法において、前記流路切換装置内の樹脂の圧力を減圧するのは、前記射出装置に設けられているプランジャを強制的に所定のストロークだけ後退させて実施することを特徴とする可塑化射出装置の運転方法として構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の可塑化射出装置の運転方法において、前記可塑化射出装置は前記第4の接続流路に接続されている他の射出装置を備え、前記流路切換弁を前記第2の位置に切換えると前記可塑化装置において溶融された樹脂が前記他の射出装置に計量されるようになっており、前記流路切換弁を前記第1の位置に切換えると前記他の射出装置からの樹脂が前記射出部から射出されるようになっており、前記他の射出装置において前記流路切換弁の切換えは、前記流路切換装置内の樹脂の圧力を減圧した後に実施することを特徴とする可塑化射出装置の運転方法として構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の可塑化射出装置の運転方法において、前記流路切換装置内の樹脂の圧力を減圧するのは、前記他の射出装置に設けられているプランジャを強制的に所定のストロークだけ後退させて実施することを特徴とする可塑化射出装置の運転方法として構成される。
そして請求項5に記載の発明は、第1〜4の接続流路と1個の流路切換弁とを備えた流路切換装置と、前記第1の接続流路に接続されている可塑化装置と、前記第2の接続流路に接続されているプランジャ式の射出装置と、前記第3の接続流路に接続されている射出部とからなり、前記流路切換弁を第1の位置に切換えると前記第1の接続流路と前記第2の接続流路が連通すると共に前記第3の接続流路と前記第4の接続流路が連通して前記可塑化装置において溶融された樹脂が前記射出装置に計量されるようになっており、前記流路切換弁を第2の位置に切換えると前記第1の接続流路と前記第4の接続流路が連通すると共に前記第2の接続流路と前記第3の接続流路が連通して前記可塑化装置において溶融された樹脂が前記第4の接続流路に流れると共に前記射出装置からの樹脂が前記射出部から射出されるようになっている可塑化射出装置であって、前記射出装置には、該射出装置の側部から前記射出装置内に連通するボアと該ボアに挿入されたプランジャとからなり前記射出装置内の樹脂の圧力を減圧する減圧装置が設けられていることを特徴とする可塑化射出装置として構成される。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の可塑化射出装置において、前記可塑化射出装置は前記第4の接続流路に接続されている接続されている他の射出装置を備え、前記他の射出装置には、該射出装置の側部から前記射出装置内に連通するボアと該ボアに挿入されたプランジャとからなり前記他の射出装置内の樹脂の圧力を減圧する他の減圧装置が設けられていることを特徴とする可塑化射出装置として構成される。
以上のように本発明は、所定の構成からなる可塑化射出装置の運転方法として構成されている。すなわち可塑化射出装置は、第1〜4の接続流路と1個の流路切換弁とを備えた流路切換装置と、第1の接続流路に接続されている可塑化装置と、第2の接続流路に接続されているプランジャ式の射出装置と、第3の接続流路に接続されている射出部とからなり、流路切換弁を第1の位置に切換えると第1の接続流路と第2の接続流路が連通すると共に第3の接続流路と第4の接続流路が連通して可塑化装置において溶融された樹脂が射出装置に計量されるようになっており、流路切換弁を第2の位置に切換えると第1の接続流路と第4の接続流路が連通すると共に第2の接続流路と第3の接続流路が連通して可塑化装置において溶融された樹脂が第4の接続流路に流れると共に射出装置からの樹脂が射出部から射出されるようになっている。このように構成されている可塑化射出装置は、第4の接続流路に他の射出装置を接続してもよいし、単に樹脂を排出する排出部を設けてもよい。前者の場合には、可塑化装置において溶融した樹脂は流路切換弁を切換えることによって射出装置と他の射出装置と交互に計量されるので、可塑化装置は連続的に樹脂を溶融できる。後者の場合にも、可塑化装置において溶融した樹脂は射出装置に計量されたり、排出部から排出されるので、可塑化装置は連続的に樹脂を溶融できる。いずれにしても連続的に樹脂を溶融することができるので、樹脂の劣化を防止でき、樹脂の品質が一定に維持されることになる。そしてこの可塑化装置は流路切換装置は1個の流路切換弁を備えるだけで可動部が1個だけであるのでシンプルであり、安価に装置を提供できるという効果が得られる。このような可塑化射出装置では、可塑化装置で溶融して射出装置に送られる樹脂によって流路切換弁に樹脂の圧力が作用している。この圧力によって流路切換弁には偏心荷重が作用しているが、この状態で可動部である流路切換弁を切換えると流路切換弁の操作に力を要するし、弁体が摩耗したり損傷する虞もある。本発明は、このような可塑化射出装置において、射出装置において流路切換弁の切換えは、流路切換装置内の樹脂の圧力を減圧した後に実施する運転方法として構成されているので、すなわち流路切換弁に作用する樹脂の圧力を低下させてから流路切換弁を切換えるので、操作に力を要さず、流路切換弁を損傷することもない。他の発明によると、流路切換装置内の樹脂の圧力を減圧するのは、射出装置に設けられているプランジャを強制的に所定のストロークだけ後退させて実施するように構成されている。プランジャを後退させるだけで樹脂の圧力を減圧するので、運転が容易であり、安価に発明を実施できる。
他の発明は可塑化射出装置の発明であるが、この発明によると、可塑化射出装置において、射出装置には、該射出装置の側部から射出装置内に連通するボアと該ボアに挿入されたプランジャとからなり射出装置内の樹脂の圧力を減圧する減圧装置が設けられている。つまり減圧装置を操作すると、射出装置内の樹脂が減圧でき、それによって流路切換装置の樹脂の圧力が減圧される。減圧したら流路切換弁には偏心荷重が作用しないので、容易に操作できるし、流路切換弁を損傷する虞もない。
本発明の実施の形態に係る可塑化射出装置を模式的に示す断面図であり、その(ア)、(イ)は、本実施の形態に係る流路切換装置の流路切換弁がそれぞれ第1、2の位置に切換えられているときの可塑化射出装置を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る可塑化射出装置を模式的に示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る可塑化射出装置を模式的に示す断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る流路切換装置を示す図で、その(ア)は流路切換装置の斜視図、その(イ)、(ウ)はそれぞれその(ア)において矢視A−A、B−Bで見た流路切換装置の断面図である。 従来例を示す図で、その(ア)、(イ)はそれぞれ特許文献1、2に記載の可塑化射出装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態に係る可塑化射出装置1は、図1に示されているように、樹脂を溶融する可塑化装置2と、樹脂を計量すると共に射出する第1、2の射出装置4、5と、樹脂の流路を切換える流路切換装置7と、樹脂を射出する射出部8とから構成されている。可塑化装置2は、加熱シリンダ10とこの加熱シリンダ10内で回転するようになっているスクリュ11とから構成され、加熱シリンダ10は図に示されていないが、バンドヒータが設けられて加熱されるようになっている。ホッパから材料のペレットが供給され、スクリュ11を回転すると、ペレットが溶融されて溶融樹脂として前方に送られることになる。第1、2の射出装置4、5は、従来周知のプランジャ式の射出装置からなり、射出シリンダ13、14と、この射出シリンダ13、14内で軸方向に駆動されるプランジャ16、17とから構成されている。可塑化装置2から樹脂が供給されるとプランジャ16、17が後退し、樹脂が計量される。プランジャ16、17を軸方向に駆動すると射出できるようになっている。射出部8は、例えばTダイ等のダイスから構成することもできるが、本実施の形態においては射出部8は射出ノズル8からなり、金型に樹脂を射出するようになっている。
流路切換装置7は、可塑化装置2と第1、2の射出装置4、5と射出部8とを接続すると共に樹脂の流路を切換える流路切換機構になっている。本実施の形態に係る可塑化射出装置1において、特徴的な装置であると言える。本実施の形態に係る流路切換装置7は略立方体に形成され、立方体の上面から垂直にボア19が明けられている。このボア19に次に説明する弁体20が挿入され、これらから流路切換弁21が構成されている。ところで、流路切換装置7には、立方体を構成する4面の側面には、それぞれの側面からボア19に連通する貫通孔が明けられている。すなわち第1〜4の接続流路23a、23b、…である。これらの第1〜4の接続流路23a、23b、…に対してそれぞれの装置が接続されている。すなわち、可塑化装置2は第1の接続流路23aに、第1、2の射出装置4、5はそれぞれ第2、4の接続流路23b、23dに、射出ノズル8は第3の接続流路23cに接続されている。
弁体20は円柱状を呈し、ボア19内で滑らかに回転するようになっている。弁体20の外周面には、円周方向の所定長さの溝が2本形成されている。これらの溝は円柱の同一高さ上に形成されており、一方の溝は中心軸から見て0度〜90度の範囲の円弧になるように、他方の溝は180度〜270度の範囲の円弧になるように弁体20の外周面に所定の深さで形成されている。このような弁体20がボア19に挿入されており、一方の溝とボア19とから第1の弁内流路25が、他方の溝とボア19とから第2の弁内流路26が構成されることになる。前記したように弁体20はボア19内で回転できるが、2個の回転位置つまり第1、2の位置を採ることができる。第1〜4の接続流路23a、23b、…は、弁体20の採る第1、2の位置に応じて、第1、2の弁内流路25、26によって互いに連通したり遮断されるようになっている。具体的には、弁体20が第1の位置に切換えられているときは、図1の(ア)に示されているように、第1の接続流路23aと第2の接続流路23bが第1の弁内流路25によって連通し、第3の流路23cと第4の流路23dとが第2の弁内流路26によって連通する。従ってこのとき、可塑化装置2と第1の射出装置4が、そして第2の射出装置5と射出ノズル8が、それぞれ連通することになる。また弁体20が第2の位置に切換えられているときは、図1の(イ)に示されているように、第1の接続流路223aと第4の接続流路23dが第1の弁内流路25によって連通し、第2の接続流路23bと第3の接続流路23cが第2の弁内流路26によって連通する。従ってこのとき、可塑化装置2と第2の射出装置5が、そして第1の射出装置4と射出ノズル8が、それぞれ連通することになる。
本実施の形態に係る可塑化射出装置1は、可塑化装置2において連続的に樹脂を射出しながら、第1、2の射出装置4、5によって交互に計量すると共に、交互に射出ノズル8から射出することができるようになっている。本実施の形態に係る可塑化射出装置1の運転方法を説明する。
まず本実施の形態に係る流路切換装置7において、流路切換弁21を図1の(ア)に示されているように、第1の位置に切換える。そうすると第1、2の接続流路23a、23bは第1の弁内流路25を介して連通する。つまり可塑化装置2と第1の射出装置4が連通する。プランジャ16に所定の軸力を印加しておく。可塑化装置2において加熱シリンダ10を加熱してスクリュ11を回転すると樹脂が溶融して可塑化装置2から第1の射出装置4に供給される。溶融した樹脂の圧力によってプランジャ16が後退する。すなわち計量される。
ところで、この状態において第1の弁内流路25には比較的高い樹脂圧力が作用している。プランジャ16に印加されている軸力と、流路を流動する樹脂の流動抵抗によるものである。従って弁体20には矢印Y1の方向に偏心荷重が作用している。この状態で弁体20を回転して流路切換弁21を切換えると大きな駆動力が必要になるし、流路切換弁21が摩耗したり損傷する虞がある。そこで第1の弁内流路25の樹脂の圧力を低下させる。具体的には第1の射出装置4においてプランジャ16を所定長さだけ後退させる。樹脂の圧力は低下して偏心荷重が解消する。
流路切換弁21を図1の(イ)に示されているように、第2の位置に切換える。偏心荷重が作用していないので弁体20は滑らかにボア19内で回転する。切換えられると、第1、4の接続流路23a、23dは第1の弁内流路25を介して連通する。つまり可塑化装置2と第2の射出装置5が連通する。可塑化装置2は継続して運転し、樹脂を溶融する。そうすると溶融した樹脂は第2の射出装置5に供給される。一方この第2の位置において、第2、3の接続流路23b、23cも第2の弁内流路26を介して連通する。つまり第1の射出装置4と射出ノズル8が連通する。第1の射出装置4においてプランジャ16を軸方向に駆動して射出し、図に示されていない金型に溶融した樹脂を充填し、保圧する。金型に充填された樹脂が冷却固化したら、型開きして成形品を取出し、再び金型を型締めする。このように第1の射出装置5によって射出工程、保圧工程を実施しているとき、第2の射出装置5には可塑化装置2から樹脂が供給されて計量される。
計量の完了時には、流路切換装置7内には高い樹脂圧力が作用しており、弁体20にはこの樹脂圧力によって偏心荷重が作用している。第2の射出装置5においてプランジャ17を後退させて流路切換装置7内の樹脂圧力を低下させる。また、必要に応じて第1の射出装置4においてもプランジャ16を後退させる。射出・保圧工程における樹脂圧力が残留している場合があるからである。これによって弁体20に作用している偏心荷重は解消する。図1の(ア)に示されているように、流路切換弁21を第1の位置に切換える。弁体20は滑らかにボア19内を回転する。切換えると可塑化装置2と第1の射出装置4が連通し、前記したように第1の射出装置4において計量が開始される。つまり可塑化は中断されない。この第1の位置において第2の射出装置5と射出ノズル8が連通する。第2の射出装置5においてプランジャ17を軸方向に駆動して射出し、図に示されていない金型に樹脂を充填し、保圧する。
第2の射出装置5において、射出・保圧工程が完了し、そして第1の射出装置4において計量が完了したら、第1の射出装置4のプランジャ16を後退させて流路切換装置7内の樹脂の圧力を低下させる。必要に応じて第2の射出装置4のプランジャ17を後退させる。これによって弁体20に作用している偏心荷重は解消される。すでに説明したように流路切換弁21を切換えて、成形を繰り返す。
本実施の形態に係る可塑化射出装置1の運転方法は、流路切換弁21を切換えるにあたって流路切換装置7内の樹脂の圧力を低下させるとき、プランジャ16、17を後退させるようにしている。つまりプランジャ16、17の操作によって樹脂の圧力の減圧を実施している。これに対して、次に説明する第2の実施の形態に係る可塑化射出装置1’は、プランジャ16、17の操作によらずに流路切換装置7内の樹脂の圧力を減圧できる減圧手段を備えている。第2の実施の形態に係る可塑化射出装置1’は、図2に示されているように、前実施の形態に係る可塑化射出装置1と類似しており、前実施の形態に係る可塑化射出装置1と同様の部材については同じ符号を付して説明を省略する。第2の実施の形態に係る可塑化射出装置1’は、第1、2の射出装置4、5においてそれぞれの前方に第1、2の減圧装置27、28が設けられている。第1、2の減圧装置27、28は、射出シリンダ13、14の側部から射出シリンダ13、14内に連通するボアと、このボアに挿入されているプランジャ29、30とからなる。プランジャ29、30を後退させると、第1、2の射出装置4、5内の樹脂の圧力が減圧され、それによって第1、2の弁内流路25、26内の樹脂の圧力を低下させることができる。当業者であれば容易に理解できるように、この第2の実施の形態に係る可塑化射出装置1は、第1、2の射出装置4、5のプランジャ16、17を操作することなく、第1、2の減圧装置27、28を操作するだけで流路切換装置7内の樹脂の圧力を低下させて、流路切換弁21を操作することができる。
本実施の形態においては、可塑化射出装置1には2台の射出装置、つまり第1、2の射出装置4、5が設けられ、これらによって交互に射出できるように説明した。しかしながら、本実施の形態に係る流路切換装置7には、射出装置を1台のみ取付けるようにしてもよい。図3には、そのような第3の実施の形態に係る可塑化射出装置1’’が示されている。この実施の形態に係る可塑化射出装置1’’は、本実施の形態に係る流路切換装置7において、第1〜3の接続流路23a、23b、23cのそれぞれに可塑化装置2、第1の射出装置4、射出ノズル8とが接続されている。しかしながら第4の接続流路23dには、樹脂を外部に排出する排出部45が接続されている。従って、図3に示されているように、流路切換弁21が第2の位置を採る場合には、可塑化装置2から供給される樹脂は排出部45から外部に排出されることになる。排出されるので多少樹脂は無駄になってしまうが、可塑化装置2を連続的に運転できるので、流路切換弁21を第1の位置に切換えて可塑化装置2から第1の射出装置4に供給するとき、常に品質が一定の樹脂を供給することが保証される。この第3の実施の形態に係る可塑化射出装置1’’においても、流路切換弁21の切換えにあたっては、事前にプランジャ16を後退させて流路切換装置7内の樹脂の圧力を低下させてから実施するようにする。
図4には、変形された他の実施の形態に係る流路切換装置7’’が示されている。この流路切換装置7’’において弁体20’は略直方体に形成されており、流路切換装置7’’に明けられた直方体の孔31に滑らかにスライド自在に設けられている。弁体20’には4本の溝32、33、34、35が形成されている。溝32と溝33は同一の高さに形成され、それらの下方に溝34と溝35が同一の高さに形成されている。弁体20’をスライドして、第1〜4の接続流路23a、23b、…に溝32、33が整合する第1の位置と、溝34、35が整合する第2の位置とで切換えれば、流路を切換えることができるようになっている。当業者であれば容易に理解できるように、このような流路切換装置7’’においても、樹脂の圧力によって弁体20’に偏心荷重が作用する。従って弁体20’をスライドする前に、流路切換装置7’’内の樹脂の圧力を減圧してから弁体20’をスライドするようにする。
本発明の実施の形態に係る可塑化射出装置1において、本発明による運転方法を実施することによって、流路切換弁21の操作が容易になることを確認するため実験を行った。
実験内容:
本発明の実施の形態に係る可塑化射出装置1を使用した。可塑化装置1には、図1の(ア)に示されているように、加熱シリンダ10の先端部に圧力センサPを設け、この部分における樹脂の圧力を測定するようにした。樹脂は、炭素繊維を重量比で30%含むポリアミド6を使用した。流路切換装置7において流路切換弁21を第1の位置にして、可塑化装置2において溶融した樹脂を第1の射出装置4に計量した。このとき可塑化装置2からの吐出量は30kg/hrになるようにし、計量時に樹脂の圧力が約4Paになるようにプランジャ16に背圧を印加した。計量が完了した後、その状態で所定の弱いトルクを弁体20に作用させて流路切換弁21の切換を試みた。つまり流路切換装置7内の樹脂の圧力を減圧することなく流路切換弁21の切換を試みた。しかしながら弁体20は回転しなかった。次にプランジャ16を後退させ、流路切換装置7内の樹脂の圧力を減圧させた。この状態で同様のトルクで弁体20を回転させたところ、弁体20は滑らかに回転して流路切換弁21が切換えられた。
考察:
流路切換装置7内の樹脂の圧力を低下させると、弁体20を滑らかに回転でき、流路切換弁21をスムーズに切換えることができることが確認できた。流路切換弁21をスムーズに切換えられるので、流路切換弁21の切換えを繰り返し実施しても摩耗し難いことが予想される。本発明の実施の形態に係る可塑化射出装置1の運転方法は、流路切換機構を保護する上で効果が高いことが確認できた。
1 可塑化射出装置 2 可塑化装置
4 第1の射出装置 5 第2の射出装置
7 流路切換装置 8 射出ノズル
10 加熱シリンダ 11 スクリュ
13、14 射出シリンダ
16、17 プランジャ
19 ボア 20 弁体
21 流路切換弁
23a、23b、23c、23d 第1〜4の接続流路
25 第1の弁内流路 26 第2の弁内流路
28、29 第1、2の減圧装置

Claims (6)

  1. 第1〜4の接続流路と1個の流路切換弁とを備えた流路切換装置と、前記第1の接続流路に接続されている可塑化装置と、前記第2の接続流路に接続されているプランジャ式の射出装置と、前記第3の接続流路に接続されている射出部とからなり、前記流路切換弁を第1の位置に切換えると前記第1の接続流路と前記第2の接続流路が連通すると共に前記第3の接続流路と前記第4の接続流路が連通して前記可塑化装置において溶融された樹脂が前記射出装置に計量されるようになっており、前記流路切換弁を第2の位置に切換えると前記第1の接続流路と前記第4の接続流路が連通すると共に前記第2の接続流路と前記第3の接続流路が連通して前記可塑化装置において溶融された樹脂が前記第4の接続流路に流れると共に前記射出装置からの樹脂が前記射出部から射出されるようになっている可塑化射出装置において、
    前記射出装置において前記流路切換弁の切換えは、前記流路切換装置内の樹脂の圧力を減圧した後に実施することを特徴とする可塑化射出装置の運転方法。
  2. 請求項1に記載の可塑化射出装置の運転方法において、前記流路切換装置内の樹脂の圧力を減圧するのは、前記射出装置に設けられているプランジャを強制的に所定のストロークだけ後退させて実施することを特徴とする可塑化射出装置の運転方法。
  3. 請求項1または2に記載の可塑化射出装置の運転方法において、前記可塑化射出装置は前記第4の接続流路に接続されている他の射出装置を備え、前記流路切換弁を前記第2の位置に切換えると前記可塑化装置において溶融された樹脂が前記他の射出装置に計量されるようになっており、前記流路切換弁を前記第1の位置に切換えると前記他の射出装置からの樹脂が前記射出部から射出されるようになっており、前記他の射出装置において前記流路切換弁の切換えは、前記流路切換装置内の樹脂の圧力を減圧した後に実施することを特徴とする可塑化射出装置の運転方法。
  4. 請求項3に記載の可塑化射出装置の運転方法において、前記流路切換装置内の樹脂の圧力を減圧するのは、前記他の射出装置に設けられているプランジャを強制的に所定のストロークだけ後退させて実施することを特徴とする可塑化射出装置の運転方法。
  5. 第1〜4の接続流路と1個の流路切換弁とを備えた流路切換装置と、前記第1の接続流路に接続されている可塑化装置と、前記第2の接続流路に接続されているプランジャ式の射出装置と、前記第3の接続流路に接続されている射出部とからなり、前記流路切換弁を第1の位置に切換えると前記第1の接続流路と前記第2の接続流路が連通すると共に前記第3の接続流路と前記第4の接続流路が連通して前記可塑化装置において溶融された樹脂が前記射出装置に計量されるようになっており、前記流路切換弁を第2の位置に切換えると前記第1の接続流路と前記第4の接続流路が連通すると共に前記第2の接続流路と前記第3の接続流路が連通して前記可塑化装置において溶融された樹脂が前記第4の接続流路に流れると共に前記射出装置からの樹脂が前記射出部から射出されるようになっている可塑化射出装置であって、
    前記射出装置には、該射出装置の側部から前記射出装置内に連通するボアと該ボアに挿入されたプランジャとからなり前記射出装置内の樹脂の圧力を減圧する減圧装置が設けられていることを特徴とする可塑化射出装置。
  6. 請求項5に記載の可塑化射出装置において、前記可塑化射出装置は前記第4の接続流路に接続されている接続されている他の射出装置を備え、前記他の射出装置には、該射出装置の側部から前記射出装置内に連通するボアと該ボアに挿入されたプランジャとからなり前記他の射出装置内の樹脂の圧力を減圧する他の減圧装置が設けられていることを特徴とする可塑化射出装置。
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