JP2018064487A - ルアーの釣針カバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ルアーに接続された釣針のフック先端を損傷することなく、安全に釣針をカバーできる実用性が高いルアーの釣針カバー装置を提供する。【解決手段】ルアー本体に接続される釣針110を内部に収容する中空のケース体であり、釣針110を出し入れできるように開閉可能な複数の分割殻部18a、18bを含むケース体12と、ケース体12内に収容した釣針110のかえし118がケース体自体に当たらないように釣針110を保持する保持手段14と、を備えたルアーの釣針カバー装置10から構成される。【選択図】図4

Description

本発明は、ルアーフィッシングで利用されるルアーの釣針に着脱自在に装着して該釣針を保護するルアーの釣針カバー装置に関する。
ルアーフィッシングで利用されるルアーには、例えば、1〜3本のフックを有する釣針がルアー本体に対して可動自在に連結されている。ルアーを持ち運ぶ際には、釣針が露出されていると釣り人の身体や衣服に引っかかって、怪我したり、衣服が破れたりするおそれがある。また、ルアーを道具入れ等に入れる場合には、ルアー自体やその他の釣り道具類に釣針が引っかかったり絡まりやすく、取り出しにくかったり、ルアーや釣針自体が損傷したり、他の道具類を損傷させたりするおそれが高かった。従来、ルアーの釣針を収容する釣り針用カバーが提案されている。例えば、特許文献1の釣り針用カバーは、釣り針用の収納空間を形成する一対のカバー構成材を有しており、両カバー構成材における結合境界部分で釣り針の軸を挿通する通孔が形成されているものであった。
特開2000−300138号公報
しかしながら、例えば、特許文献1のような従来の釣り針用カバーでは、釣針の軸を挿通する通孔が該釣針の軸の径よりやや大きく設けられることから、釣針に装着した状態では、該カバーが釣針の軸に対して移動自在となっていた。よって、例えば、釣針用カバーをルアーの釣針に装着した状態で、ルアー側を手で持ったり支持すると釣針用カバー自体の重みで該カバーが軸に沿って下がって針先がカバーの内壁に当たるとともに、釣針用カバー側を手で持ったり支持すると、ルアー自体の重みでカバー内で釣針が移動して針先がカバーの内壁に当たるものであった。すなわち、従来の釣針用カバーを装着してルアーを持ち運ぶ際には、釣針に対してカバーが移動することから、カバーが該釣針の軸に沿って上下動して該カバーの内壁に釣針の針先が当たってしまい、釣針の針先が摩耗したり損傷するおそれが高いとともに、該カバーも損傷しやすく、実用性に劣る問題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、ルアーに接続された釣針のフック先端を損傷することなく、安全に釣針をカバーできる実用性が高いルアーの釣針カバー装置を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明は、ルアー本体112に自由に動けるように連結接続される釣針110を内部に収容する中空のケース体であり、釣針110を出し入れできるように開閉可能な複数の分割殻部18a、18bを含むケース体12と、ケース体12内に収容した釣針110のかえしがケース体自体に当たらないように釣針110を保持する保持手段14と、を備えたルアーの釣針カバー装置10から構成される。
また、保持手段14は、一端がケース体12に固定されるとともに他端がケース体12内に収容されて吊支される釣針110のアイ部114に係合する係止具38を有することとしてもよい。
また、係止具38は、太線状の通し杆40を含み、通し杆40をアイ部114の貫通孔に刺し通した状態で吊支された釣針110を係止することとしてもよい。
また、通し杆40は、釣針110の吊支時の吊支方向に湾曲する円弧線条からなることとしてもよい。
また、係止具38はケース体12の分割殻部18a、18bの開閉線部19又はその近傍に配置されていることとしてもよい。
また、分割殻部18a、18bの開閉線部19に、アイ部114の貫通孔に刺し通した通し杆40の該貫通孔内でのあそびをなくするように釣針110への吊支テンションTを作用させる開口32が設けられていることとしてもよい。
また、ケース体12は、2つの分割殻部18a、18bを閉鎖方向にばね付勢しつつ開閉自在に設けたこととしてもよい。
本発明のルアーの釣針カバー装置によれば、ルアー本体に自由に動けるように連結接続される釣針を内部に収容する中空のケース体であり、釣針を出し入れできるように開閉可能な複数の分割殻部を含むケース体と、ケース体内に収容した釣針のかえしがケース体自体に当たらないように釣針を保持する保持手段と、を備えたことから、釣針の針先端を確実に保護しながら、釣針をカバーすることができ、実用性が高い釣針カバーを提供できる。
また、保持手段は、一端がケース体に固定されるとともに他端がケース体内に収容されて吊支される釣針のアイ部に係合する係止具を有する構成とすることにより、保持手段を簡単な構造で実現できるとともに、釣針への着脱操作を行いやすく、使い勝手がよい。
また、係止具は、太線状の通し杆を含み、通し杆をアイ部の貫通孔に刺し通した状態で吊支された釣針を係止する構成とすることにより、簡単かつシンプルな構造で係止具を具体的に実現でき、低コストで製造することができる。
また、通し杆は、釣針の吊支時の吊支方向に湾曲する円弧線条からなる構成とすることにより、ルアー本体にカバー体や通し杆が当たりにくい構造で設計でき、通し杆への釣針のアイ部との係合を簡単に行うことができ、確実に係止できる。
また、係止具はケース体の分割殻部の開閉線部又はその近傍に配置されている構成とすることにより、係止具を釣針のアイ部に係止操作しやすいとともに、装置全体を比較的コンパクトに構成することができる。
また、分割殻部の開閉線部に、アイ部の貫通孔に刺し通した通し杆の該貫通孔内でのあそびをなくするように釣針への吊支テンションを作用させる開口が設けられている構成とすることにより、ルアー本体に吊支接続された釣針のルアー本体との張力作用を利用して、アイ部が通し杆で係止した状態を良好に維持でき、確実に釣針が分割殻部に当たらないように保持できる。
また、ケース体は、2つの分割殻部を閉鎖方向にばね付勢しつつ開閉自在に設けた構成とすることにより、簡単な操作で釣針をケース体内部に収納、ケース体から取り出し操作することができ、使い勝手を向上できる。
本実施形態に係るルアーの釣針カバー装置の第1の実施形態の斜視図である。 図1のルアーの釣針カバー装置の分割殻部を開いた状態の説明図である。 図1のルアーの釣針カバー装置の正面図である。 図3のルアーの釣針カバー装置のA−A線断面図である。 図4のルアーの釣針カバー装置の分割殻部を開いた状態の説明図である。 図3のルアーの釣針カバー装置のB−B線断面図である。 図6のルアーの釣針カバー装置の分割殻部の開閉線部の一部拡大説明図である。 図1のルアーの釣針カバー装置をルアーに装着した状態の説明図である。 図1のルアーの釣針カバー装置を持ち運ぶ際の一例の説明図である。 本実施形態に係るルアーの釣針カバー装置の第2の実施形態の斜視図である。 図10のルアーの釣針カバー装置の縦断面図である。 図10のルアーの釣針カバー装置の横断面図である。
以下添付図面を参照しつつ本発明のルアーの釣針カバー装置の実施形態について説明する。本発明に係るルアーの釣針カバー装置は、例えば、ルアーフィッシングで利用されるルアーについて、ルアーを携帯する際にルアーに連結接続された釣針部分を収容する釣針用カバーである。図1ないし図9は、本発明のルアーの釣針カバー装置の第1の実施形態を示している。図1、図2、図4に示すように、本実施形態では、ルアーの釣針カバー装置10は、釣針を収容するケース体12と、釣針を保持する保持手段14と、を備えている。
本実施形態では、ルアー100は、例えば、図8に示すように、魚等の形状をした木製又は合成樹脂製のルアー本体102の一端側すなわち魚形状の口部側にラインに接続されるラインアイレット104が固定され、ルアー本体102の長手方向中間位置すなわち魚の腹部相当部分と、魚の尾鰭相当部分にそれぞれ固定されたフックアイレット106にリング108を介して釣針110が接続されている。釣針110は、直線状の軸112の一端に、ルアー本体102のアイレット106にリング108を介して接続されるアイ部114が設けられており、軸112の他端には、放射状に3つのフックのカーブ部116が一体的に設けられている。U字状のカーブ部116の突出先端側にかえし118が形成され、その先端に針先119が上方を向けて形成されている。釣針110は、ルアー本体102に対する軸112の角度を自由に変化させ得るように自由に動けるような接続状態で連結されてルアー本体102に吊支されている。なお、図8では、説明のために一方(腹部側)の釣針110に装着されたルアーの釣針カバー装置10は断面した状態で示している。
ケース体12は、釣針110を内部に収容する収容空間16を有する釣針収容手段である。図1、図2、図3、図4に示すように、本実施形態では、ケース体12は、釣針110を出し入れできるように開閉可能な複数の分割殻部を含む構成となっている。具体的には、ケース体12は、例えば、釣針110の略全体を収容しうるような大きさの略球体状に設けられているとともに、2分割構成となっており、2つの半球殻状の分割殻部18a、18bを開閉可能に組み合わせて形成されている。2つの分割殻部18a、18bは、例えば、半球状の分割殻部18a、18bの互いの開口縁を合わせて開閉線部19を構成し、開閉操作部20を介してそれらの開閉線部19から開閉自在に設けられている。
開閉操作部20は、2つの分割殻部18a、18bにそれぞれ固定される1対のつまみ部22と、一対のつまみ部22を揺動自在に連結する揺動軸24と、2つの分割殻部18a、18bを閉鎖方向に付勢するようにつまみ部22に係合する付勢ばね26と、を含む。つまみ部22は、例えば、それぞれ一端を半円状とした舌片状の板片部材からなり、他端部が分割殻部18a、18bに固定され、略ハ字状に対向配置されている。つまみ部22の対向内側には、ブラケット状の軸支部28が突設されており、該軸支部28の揺動軸24が貫通状に組み付けられている。つまみ部22が揺動軸24回りに揺動することにより、ケース体12の2つの分割殻部18a、18bが自在に開閉する。付勢ばね26は、例えば、円筒状のコイル巻ばねからなり、揺動軸24の周りに配置されつつ、両端部をそれぞれつまみ部22の軸支部28に固定させて、2つの分割殻部18a、18bを閉鎖方向にばね付勢させるように設けられている。さらに、つまみ部22には、該板片を貫通した吊下用貫通孔30が設けられている。つまみ部22の吊下用貫通孔30を介して、例えば、図9に示すように、釣り人が装着している衣服やベルト、バッグや釣り道具ホルダー等に取付けられるリングやナスカン等を介して着脱可能に吊り下げるができる。
図1、図2、図4、図6に示すように、ケース体12には、釣針110のアイ部114を通す開口32が設けられている。開口32は、例えば、アイ部114の径より大きな径略円形状に設けられており、開閉線部19の中間位置に設けられている。よって、開口32は、2つの分割殻部18a、18bの縁部にそれぞれ凹設された半円状の切欠き33(図2参照)を組み合わせて形成されている。開口32は、例えば、開閉操作部20に対してケース体12の直径方向に対向する位置に設けられている。よって、開閉操作部20を操作して、2つの分割殻部18a、18bを開操作すると、開き幅が大きくなる縁部側に開口32を形成する切欠き33が設けられている。さらに、ケース体12には、開口32と径方向に対向する位置すなわち開閉操作部20が設けられた部分に近接した位置には、水抜き用開口34が設けられている。水抜き用開口34は、開口32に比較して小径に形成されるとともに、水抜き用開口34も開口32同様に、2つの分割殻部18a、18bの縁部にそれぞれ凹設された半円状の切欠きを組み合わせて形成される。水抜き用開口34は、例えば、ルアーを使用した後や洗浄した後に濡れているルアーの釣針を収容した際に、良好に水を抜いて、ケース体内に水が溜まるのを防止できる。
図7に示すように、ケース体12の2つの分割殻部18a、18bの互いに当接する縁部には、互いに噛み合わせ状に係合する段差部36が設けられている。これにより、例えば、ルアー本体102に対して釣針110が激しく揺れて、釣針110のカーブ部114等がケース体12の開閉線部19に当たっても、該カーブ部116が開閉線部19から外に出るのを防止できる。
図1、図2、図4に示すように、保持手段14は、ケース体12内に収容した釣針110のかえし118や針先110がケース体12自体に当たらないように釣針110を保持する保持手段である。本実施形態では、保持手段14は、ケース体12の内部16に収容状に配置されて該ケース体12に支持されている。保持手段14は、例えば、一端がケース体12に固定されるとともに、他端がケース体内に収容されて釣針110のアイ部112に係合する係止具38を有する。係止具38は、例えば、金属又は合成樹脂等の硬質素材で形成された太線状の通し杆40を含む。
通し杆40は、例えば、その径がアイ部114の貫通孔の径よりも小さな太線状に形成されている。通し杆40は、略球体状のケース体12の輪郭に沿うような円弧線条に形成されて、ケース体12の分割殻部18a、18bの開閉線部19の近傍であって開口32が形成された位置に配置されるとともに、該開口32を跨るように配置されている。通し杆40は、一端を一方の分割殻部18aの内壁に例えば、接着剤等による固定部42により固定されるとともに、他端が他方の分割殻部18bの内壁に沿って近接されるように突設されている。図4に示すように、通し杆40は、釣針110のアイ部114の貫通孔に刺し通した状態で該釣針110を係止する。すなわち通し杆40は、釣針110をケース体12に収容した状態で釣針110のアイ部114を係止して、釣針110の吊支時の吊支方向、すなわち、図4上では水平横方向から上方向に湾曲した円弧線条となっている。図5に示すように、分割殻部18a、18bを開操作して、通し杆40の他端から釣針110のアイ部114の貫通孔に挿し通し、分割殻部18a、18bを閉鎖すると、通し杆40の他端と、分割殻部18bの内壁との隙間が狭くなって該通し杆40の他端が閉鎖され、開口32の縁部で該アイ部114が抜脱されないような状態で通し杆40にアイ部114が係止保持される。例えば、ルアー本体102を手で持つと、釣針110が吊支されるが、ケース体12の開閉線部19に設けられた開口32とアイ部114との間にある程度隙間があることから、釣針110を引き上げるような吊支テンションTが直接的に作用する。これにより、釣針に上方に引き上げるような力が加わり、通し杆の貫通孔内でのあそびをなくすように作用する。また、例えば、ルアーからの吊支テンションTが開口32を介して直接的に釣針に作用するので、アイ部を刺し通している通し杆40には上方に引き上げるような力が作用して、突出先端側が分割殻部18bの内壁に近接させる向きに力が作用する。その結果、通し杆40からのアイ部114の離脱を良好に防止でき、保持手段による釣針の保持を確実に行える。
なお、カバー体12や保持手段14は、上記したものに限らず任意に構成してもよい。カバー体12は、上述したような略球体状に限らず、例えば、円筒状、箱体状、その他任意の立体形状としてもよく、目玉等を付けて魚やその他のキャラクターに模したデザイン等としてもよい。また、カバー体12は、3個以上の複数の分割殻部で構成してもよい。また、複数の分割殻部の開閉構成は、任意でよく、分割殻部どうしを組付け分離自在として開閉する構成でもよい。また、通し杆40は、例えば、直線状やU字状、V字状等、その他、アイ部を係止するような形状であれば任意でも良い。
次に、本実施形態に係るルアーの釣針カバー装置10の作用について説明する。ルアーの釣針カバー装置10をルアー100の釣針110に装着する際には、図2、図5に示すように、開閉操作部20の付勢ばね26の付勢力に抗して一対のつまみ部22を手で操作して分割殻体18a、18bを開操作する。釣針110を分割殻18a、18bの内部に収容しつつ、通し杆40の突出端からアイ部114の貫通孔に刺し通す。つまみ部22から手を放すと、付勢ばね26のばね付勢力により分割殻体18a、18bが閉鎖するとともに、通し杆40の突出端が分割殻体18bの内壁に略沿うように近接して閉鎖され、該アイ部114が離脱しないように該通し杆40に係止される。これにより、ルアーの釣針をケース体内に収容した際に、該釣針110のかえしの針先119が該カバー体12の内壁に当たるのを確実に防止でき、釣針の針先を保護しながら釣針を収納することができる。例えば、図9に示すように、釣り人の腰に装着した釣り道具吊支用のチェーン等の索条CHにルアー100の釣針110をカバーして装着したルアーの釣針用カバー装置10のつまみ部22の吊支用貫通孔30を介して吊支して携帯することができる。このような携帯状態でも、保持手段14によりカバー体12に対して釣針110があたらないように保持しながら、釣針をカバー体内に収納して安全に持ち運ぶことができる。一方、ルアーを使用する際には、開閉操作部20のつまみ部22を上記同様に手でつまんで分割殻体18a、18bを開操作し、釣針110のアイ部114から通し杆40を引き抜きながら、該釣針を分割殻体18a、18bから取り出す。このようにして、ルアーの釣針から釣針カバー装置を簡単に装着、離脱して、使用することができる。
次に、図10、図11、図12を参照しつつ本発明のルアーの釣針カバー装置の第2の実施形態について説明する。上記した第1実施形態と同一構成、同一部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。図10、図11、図12に示すように本実施形態では、ルアーの釣針カバー装置10−2は、上記実施形態同様に、分割殻体18a、18bを含むカバー体12と、通し杆40を含む保持手段14と、を備えている。本実施形態では、カバー体12の開口32は2個設けられており、それぞれの開口32の位置に対応して2つの通し杆40が設けられている。カバー体12の開口32は、略球体状のカバー体12の直径方向に対向して形成されている。開閉操作部20は、分割殻部18a、18bの2つの開口32を通る直径方向に対して直交する位置に取付けられている。本実施形態でも上記実施形態同様に、ルアーの釣針110をカバー体12内に収容した際に保持手段14により釣針がカバー体内壁に当たらないように保持することができ、該釣針のカバー釣針のかえし先端を保護できる等の作用効果を奏し得る。さらに、2つの通し杆40のいずれでも釣針のアイ部を係止できるので、カバー体を上下の向きが限定されず、いずれの向きでも釣針のアイ部を係止して釣針を収容でき、使い勝手が良い。
以上説明した本発明のルアーの釣針カバー装置は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本発明のルアーの釣針カバー装置は、例えば、ルアー本体に接続された釣針を保護するのに利用される。
10 ルアーの釣針カバー装置
12 ケース体
14 保持手段
18a、18b 分割殻部
19 開閉線部
26 付勢ばね
32 開口
38 係止具
40 通し杆
100 ルアー
110 釣針
112 軸
114 アイ部
118 かえし
119 針先
本発明は、ルアーフィッシングで利用されるルアーの釣針に着脱自在に装着して該釣針を保護するルアーの釣針カバー装置に関する。
ルアーフィッシングで利用されるルアーには、例えば、1〜3本のフックを有する釣針がルアー本体に対して可動自在に連結されている。ルアーを持ち運ぶ際には、釣針が露出されていると釣り人の身体や衣服に引っかかって、怪我したり、衣服が破れたりするおそれがある。また、ルアーを道具入れ等に入れる場合には、ルアー自体やその他の釣り道具類に釣針が引っかかったり絡まりやすく、取り出しにくかったり、ルアーや釣針自体が損傷したり、他の道具類を損傷させたりするおそれが高かった。従来、ルアーの釣針を収容する釣り針用カバーが提案されている。例えば、特許文献1の釣り針用カバーは、釣り針用の収納空間を形成する一対のカバー構成材を有しており、両カバー構成材における結合境界部分で釣り針の軸を挿通する通孔が形成されているものであった。
特開2000−300138号公報
しかしながら、例えば、特許文献1のような従来の釣り針用カバーでは、釣針の軸を挿通する通孔が該釣針の軸の径よりやや大きく設けられることから、釣針に装着した状態では、該カバーが釣針の軸に対して移動自在となっていた。よって、例えば、釣針用カバーをルアーの釣針に装着した状態で、ルアー側を手で持ったり支持すると釣針用カバー自体の重みで該カバーが軸に沿って下がって針先がカバーの内壁に当たるとともに、釣針用カバー側を手で持ったり支持すると、ルアー自体の重みでカバー内で釣針が移動して針先がカバーの内壁に当たるものであった。すなわち、従来の釣針用カバーを装着してルアーを持ち運ぶ際には、釣針に対してカバーが移動することから、カバーが該釣針の軸に沿って上下動して該カバーの内壁に釣針の針先が当たってしまい、釣針の針先が摩耗したり損傷するおそれが高いとともに、該カバーも損傷しやすく、実用性に劣る問題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、ルアーに接続された釣針のフック先端を損傷することなく、安全に釣針をカバーできる実用性が高いルアーの釣針カバー装置を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明は、ルアー本体112に自由に動けるように連結接続される釣針110を内部に収容する中空のケース体であり、釣針110を出し入れできるように開閉可能な複数の分割殻部18a、18bを含むケース体12と、ケース体12内に収容した釣針110のかえしがケース体自体に当たらないように釣針110を保持する保持手段14と、を備え、保持手段14は、一端がケース体12に固定されるとともに他端がケース体12内に収容されて吊支される釣針110のアイ部114に係合する係止具38を有するルアーの釣針カバー装置10から構成される。
また、係止具38は、太線状の通し杆40を含み、通し杆40をアイ部114の貫通孔に刺し通した状態で吊支された釣針110を係止することとしてもよい。
また、通し杆40は、釣針110の吊支時の吊支方向に湾曲する円弧線条からなることとしてもよい。
また、係止具38はケース体12の分割殻部18a、18bの開閉線部19又はその近傍に配置されていることとしてもよい。
また、分割殻部18a、18bの開閉線部19に、アイ部114の貫通孔に刺し通した通し杆40の該貫通孔内でのあそびをなくするように釣針110への吊支テンションTを作用させる開口32が設けられていることとしてもよい。
また、ケース体12は、2つの分割殻部18a、18bを閉鎖方向にばね付勢しつつ開閉自在に設けたこととしてもよい。
本発明のルアーの釣針カバー装置によれば、ルアー本体に自由に動けるように連結接続される釣針を内部に収容する中空のケース体であり、釣針を出し入れできるように開閉可能な複数の分割殻部を含むケース体と、ケース体内に収容した釣針のかえしがケース体自体に当たらないように釣針を保持する保持手段と、を備えたことから、釣針の針先端を確実に保護しながら、釣針をカバーすることができ、実用性が高い釣針カバーを提供できる。
また、保持手段は、一端がケース体に固定されるとともに他端がケース体内に収容されて吊支される釣針のアイ部に係合する係止具を有する構成とすることにより、保持手段を簡単な構造で実現できるとともに、釣針への着脱操作を行いやすく、使い勝手がよい。
また、係止具は、太線状の通し杆を含み、通し杆をアイ部の貫通孔に刺し通した状態で吊支された釣針を係止する構成とすることにより、簡単かつシンプルな構造で係止具を具体的に実現でき、低コストで製造することができる。
また、通し杆は、釣針の吊支時の吊支方向に湾曲する円弧線条からなる構成とすることにより、ルアー本体にカバー体や通し杆が当たりにくい構造で設計でき、通し杆への釣針のアイ部との係合を簡単に行うことができ、確実に係止できる。
また、係止具はケース体の分割殻部の開閉線部又はその近傍に配置されている構成とすることにより、係止具を釣針のアイ部に係止操作しやすいとともに、装置全体を比較的コンパクトに構成することができる。
また、分割殻部の開閉線部に、アイ部の貫通孔に刺し通した通し杆の該貫通孔内でのあそびをなくするように釣針への吊支テンションを作用させる開口が設けられている構成とすることにより、ルアー本体に吊支接続された釣針のルアー本体との張力作用を利用して、アイ部が通し杆で係止した状態を良好に維持でき、確実に釣針が分割殻部に当たらないように保持できる。
また、ケース体は、2つの分割殻部を閉鎖方向にばね付勢しつつ開閉自在に設けた構成とすることにより、簡単な操作で釣針をケース体内部に収納、ケース体から取り出し操作することができ、使い勝手を向上できる。
本実施形態に係るルアーの釣針カバー装置の第1の実施形態の斜視図である。 図1のルアーの釣針カバー装置の分割殻部を開いた状態の説明図である。 図1のルアーの釣針カバー装置の正面図である。 図3のルアーの釣針カバー装置のA−A線断面図である。 図4のルアーの釣針カバー装置の分割殻部を開いた状態の説明図である。 図3のルアーの釣針カバー装置のB−B線断面図である。 図6のルアーの釣針カバー装置の分割殻部の開閉線部の一部拡大説明図である。 図1のルアーの釣針カバー装置をルアーに装着した状態の説明図である。 図1のルアーの釣針カバー装置を持ち運ぶ際の一例の説明図である。 本実施形態に係るルアーの釣針カバー装置の第2の実施形態の斜視図である。 図10のルアーの釣針カバー装置の縦断面図である。 図10のルアーの釣針カバー装置の横断面図である。
以下添付図面を参照しつつ本発明のルアーの釣針カバー装置の実施形態について説明する。本発明に係るルアーの釣針カバー装置は、例えば、ルアーフィッシングで利用されるルアーについて、ルアーを携帯する際にルアーに連結接続された釣針部分を収容する釣針用カバーである。図1ないし図9は、本発明のルアーの釣針カバー装置の第1の実施形態を示している。図1、図2、図4に示すように、本実施形態では、ルアーの釣針カバー装置10は、釣針を収容するケース体12と、釣針を保持する保持手段14と、を備えている。
本実施形態では、ルアー100は、例えば、図8に示すように、魚等の形状をした木製又は合成樹脂製のルアー本体102の一端側すなわち魚形状の口部側にラインに接続されるラインアイレット104が固定され、ルアー本体102の長手方向中間位置すなわち魚の腹部相当部分と、魚の尾鰭相当部分にそれぞれ固定されたフックアイレット106にリング108を介して釣針110が接続されている。釣針110は、直線状の軸112の一端に、ルアー本体102のアイレット106にリング108を介して接続されるアイ部114が設けられており、軸112の他端には、放射状に3つのフックのカーブ部116が一体的に設けられている。U字状のカーブ部116の突出先端側にかえし118が形成され、その先端に針先119が上方を向けて形成されている。釣針110は、ルアー本体102に対する軸112の角度を自由に変化させ得るように自由に動けるような接続状態で連結されてルアー本体102に吊支されている。なお、図8では、説明のために一方(腹部側)の釣針110に装着されたルアーの釣針カバー装置10は断面した状態で示している。
ケース体12は、釣針110を内部に収容する収容空間16を有する釣針収容手段である。図1、図2、図3、図4に示すように、本実施形態では、ケース体12は、釣針110を出し入れできるように開閉可能な複数の分割殻部を含む構成となっている。具体的には、ケース体12は、例えば、釣針110の略全体を収容しうるような大きさの略球体状に設けられているとともに、2分割構成となっており、2つの半球殻状の分割殻部18a、18bを開閉可能に組み合わせて形成されている。2つの分割殻部18a、18bは、例えば、半球状の分割殻部18a、18bの互いの開口縁を合わせて開閉線部19を構成し、開閉操作部20を介してそれらの開閉線部19から開閉自在に設けられている。
開閉操作部20は、2つの分割殻部18a、18bにそれぞれ固定される1対のつまみ部22と、一対のつまみ部22を揺動自在に連結する揺動軸24と、2つの分割殻部18a、18bを閉鎖方向に付勢するようにつまみ部22に係合する付勢ばね26と、を含む。つまみ部22は、例えば、それぞれ一端を半円状とした舌片状の板片部材からなり、他端部が分割殻部18a、18bに固定され、略ハ字状に対向配置されている。つまみ部22の対向内側には、ブラケット状の軸支部28が突設されており、該軸支部28の揺動軸24が貫通状に組み付けられている。つまみ部22が揺動軸24回りに揺動することにより、ケース体12の2つの分割殻部18a、18bが自在に開閉する。付勢ばね26は、例えば、円筒状のコイル巻ばねからなり、揺動軸24の周りに配置されつつ、両端部をそれぞれつまみ部22の軸支部28に固定させて、2つの分割殻部18a、18bを閉鎖方向にばね付勢させるように設けられている。さらに、つまみ部22には、該板片を貫通した吊下用貫通孔30が設けられている。つまみ部22の吊下用貫通孔30を介して、例えば、図9に示すように、釣り人が装着している衣服やベルト、バッグや釣り道具ホルダー等に取付けられるリングやナスカン等を介して着脱可能に吊り下げるができる。
図1、図2、図4、図6に示すように、ケース体12には、釣針110のアイ部114を通す開口32が設けられている。開口32は、例えば、アイ部114の径より大きな径略円形状に設けられており、開閉線部19の中間位置に設けられている。よって、開口32は、2つの分割殻部18a、18bの縁部にそれぞれ凹設された半円状の切欠き33(図2参照)を組み合わせて形成されている。開口32は、例えば、開閉操作部20に対してケース体12の直径方向に対向する位置に設けられている。よって、開閉操作部20を操作して、2つの分割殻部18a、18bを開操作すると、開き幅が大きくなる縁部側に開口32を形成する切欠き33が設けられている。さらに、ケース体12には、開口32と径方向に対向する位置すなわち開閉操作部20が設けられた部分に近接した位置には、水抜き用開口34が設けられている。水抜き用開口34は、開口32に比較して小径に形成されるとともに、水抜き用開口34も開口32同様に、2つの分割殻部18a、18bの縁部にそれぞれ凹設された半円状の切欠きを組み合わせて形成される。水抜き用開口34は、例えば、ルアーを使用した後や洗浄した後に濡れているルアーの釣針を収容した際に、良好に水を抜いて、ケース体内に水が溜まるのを防止できる。
図7に示すように、ケース体12の2つの分割殻部18a、18bの互いに当接する縁部には、互いに噛み合わせ状に係合する段差部36が設けられている。これにより、例えば、ルアー本体102に対して釣針110が激しく揺れて、釣針110のカーブ部114等がケース体12の開閉線部19に当たっても、該カーブ部116が開閉線部19から外に出るのを防止できる。
図1、図2、図4に示すように、保持手段14は、ケース体12内に収容した釣針110のかえし118や針先110がケース体12自体に当たらないように釣針110を保持する保持手段である。本実施形態では、保持手段14は、ケース体12の内部16に収容状に配置されて該ケース体12に支持されている。保持手段14は、例えば、一端がケース体12に固定されるとともに、他端がケース体内に収容されて釣針110のアイ部112に係合する係止具38を有する。係止具38は、例えば、金属又は合成樹脂等の硬質素材で形成された太線状の通し杆40を含む。
通し杆40は、例えば、その径がアイ部114の貫通孔の径よりも小さな太線状に形成されている。通し杆40は、略球体状のケース体12の輪郭に沿うような円弧線条に形成されて、ケース体12の分割殻部18a、18bの開閉線部19の近傍であって開口32が形成された位置に配置されるとともに、該開口32を跨るように配置されている。通し杆40は、一端を一方の分割殻部18aの内壁に例えば、接着剤等による固定部42により固定されるとともに、他端が他方の分割殻部18bの内壁に沿って近接されるように突設されている。図4に示すように、通し杆40は、釣針110のアイ部114の貫通孔に刺し通した状態で該釣針110を係止する。すなわち通し杆40は、釣針110をケース体12に収容した状態で釣針110のアイ部114を係止して、釣針110の吊支時の吊支方向、すなわち、図4上では水平横方向から上方向に湾曲した円弧線条となっている。図5に示すように、分割殻部18a、18bを開操作して、通し杆40の他端から釣針110のアイ部114の貫通孔に挿し通し、分割殻部18a、18bを閉鎖すると、通し杆40の他端と、分割殻部18bの内壁との隙間が狭くなって該通し杆40の他端が閉鎖され、開口32の縁部で該アイ部114が抜脱されないような状態で通し杆40にアイ部114が係止保持される。例えば、ルアー本体102を手で持つと、釣針110が吊支されるが、ケース体12の開閉線部19に設けられた開口32とアイ部114との間にある程度隙間があることから、釣針110を引き上げるような吊支テンションTが直接的に作用する。これにより、釣針に上方に引き上げるような力が加わり、通し杆の貫通孔内でのあそびをなくすように作用する。また、例えば、ルアーからの吊支テンションTが開口32を介して直接的に釣針に作用するので、アイ部を刺し通している通し杆40には上方に引き上げるような力が作用して、突出先端側が分割殻部18bの内壁に近接させる向きに力が作用する。その結果、通し杆40からのアイ部114の離脱を良好に防止でき、保持手段による釣針の保持を確実に行える。
なお、カバー体12や保持手段14は、上記したものに限らず任意に構成してもよい。カバー体12は、上述したような略球体状に限らず、例えば、円筒状、箱体状、その他任意の立体形状としてもよく、目玉等を付けて魚やその他のキャラクターに模したデザイン等としてもよい。また、カバー体12は、3個以上の複数の分割殻部で構成してもよい。また、複数の分割殻部の開閉構成は、任意でよく、分割殻部どうしを組付け分離自在として開閉する構成でもよい。また、通し杆40は、例えば、直線状やU字状、V字状等、その他、アイ部を係止するような形状であれば任意でも良い。
次に、本実施形態に係るルアーの釣針カバー装置10の作用について説明する。ルアーの釣針カバー装置10をルアー100の釣針110に装着する際には、図2、図5に示すように、開閉操作部20の付勢ばね26の付勢力に抗して一対のつまみ部22を手で操作して分割殻体18a、18bを開操作する。釣針110を分割殻18a、18bの内部に収容しつつ、通し杆40の突出端からアイ部114の貫通孔に刺し通す。つまみ部22から手を放すと、付勢ばね26のばね付勢力により分割殻体18a、18bが閉鎖するとともに、通し杆40の突出端が分割殻体18bの内壁に略沿うように近接して閉鎖され、該アイ部114が離脱しないように該通し杆40に係止される。これにより、ルアーの釣針をケース体内に収容した際に、該釣針110のかえしの針先119が該カバー体12の内壁に当たるのを確実に防止でき、釣針の針先を保護しながら釣針を収納することができる。例えば、図9に示すように、釣り人の腰に装着した釣り道具吊支用のチェーン等の索条CHにルアー100の釣針110をカバーして装着したルアーの釣針用カバー装置10のつまみ部22の吊支用貫通孔30を介して吊支して携帯することができる。このような携帯状態でも、保持手段14によりカバー体12に対して釣針110があたらないように保持しながら、釣針をカバー体内に収納して安全に持ち運ぶことができる。一方、ルアーを使用する際には、開閉操作部20のつまみ部22を上記同様に手でつまんで分割殻体18a、18bを開操作し、釣針110のアイ部114から通し杆40を引き抜きながら、該釣針を分割殻体18a、18bから取り出す。このようにして、ルアーの釣針から釣針カバー装置を簡単に装着、離脱して、使用することができる。
次に、図10、図11、図12を参照しつつ本発明のルアーの釣針カバー装置の第2の実施形態について説明する。上記した第1実施形態と同一構成、同一部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。図10、図11、図12に示すように本実施形態では、ルアーの釣針カバー装置10−2は、上記実施形態同様に、分割殻体18a、18bを含むカバー体12と、通し杆40を含む保持手段14と、を備えている。本実施形態では、カバー体12の開口32は2個設けられており、それぞれの開口32の位置に対応して2つの通し杆40が設けられている。カバー体12の開口32は、略球体状のカバー体12の直径方向に対向して形成されている。開閉操作部20は、分割殻部18a、18bの2つの開口32を通る直径方向に対して直交する位置に取付けられている。本実施形態でも上記実施形態同様に、ルアーの釣針110をカバー体12内に収容した際に保持手段14により釣針がカバー体内壁に当たらないように保持することができ、該釣針のカバー釣針のかえし先端を保護できる等の作用効果を奏し得る。さらに、2つの通し杆40のいずれでも釣針のアイ部を係止できるので、カバー体を上下の向きが限定されず、いずれの向きでも釣針のアイ部を係止して釣針を収容でき、使い勝手が良い。
以上説明した本発明のルアーの釣針カバー装置は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本発明のルアーの釣針カバー装置は、例えば、ルアー本体に接続された釣針を保護するのに利用される。
10 ルアーの釣針カバー装置
12 ケース体
14 保持手段
18a、18b 分割殻部
19 開閉線部
26 付勢ばね
32 開口
38 係止具
40 通し杆
100 ルアー
110 釣針
112 軸
114 アイ部
118 かえし
119 針先

Claims (7)

  1. ルアー本体に自由に動けるように連結接続される釣針を内部に収容する中空のケース体であり、釣針を出し入れできるように開閉可能な複数の分割殻部を含むケース体と、
    ケース体内に収容した釣針のかえしがケース体自体に当たらないように釣針を保持する保持手段と、を備えたことを特徴とするルアーの釣針カバー装置。
  2. 保持手段は、一端がケース体に固定されるとともに他端がケース体内に収容されて吊支される釣針のアイ部に係合する係止具を有することを特徴とする請求項1記載のルアーの釣針カバー装置。
  3. 係止具は、太線状の通し杆を含み、通し杆をアイ部の貫通孔に刺し通した状態で吊支された釣針を係止することを特徴とする請求項2記載のルアーの釣針カバー装置。
  4. 通し杆は、釣針の吊支時の吊支方向に湾曲する円弧線条からなることを特徴とする請求項3記載のルアーの釣針カバー装置。
  5. 係止具はケース体の分割殻部の開閉線部又はその近傍に配置されていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載のルアーの釣針カバー装置。
  6. 分割殻部の開閉線部に、アイ部の貫通孔に刺し通した通し杆の該貫通孔内でのあそびをなくするように釣針への吊支テンションを作用させる開口が設けられていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載のルアーの釣針カバー装置。
  7. ケース体は、2つの分割殻部を閉鎖方向にばね付勢しつつ開閉自在に設けたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のルアーの釣針カバー装置。
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