JP2018064047A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ドレイン−ソース間耐圧を確保しつつ、オン抵抗を低減できる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供する。【解決手段】半導体装置は、半導体基板1と、第1導電型の第1半導体層2と、第2導電型の第2半導体層3と、第2導電型の第3半導体層4と、第1導電型の第1半導体領域5と、第1導電型の第2半導体領域7と、ゲート絶縁膜8と、ゲート電極9と、層間絶縁膜10と、ソース電極11と、ドレイン電極13とを備える。第2半導体層3は、角の一部分が凸状に突き出た形状である。【選択図】図2

Description

この発明は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
従来、高電圧や大電流を制御するパワー半導体装置の構成材料として、シリコン(Si)が用いられている。パワー半導体装置は、バイポーラトランジスタやIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)など複数種類あり、これらは用途に合わせて使い分けられている。
例えば、バイポーラトランジスタやIGBTは、MOSFETに比べて電流密度は高く大電流化が可能であるが、高速にスイッチングさせることができない。具体的には、バイポーラトランジスタは数kHz程度のスイッチング周波数での使用が限界であり、IGBTは数十kHz程度のスイッチング周波数での使用が限界である。一方、パワーMOSFETは、バイポーラトランジスタやIGBTに比べて電流密度が低く大電流化が難しいが、数MHz程度までの高速スイッチング動作が可能である。
しかしながら、市場では大電流と高速性とを兼ね備えたパワー半導体装置への要求が強く、IGBTやパワーMOSFETはその改良に力が注がれ、現在ではほぼ材料限界に近いところまで開発が進んでいる。パワー半導体装置の観点からシリコンに代わる半導体料が検討されており、炭化珪素(SiC)が次世代のパワー半導体装置の材料として、低オン電圧、高速・高温特性に優れた材料であることから、最近特に注目を集めている。
その背景には、SiCは化学的に非常に安定な材料であり、バンドギャップが3eVと広く、高温でも半導体として極めて安定的に使用できる。また、最大電界強度もシリコンより1桁以上大きいからである。SiCはシリコンにおける材料限界を超える可能性大であることからパワー半導体用途、特にMOSFETでは今後の伸長が大きく期待される。特にそのオン抵抗が小さいことが期待されているが高耐圧特性を維持したままより一層の低オン抵抗を有する縦型SiC−MOSFETが期待できる。
図9は、従来の縦型SiC−MOSFETの構成を示す断面図である。n+型炭化珪素基板1のおもて面にn型炭化珪素エピタキシャル層2が堆積され、n型炭化珪素エピタキシャル層2の表面にp型ベース層4が選択的に設けられる。また、p型ベース層4の表面にn+型ソース領域5が選択的に設けられる。
p型ベース層4およびn+型ソース領域5との表面に、ゲート絶縁膜8を介してゲート電極9が設けられている。また、n型炭化珪素エピタキシャル層2、p型ベース層4およびn+型ソース領域5の表面に、ソース電極11が設けられている。また、n+型炭化珪素基板1の裏面には、裏面電極13が設けられている。
さらに、p型ベース層4の底部(以下、p+型ベース層3と称する)を高濃度のイオン注入で形成し、上部をエピタキシャル層で形成したIEMOSFET(Implantation and Epitaxial MOSFET)構造も提案されている。
このようにSiC−MOSFETはスイッチングデバイスとして、低オン抵抗で高速スイッチングが可能な素子としてモータコントロール用インバータや無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)などの電力変換装置に活用されることが期待されている。SiCはワイドバンドギャップ半導体材料であるために、前述のようにその破壊電界強度がシリコンの約10倍と高くなることから、特に高電圧印加時の酸化膜への電界の負荷もシリコン素子に比べて大きくなる。高電圧印加(デバイスのドレイン−ソース間に電圧印加)時において、シリコンパワーデバイスでは酸化膜に大きな電界が加わる前に、シリコンの破壊電界強度に達するため、問題にならなかったことが、SiCにおいては、半導体の破壊電界強度がきわめて高いことから、酸化膜が先に破壊してしまうということが懸念される。
具体的には、図9に示すSiC−MOSFETのゲート絶縁膜8に大きな電界強度が印加されることになり、ゲート電極9を形成する酸化膜の破壊や信頼性に大きな問題が生じる可能性がある。これはSiC−MOSFETだけでなく、SiC−IGBTにもいえることである。また、通電時の損失を減らすために、デバイスのオン抵抗の低減も重要である。
図10A〜図10Dは、従来のIEMOSFETの構成を示す上面図である(例えば、特許文献1参照)。従来のIEMOSFETでは、p+型ベース層3の平面形状は六角形セルの形状を有している。この場合、デバイスのドレイン−ソース間耐圧を確保する上で、p+型ベース層3間の間隔(図10Aでの幅W)が重要である。間隔Wが広すぎると、ドレイン−ソース間耐圧が低下する。一方、間隔Wが狭すぎると、p+型ベース層3間が狭くなり、電流経路であるn型炭化珪素エピタキシャル層2の領域が減るため、オン抵抗が増大する。
図10Aに示す従来のType−Aの場合、A点(以下、三重点と称する)が六角形セルのp+型ベース層3端から最も遠い(W/2より大きい)ため、p+型ベース層3間隔Wが大きくなると、三重点での電界が強くなり、ドレイン−ソース間耐圧が低下する。
この耐圧低下をなくすために、例えば、図10Bに示す従来のType−Bや図10Cに示す従来のType−Cのように、三重点部分にp+型ベース層3を形成して、p+型ベース層3間が広い部分をなくすことがある。また、例えば、図10Dに示す従来のType−Dのように、三重点部分にp+型領域を形成することもある。
国際公開2011/135995号公報
しかしながら、上述したType−BやType−Cでは、三重点部分のp+型ベース層3により、耐圧が低下することはないが、p+型ベース層3間の導通領域が減るため、オン抵抗が増大するという課題がある。また、上述したType−Dでは、三重点部分のp+型領域が小さいため、通常用いられるフォトプロセスのデザインルール以下の微細化が必要となり、p+型領域の形成が困難になるという課題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、ドレイン−ソース間耐圧を確保しつつ、オン抵抗を低減できる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置は、次の特徴を有する。第1導電型の半導体基板のおもて面に、前記半導体基板より低不純物濃度の第1導電型の第1半導体層が設けられる。前記第1半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側の表面層に選択的に第2導電型の第2半導体層が設けられる。前記第1半導体層および前記第2半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側の表面層に、前記第2半導体層より低不純物濃度の第2導電型の第3半導体層が設けられる。前記第3半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側の表面層に選択的に第1導電型の第1半導体領域が設けられる。前記第3半導体層を貫通して前記第1半導体層に達する第1導電型の第2半導体領域が設けられる。前記第1半導体領域と前記第2半導体領域とに挟まれた前記第3半導体層の表面上にゲート絶縁膜を介してゲート電極が設けられる。前記ゲート電極上に層間絶縁膜が設けられる。前記第1半導体領域と前記第3半導体層の表面にソース電極が設けられる。前記半導体基板の裏面にドレイン電極が設けられる。前記第2半導体層は、角の一部分が凸状に突き出た形状である。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記第2半導体層の平面形状は、六角形であり、前記六角形のうちの対向する2つの角のみが凸状に突き出た形状であることを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記半導体基板の半導体材料は、炭化珪素であることを特徴とする。
上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置の製造方法は、次の特徴を有する。まず、第1導電型の半導体基板のおもて面に、前記半導体基板より低不純物濃度の第1導電型の第1半導体層を形成する第1工程を行う。次に、前記第1半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側の表面層に選択的に第2導電型の第2半導体層を形成する第2工程を行う。次に、前記第1半導体層および前記第2半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側の表面層に、前記第2半導体層より低不純物濃度の第2導電型の第3半導体層を形成する第3工程を行う。次に、前記第3半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側の表面層に選択的に第1導電型の第1半導体領域を形成する第4工程を行う。次に、前記第3半導体層を貫通して前記第1半導体層に達する第1導電型の第2半導体領域を形成する第5工程を行う。次に、前記第1半導体領域と前記第2半導体領域とに挟まれた前記第3半導体層の表面上の少なくとも一部にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する第6工程を行う。次に、前記ゲート電極上に層間絶縁膜を形成する第7工程を行う。次に、前記第1半導体領域と前記第3半導体層の表面にソース電極を形成する第8工程と、前記半導体基板の裏面にドレイン電極を形成する第9工程を行う。前記第2工程は、前記第2半導体層を、角の一部分が凸状に突き出た形状に形成する。
上述した発明によれば、p+型ベース層(第2導電型の第2半導体層)の角の一部分が凸状に突き出た形状である。これにより、p+型ベース層の間隔は、直線部分の間隔より大きくなることがない。このため、p型ベース層(第2導電型の第3半導体層)の間の距離を広げても、空乏層がp+型ベース層に沿って横方向に広がりやすくなるため、n型打ち返し層(第1導電型の第2半導体領域)上のゲート絶縁膜に大きな電界がかからず、ソース・ドレイン間耐圧を十分に確保できる。この結果、p+型ベース層の間の距離を広げて、素子耐圧を十分保ちつつオン抵抗を小さくすることができる半導体装置を実現できる。
また、p+型ベース層の角の一部分が凸状に突き出た形状は、n型炭化珪素エピタキシャル層(第1導電型の第1半導体層)の表面に、イオン注入してp+型ベース層を形成する際のマスクを変更するだけでよい。このため、通常用いられるフォトプロセスのデザインルールで形成することが可能になりコストアップを招くことなく、半導体装置を作製することが可能になる。
本発明にかかる半導体装置および半導体装置の製造方法によれば、ドレイン−ソース間耐圧を確保しつつ、オン抵抗を低減できるという効果を奏する。
実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の構成を示す断面図である。 実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の構成を示す上面図である。 実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である(その1)。 実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である(その2)。 実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である(その3)。 実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である(その4)。 実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置において素子耐圧とp+型ベース層の間隔との関係を示す実測結果である。 実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置においてオン抵抗とp+型ベース層の間隔との関係を示す実測結果である。 従来の縦型SiC−MOSFETの構成を示す断面図である。 従来のIEMOSFETの構成を示す上面図である(Type−A)。 従来のIEMOSFETの構成を示す上面図である(Type−B)。 従来のIEMOSFETの構成を示す上面図である(Type−C)。 従来のIEMOSFETの構成を示す上面図である(Type−D)。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置および半導体装置の製造方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。本明細書および添付図面においては、nまたはpを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、nやpに付す+および−は、それぞれそれが付されていない層や領域よりも高不純物濃度および低不純物濃度であることを意味する。+および−を含めたnやpの表記が同じ場合は近い濃度であることを示し濃度が同等とは限らない。なお、以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。なお、本明細書では、ミラー指数の表記において、“−”はその直後の指数につくバーを意味しており、指数の前に“−”を付けることで負の指数をあらわしている。
(実施の形態)
本発明にかかる半導体装置は、シリコンよりバンドギャップが広いワイドバンドギャップ半導体を用いて構成される。実施の形態においては、ワイドバンドギャップ半導体として例えば炭化珪素(SiC)を用いて作製された炭化珪素半導体装置について、IEMOSFETを例に説明する。図1は、実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の構成を示す断面図である。
図1に示すように、実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置は、n+型炭化珪素基板(第1導電型の半導体基板)1の主面(おもて面)上にn型炭化珪素エピタキシャル層(第1導電型の第1半導体層)2が堆積されている。
+型炭化珪素基板1は、例えば窒素(N)がドーピングされた炭化珪素単結晶基板である。n型炭化珪素エピタキシャル層2は、n+型炭化珪素基板1よりも低い不純物濃度で例えば窒素がドーピングされてなる低濃度n型ドリフト層である。以下、n+型炭化珪素基板1単体、またはn+型炭化珪素基板1とn型炭化珪素エピタキシャル層2を併せて炭化珪素半導体基体とする。
図1に示すように、実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置は、ドレイン領域となるn+型炭化珪素基板1のn型炭化珪素エピタキシャル層2側に対して反対側の表面(炭化珪素半導体基体の裏面)には、裏面電極13が設けられている。裏面電極13は、ドレイン電極を構成する。また、外部装置と接続するための裏面電極パッド(不図示)が設けられている。
炭化珪素半導体基体のおもて面側には、MOS(金属−酸化膜−半導体からなる絶縁ゲート)構造(素子構造)が形成されている。具体的には、n型炭化珪素エピタキシャル層2のn+型炭化珪素基板1側に対して反対側(炭化珪素半導体基体のおもて面側)の表面層には、p+型ベース層(第2導電型の第2半導体層)3が選択的に設けられている。p+型ベース層3は、例えばアルミニウム(Al)がドーピングされている。
図2は、実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の構成を示す上面図である。図2に示すように、p+型ベース層3の角の一部分が凸状に突き出た形状20である。また、p+型ベース層3の平面形状は六角形であってもよい。この場合、六角形のうちの対向する2つの角のみが凸状に突き出た形状であってもよい。例えば、図2に示すように、x軸方向に他のp+型ベース層3と対向するp+型ベース層3の角のみが凸状に突き出た形状である。図2では、x軸方向であるが他の軸方向であってもかまわない。p+型ベース層3の角の一部分が凸状に突き出た形状であることで、p+型ベース層3の間隔は、直線部分の間隔Wより大きくなることがない。
+型ベース層3、および当該隣り合うp+型ベース層3に挟まれたn型炭化珪素エピタキシャル層2の表面には、p型炭化珪素エピタキシャル層(以下、p型ベース層とする、第2導電型の第3半導体層)4が選択的に堆積されている。p型ベース層4の不純物濃度は、p+型ベース層3の不純物濃度よりも低い。p型ベース層4は、例えばアルミニウムがドーピングされている。
+型ベース層3上のp型ベース層4の表面には、n+型ソース領域(第1導電型の第1半導体領域)5およびp+型コンタクト領域6が設けられている。また、n+型ソース領域5およびp+型コンタクト領域6は互いに接する。n+型ソース領域5は、p+型コンタクト領域6の外周に配置されている。
また、p型ベース層4の、n型炭化珪素エピタキシャル層2上の部分には、深さ方向にp型ベース層4を貫通しn型炭化珪素エピタキシャル層2に達するn型打ち返し層(第1導電型の第2半導体領域)7が設けられている。n型打ち返し層7は、n型炭化珪素エピタキシャル層2とともにドリフト領域を構成する。p型ベース層4の、n+型ソース領域5とn型打ち返し層7とに挟まれた部分の表面には、ゲート絶縁膜8を介してゲート電極9が設けられている。ゲート電極9は、ゲート絶縁膜8を介して、n型打ち返し層7の表面に設けられていてもよい。
図1では、1つと半分のMOS構造のみを図示しているが、複数のMOS構造が並列に配置されていてもよい。
層間絶縁膜10は、炭化珪素半導体基体のおもて面側の全面に、ゲート電極9を覆うように設けられている。ソース電極11は、層間絶縁膜10に開口されたコンタクトホールを介して、n+型ソース領域5およびp+型コンタクト領域6に接する。ソース電極11は、層間絶縁膜10によって、ゲート電極9と電気的に絶縁されている。ソース電極11上には、電極パッド12が設けられている。
(実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法)
次に、実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造方法について、例えば1200Vの耐圧クラスのIEMOSFETを作成する場合を例に説明する。図3〜6は、実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。まず、例えば2×1019/cm3程度の不純物濃度で窒素がドーピングされたn+型炭化珪素基板1を用意する。n+型炭化珪素基板1のおもて面の結晶学的面指数は、(000−1)に対して平行な面または4度以内に傾いた面である。次に、n+型炭化珪素基板1の(000−1)面上に、1.0×1018/cm3の不純物濃度で窒素がドーピングされた厚さ10μm程度のn型炭化珪素エピタキシャル層2を成長させる。ここで、図3に示される構造となる。
次に、フォトリソグラフィおよびエッチングによりイオン注入用の酸化膜マスクを形成し、イオン注入によってn型炭化珪素エピタキシャル層2の表面層に、p+型ベース層3を選択的に形成する。また、図2に示すようなp+型ベース層3の角の一部分が凸状に突き出た形状20となるように、酸化膜マスクを形成する。このイオン注入では、例えば、ドーパントをアルミニウムとし、p+型ベース層3の不純物濃度が1.0×1018/cm3となるようにドーズ量を設定してもよい。p+型ベース層3の幅および深さは、それぞれ13μmおよび0.5μmであってもよい。隣り合うp+型ベース層3間の間隔Wは、例えば2.0μmであってもよい。ここで、図4に示される構造となる。
次に、n型炭化珪素エピタキシャル層2の表面に、p型ベース層4となるp型炭化珪素エピタキシャル層を例えば0.5μmの厚さで成長させる。このとき、例えば、p型ベース層4の不純物濃度が2.0×1018/cm3となるようにアルミニウムがドーピングされたp型炭化珪素エピタキシャル層を成長させてもよい。
次に、フォトリソグラフィおよびイオン注入によって、p型ベース層4のn型炭化珪素エピタキシャル層2上の部分の導電型を反転させて、n型打ち返し層7を選択的に形成する。n型打ち返し層7の幅および深さは、それぞれ2.0μmおよび1.5μmであってもよい。n型打ち返し層7の不純物濃度が5.0×1018/cm3となるように窒素イオンをイオン注入してもよい。
次に、フォトリソグラフィおよびイオン注入によって、p+型ベース層3上のp型ベース層4の表面層に、n+型ソース領域5を選択的に形成する。次に、フォトリソグラフィおよびイオン注入によって、p+型ベース層3上のp型ベース層4の表面層に、p+型コンタクト領域6を選択的に形成する。ここで、図5に示される構造となる。
+型ベース層3、n+型ソース領域5、p+型コンタクト領域6、n型打ち返し層7を活性化させるための熱処理(アニール)を行う。このときの熱処理温度および熱処理時間は、それぞれ1620℃および20分間であってもよい。
+型ベース層3、n+型ソース領域5、p+型コンタクト領域6、n型打ち返し層7を形成する順序は種々変更可能である。
次に、炭化珪素半導体基体のおもて面側を熱酸化し、ゲート絶縁膜8を100nmの厚さで形成する。この熱酸化は、水素(H2)雰囲気中において1000℃程度の温度の熱処理によって行ってもよい。これにより、p型ベース層4およびn型炭化珪素エピタキシャル層2の表面に形成された各領域がゲート絶縁膜8で覆われる。
次に、ゲート絶縁膜8上に、ゲート電極9として、例えばリン(P)がドープされた多結晶シリコン層を形成する。次に、多結晶シリコン層をパターニングして選択的に除去し、p型ベース層4の、n+型ソース領域5とn型打ち返し層7とに挟まれた部分上に多結晶シリコン層を残す。このとき、n型打ち返し層7上に多結晶シリコン層を残してもよい。
次に、ゲート絶縁膜8を覆うように、層間絶縁膜10として例えばリンガラス(NSB:Nondoped Silicate Glass)を成膜する。層間絶縁膜10の厚さは1.0μmであってもよい。次に、層間絶縁膜10およびゲート絶縁膜8をパターニングして選択的に除去してコンタクトホールを形成し、n+型ソース領域5およびp+型コンタクト領域6を露出させる。次に、層間絶縁膜10を平坦化するための熱処理(リフロー)を行う。ここで、図6に示される構造となる。
次に、層間絶縁膜10の表面に、ソース電極11を成膜する。このとき、コンタクトホール内にもソース電極11を埋め込み、n+型ソース領域5およびp+型コンタクト領域6とソース電極11とを接触させる。次に、コンタクトホール以外のソース電極11を選択的に除去する。
次に、n+型炭化珪素基板1の表面(炭化珪素半導体基体の裏面)に、裏面電極13として例えばニッケル膜を成膜する。そして、例えば970℃の温度で熱処理し、n+型炭化珪素基板1と裏面電極13とのオーミック接合を形成する。次に、例えばスパッタ法によって、炭化珪素半導体基体のおもて面の全面にソース電極11および層間絶縁膜10を覆うように、電極パッド12を堆積する。電極パッド12の層間絶縁膜10上の部分の厚さは、例えば5μmであってもよい。電極パッド12は、例えば、1%の割合でシリコンを含んだアルミニウム(Al−Si)で形成してもよい。次に、電極パッド12を選択的に除去する。
次に、裏面電極12の表面に、裏面電極パッド13として例えばチタン(Ti)、ニッケル(Ni)および金(Au)をこの順に成膜する。次に、保護膜を表面に形成してもよい。これにより、図1に示すIEMOSFETが完成する。
次に、このようにして作成したSiC−MOSFETの電気特性の測定結果を図7、図8に示す。図7は実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置において素子耐圧とp+型ベース層の間隔との関係を示す実測結果である。図8は、実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置においてオン抵抗とp+型ベース層の間隔との関係を示す実測結果である。
ここで、図7、図8を測定した炭化珪素半導体装置のチップサイズは3mm角であり、オン時に電流の流れる活性領域の面積は5.27mm2であり、定格電流は25Aである。
例えば、p+型ベース層3の間隔が、2μmの場合で比較する。図7、図8に示すように、実施の形態のType−Eの場合、オン抵抗(RonA)は2.85mΩcm2と十分低い値を示し、初期の素子耐圧も1450Vと、1200V素子として十分良好な特性を示している。比較のために、従来のType−Aの形状で作成したSiC−MOSFETを測定したところ、オン抵抗は同等の2.8mΩcm2と十分低い値を示したが、素子耐圧が低いため、ソース・ドレイン間に880V印加したところで、ゲート絶縁膜が破壊されてしまった。
また、従来のType−BおよびType−Cの形状で作成したSiC−MOSFETを測定したところ、耐圧は1450Vと良好な値であったが、オン抵抗は、それぞれ2.9mΩcm2および2.95mΩcm2と大きかった。このことから実施の形態の炭化珪素半導体装置は十分な素子耐圧を維持しながら、オン抵抗を低減できる。
以上、説明したように、実施の形態にかかる炭化珪素半導体装置によれば、p+型ベース層の角の一部分が凸状に突き出た形状である。これにより、p+型ベース層の間隔は、直線部分の間隔より大きくなることがない。このため、p型ベース層の間の距離を広げても、空乏層がp+型ベース層に沿って横方向に広がりやすくなるため、n型打ち返し層上のゲート絶縁膜に大きな電界がかからず、ソース・ドレイン間耐圧を十分に確保できる。この結果、p+型ベース層の間の距離を広げて、素子耐圧を十分保ちつつオン抵抗を小さくすることができる半導体装置を実現できる。
また、p+型ベース層の角の一部分が凸状に突き出た形状は、n型炭化珪素エピタキシャル層の表面に、イオン注入してp+型ベース層を形成する際のマスクを変更するだけでよい。このため、通常用いられるフォトプロセスのデザインルールで形成することが可能になりコストアップを招くことなく、半導体装置を作製することが可能になる。
以上において本発明は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であり、上述した各実施の形態において、例えば各部の寸法や不純物濃度等は要求される仕様等に応じて種々設定される。また、上述した各実施の形態では、MOSFETを例に説明しているが、これに限らず、所定のゲート閾値電圧に基づいてゲート駆動制御されることで電流を導通および遮断する種々な炭化珪素半導体装置にも広く適用可能である。例えば、MOSFETとは異なる導電型の半導体基板を用いることで、IGBTに適用することができる。また、上述した各実施の形態では、ワイドバンドギャップ半導体として炭化珪素を用いた場合を例に説明しているが、炭化珪素以外の例えば窒化ガリウム(GaN)などのワイドバンドギャップ半導体にも適用可能である。また、各実施の形態では第1導電型をn型とし、第2導電型をp型としたが、本発明は第1導電型をp型とし、第2導電型をn型としても同様に成り立つ。
以上のように、本発明にかかる半導体装置および半導体装置の製造方法は、電力変換装置や種々の産業用機械などの電源装置などに使用される高耐圧半導体装置に有用である。
1 n+型炭化珪素基板
2 n型炭化珪素エピタキシャル層
3 p+型ベース層
4 p型ベース層
5 n+型ソース領域
6 p+型コンタクト領域
7 n型打ち返し層
8 ゲート絶縁膜
9 ゲート電極
10 層間絶縁膜
11 ソース電極
12 電極バッド
13 裏面電極
20 凸状に突き出た形状

Claims (4)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板のおもて面に設けられた、前記半導体基板より低不純物濃度の第1導電型の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側の表面層に選択的に設けられた第2導電型の第2半導体層と、
    前記第1半導体層および前記第2半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側の表面層に設けられた、前記第2半導体層より低不純物濃度の第2導電型の第3半導体層と、
    前記第3半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側の表面層に選択的に設けられた第1導電型の第1半導体領域と、
    前記第3半導体層を貫通して前記第1半導体層に達する第1導電型の第2半導体領域と、
    前記第1半導体領域と前記第2半導体領域とに挟まれた前記第3半導体層の表面上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、
    前記ゲート電極上に設けられた層間絶縁膜と、
    前記第1半導体領域と前記第3半導体層の表面に設けられたソース電極と、
    前記半導体基板の裏面に設けられたドレイン電極と、
    を備え、
    前記第2半導体層は、角の一部分が凸状に突き出た形状であることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2半導体層の平面形状は、六角形であり、前記六角形のうちの対向する2つの角のみが凸状に突き出た形状であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体基板の半導体材料は、炭化珪素であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 第1導電型の半導体基板のおもて面に、前記半導体基板より低不純物濃度の第1導電型の第1半導体層を形成する第1工程と、
    前記第1半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側の表面層に選択的に第2導電型の第2半導体層を形成する第2工程と、
    前記第1半導体層および前記第2半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側の表面層に、前記第2半導体層より低不純物濃度の第2導電型の第3半導体層を形成する第3工程と、
    前記第3半導体層の、前記半導体基板側に対して反対側の表面層に選択的に第1導電型の第1半導体領域を形成する第4工程と、
    前記第3半導体層を貫通して前記第1半導体層に達する第1導電型の第2半導体領域を形成する第5工程と、
    前記第1半導体領域と前記第2半導体領域とに挟まれた前記第3半導体層の表面上の少なくとも一部にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する第6工程と、
    前記ゲート電極上に層間絶縁膜を形成する第7工程と、
    前記第1半導体領域と前記第3半導体層の表面にソース電極を形成する第8工程と、
    前記半導体基板の裏面にドレイン電極を形成する第9工程と、
    を備え、
    前記第2工程は、前記第2半導体層を、角の一部分が凸状に突き出た形状に形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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