JP2018064033A - 半導体装置、表示装置および電子機器 - Google Patents

半導体装置、表示装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体素子の特性の低下を抑えることが可能な半導体装置、この半導体装置を用いた表示装置および電子機器を提供する。【解決手段】基板と、前記基板上に設けられた導電膜と、前記導電膜を間にして、前記基板上に設けられた半導体素子と、前記半導体素子と前記導電膜との間に設けられた多孔質性の有機絶縁膜とを備えた半導体装置。【選択図】図1

Description

本技術は、基板上に半導体素子を有する半導体装置、この半導体装置を用いた表示装置および電子機器に関する。
近年、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)等の半導体素子は、様々な分野の電子機器に活用されている(例えば、特許文献1,2)。半導体素子を含む半導体装置では、しばしば有機絶縁膜が使用される。
特開2013−235598号公報 特開2014−103410号公報
このような半導体装置では、薄膜トランジスタ等の半導体素子の特性の低下を抑えることが望まれている。
半導体素子の特性の低下を抑えることが可能な半導体装置、この半導体装置を用いた表示装置および電子機器を提供することが望ましい。
本技術の一実施の形態に係る半導体装置は、基板と、基板上に設けられた導電膜と、導電膜を間にして、基板上に設けられた半導体素子と、半導体素子と前記導電膜との間に設けられた多孔質性の有機絶縁膜とを備えたものである。
本技術の一実施の形態に係る表示装置は、基板と、基板上に設けられた導電膜と、導電膜を間にして、基板上に設けられた半導体素子と、半導体素子と導電膜との間に設けられた多孔質性の有機絶縁膜と、半導体素子上に設けられ、複数の画素を含む表示素子層とを備えたものである。
本技術の一実施の形態に係る電子機器は、上記本技術の表示装置を備えたものである。
本技術の一実施の形態に係る半導体装置、表示装置および電子機器では、半導体素子と導電膜との間に、多孔質性の有機絶縁膜を用いているので、無孔性の有機絶縁材料を用いた場合と比較して有機絶縁膜の比誘電率が低くなる。
本技術の一実施の形態に係る半導体装置、表示装置および電子機器によれば、多孔質性の有機絶縁膜を設けるようにしたので、基板上の導電膜と半導体素子との不要な相互作用を抑えることができる。よって、半導体素子の特性の低下を抑えることができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれの効果であってもよい。
本技術の一実施の形態に係る表示装置の概略構成を表す断面模式図である。 図1に示した半導体装置の構成を表す断面図である。 図2に示した有機絶縁膜の他の例について説明するための断面図である。 図1に示した表示装置の配線構成を説明するための平面模式図である。 図1に示した表示装置の製造方法の一工程を表す断面模式図である。 図5Aに続く工程を表す断面模式図である。 図5Bに続く工程を表す断面模式図である。 図5Cに続く工程を表す断面模式図である。 図5Dに続く工程を表す断面模式図である。 図6Aに続く工程を表す断面模式図である。 比較例に係る半導体装置の概略構成を表す断面模式図である。 変形例に係る半導体装置の概略構成を表す断面模式図である。 図8に示した電界遮蔽層の構成について説明するための平面図である。 表示装置の機能構成を表すブロック図である。 撮像装置の構成を表すブロック図である。 電子機器の構成を表すブロック図である。
以下、本技術の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(多孔質の有機絶縁膜を有する表示装置の例)
2.変形例(電界遮蔽層(導電膜)が選択的な領域に設けられている例)
3.表示装置の機能構成例
4.撮像装置の例
5.電子機器の例
<実施の形態>
[構成]
図1は、本技術の一実施の形態に係る表示装置(表示装置1)の断面構成を模式的に表したものである。表示装置1は、例えば有機電界発光(EL:Electro-Luminescence)装置であり、半導体装置10上に表示素子層15を備えたものである。
図2は、半導体装置10の構成を表している。半導体装置10は、基板11上に、例えば電界遮蔽層12、絶縁膜13およびTFT層14をこの順に有している。TFT層14にはTFT10aが設けられている。基板11の裏面(電界遮蔽層12が形成されている面と反対側の面)には、金属薄膜16が形成されている(図1)。
基板11は、例えば可撓性基板(可撓性を有する基板)である。この基板11の構成材料としては、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート),PI(ポリイミド),PC(ポリカーボネート)またはPEN(ポリエチレンナフタレート)などの樹脂材料が挙げられる。この他にも、例えばポリアミド、SOG(スピンオングラス:spin-on-glass)、ポリエーテルサルフォン(PES)等が挙げられる。また、樹脂材料に限らず、ステンレス鋼(SUS)などの金属膜に絶縁材料を成膜したものが用いられてもよい。あるいは、基板11は、例えばガラスなどのリジッドな材料から構成されていても構わない。
電界遮蔽層12は、例えば基板11の全面にわたり連続して設けられ、固定電位に保持されている(電界遮蔽層12には固定電位が供給されている)。具体的には、電界遮蔽層12は、グランド(GND)電位(例えば0V)に保持される。詳細は後述するが、このような電界遮蔽層12を設けることにより、バイアスストレスに起因するTFT10aの閾値電圧の変動を抑えることができる。ここでは電界遮蔽層12が、本技術の「導電膜」の一具体例である。
電界遮蔽層12の構成材料としては、導電膜、望ましくは透明導電膜が挙げられる。透明導電膜としては、例えば、インジウム,ガリウム,亜鉛,スズ,チタンおよびニオブ等のうちの少なくとも1種の元素の酸化物を主成分として含む酸化物半導体が挙げられる。中でも、透明導電膜として、例えば600nm以上1100nm以下の波長の光を吸収しにくい材料、または縮体半導体が用いられることが望ましい。一例としては、ITO、IZO、n型の不純物が高濃度で拡散されたアモルファスシリコン(n+型a−Si)が挙げられる。電界遮蔽層12は、これらの材料を含む単層膜であってもよいし、積層膜であってもよい。このような透明導電膜が用いられることにより、上層、例えばTFT層14および表示素子層15等に形成された金属配線において、欠陥箇所を修復する際(レーザーリペアの際)に、レーザ光による破損を生じにくくすることができる。但し、電界遮蔽層12としては、上述した透明導電膜に限らず、例えばモリブデン(Mo)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)等の金属が用いられても構わない。
電界遮蔽層12の厚みは、例えば10nm以上300nm以下であり、具体的には20nmである。電界遮蔽層12のシート抵抗は、例えば1Ω/cm2以上1MΩ/cm2以下であり、特に本実施の形態のように絶縁膜13が有機絶縁膜13Aを含む場合、1kΩ/cm2以上(例えば1kΩ/cm2程度)であることが望ましい。シート抵抗の値が1kΩ/cm2以上であることにより、TFT層14における不良箇所からのリーク電流に起因する焼損を抑制できるためである。
絶縁膜13は、例えば電界遮蔽層12を覆い、基板11の全面にわたって設けられている。この絶縁膜13は、電界遮蔽層12の側から順に、有機絶縁膜13Aと、無機絶縁膜13Bとを有している。例えば、有機絶縁膜13Aおよび無機絶縁膜13Bがともに、基板11の全面にわたって設けられている。
有機絶縁膜13Aは、電界遮蔽層12を覆うように形成され、例えば電界遮蔽層12が形成された基板11の表面を平坦化する役割を担っている。本実施の形態では、この有機絶縁膜13Aが多孔質性の有機絶縁材料により構成されており、複数の気孔(空隙)13APを含んでいる。詳細は後述するが、これにより有機絶縁膜13Aの比誘電率が下がり、TFT10aの特性の低下を抑えることができる。
有機絶縁膜13Aは、例えば多孔質性のポリイミドまたはシロキサン系化合物等の有機絶縁材料により構成されている。気孔13APの孔径は、nm単位であってもよく、μm単位であってもよい。気孔13APの孔径は、例えば0.1μm〜5μmである。有機絶縁膜13Aの気孔率は例えば30%〜80%である。有機絶縁膜13Aの厚みは例えば4μm以上20μm以下である。
図3に示したように、有機絶縁膜13Aは平坦な最表層13A−1を有していてもよい。最表層13A−1は、有機絶縁膜13Aのうち、無機絶縁膜13Bとの界面に設けられており、気孔13APを有していない部分である。平坦な最表層13A−1は気孔13APに起因した凹凸がないので、無機絶縁膜13Bと良好な界面を形成することができる。
無機絶縁膜13Bは、TFT層14と有機絶縁膜13Aとの間に設けられ、TFT層14の半導体層141(後述)の下面に接している。無機絶縁膜13Bは、例えば半導体層141との間で良好な界面を形成する役割を担っている。この無機絶縁膜13Bは、例えば酸化シリコン(SiOx),窒化シリコン(SiN),酸窒化シリコン(SiON)およびリン(P)がドープされたSiOのうちの少なくとも1種を含む単層膜または積層膜である。また、酸化アルミニウム(Al23)が用いられてもよい。無機絶縁膜13Bの厚みは、例えば200nm以上1000nm以下である。
TFT層14のTFT10aは、例えば、トップゲート型の薄膜トランジスタであり、絶縁膜13上の選択的な領域に半導体層141を有している。この半導体層141上に、ゲート絶縁膜142を介してゲート電極143が形成されている。これらの半導体層141、ゲート絶縁膜142およびゲート電極143を覆うように、保護膜144と層間絶縁膜146Aとが設けられている。保護膜144および層間絶縁膜146Aには、半導体層141の一部に対向して、コンタクトホールH1が設けられている。層間絶縁膜146A上には、そのコンタクトホールH1を埋め込むように、ソース・ドレイン電極145が形成され、これらの層間絶縁膜146Aおよびソース・ドレイン電極145を覆って、層間絶縁膜146Bが形成されている。TFT10aが、本技術の「半導体素子」の一具体例に相当する。
半導体層141は、絶縁膜13上にパターン形成されている。この半導体層141は、ゲート電極143と対向する領域にチャネル領域(活性層)を含んでいる。半導体層141は、例えば、インジウム(In),ガリウム(Ga),亜鉛(Zn),スズ(Sn),チタン(Ti)およびニオブ(Nb)等のうちの少なくとも1種の元素の酸化物を主成分として含む酸化物半導体から構成されている。具体的には、酸化インジウム錫亜鉛(ITZO),酸化インジウムガリウム亜鉛(IGZO: InGaZnO),酸化亜鉛(ZnO),酸化インジウム亜鉛(IZO),酸化インジウムガリウム(IGO),酸化インジウム錫(ITO)および酸化インジウム(InO)等が挙げられる。あるいは、半導体層141は、低温多結晶シリコン(LTPS)または非結晶シリコン(a−Si)等から構成されていても構わない。
ゲート絶縁膜142は、例えば酸化シリコン(SiOx)、窒化シリコン(SiNx)、酸窒化シリコン(SiON)および酸化アルミニウム(AlOx)等のうちの1種よりなる単層膜、またはそれらのうちの2種以上よりなる積層膜から構成されている。
ゲート電極143は、印加されるゲート電圧(Vg)によって半導体層141中のキャリア密度を制御すると共に、電位を供給する配線としての機能を有するものである。このゲート電極143の構成材料は、例えば、チタン(Ti),タングステン(W),タンタル(Ta),アルミニウム(Al),モリブデン(Mo),銀(Ag),ネオジウム(Nd)および銅(Cu)のうちの1種を含む単体および合金が挙げられる。あるいは、それらのうちの少なくとも1種を含む化合物および2種以上を含む積層膜であってもよい。また、例えばITO等の透明導電膜が用いられても構わない。
保護膜144は、例えば酸化チタン,酸化アルミニウム,酸化インジウムまたは酸化スズ等により構成され、水蒸気バリア膜として機能するものである。
層間絶縁膜146A,146Bは、例えば、アクリル系樹脂、ポリイミド(PI)、ノボラック系樹脂等の有機材料により構成されている。あるいは、層間絶縁膜146Aには、例えばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜および酸化アルミニウム等の無機材料が用いられてもよい。
ソース・ドレイン電極145は、TFT10aのソースまたはドレインとして機能するものであり、例えば、上記ゲート電極143の構成材料として列挙したものと同様の金属または透明導電膜を含んで構成されている。このソース・ドレイン電極145としては、電気伝導性の良い材料が選択されることが望ましい。
表示素子層15は、複数の画素(後述の図4の画素PXL)を含むと共に、TFT10aが複数配置されたバックプレーンにより表示駆動される表示素子を含んでいる。表示素子としては、例えば有機EL素子などが挙げられる。有機EL素子は、TFT層14側から順に、例えばアノード電極、有機電界発光層およびカソード電極を有する。アノード電極は、TFT10aのソース・ドレイン電極145に接続されている。カソード電極には、例えば後述の配線WL2などを通じて、各画素に共通のカソード電位が供給されるようになっている。
金属薄膜16は、例えば基板11が可撓性基板(有機材料からなる基板)である場合等に、基板11の保護および補強等を目的として基板11の裏面側に貼り合わせられるものである。基板11が金属膜を用いて構成される場合やガラスなどから構成される場合には、この金属薄膜16は設けられていなくともよい。
図4は、表示装置1の配線構成(バックプレーンの構成)を説明するための平面模式図である。
基板11上の表示領域110Aには、Y方向に沿って配線WL1が、X方向に沿って配線WL2がそれぞれ配置されている。表示領域110Aの周辺領域110Bには、配線WL1,WL2に電位を供給するための端子部120,121が配置されている。
配線WL1,WL2は、例えば信号線、走査線、電源線および共通電位線などのうちのいずれかとして機能するものであり、これらの配線WL1,WL2の交わる点が1つの画素PXLに相当する。配線WL1,WL2は、表示領域110Aから周辺領域110Bまで延設されており、周辺領域110Bにおいて、端子部120,121に接続されている。配線WL2は、例えば共通電位線(カソード線)を含み、周辺領域110Bにおいて、端子部120に接続されている。配線WL1は例えば配線WL11,WL12を含んでおり(後述の図9参照)、配線WL11が電源線、配線WL12が信号線として機能する。
端子部120,121は、配線WL1,WL2に電位を供給するためのものであり、図示しない電源に接続される。これらのうち、端子部120は、例えばカソード電位等の固定電位を供給する端子部を含んでいる。ここでは、端子部120,121が、矩形状の基板11の2辺に設けられている構成を例示しているが、端子部120,121は、基板11の1辺にのみ設けられていてもよいし、3辺または4辺に設けられていても構わない。
図4にはTFT10aを図示していないが、ここでは、1つの画素PXLに1つのTFT10aが配置された場合を想定している。但し、TFT10aの数は限定されず、1つの画素PXLに、2以上のTFT10aが配置されていてもよい。
[製造方法]
上記のような表示装置1は、例えば次のようにして製造することができる。図5A〜図6Bは、表示装置1の製造プロセスを工程順に表したものである。
まず、図5Aに示したように、例えば可撓性基板よりなる基板11の裏面に、ガラスなどよりなる支持基板210を貼り合わせた後、基板11上に、上述した材料(例えば透明導電膜材料)よりなる電界遮蔽層12を成膜する。成膜手法としては、例えばスパッタ法が挙げられ、膜厚は例えば20nmとすることができる。
続いて、図5Bに示したように、電界遮蔽層12上に、上述した材料および厚みよりなる多孔質性の有機絶縁膜13Aを形成する。この際、例えばスピンコート法により上記多孔質性の有機絶縁材料を塗布した後、例えば所定の温度で焼成処理を行うことで、気孔13APを有する有機絶縁膜13Aを形成することができる。例えば、この焼成処理により平坦な最表層13A−1が形成されてもよい。
続いて、図5Cに示したように、有機絶縁膜13A上に、上述した材料および厚みよりなる無機絶縁膜13Bを形成する。形成手法としては、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition;化学気相成長)法が挙げられる。
次に、図5Dに示したように、TFT層14を形成する。一例としては、図2に示したTFT10aを形成する。具体的には、まず、絶縁膜13上に上述した材料(例えば酸化物半導体)よりなる半導体層141を、例えばスパッタ法等により成膜した後、例えばフォトリソグラフィおよびエッチングにより、所定の形状にパターニングする。続いて、上述した材料よりなるゲート絶縁膜142を、例えばCVD法等を用いて成膜する。この後、ゲート絶縁膜142上に、上述した材料からなるゲート電極143を、パターン形成した後、このゲート電極143をマスクとしてゲート絶縁膜142をエッチングすることでゲート絶縁膜142をパターニングする。続いて、保護膜144および層間絶縁膜146Aを形成した後、半導体層141の一部に対向する領域に、コンタクトホールH1を形成する。この後、層間絶縁膜146A上に、コンタクトホールH1を埋め込むように、上述した金属材料よりなるソース・ドレイン電極145を形成する。これにより、TFT10aを形成することができる。
続いて、図6Aに示したように、TFT層14上に、表示素子層15を形成する。例えば表示素子層15が有機EL素子を含む場合には、TFT層14上に、例えばアノード電極、有機電界発光層、およびカソード電極を含む表示素子層15を形成する。
次に、図6Bに示したように、支持基板210の裏面側からレーザ光Lを照射して支持基板210を基板11から剥離する。所謂LLO(Laser Lift Off)の工程である。このとき、多孔質性の有機絶縁膜13Aでは、気孔13APによりレーザ光Lによる衝撃が緩和される。これにより、TFT10aの特性および信頼性の低下を抑えることができる。最後に、基板11の裏面に金属薄膜16を形成することにより、図1に示した表示装置1が完成する。
[作用、効果]
本実施の形態の表示装置1では、外部から入力される映像信号に基づいて、表示素子層15の各画素が表示駆動され、映像表示がなされる。このとき、半導体装置10のTFT層14では、例えば画素毎にTFT10aが電圧駆動される。具体的には、ある画素のTFT10aのゲート電極143に閾値電圧以上の電圧が供給されると、半導体層141が活性化され(チャネルを形成し)、これにより、一対のソース・ドレイン電極145間に電流が流れる。
本実施の形態の半導体装置10では、電界遮蔽層12とTFT層14との間に多孔質性の有機絶縁膜13Aが設けられているので、無孔性の有機絶縁膜(後述の図7の有機絶縁膜130A)を設けた場合と比べて、電界遮蔽層12とTFT10aとの不要な相互作用を抑えることができる。以下、これについて比較例を用いて説明する。
図7は、比較例にかかる半導体装置(半導体装置100)の断面構成を表したものである。この半導体装置100は、電界遮蔽層12とTFT層14との間に無孔性の有機絶縁膜(有機絶縁膜130A)を有するものである。
半導体装置10,100に設けられた電界遮蔽層12は、バイアスストレスに起因するTFT10aの閾値電圧の変動を抑えるためのものである。以下、これについて説明する。
TFTのゲート電極に閾値電圧以上の電圧を印加し、ソース・ドレイン電極間に電流が流れると、基板と半導体層との間に電界が生じる。電界遮蔽層12が設けられていない場合には、この電界が基板に到達し、基板内で原因物質の発生が誘起される。あるいは、基板表面に電荷が発生する。このような原因物質や電荷が半導体層に影響を及ぼすので、バイアスストレスに起因したTFTの閾値電圧の変動が生じる。
一方、半導体装置10,100では、基板11とTFT10aとの間に電界遮蔽層12が設けられているので、上記の電界が遮蔽される。即ち、電界に起因した基板11内での原因物質の発生や基板11表面の電荷の発生を防ぐことができる。よって、バイアスストレスに起因するTFT10aの閾値電圧の変動を抑えることができる。
しかしながら、半導体装置100では、この電界遮蔽層12に起因してTFT10aの特性が低下する虞がある。具体的には、電界遮蔽層12と半導体層141,ゲート電極143またはソース・ドレイン電極145との間の寄生容量の発生や、電界遮蔽層12に起因したバックチャネル効果である。ここで、バックチャネル効果とは、電界遮蔽層12のグランド電位が、意図せずに半導体層141の電位を下げることから、ゲート電極143によるキャリア誘起の妨げとなり、結果的に閾値電圧を高電圧化してしまう現象である。一般的に知られているデュアルゲート構造のTFTのように、電界遮蔽層12がバックチャネル側から制御する第2のゲート電極として機能し、そこへ0Vが印加された状態と等価となる。この結果、所望のドレイン電流を得るために本来のゲート電極143へ印加される電圧が上昇し、デバイス全体としても消費電力の増加を招くことになる。
これに対し、半導体装置10では、電界遮蔽層12とTFT層14との間に、多孔質性の有機絶縁膜13Aが設けられている。換言すれば、有機絶縁膜13Aが複数の気孔13APを含んでいる。無孔性の有機絶縁膜130Aに比べて、多孔質性の有機絶縁膜13Aの比誘電率は低くなる。これにより、電界遮蔽層12とTFT10aとの間の寄生容量は小さくなり、電界遮蔽層12に起因したバックチャネル効果も小さくなる。
また、電界遮蔽層12とTFT層14との間に、有機絶縁膜13Aとともに無機絶縁膜13Bが設けられているので、電界遮蔽層12とTFT層14との距離を十分に保ち、寄生容量および電界遮蔽層12に起因したバックチャネル効果の影響をより小さくすることができる。
このように、本実施の形態の半導体装置10では、電界遮蔽層12によりバイアスストレスに起因するTFT10aの閾値電圧の変動を抑えるとともに、多孔質性の有機絶縁膜13Aにより電界遮蔽層12とTFT10aとの間の不要な相互作用を抑えることができる。よって、TFT10aの特性の低下を抑えることができる。
以上説明したように本実施の形態では、電界遮蔽層12とTFT層14との間に多孔質性の有機絶縁膜13Aを設けるようにしたので、TFT10aの閾値電圧の変動を抑えるとともに、TFT10aの特性の低下を抑えることができる。
また、有機絶縁膜13Aが平坦な最表層13A−1を有することにより、無機絶縁膜13Bとの間に良好な界面が形成される。これにより、半導体装置10の特性および信頼性を高めるとともに、欠陥の発生を抑えることができる。
更に、多孔質性の有機絶縁膜13Aは、無孔性の有機絶縁膜130Aに比べて、断熱性が高いので製造プロセスの高温化が可能となる。高温での製造が可能となることにより、半導体特性を向上させることができる。
加えて、多孔質性の有機絶縁膜13Aは、無孔性の有機絶縁膜130Aに比べて、内部応力が低いので、製造工程での有機絶縁膜13Aの膜剥がれを防ぐことができる。また、膜剥がれしにくいことにより、有機絶縁膜13Aの厚みを大きくして、電界遮蔽層12とTFT10aとの寄生容量をより小さくすることも可能となる。更に、多孔質性の有機絶縁膜13Aは、曲げ等の力が加えられた場合にも気孔13APがつぶれるので、表示素子層15への衝撃が抑えられる。よって、折り曲げ可能な表示装置1に好適である。加えて、前述のように、多孔質性の有機絶縁膜13Aでは、レーザ光Lを照射する際(図6B)に、その衝撃が緩和される。具体的には、レーザ光Lを照射した際には、可撓性の基板11が昇華して衝撃波が発生するが、この衝撃波が気孔13APに吸収されるので、表示素子層15には伝播しにくくなる。したがって、LLO工程を要する表示装置、即ち、可撓性の基板11を有する表示装置1に好適である。
以下の表1は、多孔質性のポリイミドからなる有機絶縁膜13Aの特性を表したものである(タイプA〜C)。これらタイプA〜Cの多孔質性の有機絶縁膜13Aと、タイプDの無孔性の有機絶縁膜130Aとの物性を以下の表2〜4で比較する。
Figure 2018064033
タイプAの有機絶縁膜13Aは、気孔13APの孔径が1μm〜数μm、気孔率が60〜80%、最表面にも開孔を有し、固形分が〜15wt%、粘度が0.1Pa・s〜10Pa・sのものである。タイプBの有機絶縁膜13Aは、気孔13APの孔径が1μm〜数μm、気孔率が50〜80%、最表面に開孔は無く(図3の最表層13A−1を有する)、固形分が〜25wt%、粘度が0.1Pa・s〜100Pa・sのものである。タイプCの有機絶縁膜13Aは、気孔13APの孔径が〜300nm、気孔率が30〜70%、最表面にも開孔を有し、固形分が〜20wt%、粘度が0.1Pa・s〜100Pa・sのものである。上記の粘度は全て30℃のものである。
表2は、タイプCの有機絶縁膜13Aの誘電率と無孔性の有機絶縁膜130A(タイプD)の誘電率とを表している。
Figure 2018064033
タイプDの有機絶縁膜130Aの誘電率は3.2であったのに対し、タイプCの有機絶縁膜13A(気孔率65%)の誘電率は1.70であった。このように、多孔質性の有機絶縁膜13Aは、無孔性の有機絶縁膜130Aに比べて誘電率が下がる。このため、有機絶縁膜13Aを用いることにより、電界遮蔽層12とTFT10aとの間の寄生容量は小さくなり、電界遮蔽層12に起因したバックチャネル効果も小さくなる。
表3は、タイプBの有機絶縁膜13Aの熱伝導率とタイプDの有機絶縁膜130Aの熱伝導率とを表したものである。
Figure 2018064033
タイプDの有機絶縁膜130Aの熱伝導率は0.19W/m・Kであったのに対し、タイプBの有機絶縁膜13A(気孔率70%)の熱伝導率は0.052W/m・Kであった。このように、多孔質性の有機絶縁膜13Aは、無孔性の有機絶縁膜130Aに比べて熱伝導率が小さくなる。このような断熱性の高い有機絶縁膜13Aでは、製造プロセスを高温化することが可能となる。
表4は、タイプBの有機絶縁膜13Aの弾性率とタイプDの有機絶縁膜130Aの弾性率とを表したものである。
Figure 2018064033
タイプDの有機絶縁膜130Aの弾性率は2760MPaであったのに対し、タイプBの有機絶縁膜130A(気孔率73%,55%)の弾性率は500MPa,960MPaであった。このように、多孔質性の有機絶縁膜13Aは、無孔性の有機絶縁膜130Aに比べて弾性率が低くなる。即ち、内部応力が低くなるので、製造工程における膜剥がれを防ぐことができる。また、膜剥がれが生じにくい半導体装置10では、有機絶縁膜130Aの厚みを大きくしやすいので、より、電界遮蔽層12とTFT10aとの間の寄生容量を小さくすることができる。
以下、本実施の形態の変形例について説明するが、以降の説明において上記実施の形態と同一構成部分については同一符号を付してその説明は適宜省略する。
<変形例>
図8は、上記実施の形態の変形例に係る半導体装置(半導体装置10A)の断面構成を表したものである。この半導体装置10Aの電界遮蔽層(電界遮蔽層12A)は、基板11上の選択的な領域に設けられている。この点を除き、半導体装置10Aは上記実施の形態の半導体装置10と同様の構成を有し、その作用および効果も同様である。
図9は、配線WL1,WL2とともに電界遮蔽層12Aの平面構成を表したものである。電界遮蔽層12Aは、例えば、島状部分12Aaと、この島状部分12Aaと電気的に接続された配線部分12Abとを有している。島状部分12Aaは、例えば画素PXL毎に設けられ、例えばTFT10aの半導体層141と平面視的に重なる形状を有している。配線部分12Abは、画素PXL毎に、例えばX方向(配線WL2と平行な方向)に沿って延在している。各配線部分12Abに、1列分の画素PXLに設けられた島状部分12Aaが連結されている。電界遮蔽層12Aも、電界遮蔽層12と同様に、固定電位に保持されている。
この半導体装置10Aは、上記半導体装置10と同様に、電界遮蔽層12Aにより、バイアスストレスに起因するTFT10aの閾値電圧の変動を抑えるとともに、多孔質性の有機絶縁膜13Aにより、電界遮蔽層12AとTFT10aとの間の不要な相互作用を抑えることができる。更に、基板11上の選択的な領域に設けられた電界遮蔽層12Aは、電界遮蔽層12AとTFT10aとの間の寄生容量および、配線WL1と配線部分12Abとが交差する領域の寄生容量を小さくすることができる。
<機能構成例>
図10は、上記実施の形態等において説明した表示装置1の機能ブロック構成を表すものである。
表示装置1は、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、映像として表示するものであり、上述した有機ELディスプレイの他にも、例えば液晶ディスプレイなどにも適用される。表示装置1は、例えばタイミング制御部21と、信号処理部22と、駆動部23と、表示画素部24とを備えている。
タイミング制御部21は、各種のタイミング信号(制御信号)を生成するタイミングジェネレータを有しており、これらの各種のタイミング信号を基に、信号処理部22等の駆動制御を行うものである。信号処理部22は、例えば、外部から入力されたデジタルの映像信号に対して所定の補正を行い、それにより得られた映像信号を駆動部23に出力するものである。駆動部23は、例えば走査線駆動回路および信号線駆動回路などを含んで構成され、各種制御線を介して表示画素部24の各画素を駆動するものである。表示画素部24は、例えば有機EL素子または液晶表示素子等の表示素子(上述の表示素子層15)と、表示素子を画素毎に駆動するための画素回路とを含んで構成されている。これらのうち、例えば、駆動部23または表示画素部24の一部を構成する各種回路に、上述のTFT10aが用いられる。
<表示装置以外の適用例>
上記実施の形態等では、有機絶縁膜13Aを有する半導体装置10,10Aの適用例として表示装置1を例に挙げて説明したが、半導体装置10,10Aは、表示装置1の他にも、図11に示したような撮像装置(撮像装置2)に用いられてもよい。
撮像装置2は、例えば画像を電気信号として取得する固体撮像装置であり、例えばCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどから構成されている。撮像装置2は、例えばタイミング制御部25と、駆動部26と、撮像画素部27と、信号処理部28とを備えている。
タイミング制御部25は、各種のタイミング信号(制御信号)を生成するタイミングジェネレータを有しており、これらの各種のタイミング信号を基に、駆動部26の駆動制御を行うものである。駆動部26は、例えば行選択回路、AD変換回路および水平転送走査回路などを含んで構成され、各種制御線を介して撮像画素部27の各画素から信号を読み出す駆動を行うものである。撮像画素部27は、例えばフォトダイオードなどの撮像素子(光電変換素子)と、信号読み出しのための画素回路とを含んで構成されている。信号処理部28は、撮像画素部27から得られた信号に対して様々な信号処理を施すものである。これらのうち、例えば、駆動部26または撮像画素部27の一部を構成する各種回路に、上述のTFT10aが用いられる。
<電子機器の例>
上記実施の形態等において説明した表示装置1(または撮像装置2)は、様々なタイプの電子機器に用いることができる。図12に、電子機器3の機能ブロック構成を示す。電子機器3としては、例えばテレビジョン装置、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、タブレット型PC、携帯電話機、デジタルスチルカメラおよびデジタルビデオカメラ等が挙げられる。
電子機器3は、例えば上述の表示装置1(または撮像装置2)と、インターフェース部30とを有している。インターフェース部30は、外部から各種の信号および電源等が入力される入力部である。このインターフェース部30は、また、例えばタッチパネル、キーボードまたは操作ボタン等のユーザインターフェースを含んでいてもよい。
以上、実施の形態等を挙げて説明したが、本技術は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、上記実施の形態等に記載した各層の材料および厚みは列挙したものに限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよい。
また、上記実施の形態等では、トップゲート構造のTFT10aを例示したが、本技術はボトムゲート構造のTFT10aを有する半導体装置にも適用可能である。
更に、上記実施の形態等では、TFT10a(TFT層14)を含む半導体装置10,10Aを例に挙げて説明したが、本技術の半導体装置は、TFT以外の半導体素子を有するものであってもよい。TFT以外の半導体素子は、例えば、容量素子または光電変換素子などの電極を有する様々なタイプの半導体素子である。
加えて上記実施の形態等では、電界遮蔽層12,12AとTFT層14との間に、有機絶縁膜13Aおよび無機絶縁膜13Bを有する絶縁膜13を設けた場合について説明したが、絶縁膜13がそれぞれ2層以上の有機絶縁膜および無機絶縁膜を有していてもよい。
上記実施の形態等において説明した効果は一例であり、本開示の効果は、他の効果であってもよいし、更に他の効果を含んでいてもよい。
尚、本技術は以下のような構成を取ることも可能である。
(1)
基板と、
前記基板上に設けられた導電膜と、
前記導電膜を間にして、前記基板上に設けられた半導体素子と、
前記半導体素子と前記導電膜との間に設けられた多孔質性の有機絶縁膜と
を備えた半導体装置。
(2)
更に、前記有機絶縁膜と前記半導体素子との間の無機絶縁膜を有する
前記(1)記載の半導体装置。
(3)
前記無機絶縁膜および前記有機絶縁膜は、前記基板の全面に設けられている
前記(2)記載の半導体装置。
(4)
前記半導体素子は、前記無機絶縁膜上の半導体層を有する薄膜トランジスタである
前記(2)または(3)記載の半導体装置。
(5)
前記半導体素子は、前記無機絶縁膜上に、前記半導体層、ゲート絶縁膜およびゲート電極をこの順に有する
前記(4)記載の半導体装置。
(6)
前記導電膜は、前記基板の選択的な領域に設けられている
前記(4)または(5)記載の半導体装置。
(7)
前記導電膜は、前記半導体層と平面視的に重なる島状部分を有する
前記(6)記載の半導体装置。
(8)
前記有機絶縁膜は平坦な最表層を有する
前記(1)乃至(7)のうちいずれか1つ記載の半導体装置。
(9)
前記最表層には気孔が設けられていない
前記(8)記載の半導体装置。
(10)
前記有機絶縁膜はポリイミドまたはシロキサン系化合物により構成されている
前記(1)乃至(9)のうちいずれか1つ記載の半導体装置。
(11)
前記導電膜は電界遮蔽層である
前記(1)乃至(10)のうちいずれか1つ記載の半導体装置。
(12)
前記導電膜は、前記基板の全面にわたって連続的に設けられている
前記(1)乃至(5)のうちいずれか1つ記載の半導体装置。
(13)
前記導電膜は固定電位に保持されている
前記(1)乃至(12)のうちいずれか1つ記載の半導体装置。
(14)
前記基板は可撓性基板である
前記(1)乃至(13)のうちいずれか1つ記載の半導体装置。
(15)
基板と、
前記基板上に設けられた導電膜と、
前記導電膜を間にして、前記基板上に設けられた半導体素子と、
前記半導体素子と前記導電膜との間に設けられた多孔質性の有機絶縁膜と、
前記半導体素子上に設けられ、複数の画素を含む表示素子層と
を備えた表示装置。
(16)
基板と、
前記基板上に設けられた導電膜と、
前記導電膜を間にして、前記基板上に設けられた半導体素子と、
前記半導体素子と前記導電膜との間に設けられた多孔質性の有機絶縁膜と、
前記半導体素子上に設けられ、複数の画素を含む表示素子層と
を備えた
表示装置を有する電子機器。
1…表示装置、10,10A…半導体装置、10a…TFT、11…基板、12,12A…電界遮蔽層、12Aa…島状部分、12Ab…配線部分、13…絶縁膜、13A…有機絶縁膜、13AP…気孔、13A−1…最表層、13B…無機絶縁膜、14…TFT層、15…表示素子層、16…金属薄膜、141…半導体層、142…ゲート絶縁膜、143…ゲート電極、144…保護膜、145…ソース・ドレイン電極、146A,146B…層間絶縁膜、110A…表示領域、110B…周辺領域、120,121…端子部、210…支持基板、2…撮像装置、3…電子機器、21,25…タイミング制御部、22,28…信号処理部、23,26…駆動部、24…表示画素部、27…撮像画素部、30…インターフェース部、H1…コンタクトホール、WL1,WL2…配線。

Claims (16)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられた導電膜と、
    前記導電膜を間にして、前記基板上に設けられた半導体素子と、
    前記半導体素子と前記導電膜との間に設けられた多孔質性の有機絶縁膜と
    を備えた半導体装置。
  2. 更に、前記有機絶縁膜と前記半導体素子との間の無機絶縁膜を有する
    請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記無機絶縁膜および前記有機絶縁膜は、前記基板の全面に設けられている
    請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記半導体素子は、前記無機絶縁膜上の半導体層を有する薄膜トランジスタである
    請求項2記載の半導体装置。
  5. 前記半導体素子は、前記無機絶縁膜上に、前記半導体層、ゲート絶縁膜およびゲート電極をこの順に有する
    請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記導電膜は、前記基板の選択的な領域に設けられている
    請求項4記載の半導体装置。
  7. 前記導電膜は、前記半導体層と平面視的に重なる島状部分を有する
    請求項6記載の半導体装置。
  8. 前記有機絶縁膜は平坦な最表層を有する
    請求項1記載の半導体装置。
  9. 前記最表層には気孔が設けられていない
    請求項8記載の半導体装置。
  10. 前記有機絶縁膜はポリイミドまたはシロキサン系化合物により構成されている
    請求項1記載の半導体装置。
  11. 前記導電膜は電界遮蔽層である
    請求項1記載の半導体装置。
  12. 前記導電膜は、前記基板の全面にわたって連続的に設けられている
    請求項1記載の半導体装置。
  13. 前記導電膜は固定電位に保持されている
    請求項1記載の半導体装置。
  14. 前記基板は可撓性基板である
    請求項1記載の半導体装置。
  15. 基板と、
    前記基板上に設けられた導電膜と、
    前記導電膜を間にして、前記基板上に設けられた半導体素子と、
    前記半導体素子と前記導電膜との間に設けられた多孔質性の有機絶縁膜と、
    前記半導体素子上に設けられ、複数の画素を含む表示素子層と
    を備えた表示装置。
  16. 基板と、
    前記基板上に設けられた導電膜と、
    前記導電膜を間にして、前記基板上に設けられた半導体素子と、
    前記半導体素子と前記導電膜との間に設けられた多孔質性の有機絶縁膜と、
    前記半導体素子上に設けられ、複数の画素を含む表示素子層と
    を備えた
    表示装置を有する電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114694484A (zh) * 2020-12-25 2022-07-01 华为技术有限公司 背板及其制备方法、显示模组和终端

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