JP2018063543A - 識別情報読取装置 - Google Patents

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Isamu Yamazaki
山崎  勇
晴雄 畑
Haruo Hata
晴雄 畑
伸弥 佐藤
Shinya Sato
伸弥 佐藤
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Abstract

【課題】太陽電池アレイの構造に影響を受けることなく全太陽電池モジュールの識別標識の情報を自動で読み取ることができる作業者に負荷の掛かり難い識別情報読取装置を提供する。【解決手段】走行体2は、太陽電池アレイ11のパネル表面に載置され、第1方向X1に走行することによって取付フレーム5を第1方向X1に移動させる。取付フレーム5には、各モジュール13におけるバーコード15の情報をLED光Y1が通過することで情報を読み取るバーコードリーダ6が取り付けられる。走行体2は、太陽電池アレイ11のパネル表面に沿う下方への位置ずれを防止する位置ずれ防止機構10を備える。位置ずれ防止機構10は、第2方向X2に並設された2つのモジュール13の隙間S1に嵌合する車輪16と、車輪16を支持する回転支軸17と、回転支軸17を太陽電池アレイ11のパネル表面に向かって付勢するコイルバネ19とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、地上や屋上に設置された太陽電池アレイにおける各太陽電池モジュールのパネル表面に設けられた識別標識の情報を読み取る識別情報読取装置に関する。
従来より、太陽光発電システムは、地上や屋上に傾いた状態で設置されたパネル状をなす太陽電池アレイを備え、該太陽電池アレイは、水平に延びる第1方向と該第1方向に直交するとともに傾斜して延びる第2方向とにおいて規則正しく行列状に並設された多数の太陽電池モジュールを有している。該各太陽電池モジュールは、その型名や製造番号等の識別情報と設置位置とを関連付けて管理されることが必要となっており、この各太陽電池モジュールの識別情報と設置位置とを関連付ける作業は、上記太陽電池アレイが設置された後、当該太陽電池アレイにおける各太陽電池モジュールのパネル表面に設けられたバーコードの如き識別標識の情報を読み取ることによって行われるのが一般的である。
上記太陽電池アレイにおける全ての太陽電池モジュールのパネル表面に設けられた識別標識の情報を読み取る作業を効率的に行うために、例えば、特許文献1では、識別情報読取装置が用いられている。該識別情報読取装置は、上記第2方向に直線状に延びる棒状の取付フレームと、該取付フレームの両端部に設けられ、上記太陽電池アレイの上端縁部及び下端縁部にそれぞれスライド可能に嵌合する一対のスライダとを備え、該両スライダは、上記取付フレームの上記第1方向への移動を案内するようになっている。上記取付フレームには、上記各太陽電池モジュールの識別標識の情報を読取可能な情報読取器が上記第2方向に所定の間隔をあけて複数取り付けられ、作業者が上記取付フレームを上記第1方向に移動させることにより、上記各情報読取器の読取部が上記各太陽電池モジュールの識別標識の表面を通過することで上記各情報読取器が上記各識別標識の情報を読み取るようになっている。
特開2016−91136号公報
ところで、特許文献1に開示されている識別情報読取装置の場合、作業者が手作業で取付フレームを第1方向に移動させる必要があり、作業が煩雑であるという問題がある。
これに対応するために、太陽電池アレイのパネル表面を自動で走行する走行体を用意し、当該走行体によって上記取付フレームを第1方向に移動させながら上記各太陽電池モジュールの識別標識の情報を読み取るといったことが考えられる。
しかし、太陽電池アレイの外周縁部には、金具が太陽電池アレイの外周縁部から外側方に飛び出すように取り付けられている場合があり、もし仮に、太陽電池アレイの外周縁部に金具が取り付けられていると、取付フレームを第1方向に移動させる際に各スライダが金具に接触して走行体がそれ以上走行できなくなってしまい、太陽電池アレイにおける全ての太陽電池モジュールの識別標識の情報を読み取ることができないという問題が生じてしまう。このことは、特許文献1の如きスライダが第2方向に並設された2つの太陽電池モジュールの隙間にスライド可能に嵌合する構造において上記隙間に金具が有る場合にも同様の問題が生ずる。
これらを回避するために、特許文献1の如きスライダが取り付けられていない取付フレームを用意して当該取付フレームを走行体によって第1方向に移動させることも考えられるが、太陽電池アレイは、第2方向に延びるように傾斜しており、さらには、各太陽電池モジュールにおけるパネル表面は一般的にガラス材で構成されているので、取付フレームから特許文献1の如きスライダを取り除いてしまうと、第1方向に走行する走行体が走行中に次第に太陽電池アレイのパネル表面に沿って下方にずれてしまい、これを起因として、各情報読取器の読取部が各太陽電池モジュールの識別標識の表面を通過しなくなって情報を読み取ることができなくなるおそれがある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、太陽電池アレイの構造に影響を受けることなく全太陽電池モジュールの識別標識の情報を自動で読み取ることができる作業者に負荷の掛かり難い識別情報読取装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、自動で走行する走行体によって取付フレームを移動させるとともに、走行体の内部構造に工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、地面に設置され、太陽電池モジュールが水平に延びる第1方向と該第1方向に直交するとともに傾斜して延びる第2方向とに規則正しく行列状に多数並設されたパネル状をなす太陽電池アレイの上記各太陽電池モジュールにおけるパネル表面に設けられた識別標識の情報を読み取る識別情報読取装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記第2方向に延びる取付フレームと、上記太陽電池アレイのパネル表面に載置され、上記第1方向に走行することによって上記取付フレームを上記第1方向に移動させる走行体と、上記取付フレームに取り付けられ、当該取付フレームが上記走行体によって上記第1方向に移動する際、上記各太陽電池モジュールの識別標識の表面を読取部が通過することで上記各識別標識の情報を読み取る複数の情報読取手段とを備え、上記走行体は、上記第1方向に走行する際、上記第2方向に並設された2つの太陽電池モジュールの隙間に嵌合して上記太陽電池アレイのパネル表面に沿う下方への位置ずれを防止する位置ずれ防止手段を備え、該位置ずれ防止手段は、回転軸心が上記第2方向に延び、上記隙間に嵌合可能な車輪と、該車輪を回転可能に支持する支持手段と、該支持手段を上記太陽電池アレイのパネル表面に向かって付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記走行体は、上記太陽電池アレイのパネル表面に上記第2方向に所定の間隔をあけて載置され、回転動作によって上記走行体を上記第1方向に走行させる一対の回転体を備え、上記車輪は、上記両回転体の間に位置することを特徴とする。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、上記位置ずれ防止手段は、上記第1方向に複数並設されていることを特徴とする。
第4の発明では、第1から第3のいずれか1つの発明において、上記車輪の外周側の少なくとも一方の面には、当該車輪の外周端縁に向かうにつれて次第に車輪の厚みが薄くなるように傾斜する傾斜面が設けられていることを特徴とする。
第1の発明では、走行体を第1方向に走行させる際、位置ずれ防止手段の車輪が太陽電池アレイの上端縁部か、或いは、太陽電池モジュールの上端縁部に接触するので、走行体が太陽電池アレイのパネル表面に沿って下方にずれない。したがって、走行体が第1方向に真っ直ぐ走行するようになり、取付フレームに取り付けられた各情報読取手段の読取部が各太陽電池モジュールの識別標識の表面を正確に通過して各太陽電池モジュールの情報を確実に読み取ることができる。また、もし仮に、太陽電池アレイの外周縁部や第2方向に並設された2つの太陽電池モジュールの隙間に金具が設けられていて、走行体が走行する際に位置ずれ防止手段の車輪が金具に接触したとしても、車輪を支持する支持手段が付勢手段の付勢力に抗して太陽電池アレイから離間することで車輪が転動しながら金具を乗り越えるとともに、支持手段が付勢手段の付勢力によって太陽電池アレイに接近して車輪が太陽電池アレイの上端縁部か、或いは、太陽電池モジュールの上端縁部に再び対応するようになるので、走行体の走行を止めることなく全ての太陽電池モジュールの識別標識の情報を読み取ることができる。さらには、取付フレームを自動で第1方向に移動させることができるので、特許文献1の如き作業者が取付フレームを手作業で第1方向に移動させるといった必要がなくなり、作業者の負荷を減らすことができる。
第2の発明では、走行体における各回転体が位置ずれ防止手段の車輪から第2方向の一方側と他方側とにそれぞれ位置するようになるので、位置ずれ防止手段の車輪を第2方向に並設された2つの太陽電池モジュールの隙間に嵌合させると、一方の太陽電池モジュールのパネル表面に一方の回転体が載置されるとともに、他方の太陽電池モジュールのパネル表面に他方の回転体が載置される。したがって、識別情報読取装置の荷重が2つの太陽電池モジュールにそれぞれ分散するようになって、各太陽電池モジュールの変形等による故障を抑制することができる。
第3の発明では、各位置ずれ防止手段のうちの1つの車輪が金具を乗り越える際、その他の位置ずれ防止手段の車輪は、太陽電池アレイの上端縁部か、或いは、太陽電池モジュールの上端縁部に対応する位置を維持しているので、走行体が走行する際において太陽電池アレイのパネル表面に沿って下方にずれるのを確実に防止することができる。
第4の発明では、走行体の第1方向への走行時において第2方向に並設された2つの太陽電池モジュールの隙間に車輪が入り込む際、上記隙間に対する走行体の位置が第2方向に多少ずれていたとしても、車輪の傾斜面が太陽電池モジュールの縁部に摺接しながら車輪を上記隙間に案内するようになり、上記隙間に対して車輪を確実に入り込ませることができる。
本発明の実施形態に係る識別情報読取装置の概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る識別情報読取装置における走行体の平面図である。 図2のIII−III線における概略断面図である。 図3のIV矢視図である。 図3の後、走行体が少し前進した状態を示す図である。 図1のVI−VI線における概略断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係る識別情報読取装置1と該識別情報読取装置1が取り付けられたパネル状の太陽電池アレイ11とを示す。該太陽電池アレイ11は、水平に延びる第1方向X1と該第1方向X1に直交するとともに傾斜して延びる第2方向X2とにおいて規則正しく行列状に並設された多数の太陽電池モジュール13(以下、モジュール13と呼ぶ)を有し、架台12に支持された状態で地上に設置されている。尚、本実施形態では、上記第1方向X1に直線状に複数並べられたモジュール13の群が上記第2方向X2に4つ並べられている。
上記第2方向X2に隣り合う各モジュール13は、2つの金具14で連結されていて、各モジュール13のパネル表面における第1方向X1の一方側には、その各々のモジュール13の型名や製造番号等の識別情報が表示されたバーコード15(識別標識)が貼り付けられている。
上記識別情報読取装置1は、図1及び図2に示すように、上記太陽電池アレイ11のパネル表面に載置され、当該太陽電池アレイ11のパネル表面を上記第1方向X1に沿って走行可能な走行体2を備えている。
該走行体2は、扁平な直方体形状をなす本体ケース3と、該本体ケース3の下部に取り付けられ、上記太陽電池アレイ11のパネル表面に上記第2方向X2に所定の間隔をあけて載置された一対の走行クローラ4(回転体)とを備え、該各走行クローラ4は、上記本体ケース3を挟んで上記第2方向X2の一方側と他方側とにそれぞれ位置している。
上記走行クローラ4は、図2に示すように、上記第1方向X1に延び、且つ、上記第2方向X2に所定の間隔をあけて並設された一対の板状フレーム41を備えている。
該両板状フレーム41の一端側の間には、略円柱形状の駆動ローラ42が配設され、該駆動ローラ42は、上記第2方向X2に延びる回転軸心周りに回転可能となるように上記両板状フレーム41に軸支されている。
一方、上記両板状フレーム41の他端側の間には、略円柱形状の従動ローラ43が配設され、該従動ローラ43は、上記第2方向X2に延びる回転軸心周りに回転可能となるように上記両板状フレーム41に軸支されている。
そして、上記駆動ローラ42と上記従動ローラ43とには、天然ゴムからなるラフトップベルトで形成された無端状ベルト44が周回移動可能に巻き掛けられている。
上記両板状フレーム41の中間部は、第2方向X2に沿って延びる連結フレーム45によって連結され、該連結フレーム45には、第1方向X1に沿って延びる駆動モータ46が固定されている。
上記駆動ローラ42及び上記駆動モータ46は、当該駆動ローラ42及び駆動モータ46の間に配設された歯車噛合機構47と伝動ベルト48とで駆動連結されていて、上記駆動モータ46の回転軸が回転すると、上記歯車噛合機構47及び上記伝動ベルト48を介して上記駆動ローラ42が回転駆動するようになっている。そして、上記駆動ローラ42が回転駆動すると、当該駆動ローラ42及び上記従動ローラ43の回転動作によって上記無端状ベルト44が周回移動(回転)して上記走行体2が上記第1方向X1に走行するようになっている。
上記本体ケース3の内部には、図3及び図4に示すように、3つの位置ずれ防止機構10(位置ずれ防止手段)が上記第1方向X1に等間隔に並設され、各位置ずれ防止機構10は、上記両走行クローラ4の間に位置している。
上記位置ずれ防止機構10は、回転中心が上記第2方向X2に延びる車輪16を備えている。
該車輪16は、回転中心に中心孔16bが形成された厚みを有する円板状の車輪本体16aと、該車輪本体16aの外周面における厚み方向の中途部において上記車輪本体16aの径方向外側に延出する環状延出部16cとを備え、該環状延出部16cの延出端側(車輪16の外周側)には、上記環状延出部16cの延出端(車輪16の外周端縁)に向かうにつれて次第に環状延出部16cの厚みが薄くなるようにテーパ状に傾斜する一対の傾斜面16dが設けられている。
上記環状延出部16cは、上記第2方向X2に並設された2つのモジュール13の隙間S1に嵌合可能となっていて、嵌合することによって上記走行体2の上記太陽電池アレイ11のパネル表面に沿う下方への位置ずれを防止するようになっている。
上記中心孔16bには、回転支軸17(支持手段)が嵌挿され、該回転支軸17は、上記車輪16を回転可能に支持している。
上記回転支軸17の両端部分には、当該回転支軸17の回転中心に対して直交する方向に貫通する一対のスライド孔17aが形成され、該各スライド孔17aには、それぞれ細棒状のガイドフレーム18がスライド可能に嵌挿されている。
上記各ガイドフレーム18の一端は、上記本体ケース3の天井部内面に固定される一方、上記各ガイドフレーム18の他端には、円板状のストッパ部材18aが固定されていて、上記車輪16は、上記回転支軸17を介して上記両ガイドフレーム18に案内されることによって上記太陽電池アレイ11に対して接近又は離間するようになっている。
上記各ガイドフレーム18には、それぞれコイルバネ19(付勢手段)が巻装されている。
該各コイルバネ19の一端は、上記本体ケース3の天井部内面に当接する一方、上記各コイルバネ19の他端は、上記回転支軸17の両端部分にそれぞれ当接しており、上記両コイルバネ19は、上記回転支軸17を上記太陽電池アレイ11のパネル表面に向かって付勢している。
上記本体ケース3の両側面には、それぞれ平面視で略U字状をなす把手31が取り付けられている。
また、上記本体ケース3の後端面には、一対の支持フレーム32が上記第2方向X2に所定の間隔をあけて突設され、該両支持フレーム32は、上記第2方向X2に延びる細長い角筒状をなす取付フレーム5の略中央部分を支持している。
該取付フレーム5は、図1に示すように、上記太陽電池アレイ11のパネル表面から所定の距離だけ離間した位置において上記太陽電池アレイ11における第2方向X2の全長に亘って延びていて、上記走行体2が上記第1方向X1に走行するのに伴って上記第1方向X1に移動するようになっている。
上記取付フレーム5には、CCDスキャナ方式の4つのバーコードリーダ6(情報読取手段)が上記第2方向X2に所定の間隔をあけて取り付けられている。
上記バーコードリーダ6は、図6に示すように、バーコード15を撮影するためのLED光Y1(読取部)を上記走行体2の進行方向前側における斜め下方に照射する本体部6aと、該本体部6aを上記取付フレーム5に固定する固定部6bとを備えている。
該固定部6bは、上記取付フレーム5に沿って上記第2方向X2にスライド可能となっていて、当該取付フレーム5に沿ってスライドさせることにより、上記本体部6aの上記取付フレーム5への取付位置を調節できるようになっている。
また、上記本体ケース3の前端面中央には、図1に示すように、超音波を上記走行体2の進行方向前側における斜め下方に照射する超音波センサ7が取り付けられ、該超音波センサ7は、上記走行体2が上記第1方向X1に走行する際、上記太陽電池アレイ11が走行体2の前方に有るか否かを検出するようになっている。
上記本体ケース3の内部には、図1及び図2に示すように、上記両駆動モータ46、上記超音波センサ7及び上記各バーコードリーダ6に接続された制御部8が設けられている。
該制御部8は、上記両駆動モータ46に作動信号を出力して上記走行体2を上記第1方向X1に走行させるようになっていて、上記走行体2の上記第1方向X1への走行に伴って上記取付フレーム5が第1方向X1に移動することにより、上記各バーコードリーダ6のLED光Y1が上記各モジュール13のバーコード15の表面を通過して上記各バーコードリーダ6が上記各バーコード15の情報を読み取るようになっている。尚、上記制御部8は、各バーコードリーダ6が読み取った各モジュール13の情報を、図示しないタブレット端末等に送信するようになっていて、タブレット端末等に送信された各モジュール13の識別情報は、各モジュール13の設置位置と関連付けられるようになっている。
次に、本発明の実施形態に係る識別情報読取装置1を用いて太陽電池アレイ11における各モジュール13に張り付けられたバーコード15の情報を読み取る作業について詳述する。
まず、作業者は、図1に示すように、太陽電池アレイ11のパネル表面に識別情報読取装置1を上記取付フレーム5が上記第2方向X2に延びる姿勢となるように載せる。このとき、図3及び図4に示すように、各位置ずれ防止機構10における車輪16の環状延出部16cを上記第2方向X2に並設された2つのモジュール13の隙間S1に嵌合させる。
次に、各モジュール13の第2方向X2におけるバーコード15の位置に対応するように固定部6bをスライドさせて各バーコードリーダ6の第2方向X2の位置を調節する。
しかる後、作業者が図示しないスタートボタンを押すと、制御部8が両駆動モータ46に作動信号を出力して走行体2が第1方向X1に走行し始める。このとき、各位置ずれ防止機構10における車輪16の環状延出部16cが上記隙間S1においてモジュール13の上端縁部に接触するので、上記走行体2が太陽電池アレイ11のパネル表面に沿って下方にずれない。したがって、走行体2は、第1方向X1に真っ直ぐ走行するようになり、取付フレーム5に取り付けられた各バーコードリーダ6のLED光Y1が各モジュール13のバーコード15の表面を正確に通過して各モジュール13の情報を確実に読み取ることができる。
太陽電池アレイ11のパネル表面を走行体2が第1方向X1に沿って真っ直ぐに走行すると、各バーコードリーダ6が各モジュール13におけるバーコード15の識別情報を順番に読み取っていく。このとき、上記隙間S1に位置する金具14に上記位置ずれ防止機構10の車輪16が接触すると、図5に示すように、当該車輪16を支持する回転支軸17がコイルバネ19の付勢力に抗して太陽電池アレイ11から離間することで車輪16が転動しながら金具14を乗り越えるとともに、回転支軸17がコイルバネ19の付勢力によって太陽電池アレイ11に接近して車輪16の環状延出部16cがモジュール13の上端縁部に再び対応するようになるので、上記隙間S1に金具14があっても走行体2の走行を止めることなく全てのモジュール13のバーコード15の情報を読み取ることができる。
以上より、本発明の実施形態によると、取付フレーム5を自動で第1方向X1に移動させることができるので、特許文献1の如き作業者が取付フレーム5を手作業で第1方向X1に移動させるといった必要が無くなり、作業者の負荷を減らすことができる。
また、走行体2における各走行クローラ4が位置ずれ防止機構10の車輪16から第2方向X2の一方側と他方側とにそれぞれ位置するようになるので、位置ずれ防止機構10の車輪16の環状延出部16cを第2方向X2に並設された2つのモジュール13の隙間S1に嵌合させると、一方のモジュール13のパネル表面に一方の走行クローラ4が載置されるとともに、他方のモジュール13のパネル表面に他方の走行クローラ4が載置される。したがって、識別情報読取装置1の荷重が2つのモジュール13にそれぞれ分散するようになって、各モジュール13の変形等による故障を抑制することができる。
さらに、上記位置ずれ防止機構10は、上記第1方向X1に3つ並設されているので、各位置ずれ防止機構10のうちの1つの車輪16が金具14を乗り越える際、その他の位置ずれ防止機構10の車輪16は、モジュール13の上端縁部に対応する位置を維持しており、走行体2が走行する際において太陽電池アレイ11のパネル表面に対して第2方向X2の下側にずれるのを確実に防止することができる。
それに加えて、走行体2の第1方向X1への走行時において第2方向X2に並設された2つのモジュール13の隙間S1に車輪16が入り込む際、上記隙間S1に対する走行体2の位置が第2方向X2に多少ずれていたとしても、車輪16の各傾斜面16dがモジュール13の縁部に摺接しながら車輪16を上記隙間S1に案内するようになり、上記隙間S1に対して車輪16を確実に入り込ませることができる。
尚、本発明の実施形態では、各モジュール13の情報が識別標識であるバーコード15で表示され、該バーコード15の情報を情報読取手段としてのバーコードリーダ6で読み取る構成となっているが、これに限らず、例えば、各モジュール13の情報が識別標識であるICタグで表示され、該ICタグの情報を情報読取手段としてのICタグリーダで読み取るような構成であってもよい。
また、本発明の実施形態では、走行体2を走行させる回転体として一対の走行クローラ4を用いているが、これに限らず、例えば、走行体2を走行させる回転体として一対の空気入りタイヤを用いてもよい。
また、本発明の実施形態では、CCDスキャナ方式のバーコードリーダ6を用いてバーコード15の識別情報を読み取っているが、これに限らず、例えば、レーザスキャナ方式のバーコードリーダ6を用いてバーコード15の識別情報を読み取るようにしてもよい。
さらに、本発明の実施形態では、走行体2の前方に太陽電池アレイ11が有るか否かを検出する手段として超音波センサ7を用いているが、これに限らず、例えば、リミットスイッチやレーザセンサ等を用いてもよい。
それに加えて、本発明の実施形態では、位置ずれ防止機構10における車輪16の環状延出部16cを上記第2方向X2に並設された2つのモジュール13の隙間S1に嵌合させることによって走行体2の太陽電池アレイ11のパネル表面に沿う下方へのずれを防止するようにしているが、これに限らず、例えば、位置ずれ防止機構10における車輪16の環状延出部16cを太陽電池アレイ11の上端縁部に対応する位置に配置して走行体2の太陽電池アレイ11のパネル表面に沿う下方へのずれを防止するようにしてもよい。
また、本発明の実施形態では、本体ケース3に3つの位置ずれ防止機構10が設けられているが、これに限らず、例えば、1つ又は2つの位置ずれ防止機構10が設けられていてもよいし、4つ以上の位置ずれ防止機構10が設けられていてもよい。
また、本発明の実施形態では、車輪16の外周側の両面に傾斜面16dが設けられているが、これに限らず、車輪16の外周側の片面にのみ傾斜面16dが設けられていてもよい。
本発明は、地上や屋上に設置された太陽電池アレイにおける各太陽電池モジュールのパネル表面に設けられた識別標識の情報を読み取る識別情報読取装置に適している。
1 識別情報読取装置
2 走行体
4 走行クローラ(回転体)
5 取付フレーム
6 バーコードリーダ(情報読取手段)
10 位置ずれ防止機構(位置ずれ防止手段)
11 太陽電池アレイ
13 太陽電池モジュール
15 バーコード(識別標識)
16 車輪
16d 傾斜面
17 回転支軸(支持手段)
19 コイルバネ(付勢手段)
S1 隙間
X1 第1方向
X2 第2方向
Y1 LED光(読取部)

Claims (4)

  1. 地面に設置され、太陽電池モジュールが水平に延びる第1方向と該第1方向に直交するとともに傾斜して延びる第2方向とに規則正しく行列状に多数並設されたパネル状をなす太陽電池アレイの上記各太陽電池モジュールにおけるパネル表面に設けられた識別標識の情報を読み取る識別情報読取装置において、
    上記第2方向に延びる取付フレームと、
    上記太陽電池アレイのパネル表面に載置され、上記第1方向に走行することによって上記取付フレームを上記第1方向に移動させる走行体と、
    上記取付フレームに取り付けられ、当該取付フレームが上記走行体によって上記第1方向に移動する際、上記各太陽電池モジュールの識別標識の表面を読取部が通過することで上記各識別標識の情報を読み取る複数の情報読取手段とを備え、
    上記走行体は、上記第1方向に走行する際、上記第2方向に並設された2つの太陽電池モジュールの隙間に嵌合して上記太陽電池アレイのパネル表面に沿う下方への位置ずれを防止する位置ずれ防止手段を備え、
    該位置ずれ防止手段は、回転軸心が上記第2方向に延び、上記隙間に嵌合可能な車輪と、該車輪を回転可能に支持する支持手段と、該支持手段を上記太陽電池アレイのパネル表面に向かって付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする識別情報読取装置。
  2. 請求項1に記載の識別情報読取装置において、
    上記走行体は、上記太陽電池アレイのパネル表面に上記第2方向に所定の間隔をあけて載置され、回転動作によって上記走行体を上記第1方向に走行させる一対の回転体を備え、
    上記車輪は、上記両回転体の間に位置することを特徴とする識別情報読取装置。
  3. 請求項1又は2に記載の識別情報読取装置において、
    上記位置ずれ防止手段は、上記第1方向に複数並設されていることを特徴とする識別情報読取装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の識別情報読取装置において、
    上記車輪の外周側の少なくとも一方の面には、当該車輪の外周端縁に向かうにつれて次第に車輪の厚みが薄くなるように傾斜する傾斜面が設けられていることを特徴とする識別情報読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016091136A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社中電工 識別情報収集システム

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