JP2018063363A - クリーニング装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジング内におけるトナーの飛散を抑制可能なクリーニング装置、及びクリーニング装置を備える画像形成装置を提供する。【解決手段】ベルトクリーニング装置37は、ブラシ状のブラシローラー372と、回収ローラー373と、ハウジング371と、気流抑制部60と、を備える。ブラシローラー372は、中間転写ベルト361に接触して回転することによってトナー像転写後の中間転写ベルト361に付着するトナーを除去する。回収ローラー373は、ブラシローラー372に接触して回転することによりブラシローラー372に保持されたトナーを静電気的に回収する。ハウジング371は、ブラシローラー372を外部へ露出させる開口部50を有する。気流抑制部60は、ハウジング371の底壁371Aから上方へ所定の間隔を隔てた位置に設けられ、底壁371Aとの間に空隙を形成するとともに開口部50側に連通口63を形成する。【選択図】図4

Description

本発明は、転写ベルトなどの像担持体に付着したトナーをクリーニングするクリーニング装置、及びクリーニング装置を備える画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式で画像を形成可能な画像形成装置は、中間転写ベルトなどの像担持体上に残存するトナーを除去するクリーニング装置を備えている(特許文献1参照)。前記クリーニング装置は、例えば、像担持体に接触して回転する回転ブラシと、前記回転ブラシに付着したトナーを電気的に転移させて回収する回収ローラーと、前記回収ローラーの表面からトナーを分離させる分離ブレードを備えている。分離ブレードによって分離されたトナーは、クリーニング装置のハウジングの底部に集められ、その底部に設けられた搬送スクリューなどの搬送部材によって廃トナー収容部に搬送される。
特開2007−171822号公報
従来のクリーニング装置では、回転ブラシの回転によってハウジング内に回転ブラシの回転方向に沿う気流が生じる。この気流は、ハウジングの内部を通って像担持体に対応する開口の隙間から外部に流れ出る。これにより、ハウジングの内部は負圧になる。ハウジングの内部が負圧になると、前記隙間から内部に空気が流入して新たな気流が生じる。これにより、ハウジングの内部は、外側へ向かう気流と外部から内部に流入した気流とが衝突して気流の乱れが生じる。この気流の乱れは、回転ブラシに含まれる除去済みのトナーをハウジング内で飛散させるため、回収ローラーが回転ブラシからトナーを回収するときの回収効率が悪化する。また、ハウジング内で飛散したトナーは、前記隙間から外側へ向かう気流に乗って像担持体側へ流出するため、像担持体にトナーが再付着したり、周辺部材がトナーで汚れるという問題が生じる。
本発明の目的は、ハウジング内におけるトナーの飛散を効果的に抑制することが可能なクリーニング装置、及びクリーニング装置を備える画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るクリーニング装置は、ブラシ状の回転部材と、回収部材と、筐体と、板状部材と、を備える。前記回転部材は、回動する像担持体に接触して回転することによってトナー像転写後の前記像担持体に付着するトナーを除去する。前記回収部材は、前記回転部材に接触して回転することにより前記回転部材に保持された前記トナーを静電気的に回収する。前記筐体は、前記回転部材及び前記回収部材を収容し、前記回転部材を前記像担持体へ露出させる開口部を有する。前記板状部材は、前記筐体の内部の底面から上方へ所定の間隔を隔てた位置に設けられ、前記底面との間に空隙を形成するとともに前記開口部側に連通口を形成する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、トナー像を担持する回動可能な像担持体と、トナー像転写後の前記像担持体に付着するトナーを除去する前記クリーニング装置と、を備える。
本発明によれば、筐体内におけるトナーの飛散を効果的に抑制することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像形成ユニット及び中間転写装置の構成を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係るベルトクリーニング装置の構成を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係るベルトクリーニング装置の内部を示す部分拡大図である。 図5は、本発明の実施形態に係るベルトクリーニング装置の変形例を示す部分拡大図である。 図6は、本発明の実施形態に係るベルトクリーニング装置の他の変形例を示す部分拡大図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10の構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置10の構成を示す模式断面図である。また、図2は画像形成ユニット31〜34及び中間転写装置36の構成を示す模式断面図である。
画像形成装置10は、原稿から画像データを読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、ファクシミリ機能、又はコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。なお、本発明は、プリンター装置、ファクシミリ装置、及びコピー機などの画像形成装置に適用可能である。
図1に示すように、画像形成装置10は、ADF(自動原稿搬送装置)1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、及び操作表示部5を備える。
ADF1は、不図示の原稿セット部、複数の搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備え、画像読取部2によって読み取られる原稿を搬送する。画像読取部2は、不図示の原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCDを備え、原稿から画像データを読み取ることが可能である。
操作表示部5は、不図示の制御部からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて前記制御部に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
画像形成部3は、画像読取部2で読み取られた画像データに基づいて電子写真方式でカラー又はモノクロの画像を形成する画像形成処理(印刷処理)を実行することが可能である。また、画像形成部3は、外部装置から入力された画像データに基づいて前記画像形成処理を実行することも可能である。
図1及び図2に示すように、画像形成部3は、4つの画像形成ユニット31〜34、4つのトナーコンテナ46、2つの光走査装置35、中間転写装置36、二次転写ローラー38、定着装置39、及び排紙トレイ40を備える。
画像形成ユニット31〜34は、電子写真方式に基づいて画像形成を行う。画像形成ユニット31はイエロー色のトナーに対応している。画像形成ユニット32はシアン色のトナー、画像形成ユニット33はマゼンタ色のトナー、画像形成ユニット34はブラック色のトナーに対応している。図1に示すように、画像形成ユニット31〜34は、画像形成装置10の前後方向に沿って前方からイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順に併設される。
図1及び図2に示すように、画像形成ユニット31〜34それぞれは、感光体ドラム41、帯電ローラー42、現像装置43、一次転写ローラー44、ドラムクリーニング装置45を備える。
光走査装置35は、画像形成ユニット31〜34が備える感光体ドラム41各々に静電潜像を形成する。
中間転写装置36は、中間転写ベルト361(像担持体の一例)を備える。中間転写装置36は、中間転写ベルト361を用いて、画像形成ユニット31〜34が備える感光体ドラム41各々から一次転写ローラー44によって中間転写ベルト361に一次転写されるトナー像を搬送する。図1及び図2に示すように、中間転写装置36は、中間転写ベルト361の他に、駆動ローラー362、張架ローラー363、及びベルトクリーニング装置37(クリーニング装置の一例)を備える。
中間転写ベルト361は、画像形成ユニット31〜34が備える感光体ドラム41各々の表面に形成されたトナー像が転写される無端状のベルト部材である。中間転写ベルト361は、高い抵抗値(例えば1010[Ω])を有する導電体で構成されている。図1に示すように、中間転写ベルト361は、画像形成装置10の前後方向において離間して配置された駆動ローラー362及び張架ローラー363によって回動可能なように張架される。
駆動ローラー362は、不図示の動力源から供給される駆動力により回転方向362Aに沿って回転駆動して、中間転写ベルト361を予め定められた方向に回動させる。これにより、中間転写ベルト361は、図1に示す回動方向36Aに沿って回動する。
ベルトクリーニング装置37は、中間転写ベルト361から用紙にトナー像が転写された後に中間転写ベルト361の表面に残存したトナーや紙粉などの付着物を除去する。ベルトクリーニング装置37については後述する。
二次転写ローラー38は、中間転写ベルト361の表面に一次転写されたトナー像を用紙に転写する。
定着装置39は、二次転写ローラー38によって用紙に転写されたトナー像を前記用紙に溶融定着させる。例えば、定着装置39は、定着ローラー及び加圧ローラーを備える。前記定着ローラーは、前記加圧ローラーと接触して設けられ、用紙に転写されたトナー像を加熱して用紙に定着させる。前記加圧ローラーは、前記定着ローラーとの間で形成される接触部を通過する用紙を加圧する。
画像形成ユニット31〜34それぞれにおいて、帯電ローラー42によって感光体ドラム41の表面が所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査装置35により感光体ドラム41の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム41の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。
そして、感光体ドラム41上の静電潜像は現像装置43によって対応する色のトナー像として現像(可視像化)される。具体的に、現像装置43の現像ローラーから感光体ドラム41に対してトナーが供給されることで、感光体ドラム41上の静電潜像がトナー像として現像される。なお、現像装置43の内部では、トナーとキャリアを含む現像剤が攪拌スクリューによる攪拌で摩擦帯電されて磁気ローラーに送られ、磁気ローラーから現像剤中のトナーが現像ローラーに送られる。例えば、現像装置43の内部において、トナーは正極性に摩擦帯電される。また、現像装置43には、画像形成部3に着脱可能なトナーコンテナ46から対応する色のトナーが補給される。
続いて、感光体ドラム41に形成されたトナー像は、一次転写ローラー44により中間転写装置36の中間転写ベルト361に転写される。一方、感光体ドラム41の表面に残存したトナーはドラムクリーニング装置45で除去される。例えば、ドラムクリーニング装置45では、感光体ドラム41の表面に残存したトナーがブレード状のクリーニング部材により除去される。そして、クリーニング部材により除去されたトナーは、搬送スクリューにより不図示のトナー収容容器まで搬送されて回収される。
このように、画像形成ユニット31〜34それぞれにおいて、中間転写装置36の中間転写ベルト361に対応する色のトナー像が順次重ねて転写される。そして、中間転写ベルト361に転写された前記トナー像は、二次転写ローラー38によって給紙部4から供給される用紙に転写される。
その後、前記トナー像が転写された用紙は、定着装置39により前記トナー像が溶融定着されることで画像が形成され、排紙トレイ40に排出される。
次に、図3を参照して、ベルトクリーニング装置37について説明する。ここで、図3はベルトクリーニング装置37の構成を示す模式断面図である。
図2に示すように、ベルトクリーニング装置37は、中間転写装置36の前方側に設けられている。ベルトクリーニング装置37は、中間転写ベルト361の表面を清掃する。図3に示すように、ベルトクリーニング装置37は、ハウジング371(筐体の一例)、ブラシローラー372(回転部材の一例)、回収ローラー373(回収部材の一例)、ブレード部材374、トナー搬送路375、搬送部材376、フィルム部材377を備える。また、ベルトクリーニング装置37は、気流抑制部60を備える。
ハウジング371は、ブラシローラー372、回収ローラー373、ブレード部材374、及び搬送部材376を内部に収容する。また、図3に示すように、ハウジング371の内部には、トナー搬送路375が形成されている。また、ハウジング371は、中間転写ベルト361に対向する面に、ブラシローラー372を中間転写ベルト361側へ露出させる開口部50を有している。
ブラシローラー372は、二次転写ローラー38によるトナー像の転写後に中間転写ベルト361に残存するトナーなどの付着物を除去する。ブラシローラー372は、中間転写ベルト361と接触する位置において回転可能に設けられたブラシ状の回転部材であり、例えば、導電性のファーブラシである。また、ブラシローラー372は、不図示の動力源により駆動ローラー362と同じ回転方向372Aに回転する。言い換えると、ブラシローラー372は、中間転写ベルト361の回動方向と同じ回転方向372Aに回転する。
回収ローラー373は、ブラシローラー372によって中間転写ベルト361の表面から除去されたトナーを回収する。例えば、回収ローラー373は、ブラシローラー372と接触する位置において回転可能に設けられた金属製のローラーである。回収ローラー373には、直流電源48からバイアス電圧が印加される。回収ローラー373に前記バイアス電圧が印加されると、ブラシローラー372から中間転写ベルト361を経て駆動ローラー362に電流が流れ、更に駆動ローラー362からグランドに電流が流れる。一方、上述したように中間転写ベルト361は高い抵抗値を有するため、中間転写ベルト361から駆動ローラー362に流れる電荷は少なく、そのため、前記バイアス電圧の印加によって、実質的に、回収ローラー373及びブラシローラー372は、それぞれ、所定の電位に帯電される。具体的には、回収ローラー373は、ブラシローラー372と同じ負極性であって、ブラシローラー372よりも高い電位に帯電される。また、回収ローラー373は、不図示の動力源により駆動ローラー362と逆の回転方向373Aに沿って回転する。これにより、回収ローラー373は、ブラシローラー372に保持されたトナーを静電気的な引力(静電気力)によって引き寄せて回収する。
ブレード部材374は、回収ローラー373の表面と接触するように設けられている。ブレード部材374は、ハウジング371の長手方向、つまり、画像形成装置10の左右方向に延びる長い形状である。ブレード部材374は、回収ローラー373の表面に付着したトナーを除去する。例えば、ブレード部材374は、一方の端部が回収ローラー373と接触するように他方の端部がハウジング371に固定されたゴム板である。ブレード部材374によって回収ローラー373から除去されたトナーは、ハウジング371の底部のトナー搬送路375に落下する。
トナー搬送路375は、ブレード部材374によって除去されたトナーが搬送される。図3に示すように、トナー搬送路375は、ハウジング371の底部の底壁371Aによって、ブレード部材374の下方の位置で画像形成装置10の左右方向に沿って形成されている。
搬送部材376は、トナー搬送路375に回転可能に設けられている。搬送部材376は、トナー搬送路375にあるトナーを搬送する。例えば、搬送部材376は、回転軸を中心に螺旋状に形成されたフィンを有し、トナー搬送路375に沿ってトナーを搬送する搬送スクリューである。
フィルム部材377は、ハウジング371の底部の底壁371Aに設けられた上方へ延びる板状の支持プレート371Bに固定されている。底壁371Aは前後方向へ概ね水平であり、支持プレート371Bは前方側へ少し傾倒した状態で斜め上方へ延びている。支持プレート371Bは、底壁371Aと一体に形成されている。支持プレート371B及びフィルム部材377それぞれは、ハウジング371の長手方向、つまり、画像形成装置10の左右方向に延びる長い形状である。フィルム部材377は、支持プレート371Bから更に上方へ延出しており、その先端部は回収ローラー373の外周面に当接している。これにより、ハウジング371の内部空間が、フィルム部材377によって、ブラシローラー372が設けられた後方側の空間と、搬送部材376が設けられた前方側のトナー搬送路375とに区分けされており、ブラシローラー372側の空間とトナー搬送路375との間で通気ができないようになっている。
ところで、ベルトクリーニング装置37では、ブラシローラー372の回転によってハウジング371内にブラシローラー372の回転方向372Aに沿う気流81(図4参照)が生じる。この気流81は、ハウジング371の内部を通って開口部50側へ向かい、開口部50の下側の隙間50Aから外部に流れ出る内部気流である。これにより、ハウジング371の内部は外部の大気圧よりも低い負圧になる。ハウジング371の内部が負圧になると、隙間50Aから内部に空気が流入して新たな気流82(図4参照)が生じる。これにより、ハウジング371の内部には、外側へ向かう気流81と外部から内部に流入した気流82とが衝突して気流の乱れが生じる。この気流の乱れは、ブラシローラー372に保持された除去済みのトナーをハウジング371内で飛散させるため、回収ローラー373がブラシローラー372からトナーを回収するときの回収効率が悪化する。また、ハウジング371内で飛散したトナーは、隙間50Aから外側へ向かう気流81に乗って中間転写ベルト361側へ流出するため、中間転写ベルト361にトナーが再付着したり、感光体ドラム41などの周辺部材がトナーで汚れるという問題が生じる。これに対し、本発明の実施形態に係るベルトクリーニング装置37は、気流抑制部60が設けられているため、ハウジング371内における気流の乱れが抑制されて、ハウジング371内におけるトナーの飛散を効果的に抑制することが可能である。
以下、図4を参照して、気流抑制部60の構成について説明する。図4は、ベルトクリーニング装置37の内部を示す部分拡大図である。
図4に示すように、気流抑制部60は、ハウジング731の底面を構成する底壁731Aから上方へ所定の間隔を隔てた位置に設けられた板状部材61を含む。板状部材61は、ブラシローラー372と底壁371Aとの間の空間に設けられている。板状部材61は、ハウジング371の長手方向、つまり、画像形成装置10の左右方向に延びる長い形状である。板状部材61は、例えば、底壁371Aと一体に形成されている。
板状部材61は、支持プレート371Bの基部から底壁371Aに平行なように後方へ、つまり開口部50側へ延出している。板状部材61の延出方向は、ブラシローラー372が回転することによりハウジング371の内部空間に生じる開口部50へ向かう気流81の進行方向に概ね一致している。つまり、板状部材61は、ブラシローラー372の下方において生じる気流81の進行方向へ延出している。板状部材61の延出端と底壁371Aとの間は閉塞されておらず開放されている。これにより、板状部材61は、底壁371Aとの間に前記間隔の空隙62を形成するとともに、開口部50側の端部に空隙62に連通する連通口63を形成している。
このように構成された気流抑制部60がハウジング371に設けられているため、回転方向372Aに沿う気流81が開口部50の隙間50Aから外部に流れ出た場合に、負圧の影響によって隙間50Aから内部に入り込む新たな気流82が生じたとしても、その気流82は、底壁371Aに沿って進み、その先にある連通口63から空隙62に入り込む。その結果、気流82と気流81とが衝突することが板状部材61によって抑制されるので、ハウジング371内における気流の乱れが抑制されて、ハウジング371内におけるトナーの飛散を防止することができる。
なお、気流81の外部流出によってハウジング371の内部が負圧になっているとしても、空隙62において連通口63以外の部分が閉塞されていると、空隙62に入り込む気流82の流入量は限られている。このため、図5に示されるように、板状部材61に、上下方向に貫通する貫通孔65を形成してもよい。この場合、貫通孔65は、連通口63に近い位置よりも、連通口63から前方側(紙面左側)へできるだけ離間させた位置に形成することが好ましい。つまり、貫通孔65は、板状部材61において、開口部50とは反対側のトナー搬送路375側の位置に形成することが好ましい。このような貫通孔65が形成されているため、連通口63が空隙62に気流82が入り込むと、空隙62内の空気が貫通孔65から上方へ流れて、気流81と合流する気流83が生じる。これにより、ハウジング371の内部に入り込んだ気流82は、気流83及び気流81と合流して一方向の還流となる。これにより、ハウジング371内における気流の乱れがさらに抑制されて、ハウジング371内におけるトナーの飛散を防止することができる。
また、図6に示されるように、貫通孔65に代えて、ハウジング371の底壁371Aに、空隙62と外部とを通気可能に連通する通気口68が形成されていてもよい。図6に示される例では、通気口68は、空隙62においてトナー搬送路375側の端部に対応する位置に形成されている。これにより、ハウジング371の内部に入り込んだ気流82は、空隙62を通って、気流84として、通気口68から外部へ流れ出る。この場合も、ハウジング371内における気流の乱れがさらに抑制されて、ハウジング371内におけるトナーの飛散を防止することができる。
なお、通気口68には、気流84に含まれる浮遊トナーを捕捉するための不織布などのフィルター69が設けられている。これにより、気流84とともに浮遊トナーが外部に流出することが防止される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述の構成に限られない。たとえば、気流抑制部60は、板状部材61に形成された貫通孔65と、底壁371Aに形成された通気口68の両方を含んでいても良い。
10:画像形成装置
31〜34:画像形成ユニット
36:中間転写装置
37:ベルトクリーニング装置
50:開口部
60:気流抑制部
62:空隙
63:連通口
65:貫通孔
68:通気口
69:フィルター
371:ハウジング
372:ブラシローラー
373:回収ローラー
374:ブレード部材
375:トナー搬送路
376:搬送部材
377:フィルム部材

Claims (8)

  1. 回動する像担持体に接触して回転することによってトナー像転写後の前記像担持体に付着するトナーを除去するブラシ状の回転部材と、
    前記回転部材に接触して回転することにより前記回転部材に保持された前記トナーを静電気的に回収する回収部材と、
    前記回転部材及び前記回収部材を収容し、前記回転部材を前記像担持体へ露出させる開口部を有する筐体と、
    前記筐体の内部の底面から上方へ所定の間隔を隔てた位置に設けられ、前記底面との間に空隙を形成するとともに前記開口部側に連通口を形成する板状部材と、を備えるクリーニング装置。
  2. 前記回転部材は、前記像担持体の回動方向と同じ方向に回転し、
    前記板状部材は、前記回転部材と前記底面との間の空間に設けられ、前記開口部側へ延出している請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記板状部材は、前記回転部材が回転することにより前記空間に生じる前記開口部へ向かう内部気流の進行方向へ延出している請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記板状部材は、上下方向に貫通する貫通孔を有する請求項1から3のいずれかに記載のクリーニング装置。
  5. 前記貫通孔は、前記板状部材において前記連通口から前記開口部とは反対側へもっとも離れた位置に形成されている請求項4に記載のクリーニング装置。
  6. 前記筐体の前記底面には、前記空隙と外部とを通気可能に連通する通気口が形成されている請求項1から5のいずれかに記載のクリーニング装置。
  7. 前記通気口に前記トナーを捕捉するフィルターが設けられている請求項6に記載のクリーニング装置。
  8. トナー像を担持する回動可能な像担持体と、
    トナー像転写後の前記像担持体に付着するトナーを除去する請求項1から7のいずれかに記載のクリーニング装置と、を備える画像形成装置。
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