JP2018062831A - 悪臭防止型排水設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプ装置、ポンプの吐出配管等が設置される水槽内の省スペース化を図ることにある。【解決手段】水槽内に配置されるポンプ装置が提供され、ポンプ装置は、吐出口を有するポンプと、前記ポンプの前記吐出口に接続される吐出配管とを備え、前記吐出配管は、前記水槽の底面を横切る方向に延び、その一部が水槽の外に出されており、底面を横切る方向とは、底面に略平行な方向であり、底面が略水平である場合には、略水平な方向であることにより、水槽内の省スペース化を図ることができる。【選択図】図2A

Description

本発明は、ポンプ装置、悪臭防止型排水設備、ポンプの吐出配管、ポンプの吐出配管を水槽に取り付ける方法、ポンプ装置の製造方法、及び着脱装置に関する。
地下構造を備える建築物においては、公共下水道管よりも低い位置で汚水や雑排水が生じることがある。公共下水道管よりも低い位置で生じた汚水等は、地下に設置された大きな排水槽(ピット)に一時貯留される。その後、汚水等は排水槽内に設置された排水用のポンプにより公共下水道管に排水される。また、ポンプ稼働後の汚水の残留量を減少させる目的で、ピット内に小面積の水槽(バレル、パネルで組み立てられた水槽)を配置する場合もある。このような水槽の内部にポンプを設置する場合、水槽内の省スペース化が求められる。
特許文献1には、水平方向の短管(18)、水中ポンプ(A)との嵌合部(13)を備えた着脱装置(10)を受水槽(1)の壁に固定することにより、受水槽(1)内の省スペース化を図った構成が記載されている。
特許文献2には、貯留槽(1)の壁際に配置された昇降ガイド(5a)の下端に設けられた排水口(3)を壁に固定し、この排水口(3)に、ポンプ(8)の吐出口(9)から上方に延びる竪管(10)の上端の送出口(11)を係合する構成が記載されている。この構成では、竪管(10)の上端を排水管(3)に接続することによって省スペース化を図っている。
特許文献3には、段落0002で述べたピット内の水槽(特許文献3中符号10-1)とポンプ(特許文献3中符号20)、排出配管(特許文献3中符号21)等が開示されている。
特許第4702914号明細書 特開2002−167850号公報 特許第4455742号
特許文献1の構成では、水中ポンプ(A)を着脱装置(10)に取り付けた後、揚水管52の吐出配管部分51を、受水槽1の壁面において、受水槽1内の着脱装置10側の短管18に取り付ける必要があり、外部の配管との接続が煩雑である。
特許文献2の構成でも、貯留槽(1)の壁際に設けられた排出口3と、外部の配管である排出管6とを、貯留槽(1)の壁面において接続するため、配管の接続が煩雑である。また、貯留槽(1)の内部及び外部を貫通するように排出口(3)を設けているので、排出口(3)と貯留槽(1)の壁との間の密閉性や、排出口(3)の取付強度を確保するのに、複雑な構造を要すると考えられる。
特許文献1及び2に記載の構成では、水槽の内側及び外側の配管を水槽の側壁を介して互いに連結しているが、配管が取り付けられる側壁の取付部の強度について考慮されていない。特に、水槽が樹脂製である場合には、配管の重量によって取付部の強度が問題となることがある。また、側壁の外側に接続される配管が側壁近傍で竪配管に接続される場合
には、竪配管からの荷重が取付部にかかることもあり、側壁の取付部における強度を考慮する必要がある。
また、特許文献3の構成では、水槽中に排出配管があるため、限られた狭い水槽内の作業スペースが少なくなる上、より排出量の大きい大型ポンプの設置は難しい。
本発明の目的は、上述した少なくとも一部の課題を解決することにある。
[形態1] 形態1によれば、水槽内に配置されるポンプ装置が提供され、ポンプ装置は、 吐出口を有するポンプと、 前記ポンプの前記吐出口に接続される吐出配管と、を備え、 前記吐出配管は、前記水槽の底面を横切る方向に延び、その一部が水槽の外に出されている。ここで、底面を横切る方向とは、底面に略平行な方向であり、底面が略水平である場合には、略水平な方向である。
形態1によれば、吐出配管の一部が水槽外に出されるので、水槽内における吐出配管に要するスペースを低減でき、水槽内の省スペース化を図ることができる。この結果、水槽内での作業性が向上できる。また、省スペース化によって、水槽内により大型のポンプを設置することも可能になる。
また、ポンプの吐出配管が水槽外で終端するので、水槽の外において、吐出配管に他の配管を連結することが容易である。
[形態2] 形態2によれば、形態1のポンプ装置において、前記吐出配管は、前記水槽の外で立ち上がっている。
形態2によれば、水槽外で吐出配管が立ち上がっているため、吐出配管の終端に、竪配管を容易に連結することができる。
[形態3] 形態1又は2のポンプ装置において、前記水槽は、下水道管よりも低い位置に設置された排水槽であるピット内に収容され、排水された水を一時貯留し、 前記ポンプ及び前記吐出配管は、前記水槽に貯留した水を外部に排水する。
ピット内に収容される水槽は、マンホールを通して搬入されるため、水槽の寸法が制約される。形態3によれば、寸法が制約されるピット内の水槽において、ポンプの吐出配管の一部を水槽外に出して、水槽内の省スペース化を図ることができる。これにより、水槽内での作業性が向上する。また、ピット内では、汚水等による臭いに耐えて作業する必要があり、また、有害物質が発生することもあり、作業時間をできるだけ短くする必要があるが、ポンプの吐出配管を水槽外で終端させることによって、ピット内において排出配管の接続が容易になり、作業時間を短くすることができる。
[形態4] 形態4によれば、形態1乃至3の何れかのポンプ装置において、前記水槽を更に備え、前記水槽は、1又は複数の筒状のバレルである。
形態4によれば、バレル型の水槽において、形態1で述べた作用効果を奏する。
[形態5] 形態5によれば、形態1乃至3の何れかのポンプ装置において、前記水槽を更に備え、前記水槽は、組み立て式パネルタンクである。
形態5によれば、組み立て式パネルタンクの水槽において、形態1で述べた作用効果を奏する。
[形態6] 形態6によれば、形態1乃至5の何れかのポンプ装置において、前記水槽内に前記ポンプの着脱装置が更に設けられている。
形態6によれば、ポンプの水槽への取り付け及び取り外しが容易である。また、水槽内の吐出配管に着脱装置を設ければ、ポンプ取り外し時にポンプ内に残留した汚水にてピットが汚れることを防止することができる。
[形態7] 形態7によれば、形態1乃至6の何れかのポンプ装置において、前記吐出配管は、 前記水槽の内部に固定され、前記ポンプの前記吐出口に連結される第1吐出配管部分と、 前記水槽の外部に固定され、前記第1吐出配管部分に流体的に接続される第2吐出配管部分と、 前記水槽の壁の内側面及び外側面の少なくとも一方に固定される1又は複数の取付部材であって、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の開口に対応する第1開口部を有し、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方が取り付けられる前記1又は複数の取付部材と、を備える。
形態7によれば、ポンプの吐出配管を第1吐出配管部分及び第2吐出配管部分に分割し、第1及び第2吐出配管部分を、水槽の内側面及び外側面に取り付ける際に、第1及び第2吐出配管部分の少なくとも一方と水槽の壁の間に取付部材を配置する。これにより、第1及び第2吐出配管部分の取付部における水槽の壁の強度を補強することができる。また、水槽内に配置される吐出配管の構成を低減できるので、水槽内の省スペース化を図ることができる。この結果、水槽内での作業性が向上できる。また、省スペース化によって、水槽内により大型のポンプを設置することも可能になる。
形態7によれば、筒状のバレル、及び組み立て式パネルタンクにおいて、吐出配管の取付部の強度を向上させ、バレル及びタンク内の省スペース化を図ることができる。
また、ピット内に配置される水槽(バレル、組み立て式パネルタンク等)は、ポンプ稼働後の汚水の残留量を減少させる目的で小面積に構成され、腐食防止のために樹脂で形成されることが一般的である。このような場合に、形態7に係るポンプ装置がより有効であり、水槽内の省スペース化、吐出配管の取り付け強度、及び水槽の壁の強度向上を図ることができる。
[形態8] 形態8によれば、形態7のポンプ装置において、前記第2吐出配管部分に、前記ポンプの着脱装置が設けられている。
形態8によれば、第1吐出配管部分に着脱装置を設けるので、水槽内の構成を更に小型化でき、更なる省スペース化を図ることができる。
[形態9] 形態9によれば、形態7又は8のポンプ装置において、 前記取付部材は、前記水槽の壁に取り付けられる壁取付部と、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方が取り付けられる配管取付部とを有し、 前記水槽の側壁が湾曲しており、 前記壁取付部は、前記側壁に沿って湾曲しており、前記配管取付部は、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方を取り付けるための1又は複数の平坦面を有する。
形態9によれば、取付部材が、水槽の壁の形状に沿った壁取付部と、第1及び第2吐出配管部分の少なくとも一方を取り付ける平坦面を有するので、取付部材を、水槽の壁および第1及び第2吐出配管部分へ取り付けることが容易である。1つの取付部材に第1及び第2吐出配管部分を取り付ける場合には、1つの取付部材に例えば2つの平坦面を設ける。なお、2つの取付部材を使用し、各取付部材に第1及び第2吐出配管部分をそれぞれ取り付ける場合には、各取付部材に平坦面を1つずつ設けるようにしてもよいし、2つの平坦面を有する取付部材の一方のみに第1または第2吐出配管部分を接続してもよい。
[形態10] 形態7又は8に記載のポンプ装置において、 前記取付部材は、前記水槽の壁に取り付けられる壁取付部と、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方が取り付けられる配管取付部とを有し、 前記水槽の側壁が平坦部を有し、 前記壁取付部は、前記平坦部に取り付けられる平坦面を有し、前記配管取付部は、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方を取り付けるための1又は複数の平坦面を有する。
なお、水槽の一部を平坦面に構成し、壁取付部を平坦な形状としてもよい。また、角形(多面体)の水槽の場合にも、壁取付部を平坦な形状とすることができる。
この場合、配管取付部および壁取付部を平坦に形成することができるので、取付部材の製造が容易である。
[形態11] 形態11によれば、形態9又は10のポンプ装置において、 前記配管取付部は、前記壁取付部の取付面、または前記取付面とは反対側の面に突出する突出部を有し、前記平坦面は、前記取付面から凹んで形成されるか、又は、前記突出部の端面で形成されている。
形態11によれば、配管取付部に突出部を設けて平坦面を形成するため、取付部材全体の厚みを増大させる必要がない。壁取付部の厚みが増大することを抑制することができる。
[形態12] 形態12によれば、形態9乃至11の何れかのポンプ装置において、 前記取付部材は、前記壁取付部に設けられた脚部を更に有し、 前記脚部は、前記側壁に沿って湾曲しかつ前記壁取付部から延びる第1脚部と、前記第1脚部から前記第1脚部と略垂直に延びる第2脚部とを有する。なお、水槽の一部を平坦面に構成し、第1脚部を平坦な形状としてもよい。また、角形(多面体)の水槽の場合にも、第1脚部を平坦な形状とすることができる。
形態12によれば、第1脚部と第2脚部とからなるL字形状の脚部によって、取付部の水槽の壁の強度を向上させることができる。L字形状の脚部を水槽内の隅部や、水槽と設置面との間の角部に当接させれば、取付部の水槽の壁の強度を有効に向上させることができる。
[形態13] 形態13によれば、形態7乃至12の何れかのポンプ装置において、 前記第2吐出配管部分は、曲管であり、前記曲管の一端は竪配管に連結されるように構成されている。
形態13によれば、水槽の壁の外側面の近傍で吐出配管部分が竪配管に連結される場合にも、竪配管からの荷重に耐えうるように、取付部における水槽の壁の強度を向上させることができる。
[形態14] 形態14によれば、形態9又は10、及び形態9又は10を引用先に含む形態11乃至13の何れかのポンプ装置において、 前記配管取付部は、金属で補強された樹脂で形成されている。
形態14によれば、第1及び/又は第2吐出配管部分が取り付けられる配管取付部が金属で補強されているので、取付部の強度をより向上し得る。また、取付部材全体を金属で形成する場合に比較して軽量化することができ、また、取付部材全体を樹脂製とし配管取付部を金属で補強することで、取付部材を任意の形状に形成し易い。
[形態15] 形態15によれば、形態7乃至14の何れかのポンプ装置において、 前記1又は複数の取付部材は、第1及び第2取付部材を有し、第1及び第2取付部材は、それぞれ前記水槽の前記壁内側面及び前記壁外側面にそれぞれ固定される。
形態15によれば、水槽の壁の内側び外側の両方に取付部材を配置するため、取付部における壁の強度をより向上し得る。
[形態16] 形態16によれば、形態1乃至15の何れかのポンプ装置を備える、悪臭防止型排水設備が提供される。
形態16によれば、形態1乃至15で述べた作用効果と同様の作用効果を奏する。例えば、吐出配管の一部が水槽外に出されるので、水槽内における吐出配管に要するスペースを低減でき、水槽内の省スペース化を図ることができる。この結果、水槽内での作業性が向上できる。また、省スペース化によって、水槽内により大型のポンプを設置することも可能になる。また、ポンプの吐出配管が水槽外で終端するので、水槽の外において、吐出配管に他の配管を連結することが容易である。また、悪臭防止型排水設備が、形態2乃至15の何れかのポンプ装置を備える場合には、更に、各形態で述べた作用効果を奏する。
[形態17] 形態17によれば、水槽内に取り付けられるポンプの吐出配管が提供され、 吐出配管は、 前記水槽の内部に固定され、前記ポンプの吐出口に連結される第1吐出配管部分と、 前記水槽の外部に固定され、前記第1吐出配管部分に流体的に接続される第2吐出配管部分を有する第2吐出配管部分と、 前記水槽の壁内側面及び壁外側面の少なくとも一方に固定される1又は複数の取付部材であって、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の開口に対応する第1開口部を有し、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方が取り付けられる前記1又は複数の取付部材と、を備える。
形態17によれば、形態7と同様の作用効果を奏する。
[形態18] 形態18によれば、形態17の吐出配管において、前記第2吐出配管部分は曲管である。
形態18によれば、水槽の壁の外側面の近傍で吐出配管部分が竪配管に連結される場合にも、竪配管からの荷重に耐えうるように、第2排気管部分の取付部における水槽の壁の強度を向上させることができる。
[形態19] 形態19によれば、ポンプの吐出配管を水槽に取り付ける方法が提供され、この方法は、 前記吐出配管を前記水槽の壁に取り付けるための取付部材を前記水槽の壁内側面または壁外側面の少なくとも一方に取り付け、 前記吐出配管の第1吐出配管部分を前記水槽の内側に配置し、前記吐出配管の第2吐出配管部分を前記水槽の外側に配置し、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分を前記取付部材を介して前記水槽に取り付けることを含む。。
形態19によれば、二分割されたポンプ吐出配管の第1吐出配管部分及び第2吐出配管部分を水槽の内側面及び外側面から取り付ける際に、第1吐出配管部分及び第2吐出配管部分の少なくとも一方と水槽の壁の間に取付部材を配置し、取付部における水槽の壁の強度を補強することができる。また、水槽内に配置される吐出配管の構成を低減できるので、水槽内での作業性を向上できる。
[形態20] 形態20によれば、形態19のポンプの吐出配管を水槽に取り付ける方法を含む、ポンプ装置の製造方法が提供される。形態20によれば、取付部における壁の強度を補強するとともに、省スペース化を図ることが可能なポンプ装置を提供できる。この結果、水槽内での作業性が向上できる。また、省スペース化によって、水槽内により大型のポンプを設置することも可能になる。
[形態21] 形態21によれば、水槽内にポンプを取り付けるための着脱装置が提供される。この着脱装置は、 前記水槽の内部に固定される第1装置であって、前記ポンプの吐出口に連結される第1吐出配管部分を有する第1装置と、 前記水槽の外部に固定される第2装置であって、前記第1吐出配管部分に流体的に接続される第2吐出配管部分を有する第2装置と、 前記水槽の壁内側面及び壁外側面の少なくとも一方に固定される1又は複数の取付部材であって、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の開口に対応する第1開口部を有し、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方が取り付けられる前記1又は複数の取付部材と、を備える。
形態21によれば、ポンプの着脱装置を第1装置及び第2装置に二分割し、第1装置及び第2装置を、水槽の内側面及び外側面に取り付ける際に、第1装置及び第2装置の少なくとも一方と水槽の壁の間に取付部材を配置する。これにより、第1装置及び第2装置の取付部における水槽の壁の強度を補強することができる。また、水槽内に配置される着脱装置の構成を低減できるので、水槽内の省スペース化を図ることができる。この結果、水槽内での作業性が向上できる。また、省スペース化によって、水槽内により大型のポンプを設置することも可能になる。
[形態22] 形態22によれば、形態21の着脱装置において、前記第2吐出配管部分は曲管である。
形態22によれば、水槽の壁の外側面の近傍で吐出配管部分が竪配管に連結される場合にも、竪配管からの荷重に耐えうるように、第2排気管部分の取付部における水槽の壁の強度を向上させることができる。
一実施形態によるポンプ装置の概略図である。 第1実施形態によるポンプ装置の側面図である。 第1実施形態によるポンプ装置の正面図である。 第1実施形態によるポンプ装置の平面図である。 図2Dは、変形例によるポンプ装置の平面図である。 第1実施形態による取付部材の正面図(a)、側面図(b)、平面図(c)である。 第2実施形態によるポンプ装置の側面図である。 第2実施形態によるポンプ装置の正面図である。 第2実施形態によるポンプ装置の平面図である。 第2実施形態による取付部材の正面図(a)、側面図(b)、平面図(c)である。 第3実施形態によるポンプ装置の側面図である。 第3実施形態によるポンプ装置の取付部材の近傍の横断面図である。 第3実施形態による外側の取付部材の平面図である。 第4実施形態によるポンプ装置の側面図である。 第4実施形態によるポンプ装置の取付部材近傍の横断面図である。 第4実施形態による、内側に配置される取付部材の側面図である。 第4実施形態による外側の取付部材の正面図である。 第5実施形態によるポンプ装置の側面図である。 第6実施形態によるポンプ装置1の側面図である。
以下に、本発明に係るポンプ装置1の実施形態を添付図面とともに説明する。添付図面において、同一または類似の要素には同一または類似の参照符号が付され、各実施形態の説明において同一または類似の要素に関する重複する説明は省略することがある。また、各実施形態で示される特徴は、互いに矛盾しない限り他の実施形態にも適用可能である
図1は、一実施形態によるポンプ装置1を備えた排水設備(悪臭防止型排水設備)の概略図である。図1は、水槽10がビルのような建築物100の地階部分Bの排水設備に利用される形態を示している。図1に示されるように、水槽10は、建築物(たとえばビル)100の地階部分Bの下側に設置された排水槽であるピットPi内に設けられる。ピットPiには、開口部(マンホール)102が形成されており、開口部102には蓋103が取り付けられる。図1に示される例では、ピットPi内には、複数の水槽10が配置されているが、ピットPi内に1つの水槽10が配置される場合もある。図1の例では、複数の水槽10は、互いに連通管30で接続されており、そのうち1つの水槽10が地階部分Bからの汚水を受け入れるための流入管101に接続されており、他の1つの水槽10が、竪配管からなる排出配管104に接続されており、その水槽10内にポンプ20が設置されている。なお、ポンプ20は、水中でも運転可能な水中ポンプである。汚水は、ポンプ20によって汚水ます91に汲み上げられ、汚水ます93を介して公共下水道管80に排水される。
図1に示されるように、ポンプ装置1において、ポンプ20は、水槽10内の着脱装置40に係合して設置されている。着脱装置40は、竪配管からなる排出配管104と、ポンプ20の吐出口21(図2)とを連結する吐出配管400を有している。着脱装置40は、第1装置41と第2装置42とに分割され(図2A)、吐出配管400は第1吐出配管部分411と第2吐出配管部分421とに分割されている(図1、図2A)。ポンプ20として、公知の水中ポンプを使用することができる。一例として、ポンプ20は、立軸形ポンプとすることができる。立軸形ポンプは横軸形ポンプに比べて小さい設置面積に設置することができ、水槽10内の限られたスペースに設置するのに有効である。
(第1実施形態)
図2Aは、第1実施形態によるポンプ装置1の側面図である。図2Bは、第1実施形態によるポンプ装置1の正面図である。図2Cは、第1実施形態によるポンプ装置1の平面図である。
ポンプ装置1は、水槽10と、ポンプ20と、ポンプ20の吐出口21と排出配管104とを連結する吐出配管400と、ポンプ20を取り付けるための着脱装置40とを備えている。なお、本実施形態では、吐出配管400に着脱装置40が設けられているため、以下の説明では、吐出配管400が着脱装置40を含むという場合もあり、着脱装置40が吐出配管400を含むという場合もある。
水槽10は、例えば、FRP(繊維強化プラスチック)からなる。なお、水槽10は、FRPに限らず、他の樹脂であっても良いし、金属、その他の材料から形成されてもよい。水槽10は、開口部102(図1)であるマンホールからピットPi内に搬入可能な筒形水槽(バレル)または、小型の複数のパネル部材を結合して形成される小型の水槽(組み立て式パネルタンク)である。水槽10は、側壁10a及び底壁10bにより画定される内部空間を有している。一実施形態として、水槽10は、たとえば円筒状とすることができ、この場合、側壁10aは円筒状に湾曲した壁であり、底壁10bは円形状の壁であ
る。また、水槽10は、略楕円状の底壁10bと、略楕円筒状の側壁10aを有する楕円筒状であってもよい。水槽10の側壁10aには、着脱装置40(吐出配管400)が取り付けられる開口部10cが形成されている(図2A〜C)。
着脱装置40は、水槽10の内側(内部空間)に配置された第1装置41と、水槽10の外側に配置された第2装置42とを備えている。第1装置41は、ベース410と、第1吐出配管部分411と、凸状係止部414と、ガイドパイプ受415とを備えている。ベース410は、ボルト等の締結部材によって、水槽10の底壁10bに固定されている。第1吐出配管部分411は、図2Aに示すように、ポンプ20の吐出口21に連結され、水槽10の底面(底壁10bの内側面)を横切る方向、即ち、水槽10の底面に略平行な方向に延びる。第1吐出配管部分411は、ベース410上に一体に形成されるか、または別部材として取り付けられている。第1吐出配管部分411は、流入口412と流出口413とを備え、流入口412及び流出口413にはそれぞれフランジ412a、413aが設けられている。凸状係止部414は、ポンプ20の吐出口側に設けられた凹状係止部22に係合する。ガイドパイプ受415は、第1吐出配管部分411の径方向に離間して一対設けられており、各ガイドパイプ受415には、鉛直方向に伸びるガイド9(図2C参照)が嵌合して固定される。2本のガイド9の上端部は、ガイドサポート8によって互いに連結されている。各ガイド9は、ポンプ20のガイドパイプフック23の両側の半円状の溝に係合される(図2C)。
ポンプ20の上部には、電気ケーブル24が接続されており、チェーン取付部25が固定されている。チェーン取付部25には、図示しないチェーンが接続されている。ポンプ20は、ガイドパイプフック23を2本のガイド9に係合させた状態で、チェーンに繋がれた状態で下降されることにより、2本のガイド9に案内されつつ下降され、ポンプ20の凹状係止部22が着脱装置40の凸状係止部414に係合する。これにより、ポンプ20が着脱装置40に取り付けられる。ポンプ20の凹状係止部22が、第1装置41の凸状係止部414に係合したとき、ポンプ20の吐出口21が第1装置41の流入口412に合致し、両者が流体的に接続される。
第2装置42は、曲管421と、曲管421の一端に設けられた流入口422と、曲管421の他端に設けられた流出口423とを備えている。流入口422にはフランジ422aが設けられ、流出口423にはフランジ423aが設けられている。水槽10の開口部10cを含む側壁10aの領域において、側壁10aの外側面と、第2装置42(第2吐出配管部分421)のフランジ423aとの間には、取付部材510が配置されている。取付部材510は、水槽10の側壁10aの外側面にボルト等の締結部材で取り付けられている。また、取付部材510の外側面には、第2装置42(第2吐出配管部分421)のフランジ422aがボルト等の締結部材で取り付けられ、内側面には、第1装置41(第1吐出配管部分411)のフランジ413aがボルト等の締結部材で取り付けられている。
図3は、第1実施形態による取付部材の正面図(a)、側面図(b)、平面図(c)である。
図3(a)〜(c)に図示するように、取付部材510は、配管取付部511aと、壁取付部511bとを備える。以下の説明では、取付部材510の水槽10への取付側を内側、反対側を外側と称する場合がある。
取付部材510の壁取付部511bは、水槽10の側壁10aの湾曲に沿うように湾曲した形状を有する(図3(c))。壁取付部511bは、水槽10の側壁10aの湾曲に沿う内側面を有する。壁取付部511bには、ボルト等の締結手段を通すための貫通孔5
11eが複数(この例では8つ)設けられている。水槽10の側壁10aの開口部10cの周囲には、貫通孔511eに対応する貫通孔(図示せず)が設けられている。取付部材510は、貫通孔511eを水槽10の側壁10aの貫通孔に合致させた状態で、貫通孔を介して壁取付部511b及び側壁10aを貫通するようにボルトを一方側から通し、他方側でボルトをナットによって固定することで、水槽10の側壁10aに取り付けられる。壁取付部511bと水槽10の側壁10aとの間には、シール部材を配置することが好ましい。なお、シール部材はOリング、平板ゴムなどである。
配管取付部511aは、開口部511cを有する。開口部511cは、第1装置41の第1吐出配管部分411の流出口413及び第2装置42の第2吐出配管部分421の流入口422の開口と合致するように設けられている。配管取付部511aは、壁取付部511bの外側面よりも突出する突出部511fを有している。なお、本実施形態では、壁取付部511bの外側面よりも突出する突出部511fを説明するが、配管取付部511aは、壁取付部511bの内側面よりも突出する突出部511fを有してもよい。
配管取付部511aは、第1平坦面511a1と、第2平坦面511a2とを備えている。第1平坦面511a1は、壁取付部511bの内側面(取付面)よりも凹んで形成されている。第2平坦面511a2は、突出部511fの端面として形成されている。第1平坦面511a1には、第1吐出配管部分411(第1装置41)の流出口413のフランジ413aが取り付けられる。第2平坦面511a2には、第2吐出配管部分421(第2装置42)の流入口422のフランジ422aが取り付けられる。配管取付部511aは、ボルト等の締結手段を通すための貫通孔511dが複数(この例では4つ)設けられている。第1吐出配管部分411のフランジ413aおよび第2吐出配管部分421のフランジ422aにも、貫通孔511dに対応する貫通孔(図示せず)が設けられている。第1吐出配管部分411のフランジ413a及び第2吐出配管部分421のフランジ422aをそれぞれ取付部材510の第1平坦面511a1及び第2平坦面511a2に当接させた状態で、フランジ413a、配管取付部511aおよびフランジ422aの貫通孔を貫通するように、ボルトを一方側から挿入し、他方側でボルトをナットで固定することによって、取付部材510に第1吐出配管部分411及び第2吐出配管部分421が固定される。これにより、取付部材510に着脱装置40(第1装置41及び第2装置42)が取り付けられる。その後、必要に応じて、第1吐出配管部分411(第1装置41)が水槽10の底壁10bに固定される。なお、第1吐出配管部分411(第1装置41)を水槽10の底壁10bに固定した後に、取付部材510に第1吐出配管部分411及び第2吐出配管部分421を固定してもよい。
第2吐出配管部分421の流出口423には、図1の排出配管104の下端が接続される。なお、第1吐出配管部分411のフランジ413a及び第2吐出配管部分421のフランジ422aと、取付部材510の第1平坦面511a1及び第2平坦面511a2との間には、シール部材を配置することが好ましい。なお、シール部材はOリング、平板ゴムなどである。
取付部材510は、着脱装置40、ポンプ20及び排出配管104から受ける応力ないし荷重に耐えうる強度を確保するために、金属で補強された樹脂製であることが好ましい。例えば、線状または板状の金属、網目状の線状または細板状の金属、ないし金属板を樹脂で取り囲むように樹脂成型して取付部材510を形成する。このように形成することで、取付部材510の強度を確保できるとともに、全体を金属で形成する場合に比較して軽量化でき、多様な形状に成型し易い利点がある。なお、配管取付部511aを少なくとも金属で補強すれば、強度向上の効果がある。この場合、配管取付部511aとなる部分に、線状または板状の金属、網目状の線状または細板状の金属、ないし金属板を配置し、これらの周りに樹脂成型して、取付部材を形成してもよい。また、取付部材510の配管取
付部511aのみを金属板として、それ以外を樹脂で形成してもよい。
上記では、第2装置42(第2吐出配管部分421)と水槽10の壁の間に取付部材510を配置した場合を説明したが、これに代えて第1装置41(第1吐出配管部分411)と水槽10の壁の間に取付部材を配置してもよい。この場合、第1装置41と水槽10の壁の間に、例えば、図6A〜Bに示す取付部材510’、または、図8A〜Cに示す取付部材520’を配置する。また、後述するように、第1装置41(第1吐出配管部分411)と水槽10の壁の間及び第2装置42(第2吐出配管部分421)と水槽10の壁の間の両方に、取付部材を配置してもよい。
本実施形態によれば、吐出配管400の一部(第2吐出配管部分421)が水槽10外に出されるので、水槽100内における吐出配管(第1吐出配管部分411)に要するスペースを低減でき、水槽10内の省スペース化を図ることができる。この結果、水槽10内での作業性が向上できる。また、省スペース化によって、水槽10内により大型のポンプを設置することも可能になる。
また、ポンプ20の吐出配管400が水槽10外で終端するので、水槽10の外において、吐出配管400に他の配管(排出配管104)を連結することが容易である。
本実施形態によれば、吐出配管400が水槽10外で立ち上がっているため、吐出配管400の終端(流出口423)に、竪配管からなる排出配管104を容易に連結することができる。
ピットPi内に収容される水槽10は、マンホールを通して搬入されるため、水槽10の寸法が制約される。本実施形態によれば、寸法が制約されるピットPi内の水槽10において、ポンプ20の吐出配管400の一部を水槽10外に出して、水槽10内の省スペース化を図ることができる。これにより、水槽10内での作業性が向上する。また、ピットPi内では、汚水等による臭いに耐えて作業する必要があり、また、有害物質が発生することもあり、作業時間をできるだけ短くする必要があるが、ポンプ20の吐出配管400を水槽10外で終端させることによって、水槽10外にて吐出配管400と排出配管104の接続が可能となり、水槽10内にて吐出配管400と排出配管104の配管接続作業を行う場合に比べて作業時間を大幅に短縮することができる。なお、一例として、マンホールの直径は約60cmである。
また、排出配管104を水槽10内に設置する必要がなくなり、水槽10内に集積される汚水量が多くなる。これにより、地下排水槽に集積される汚水量が多くなるため、近年の異常気象で生じる短時間の集中豪雨よる地下ピットの突発的な汚水の増水にも若干の余裕をもって対処できる。
本実施形態によれば、ポンプ20の水槽10への取り付け及び取り外しが容易である。また、吐出配管400に着脱装置40を設けるので、水槽10内の更なる省スペース化を図ることができる。
本実施形態によれば、吐出配管400を備える着脱装置40を第1装置41(第1吐出配管部分411)及び第2装置42(第2吐出配管部分421)に二分割し、第1吐出配管部分411及び第2吐出配管部分421を、水槽10の内側面及び外側面に取り付ける際に、第1吐出配管部分411及び第2吐出配管部分421の少なくとも一方と水槽10の壁の間に取付部材510を配置する。これにより、第1吐出配管部分411及び第2吐出配管部分421の取付部における水槽10の壁の強度を補強することができる。また、水槽10内に配置される着脱装置40及び吐出配管400の構成を低減できるので、水槽10内の省スペース化を図ることができる。この結果、水槽10内での作業性が向上でき
る。また、省スペース化によって、水槽10内により大型のポンプを設置することも可能になる。大型のポンプを設置することにより集中豪雨等よって水槽内の突発的な汚水の増水にも余裕をもって対処できる。
本実施形態によれば、取付部材510が、水槽10の壁10aの形状に沿った壁取付部511bと、第1及び第2吐出配管部分411、421を取り付ける第1及び第2平坦面511a1、511a2を有するので、取付部材510を、水槽10の壁および第1及び第2吐出配管部分411、421へ取り付けることが容易である。
本実施形態によれば、配管取付部511aに突出部511fを設けて第1及び第2平坦面511a1、511a2を形成するため、取付部材510の全体の厚みを増大させる必要がない。壁取付部511bの厚みが増大することを抑制することができる。
本実施形態によれば、水槽10の壁10aの外側面の近傍で第2吐出配管部分421が竪配管からなる排出配管104に連結される場合にも、竪配管からの応力や荷重に耐えうるように、取付部における水槽10の壁10aの強度を向上させることができる。
本実施形態によれば、第1及び/又は第2吐出配管部分411、421が取り付けられる配管取付部511a又は取付部材510全体が金属で補強されているので、取付部における側壁10aの強度をより向上し得る。また、取付部材510全体を金属で形成する場合に比較して軽量化することができ、また、取付部材510全体を樹脂製とし配管取付部511aを金属で補強することで、取付部材510を任意の形状に形成し易い。
(変形例)
図2Dは、変形例によるポンプ装置の平面図である。上記では、取付部材510の壁取付部511bを、壁10aの湾曲した形状に沿うように湾曲されたが、水槽10の壁10aの一部に平坦部10dを設けてもよい。変形例では、図2Dに示すように、水槽10の壁10aは、平坦部10dを有する。平坦部10dにおいて、開口部10cが設けられている。取付部材510の壁取付部510bは、平坦部10dに沿うように、平坦面を有する平板状に設けられる。
また、水槽10が多面体である場合にも、取付部材510の壁取付部510bを平板状とした構成を採用する。
また、後述する実施形態における取付部材510’、520、520’の壁取付部510bについても、水槽10の壁10aの取付箇所の形状に応じて、湾曲した形状又は平板状として構成することができる。
(第2実施形態)
図4Aは、第2実施形態によるポンプ装置1の側面図である。図4Bは、第2実施形態によるポンプ装置1の正面図である。図4Cは、第2実施形態によるポンプ装置1の平面図である。図5は、第2実施形態による取付部材の正面図(a)、側面図(b)、平面図(c)である。
第2実施形態に係るポンプ装置1は、取付部材520の構成が第1実施形態の取付部材510の構成と異なる。その他の点は第1実施形態と同様であるため、相違点のみについて説明する。第2実施形態では、第1実施形態の取付部材510の構成に付した符号のうち最初の2桁「51」を「52」に置き換えている。
取付部材520のうち配管取付部521a及び壁取付部521bは、第1実施形態の取付部材510の配管取付部511a及び壁取付部511bと同様の構成を有する。第2実施形態に係る取付部材520は、更に、脚部522を備えている。脚部522は、配管取
付部521a及び壁取付部521bと一体に樹脂成型される。但し、脚部522を別体で形成した後に、接着剤等で配管取付部521a及び壁取付部521bに固定してもよい。脚部522は、配管取付部521a及び壁取付部521bと略平行に延びる第1脚部522aと、第1脚部522aから略垂直に延びる第2脚部522bとを備えている。第1脚部522aの内側面は、壁取付部521bの内側面と連続して、水槽10の側壁10aの湾曲に沿った形状となっている。取付部材520が水槽10に取り付けられた際に、第2脚部522bの底面が水槽10の底壁10bの底面と高さが一致するように、第1脚部522aの長さ(脚長)が設定されている。脚部522は、第1脚部522a及び第2脚部522bの角部が、水槽10の壁10の外側面と、ピットPiの床面とがなす角部に合致するように当接される。
なお、第1脚部522aについても、壁取付部521bと同様に、水槽10の壁10aの一部に、平坦部10dが設けられる場合に、平坦部10dに沿うように平板状に設ける。
また、水槽10が多面体である場合にも、第1脚部522aを平板状とする。
また、後述する実施形態における取付部材520’の第1脚部522a’についても、水槽10の壁10aの取付箇所の形状に応じて、湾曲した形状又は平板状に構成することができる。
なお、第2実施形態の取付部材520は、脚部522を含め、金属で補強された樹脂で形成されている。例えば、線状または板状の金属、網目状の線状または細板状の金属、ないし金属板を樹脂で取り囲むように樹脂成型して取付部材520を形成する。このように形成することで、取付部材520の強度を確保できるとともに、全体を金属で形成する場合に比較して軽量化でき、多様な形状に成型し易い利点がある。なお、配管取付部521aを少なくとも金属で補強すれば、強度向上の効果がある。この場合、配管取付部521aとなる部分に、線状または板状の金属、網目状の線状または細板状の金属、ないし金属板を配置し、これらの周りに樹脂成型して、取付部材を形成してもよい。また、取付部材520の配管取付部521aのみを金属板として、それ以外を樹脂で形成してもよい。
取付部材520が壁取付部521bで水槽10の側壁10aに取り付けられた際に、脚部522の第1脚部522aが壁取付部521bとともに側壁10aの形状に沿って当接するとともに、第2脚部522bがピットPiの床に当接する。これにより、取付部材520が側壁10aと重なる面積が増大するため、取付部材520の側壁10aへの固定の強度が向上し、取付部材520を取り付けた部分の側壁10aの強度を向上することができる。
以上述べた第2実施形態も、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
さらに第2実施形態によれば、第1脚部522aと第2脚部522bとからなるL字形状の脚部522によって、着脱装置40の取付部(吐出配管400の取付部)における水槽10の壁10aの強度を向上させることができる。L字形状の脚部522を水槽10内の隅部や、水槽10の側壁10aの外側面と、ピットPiの床面とがなす角部に合致するように当接させるので、着脱装置40の取付部(吐出配管400の取付部)における水槽10の壁10aの強度を有効に向上させることができる。この結果、取付部材520及び側壁10aにおいて、竪配管からなる排出配管104から第2装置42(第2吐出配管部分421)を介して受ける応力や荷重を受け止める強度を更に向上することができる。
(第3実施形態)
図6Aは、第3実施形態によるポンプ装置1の側面図である。図6Bは、第3実施形態によるポンプ装置1の取付部材510、510’の近傍の横断面図である。図7は、第3実施形態による外側の取付部材510の平面図である。
上記実施形態では、水槽10の側壁10aの外側面と、第2装置42(第2吐出配管部分421)との間に取付部材510、520を配置したが、これに加えて、水槽10の側壁10aの内側面と、第1装置41(第1吐出配管部分411)との間にも取付部材を配置してもよい。
図6Aでは、水槽10の側壁10aの外側面と、第2装置42(第2吐出配管部分421)との間に取付部材510を配置するとともに、水槽10の側壁10aの内側面と、第1装置41(第1吐出配管部分411)との間に取付部材510’を配置している。
外側の取付部材510の内側には、第1装置41の第1吐出配管部分411は直接接続されないため、図7に示すように、取付部材510から第1平坦面511a1を省略し、配管取付部511aの内側面を壁取付部511bの内側面と連続して湾曲するように形成してもよい。なお、第1平坦面511a1を省略せず、第1実施形態と同一形状であってもよい。
内側の取付部材510’は、図3(a)〜(c)に示した取付部材510と概ね同一の形状を有する。但し、図6Bに示すように、取付部材510’の突出部511f’が側壁10aの開口部10cに嵌合するように選択することが好ましい。以下の説明では、取付部材510’は、図3(a)〜(c)に示した取付部材510の各構成の符号に記号「’」を付した符号により参照する。
取付部材510’の配管取付部511a’及び壁取付部511b’には、図3(a)の貫通孔511d、511eと同様の貫通孔511d’、511e’が形成されている。着脱装置40(吐出配管400)の取り付けは、以下のように行われる。先ず、図6Bに示すように、取付部材510及び取付部材510’を、水槽の側壁10aの外側面及び内側面にそれぞれ配置する。次に、内側又は外側から取付部材510、510’の壁取付部511b、511b’の貫通孔511e、511e’および側壁10aの貫通孔を通るようにボルトを挿入し、反対側において、ボルトの先端部をナットで固定する。これにより、取付部材510及び取付部材510’が、図6Bに示すように、側壁10aに固定される。次に、第1装置41の第1吐出配管部分411のフランジ413aを取付部材510’の第1平坦面511a1’に当接させ、第2装置42の第2吐出配管部分421のフランジ422aを取付部材510の第2平坦面511a2’に当接させ(当接させる順番は逆でもよい)、内側又は外側からフランジ413a、422a及び取付部材510、510’の配管取付部511a、511a’の貫通孔511d、511d’を貫通するようにボルトを挿入し、反対側において、ボルトの先端部をナットで固定する。これにより、第1吐出配管部分411及び第2吐出配管部分421(第1装置41、第2装置42)が、取付部材510及び510’に取り付けられる、このとき、フランジ413aと第1平坦面511a1’との間、及び、フランジ422aと第2平坦面511a2’との間に、シール部材を配置することが好ましい。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。また、第3実施形態によれば、さらに、側壁10aの外側及び内側から取付部材510及び510’によって側壁10aが補強されるので、第1吐出配管部分411及び第2吐出配管部分421の取付部分における側壁10aの強度を更に高めることができる。
(第4実施形態)
図8Aは、第4実施形態によるポンプ装置1の側面図である。図8Bは、第4実施形態によるポンプ装置1の取付部材520、520’近傍の横断面図である。図8Cは、第4実施形態による、内側に配置される取付部520’材の側面図である。図9は、第4実施
形態による外側の取付部材520の正面図である。
図8Aでは、水槽10の側壁10aの外側面と、第2装置42(第2吐出配管部分421)との間に取付部材520を配置するとともに、水槽10の側壁10aの内側面と、第1装置41(第1吐出配管部分411)との間に取付部材520’を配置している。
外側の取付部材520の内側には、第1装置41の第1吐出配管部分411は直接接続されないため、図9に示すように、取付部材520から第1平坦面521a1を省略し、配管取付部521aの内側面を壁取付部521bの内側面と連続して湾曲するように形成してもよい。なお、第1平坦面511a1を省略せず、第2実施形態と同一形状であってもよい。
内側の取付部材520’は、図5(a)〜(c)に示した取付部材520と概ね同一の形状を有する。但し、図8Bに示すように、取付部材520’の突出部521f’が側壁10aの開口部10cに嵌合するように選択することが好ましい。以下の説明では、取付部材520’は、図5(a)〜(c)に示した取付部材520の各構成の符号に記号「’」を付した符号により参照する。
取付部材520’の脚部522’の第2脚部522b’は、図5の場合とは異なり、突出部521f’とは反対側に向かって延びている(図8C)。
取付部材520’の配管取付部521a’及び壁取付部521b’には、図5(a)の貫通孔521d、521eと同様の貫通孔521d’、521e’が形成されている。着脱装置40(吐出配管400)の取り付けは、以下のように行われる。先ず、図8Bに示すように、取付部材520及び取付部材520’を、水槽の側壁10aの外側面及び内側面にそれぞれ配置する。次に、内側又は外側から取付部材520、520’の壁取付部521b、521b’の貫通孔521e、521e’および側壁10aの貫通孔を通るようにボルトを挿入し、反対側において、ボルトの先端部をナットで固定する。これにより、取付部材520及び取付部材520’が、図8Bに示すように、側壁10aに固定される。次に、第1装置41の第1吐出配管部分411のフランジ413aを取付部材520’の第1平坦面521a1’に当接させ、第2装置42の第2吐出配管部分421のフランジ422aを取付部材520の第2平坦面511a2’に当接させ(当接させる順番は逆でもよい)、内側又は外側からフランジ413a、422a及び取付部材520、520’の配管取付部521a、521a’の貫通孔521d、521d’を貫通するようにボルトを挿入し、反対側において、ボルトの先端部をナットで固定する。これにより、第1吐出配管部分411及び第2吐出配管部分421(第1装置41、第2装置42)が、取付部材520及び520’に取り付けられる。このとき、フランジ413aと第1平坦面521a1’との間、及び、フランジ422aと第2平坦面521a2’との間に、シール部材を配置することが好ましい。
第4実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。また、第4実施形態によれば、さらに、側壁10aの外側及び内側から取付部材520及び520’によって側壁10aが補強されるので、第1吐出配管部分411及び第2吐出配管部分421の取付部分における側壁10aの強度を更に高めることができる。
なお、上記では、水槽10の壁10aの内側面及び外側面に、脚部付きの取付部材を配置する場合を説明したが、内側面及び外側面の一方を脚部なしの取付部材に置き換えてもよい。竪配管からなる排出配管104からの応力、荷重に耐えることが必要な場合または重視される場合には、外側面に脚部付きの取付部材を配置し、内側面に脚部なしの取付部材を配置してもよい。
(第5実施形態)
図10は、第5実施形態によるポンプ装置1の側面図である。この実施形態では、取付部材を使用せず、水槽10において着脱装置40(吐出配管400)が取り付けられる取付部において、壁10aを金属で補強したものである。樹脂製の水槽10であっても、少なくとも着脱装置40が取り付けられる取付部において、壁10aを金属で補強することによって、着脱装置40や排出配管104から受ける応力、荷重を受け止める強度を確保することができる。
図11は、第6実施形態によるポンプ装置1の側面図である。上記第1〜第5実施形態について、着脱装置40を含む形態にて説明してきたが、これら実施形態にて着脱装置40を省略してもよい。一例として、図11に示すように、第1の実施形態にて着脱装置40を設けず、ポンプ20の吐出口21と第1吐出配管部分411の流入口412をフランジ接続とした場合を示す。この場合、ポンプ20の吐出口21と第1吐出配管部分411の流入口412のフランジは、ボルト等の締結部材で固定されている。
吐出配管400(第1吐出配管部分411)が水槽10aの底面を横切る方向に延び、吐出配管400の一部(第2吐出配管部分421)が水槽10の外に出されていることにより、吐出配管400の竪配管である排出配管104が水槽10外に設けられる。
寸法が制約されるピットPi内の水槽10において、ポンプ20の吐出配管400の一部を水槽10外に出して、水槽10に配管作業用のスペースを確保することで、水槽10内でのポンプ取り付けもしくは取り外しの作業性が向上する。特に、水槽10がバレルの場合には、先に述べたようにバレルの大きさはマンホールの以下であるため、ポンプ20のメンテナンス時に作業員がバレル内に入って作業することは困難である。そのため、着脱装置40がない構成では、作業員はバレル上部の開口部から覗き込んだ姿勢にてポンプ20と第1吐出配管部分411の流入口412の配管作業を行い、ポンプの取り付けまたは取り外しを行うこととなる。この場合において、水槽内の作業スペースを確保することでポンプ取り付け取り外しの作業性が大幅に向上する。
なお、ポンプ20の吐出口21と第1吐出配管部分411の流入口412はフランジ接続に限らず、流体的に接続されれば他の方法でもよいし、ポンプ20の吐出口21と第1吐出配管部分411の流入口412の接続部は水槽10外に設けても良い。
また、ポンプ20の吐出口21と、第1吐出配管部分411の流入口412とを水槽10の壁10aにおいて流体的に接続してもよい。
また、第1吐出配管部分411を省略し、ポンプ20の吐出口21と、第2吐出配管部分421の流入口422とを水槽10の壁10aにおいて流体的に接続してもよい。この場合、図10に示すように、取付部材を介さずに、ポンプ20の吐出口21と、第2吐出配管部分421の流入口422とを水槽10の壁10aにおいて流体的に接続してもよい。また、第1から第4実施形態のように、取付部材を介して、ポンプ20の吐出口21と、第2吐出配管部分421の流入口422とを水槽10の壁10aにおいて流体的に接続してもよい。
以上、いくつかの例に基づいて本発明の実施形態について説明してきたが、上記した発明の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明には、その均等物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
A…水中ポンプ
B…地階部分
Pi…ピット
1…ポンプ装置
8…ガイドサポート
9…ガイド
10…水槽
10a…側壁
10b…底壁
10c…開口部
10d…平坦部
20…ポンプ
22…凹状係止部
23…ガイドパイプフック
30…連通管
40…着脱装置
41…第1装置
42…第2装置
80…公共下水道管
91、93…汚水ます
100…建築物
101…流入管
102…開口部
103…蓋
104…排出配管
410…ベース
411…第1吐出配管部分
412…流入口
412a…フランジ
413…流出口
413a…フランジ
414…凸状係止部
415…ガイドパイプ受
421…第2吐出配管部分(曲管)
422…流入口
422a…フランジ
423…流出口
423a…フランジ
510…取付部材
511a…配管取付部
511a1…第1平坦面
511a2…第2平坦面
511b…壁取付部
511c…開口部
511d…貫通孔
511e…貫通孔
511f…突出部
520…取付部材
522…脚部
521a…配管取付部
521a1…第1平坦面
521a2…第2平坦面
521b…壁取付部
521d…貫通孔
521e…貫通孔
522…脚部
522a…第1脚部
522b…第2脚部

Claims (22)

  1. 水槽内に配置され、吐出口を有するポンプと、
    前記ポンプの前記吐出口に接続される吐出配管と、を備え、
    前記吐出配管は、前記水槽の底面を横切る方向に延び、その一部が前記水槽の外に出されている、
    ポンプ装置。
  2. 請求項1に記載のポンプ装置において、
    前記吐出配管は、前記水槽の外で立ち上がっている、ポンプ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のポンプ装置において、
    前記水槽は、下水道管よりも低い位置に設置された排水槽であるピット内に収容され、排水された水を一時貯留し、
    前記ポンプ及び前記吐出配管は、前記水槽に貯留した水を外部に排水する、ポンプ装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のポンプ装置において、前記水槽を更に備え、前記水槽は、1又は複数の筒状のバレルである、ポンプ装置。
  5. 請求項1乃至3の何れかに記載のポンプ装置において、前記水槽を更に備え、前記水槽は、組み立て式パネルタンクである、ポンプ装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載のポンプ装置において、前記水槽内に前記ポンプの着脱装置が更に設けられている、ポンプ装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載のポンプ装置であって、
    前記吐出配管は、
    前記水槽の内部に固定され、前記ポンプの前記吐出口に連結される第1吐出配管部分と、
    前記水槽の外部に固定され、前記第1吐出配管部分に流体的に接続される第2吐出配管部分と、
    前記水槽の壁の内側面及び外側面の少なくとも一方に固定される1又は複数の取付部材であって、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の開口に対応する第1開口部を有し、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方が取り付けられる前記1又は複数の取付部材と、を備える、ポンプ装置。
  8. 請求項7に記載のポンプ装置であって、
    前記第2吐出配管部分に、前記ポンプの着脱装置が設けられている、ポンプ装置。
  9. 請求項7又は8に記載のポンプ装置において、
    前記取付部材は、前記水槽の壁に取り付けられる壁取付部と、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方が取り付けられる配管取付部とを有し、
    前記水槽の側壁が湾曲しており、
    前記壁取付部は、前記側壁に沿って湾曲しており、前記配管取付部は、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方を取り付けるための1又は複数の平坦面を有する、ポンプ装置。
  10. 請求項7又は8に記載のポンプ装置において、
    前記取付部材は、前記水槽の壁に取り付けられる壁取付部と、前記第1吐出配管部分及
    び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方が取り付けられる配管取付部とを有し、
    前記水槽の側壁が平坦部を有し、
    前記壁取付部は、前記平坦部に取り付けられる平坦面を有し、前記配管取付部は、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方を取り付けるための1又は複数の平坦面を有する、ポンプ装置。
  11. 請求項9又は10に記載のポンプ装置において、
    前記配管取付部は、前記壁取付部の取付面または前記取付面とは反対側の面に突出する突出部を有し、前記平坦面は、前記取付面から凹んで形成されるか、又は、前記突出部の端面で形成されている、ポンプ装置。
  12. 請求項9乃至11の何れかに記載のポンプ装置において、
    前記取付部材は、前記壁取付部に設けられた脚部を更に有し、
    前記脚部は、前記側壁に沿って湾曲しかつ前記壁取付部から延びる第1脚部と、前記第1脚部から前記第1脚部と略垂直に延びる第2脚部とを有する、ポンプ装置。
  13. 請求項7乃至12の何れかに記載のポンプ装置において、
    前記第2吐出配管部分は、曲管であり、前記曲管の一端は竪配管に連結されるように構成されている、ポンプ装置。
  14. 請求項9又は10、及び請求項9又は10を引用先に含む請求項11乃至13の何れかに記載のポンプ装置において、
    前記配管取付部は、金属で補強された樹脂で形成されている、ポンプ装置。
  15. 請求項7乃至14の何れかに記載のポンプ装置において、
    前記1又は複数の取付部材は、第1及び第2取付部材を有し、第1及び第2取付部材は、それぞれ前記水槽の前記外壁及び前記内壁にそれぞれ固定される、ポンプ装置。
  16. 請求項1乃至15の何れかに記載のポンプ装置を備える、悪臭防止型排水設備。
  17. 水槽内に取り付けられるポンプの吐出配管であって、
    前記水槽の内部に固定され、前記ポンプの吐出口に連結される第1吐出配管部分と、
    前記水槽の外部に固定され、前記第1吐出配管部分に流体的に接続される第2吐出配管部分を有する第2吐出配管部分と、
    前記水槽の壁内側面及び壁外側面の少なくとも一方に固定される1又は複数の取付部材であって、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の開口に対応する第1開口部を有し、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方が取り付けられる前記1又は複数の取付部材と、
    を備える、ポンプの吐出配管。
  18. 請求項17に記載の吐出配管において、
    前記第2吐出配管部分は曲管である、吐出配管。
  19. ポンプの吐出配管を水槽に取り付ける方法であって、
    前記吐出配管を前記水槽の壁に取り付けるための取付部材を前記水槽の壁内側面または壁外側面の少なくとも一方に取り付け、
    前記吐出配管の第1吐出配管部分を前記水槽の内側に配置し、前記吐出配管の第2吐出配管部分を前記水槽の外側に配置し、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分を前記取付部材を介して前記水槽に取り付ける、方法。
  20. 請求項19に記載の着脱装置を水槽に取り付ける方法を含む、ポンプ装置の製造方法。
  21. 水槽内にポンプを取り付けるための着脱装置であって、
    前記水槽の内部に固定される第1装置であって、前記ポンプの吐出口に連結される第1吐出配管部分を有する第1装置と、
    前記水槽の外部に固定される第2装置であって、前記第1吐出配管部分に流体的に接続される第2吐出配管部分を有する第2装置と、
    前記水槽の壁内側面及び壁外側面の少なくとも一方に固定される1又は複数の取付部材であって、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の開口に対応する第1開口部を有し、前記第1吐出配管部分及び前記第2吐出配管部分の少なくとも一方が取り付けられる前記1又は複数の取付部材と、を備える着脱装置。
  22. 請求項21に記載の着脱装置において、
    前記第2吐出配管部分は曲管である、着脱装置。
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