JP4116189B2 - 水中ポンプ設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体中に設置される、いわゆる水中ポンプ等の設備における腐食防止を図った水中ポンプ設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の水中ポンプ設備として、図5に示される如く、貯水槽1内の底部にアンカーボルト等により固定設置される接続管2と、接続管2上部に互いに平行状態で立設された一対のガイド支柱3と、両ガイド支柱3に沿って昇降自在とされると共に、その下降操作で吐出口が前記接続管2の一端開口部に連通接続状態とされる水中ポンプ4と、前記接続管2の他端開口部に接続された排水管5とを備えた構造のものがあった。
【0003】
なお、図5において、6は吊上げ用チェーン、7は電源ケーブル、8はマンホール枠体、9はマンホール蓋である。
【0004】
そして、水中ポンプ4の定期点検等にあっては、吊上げ用チェーン6を利用して水中ポンプ4を上方に引き上げ操作すれば、水中ポンプ4に固定のガイド体11が両ガイド支柱3に沿って上方に摺動案内され、ここに、水中ポンプ4は仮想線で示される如く、両ガイド支柱3による案内の下、上方に吊上げられていき、マンホール部10の開口より一旦、取り出される。
【0005】
そして、所定の点検整備後、両ガイド支柱3間に再度、ガイド体11を係合状として両ガイド支柱3に沿って降ろしていくことにより、水中ポンプ4の吐出口と接続管2の一端開口部とが水中ポンプ4自体の重量を利用したてこの原理により自動的に連通接続状態となって密着され、点検作業が完了する構造とされていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の水中ポンプ設備にあっては、使用する環境により腐食を引き起こす液質中(例えば海水を含む液質中等)で運転しなければならない場合もあり、このような環境下で使用する場合には、腐食が問題となっていた。
【0007】
特に、接続管2はアンカーボルト等により貯水槽1内の底部地面側に固定設置されるため、接続管2自体を交換する場合には、貯水槽1から水をすべて抜く必要があり、相互関連する各水中ポンプ設備全体における揚水を一時停止するような大工事が必要となるという問題もあった。
【0008】
一方、この種の電解液中での金属の腐食を防止する方法として、防食部材、いわゆる、よりイオン化傾向の大きい低電位の金属を利用して主体となる金属体の腐食防止を図るという方法がある。例えば、特開昭54−163742号公報や実公昭58−33275号公報等にも開示の如くである。
【0009】
そこで、本発明は上記点に鑑み、防食部材を利用して各部の腐食を有効に防止した水中ポンプ設備を提供すること目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための第1の技術的手段は、水中に固定設置される金属材よりなる接続管と、該接続管に立設されたガイド支柱と、該ガイド支柱に沿って昇降自在とされると共に、その下降操作で吐出口が前記接続管の一端開口部に連通接続状態とされる水中ポンプと、前記接続管の他端開口部に接続された排水管とを備えてなる水中ポンプ設備において、前記接続管に導電材を介して電気的接続状態とされた防食部材が、接続管の付近に位置して配設された点にある。
【0011】
また、前記防食部材が前記ガイド支柱に沿って昇降自在に吊下げられた構造としてもよい。
【0012】
さらに、前記ガイド支柱が金属材よりなり、前記防食部材が前記接続管およびガイド支柱よりイオン化傾向の大きい低電位の金属からなる構造としてもよい。
【0013】
さらにまた、前記ガイド支柱が金属材よりなり、前記接続管とガイド支柱とが導電材により接続されると共に、ガイド支柱と防食部材とが導電材により接続されて、接続管と防食部材とが前記電気的接続状態とされた構造としてもよい。
【0014】
また、上記目的を達成するための第2の技術的手段は、水中に固定設置される接続管と、該接続管に立設されたガイド支柱と、該ガイド支柱に沿って昇降自在とされると共に、その下降操作で吐出口が前記接続管の一端開口部に連通接続状態とされる水中ポンプと、前記接続管の他端開口部に接続された排水管とを備えてなる水中ポンプ設備において、前記水中ポンプのポンプ本体に装着された導電性支持部材を介して防食部材が、ポンプ本体の周囲に配設された点にある。
【0015】
そして、前記ポンプ本体の上部および下部より、前記導電性支持部材が放射状に突設され、上下対の各導電性支持部材の突出端部間にわたって前記防食部材が取り付けられて、ポンプ本体の外周囲に周方向に離隔して複数の防食部材が配置された構造としてもよい。
【0016】
さらに、上記目的を達成するための第3の技術的手段は、水中に固定設置される金属材よりなる接続管と、該接続管に立設されたガイド支柱と、該ガイド支柱に沿って昇降自在とされると共に、その下降操作で吐出口が前記接続管の一端開口部に連通接続状態とされる水中ポンプと、前記接続管の他端開口部に接続された排水管とを備えてなる水中ポンプ設備において、前記接続管に導電材を介して電気的接続状態とされた防食部材が、接続管の付近に位置して配設されると共に、前記水中ポンプのポンプ本体に装着された導電性支持部材を介して防食部材が、ポンプ本体の周囲に配設された点にある。
【0017】
また、前記接続管付近に配設された防食部材が前記ガイド支柱に沿って昇降自在に吊下げられた構造としてもよい。
【0018】
さらに、前記ガイド支柱が金属材よりなり、前記各防食部材が前記接続管、ガイド支柱および水中ポンプよりイオン化傾向の大きい低電位の金属からなる構造としてもよい。
【0019】
また、前記ガイド支柱が金属材よりなり、前記接続管とガイド支柱とが導電材により接続されると共に、ガイド支柱と防食部材とが導電材により接続されて、接続管と防食部材とが前記電気的接続状態とされた構造としてもよい。
【0020】
さらに、前記ポンプ本体の上部および下部より、前記導電性支持部材が放射状に突設され、上下対の各導電性支持部材の突出端部間にわたって前記防食部材が取り付けられて、ポンプ本体の外周囲に周方向に離隔して複数の防食部材が配置された構造としてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1ないし図4において、20は水中ポンプ設備で、上記従来同様、貯水槽21内の底部にアンカーボルト22等により固定設置された接続管23と、接続管23上部に互いに平行状態で立設された一対のガイド支柱24と、両ガイド支柱24に沿って昇降自在とされると共に、その下降操作で吐出口が前記接続管23の一端開口部に連通接続状態とされる水中ポンプ25と、前記接続管23の他端開口部に接続された排水管26とから主構成されている。
【0022】
なお、貯水槽21の適宜高さ位置には、貯水槽21内に水が流入するための流入路が適宜備えられている。
【0023】
前記接続管23は、鋳鉄(例えば、FC200、FC250等)製の鋳物からなり、屈曲状に形成されたエルボ部23aと、エルボ部23aの下部側に一体形成された貯水槽21内底部に取付固定するための取付台部23bとを備え、取付台部23b下端にはその周囲に沿って適宜離隔した4個所位置にボルト固定部23cが備えられている。
【0024】
そして、各ボルト固定部23cに形成されたボルト挿通孔もしくはボルト挿通溝に対して、所定位置に予め設置された各アンカーボルト22を挿通させ、ナット締結することにより、接続管23が所定位置に固定設置されている。
【0025】
また、接続管23の一端部上部側には、支柱取付部23dが一体形成されており、この支柱取付部23dに各ガイド支柱24の下端部が嵌合固定され、各ガイド支柱24は所定間隔を有して互いに平行状態で立設されている。
【0026】
そして、各ガイド支柱24の上端部は、従来同様、平面視コ字状のガイドホルダ28の筒部28aに嵌合固定されている。また本実施形態においては、各ガイド支柱24は、ステンレス(例えば、SUS304、SUS316等)製のパイプ体等より構成されている。
【0027】
前記水中ポンプ25は、その外部ハウジング25aが鋳鉄(例えば、FC200、FC250等)製の鋳物からなり、その下部一側に位置する吐出口部分には従来同様構成の鋳鉄製の鋳物等からなるガイド体29がフランジ接続されている。
【0028】
ガイド体29は、その上部に、両ガイド支柱24間に沿って上下方向に摺動自在に案内されるスライド部29aが一体に形成されると共に、スライド部29aの下面側に、前記エルボ部23aの一端に形成されたフランジ部上縁部の係合テーパ面に接離自在に当接するテーパ面を有する係止爪部29bが一体に形成されている。
【0029】
一方、水中ポンプ25の外部ハウジング25a上端部には、従来同様、吊上げ用チェーン30や電源ケーブルが適宜、連結されている。
【0030】
そして、吊上げ用チェーン30の引き上げ、繰り出し操作により、ガイド体29のスライド部29aが両ガイド支柱24に沿ってスライド案内され、この案内下、水中ポンプ25が昇降操作自在な構成とされている。
【0031】
また、この案内下、水中ポンプ25を最下位まで下降操作すれば、エルボ部23a側のテーパ面と係止爪部29bのテーパ面とが接離自在に当接係合して水中ポンプ25自体の重量によるてこの原理により、水中ポンプ25側の吐出口部分とエルボ部23aの一端開口部部分とが連通接続状態となって互いに密着されるように構成されている。
【0032】
また、図1ないし図3に示される如く、水中ポンプ25の外部ハウジング25aにおけるモータ収容部分に対応するポンプ本体25bの上部および下部より、導電性支持部材としてのステンレス製(例えば、SUS304等)の細長板状のブラケット32が、着脱自在なボルト33締結等により放射状(本実施形態では四方)に突設されており、各ブラケット32の突出端部には上下方向の挿通孔もしくは切欠状の挿通溝がそれぞれ形成されている。
【0033】
そして、上下に対応する対の各ブラケット32の突出端部間の前記挿通孔もしくは挿通溝にわたって、棒状の防食部材35がそれぞれ着脱自在に装着されている。ここに、ポンプ本体25bの外周囲に周方向にほぼ等間隔を有して4本の防食部材35が配置される。
【0034】
即ち、各防食部材35は、外部ハウジング25aやブラケット32よりイオン化傾向の大きい低電位の金属(アルミニウム、亜鉛等)、例えば、アルミニウムからなる細長円筒状のアルミ陽極棒部35aと、該アルミ陽極棒部35aに貫通固定状に装着された鋼材(例えば、SS400)等からなる支軸部35bとからなり、上下に突出する支軸部35bに形成された雄ねじ軸部にそれぞれ螺合された対のナット36を利用して、各ブラケット32の突出端部に着脱自在に装着されている。
【0035】
前記排水管26は、ダクタイル鋳鉄管(FCD)やステンレス管(SUS304等)からなり、エルボ部23aの他端開口部にフランジ接続されて上向きに立設配置されている。
【0036】
また、本実施形態においては、前記両ガイド支柱24間においても棒状の防食部材38が昇降自在に吊下げ配置されている。
【0037】
即ち、図1および図4に示される如く、防食部材38は、接続管23や各ガイド支柱24よりイオン化傾向の大きい低電位の金属(アルミニウム、亜鉛等)、例えば、アルミニウムからなる細長円筒状のアルミ陽極棒部38aと、該アルミ陽極棒部38aに貫通固定状に装着された鋼材(例えばSS400)等からなる支軸部38bとからなり、下部に突出する支軸部38bの突出端部には絶縁部材としてのゴム体39が嵌着固定されている。
【0038】
また、アルミ陽極棒部38aの上部に突出する支軸部38bの上下方向中間部には、その支軸部38bに形成された雄ねじ軸部に螺合された対のナット40を利用して、合成樹脂製のスライド板41に挿通状として着脱自在に装着されている。
【0039】
そして、この対の各ナット40によるスライド板41に対する挟持固定に際して、導電材としての被覆付銅線43の一端部が支軸部38bに電気的に接続されている。
【0040】
前記スライド板41は、ガイド体29と同様、両ガイド支柱24に沿って上下方向に摺動自在にスライド案内されるべく、両側にガイド支柱24がそれぞれ相対摺動自在に嵌合状とされる嵌合凹部41aが形成されている。
【0041】
また、支軸部38bの上端面には、アイボルト44が着脱自在に螺合されており、該アイボルト44に吊上げ用チェーン45が連結されている。
【0042】
前記被覆付銅線43の他端部は、一方のガイド支柱24上端部に溶接等により固着され、ここに、防食部材38とガイド支柱24とが被覆付銅線43を介して電気的に接続されている。
【0043】
また、この被覆付銅線43により接続されたガイド支柱24下端部と接続管23の一端部とが、同様に被覆付銅線46を介して電気的に接続されている。この取付例としては、被覆付銅線46の各端部をそれぞれ溶接により固着する方式であってもよく、ガイド支柱24や接続管23に突設された雄ねじ軸部にナットを螺合することにより被覆付銅線46端部を締結して(必要に応じて溶接することにより)電気的に接続する方式であってもよい。
【0044】
そして、この防食部材38が貯水槽21内に下降配置された状態においては、図1に示される如く、両ガイド支柱24間の下部に位置され、下端のゴム体39がガイド体29のスライド部29a上面に当接した状態で配置される。
【0045】
また、これら水中ポンプ25や防食部材38の下降配置状態において、各吊上げ用チェーン30、45の上端部は、マンホール部48の開口周縁部に適宜備えられたフック部49に係止保持される。
【0046】
なお、被覆付銅線43と吊上げ用チェーン45とは、長さ方向に適宜間隔を有した複数位置で、適宜ひももしくは線材等で固縛されている。
【0047】
また、各ボルト22、33、44、ナット36、40、各吊上げ用チェーン30、45や各チェーン30、45連結用のシャックル等はステンレス材(SUS304、SUS316)等により構成されている。
【0048】
本実施形態は以上のように構成されており、貯水槽21に貯留された水は水中ポンプ25の作動により、その下端側に位置する吸引口より吸引されて吐出口よりエルボ部23a内に案内され、排水管26を通じて排水される。
【0049】
そして、貯水槽21における貯水中において、水中ポンプ25側においては、ポンプ本体25bと各防食部材35との相互間に、水中を通じて一点鎖線で示されるような電気の流れが生じ、一方、接続管23側においては、防食部材38から吊上げ用チェーン45、ガイド支柱24、被覆付銅線46、接続管23および水中を通じて防食部材38への二点差線で示されるような電気の流れが生じ、各防食部材35、38の水中への溶解により、水中ポンプ25やガイド支柱24および接続管23等の腐食が有効に防止できる。
【0050】
そして、これら各防食部材35、38の交換に際しては、水中ポンプ25の点検整備の場合と同様、吊上げ用チェーン30を利用して水中ポンプ25を仮想線で示される如く上方に引き上げて貯水槽21から取り出し、各防食部材35を交換すればよい。
【0051】
また、防食部材38の下端はスライド部29a上に位置しているため、水中ポンプ25の引き上げと共に上昇され、水中ポンプ25の引き上げと同時に取り出すことができる。そしてこの場合も同様に防食部材38を交換すればよい。なお、防食部材38側のみを単独で引き上げて交換する場合には、吊上げ用チェーン45を利用して引き上げればよい。
【0052】
そして、交換後、貯水槽21内に水中ポンプ25を戻す場合には、従来同様にして両ガイド支柱24による案内下、所定位置に戻せばよい。また防食部材38を戻す場合には、水中ポンプ25設置後、スライド板41による両ガイド支柱24の案内下、順次下降させていけばよい。
【0053】
以上のように、各防食部材35、38を定期的に交換することにより、水中ポンプ25や接続管23等の腐食が有効に防止できると共に、貯水槽21内の水を抜くような大工事が必要でなく、各防食部材35、38の交換を容易に行うことができる。
【0054】
また、ポンプ本体25bの外周囲に周方向に等間隔を有して複数の防食部材35を配置する構造であり、水中ポンプ25全体の腐食が有効に防止できる。
【0055】
なお、上記実施形態において、防食部材38が両ガイド支柱24に沿って下降操作され、接続管23の付近に配置される構造とされているが、防食部材38は接続管23の近傍に配置されていればよく、防食部材38と接続管23との電気的な相互接続も接続管23のほぼ全長にわたって電気が流れるような接続であればよい。
【0056】
また、各部の材質も実施例の材質に限られず、各部の材質に応じて各防食部材35、38の材質を適宜決定すればよい。
【0057】
【発明の効果】
以上のように、本発明の水中ポンプ設備によれば、接続管に導電材を介して電気的接続状態とされた防食部材が、接続管の付近に位置して配設される構造や、水中ポンプのポンプ本体に装着された導電性支持部材を介して防食部材が、ポンプ本体の周囲に配設された構造であり、それら各防食部材によって接続管や水中ポンプの腐食が有効に防止できるという利点がある。
【0058】
また、各防食部材は、ガイド支柱に沿って昇降自在や、水中ポンプと共に取り出し自在であり、その交換作業が容易に行えるという利点もある。
【0059】
さらに、防食部材が接続管およびガイド支柱よりイオン化傾向の大きい低電位の金属からなり、また、接続管とガイド支柱とが導電材により接続されると共に、ガイド支柱と防食部材とが導電材により接続されて、接続管と防食部材とが電気的接続状態とされた構造とすれば、接続管だけでなくガイド支柱の腐食も有効に防止できるという利点がある。
【0060】
さらにまた、ポンプ本体の上部および下部より、導電性支持部材が放射状に突設され、上下対の各導電性支持部材の突出端部間にわたって防食部材が取り付けられて、ポンプ本体の外周囲に周方向に離隔して複数の防食部材が配置された構造とすれば、ポンプ本体全体の腐食が有効に防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す断面説明図である。
【図2】接続管および水中ポンプ部分の平面図である。
【図3】水中ポンプにおける防食部材の取付構造を示す説明図である。
【図4】ガイド支柱と防食部材との相互関係を示す説明図である。
【図5】従来の水中ポンプ設備の概略説明図である。
【符号の説明】
20 水中ポンプ設備
21 貯水槽
22 アンカーボルト
23 接続管
24 ガイド支柱
25 水中ポンプ
25a 外部ハウジング
25b ポンプ本体
26 排水管
29 ガイド体
30 吊上げ用チェーン
32 ブラケット
35 防食部材
38 防食部材
39 ゴム体
41 スライド板
43 被覆付銅線
45 吊上げ用チェーン
46 被覆付銅線

Claims (11)

  1. 水中に固定設置される金属材よりなる接続管と、該接続管に立設されたガイド支柱と、該ガイド支柱に沿って昇降自在とされると共に、その下降操作で吐出口が前記接続管の一端開口部に連通接続状態とされる水中ポンプと、前記接続管の他端開口部に接続された排水管とを備えてなる水中ポンプ設備において、
    前記接続管に導電材を介して電気的接続状態とされた防食部材が、接続管の付近に位置して配設されたことを特徴とする水中ポンプ設備。
  2. 前記防食部材が前記ガイド支柱に沿って昇降自在に吊下げられたことを特徴とする請求項1記載の水中ポンプ設備。
  3. 前記ガイド支柱が金属材よりなり、前記防食部材が前記接続管およびガイド支柱よりイオン化傾向の大きい低電位の金属からなることを特徴とする請求項1または2記載の水中ポンプ設備。
  4. 前記ガイド支柱が金属材よりなり、前記接続管とガイド支柱とが導電材により接続されると共に、ガイド支柱と防食部材とが導電材により接続されて、接続管と防食部材とが前記電気的接続状態とされたことを特徴とする請求項1、2または3記載の水中ポンプ設備。
  5. 水中に固定設置される接続管と、該接続管に立設されたガイド支柱と、該ガイド支柱に沿って昇降自在とされると共に、その下降操作で吐出口が前記接続管の一端開口部に連通接続状態とされる水中ポンプと、前記接続管の他端開口部に接続された排水管とを備えてなる水中ポンプ設備において、
    前記水中ポンプのポンプ本体に装着された導電性支持部材を介して防食部材が、ポンプ本体の周囲に配設されたことを特徴とする水中ポンプ設備。
  6. 前記ポンプ本体の上部および下部より、前記導電性支持部材が放射状に突設され、上下対の各導電性支持部材の突出端部間にわたって前記防食部材が取り付けられて、ポンプ本体の外周囲に周方向に離隔して複数の防食部材が配置されたことを特徴とする請求項5記載の水中ポンプ設備。
  7. 水中に固定設置される金属材よりなる接続管と、該接続管に立設されたガイド支柱と、該ガイド支柱に沿って昇降自在とされると共に、その下降操作で吐出口が前記接続管の一端開口部に連通接続状態とされる水中ポンプと、前記接続管の他端開口部に接続された排水管とを備えてなる水中ポンプ設備において、
    前記接続管に導電材を介して電気的接続状態とされた防食部材が、接続管の付近に位置して配設されると共に、前記水中ポンプのポンプ本体に装着された導電性支持部材を介して防食部材が、ポンプ本体の周囲に配設されたことを特徴とする水中ポンプ設備。
  8. 前記接続管付近に配設された防食部材が前記ガイド支柱に沿って昇降自在に吊下げられたことを特徴とする請求項7記載の水中ポンプ設備。
  9. 前記ガイド支柱が金属材よりなり、前記各防食部材が前記接続管、ガイド支柱および水中ポンプよりイオン化傾向の大きい低電位の金属からなることを特徴とする請求項7または8記載の水中ポンプ設備。
  10. 前記ガイド支柱が金属材よりなり、前記接続管とガイド支柱とが導電材により接続されると共に、ガイド支柱と防食部材とが導電材により接続されて、接続管と防食部材とが前記電気的接続状態とされたことを特徴とする請求項7、8または9記載の水中ポンプ設備。
  11. 前記ポンプ本体の上部および下部より、前記導電性支持部材が放射状に突設され、上下対の各導電性支持部材の突出端部間にわたって前記防食部材が取り付けられて、ポンプ本体の外周囲に周方向に離隔して複数の防食部材が配置されたことを特徴とする請求項7、8、9または10記載の水中ポンプ設備。
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