JP2018062378A - プラスチック容器および内容物入り容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラスチック容器自体の重量増加およびコスト上昇を招くことなく、プラスチック容器内部が陽圧となった場合であっても、底部形状の変形や反転を生じない底部を備えるプラスチック容器の提供。【解決手段】本発明のプラスチック容器は、口部と、首部と、肩部と、胴部と、底部とを備え、底部は、環状の接地部を有し、接地部の直径は、胴部の最大直径の65%以上、80%以下であり、底部は、中央側から周縁側に向けて放射状に延びる複数の凹状リブを有し、各凹状リブは、中央側の内端部と、周縁側の外端部と、内端部と外端部との間に位置する中間部とを有し、各凹状リブの中間部は、長さ方向に沿って一定の深さをもつことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、特定の形状の底部を有するプラスチック容器およびこれに内容物を充填し、キャップを装着させた内容物入り容器に関する。
近年、プラスチック容器に充填されるワイン、お茶、果汁飲料、スポーツドリンク等の保管時等における酸化を防止するため、プラスチック容器への窒素等の不活性ガスの充填が行われている。この不活性ガスの充填によりプラスチック容器内部は陽圧となる。
また、天然発泡水(スパークリングウォーター)等の炭酸飲料を容器に充填した場合、容器内はわずかに陽圧となる。あるいは緑茶またはコーヒー等の内容液を容器に充填し、この容器を加温すると、内容液や内部の空気の熱膨張により、容器内が陽圧となる。
このように、容器内部が陽圧となる場合、図7および8に示すような一般的な形状の底部101を有する容器100ではその底部101が膨んでしまったり等底部の変形や、凹凸の反転が生じてしまい、容器100の全高が高くなってしまったり、正立せず、転倒してしまうという問題が生じていた。
プラスチック容器に耐圧性を持たせ、この変形や反転を防止するため、プラスチック容器に使用する樹脂材料の量を増やすこと等が行われている。
しかしながら、樹脂材料の使用量の増化に伴い、プラスチック容器自体の重量増加や製造コストの上昇といった新たな問題が生じてしまっている。
また、変形および反転を防止するために底部をペタロイド形状とすることが一般的に行われている。
通常、ペタロイド形状の底部を有するプラスチックボトルは耐圧性に優れているため、その多くは炭酸飲料を充填して販売するために使用されている。このため消費者は、ペタロイド形状の底部を有するプラスチックボトルには炭酸飲料が充填されている、というイメージを強く有している。したがって、このようなペタロイド形状の底部を有するプラスチックボトルを緑茶またはコーヒー等の容器として用いることは、消費者が内容物を誤解する可能性があるため、事実上困難となっている。
本発明は、上記した問題を考慮してなされたものであり、プラスチック容器自体の重量増加およびコスト上昇を招くことなく、プラスチック容器内部が陽圧となった場合であっても、形状変形や反転の生じない底部を備えるプラスチック容器を提供することを目的とする。
さらに、その外観から消費者が内容物を誤解することのない底部を備えるプラスチック容器を提供することを目的とする。
本発明のプラスチック容器は、口部と、首部と、肩部と、胴部と、底部とを備え、底部は、環状の接地部を有し、接地部の直径は、胴部の最大直径の65%以上、80%以下であり、底部は、中央側から周縁側に向けて放射状に延びる複数の凹状リブを有し、各凹状リブは、中央側の内端部と、周縁側の外端部と、内端部と外端部との間に位置する中間部とを有し、各凹状リブの中間部は、長さ方向に沿って一定の深さをもつことを特徴とする。
上記態様においては、各凹状リブの前記外端部は、胴部のうち最大直径を有する領域よりも中央側に位置することが好ましい。
上記態様においては、接地部が、接地線を形成することが好ましい。
上記態様においては、凹状リブの本数は、5本以上、19本以下であることが好ましい。
上記態様においては、底部の中央に、下方に向けて突出する突起が形成されていることが好ましい。
上記態様においては、底部のうち突起の周囲に、環状の平坦面が形成され、各凹状リブの内端部は、平坦面で終端していることが好ましい。
上記態様においては、垂直断面において、接地部から中央側に向けて湾曲線が形成され、湾曲線は、第1の曲率半径を有する中央側湾曲線と、第1の曲率半径と異なる第2の曲率半径を有する周縁側湾曲線とを有し、中央側湾曲線と周縁側湾曲線とは、変曲点において互いに接続され、変曲点における周縁側湾曲線の接線と、接地部が存在する接地面とのなす角が、45°以上、70°以下であることが好ましい。
上記態様においては、接地部における底部の厚みが、0.1mm以上、1.5mm以下であることが好ましい。
上記態様においては、凹状リブの長手方向に沿う長さは、10mm以上、45mm以下であることが好ましい。
上記態様においては、少なくとも胴部の周囲に密着して設けられたプラスチック製部材を更に備えることが好ましい。
本発明の内容物入り容器は、上記プラスチック容器と、プラスチック容器に充填された炭酸飲料と、プラスチック容器の前記口部に装着されたキャップとを備えたことを特徴とする。
本発明の内容物入り容器は、上記プラスチック容器と、プラスチック容器に充填されたワインと、プラスチック容器の前記口部に装着されたキャップとを備えたことを特徴とする。
上記態様においては、プラスチック容器に不活性ガスが充填されていることが好ましい。
上記態様においては、不活性ガスが充填されたプラスチック容器内の圧力が、ゲージ圧で、25kPa以上、300kPa以下であることが好ましい。
本発明の口部と、首部と、肩部と、胴部と、底部とを備えるプラスチック容器において、底部の直径と胴部の最大直径との関係を特定の範囲とし、底部に中央側から周縁側に向けて放射状に延び、特定の構造を有する複数の凹状リブを設けることにより、容器内部を陽圧とした際に生じうる底部の形状変形および反転を防止することができる。
また、本発明によれば、プラスチック容器の作製に使用する樹脂材料の量を増やす必要がないため、プラスチック容器自体の重量増加およびその製造コスト上昇を抑えることができる。
さらに、本発明によれば、その底部の外観から消費者が内容物を誤解してしまうことを防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態によるプラスチック容器10を示す部分垂直断面図である。 図2は、一実施形態によるプラスチック容器10の底部30を示す正面図である。 図3は、一実施形態によるプラスチック容器10の底部30を示す垂直断面図である 図4は、本発明の一実施形態によるプラスチック容器10を示す部分垂直断面図である。 図5は、本発明の一実施形態によるプラスチック容器10を示す部分垂直断面図である。 図6は、プラスチック製部材40aの作製方法の一実施形態を示す概略図である。 図7は、プラスチック製部材40aの作製方法の一実施形態を示す概略図である。 図8は、従来のプラスチック容器100の底部101を示す斜視図である。 図9は、従来のプラスチック容器100の底部101を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図5は、本発明の一実施形態を示す図である。
まず、図1乃至図5により本実施の形態によるプラスチック容器の概要について説明する。
なお、本明細書中、「上方」、「下方」とは、それぞれプラスチック容器を正立させた状態(図1)における上方、下方のことをいう。
(プラスチック容器10)
図1に示すように、プラスチック容器10は、口部11と、首部12と、肩部13と、胴部20と、底部30とを備えている。
プラスチック容器10の容量は特に限定されるものではなく、100mL以上、2L以下の容量、より具体的には、280mL、500mL、750mL、1Lといった任意の容量とすることができる。
また、プラスチック容器10の厚さは、口部11、首部12、肩部13、胴部20、底部30の厚さが全て同じであってもよく、異なっていてもよい。
一実施形態において、プラスチック容器10は、これに限定されるものではないが、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、アイオノマー樹脂(IO)等の樹脂材料を射出成形し、作製したプリフォームを二軸延伸ブロー成形することにより作製することができる。
また、上記した樹脂材料を2種類以上混合したブレンド樹脂材料を使用してもよい。
上記した樹脂材料の中でも、底部30の成形性という観点からは、ポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。
また、プリフォームを多層構造とし、これを二軸延伸ブロー成形することにより多層のプラスチック容器10としてもよい。例えば、PGA、EVOH又はPEN等のガスバリア性及び遮光性を有する樹脂材料を含む層を備える多層のプラスチック容器10とすることができる。
また、プラスチック容器10の内壁にシリカ、アルミナなどの無機酸化物や非晶性カーボンを蒸着することにより、透明性を維持しながらガスバリア性を向上させることができる。コーティング手段を用いる場合は、メタキシレンジアミンとエピクロルヒドリンを反応させた芳香族系多価エポキシ化合物と多価アミンとの熱硬化型架橋塗膜や、EVOHなどをコーティングすることにより、ガスバリア性を向上させることができる。EVOHをコーティングした場合は、吸湿によりガスバリア性が低下するため、その上にポリオレフィン系樹脂などの防湿性樹脂をコーティングすることが好ましい。このようなガスバリア性向上手段は、いずれか一種を用いてもよいが、二種以上の手段を組み合わせて用いることにより、一層ガスバリア性を向上させることができる。
また、樹脂材料の溶融物に不活性ガス(窒素ガス、アルゴンガス)を混ぜることで、0.5〜100μmの発泡セル径を持つ発泡プリフォームを成形し、この発泡プリフォームをブロー成形することによって、プラスチック容器10を作製しても良い。このようにして得られるプラスチック容器10は、発泡セルを内蔵しているため、遮光性が向上されている。
図2および3に示すように、底部30は、環状の接地部31を有し、この接地部31が接地線を形成していることが好ましい。
本実施の形態において、接地部31の直径φ1は、胴部12の最大直径φ2の65%以上、80%以下である。より好ましくは、70%以上、78%以下である。これにより、成形性を損なうことなく、内部が陽圧となった際の底部30の変形および反転を防止することができ、プラスチック容器10の転倒を防止することができる。
また、接地部31の直径φ1は、容器の容量に応じて適宜変更することが好ましいが、例えば、28mm以上、65mm以下であることが好ましく、35mm以上、58mm以下であることがより好ましい。
底部30は、図2に示すように、中央側から周縁側に向けて放射状に延びる複数の凹状リブ32を有する。底部30が凹状リブ32を有することにより、底部30の変形および反転をより防止することができる。
底部30における凹状リブ32の本数は、5本以上、19本以下であることが好ましく、5本以上、12本以下であることがより好ましい。また、底部形状の変形および反転をより防止するためには、凹状リブ32の本数を奇数本とすることが好ましい。
各凹状リブ32は、図3に示すように、中央側の内端部32aと、周縁側の外端部32bと、内端部32aと外端部32bとの間に位置する中間部32cとを有し、各凹状リブ32の中間部32cは、長さ方向に沿って一定の深さを有する。これにより、局所的に圧力が集中することがなく、底部30の変形および反転をより防止することができる。
この中間部32cは、好ましくは0.5mm以上、4.5mm以下の深さ、より好ましくは1mm以上、3.5mm以下の深さを有する。
凹状リブ32の長手方向に沿う長さ(内端部32aの頂点から外端部32bまでの長さ)は、容器の容量に応じて適宜変更することが好ましいが、例えば、10mm以上、45mm以下であることが好ましく、20mm以上、40mm以下であることがより好ましい。
また、中間部32cの長手方向に沿う長さは、6mm以上、42mm以下であることが好ましく、8mm以上、36mm以下であることがより好ましい。
また、各凹状リブ32の外端部32cは、図3に示すように胴部20のうち最大直径φ2を有する領域よりも中央側に位置することが好ましい。
底部30は、その中央に下方に向けて突出する(凸状)突起33が形成されている。底部30において突起33が形成されていることにより成形安定性を向上させることができる。
突起33の接地部31からの高さhは、3mm以上、30mm以下であることが好ましく、5mm以上、20mm以下であることがより好ましい。
また、底部30には、突起33の周囲に、環状の平坦面34が形成されている。底部3において平坦面34が形成されていることにより賦形性を向上させることができる。さらに、図2および3に示すように、凹状リブ32の内端部32aが、この平坦面34で終端している。
図3に示すプラスチック容器10の垂直断面において、接地部31から中央側に向けて湾曲線が形成される。この湾曲線は、第1の曲率半径を有する中央側湾曲線α1と、第1の曲率半径と異なる第2の曲率半径を有する周縁側湾曲線α2とを有し、中央側湾曲線α1と周縁側湾曲線α2とは、変曲点Xにおいて互いに接続される。
変曲点Xにおける周縁側湾曲線α2の接線Yと、接地部31が存在する接地面Z、すなわちプラスチック容器10を成立させた時、接地部31と接する接地面Zとのなす角θ、は、45°以上、70°以下であることが好ましく、50°以上、65°以下であることがより好ましい。これにより、プラスチック容器10内部が陽圧になることにより発生しうる底部30の変形および反転を防止することができる。
底部30の厚さは、底部30全域にわたって同じであってもよく、部位によって異なっていてもよい。
また、プラスチック容器10の底部30の変形をより効果的に防止すべく、底部30の接地部31における厚みは、0.1mm以上、1.5mm以下とすることが好ましく、0.2mm以上、1mm以下とすることがより好ましい。
一実施形態において、プラスチック容器10の胴部20は、図4に示すように一定の直径を有するものであってもよい。この場合、直径φ(=最大直径)は、40mm以上、90mm以下であることが好ましく、50mm以上、75mm以下であることがより好ましい。
また、一実施形態において、プラスチック容器10の胴部20は、図1に示すように、直径の異なる複数の部分からなるものであってもよい。この場合、最大直径は、直径の最も太い箇所において測定される。
この場合、胴部20の最大直径は、40mm以上、90mm以下であることが好ましく、50mm以上、75mm以下であることがより好ましい。
一実施形態において、口部11は、図示しないキャップに螺着されるねじ部14と、ねじ部14下方に設けられたフランジ部15とを有している。なお、口部11の形状は、従来公知の形状であっても良い。
一実施形態において、首部12は、フランジ部15と肩部13との間に設けられ、略均一な径をもつ略円筒形状を有している。
また、肩部13は、首部12と胴部20との間に位置しており、首部12側から胴部20側に向けて徐々に径が拡大する形状を有している。断面視において、肩部13は、略S字状に湾曲しているが(図1参照)、これに限らず首部13の断面が直線状であっても良い。
一実施形態において、本実施形態のプラスチック容器10は、図5に示すように、少なくともその胴部20に密着して設けられたプラスチック製部材40を備えていてもよい。これにより、プラスチック容器10に対し、ガスバリア性、遮光性等といった様々な機能や特性を付与することができる。
このプラスチック製部材40は、少なくとも胴部20に設けられていればよく、口部11を除く全域すなわち首部12、肩部13および底部30を覆うように設けられてもよい。
プラスチック製部材40は、PE、PP、PET、PEN、PGA、EVOH、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹旨、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール、フタル酸ジアリル樹脂、フッ素系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル、ポリアクリルアミド、ポリブタジエン、ポリブテン−1、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ナイロン6、ナイロン6,6、MXD−6、芳香族ポリアミド、ポリカーボネート、ポリテレフタル酸エチレン、ポリテレフタル酸ブチレン、ポリナフタレン酸エチレン、Uポリマー、液晶ポリマー、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、不飽和ポリエステル、アルキド樹脂、ポリイミド、ポリスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルスルホン、シリコーン樹脂、ポリウレタン、フェノール樹脂、尿素樹脂、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリアセタール、エポキシ樹脂、アイオノマー樹脂などの樹脂材料を含んでなることができる。また、上記樹脂材料を2種類以上混合したブレンド樹脂を含んでもよい。
また、プラスチック製部材40は、単層構造を有するものであってもよく、多層構造を有するものであってもよい。
プラスチック製部材40が多層からなるものである場合、最内面と最外面との層構成が同じであっても、異なっていてもよく、例えば、最内面から、低密度PE/接着層/EVOH/接着層/低密度PEの層構成を有するもの、PP/接着層/EVOH/接着層/PPの層構成を有するものなどを挙げることができる。
この場合の接着層を構成する接着剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、アミノ樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤、ゴム系接着剤、シリコーン系接着剤などが挙げられる。
また、プラスチック製部材40は、熱収縮性を有するものであっても、有しないものであってもよいが、プラスチック容器10に対する密着性という観点からは、熱収縮性を有するものであることが好ましい。
また、プラスチック製部材40には、デザイン又は印字が施されていても良い。この場合、プラスチック容器10に対して別途ラベル等を付与することなく、画像や文字を表示することが可能となる。
印刷は、例えばインクジェット法、グラビア印刷法、オフセット印刷法、フレキソ印刷法等の印刷法により行うことができる。
プラスチック製部材40は、以下に例示する方法により作製した有底または無底円筒形状のプラスチック製部材40aにプリフォームを嵌め込んだ後、これらを一体として二軸延伸ブローすることにより作製することができる。
一実施形態において、プラスチック製部材40aは、上記した樹脂材料などを含んでなる樹脂シートを成形することにより製造することができる。
成形方法としては、例えば、深絞り成形、または樹脂シートをチューブ状に成形し、その端部を融着、または接着する方法などが挙げられる。
一実施形態において、プラスチック製部材40aは、図6(a)に示すように、
(1)まず樹脂材料51を加熱溶融し、ダイ52からチューブ状に押し出し、チューブ状パリソン53を形成させ、
(2)次いで、図6(b)に示すように、例えば2分割の金型54によりチューブ状パリソン53を挟み込み、
(3)次いで、図6(c)に示すように、吹き込みノズル55よりチューブ状パリソン53内に空気を吹き込み、チューブ状パリソン53を金型54に合わせて成形し、冷却、型開き、取り出しを順次行うことにより、図6(d)に示すような有底円筒形状のプラスチック製部材40aを得ることができる(ダイレクトブロー成形)。
本方法によれば、金型の設計を変更することにより、得られるプラスチック製部材40aの設計を変更することができ、プリフォーム10aとの密着性の高いプラスチック製部材40aを作製することができる。
一実施形態において、熱収縮性のプラスチック製部材40aは、以下のような方法により作製することができる。
まず、上記した樹脂材料等を、押出装置内で加熱溶融し、溶融した樹脂材料等をリングダイより連続的に押し出し、冷却することにより、未延伸の押出チューブ1に成形する(図7(a)参照)。なお、多層からなるプラスチック製部材40aは、2以上の樹脂材料を共押し出しすることにより、作製することができる。
次いで、この未延伸の押出チューブの一端を溶着または接着することによって、押出チューブの一端を閉鎖する。
さらに、この一端が閉鎖された押出チューブ61を、押出チューブ61の外径よりも大きい内径を有する金型62内に配置する(図7(b)参照)。
次いで、押出チューブ1の他端にブロー装置63を配置(装着)する(図7(c)参照)。このとき、ブロー装置63は、押出チューブ61と、これらの間からエアが漏れないよう密着させることが好ましい。
続いて、押出チューブ61、金型62およびブロー装置63を、この配置のまま加熱炉64に送り込み、加熱炉64の内部で70〜150℃に加熱する(図7(d)参照)。加熱炉64としては、その内部を均一な温度にするために、熱風循環式加熱炉を用いても良い。あるいは押出チューブ61、金型62およびブロー装置63を、加熱した液体中を通過させることにより、これらを加熱しても良い。
次に、押出チューブ61、金型62およびブロー装置63を、加熱炉64から取り出し、ブロー装置63から押出チューブ61内にエアを噴出することにより、押出チューブ61の内面を加圧延伸する。これにより、押出チューブ61は、膨張し、金型62の内面形状に沿って拡径される(図7(e)参照)。
その後、ブロー装置63からエアを噴出した状態のまま、押出チューブ61を冷水中で冷却し、押出チューブを金型62から取り出す(図7(f)参照)。これを所望の大きさにカットすることにより熱収縮性のプラスチック製部材40aを得ることができる(図7(g)参照)。
また、一実施形態において、プラスチック製部材40aは、射出成形法によっても得ることができる。具体的には、まず、上記した樹脂材料などを含む混合物を加熱溶融する。次いで、加熱溶融した混合物を金型内に射出する。これを冷却し、金型内から取り出すことによっても、プラスチック製部材40aを得ることができる。
本実施形態のプラスチック容器10に充填することができる内容物は特に限定されるものではないが、本実施形態のプラスチック容器10は、その内部が陽圧となっても底部30の変形を起こしにくいため、天然発泡水(スパークリングウォーター)等の炭酸飲料や、保管時において酸化しうるワイン等の不活性ガス充填を行う必要のある内容物であることが好ましい。
本実施形態において、プラスチック容器10と、プラスチック容器10に充填された炭酸飲料又はワインと、プラスチック容器10の口部11に装着された図示しないキャップとを備えた内容物入り容器も提供する。
また、一実施形態において、内容物入り容器は、炭酸飲料またはワインに加え、液体窒素等の不活性ガスが充填されてなる。不活性ガスの充填は、内容物の充填前であっても、後であってもよいが、キャッピングまでの時間が長いとガスが逃げてしまうという理由から充填後であることが好ましい。
不活性ガス充填後のプラスチック容器内の圧力は、ゲージ圧で、25kPa以上、300kPa以下であることが好ましく、50kPa以上、200kPa以下であることがより好ましい。プラスチック容器内の圧力を上記数値範囲とすることにより、容器に余計な力を加えることなく、保管時における内容物の酸化をより防止することができる。
次に、本実施の形態における具体的実施例を説明する。
(実施例1)
まず、図2に示す底部30を備える図1に示すプラスチック容器10(実施例)を作製した。このプラスチック容器10は、23.8gのPET製のプリフォームを二軸延伸ブロー成形することによりを作製した。
環状の接地部31の直径φ1は、53mm、胴部20の最大直径φ2は、70mmであり、接地部31の直径φ1は、胴部20の最大直径φ2の75.8%(φ1/φ2×100)であった。
また、底部30は凹状リブ32を有しており、その本数は、9本であり、中間部32cの深さは、2mmで一定であった。
また、底部は、突起33を有しており、突起33から接地部31の高さhは、10mmであった。
また、底部30は、接地部31から中央側に向けて湾曲線が形成されており、この湾曲線は、変曲点Xにて接続される中央側湾曲線α1と周縁側湾曲線α2とを有していた。さらに、変曲点Xにおける周縁側湾曲線の接線Yと、接地部31が存在する接地面Zとのなす角は、62°であった。
次に、プラスチック容器10内を陽圧とし、徐々にその内圧を高めていき、内圧を50kPa、75kPaおよび100kPaとした場合におけるプラスチック容器10の底部30の変形の程度を目視にて底部反転判定することにより評価した。測定結果を表1に示した。
ここで、底部反転判定とは、加圧した状態で底部を目視し、当初接地部以外の部分が、接地しているか否かの判定をいう。
(比較例)
一方、比較例として、図8に示すプラスチック容器101(比較例1)と、図9に示すプラスチック容器102(比較例2)とをそれぞれ作製した。この場合、上述したプラスチック容器10(実施例)の場合と同様に、それぞれ23.8gのプリフォームを二軸延伸ブロー成形することにより、作製した。なお、これら3種類のボトルの相違点は底部形状のみであり、他の部分(口部、胴部等)の形状は同一であった。
次に、これらプラスチック容器101および102内を陽圧とし、徐々にその内圧を高めていき、内圧を50kPa、75kPaおよび100kPaとした場合におけるプラスチック容器101および102の全高変化量を測定した。測定結果を表1に示した。
10:プラスチック容器、11:口部、12:首部、13:肩部、14:ねじ部、15:フランジ部、20:胴部、30:底部、31:接地部、32:凹状リブ部、32a:内端部、32b:外端部、32c:中間部、33:突起、40:プラスチック製部材、40a:ブロー成形前のプラスチック製部材、51:樹脂材料、52:ダイ、53:パリソン、54:金型、55:吹き込みノズル、61:押出チューブ、62:金型、63:ブロー装置、64:加熱炉、100:従来のプラスチック製部材、101:従来のプラスチック製部材の底部、α1:中央側湾曲線、α2:周縁側湾曲線、X:変曲点、Y:接線、Z:接地面

Claims (14)

  1. 口部と、首部と、肩部と、胴部と、底部とを備えたプラスチック容器であって、
    前記底部は、環状の接地部を有し、前記接地部の直径は、前記胴部の最大直径の65%以上、80%以下であり、
    前記底部は、中央側から周縁側に向けて放射状に延びる複数の凹状リブを有し、各凹状リブは、中央側の内端部と、周縁側の外端部と、前記内端部と前記外端部との間に位置する中間部とを有し、
    各凹状リブの前記中間部は、長さ方向に沿って一定の深さをもつことを特徴とする、プラスチック容器。
  2. 各凹状リブの前記外端部は、前記胴部のうち最大直径を有する領域よりも中央側に位置することを特徴とする、請求項1に記載のプラスチック容器。
  3. 前記接地部が、接地線を形成することを特徴とする、請求項1又は2に記載のプラスチック容器。
  4. 前記凹状リブの本数は、5本以上、19本以下であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
  5. 前記底部の中央に、下方に向けて突出する突起が形成されていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
  6. 前記底部のうち前記突起の周囲に、環状の平坦面が形成され、各凹状リブの前記内端部は、前記平坦面で終端していることを特徴とする、請求項5に記載のプラスチック容器。
  7. 垂直断面において、前記接地部から中央側に向けて湾曲線が形成され、前記湾曲線は、第1の曲率半径を有する中央側湾曲線と、前記第1の曲率半径と異なる第2の曲率半径を有する周縁側湾曲線とを有し、前記中央側湾曲線と前記周縁側湾曲線とは、変曲点において互いに接続され、
    前記変曲点における前記周縁側湾曲線の接線と、前記接地部が存在する接地面とのなす角は、45°以上、70°以下であることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
  8. 前記接地部における前記底部の厚みが、0.1mm以上、1.5mm以下であることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
  9. 前記凹状リブの長手方向に沿う長さは、10mm以上、45mm以下であることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
  10. 少なくとも前記胴部の周囲に密着して設けられたプラスチック製部材を更に備えることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のプラスチック容器と、
    前記プラスチック容器に充填された炭酸飲料と、
    前記プラスチック容器の前記口部に装着されたキャップとを備えたことを特徴とする内容物入り容器。
  12. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のプラスチック容器と、
    前記プラスチック容器に充填されたワインと、
    前記プラスチック容器の前記口部に装着されたキャップとを備えたことを特徴とする内容物入り容器。
  13. 前記プラスチック容器に不活性ガスが充填されている、請求項11または12に記載の内容物入り容器。
  14. 前記不活性ガスが充填されたプラスチック容器内の圧力が、ゲージ圧で、25kPa以上、300kPa以下である、請求項13に記載の内容物入り容器。
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