JP2018062279A - 双胴式救助船 - Google Patents
双胴式救助船 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018062279A JP2018062279A JP2016202087A JP2016202087A JP2018062279A JP 2018062279 A JP2018062279 A JP 2018062279A JP 2016202087 A JP2016202087 A JP 2016202087A JP 2016202087 A JP2016202087 A JP 2016202087A JP 2018062279 A JP2018062279 A JP 2018062279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rescue
- catamaran
- hulls
- water jet
- jet propulsion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 81
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 40
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 claims abstract description 6
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 claims description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 5
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 5
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 5
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 5
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 4
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 4
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 4
- 241001465754 Metazoa Species 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 2
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920002978 Vinylon Polymers 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 2
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 2
- DOLVFFGLNYMIPV-UHFFFAOYSA-N 2,4-ditert-butyl-6-[3-[(3,5-ditert-butyl-2-hydroxyphenyl)methylideneamino]propyliminomethyl]phenol Chemical compound CC(C)(C)C1=CC(C(C)(C)C)=CC(C=NCCCN=CC=2C(=C(C=C(C=2)C(C)(C)C)C(C)(C)C)O)=C1O DOLVFFGLNYMIPV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 244000025254 Cannabis sativa Species 0.000 description 1
- 235000012766 Cannabis sativa ssp. sativa var. sativa Nutrition 0.000 description 1
- 235000012765 Cannabis sativa ssp. sativa var. spontanea Nutrition 0.000 description 1
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 235000009120 camo Nutrition 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 235000005607 chanvre indien Nutrition 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 1
- 229940079593 drug Drugs 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000002803 fossil fuel Substances 0.000 description 1
- 239000011487 hemp Substances 0.000 description 1
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000003595 mist Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 229910052755 nonmetal Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000001141 propulsive effect Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 229920006298 saran Polymers 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 239000013589 supplement Substances 0.000 description 1
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 1
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
Description
また、船艇が被救助者に接近し過ぎることによって、船体が被救助者に衝突する、あるいは船艇の船体に取り付けられたスクリュー等の推進器に巻き込まれる等によって被救助者の身体が傷つけられる虞があった。
さらに、荒天下での水上の人命救助は風雨や波浪により危険を伴うため、救助者が船艇に乗り込み被救助者の近くまで接近する場合、救助者が二次災害に遭う虞もあった。
また、収容部(212)は、救助艇(100)の船首から突出して設けられているため、救助艇(100)の重心がずれており、被救助者を収容部(212)に収容した際に、救助艇(100)のバランスが崩れ、転覆する虞がある。
加えて、特許文献2の救助装置及び救助艇は、救助活動に少なくとも2人の救助者を必要とするため、救助者が立ち入ることができない場所での救助活動が不可能であり、救助者が二次災害に遭う虞もあった。
互いに平行に配された二つの船体と、前記二つの船体を連結する連結体と、該二つの船体にそれぞれ設けられたウォータージェット推進器を備えた双胴式救助船であって、
前記二つの船体の間に昇降自在に網部が配され、
前記網部に支持索が結索され、
前記連結体に操出・巻取装置が設けられ、
前記支持索が前記操出・巻取装置により発停自在及び正逆自在に巻回され、
前記ウォータージェット推進器及び前記操出・巻取装置を遠隔操作するための無線操縦装置が設けられている
ことを特徴とするウォータージェット推進器を備えた双胴式救助船に関する。
前記操出・巻取装置が、補助駆動源に減速器を介して取り付けられた回転ドラムから構成され、
前記二つの船体の前記ウォータージェット推進器の各々に主駆動源が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のウォータージェット推進器を備えた双胴式救助船に関する。
さらに、請求項1に係る双胴式救助船によれば、ウォータージェット推進器を備えているため、スクリューを推進器とする救助船では航行することができない水深の浅い場所やスクリューに絡まる虞のある水草等の障害物が多い場所においても救助活動が可能である。加えて、万一被救助者が双胴式救助船の推進器に近づいた場合でも被救助者が傷つく虞がない。
加えて、請求項1に係る双胴式救助船は、二つの船体が互いに平行に配されているため、双胴式救助船の重心が二つの船体の間となり、双胴式救助船が傾き難くなる。また、網部が二つの船体の船首よりも前方に突出することはないため、被救助者を網部で掬いあげた場合でも、双胴式救助船の重心がずれることはなく、被救助者の重みで双胴式救助船が少し沈む(没水部分が増す)だけであり、双胴式救助船のバランスが崩れることなく安定して被救助者を有人の比較的大きな船舶(例えば、海上保安庁や海上自衛隊の保安船等)や陸地等の安全な場所に運搬できる。
また、請求項5に係る双胴式救助船によれば、被救助者を網部で掬い、水上に引き上げた後も、ビデオカメラにより被救助者の状態を確認することができる。これにより、網部で掬い、水上に引き上げた被救助者の身体の状態を確認することができるため、被救助者を救助者が待機している有人の比較的大きな船舶(例えば、海上保安庁や海上自衛隊の保安船等)や陸地に被救助者を運ぶまでの間に、被救助者の身体の状態に合わせた適切な対応(例えば、適切な薬剤の準備やドクターヘリの要請等)を事前に準備することができ、救助した被救助者に迅速且つ適切な処置を施すことが可能となる。
図1は本発明に係る双胴式救助船の斜視図、図2は本発明に係る双胴式救助船の平面図、図3は本発明に係る双胴式救助船の網部が第1の位置にある様子を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、図4は本発明に係る双胴式救助船の網部が第2の位置にある様子を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、図5は本発明に係る双胴式救助船の船体の概略断面図である。
尚、本明細書において、船体(2)の長手方向におけるウォータージェット推進器(4)側を後方(船尾側)、その反対側を前方(船首側)と称する。
尚、船体(2)の形状は特に限定されず、例えば、円錐形状、四角柱形状、四角錐形状、三角錐形状、あるいはこれらの組み合わせ等、被救助者を網部(7)で掬い上げた状態で水上を安定に航行することができる形状であればいかなる形状であってもよい。また、本発明に係る双胴式救助船(1)は、航行時に渦が発生しない流線形の形状を呈していることがより好ましい。
また、図5に示すように、船体(2)の内部には、複数の隔室(18)が設けられることが望ましい。これにより、水上の浮遊物等に衝突して船体(2)の一部(すなわち、ある隔室)に孔が開いて船体(2)内部に水が浸入したとしても、その他の隔室(18)には水が侵入しないため、双胴式救助船(1)全体の浮力が維持され、2次災害による双胴式救助船(1)の沈没を防止することができる。
図1乃至5に示すように、連結体(3)は双胴式救助船(1)に2つ設けられており、本明細書において、船体(2)の前方に設けられた連結体を第1連結体(5)と称し、船体(2)の後方に設けられた連結体を第2連結体(6)と称する。
このように、平行に配された二つの船体(2)同士の前方と後方を、第1連結体(5)及び第2連結体(6)で連結することによって、二つの船体(2)を所望の位置に配することができる。
尚、二つの船体(2)は必ずしも平行に配する必要はなく、例えば、船体(2)前方の船体(2)間の距離を後方の船体間の距離よりも長くなる(つまり、図2において、二つの船体(2)が平面視略ハ字状になる)ように二つの船体(2)の前方と後方を第1連結体(5)及び第2連結体(6)で連結してもよく、後述する網部(7)に被救助者等を受け入れることができれば、いかなる配置であってもよい。
また、第1連結体(5)及び第2連結体(6)は、その長手方向の長さを変更できる機構を採用することもできる。長手方向の長さを長くすることにより、二つの船体(2)間の距離を長くし、設置する網部(7)の幅方向の長さを長くすることができる。これにより、被救助者を掬い上げることができる面積が広くなるため、より容易に被救助者を救助することができる。さらに、被救助者を掬い上げることができる面積が広くなることにより、一度に複数人の被救助者を掬い上げることができる。
網部(7)の後端部(72)は二つの船体(2)又は第2連結体(6)に支持された棒状の軸(10)に回動可能に保持されている。
図3に示すように、通常時は、網部(7)の後端部(72)は水面(W)よりも上に位置し、前端部(71)は水面下に位置している(この前端部(71)の位置を第1の位置(L)と称す)。一方、被救助者を救助した際には、図4に示すように、前端部(71)を上昇させ、前端部(71)が水面(W)よりも上であり、且つ後端部(72)よりも上に位置するようにする(この前端部(71)の位置を第2の位置(H)と称す)。前端部(71)を第2の位置(H)にすることにより、救助した被救助者を水面(W)から掬い上げることができる。
尚、軸(10)の形状は特に限定されず、網部(7)の後端部(72)を回動可能に保持することができるものであれば、いかなる形状のものを用いてもよい。さらに、軸(10)の材質は、河川水や海水等による劣化や発錆が起こらないあるいは起こり難いものであれば、いかなるものであってもよい。
網状体(12)は、麻糸や綿糸などの天然繊維や、ナイロン,ビニロン,サラン,塩化ビニルなどの合成繊維等から形成されるロープからなるが、これらに限定されず、海水や波しぶき(噴水塩霧)等による劣化や発錆が生じないあるいは生じ難いものであれば、いかなるものでも用いることができる。
尚、支持枠(11)の形状は特に限定されず、図1に示すような長方形や、正方形、長円、楕円、又は円、あるいはこれらの組み合わせ等、救助する被救助者のみならず、動植物や、回収する物品や、輸送する救援物資等、本発明に係る双胴式救助船(1)を用いて救助・搬送するものの形状に合わせて最適な形状を選択することが望ましい。
このように、網部(7)の前端部(71)の両端が支持索(8)に係止され、両端を均等に昇降させるため、網部(7)を昇降させる際に網部(7)が傾かず、双胴式救助船(1)の重心がずれない。そのため、被救助者を網部(7)で掬い上げた際に双胴式救助船(1)が傾かず、安定して被救助者を運ぶことができる。
尚、支持索(8)は図3に示すように、2本の支持索が連結具(13)を介して連結されていても良い。また、支持索(8)の素材は特に限定されず、ステンレス、アルミなどの金属や、ナイロン,ビニロン,サラン,塩化ビニルなどの非金属であって、支持索として通常用いられ、海水や波しぶき(噴水塩霧)等による劣化や発錆が生じないあるいは生じ難いものであり、当業者に自明のものであれば、いかなるものでも用いることができる。
尚、操出・巻取装置(9)に配する回転ドラム(9d)は特に限定されず、支持索(8)を係止でき、操出・巻取できるものであれば、いかなるものでも用いることができる。
尚、操出・巻取装置(9)に配する減速器(9g)は特に限定されず、入力軸(a1)の回転を減速して出力軸(a2)から出力できるものであれば、いかなるものでも用いることができる。
また、図1の(b)に示す減速器(9g)では、入力軸(a1)と出力軸(a2)は同軸上に設けられているが、これに限定されず、軸心をずらして入力軸(a1)と出力軸(a2)とを設けてもよい。
操出・巻取装置(9)による支持索(8)の操出・巻取速度(回転ドラム(9d)の回転速度)は特に限定されず、被救助者が網部(7)の直上に位置した際に遅滞なく網部(7)の前端部(71)を第2の位置(H)に達するように巻き上げることができる速度であればいかなる速度であっても良い。尚、操出・巻取速度は、例えば2、3、4、5段階等、段階的に調節できるものとしてもよい。
尚、操出・巻取装置(9)は、補助駆動源(9m)の電源として蓄電池や燃料電池等を備えていても良い(図示せず)。操出・巻取装置(9)に電源を設けない場合は、船体(2)の主駆動源(14)の電源(19)を、電気ケーブル等を介して操出・巻取装置(9)と連結して、電源としてもよい。
尚、本発明に係る双胴式救助船(1)のウォータージェット推進器(4)は、叙上のものに限定されず、船舶に通常使用され当業者に自明のものであれば、いかなる推進器でも用いることができる。
この主駆動源(14)は、例えば、直流電動機(モータ)、交流電動機、ガソリンエンジン、又はディーゼルエンジン等、あるいはこれらの組み合わせから選択される。しかし、これらに限定されず、双胴式救助船(1)の駆動源として用いることができるものであり、当業者に自明のものであれば、いかなる駆動源を用いても良い。
尚、直流電動機や交流電動機等のモータを駆動源として使用する場合、その電源(19)として蓄電池や燃料電池等が使用され得る。また、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の原動機を駆動源として使用する場合、その燃料としてガソリンや軽油等の化石燃料が使用され得る。しかしこれらに限定されず、モータの電源として当業者に自明であるもの、あるいは原動機の燃料として当業者に自明であるものであれば、いかなるものでも用いることができる。
ビデオカメラの設置位置は特に限定されず、双胴式救助船(1)の周囲と網部(7)で掬い上げた被救助者の状態を撮影できる位置であれば、いかなる位置に配置してもよい。
尚、ビデオカメラは、浸水による故障を防止するために、防水耐性を備えたものを使用する、あるいは防水のために透明なカバー等の内部に格納することが望ましい。
本発明に係る双胴式救助船(1)は、このような無線操縦装置を備えているため、無線により主駆動源、補助駆動源、ウォータージェット推進器(4)及びビデオカメラを遠隔操作して無人で水上を航行させることができる。そのため、救助隊が立ち入れないような危険な現場に被救助者がいる場合であっても、無人でその現場に向かって被救助者を救助したり、被救助者に救援物資を届けたりすることが可能である。
尚、双胴式救助船(1)における無線操縦装置の設置箇所は特に限定されず、送信機から無線送信される制御信号を受信することができる位置であれば、双胴式救助船(1)のいかなる位置にも設置することができる。但し、海水や波しぶき(噴水塩霧)等が無線操縦装置内に侵入しないよう防水・防塩措置を施すことは言うまでもない。
網部(7)の前端部(71)と後端部(72)の両方を昇降自在とすることによって、網部(7)で掬い上げた被救助者をより高い位置に保持でき、台風による高潮や波浪の際に掬い上げた被救助者が波をかぶることを防止でき、且つ波がかからない状態で目的地まで航行することができる。
網部(7)の後端部(72)の昇降手段としては、前端部(71)と同様に、支持索と操出・巻取装置(9)を用いて後端部(72)を昇降させることが望ましい。この後端部(72)用の操出・巻取装置(9)は、前端部(71)用の操出・巻取装置(9)と一体的に形成されてもよい。
尚、網部(7)を昇降させる手段として、操出・巻取装置(9)自体をリフト等の昇降手段を用いて連結体(3)上で昇降させる、あるいは、連結体(3)を船体(2)上で昇降させる等の手段を用いてもよい。
まず、目視あるいは双胴式救助船(1)に設けられたビデオカメラによって被救助者(P)を確認し、遠隔操作によって双胴式救助船(1)を水面(W)付近に漂っている被救助者(P)に接近させる(図6の(a)参照)。
続いて、被救助者(P)が双胴式救助船(1)の網部(7)の直上に来るように遠隔操作によって双胴式救助船(1)を移動させる(図6の(b)参照)。
被救助者(P)が網部(7)の直上に位置したら、操出・巻取装置(9)の回転ドラム(9d)を回動させ、支持索(8)を巻き上げ、網部(7)の前端部(71)の位置を第1の位置(L)から第2の位置(H)に上昇させる。これにより、被救助者(P)を網部(7)で掬い上げ、水面(W)よりも上に引き上げることができる(図6の(c)参照)。
そして、被救助者(P)を網部(7)で掬い上げて水面(W)よりも上に引き上げた状態(すなわち、網部(7)の前端部(71)の位置を第2の位置(H)に上昇させた状態)を維持し、遠隔操作により双胴式救助船(1)を有人の比較的大きな船舶(例えば、海上保安庁や海上自衛隊の保安船等)や陸地等の安全な場所に運び、被救助者(P)を救出する。
また、本発明に係る双胴式救助船(1)の構成(とりわけ、二つの船体の間に網部を配置し、網部が昇降自在であるという構成)は、有人の救助船にも転用することができる。
2 船体
3 連結体
31 第1端部
32 第2端部
4 ウォータージェット推進器
5 第1連結体
6 第2連結体
7 網部
71 前端部
72 後端部
8 支持索
9 繰出・巻取装置
9c 筐体
9d 回転ドラム
9m 補助駆動源
9g 減速器
10 軸
11 支持枠
12 網状体
13 連結具
14 主駆動源
15 吸込口
16 スクリュー
17 吐出口
18 隔室
19 電源
a1 入力軸
a2 出力軸
H 第2の位置
L 第1の位置
P 被救助者
W 水面
Claims (5)
- 互いに平行に配された二つの船体と、前記二つの船体を連結する連結体と、該二つの船体にそれぞれ設けられたウォータージェット推進器を備えた双胴式救助船であって、
前記二つの船体の間に昇降自在に網部が配され、
前記網部に支持索が結索され、
前記連結体に操出・巻取装置が設けられ、
前記支持索が前記操出・巻取装置により発停自在及び正逆自在に巻回され、
前記ウォータージェット推進器及び前記操出・巻取装置を遠隔操作するための無線操縦装置が設けられている
ことを特徴とするウォータージェット推進器を備えた双胴式救助船。 - 前記操出・巻取装置が、補助駆動源に減速器を介して取り付けられた回転ドラムから構成され、
前記二つの船体の前記ウォータージェット推進器の各々に主駆動源が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のウォータージェット推進器を備えた双胴式救助船。 - 前記網部が、支持枠と該支持枠に張設された網状体からなる請求項1又は2に記載のウォータージェット推進器を備えた双胴式救助船。
- 前記支持枠が、長方形、正方形、長円、楕円及び円からなる群から選択される一種以上の形状を呈している請求項1乃至3のいずれか1項に記載のウォータージェット推進器を備えた双胴式救助船。
- ビデオカメラを搭載していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のウォータージェット推進器を備えた双胴式救助船。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016202087A JP6801865B2 (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | 双胴式救助船 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016202087A JP6801865B2 (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | 双胴式救助船 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018062279A true JP2018062279A (ja) | 2018-04-19 |
JP6801865B2 JP6801865B2 (ja) | 2020-12-16 |
Family
ID=61967363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016202087A Active JP6801865B2 (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | 双胴式救助船 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6801865B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109204715A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-01-15 | 上海海迅机电工程有限公司 | 一种无人作业船及其工作流程 |
CN109250049A (zh) * | 2018-09-13 | 2019-01-22 | 江苏科技大学 | 一种无人艇专用救捞装置及救捞方法 |
CN109515645A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-03-26 | 深圳市海斯比船艇科技股份有限公司 | 一种水面救援无人艇以及救援方法 |
WO2020000023A1 (en) * | 2018-06-25 | 2020-01-02 | Holmes, Susanne | A multipurpose watercraft |
CN113734387A (zh) * | 2021-09-22 | 2021-12-03 | 嘉兴市锦佳船舶制造股份有限公司 | 一种环保高速救援艇 |
CN114348212A (zh) * | 2022-01-08 | 2022-04-15 | 中山大学 | 一种智能无人搜救船 |
CN114524067A (zh) * | 2022-02-23 | 2022-05-24 | 广东海洋大学 | 一种智能救援无人船 |
KR20220068776A (ko) * | 2020-11-19 | 2022-05-26 | 주식회사 신도기업 | 구조선 |
US11673632B2 (en) | 2018-05-03 | 2023-06-13 | Guillermo CAMARENA-VAZQUEZ | Catamaran for a wheelchair |
CN116588291A (zh) * | 2023-07-18 | 2023-08-15 | 山东航宇船业集团股份有限公司 | 一种船用紧急救援折叠升降装置 |
CN116853459A (zh) * | 2023-07-08 | 2023-10-10 | 南京审计大学 | 一种海上救援装置 |
-
2016
- 2016-10-13 JP JP2016202087A patent/JP6801865B2/ja active Active
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11673632B2 (en) | 2018-05-03 | 2023-06-13 | Guillermo CAMARENA-VAZQUEZ | Catamaran for a wheelchair |
WO2020000023A1 (en) * | 2018-06-25 | 2020-01-02 | Holmes, Susanne | A multipurpose watercraft |
US11427047B2 (en) | 2018-06-25 | 2022-08-30 | Guillermo CAMARENA-VAZQUEZ | Multipurpose watercraft |
CN109250049A (zh) * | 2018-09-13 | 2019-01-22 | 江苏科技大学 | 一种无人艇专用救捞装置及救捞方法 |
CN109204715A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-01-15 | 上海海迅机电工程有限公司 | 一种无人作业船及其工作流程 |
CN109515645A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-03-26 | 深圳市海斯比船艇科技股份有限公司 | 一种水面救援无人艇以及救援方法 |
KR102434470B1 (ko) * | 2020-11-19 | 2022-08-19 | 주식회사 신도기업 | 구조선 |
KR20220068776A (ko) * | 2020-11-19 | 2022-05-26 | 주식회사 신도기업 | 구조선 |
CN113734387A (zh) * | 2021-09-22 | 2021-12-03 | 嘉兴市锦佳船舶制造股份有限公司 | 一种环保高速救援艇 |
CN113734387B (zh) * | 2021-09-22 | 2022-08-12 | 嘉兴市锦佳船舶制造股份有限公司 | 一种环保高速救援艇 |
CN114348212A (zh) * | 2022-01-08 | 2022-04-15 | 中山大学 | 一种智能无人搜救船 |
CN114348212B (zh) * | 2022-01-08 | 2023-09-26 | 中山大学 | 一种智能无人搜救船 |
CN114524067A (zh) * | 2022-02-23 | 2022-05-24 | 广东海洋大学 | 一种智能救援无人船 |
CN114524067B (zh) * | 2022-02-23 | 2023-02-07 | 广东海洋大学 | 一种智能救援无人船 |
CN116853459A (zh) * | 2023-07-08 | 2023-10-10 | 南京审计大学 | 一种海上救援装置 |
CN116853459B (zh) * | 2023-07-08 | 2024-04-30 | 南京审计大学 | 一种海上救援装置 |
CN116588291A (zh) * | 2023-07-18 | 2023-08-15 | 山东航宇船业集团股份有限公司 | 一种船用紧急救援折叠升降装置 |
CN116588291B (zh) * | 2023-07-18 | 2023-10-24 | 山东航宇船业集团股份有限公司 | 一种船用紧急救援折叠升降装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6801865B2 (ja) | 2020-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6801865B2 (ja) | 双胴式救助船 | |
KR101482486B1 (ko) | 원격 제어되는 동력 구조 부표 | |
US8795520B2 (en) | Oil spill recovery vessel | |
US9567045B2 (en) | Marine lifting vessel | |
US8869726B2 (en) | Salvaging device and salvaging method for salvaging condensed matter located on the water surface of a waterway | |
CN108583814B (zh) | 一种水域救援设备 | |
US20160024736A1 (en) | Oil Spill Recovery Vessel | |
EP2868570A1 (en) | Advanced rescue device | |
CN108569383A (zh) | 一种适用于水上智能搜救的无人艇 | |
ES2285405T3 (es) | Barco de rescate para barcos accidentados, procedimiento de rescate de barcos, y aplicacion de un barco de rescate. | |
US20070175082A1 (en) | Radio controlled boat | |
EP2218671A1 (en) | Device for transferring objects at sea | |
EP2352883B1 (en) | Oil collecting apparatus and method | |
WO2004063002A1 (ja) | 自走船台 | |
JPH0328094A (ja) | 海底ケーブル布設船 | |
CN214806076U (zh) | 一种自航式水上救生担架 | |
JP2005523203A (ja) | 船 | |
JP6568967B2 (ja) | 自走船 | |
RU214851U1 (ru) | Спускаемый свободным падением безэкипажный катер с управлением со спасательного судна для передачи коммуникации на аварийный плавучий объект | |
RU2809170C1 (ru) | Способ подачи на судно электрических кабелей, шлангов, буксирных канатов и малогабаритных грузов | |
KR102552226B1 (ko) | 해저조망 전기보트차와 전기 해저조망 관광예인선이 결합된 선박결합체 | |
EP0609953B1 (en) | Installation for running out a ship's cable and ship equipped therewith | |
JPH01160715A (ja) | 連結型潜水高速船 | |
WO2005077165A1 (en) | Radio controlled boat | |
JPS6341294A (ja) | 水中観測装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190627 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200511 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200701 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201026 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6801865 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |