JP2018061162A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを抑えつつ、取付対象物の被取付け部品への取付け作業の際の被取付け部品の動きが良好に抑制された電子機器を提供する。【解決手段】電子機器が、アンテナコネクタが搭載された基板112bを有する基板構造物112と、基板112bの側縁112b−1が嵌入する溝111a−4が設けられた第1壁と、基板112bと間隙S11を開けて対面する第2壁と、を有し、アンテナの取付け箇所が露出した状態で基板構造物112を収容する筐体111と、基板112におけるアンテナコネクタの近傍を、第2壁に対する相対移動を抑えて補助的に保持する、筐体111の外側からのアクセスによって保持及び保持解除が可能なプッシュリベット113と、を備えた。【選択図】図8

Description

本発明は、基板構造物が筐体に収容された電子機器に関する。
従来、基板構造物が筐体に収容された電子機器が種々知られている(例えば、特許文献1〜3参照。)。ここで、筐体への基板構造物の収容構造の一例として、次のような構造が挙げられる。
図10は、従来の電子機器における筐体への基板構造物の収容構造の一例を示す図である。
この図10に示されている電子機器6は、基板611が種々の部品612と組み合わされた基板構造物61が筐体62に収容されたものである。そして、この電子機器6では、筐体62の内壁面621に、基板構造物61における基板611の側縁611aが嵌入する溝621aを設ける、といった構造が採用されている。この構造によれば、筐体62の開口62aから、基板611の側縁611aが溝621aに沿って嵌入されるように挿入方向D61に基板構造物61を挿入することで、筐体62に基板構造物61を容易に収容することができる。
ところで、電子機器の中には、例えばケーブルやアンテナ等といった種々の取付対象物が、筐体の外部から取り付けられるように構成されたものがある。このような電子機器では、多くの場合、取付対象物が取り付けられる被取付け部品が基板に搭載され、取付け箇所が露出した状態で基板構造物が筐体に収容された構造を有している。
このようなタイプの電子機器では、被取付け部品に取付対象物が取り付けられる際に、例えば上述したような基板保持用の溝と基板とのガタ等に起因して基板構造物とともに被取付け部品が動いてしまうことがある。このような被取付け部品の動きは、取付け作業を行う作業者にとって煩わしいものであり、なるべく抑えられている方が望ましい。
実開平3−033088号公報 特開2007−059808号公報 特許第3846082号明細書
このとき、溝に嵌入している基板の側縁近傍については、その溝を狭くすることで動きを抑えることが考えられる。しかしながら、被取付け部品の搭載箇所が基板の側縁から離れている場合等には、取付け作業時に掛かる力による基板の撓み等に起因して、溝を狭くするだけでは被取付け部品の動きを抑えられないことがある。更には、基板保持用の溝を狭くするような筐体の構造変更にはコストが嵩むという問題もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、コストを抑えつつ、取付対象物の被取付け部品への取付け作業の際の被取付け部品の動きが良好に抑制された電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の電子機器は、取付対象物が取り付けられる被取付け部品が搭載された基板を少なくとも有する基板構造物と、前記基板の側縁が嵌入する溝が設けられた第1壁と、前記基板と間隙を開けて対面する第2壁と、を有し、前記被取付け部品における前記取付対象物の取付け箇所が露出した状態で前記基板構造物を収容する筐体と、前記基板における前記被取付け部品の近傍を、前記第2壁に対する相対移動を抑えて補助的に保持する、前記筐体の外側からのアクセスによって保持及び保持解除が可能な保持部材と、を備えたことを特徴とする。
ここで、本発明の電子機器において、前記基板及び前記筐体の何れか一方に設けられた凹部と、他方に設けられて前記側縁が前記溝に嵌入されると前記凹部に入り込む凸部と、からなるラッチ機構を更に備えてもよい。
また、本発明の電子機器において、前記保持部材が、前記間隙に応じた厚みのスペーサを介して前記被取付け部品の近傍を保持するものであってもよい。
また、本発明の電子機器において、前記保持部材が、前記第2壁を貫通する棒部材と、前記基板に取り付けられて前記棒部材が挿入される筒状の部材であって、当該棒部材が挿入されると前記基板における当該棒部材の挿入側とは反対側で周壁が押し広げられる筒部材と、を備えたプッシュリベットであってもよい。
また、本発明の電子機器において、前記筐体が、第1の筐体部分と第2の筐体部分とが、部分的に外壁同士が重なり合って前記第2壁が形成されるように組み合わされたものであり、前記保持部材が、前記第2壁のうち、前記第1の筐体部分の外壁と前記第2の筐体部分の外壁とが重なり合った部分に対して、前記相対移動を抑えて前記基板を保持するものであってもよい。
また、本発明の電子機器において、前記被取付け部品は、無線通信用信号を扱う電気部品であり、前記保持部材が、非導電性材料で形成されたものであってもよい。
また、この電子機器において、前記取付対象物が、アンテナであり、前記電気部品が、アンテナコネクタであってもよい。
本発明の電子機器では、上記保持部材によって基板における被取付け部品の近傍について第2壁に対する相対移動が抑えられる。これにより、基板保持用の溝と基板とのガタ等に起因した基板構造物の動きはもちろん、被取付け部品の近傍における基板の撓みも抑えられる。その結果、取付対象物の被取付け部品への取付け作業の際の被取付け部品の動きが良好に抑制される。そして、このような抑制には、被取付け部品の近傍の一箇所に対する保持部材による補助的な保持で足りる。また、保持部材の取付けは、例えばアクセスのための孔を筐体や基板に設けるといった、既存の筐体等への簡単な追加加工により可能となる。既存の筐体が利用できること、加工が簡単であること、等に鑑みて保持部材に係るコストは抑えられたものとなる。このように、本発明によれば、コストを抑えつつ、取付対象物の被取付け部品への取付け作業の際の被取付け部品の動きが良好に抑制された電子機器を得ることができる。
本発明の一実施形態にかかる電子機器が搭載された機器システムを示す模式図である。 図1に示されている無線でデータ通信を行う電子機器を示す斜視図である。 アンテナが取り外された機器本体を示す図である。 ベゼルが取り外された機器本体を示す図である。 基板における図4中の上側の側縁に対するラッチ機構を示す図である。 基板における図4中の下側の側縁に対するラッチ機構を示す図である。 図4に示されている機器本体におけるアンテナコネクタの近傍を、ケースの開口側から見たときの部分平面図を、プッシュリベットが見えるようにアンテナコネクタを除いて示した図である。 図7中の領域A11の拡大図である。 図7及び図8に示されているプッシュリベットの取付けの様子を模式的に示す図である。 従来の電子機器における筐体への基板構造物の収容構造の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる電子機器が搭載された機器システムを示す模式図である。
図1に示されている機器システム1は、複数の外部機器から送られてくるデータを収集するデータロガーであり、無線でデータ通信を行う電子機器10、有線でデータ通信を行う電子機器20、制御機器30、電源機器40、及び機器ベース50、を備えている。
機器ベース50は、各機器につき1つ、合計で4つ設けられている。各機器は、挿入方向D11に各機器ベース50の開口51から挿入設置される。機器ベース50の開口51の奥側には接続コネクタが設置されており、挿入された機器のコネクタと接続される。また、4つの機器ベース50が機械的及び電気的に互いに連結されて、データロガーとしての機器システム1が構築される。
図2は、図1に示されている無線でデータ通信を行う電子機器を示す斜視図である。
この図2に示されている電子機器10は、機器本体110と、アンテナ120と、を備えている。アンテナ120は、アンテナ本体121と着脱コネクタ122とが一体に形成されたものであり、着脱コネクタ122が機器本体110に着脱自在に取り付けられる。
機器本体110は、筐体111の内部に後述の基板構造物が収納されたものである。筐体111は、樹脂製のケース111aと、同じく樹脂製で機器本体110の前面を覆うベゼル111bと、を備えている。
図3は、アンテナが取り外された機器本体を示す図であり、図4は、ベゼルが取り外された機器本体を示す図である。
ケース111aにおいてベゼル111bが取り付けられる開口111a−1には、ベゼル111bの厚み分だけ内側に寄った段差部111a−2が設けられている。この段差部111a−2がベゼル111bの内側に嵌入するように、ベゼル111bがケース111aの開口111a−1を覆って取り付けられる。
ケース111aには、次のような基板構造物112が開口111a−1から挿入方向D12に挿入されて収容される。基板構造物112は、アンテナ120が取り付けられて無線通信用信号を扱う電気部品としてのアンテナコネクタ112aが搭載された基板112bを有している。この基板112bと、LANコネクタ112c、各種スイッチ等112d、表示器112e、金属フレーム112f、等が組み合わされて基板構造物112が構築されている。
この基板構築物112がケース111aに収容されてベゼル111bが取り付けられると、図3に示されているようにアンテナコネクタ112aにおける取付け箇所112a−1が露出する。この取付け箇所112a−1に、アンテナ120の着脱コネクタ122が取り付けられる。この他にも、LANコネクタ112c、各種スイッチ等112d、表示器112e、等もベゼル111bから露出する。
アンテナコネクタ112aにおける取付け箇所112a−1は、その外周に雄ネジが形成されている。他方、アンテナ120の着脱コネクタ122の内周には雌ネジが形成されている。アンテナ120は、着脱コネクタ122の雌ネジがアンテナコネクタ112aにおける取付け箇所112a−1の雄ネジと螺合するように、その取付け箇所112a−1に取り付けられる。
ここで、筐体111のケース111aでは、図4中の上下方向に対向する一対の第1壁111a−3の内面に、基板112bの上下方向に対向する一対の側縁112b−1が嵌入する一対の溝111a−4が設けられている。このケース111aの第1壁111a−3と、図3に示されているベゼル111bにおいて図中の上下方向に対向する一対の第1壁111b−1と、の外面どうしが面一となって筐体111で図中の上下方向に対向する一対の第1壁111cを形成する。
図4に示されている溝111a−4は、開口111a−1から基板構造物112の挿入方向D12に沿って、ケース111aの内部の奥側まで続いている。基板構造物112は、基板112bの側縁112b−1が溝111a−4に沿って嵌入されるように挿入方向D12にスライド挿入される。また、ケース111aに収容された基板構造物112の基板112bは、図中左右一対の側壁のうち図中右側に位置する第2壁111a−5寄りに配置される。
本実施形態では、このケース111aの第2壁111a−5と、図3に示されているベゼル111bにおける図中左右一対の側壁のうちの図中右側に位置する第2壁111b−2と、が組み合わされる。この組合せにより、筐体111で図中左右一対の側壁のうちの図中右側に位置する第2壁111dが構成される。ケース111aの第2壁111a−5の外面と、ベゼル111bの第2壁111b−2の外面と、が面一となって筐体111の第2壁111dの外面を形成する。
この筐体111の第2壁111dの内面、つまりはケース111aの第2壁111a−5の内面が、図4に示されているように、基板構造物112の基板112bと間隙S11を開けて対面する。
また、本実施形態では、基板112bの一対の側縁112b−1それぞれが、次のようなラッチ機構によってケース111aの一対の第1壁111a−3に係止される。
図5は、基板における図4中の上側の側縁に対するラッチ機構を示す図であり、図6は、基板における図4中の下側の側縁に対するラッチ機構を示す図である。
上側のラッチ機構は、上側の第1壁111a−3の溝111a−4に嵌入する基板112bの上側の側縁112b−1に設けられた凹部112b−2と、第1壁111a−3に設けられた凸部111a−6と、で構成されている。凸部111a−6は、第1壁111a−3に設けられた屈曲方向D13に屈曲自在なカンチレバー111a−7の先端に設けられている。
下側のラッチ機構は、下側の第1壁111a−3の溝111a−4に嵌入する基板112bの下側の側縁112b−1に設けられた凹部112b−3と、第1壁111a−3に設けられた凸部111a−8と、で構成されている。凸部111a−8は、第1壁111a−3に設けられた屈曲方向D14に屈曲自在なカンチレバー111a−9の先端に設けられている。
ケース111aの開口111a−1から基板構造物112が挿入方向D12に挿入されると、上下のカンチレバー111a−7,111a−9が屈曲して、基板112bの側縁112b−1が溝111a−4を通過する。そして、基板構造物112がケース111aの奥まで挿入されるとカンチレバー111a−7,111a−9が復位して凸部111a−6,111a−8が凹部112b−2,112b−3に入り込んで係止する。
本実施形態では、基板構造物112において、上記のように溝111a−4に側縁112b−1が嵌入し、ラッチ機構によって係止された基板112bが、更に、以下に説明するプッシュリベットを用いてケース111aに保持される。プッシュリベットは、溝111a−4への側縁112b−1の嵌入によって本来的には保持されている基板112bについて、アンテナコネクタ112aの近傍を敢えて補助的に保持するものである。
図7は、図4に示されている機器本体におけるアンテナコネクタの近傍を、ケースの開口側から見たときの部分平面図を、プッシュリベットが見えるようにアンテナコネクタを除いて示した図である。図8は、図7中の領域A11の拡大図である。図9は、図7及び図8に示されているプッシュリベットの取付けの様子を模式的に示す図である。
プッシュリベット113は、基板112bにおけるアンテナコネクタ112aの近傍を筐体111の第2壁111dに対する相対移動を抑えて補助的に保持する保持部材である。このプッシュリベット113は、各々樹脂で形成された、棒部材113aと、筒部材113bと、を備えている。
棒部材113aは、筐体111の第2壁111dを後述のように貫通する棒本体113a−1と、皿状の頭部113a−2と、を備えている。筒部材113bは、基板112bを貫通する先割れ筒113b−1と、円環状のフランジ部113b−2と、を備えている。
先ず、筒部材113bが、ケース111aの第2壁111a−5側をフランジ部113b−2が向いて基板112bを貫通するように取り付けられる。このとき、フランジ部113b−2と基板112bとの間に樹脂ワッシャ114を挟んで筒部材113bが、基板112bに取り付けられる。これにより、基板112bから筒部材113bにおけるフランジ部113b−2の表面までの距離が、基板112bとケース111aの第2壁111a−5との間隙S11と略等しくなる。樹脂ワッシャ114は、複数サイズの樹脂ワッシャの中から、このように、基板112bと筐体111の第2壁111dの間隙S11に応じた厚みのスペーサとして機能するように選択されて使用に供されたものである。
続いて、筐体111の外側からのアクセスによって棒部材113aが取り付けられる。図9に示されているように、本実施形態では、棒本体113a−1が貫通する貫通孔111b−2aが、筐体111の第2壁111dを構成するベゼル111bの第2壁111b−2に設けられている。棒部材113aは、その棒本体113a−1がベゼル111bの第2壁111b−2の貫通孔111b−2aを貫通し、ケース111aの段差部111a−2の端縁をかすめて筒部材113bに挿入される。この挿入によって、図8に示されているように筒部材113bの先割れ筒113b−1において、基板112bにおける棒部材113の挿入側とは反対側で先割れの周壁113b−1aが押し広げられる。
この棒部材113aの挿入によって、筒部材113bは基板112bから抜け落ち不能となる。更に、先割れの周壁113b−1aが押し広げられるときに基板112bが筐体111の第2壁111dへと、樹脂ワッシャ114とフランジ部113b−2とを間に挟んで押し付けられる。その結果、基板112bにおけるアンテナコネクタ112aの近傍が筐体111の第2壁111dに対する相対移動が抑えられて補助的に保持される。
また、プッシュリベット113は、作業者が棒部材113aを手で押し込むことで、上記のようにアンテナコネクタ112aの近傍に対する補助的な保持状態を完成させることができる。更に、棒部材113aの頭部113a−2にある程度強めの力を掛けることで、特別な工具等は必要とせずに棒部材113aを取り外してアンテナコネクタ112aの近傍に対する補助的な保持を解除することができる。
以上に説明した電子機器10では、プッシュリベット113によって基板112bにおけるアンテナコネクタ112aの近傍について第2壁111cに対する相対移動が抑えられる。これにより、基板保持用の溝111a−4と基板112bとのガタ等に起因した基板構造物112の動きはもちろん、アンテナコネクタ112aの近傍における基板112aの撓みも抑えられる。その結果、アンテナ120のアンテナコネクタ112aへの取付け作業の際のアンテナコネクタ112aの動きが良好に抑制される。そして、このような抑制には、アンテナコネクタ112aの近傍の一箇所に対するプッシュリベット113による補助的な保持で足りる。また、プッシュリベット113の取付けは、アクセスのための貫通孔111b−2aを筐体111や基板112bに設けるといった、既存の筐体等への簡単な追加加工により可能となる。既存の筐体が利用できること、加工が簡単であること、等に鑑みてプッシュリベット113に係るコストは抑えられたものとなる。このように、本実施形態の電子機器10は、コストが抑えられつつ、アンテナ120のアンテナコネクタ112aへの取付け作業の際のアンテナコネクタ112aの動きが良好に抑制されたものとなっている。
ここで、本実施形態の電子機器10では、基板112bの凹部112b−2,112b−3と、筐体111の凸部111a−6,111a−8と、からなるラッチ機構が設けられている。これにより、上述した溝111a−4への側縁112b−1の嵌入による本来的な基板112bの保持についても強化されることとなっている。
また、本実施形態の電子機器10では、プッシュリベット113が、基板112bと筐体111の第2壁111dの間隙S11に応じた厚みのスペーサとしての樹脂ワッシャ114を介してアンテナコネクタ112aの近傍を保持する。これにより、上記の間隙S11が略埋められて、アンテナコネクタ112aの動きが一層良好に抑制されたものとなっている。
また、本実施形態の電子機器10では、基板112bにおけるアンテナコネクタ112aの近傍の補助的な保持にプッシュリベット113が採用されている。これにより、棒部材113aの筒部材113bへの挿入及び引抜きという簡単な作業で、基板112bにおけるアンテナコネクタ112aの近傍の補助的な保持及び保持解除が可能となるので、一層コストが抑えられたものとなっている。
また、本実施形態の電子機器10では、筐体111は、ケース111a(第1の筐体部分)とベゼル111b(第2の筐体部分)とが、部分的に外壁同士が重なり合って第2壁111dが形成されるように組み合わされたものである。そして、プッシュリベット113が、第2壁111dのうち、ケース111aの第2壁111a−5とベゼル111bの第2壁111b−2とが重なり合った部分に対して、相対移動を抑えて基板112bを補助的に保持する。これにより、筐体111の第2壁111dのうち外壁が重なり合った強固な部分に対して基板111dが保持され、保持強度の向上が図られている。
また、本実施形態の電子機器10では、プッシュリベット113の棒部材113aの頭部113a−2が、皿状に形成された薄いものとなっている。このため、図1に示した機器システム1に登載した際に、棒部材113aの頭部113a−2が隣接する他機器と干渉しないようになっている。
また、本実施形態の電子機器10では、基板112bにおいて取付け部品が取り付けられる被取付け部品としてのアンテナコネクタ112aは、無線通信用信号を扱う電気部品である。これに対し、プッシュリベット113が、非導電性材料で形成された樹脂製の部品となっている。これにより、アンテナコネクタ112aや、基板112bにおいてアンテナコネクタ112aに繋がるパターン、等を流れる無線通信用信号に対する電磁的な外乱が良好に抑えられている。
また、本実施形態の電子機器10では、上述したように取付対象物がアンテナ120で、被取付け部品としての電気部品がアンテナコネクタ112aとなっている。この形態は、アンテナコネクタ112aを流れる無線通信用信号が電磁的な外乱を受け易いことから、プッシュリベット113が非導電性材料で形成されることによる外乱の抑制効果が、有効に享受される形態となっている。
尚、以上に説明した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の電子機器の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上述した実施形態では、本発明にいう電子機器の一例として、データロガーとしての機器システム1において無線でデータ通信を行う電子機器10が例示されている。しかしながら、本発明にいう電子機器はこれに限るものではない。本発明にいう電子機器は、例えば上記の機器システム1における他の電子機器であってもよく、あるいは、計測器システム等の他の機器システムに搭載される電子機器であってもよい。もしくは、このような機器システムに搭載されることなく単独で機能する電子機器等であってもよく、本発明にいう電子機器は、その具体的な適用態様を問うものではない。
また、上述した実施形態では、本発明にいう基板構造物の一例として、基板112bの他に、LANコネクタ112c等の各種部品が組み合わされて構成された基板構造物112が例示されている。しかしながら、本発明にいう基板構造物はこれに限るものではなく、例えば1枚の基板のみからなるもの等であってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう取付対象物及び被取付け部品の各一例としてアンテナ120及びアンテナコネクタ112aが例示されている。しかしながら、本発明にいう取付対象物及び被取付け部品は、これらに限るものではなく、例えばケーブル、及び、このケーブルが接続されるケーブルコネクタ等であってもよい。本発明にいう取付対象物及び被取付け部品は、一方が他方に取り付けられる関係にある一対の部品であれば、その具体的な部品態様を問うものではない。
また、上述した実施形態では、本発明にいう保持部材の一例としてプッシュリベット113が例示されている。しかしながら、本発明にいう保持部材は、これに限るものではなく、筐体の外側からのアクセスによって保持及び保持解除が可能であれば、その具体的な態様を問うものではない。本発明にいう保持部材の他の態様としては、例えば、筐体の貫通孔に挿入され、基板に設けられたネジ穴に嵌合する樹脂ネジ等であってもよい。
1 機器システム
10,20 電子機器
30 制御機器
40 電源機器
50 機器ベース
110 機器本体
111 筐体
111a ケース
111a−1 開口
111a−2 段差部
111a−3,111b−1,111c 第1壁
111a−4 溝
111a−5,111b−2,111d 第2壁
111a−6,111a−8 凸部
111a−7,111a−9 カンチレバー
111b ベゼル
112 基板構造物
112a アンテナコネクタ
112a−1 取付け箇所
112b 基板
112b−1 側縁
112b−2,112b−3 凹部
112c LANコネクタ
112d スイッチ等
112e 表示器
112f 金属フレーム
113 プッシュリベット
113a 棒部材
113a−1 棒本体
113a−2 頭部
113b 筒部材
113b−1 先割れ筒
113b−1a 周壁
113b−2 フランジ部
114 樹脂ワッシャ
120 アンテナ
121 アンテナ本体
122 着脱コネクタ
D11,D12 挿入方向
D13,D14 屈曲方向
S11 間隙

Claims (7)

  1. 取付対象物が取り付けられる被取付け部品が搭載された基板を少なくとも有する基板構造物と、
    前記基板の側縁が嵌入する溝が設けられた第1壁と、前記基板と間隙を開けて対面する第2壁と、を有し、前記被取付け部品における前記取付対象物の取付け箇所が露出した状態で前記基板構造物を収容する筐体と、
    前記基板における前記被取付け部品の近傍を、前記第2壁に対する相対移動を抑えて補助的に保持する、前記筐体の外側からのアクセスによって保持及び保持解除が可能な保持部材と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記基板及び前記筐体の何れか一方に設けられた凹部と、他方に設けられて前記側縁が前記溝に嵌入されると前記凹部に入り込む凸部と、からなるラッチ機構を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記保持部材が、前記間隙に応じた厚みのスペーサを介して前記被取付け部品の近傍を保持するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記保持部材が、
    前記第2壁を貫通する棒部材と、
    前記基板に取り付けられて前記棒部材が挿入される筒状の部材であって、当該棒部材が挿入されると前記基板における当該棒部材の挿入側とは反対側で周壁が押し広げられる筒部材と、
    を備えたプッシュリベットであることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の電子機器。
  5. 前記筐体が、第1の筐体部分と第2の筐体部分とが、部分的に外壁同士が重なり合って前記第2壁が形成されるように組み合わされたものであり、
    前記保持部材が、前記第2壁のうち、前記第1の筐体部分の外壁と前記第2の筐体部分の外壁とが重なり合った部分に対して、前記相対移動を抑えて前記基板を保持するものであることを特徴とする請求項1〜4のうち何れか一項に記載の電子機器。
  6. 前記被取付け部品は、無線通信用信号を扱う電気部品であり、
    前記保持部材が、非導電性材料で形成されたものであることを特徴とする請求項1〜5のうち何れか一項に記載の電子機器。
  7. 前記取付対象物が、アンテナであり、
    前記電気部品が、アンテナコネクタであることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
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