JP2018060470A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願が開示する技術は、一つの側面として、第一筐体が着脱される第二筐体を備える電子装置において、作業者が第二筐体から第一筐体を取り外す際の手間を軽減することを目的とする。【解決手段】拡張装置40は、第二筐体50と、拘束部材70と、ロック解除ボタン150と、ストッパ部材90とを備える。第二筐体50には、第一筐体24が着脱される。拘束部材70は、第二筐体に設けられ、第一筐体24を第二筐体50に拘束する拘束位置と、当該拘束を解除する拘束解除位置との間を移動する。ロック解除ボタン150は、第二筐体50に設けられ、拘束部材70を拘束位置から拘束解除位置へ移動させる。ストッパ部材90は、第二筐体50に設けられ、拘束位置から拘束解除位置への拘束部材70の移動に伴って拘束部材70に係止され、当該拘束部材70の拘束解除位置から拘束位置への移動を阻止する。【選択図】図7A

Description

本願が開示する技術は、電子装置に関する。
タブレット型端末等の表示装置が着脱されるポートリプリケータ等の拡張装置がある(例えば、特許文献1,2参照)。
この種の拡張装置は、ロック機構及び離脱機構を有する(例えば、特許文献2参照)。ロック機構は、拡張装置に表示装置を拘束する拘束部材を有する。また、ロック機構は、操作者によって操作されることにより、拘束部材による表示装置の拘束を解除する操作部材を有する。
離脱機構は、操作部材によって作動され、拘束部材が表示装置の拘束を解除した後に表示装置を押し上げ、当該表示装置を拡張装置から離脱させる押上げ部材を有する。
特開2005−321998号公報 国際公開第2011−070684号
上記の拡張装置では、操作者が操作部材を操作すると、拘束部材による表示装置の拘束が解除されるとともに、押上げ部材によって表示装置が拡張装置から離脱される。したがって、操作者が拡張装置から表示装置を取り外す際の手間が軽減される。
しかしながら、上記の拡張装置は、離脱機構を有するため、構造が複雑化する可能性がある。
一方、離脱機構を有しない拡張装置では、拡張装置から表示装置を取り外す場合、作業者は、例えば一方の手で操作部材を操作し、拘束部材による表示装置の拘束を解除した状態で、他方の手で拡張装置から表示装置を取り外すことになる。したがって、作業者が拡張装置から表示装置を取り外す際に、手間がかかる可能性がある。
本願が開示する技術は、一つの側面として、第一筐体が着脱される第二筐体を備える電子装置において、作業者が第二筐体から第一筐体を取り外す際の手間を軽減することを目的とする。
本願が開示する技術では、電子装置は、第二筐体と、拘束部材と、操作部材と、ストッパ部材とを備える。第二筐体には、第一筐体が着脱される。拘束部材は、第二筐体に設けられ、第一筐体を第二筐体に拘束する拘束位置と、当該拘束を解除する拘束解除位置との間を移動する。操作部材は、第二筐体に設けられ、拘束部材を拘束位置から拘束解除位置へ移動させる。ストッパ部材は、第二筐体に設けられ、拘束位置から拘束解除位置への拘束部材の移動に伴って拘束部材に係止され、当該拘束部材の拘束解除位置から拘束位置への移動を阻止する。
本願が開示する技術によれば、一つの側面として、第一筐体が着脱される第二筐体を備える電子装置において、作業者が第二筐体から第一筐体を取り外す際の手間を軽減することができる。
図1は、一実施形態に係る電子機器を示す斜視図である。 図2は、図1に示される電子機器の分解斜視図である。 図3は、図2の一部拡大斜視図である。 図4は、図2に示される第二筐体の分解斜視図である。 図5は、図4に示されるロックユニットの分解斜視図である。 図6Aは、第一筐体が第二筐体から取り外された状態を示す電子機器の正面図である。 図6Bは、第一筐体が第二筐体に装着された状態を示す電子機器の正面図である。 図7Aは、図4に示されるストッパ部材が係止位置に位置した状態を示す斜視図である。 図7Bは、図7Aの7B−7B線断面図である。 図8Aは、図4に示されるストッパ部材が係止解除位置に位置した状態を示す斜視図である。 図8Bは、図8Aの8B−8B線断面図である。 図9Aは、図4に示されるストッパ部材が係止解除位置から係止位置に復帰した状態を示す側面図である。 図9Bは、図9Aの9B−9B線断面図である。 図10Aは、図3の10A−10A線断面図である。 図10Bは、ロック解除ボタンが押された状態を示す図10Aに相当する断面図である。 図11は、図9Bに示される拘束部材が拘束位置から拘束解除位置へ移動する途中の状態を示す図9Bに相当する断面図である。
以下、本願が開示する技術の一実施形態について説明する。
(電子機器)
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係る電子機器10は、表示装置20と、拡張装置40とを備える。表示装置20は、拡張装置40に着脱可能に装着される。
(表示装置、第一筐体)
表示装置20は、例えば、タブレット型端末とされる。この表示装置20は、表示器22及び第一筐体24を有する。表示器22は、例えば、液晶パネル又はタッチパネル等を含む。この表示器22は、第一筐体24に収容される。第一筐体24は、表示器22の背面を覆う扁平な箱状に形成される。
図2に示されるように、第一筐体24の一端部は、拡張装置40に装着される装着端部24Eとされる。この装着端部24Eには、コネクタ26、一対の位置決め孔28、及び一対のフック挿入口30が設けられる。一対の位置決め孔28は、コネクタ26の両側に配置される。また、一対のフック挿入口30は、コネクタ26の両側に配置される。なお、矢印Kは、第二筐体50に対する第一筐体24の装着方向(筐体装着方向)を示す。
(拡張装置、第二筐体)
拡張装置40は、例えば、キーボードドックとされる。この拡張装置40は、本体筐体42を有する。本体筐体42は、薄型の箱状に形成される。この本体筐体42には、例えば、キーボード44、及びタッチパッド46等の入力装置が設けられる。なお、拡張装置は、ポートリプリケータ又はクレードル等であっても良い。
本体筐体42の一端部(後端部)42Eには、第二筐体50が設けられる。第二筐体50は、本体筐体42の一端部42Eに沿って、電子機器10の幅方向(矢印W方向)に延びる。また、第二筐体50は、図示しない回動軸を介して本体筐体42の一端部42Eに回動可能に連結される。この第二筐体50には、第一筐体24の装着端部24Eが着脱可能に装着される。
図3に示されるように、第二筐体50は、溝状部52を有する。溝状部52は、第二筐体50の長手方向(矢印W方向)に延びる。この溝状部52には、第一筐体24の装着端部24Eが挿抜可能に挿入される。また、溝状部52の溝底部52Lには、一対の位置決め突起部54(図2参照)が設けられる。
位置決め突起部54は、装着端部24Eの位置決め孔28に挿入される。これにより、第二筐体50に対して第一筐体24が位置決められる。また、溝状部52の内部には、後述する一対のフック部74が配置される。
図4に示されるように、第二筐体50の内部には、ロックユニット60が収容される。また、第二筐体50は、フロントカバー56及びバックカバー58を有する。フロントカバー56は、ロックユニット60の前側に配置される。一方、バックカバー58は、ロックユニット60の後側に配置される。
バックカバー58は、溝状部52の溝底部52Lを有する。また、第二筐体50の内部には、コネクタ51が収容される。コネクタ51は、溝底部52Lに形成されたコネクタ用開口53から第二筐体50の外部へ露出される。
(ロックユニット)
図4及び図5に示されるように、ロックユニット60は、スライドベース62と、拘束部材70と、ストッパ部材90と、ストッパ解除部材120と、ロック解除ボタン150(図2参照)とを備える。スライドベース62及び拘束部材70は、第二筐体50の長手方向に沿って配置される。
図4に示されるように、スライドベース62は、図示しないビス等によってバックカバー58に固定される。拘束部材70は、スライドベース62とフロントカバー56との間に配置される。この拘束部材70は、スライドベース62に対して第二筐体50の長手方向(矢印W方向)に移動可能(スライド可能)とされる。
(拘束部材)
拘束部材70は、スライダ部72と、一対のフック部74とを有する。スライダ部72は、拘束部材70の移動方向(矢印W方向)を長手方向として、第二筐体50の内部に収容される。一対のフック部74は、スライダ部72の長手方向の両端部に設けられる。また、一対のフック部74は、溝底部52Lに形成された一対のフック用開口76から第二筐体50の外部(溝状部52内)へ突出される。
図6Bに示されるように、フック部74は、第二筐体50の溝状部52に第一筐体24の装着端部24Eが挿入された状態で、装着端部24Eのフック挿入口30に挿入される。また、フック部74の先端部には、爪部74Aが設けられる。爪部74Aは、拘束部材70の移動に伴って、拘束位置と拘束解除位置との間を移動する。
拘束位置では、二点鎖線で示されるように、爪部74Aがフック挿入口30の縁部30Aに係止される。これにより、拘束部材70によって、第一筐体24が第二筐体50に拘束される。一方、拘束解除位置では、実線で示されるように、フック挿入口30の縁部30Aに対する爪部74Aの係止状態が解除される。これにより、拘束部材70による第一筐体24の拘束が解除される。
なお、各図に示される矢印W1は、拘束部材70が拘束解除位置から拘束位置へ向かう方向(以下、「拘束方向」という)を示す。また、矢印W2は、拘束部材70が拘束位置から拘束解除位置へ向かう方向(以下、「拘束解除方向」という)を示す。また、フック挿入口30の縁部30Aは、被拘束部の一例である。
図5に示されるように、スライドベース62と拘束部材70とは、拘束用弾性部材78によって連結される。具体的には、スライドベース62には、拘束部材70側へ突出するベース側連結部80が設けられる。ベース側連結部80は、拘束部材70に形成された長孔82に挿入される。長孔82は、拘束部材70の移動方向を長手方向として配置される。そして、拘束部材70がスライドベース62に対して移動すると、ベース側連結部80が長孔82内を移動する。
拘束部材70のスライダ部72には、スライダ側連結部84が設けられる。スライダ側連結部84は、拘束部材70からスライドベース62と反対側へ突出する。このスライダ側連結部84とベース側連結部80とは、拘束部材70の移動方向に対向する。また、スライダ側連結部84とベース側連結部80とは、拘束用弾性部材78によって連結される。
拘束用弾性部材78は、例えば、コイルスプリングとされる。この拘束用弾性部材78は、矢印W1で示されるように、拘束部材70を拘束解除位置から拘束位置へ向けて付勢する。
(ストッパ部材)
図5に示されるように、ストッパ部材90は、拘束部材70の移動方向を長手方向として配置される。また、ストッパ部材90は、スライダ部72に形成されたストッパ用開口86内に配置される。このストッパ部材90は、取付部92と、係止片部100と、傾斜片部112とを有する。
取付部92は、ストッパ部材90の長手方向の一端部に設けられる。この取付部92には、取付孔92Aが形成される。また、スライドベース62には、取付孔94が形成される。これらの取付孔92A,94には、回動軸96が貫通される。回動軸96は、拘束部材70の移動方向と交差(直交)する方向(矢印T方向)を軸方向として配置される。
回動軸96の端部には、ナット98が締め込まれる。これにより、ストッパ部材90が、回動軸96を介してスライドベース62に回動可能に連結される。また、回動軸96には、後述するストッパ用弾性部材108が取り付けられる。
図7Bに示されるように、係止片部100は、取付部92から拘束部材70の拘束方向(矢印W1方向)側へ延出する。この係止片部100は、取付部92を介して拘束部材70に片持ち状態で支持される。
また、係止片部100は、板バネ等の弾性部材によって形成される。これにより、係止片部100は、取付部92を支点として、拘束部材70の移動方向と交差する方向(矢印T方向)に弾性変形可能とされる。より具体的には、係止片部100は、取付部92を支点として回動軸96の軸方向に弾性変形可能とされる。なお、スライドベース62には、弾性変形した係止片部100が挿入される開口64が形成される。
係止片部100における取付部92と反対側の端部(自由端部)には、爪部102が設けられる。この爪部102は、係止面102A及び傾斜面102Bと有する。係止面102Aは、拘束部材70の拘束解除方向(矢印W2方向)を向く面とされる。この係止面102Aは、スライダ部72に設けられた被係止部104に、拘束部材70の移動方向(拘束解除方向)に係止される。
図7Aに示されるように、被係止部104は、ストッパ用開口86における筐体装着方向の手前側(矢印Kと反対側)の縁部86Aからストッパ用開口86内に延出する。また、被係止部104の先端部と、ストッパ用開口86における筐体装着方向の奥側(矢印K側)の縁部86Bとの間には、解除スペース106が形成される。
図7Bに示されるように、傾斜面102Bは、拘束部材70の移動方向に対し、回動軸96の軸方向に傾斜される。この傾斜面102Bは、図11に示されるように、拘束部材70が拘束位置から拘束解除位置へ移動する際に、被係止部104によってスライドベース62側(矢印d側)へ押圧される。
ここで、ストッパ部材90は、回動軸96を中心とした回動に伴って、係止位置と係止解除位置との間を移動する。係止位置では、図7A、図7B、図9A、図9B、及び図11に示されるように、爪部102が被係止部104の移動軌道上に配置される。この係止位置では、拘束部材70の移動に伴って、爪部102が拘束部材70の被係止部104に係止可能になる。そして、図7Bに示されるように、拘束部材70の被係止部104に爪部102が係止されると、拘束部材70の拘束解除位置から拘束位置への移動(矢印W1方向)が阻止される。
一方、係止解除位置では、図8A及び図8Bに示されるように、爪部102が解除スペース106側へ移動し、被係止部104の移動軌道上から外れる。これにより、被係止部104に対する爪部102の係止状態が解除される。この状態では、拘束部材70が、拘束解除位置から拘束位置へ移動可能になる。なお、拘束部材70が拘束解除位置から拘束位置へ移動する際には、爪部102が解除スペース106を通過する。
図5に示されるように、回動軸96には、ストッパ用弾性部材108が取り付けられる。ストッパ用弾性部材108は、例えば、コイルスプリングとされる。このストッパ用弾性部材108の一端部108Aは、スライドベース62に形成された固定孔66に挿入される。
一方、ストッパ用弾性部材108の他端部108Bは、ストッパ部材90の傾斜片部112に形成された固定孔110に挿入される。このストッパ用弾性部材108は、ストッパ部材90を係止解除位置から係止位置へ向けて付勢する。なお、係止位置では、ストッパ用弾性部材108の付勢力によって、ストッパ部材90がストッパ用開口86の縁部86Aに接触される。これにより、ストッパ部材90が係止位置で保持される。
図7Bに示されるように、傾斜片部112は、取付部92から拘束部材70の拘束方向(矢印W1方向)側へ延出する。この傾斜片部112は、取付部92を介して拘束部材70に片持ち状態で支持される。また、傾斜片部112は、被係止部104に対して係止片部100と反対側に配置される。
傾斜片部112は、拘束部材70の移動方向(矢印W方向)に対して傾斜される。より具体的には、傾斜片部112は、拘束部材70の拘束方向(矢印W1方向)に向かうに従って、係止片部100及び拘束部材70から回動軸96の軸方向(矢印T方向)に沿って離れるように傾斜される。
傾斜片部112は、板バネ等の弾性部材によって形成される。これにより、傾斜片部112は、取付部92を支点として、拘束部材70の移動方向と交差する方向(矢印T方向)に弾性変形可能とされる。より具体的には、傾斜片部112は、取付部92を支点として、回動軸96の軸方向に弾性変形可能とされる。この傾斜片部112における取付部92と反対側の端部(自由端部)は、ストッパ解除部材120が係合される被係合部112Aとされる。
(ストッパ解除部材)
図5に示されるように、スライドベース62には、ストッパ解除部材120が設けられる。ストッパ解除部材120は、拡張装置40の第二筐体50に対する表示装置20の第一筐体24の装着に伴って、ストッパ部材90を係止位置から係止解除位置へ移動し、拘束部材70を拘束解除位置から拘束位置へ移動可能にする。ストッパ解除部材120は、ストッパ部材90に対して拘束部材70の拘束方向側(矢印W1側)に配置される。このストッパ解除部材120は、取付部122及び突出部128を有する。
取付部122には、取付孔122Aが形成される。また、スライドベース62には、取付孔68が形成される。これらの取付孔122A,68には、回動軸124が貫通される。回動軸124は、拘束部材70の移動方向と交差する方向(矢印T方向)を軸方向として配置される。この回動軸124の端部には、ナット126が締め込まれる。これにより、ストッパ解除部材120が、回動軸124を介してスライドベース62に回動可能に連結される。また、回動軸124には、後述するストッパ解除用弾性部材132が取り付けられる。
図6Aに示されるように、突出部128は、溝状部52の溝底部52Lに形成された突出部用開口130(図4参照)から第二筐体50の外部へ突出される。この突出部128は、第一筐体24の装着端部24Eが第二筐体50の溝状部52に挿入されると、図6Bに示されるように、装着端部24Eによって第二筐体50の内部へ押し込まれる。これにより、ストッパ解除部材120が回動軸124を中心として回動する。
図7Aに示されるように、突出部128は、傾斜片部112の被係合部112Aに対して筐体装着方向の手前側(矢印Kと反対側)に配置される。この突出部128は、被係合部112Aに係合される押し部128Aを有する。
押し部128Aは、第一筐体24の装着端部24Eによって突出部128が第二筐体50の内部へ押し込まれると、傾斜片部112の被係合部112Aに係合されるとともに、当該被係合部112Aを第二筐体50の奥側(筐体装着方向の奥側)へ押し込む。これにより、図8Aに矢印aで示されるように、ストッパ部材90が回動軸96を中心として回動し、ストッパ部材90が係止位置から係止解除位置へ移動する。
回動軸124には、ストッパ解除用弾性部材132が設けられる。ストッパ解除用弾性部材132は、例えば、コイルスプリングとされる。このストッパ解除用弾性部材132は、突出部128が突出部用開口130から第二筐体50の外部(溝状部52内)に突出するように、ストッパ解除部材120を筐体装着方向の手前側へ向けて付勢する。
なお、ストッパ用弾性部材108の付勢力によって、例えば、突出部128が突出部用開口130の縁部に接触することにより、突出部128が第二筐体50から外部に突出した状態で保持される。
(ストッパ復帰部)
図7A及び図7Bに示されるように、拘束部材70には、ストッパ復帰部140が設けられる。ストッパ復帰部140は、拘束部材70の拘束解除位置から拘束位置への移動に伴って、ストッパ部材90を係止解除位置から係止位置へ復帰可能にする。
具体的には、スライダ部72における筐体装着方向の奥側(矢印K側)の端部72Aには、回動軸96の軸方向へ延出する延出部142が設けられる。この延出部142の先端部には、ストッパ復帰部140が設けられる。
ストッパ復帰部140は、壁状に形成されており、延出部142から筐体装着方向の手前側(矢印Kと反対側)へ延出する。このストッパ復帰部140は、ストッパ部材90の傾斜片部112に対して拘束部材70と反対側に配置される。換言すると、ストッパ復帰部140と拘束部材70との間に、傾斜片部112が配置される。
図8A及び図8Bに示されるように、拘束部材70が拘束解除位置に位置し、かつ、傾斜片部112が係止解除位置に位置する場合、ストッパ復帰部140は、傾斜片部112の長手方向の中間部112Mに当接される。この状態で、図9Bに示されるように、拘束部材70が拘束解除位置から拘束位置へ移動すると、ストッパ復帰部140によって傾斜片部112が拘束部材70側へ押圧される。
これにより、矢印bで示されるように、傾斜片部112が拘束部材70側へ弾性変形し、傾斜片部112の被係合部112Aがストッパ解除部材120と拘束部材70との間に配置される。この結果、ストッパ解除部材120の押し部128Aと傾斜片部112の被係合部112Aとの係合状態が解除される。
また、押し部128Aと被係合部112Aとの係合状態が解除されると、図9Aに矢印cで示されるように、ストッパ用弾性部材108の付勢力によって、ストッパ部材90が回動軸96を中心として係止解除位置から係止位置へ回動される。
(ロック解除ボタン)
図10A及び図10Bに示されるように、ロック解除ボタン150は、操作者によって押されることにより、拘束部材70を拘束位置から拘束解除位置へ移動させる操作ボタンである。このロック解除ボタン150は、フロントカバー56に形成されたボタン開口152内に配置される。なお、ロック解除ボタン150は、操作部材の一例である。
ロック解除ボタン150は、バックカバー58側へ突出するガイドピン部154を有する。ガイドピン部154は、バックカバー58からフロントカバー56側へ突出する筒状のボス部156内にスライド可能に挿入される。そして、操作者がロック解除ボタン150を押すと、ロック解除ボタン150がボス部156に沿ってバックカバー58側へ移動する。
また、ロック解除ボタン150は、一対の傾斜面158を有する。一対の傾斜面158は、ロック解除ボタン150の移動方向(矢印T方向)に対して傾斜される。一方、拘束部材70のスライダ部72には、一対のリブ部160が設けられる。一対のリブ部160は、一対の傾斜面158にそれぞれ接触される。そして、図10Bに示されるように、ロック解除ボタン150がバックカバー58側へ移動すると、一対の傾斜面158上を一対のリブ部160がスライドする。これにより、拘束部材70が、矢印W2で示されるように、拘束位置から拘束解除位置へ移動する。
(装着方法)
次に、拡張装置40に表示装置20を装着する装着方法について説明する。
図6Aには、表示装置20の第一筐体24が拡張装置40の第二筐体50に装着される前の未装着状態が示される。この未装着状態では、拘束部材70が、拘束解除位置に位置する。拘束解除位置では、フック部74の爪部74Aが、フック挿入口30の縁部30Aに係止されない位置に配置される。
また、未装着状態では、ストッパ部材90が係止位置に位置する。係止位置では、図7Bに示されるように、係止片部100の爪部102が、拘束部材70の被係止部104に係止される。これにより、拘束部材70の拘束解除位置から拘束位置への移動が阻止される。
さらに、未装着状態では、図6Aに示されるように、ストッパ解除部材120の突出部128が突出部用開口130から溝状部52内に突出される。この状態では、ストッパ解除部材120の押し部128Aが、傾斜片部112の被係合部112Aに対して筐体装着方向の手前側に配置される。
このような未装着状態において、第一筐体24の装着端部24Eが第二筐体50の溝状部52の内部に挿入されると、図6Bに示されるように、装着端部24Eの位置決め孔28に、第二筐体50の位置決め突起部54が挿入される。これにより、第一筐体24と第二筐体50とが位置決められる。また、装着端部24Eのフック挿入口30に、第二筐体50のフック部74が挿入される。さらに、装着端部24Eのコネクタ26(図2参照)が、第二筐体50のコネクタ51(図2参照)に接続される。
また、矢印Pで示されるように、第一筐体24の装着端部24Eによって、突出部128が第二筐体50の内部へ押し込まれる。これにより、ストッパ解除部材120が回動軸124を中心として回動し、ストッパ解除部材120の押し部128Aによって、傾斜片部112の被係合部112Aが第二筐体50の奥側へ押し込まれる。この結果、図8Aに矢印aで示されるように、ストッパ部材90が回動軸96を中心として回動し、当該ストッパ部材90が係止位置から係止解除位置へ移動する。
ストッパ部材90が係止位置から係止解除位置へ移動すると、拘束部材70の被係止部104に対する爪部102に係止状態が解除される。これにより、矢印W1で示されるように、拘束用弾性部材78の付勢力によって、拘束部材70が拘束解除位置から拘束位置へ移動する。
拘束部材70が拘束解除位置から拘束位置に移動すると、図6Bに二点鎖線で示されるように、フック部74の爪部74Aがフック挿入口30の縁部30Aに係止される。このフック部74によって、第一筐体24が第二筐体50に拘束される。
また、ストッパ部材90が係止位置から係止解除位置へ移動すると、図9Bに矢印bで示されるように、ストッパ復帰部140によってストッパ部材90の傾斜片部112が拘束部材70側へ押圧され、傾斜片部112が弾性変形する。これにより、傾斜片部112の被係合部112Aが、ストッパ解除部材120と拘束部材70との間に移動し、当該被係合部112Aとストッパ解除部材120の押し部128Aとの係合状態が解除される。
この結果、図9Aに矢印cで示されるように、ストッパ用弾性部材108の付勢力によって、ストッパ部材90が回動軸96を中心として回動し、係止解除位置から係止位置へ移動(復帰)する。この係止位置では、ストッパ部材90の爪部102が、拘束部材70の被係止部104の移動軌道上に配置される。
(取外し方法)
次に、拡張装置40から表示装置20を取り外す取外し方法について説明する。
拡張装置40から表示装置20を取り外す場合には、図10A及び図10Bに示されるように、操作者は、ロック解除ボタン150を押す。これにより、ロック解除ボタン150の一対の傾斜面158によって、拘束部材70の一対のリブ部160が拘束解除方向(矢印W2方向)へ押圧される。この結果、拘束部材70が、拘束用弾性部材78(図5参照)の付勢力に抵抗しながら、拘束位置から拘束解除位置へ移動する。
拘束部材70が拘束位置から拘束解除位置へ移動すると、図6Bに実線で示されるように、フック挿入口30の縁部30Aからフック部74の爪部74Aが外れる。これにより、第二筐体50に対する第一筐体24の拘束が解除される。
ここで、図11に示されるように、拘束部材70が拘束位置から拘束解除位置へ移動する際に、被係止部104によって爪部102の傾斜面102Bが押圧され、係止片部100が拘束部材70と反対側(矢印d側)へ弾性変形する。そして、爪部102が被係止部104を乗り越えると、図7Bに示されるように、係止片部100の弾性変形が復元し、爪部102の係止面102Aが被係止部104に係止される。
これにより、ストッパ部材90によって、拘束部材70の拘束解除位置から拘束位置への移動が阻止される。この状態で操作者が、第一筐体24の装着端部24Eを第二筐体50の溝状部52から引き抜くことにより、第一筐体24が第二筐体50から取り外される。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、拡張装置40から表示装置20を取り外す際に、操作者がロック解除ボタン150を押すと、拘束部材70が拘束位置から拘束解除位置へ移動する。この際、ストッパ部材90の爪部102が、拘束部材70の被係止部104に係止される。これにより、拘束部材70の拘束解除位置から拘束位置への移動が阻止される。つまり、操作者がロック解除ボタン150から手を離しても、拘束部材70が拘束解除位置で保持される。
そのため、作業者は、両手で、表示装置20の第一筐体24を拡張装置40の第二筐体50から取り外すことができる。したがって、本実施形態では、一方の手でロック解除ボタン150を押しながら、他方の手で表示装置20の第一筐体24を拡張装置40の第二筐体50から取り外す場合と比較して、第二筐体50から第一筐体24を取り外す際の手間が軽減される。
また、本実施形態では、前述したように、操作者がロック解除ボタン150を押すと、ストッパ部材90によって拘束部材70の拘束解除位置から拘束位置への移動が阻止される。そのため、第一筐体24を押し上げることにより表示装置20の第一筐体24を拡張装置40の第二筐体50から離脱させる離脱機構を省略することができる。したがって、本実施形態では、拡張装置40の構造を単純化することができる。
このように本実施形態では、拡張装置40の構造を単純化しつつ、操作者が第二筐体50から第一筐体24を取り外す際の手間を軽減することができる。
また、比較例として、第一筐体24の装着端部24Eによるストッパ解除部材120の突出部128の押込み量を利用して、ストッパ部材90を係止解除位置から係止位置に復帰させることが考えられる。
具体的には、先ず、第一筐体24の装着端部24Eによって突出部128が第二筐体50の内部に押し込まれたときに、拘束部材70とストッパ部材90との係止状態を解除する。次に、装着端部24Eによって突出部128が第二筐体50の内部にさらに押し込まれたときに、ストッパ部材90とストッパ解除部材120との係止状態を解除する。これにより、ストッパ部材90が係止解除位置から係止位置に復帰する。
しかしながら、上記の比較例では、拘束部材70とストッパ部材90との係止状態が解除されると、拘束部材70が移動し、第一筐体24が第二筐体50に拘束される。この際、拘束部材70が移動音を発生する。この移動音によって、操作者は、第一筐体24が第二筐体50に装着されたと誤認し、装着端部24Eによる突出部128の押し込みを停止する虞がある。この場合、ストッパ部材90とストッパ解除部材120との係止状態が解除されず、ストッパ部材90が係止解除位置から係止位置へ復帰しない可能性がある。
これに対して本実施形態では、装着端部24Eによる突出部128の押込み量をではなく、拘束部材70の移動(スライド)を利用して、ストッパ部材90とストッパ解除部材120との係合状態を解除する。したがって、本実施形態では、上記比較例と比べて、ストッパ部材90を係止解除位置から係止位置へより確実に復帰させることができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、ストッパ部材90が回動軸96を中心として回動することにより、係止位置と係止解除位置との間を移動する。しかし、ストッパ部材は、所定方向にスライドすることにより、係止位置と係止解除位置との間を移動しても良い。
これと同様に、上記実施形態では、ストッパ解除部材120が回動軸を中心として回動することにより、ストッパ部材を係止位置から係止解除位置へ移動させる。しかし、ストッパ解除部材は、所定方向にスライドすることにより、ストッパ部材を係止位置から係止解除位置へ移動させても良い。
また、上記実施形態では、操作部材がロック解除ボタン150とされる。しかし、操作部材は、例えば、操作レバー等であっても良い。
また、ストッパ解除部材120及びストッパ復帰部140は、適宜省略可能である。ストッパ解除部材120及びストッパ復帰部140が省略された場合は、例えば、操作者が係止位置と係止解除位置との間でストッパ部材90を移動させることが考えられる。
また、上記実施形態では、ロックユニット60が拡張装置40に設けられる。しかし、ロックユニットは、表示装置20に設けられても良い。表示装置20にロックユニットが設けられる場合は、拡張装置40の筐体が第一筐体の一例となり、表示装置20の筐体が第二筐体の一例となる。さらに、表示装置20が、電子装置の一例となる。
また、上記実施形態は、表示装置20及び拡張装置40に限らず、着脱可能に装着される2つの電子装置に適宜適用可能である。
以上、本願が開示する技術の一実施形態について説明したが、本願が開示する技術は上記の実施形態に限定されるものでない。また、上記実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本願が開示する技術の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
なお、以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
第一筐体が着脱される第二筐体と、
前記第二筐体に設けられ、前記第一筐体を前記第二筐体に拘束する拘束位置と、該拘束を解除する拘束解除位置との間を移動する拘束部材と、
前記第二筐体に設けられ、前記拘束部材を前記拘束位置から前記拘束解除位置へ移動させる操作部材と、
前記第二筐体に設けられ、前記拘束位置から前記拘束解除位置への前記拘束部材の移動に伴って該拘束部材に係止され、該拘束部材の前記拘束解除位置から前記拘束位置への移動を阻止するストッパ部材と、
を備える電子装置。
(付記2)
前記第二筐体に設けられ、前記第二筐体に対する前記第一筐体の装着に伴って、前記ストッパ部材を前記拘束部材に係止される係止位置から該係止を解除する係止解除位置へ移動し、前記拘束部材を前記拘束解除位置から前記拘束位置へ移動可能にするストッパ解除部材と、
前記第二筐体に設けられ、前記拘束部材の前記拘束解除位置から前記拘束位置への移動に伴って、前記ストッパ部材を前記係止解除位置から前記係止位置へ復帰可能にするストッパ復帰部と、
を備える付記1に記載の電子装置。
(付記3)
前記ストッパ解除部材は、前記ストッパ部材に係合された状態で、該ストッパ部材の前記係止解除位置から前記係止位置への移動を阻止し、
前記ストッパ復帰部は、前記拘束部材に設けられ、前記拘束部材の前記拘束解除位置から前記拘束位置への移動に伴って前記ストッパ部材を弾性変形させ、前記ストッパ部材と前記ストッパ解除部材との係合状態を解除する、
付記2に記載の電子装置。
(付記4)
前記ストッパ部材は、前記拘束部材の移動方向に対して傾斜するとともに、前記ストッパ解除部材が係合される傾斜片部を有し、
前記ストッパ復帰部は、前記拘束部材の前記拘束解除位置から前記拘束位置への移動に伴って前記傾斜片部を前記拘束部材側へ押圧し、該傾斜片部と前記ストッパ解除部材との係合状態を解除する、
付記3に記載の電子装置。
(付記5)
前記傾斜片部は、前記ストッパ解除部材が係合される被係合部を有し、
前記ストッパ復帰部は、前記拘束部材の前記拘束解除位置から前記拘束位置への移動に伴って前記傾斜片部を前記拘束部材側へ押圧し、前記被係合部を前記拘束部材と前記ストッパ解除部材との間に位置させる、
付記4に記載の電子装置。
(付記6)
前記拘束部材は、
前記第二筐体の内部に収容されるスライダ部と、
前記第二筐体から突出し、前記第一筐体に係止されるフック部と、
を有し、
前記ストッパ復帰部は、前記スライダ部と対向して配置され、
前記傾斜片部は、前記スライダ部と前記ストッパ復帰部との間に配置される、
付記4又は付記5に記載の電子装置。
(付記7)
前記拘束部材は、前記ストッパ部材が係止される被係止部を有し、
前記ストッパ部材は、前記係止位置において前記被係止部の移動軌道上に配置され、前記係止解除位置において前記被係止部の移動軌道上から外れる、
付記2〜付記6の何れか1つに記載の電子装置。
(付記8)
前記拘束部材を前記拘束解除位置から前記拘束位置へ向けて付勢する拘束用弾性部材を備える、
付記2〜付記7の何れか1つに記載の電子装置。
(付記9)
前記ストッパ部材は、前記第二筐体に回動軸を介して連結され、前記係止位置と前記係止解除位置との間を回動する、
付記2〜付記8の何れか1つに記載の電子装置。
(付記10)
前記ストッパ部材を前記係止解除位置から前記係止位置へ向けて付勢するストッパ用弾性部材を備える、
付記2〜付記9の何れか1つに記載の電子装置。
(付記11)
前記ストッパ部材は、
前記拘束部材の移動方向に延びる係止片部と、
前記係止片部に設けられ、前記拘束部材に係止される爪部と、
を有する、
付記2〜付記10の何れか1つに記載の電子装置。
(付記12)
前記ストッパ解除部材は、前記第二筐体に対する前記第一筐体の装着に伴って、前記拘束部材と前記爪部との係止状態を解除する、
付記11に記載の電子装置。
(付記13)
前記ストッパ解除部材は、前記第二筐体に対する前記第一筐体の装着に伴って、前記ストッパ部材を前記係止位置から前記係止解除位置へ押し込む、
付記12に記載の電子装置。
(付記14)
前記ストッパ解除部材は、前記第二筐体から外部へ突出し、前記第二筐体に対する前記第一筐体の装着に伴って該第一筐体によって前記第二筐体の内部に押し込まれる突出部を有する、
付記2〜付記13の何れか1つに記載の電子装置。
(付記15)
前記突出部が前記第二筐体から外部へ突出する方向に、前記ストッパ解除部材を付勢するストッパ解除用弾性部材を備える、
付記14に記載の電子装置。
(付記16)
前記ストッパ解除部材は、前記第二筐体に回動軸を介して連結され、前記第二筐体に対する前記第一筐体の装着に伴って該第一筐体によって回動され、前記ストッパ部材を前記係止位置から前記係止解除位置へ押し込む、
付記2〜付記15の何れか1つに記載の電子装置。
(付記17)
前記操作部材は、前記拘束部材を前記拘束位置から前記拘束解除位置へ移動させるロック解除ボタンを含む、
付記1〜付記16の何れか1つに記載の電子装置。
(付記18)
前記電子装置は、拡張装置である、
付記1〜付記17の何れか1つに記載の電子装置。
(付記19)
第一筐体と、
前記第一筐体が着脱される第二筐体と、
前記第二筐体に設けられ、前記第一筐体を前記第二筐体に拘束する拘束位置と、該拘束を解除する拘束解除位置との間を移動する拘束部材と、
前記第二筐体に設けられ、前記拘束部材を前記拘束位置から前記拘束解除位置へ移動させる操作部材と、
前記第二筐体に設けられ、前記拘束位置から前記拘束解除位置への前記拘束部材の移動に伴って該拘束部材に係止され、該拘束部材の前記拘束解除位置から前記拘束位置への移動を阻止するストッパ部材と、
を備える電子機器。
(付記20)
前記第二筐体に設けられ、前記第二筐体に対する前記第一筐体の装着に伴って、前記ストッパ部材を前記拘束部材に係止される係止位置から該係止を解除する係止解除位置へ移動し、前記拘束部材を前記拘束解除位置から前記拘束位置へ移動させるストッパ解除部材と、
前記第二筐体に設けられ、前記拘束部材の前記拘束解除位置から前記拘束位置への移動に伴って、前記ストッパ部材を前記係止解除位置から前記係止位置へ復帰させるストッパ復帰部と、
を備える付記19に記載の電子機器。
10 電子機器
24 第一筐体
40 拡張装置(電子装置の一例)
50 第二筐体
70 拘束部材
72 スライダ部
74 フック部
78 拘束用弾性部材
90 ストッパ部材
96 回動軸
100 係止片部
102 爪部
104 被係止部
108 ストッパ用弾性部材
112 傾斜片部
112A 被係合部
120 ストッパ解除部材
124 回動軸
128 突出部
132 ストッパ解除用弾性部材
140 ストッパ復帰部
150 ロック解除ボタン(操作部材の一例)
W 拘束部材の移動方向

Claims (5)

  1. 第一筐体が着脱される第二筐体と、
    前記第二筐体に設けられ、前記第一筐体を前記第二筐体に拘束する拘束位置と、該拘束を解除する拘束解除位置との間を移動する拘束部材と、
    前記第二筐体に設けられ、前記拘束部材を前記拘束位置から前記拘束解除位置へ移動させる操作部材と、
    前記第二筐体に設けられ、前記拘束位置から前記拘束解除位置への前記拘束部材の移動に伴って該拘束部材に係止され、該拘束部材の前記拘束解除位置から前記拘束位置への移動を阻止するストッパ部材と、
    を備える電子装置。
  2. 前記第二筐体に設けられ、前記第二筐体に対する前記第一筐体の装着に伴って、前記ストッパ部材を前記拘束部材に係止される係止位置から該係止を解除する係止解除位置へ移動し、前記拘束部材を前記拘束解除位置から前記拘束位置へ移動可能にするストッパ解除部材と、
    前記第二筐体に設けられ、前記拘束部材の前記拘束解除位置から前記拘束位置への移動に伴って、前記ストッパ部材を前記係止解除位置から前記係止位置へ復帰可能にするストッパ復帰部と、
    を備える請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記ストッパ解除部材は、前記ストッパ部材に係合された状態で、該ストッパ部材の前記係止解除位置から前記係止位置への移動を阻止し、
    前記ストッパ復帰部は、前記拘束部材に設けられ、前記拘束部材の前記拘束解除位置から前記拘束位置への移動に伴って前記ストッパ部材を弾性変形させ、前記ストッパ部材と前記ストッパ解除部材との係合状態を解除する、
    請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記ストッパ部材は、前記拘束部材の移動方向に対して傾斜するとともに、前記ストッパ解除部材が係合される傾斜片部を有し、
    前記ストッパ復帰部は、前記拘束部材の前記拘束解除位置から前記拘束位置への移動に伴って前記傾斜片部を前記拘束部材側へ押圧し、該傾斜片部と前記ストッパ解除部材との係合状態を解除する、
    請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記ストッパ解除部材は、前記第二筐体に対する前記第一筐体の装着に伴って、前記ストッパ部材を前記係止位置から前記係止解除位置へ押し込む、
    請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の電子装置。
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