JP2018058776A - 抗菌剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性が高く、特に人体への摂取可能な、様々な菌種に対して有効な、かつ高い抗菌作用を有する抗菌剤を提供する。【解決手段】下記式(1)で表される化合物(A)を含有する、抗菌剤。(式(1)中、nは3以上の整数であり、Xはヒドロキシ基、アミノ基、リン酸基、ケトン基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアシルオキシ基、カルボキシ基、炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜6のアシルアミノ基、又は炭素数1〜6のアルキルアミド基を表す。)【選択図】なし

Description

本発明は、抗菌剤及びそれを含有する、およびそれを含有する組成物等に関する。
従来、飲食料品、加工食品、食用魚肉などの保存料や抗菌剤として、安息香酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸、サリチル酸などの合成化合物が一般に使用されてきた。しかしながら、これらは、抗菌効果には優れているものの、衛生上の安全性が懸念されるため、その使用量、使用範囲などが厳しく制限されている。また、これらは、極めて微量であっても毒性を有すため、人体に悪影響を及ぼさないとはいえ、体内に摂取するのは好ましいとはいえない。
そこで、より安全性の高い天然由来の保存料や抗菌剤が注目されている。
例えば、イソプレノイドは、植物等に由来する天然成分として知られている。特許文献1には、ファルネソール等の特定のイソプレノイドが、特定の真菌等に対して抗菌活性を有することが開示されている。
特開2006−290872号公報
近年、抗菌剤に対しては、安全性の高さに加えて、より抗菌作用の強いものが求められている。また、幅広い菌種に対して抗菌作用を示すものも望まれている。
かかる状況に鑑みて、本発明は、安全性が高く、特に人体への摂取可能な、様々な菌種に対して有効な、かつ高い抗菌作用を有する抗菌剤を提供することを目的とする。
本発明の発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、特定の構造を有する化合物が、顕著に高い抗菌作用を有することを見出した。さらに驚くべきことに、該化合物が、様々な菌種に対して抗菌作用を有することをも見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
[1]下記式(1)で表される化合物(A)を含有する、抗菌剤。
(式(1)中、nは3以上の整数であり、Xはヒドロキシ基、アミノ基、リン酸基、ケト
ン基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアシルオキシ基、カルボキシ基、炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜6のアシルアミノ基、又は炭素数1〜6のアルキルアミド基を表す。)
[2][1]に記載の抗菌剤を含有する、日持ち向上用組成物。
[3][1]に記載の抗菌剤を含有する、体内菌抑制用の飲食品組成物。
[4]機能性表示食品又は特定保健用食品である、[3]に記載の飲食品組成物。
[5][1]に記載の抗菌剤を含有する、医薬品組成物。
[6][1]に記載の抗菌剤を含有する、口腔又は皮膚衛生品。
[7][1]に記載の抗菌剤を含有する、悪臭発生予防・軽減剤。
[8][1]に記載の抗菌剤を含有する、化粧料組成物。
[9][1]に記載の抗菌剤を含有する、繊維又は衣料品。
[10][1]に記載の抗菌剤を含有する、樹脂組成物。
[11]下記式(1)で表される化合物(A)の抗菌剤としての使用。
(式(1)中、nは3以上の整数であり、Xはヒドロキシ基、アミノ基、リン酸基、ケトン基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアシルオキシ基、カルボキシ基、炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜6のアシルアミノ基、又は炭素数1〜6のアルキルアミド基を表す。)
本発明によれば、人体への摂取可能な程度に安全性の高い、様々な菌種に対して有効な、かつ高い抗菌作用を有する抗菌剤が提供される。該抗菌剤は、飲食品、医薬品、及び種々の日用品等に適用することができる。
<1>本発明の抗菌剤
本発明の抗菌剤は、下記式(1)の化合物(A)を含み、必要に応じて更にその他の成分を含む。
式(1)中、nは3以上の整数であり、好ましくは20以下、より好ましくは10以下、さらに好ましくは7以下の整数である。nが3より小さいと抗菌作用が不十分となり、またnが20より大きいと取得が難しい場合や、溶媒への相溶性が劣る場合がある。
また、(1)中、Xは、ヒドロキシ基、アミノ基、リン酸基、ケトン基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアシルオキシ基、カルボキシ基、炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜6のアシルアミノ基、又は炭素数1〜6のアルキルアミド基を表す。Xは、ヒドロキシ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアシルオキシ基、カルボキシ基、又は炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基が好ましく、ヒドロキシル基がより好ましい。
化合物(A)の具体例としては、ゲラニルゲラニオール、ゲラニルゲラン酸、ゲラニルゲラニルフォルメート、酢酸ゲラニルゲラニル、ゲラニルゲラノイン酸、ゲラニルゲラニル二リン酸等が挙げられる。
化合物(A)としては、式(1)においてnが3で、Xがヒドロキシ基であるゲラニルゲラニオール(下記式(2))が、ベニノキ抽出物から取得できる天然成分であること、及びすでに経口投与実績があり安全性が確認されていることから、特に好ましい。
本発明において化合物(A)は、天然物又は合成物のいずれでもよく、特に限定されない。ただし、本発明の抗菌剤を飲食品に適用する場合は、天然物を用いることが好ましい。
化合物(A)として好適なゲラニルゲラニオールは、例えば、化学合成(特開平08-133999号公報)、微生物生産(特開2005-52037号公報)、ベニノキからの抽出(特開2007-238508号公報)等の製造方法によって、取得することができる。
また、本発明において化合物(A)は、精製された状態で本発明の抗菌剤に含有されてもよいし、化合物(A)を含有する動植物等、その抽出物又はその分画、及びその粉砕物から選択される一以上の状態で含有されてもよい。
例えば、ゲラニルゲラニオールは、ベニノキ(Bixa orellana)の種子等に含有されていることが知られており、本発明において、ベニノキ、ベニノキ抽出物又はその分画、及びベニノキ粉砕物から選択される一以上の状態で抗菌剤に含有されてもよい。
本発明の抗菌剤は、液状、粉末状、顆粒状、錠剤等、いずれの剤型であってもよい。
また、本発明の抗菌剤は、化合物(A)それ自体を抗菌剤としてもよいし、化合物(A)と他の成分とを含有してもよい。特に限定されないが、化合物(A)を抗菌剤全体に対して0.001質量%以上含有していることが好ましく、0.01質量%以上含有していることがより好ましく、0.05質量%以上含有していることが特に好ましい。
他の成分としては、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤、溶解補助剤、懸濁剤、コーティング剤、生理的に許容可能な担体等の、飲食品・医薬等の
製剤技術分野において通常使用し得る既知の添加剤や補助剤が挙げられ、これらを用いて製剤化することができる。
このような添加剤・補助剤としては、例えば、リゾチーム、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、デキストリン、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、キサンタンガム、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、種々の色素や香料、保存剤等が挙げられ、後述する本発明の抗菌剤を含有する組成物等の種類に応じて、任意に1種又は2種以上を選択すればよい。
本発明の抗菌剤は、種々の細菌や真菌に対して抗菌活性を有する。ここで、「抗菌」とは、菌を死滅させる殺菌と、菌の増殖を阻害又は抑制する静菌との両方の意味含む。
本発明の抗菌剤が抗菌作用を示す微生物としては、バチルス(Bacillus)属、クロストリジウム(Clostoridium)属、エシェリヒア(Escherichia)属、ヘリコバクター(Helicobacter)属、ラクトバチルス(Lactobacillus)属、リューコノストック(Leuconostoc)属、ポルフィロモナス(Porphyromonas)属、スタフィロコッカス(Staphylococcus)属、ストレプトコッカス(Streptococcus)属、サッカロマイセス(Saccharomyces)属等に属するものが挙げられる。より具体的には、Bacillus subtilis、Bacillus cereus、Clostoridium butyricum、Clostoridium sporogenes、Escherichia coli、Helicobacter pylori、Lactobacillus plantarum、Leuconostoc mesenteroides、Porphyromonas gingivalis、Staphylococcus aureus、Streptococcus mutans、Saccharomyces serevisiaeが挙げられる。これらのうち、本発明の抗菌剤がより有効に作用する微生物としては、Clostoridium butyricum、Helicobacter pylori、Lactobacillus plantarum、Leuconostoc mesenteroides、Porphyromonas gingivalisが挙げられ、さらに有効に作用する微生物としてはClostoridium butyricum、Helicobacter pylori、Lactobacillus plantarum、Leuconostoc
mesenteroides、Porphyromonas gingivalisが挙げられ、特に有効に作用する微生物としてはClostoridium butyricum、Helicobacter pylori、Lactobacillus plantarum、Leuconostoc mesenteroidesが挙げられ、最も有効に作用する微生物としてはClostoridium butyricum、Helicobacter pylori、Leuconostoc mesenteroidesが挙げられる。
本発明の抗菌剤は、種々の実施態様に適用することができる。例えば、日持ち向上用組成物、体内菌抑制用の飲食品組成物、医薬品、悪臭発生予防・軽減剤、口腔又は皮膚衛生品、化粧料組成物、繊維・衣料品、樹脂組成物等が挙げられ、目的に応じて適宜選択することができ、特に限定されない。
<日持ち向上用組成物>
本実施態様の日持ち向上剤は、本発明の抗菌剤を有効成分として含有するものである。日持ち向上剤は、通常は飲食品等に添加して用いられ、微生物の増殖を抑制することにより、飲食品の変質や腐敗を抑制し、日持ちが向上した飲食品等を提供する。
なお、日持ち向上剤の添加は、飲食品等の対象物の内部に含有させてもよいし、外側から塗布や散布により適用してもよい。その際の使用量としては、特に限定されないが、十分な抗菌作用の発揮の観点から、本発明の日持ち向上剤を化合物(A)の総量として対象物の総量に対して10ppm以上添加することが好ましく、100ppm以上添加することがより好ましく、200ppm以上添加することがさらに好ましい。
<体内菌抑制用の飲食品組成物>
本実施態様の飲食品組成物は、本発明の抗菌剤を有効成分として含有する飲料品や食品
である。飲料品としては、サイダー、レモンスカッシュ、コーラなどの炭酸飲料、緑茶、ウーロン茶、紅茶などの茶飲料、ミネラルウォーターなどの清涼飲料、果汁入り飲料、牛乳、コーヒー、ビール、発泡酒、日本酒、ウイスキー、焼酎、カクテルなどの酒類、フルーツシロップ、健康飲料、嗜好飲料、ゼリー飲料、栄養ドリンク剤などが挙げられる。食品としては、ヨーグルト、スープ、カレー、のど飴、キャンディー、クッキー、ケーキ、和菓子、スナック菓子、或いは錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、シロップなどの製剤が挙げられる。また、ペクチンやカラギーナンなどのゲル化剤、乳糖やデキストリンなどの賦形剤、香料、甘味料などの食品添加物にも抗菌剤を含有させることが可能である。
本発明の抗菌剤を含む飲食品は、通常経口で摂取されることにより、体内菌、例えば胃腸内の細菌類(例えばヘリコバクター・ピロリ菌や悪玉菌等)に対して死滅又は増殖抑制を示す抗菌作用を発揮しうる。
本発明の体内菌抑制用の飲食品組成物は、特に限定されないが、体内菌に対する抗菌作用の観点から、本発明の抗菌剤を化合物(A)の総量として0.001質量%以上含有していることが好ましく、0.005質量%以上含有していることがより好ましく、0.025質量%以上含有していることがさらに好ましい。
本発明の体内菌抑制用の飲食品組成物の摂取量は、投与/摂取する対象がヒトである場合、その性別、症状、年齢、投与方法によって異なるが、化合物(A)が通常、成人(体重60kg程度)1日当たり1mg以上であることが、体内菌に対する抑制(抗菌)作用が十分に発揮される観点から好ましい。この1日当たりの量を一度に又は数回に分けて投与/摂取することができ、そのタイミングとしては、食前、食後、食間のいずれでもよい。また、投与/摂取期間は特に限定されない。
なお、「1日当たり1mg以上」とは、食品組成物の形態によって異なるが、表示される1日の摂取目安量、又は通常1度で消費する飲みきりタイプの飲料であれば1本当たりに含まれる量を指すものである。
本発明の体内菌抑制用の飲食品組成物は、前述した機能性や生体に対する有用な作用に基づいて、好適に機能性表示食品や特定保健用食品とすることができる。
本発明の体内菌抑制用の飲食品組成物は、体内に細菌等が存在することに関連する疾患や病態の予防及び/又は改善に有用となり得る。例えば、胃においてヘリコバクター・ピロリ菌の感染により引き起こされる、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃癌等の予防及び/又は改善に効果が期待される。また、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、緑膿菌、ベーヨネラ、大腸菌等の腸に存在する悪玉菌により引き起こされる、動脈硬化、肝障害、大腸癌、便秘、下痢、免疫力の低下等の予防及び/又は改善にも効果が期待される。
本発明の体内菌抑制用の飲食品組成物の有する有用性や機能性に関しては、製品化の際に次のような表示を付してもよい。例えば、「ヘリコバクター・ピロリ菌を抑制する機能性」、「腸内悪玉菌を抑制する機能性」、「菌から胃腸を守る機能性」「胃腸の健康に役立つ機能性」等の表示が挙げられる。
なお、これらの表示は、公知の方法で容器包装手段に付すことができる。
<医薬品>
本実施態様の医薬品は、本発明の抗菌剤を有効成分として含有する医薬品である。
本発明の抗菌剤を含む医薬品は、通常経口で摂取されることにより、体内菌、例えば胃腸内の細菌類(例えばヘリコバクター・ピロリ菌や悪玉菌等)に対して死滅又は増殖抑制を示す抗菌作用を発揮しうる。
したがって、本発明の医薬品の適応は、体内に細菌等が存在することに関連する疾患や
病態が好ましく挙げられ、それらの予防及び/又は改善のために用いられ得る。例えば、胃においてヘリコバクター・ピロリ菌の感染により引き起こされる、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃癌等の予防及び/又は改善に効果が期待される。また、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、緑膿菌、ベーヨネラ、大腸菌等の腸に存在する悪玉菌により引き起こされる、動脈硬化、肝障害、大腸癌、便秘、下痢、免疫力の低下等の予防及び/又は改善にも効果が期待される。
本発明の医薬品の投与形態としては、特に限定されないが、通常は経口投与である。
また、本発明の医薬品の形態としては、例えば、錠剤、被覆錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、溶液、シロップ剤、乳液等の剤型が好ましく挙げられる。かかる剤型については、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤、溶解補助剤、懸濁剤、コーティング剤、生理的に許容可能な担体等の、医薬等の製剤技術分野において通常使用し得る既知の添加剤や補助剤を用いて製剤化することができる。
本発明の医薬品に含有される本発明の抗菌剤の量、及び本発明の医薬品の投与量は、前述した本発明の体内菌抑制用の飲食品組成物における本発明の抗菌剤の量、及び摂取量の説明に準ずる。
<口腔又は皮膚衛生品>
本実施態様の口腔又は皮膚衛生品は、本発明の抗菌剤を有効成分として含有するものである。
口腔衛生品としては、練歯磨などの歯磨剤、洗口剤、歯肉マッサージクリーム、局所塗布剤、トローチ剤、タブレット、チューイングガム、デンタルフロスなどが挙げられる。このような口腔衛生品は、口腔内の細菌類に作用して口腔内を清潔にし、口臭を防いだり、炎症反応を抑えたり、或いは虫歯、歯槽膿漏、歯肉炎などの予防や治療に有用である。
また、皮膚衛生品としては、手拭き、尻拭き、足拭き、全身用などの清拭用ティッシュやタオル、ウェットティッシュ、ボディソープ、ハンドソープ、石鹸、入浴剤(浴用剤)、絆創膏、ハンドクリームなどのボディケア製品、洗顔フォーム、洗顔クリーム、にきび予防剤などのスキンケア製品(フェイスケア製品)、シェービングクリーム、シェービングローション、シェービングフォームなどが挙げられる。このような皮膚衛生品は、皮膚に付着する細菌類などに作用して皮膚表面を清潔にしたり、炎症反応を抑えたりするために有用である。
<悪臭発生予防・軽減剤>
本実施態様の悪臭発生予防・軽減剤は、本発明の抗菌剤を有効成分として含有するものである。悪臭発生予防・軽減剤は、本発明の抗菌剤の抗菌作用により微生物が発生原因となる悪臭を予防したり臭いを軽減したりすることが可能である。
悪臭発生予防剤を適用する対象としては、デオドラントスプレー、デオドラントローション、体臭予防剤、おむつ用消臭剤(排泄物防臭剤)、トイレ消臭剤、ペット消臭用品(ペット用消臭剤)、消臭シート、衣類用消臭剤、汚泥などの工場からの産業廃棄物の消臭剤(汚泥消臭剤)などが挙げられる。このような対象に適用することにより、屋内、屋外、皮膚の表面、又は排泄物・廃棄物の表面若しくは内部で、悪臭発生菌(腐敗菌)のような微生物を死滅させたり、該微生物の増殖を抑制したりすることにより、これら微生物の増殖や生命活動に起因して発生する悪臭の予防・軽減に効果を発揮し得る。
<化粧料組成物>
本実施態様の化粧料組成物は、本発明の抗菌剤を含有するものである。
化粧料組成物としては、化粧水、乳液、ファンデーション、フェイスパウダー、頬紅、口紅、マスカラ、アイブロウ、アイライナー、アイシャドー、クレンジング、マニキュア、毛髪化粧料等が挙げられる。このような化粧品は、皮膚表面などを清潔に保ったりするために有用であるうえ、該化粧品に含まれる抗菌剤は、防腐剤として化粧品の保存性を高
めることができる。
<繊維・衣料品>
本実施態様の繊維・衣料品は、本発明の抗菌剤を含有するものである。
繊維としては、綿、麻等の植物繊維;絹、羊毛等の動物繊維;ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン等の合成繊維;アセテート、トリアセテート、プロミックス等の半合成繊維;レーヨン、キュプラ、ポリノジック等の再生繊維;ガラス、金属等の無機繊維が挙げられる。衣料品としては、シャツ、ズボン、下着、ソックス、スポーツウェア、帽子、マスク、カーペット、寝具、寝具用カバー、医療用白衣、等が挙げられる。このような繊維や衣料品は、抗菌剤の作用により微生物を死滅させたり、該微生物の増殖を抑制したりできるため、衛生的である。
なお、繊維や衣料品に本発明の抗菌剤を含有させる態様としては、抗菌剤を繊維や衣料品に含浸させてもよいし、共に紡糸してもよいし、成型後に塗布してもよく、特に限定されない。
<樹脂組成物>
本実施態様の樹脂組成物は、本発明の抗菌剤を含有するものである。
樹脂としては、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリブチレン系、ポリフェニレン系、ポリスチレン系、ポリエステル系、ポリビニルアルコール系、オレフィン系、ポリアリレート系、ポリエーテル系、ポリアルキレンテレフタレート系、ポリアクリル酸系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリアミノビスマレイミド系、ビスマレイミド系、セルロース系、セルロースアセテート系、セルロースアセテートブチレート系、エチルセルロース系、セルロイド系、カルボキシメチルセルロース系、エポキシ系、メラミン系、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン系、クレゾール系、カゼイン系、エポキシ系、フェノール系、ポリカーボネート系、ジアリルフタレート系、ポリテトラフルオロエチレン系、ポリウレタン系、酢酸ビニル系、塩化ビニル系、シリコーン系、ユリア系等の樹脂が挙げられ、これらと本発明の抗菌剤と、必要に応じて他の成分とを含有させて組成物とする。このような樹脂組成物及びその成形品は、抗菌剤の作用により微生物を死滅させたり、該微生物の増殖を抑制したりできるため、衛生的である。
なお、樹脂組成物に本発明の抗菌剤を含有させる態様としては、抗菌剤を樹脂の内部に練り込んで成型してもよいし、成型後に塗布してもよく、特に限定されない。
以下、具体的な実験例をあげて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の態様に限定されるものではない。
[実施例1]
以下の手順により、ゲラニルゲラニオールの各菌株に対する最小発育濃度を測定した。(操作1)
微量液体希釈法により,最小発育阻止濃度(MIC)を以下のように決定した。
(1)表1の各菌株(Helicobacter pyloriおよびPorphyromonas gingivalisを除く)を表1に記載の培地にて35℃で一晩培養後、生理食塩水で106 CFU/mLとなるように希釈調製し、接種用菌液とした。
(2)ゲラニルゲラニオールを培地上での終濃度が500ppmになるようにジメチルスルホキシド(DMSO)で希釈し、サンプル液とした。
(3)表1の培地180μLに対して、サンプル液を10μL添加し混合した。さらに混合物を95μLの使用培地と等量混合した。この操作を繰り返し、サンプル液を2, 4, 8, 16, 32, 64倍希釈した。
(4)供試菌を5μLずつ接種し、35℃で3日間培養後、目視にて微生物の発育を確認した。発育が見られなかった最小濃度をMICとした。結果を表1に示す。
(操作2)
寒天平板希釈法により、最小発育阻止濃度(MIC)を以下のように決定した。
(1)Helicobacter pyloriおよびPorphyromonas gingivalisを表1に記載の培地に画線して35℃で2日間培養後、生理食塩水で106 CFU/mLとなるように希釈調整し、接種用菌液とした。
(2)ゲラニルゲラニオールを培地中での終濃度が500, 250, 125, 62.5, 31.25, 15.625ppmとなるように、ジメチルスルホキシド(DMSO)で希釈し、サンプル液とした。
(3)溶解状態の表1の寒天培地溶液19mLに対して、各サンプル液を1000μL添加した。その後、シャーレに入れて固化させて、テストプレートを作成した。
(4)各接種菌液を100μLずつ塗抹し、35℃にて5日間培養を行った。菌の生育が見られなかった最小濃度をMICとした。結果を表1に示す。
上記結果から、ゲラニルゲラニオールは種々の菌株に対して、500ppm以下の濃度で抗菌作用を示すことが確認された。
[比較例1]
ゲラニルゲラニオールに代えてゲラニオールを用いる以外は、実施例1と同様の方法で、Lactobacillus plantarumおよびLeuconostoc mesenteroidesに対するゲラニオールの最小発育阻止濃度(MIC)を決定した。結果を表2に示す。なお、ゲラニオールは式(1)においてnが1で、Xがヒドロキシ基である化合物である。
[比較例2]
ゲラニルゲラニオールに代えてファルネソールを用いる以外は、実施例1と同様の方法で、Lactobacillus plantarumおよびLeuconostoc mesenteroidesに対するファルネソールの最小発育阻止濃度(MIC)を決定した。結果を表2に示す。なお、ファルネソールは式(1)においてnが2で、Xがヒドロキシ基である化合物である。
上記結果から、ゲラニオール及びファルネソールに比してゲラニルゲラニオールの抗菌作用が著しく高いことが確認された。
本発明により、人体への摂取可能な程度に安全性の高い、様々な菌種に対して有効な、かつ高い抗菌作用を有する抗菌剤が提供される。該抗菌剤を適用することにより、飲食品の日持ち向上や、種々の製品の衛生に役立つ。また、飲食品や医薬品の態様とすることにより、体内に細菌等が存在することに関連する疾患や病態の予防及び/又は改善に有用となり得る。

Claims (11)

  1. 下記式(1)で表される化合物(A)を含有する、抗菌剤。
    (式(1)中、nは3以上の整数であり、Xはヒドロキシ基、アミノ基、リン酸基、ケトン基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアシルオキシ基、カルボキシ基、炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜6のアシルアミノ基、又は炭素数1〜6のアルキルアミド基を表す。)
  2. 請求項1に記載の抗菌剤を含有する、日持ち向上用組成物。
  3. 請求項1に記載の抗菌剤を含有する、体内菌抑制用の飲食品組成物。
  4. 機能性表示食品又は特定保健用食品である、請求項3に記載の飲食品組成物。
  5. 請求項1に記載の抗菌剤を含有する、医薬品。
  6. 請求項1に記載の抗菌剤を含有する、口腔又は皮膚衛生品。
  7. 請求項1に記載の抗菌剤を含有する、悪臭発生予防・軽減剤。
  8. 請求項1に記載の抗菌剤を含有する、化粧料組成物。
  9. 請求項1に記載の抗菌剤を含有する、繊維又は衣料品。
  10. 請求項1に記載の抗菌剤を含有する、樹脂組成物。
  11. 下記式(1)で表される化合物(A)の抗菌剤としての使用。
    (式(1)中、nは3以上の整数であり、Xはヒドロキシ基、アミノ基、リン酸基、ケトン基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアシルオキシ基、カルボキシ基、炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜6のアシルアミノ基、又は炭素数1〜
    6のアルキルアミド基を表す。)
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