JP2018057816A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械力を作用させて洗ったり、絞ったりすることが不適切な被洗浄物に対し、ねじり等の機械力を加えずに脱水を行う。【解決手段】被洗浄物2と洗浄水を収容する洗浄槽4と、洗浄槽4の内部の被洗浄物2を押圧する押圧部8と、被洗浄物2から洗浄水を吸引する吸引ポンプ27と、洗浄槽4の内部に外気を導入する外気導入部28と、洗い、すすぎ、脱水の各工程を制御する制御部39とを備え、制御部39は、脱水工程において、押圧部8で被洗浄物2を押圧するとともに、吸引ポンプ27により、洗浄水と導入された外気を吸引するように構成された洗濯機である。【選択図】図1

Description

本発明は、衣類等の洗濯物を洗う洗濯機に関するものである。
従来の洗濯機は、衣類等の洗濯物を回転槽内で撹拌して洗う、いわゆる縦型洗濯機がある。また、洗濯物を回転槽内でその回転方向へ持ち上げて上方から落下させて叩き洗いする、いわゆるドラム式洗濯機がある。いずれの洗濯機も洗濯物に機械力を作用させて揉むようにしたり擦り合わせるようにしたりして洗う。また、洗った洗濯物の脱水は、回転槽の高速回転による遠心力で洗濯物から水分を分離する、遠心力脱水が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
洗濯物に機械力を作用させて洗うこれらの洗濯機は、布傷みが生じ易いものや、洗濯物が絡んで引っ張られることにより型崩れしやすいもの、風合いが劣化し易いもの(一般的に手洗いされるもので、例えば、セーター、カーディガン等の毛糸の編み物や毛織物、極細の繊維で作られたデリケートな素材のスカーフ等)の洗濯には不適切であるとともに、洗った後の脱水もこれらの洗濯物には遠心力脱水は不適切である。
遠心力脱水は、脱水効率が高いという利点がある。その反面、回転槽の高速回転による振動、騒音の課題があることから、脱水時の振動、騒音を低減するために、洗濯物から水分を吸引して脱水することが考えられている(例えば、特許文献2〜4参照)。
特許文献2に記載されたドラム式全自動洗濯機は、図11に示されるように、ドラム51の外周壁を覆ってドラム51の通水孔53と連通する吸引体54と吸引ポンプ55が設けられている。ドラム式全自動洗濯機は、ドラム51内の空気とともに洗濯物52から水分を吸引するものであり、ドラム51の内周壁に張り付いた洗濯物52が含む水分を吸引ポンプ55により吸引体54を通して吸引し、脱水する。
特許文献3に記載された洗濯機は、図12に示されるように、洗濯兼脱水槽62の扉64と、脱水開口65を設けた脱水面66上に支持された洗濯物63との間を移動可能とした内蓋61が設けられている。洗濯機は、内蓋61で密閉された洗濯兼脱水槽62の内部を減圧し、洗濯物63の水分を吸引脱水するもので、吸引手段67を機能させることにより内蓋61が洗濯物63に密着して洗濯物63周りを排気排水する。
特許文献4に記載された脱水装置は、洗濯槽の下方空間を減圧装置により減圧し、蛇腹形状の伸縮部の下端に設けた押圧部を下動させて洗濯物を押圧圧縮して脱水する。
特開平10−201988号公報 特開平7−222894号公報 特開2007−387号公報 特開昭63−21097号公報
しかしながら、前記特許文献2に記載された従来の構成では、洗濯物52の水分をドラム51内の空気とともに吸引するため、脱水に偏りが生じるという課題があった。一般的
に、吸引脱水の場合、気流は最も抵抗の少ない流路を通過することから、脱水が進行し、衣類構造間に洗浄水を含まない短絡風路ができると、この短絡風路に気流が集中する。特に、衣類構造に隙間を多く有する厚手ニット(毛糸の編み物や毛織物等)や、衣類間に隙間を多く有する複数枚の衣類を脱水する場合、脱水の偏りが顕著で、全体を偏りなく脱水することが難しいという課題があった。
また、前記特許文献3に記載された従来の構成では、洗濯物63が内蓋61で圧縮されると、洗濯物63の繊維の体積変化により繊維に含まれている水が繊維の外に流出する。洗濯物63の外に流出した水は、洗濯物63を支持している脱水面66に設けられた脱水開口65から排水されるが、繊維間に流出した水は洗濯物63内に保持されるため、脱水性能が低いという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、被洗浄物に機械力を作用させて洗ったり、絞ったりすることが不適切な被洗浄物に対し、ねじり等の機械力を加えずに脱水を良好に行うことができる洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、被洗浄物と洗浄水を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽内の被洗浄物を押圧する押圧部と、前記洗浄槽内の被洗浄物から洗浄水を吸引する吸引部と、前記洗浄槽内に外気を導入する外気導入部と、洗い工程、すすぎ工程および脱水工程を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記脱水工程において、前記押圧部で被洗浄物を押圧するとともに、前記吸引部により、洗浄水と導入された外気を吸引するように構成されたものである。
これによって、被洗浄物を押圧し、被洗浄物から洗浄水を導入された外気とともに吸引することができ、被洗浄物に機械力を作用させて洗ったり、絞ったりすることが不適切な被洗浄物に対し、ねじり等の機械力を加えずに脱水を良好に行うことができる。
本発明の洗濯機は、被洗浄物に機械力を作用させて洗ったり、絞ったりすることが不適切な被洗浄物に対し、ねじり等の機械力を加えずに脱水を良好に行うことができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の要部断面図 同洗濯機の蓋体を開いた状態の要部断面図 (a)同洗濯機の洗い時の動作を示す模式図(b)同洗濯機の洗い時の動作を示す模式図 同洗濯機の脱水時の要部断面図 同洗濯機の脱水時の動作を示すタイムチャート 本発明の実施の形態2における洗濯機の脱水時の動作を示すタイムチャート 同洗濯機の脱水時の他の例の動作を示すタイムチャート 同洗濯機の脱水時の他の例の動作を示すタイムチャート 本発明の実施の形態3における洗濯機の脱水時の動作を示すタイムチャート 本発明の実施の形態4における洗濯機の要部断面図 従来の洗濯機の構成図 従来の他の洗濯機の構成図
第1の発明の洗濯機は、被洗浄物と洗浄水を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽の内部の被洗浄物を押圧する押圧部と、前記被洗浄物から洗浄水を吸引する吸引部と、前記洗浄槽の
内部に外気を導入する外気導入部と、洗い工程、すすぎ工程および脱水工程を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記脱水工程において、前記押圧部で前記被洗浄物を押圧するとともに、前記吸引部により、洗浄水と導入された前記外気を吸引するように構成されたものである。この構成により、被洗浄物を押圧し、被洗浄物から洗浄水を外気とともに吸引することができ、被洗浄物に機械力を作用させて洗ったり、絞ったりすることが不適切な被洗浄物に対し、ねじり等の機械力を加えずに脱水を良好に行うことができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記外気導入部は、前記洗浄槽の内部に導入される外気量を調節する風量調整部を有し、前記制御部は、前記洗浄槽の内部に導入される外気量を前記風量調整部によって調節可能に構成されたものである。この構成により、脱水の進行に応じて導入される外気量を最適にすることができる。
第3の発明は、特に、第2の発明において、前記制御部は、前記脱水工程において、前記風量調整部が閉じられた状態で前記吸引部の駆動を開始し、所定時間後、前記風量調整部を開いて前記洗浄槽の内部に外気が導入されるように構成されたものである。この構成により、被洗浄物に含まれる洗浄水が多い脱水工程の初期は、被洗浄物が押圧されて流出した洗浄水が吸引され、その後、導入された外気とともに被洗浄物の繊維の間の洗浄水が吸引されるので、効率的に脱水することができる。
第4の発明は、特に、第2の発明において、前記制御部は、前記脱水工程において、前記風量調整部が閉じられた状態で前記吸引部の駆動を開始し、所定時間後、前記制御部は、前記洗浄槽の内部に導入される外気量が徐々に増加するように前記風量調整部を開いて前記洗浄槽の内部に外気が導入されるように構成されたものである。この構成により、被洗浄物に含まれる洗浄水が多い脱水工程の初期は、被洗浄物が押圧されて流出した洗浄水が吸引され、その後、被洗浄物の繊維の間の洗浄水とともに吸引される外気量が徐々に増加するので、脱水の進行に応じて効率的に脱水することができる。
第5の発明は、特に、第2の発明において、前記制御部は、前記脱水工程において、前記風量調整部を開いた状態で前記吸引部の駆動を開始し、所定時間後、前記洗浄槽の内部に導入される外気量が減少するように前記風量調整部を調整するように構成されたものである。この構成により、被洗浄物に含まれる洗浄水が多い脱水工程の初期は、吸引量の内、空気の占める割合が高まり吸引抵抗が低減される。これによって、吸引部の負荷が軽減され、吸引部は安定した吸引性能を維持することができる。
第6の発明は、特に、第1の発明において、前記押圧部は、可撓性材料で構成されるとともに、前記押圧部の内部に空気を供給して前記押圧部を膨張させる加圧ポンプを有し、前記制御部は、前記脱水工程において、前記加圧ポンプを駆動し、前記押圧部を膨張させて被洗浄物を押圧するように構成されたものである。この構成により、被洗浄物に押圧部を密着させて均一に押圧することができ、被洗浄物の内部に含まれた洗浄水を強制的に押し出すことができる。
第7の発明は、特に、第1の発明において、前記押圧部は、可撓性材料で構成されるとともに、前記押圧部の内部に外気を流入させる開閉弁を有し、前記制御部は、前記脱水工程において、前記吸引部を駆動するとともに前記開閉弁を開放し、前記洗浄槽の内部の圧力低下にともなう前記押圧部の内部への外気流入により、前記押圧部を膨張させて被洗浄物を押圧するように構成されたものである。この構成により、吸引部により押圧部を膨張させることができるとともに、被洗浄物に押圧部を密着させて均一に押圧することができ、被洗浄物の内部に外気が導入されて所定の脱水性能を得ることができる。
第8の発明は、特に、第6または7のいずれか1つの発明において、前記制御部は、前
記脱水工程において、前記被洗浄物の種類または量に応じて前記押圧部の押圧力が変化するように構成されたものである。この構成により、被洗浄物の特性に応じて押圧力を最適にすることができる。
第9の発明は、特に、第8の発明において、前記制御部は、前記脱水工程において、前記被洗浄物が厚いまたは多いほど、前記押圧部による押圧力を大きくするように構成されたものである。この構成により、衣類構造に隙間を多く有する厚い被洗浄物2や、衣類間に隙間を多く有する複数枚の被洗浄物の脱水においても、押圧により衣類同士を密着させて短絡風路を狭め、脱水の偏りを低減させ、全体を偏りなく脱水することができる。
第10の発明は、特に、第8の発明において、前記制御部は、前記脱水工程において、前記被洗浄物が粗い素材であるほど、前記押圧部による押圧力を大きくするように構成されたものである。この構成により、ニットなどの衣類構造に隙間を多く有する粗い被洗浄物においても、押圧により衣類を密着させて短絡風路を狭め、脱水の偏りを低減させ、全体を偏りなく脱水することができる。また反対に、ブラウスやYシャツなどの衣類構造に隙間の少ない密な織物においては、押圧力を小さくすることで、脱水による被洗浄物のシワが少なくなり、仕上がりを向上することができる。
第11の発明は、特に、第1〜第10のいずれか1つの発明において、前記制御部は、前記洗い工程において、前記押圧部による被洗浄物の押圧と押圧解除により被洗浄物を収縮膨張させ、被洗浄物の内部に多方向の水流が発生するように構成されたものである。この構成により、被洗浄物を撹拌することなく、被洗浄物の内部に多方向の水流を発生させることができ、被洗浄物に機械力を作用させて洗うことが不適切な被洗浄物の布傷みや型崩れを抑えて洗浄効果を高めることができる。
第12の発明は、特に、第1〜第10のいずれか1つの発明において、前記洗浄槽の内部の被洗浄物に対して進退自在な押圧部を有する加圧減圧部を具備し、前記加圧減圧部は、膨張収縮自在な複数の前記押圧部と、前記押圧部の内部に空気を供給する加圧ポンプと、前記押圧部の内部の空気を排出する開閉弁とを有し、前記制御部は、前記洗い工程において、少なくとも1つの前記押圧部の膨張時に他の前記押圧部が収縮し、異なるタイミングで膨張収縮するように前記加圧減圧部を制御し、前記脱水工程において、前記複数の押圧部を同時に膨張させて被洗浄物を押圧するとともに、前記吸引部により洗浄水と導入された外気を吸引するように構成されたものである。この構成により、被洗浄物に機械力を作用させて洗ったり、絞ったりすることが不適切な被洗浄物の布傷みや型崩れを抑えて、良好に洗浄を行うことができるとともに、被洗浄物に対して、ねじり等の機械力を加えずに良好に脱水を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機の要部断面図である。図2は、同洗濯機の蓋体を開いた状態の要部断面図である。図3(a)および図3(b)は、同洗濯機の洗い時の動作を示す模式図である。
図1〜図3において、洗濯機1は、下部の水槽部6と、上部の蓋体5とで構成されている。水槽部6は、所定の深さを有する方形状に形成された洗浄槽4を備えている。洗浄槽4の上面に開口部3が形成され、衣類等の洗濯物である被洗浄物2出し入れされる開口になっている。蓋体5は、水槽部6の上辺の後縁にヒンジ部6aによって回動自在に取り付けられ、洗浄槽4の開口部3を開閉する蓋部5bを有している。
洗浄槽4の底部4aには、使用者によって被洗浄物2が形を整えて収容される。本実施の形態において、被洗浄物2は、例えば、セーター、カーディガン等の毛織物や、極細の繊維で作られたデリケートな素材のスカーフ等、被洗浄物2に機械力が作用する一般的な洗濯機で洗うと型崩れしたり痛みやすいものが有効である。
蓋体5の前面には、ハンドル5aが設けられている。蓋体5は、使用者がハンドル5aを持って矢印R1方向へ回動させることによって開口部3を開閉し、開いた状態で保持されるように構成されている。蓋体5は、開口部3を閉じるとロック装置(図示せず)により施錠されて閉じた状態に保持される。また、開くときはハンドル5aの操作でロック装置が解錠される。
蓋体5の内側には、加圧減圧部7が設けられている。本実施の形態において、加圧減圧部7は2組の第1の加圧減圧部7aと第2の加圧減圧部7bとで構成されている。具体的には、第1の加圧減圧部7aは、押圧部8aと加圧ポンプ10aと開閉弁11aとを含む。第2の加圧減圧部7bは、押圧部8bと加圧ポンプ10bと開閉弁11bとを含む。
加圧減圧部7(7a、7b)は、ゴムや合成樹脂等で蛇腹状に形成された可撓性を有する袋状の押圧部8(8a、8b)と、この押圧部8(8a、8b)にホース9(9a、9b)を通して連通し、押圧部8(8a、8b)の内部に気体または液体などの流体を供給する加圧ポンプ10(10a、10b)と、押圧部8(8a、8b)に供給された流体を排出する開閉弁11(11a、11b)とで構成されている。以降、複数を示すa、bの符号については、特に区別の必要がない限りは省略して表記する。
2つの加圧減圧部7は蓋体5の内側に並べて設けられている。押圧部8は、蓋体5の洗浄槽4側に取り付けられており、膨張収縮することによって伸縮自在に設けられ、洗浄槽4の底部4aに収容された被洗浄物2に対して進退自在に構成されている。押圧部8は、被洗浄物2を押圧する押圧面8cと、蛇腹状の伸縮部8dとを有する。また、押圧部8は、押圧面8cが洗浄槽4の底部4aに届く程度まで伸長する。
加圧減圧部7には、押圧部8の内部が所定の圧力になると開放して外部へ排出する定圧開放弁(図示せず)が設けられている。定圧開放弁は、押圧部8が所定の圧力を超えて加圧されることを防ぐ。なお、本実施の形態では、押圧部8の内部に供給される流体を、空気として説明する。
蓋部5aには変形自在な中空のパッキン12が押圧部8の外側に環状に設けられている。パッキン12は、蓋体5とともに蓋部5aが閉じられると洗浄槽4の開口部3の周縁部に沿って凹状に形成されたシール部13と密接する。これにより、蓋部5aが閉じられた際に洗浄槽4の内部は水密かつ気密の空間になり、洗い、すすぎおよび脱水の各工程が実行される際に、水や空気が開口部3から外部に漏れることがない。
蓋体5には洗浄槽4に洗浄水を供給する給水経路16が設けられている。給水経路16には給水弁14が設けられ、洗剤ケース15を介して洗浄槽4の内部に連通している。給水弁14が開閉されることにより、洗浄槽4の内部への水道水(洗浄水)の給水と停止が行われる。
また、水位検知部17が、洗浄槽4の内部に連通して設けられている。水位検知部17は、上方に開口部を有する水位検知槽18と、水位検知槽18の内部の水位の変動に応じて上下動するフロート19と、フロート19が所定の位置まで上昇したときに検知する水位スイッチ20を有している。
洗浄槽4の底部4aには、洗い工程等で使用された洗浄水を排出する排水孔21が形成されている。排水孔21は、排水弁22が設けられた排水経路23に連通している。排水弁22が開閉されることにより、洗浄槽4の内部の洗浄水の排水と停止が行われる。
また、水槽部6には、洗浄槽4の内部の水位が所定以上になったときに、洗浄槽4の内部の洗浄水を外部に排水するための溢水経路24が設けられている。溢水経路24は、洗浄槽4の上部に溢水孔24aを有し、排水弁22の下流側で排水経路23と接続されている。
溢水経路24には、逆止弁(図示せず)が設けられている。逆止弁は、溢水経路24を排出方向では開放し、流入方向では封止するように構成されている。すなわち、逆止弁は、洗い工程およびすすぎ工程においては、溢水孔24aから流出した洗浄水を通過させて外部へ排出するが、脱水工程においては、後述する吸引ポンプ27で洗浄槽4の内部の空気が吸引された場合に、外気が洗浄槽4の内部へ流入することを防止するように構成されている。
洗浄槽4の底部4aの略中央部には、洗浄槽4の内部に被洗浄物2がセットされたときに、被洗浄物2によって覆われる吸引口25が設けられている。脱水経路26が、吸引口25に連通して設けられている。さらに、被洗浄物2から洗浄水を吸引する吸引部である吸引ポンプ27が脱水経路26に連通して設けられている。
吸引ポンプ27によって被洗浄物2から洗浄水が吸引されると、洗浄槽4の内部の空気も吸引される。そのときに、洗浄槽4の外部から洗浄槽4の内部に外気を導入する外気導入部28が設けられている。外気導入部28は、洗浄槽4の内部に溜められる洗浄水位より上方に開口が設けられていればよく、本実施の形態では、洗浄槽4の内部と連通している水位検知部17に設けられている。外気導入部28には、導入される風量が調節可能な風量調整部である風量調整弁29が設けられている。風量調整弁29は、例えば、ニードルバルブのように流路に狭小な風路面積部を有し、吸引ポンプ27が吸引する風量を調整することができる。導入される外気は、洗濯機1の外部から直接導入されてもよいし、洗濯機1の内部空間を経由して導入されてもよい。
脱水経路26には、洗浄槽4の内部の空気と被洗浄物2から吸引した洗浄水とを分離し、吸引した洗浄水を貯水する気液分離部30が設けられている。気液分離部30は、耐圧容器で構成され、上方に脱水経路26と連通する二次側通風口31を有し、吸引経路32を通して吸引ポンプ27と連通する一次側通風口33を備えている。
一次側通風口33と二次側通風口31との間に障壁34が設けられている。障壁34は、気液分離部30の天面から下方へ突出して形成され、二次側通風口31から気液分離部30内に吸引された洗浄水が、一次側通風口33に侵入するのを防止する。
気液分離部30の底部に脱水排水口35が設けられている。脱水排水口35は、開閉自在な脱水排水弁36を有する脱水排水経路37に連通している。気液分離部30の内壁の所定の高さに溢水検知部38が設けられている。溢水検知部38は、例えば、1対の電極等で構成され、気液分離部30の内部に貯水された洗浄水が所定量に達したことを検知する。溢水検知部38が洗浄水を検知すると、脱水排水弁36が開かれて洗浄水が排水される。溢水検知部38は、洗浄水が検知されたときに、障壁34の下端と水面との間に一定空間が存在するように設けられている。
制御部39は、蓋体5の内部の側面部に配設されている。また、操作表示部40が制御
部39の上面に設けられている。制御部39は、加圧ポンプ10、開閉弁11、給水弁14、排水弁22、吸引ポンプ27、風量調整弁29、脱水排水弁36等を制御し、洗い工程、すすぎ工程および脱水工程を逐次制御して洗濯運転を実行する。
以上のように構成された洗濯機1について、以下その動作、作用を説明する。
使用者は、蓋体5の上面前部に設けられた操作表示部40から、運転コースの選択や各工程の時間等を入力する。制御部39は、設定内容に基づいて、洗いから脱水までの工程を一連の動作として実行する。使用者は、洗い工程のみを実行するなど、任意に選択することができる。なお、この設定作業は、後述する被洗浄物2をセットした後に行われてもよい。
使用者は、ハンドル5aを操作して解錠した後、蓋体5を開いて洗浄槽4の底部4aに被洗浄物2の形を整えてセットする。被洗浄物2の大きさによっては、折りたたんでセットしてもよい。被洗浄物2のセットが完了し、蓋体5が閉じられて施錠されると、制御部39は、操作表示部40で設定された運転コースに応じて運転を開始する。
運転コースの最初の洗い工程において、制御部39は、初めに給水動作を行う。制御部39が給水弁14を開放することにより、給水経路16から洗浄槽4の内部に洗浄水として水道水と洗剤が供給される。このとき、洗浄水は徐々に被洗浄物2に浸透し、被洗浄物2の繊維の間に含まれた状態となる。制御部39は、洗浄水が洗浄槽4の内部に所定水位まで供給され、水位検知部17の水位スイッチ20により所定の水位を検知すると給水弁14を閉止する。
制御部39は、給水が終わると、まず、第1の加圧減圧部7aの開閉弁11aを閉じて加圧ポンプ10aを所定時間、又は、押圧部8aの内部が所定圧に到達するまで駆動する。これにより、押圧部8aの内部に空気を供給して押圧部8aを膨張させる。図3(a)に示されるように、伸縮部8dが伸長し、押圧部8aが被洗浄物2に向かって伸びると、押圧部8aの下方の被洗浄物2は押圧面8cによって押圧される。被洗浄物2の押圧された部分は圧縮され、厚みが薄くなる。このとき、制御部39は、第2の加圧減圧部7bの開閉弁11bを開放し、押圧部8bを収縮可能にする。
押圧部8aの膨張により被洗浄物2が圧縮されて体積変化することに伴い、被洗浄物2の内部に含まれる洗浄水は、被洗浄物2から押し出される。これによって、被洗浄物2の内部で水流が発生し、被洗浄物2に付着していた汚れがその水流により繊維から離れて除去される。
また、被洗浄物2の内部に含まれる洗浄水は、被洗浄物2の内部で押圧部8aの下方から押圧部8bの下方へ矢印Aで示される方向へ移動する。そしてこのように移動する洗浄水は、押圧部8bの下方の被洗浄物2を膨張させながら押圧部8bの押圧面8cを上方へ押し上げ、開放されている開閉弁11bから押圧部8bの内部の空気を排出して押圧部8bを収縮させる。
次に、制御部39は、第2の加圧減圧部7bの開閉弁11bを閉じて加圧ポンプ10bを所定時間、又は、押圧部8bの内部が所定圧に到達するまで駆動し、押圧部8bの内部に空気を供給して押圧部8bを膨張させる。図3(b)に示されるように、伸縮部8dが伸長し、押圧部8bが被洗浄物2に向かって伸びると、押圧面8cが押圧部8bの下方の被洗浄物2は押圧面8cで押圧された部分が圧縮され、厚みが薄くなる。このとき、制御部39は、第1の加圧減圧部7aの開閉弁11aを開放し、押圧部8aを収縮可能にする。
押圧部8bの膨張により被洗浄物2が圧縮されて体積変化することに伴い、被洗浄物2の内部に含まれる洗浄水は、被洗浄物2から押し出される。これによって、被洗浄物2の内部で水流が発生し、被洗浄物2に付着していた汚れがその水流により繊維から離れて除去される。
また、被洗浄物2の内部に含まれる洗浄水は、被洗浄物2の内部で押圧部8bの下方から押圧部8aの下方へ矢印Bで示される方向へ移動する。そして、このように移動する洗浄水は、押圧部8aの下方の被洗浄物2を膨張させながら押圧部8aの押圧面8cを上方へ押し上げ、開放されている開閉弁11aから押圧部8bの内部の空気を排出して押圧部8aを収縮させる。
このように、洗い工程では、押圧部8aと押圧部8bを交互となる異なるタイミングで膨張と収縮(例えば、押圧部8aの膨張による加圧および押圧部8bの収縮による減圧を1秒、押圧部8bの膨張による加圧および押圧部8aの収縮による減圧を1秒)を所定時間(例えば、10分)繰り返すことにより、被洗浄物2に対して押し洗い効果を発揮させることができる。すなわち、被洗浄物2に撹拌や叩き洗い等による機械力が作用することなく、被洗浄物2の内部に多方向の水流を発生させて汚れを除去することができる。
洗い工程において、被洗浄物2は膨張と圧縮を繰り返されることで、衣類構造の内部への洗浄水の浸透が促される。こうして被洗浄物2に洗浄水が吸収されるに伴い、洗浄槽4の内部の水位は低下し、フロート19が下がることで水位スイッチ20の検知が切れることがある。水位スイッチ20の検知が切れた場合には、所望の洗浄性能が得られないおそれがある。このため、制御部39は、再度水位スイッチ20が水位を検知するまで給水してもよい。被洗浄物2がさらに洗浄水を吸水し、水位が低下した場合には給水を再び行う。このとき、被洗浄物2が厚い場合や、枚数が多い場合ほど、被洗浄物2の吸水量が多いため、水位の低下による再給水の回数は多くなる。この再給水回数をもとに、被洗浄物2の厚みあるいは枚数といった量を推定することもできる。
洗い工程から脱水工程までを一貫して実行する洗濯コースが設定された場合、制御部39は、洗い工程に続いて、すすぎ工程、脱水工程を実行する。
すすぎ工程では、通常、給水経路16から洗浄槽4の内部に供給される新たな水道水を使用して、すすぎが複数回行われる。各すすぎにおいて、例えば、排水動作、中間脱水動作の後、ためすすぎ動作が行われる。すすぎ工程において、制御部39は、加圧ポンプ10、開閉弁11、給水弁14、排水弁22、吸引ポンプ27、風量調整弁29、脱水排水弁37等を制御する。
排水動作では、排水弁22が開放され、洗浄槽4の内部の洗浄水が排水孔21から排水経路23を通して外部に排水される。中間脱水動作では、排水弁22が開放された状態で、開閉弁11a、11bが閉じられて加圧ポンプ10a、10bが駆動され、押圧部8a、8bの膨張により被洗浄物2が押圧されて圧縮され、被洗浄物2が含んでいる洗浄水の一部が強制的に排出される。
ためすすぎ動作では、給水弁14が開放され、洗浄槽4の内部に所定量の洗浄水が供給される。その後、洗い工程と同様に、加圧ポンプ10a、10bが駆動され、押圧部8a、8bの膨張と収縮が交互に繰り返され、被洗浄物2の内部の洗浄水の洗剤濃度が希釈される。このすすぎ工程が複数回(例えば、2回)繰り返される。
制御部39は、すすぎ工程を実行した後、脱水工程を実行する。図4は、同洗濯機の脱
水時の要部断面図である。図5は、同洗濯機の脱水時の動作を示すタイムチャートである。脱水工程では、排水動作と、最終脱水動作が行われる。
まず、制御部39は排水動作を行う。排水弁22が開放され、洗浄槽4の内部の洗浄水が排水孔21から排水経路23を通して外部に排水される。このとき、外気導入部28が開放されて洗浄槽4の内部が外部と連通され、洗浄水は円滑に排出される。なお、風量調整弁29は開かれており、開閉弁11a、11bは両方とも閉じられており、脱水排水弁36は閉じられている。
制御部39は、排水動作の完了後、最終脱水動作を行う。図5に示されるように、排水弁22が開放され、開閉弁11a、11bが両方とも閉じられた状態で、加圧ポンプ10a、10bが2台とも駆動される。押圧部8a、8bの内部に空気が供給され、押圧部8a、8bの膨張により被洗浄物2が押圧されて圧縮される。これにより、被洗浄物2が含んでいる洗浄水の一部が強制的に排出され、排水孔21から排水経路23を通して外部に排水される。このような押圧部8の構成および作用により、被洗浄物2に押圧面8cを密着させて均一に押圧することができ、被洗浄物2の内部に含まれた洗浄水を強制的に押し出すことができる。
次に、加圧ポンプ10a、10bが駆動されてから所定時間T1(例えば、1分)後、被洗浄物2が押圧された状態で排水弁22が閉じられ、吸引ポンプ27が駆動される。これにより、外気導入部28から洗浄槽4の内部に外気が導入され、押圧部8a、8bで押圧された被洗浄物2の内部に外気が侵入する。加圧ポンプ10a、10bが駆動されて膨張した押圧部8a、8bの内部の圧力は、例えば、定圧開放弁等によって所定の圧力に保たれ、被洗浄物2は一定の圧力で加圧された状態が維持される。
外気導入部28から洗浄槽4の内部に導入された外気は、被洗浄物2の繊維の間に留まっている洗浄水を押し出しながら一緒に吸引され、吸引口25へ移動する。外気によって吸引口25まで運ばれた洗浄水は、表面張力により繊維に留まろうとする。しかし、気流によるせん断力によって繊維から分離し、吸引口25から脱水経路26を通して気液分離部30へ運ばれる。洗浄水とともに吸引された空気は、二次側通風口31から気液分離部30へ入り、気液分離部30の上部に設けられた一次側通風口33から吸引ポンプ27により排出される。洗浄水は、二次側通風口31から重力により落下し、一次側通風口33と二次側通風口31との間に設けられた障壁34によって一次側通風口33に侵入することなく、気液分離部30に貯水される。
洗浄槽4の内部の洗浄水と空気が吸引されると、これらは最も抵抗の少ない経路を通過する。したがって、脱水が進行し、被洗浄物2に洗浄水を含まない短絡経路ができると、この短絡経路に空気の流れが集中し、洗浄水の吸引が進まなくなる。しかしながら、本実施の形態では、被洗浄物2は、押圧部8a、8bによって常時一定の圧力で加圧されているため、短絡風路ができることが抑制され、洗浄槽4の内部に導入される外気とともに洗浄水の吸引脱水が停滞することなく進行する。このようにして、吸引ポンプ27により押圧部8を膨張させることができるとともに、被洗浄物2に押圧部8の押圧面8cを密着させて均一に押圧することができ、被洗浄物2の内部に外気が導入されて所定の脱水性能を得ることができる。
制御部39は、吸引ポンプ27により洗浄槽4に導入された外気とともに洗浄水を吸引し、所定時間T2(例えば、4分)が経過すると、開閉弁11a、11bを開くとともに、加圧ポンプ10a、10bおよび吸引ポンプ27の駆動を停止する。これによって、押圧部8a、8bの内部の空気は開閉弁11a、11bから排出され、被洗浄物2は、押圧部8a、8bによる押圧が解除されて脱水工程が終了する。
なお、脱水工程中に、気液分離部30に設定量を超えて洗浄水が流入すると、制御部39は、溢水検知部38でこれを検知して吸引ポンプ27を停止し、閉じていた脱水排水弁36を開いて外部に排水する。
なお、本実施の形態では、加圧減圧部7は、可撓性を有する押圧部8と、押圧部8の内部に空気を供給して膨張させる加圧ポンプ10と、押圧部8の内部の空気を排出して収縮させる開閉弁11とで構成されている。しかし、これに限られるものではなく、例えば、押圧部8を収縮させるための減圧が開閉弁11に代えて減圧ポンプ(図示せず)により行われてもよい。また、加圧ポンプ10が逆転されて減圧ポンプとして利用されてもよい。
なお、本実施の形態では、押圧部8の内部に供給されて押圧部8を膨張させる流体を空気としたが、これに限られるものではなく、その他の気体でも液体でもよい。気体の場合、本実施の形態のように周囲の空気を加圧ポンプ等で吸気すればよく、排気するときも制約が少なくて都合がよい。液体の場合、水または水溶液またはオイルなどを使用することができる。さらに、液体を溜める貯留部があると望ましい。液体は空気より密度が高く気体のように弾性が大きくないため、押圧部8を確実に膨張させることができる。
以上のように、本実施の形態の洗濯機は、被洗浄物2と洗浄水を収容する洗浄槽4と、洗浄槽4の内部の被洗浄物2を押圧する押圧部8と、被洗浄物2から洗浄水を吸引する吸引ポンプ27と、洗浄槽4の内部に外気を導入する外気導入部28と、洗い、すすぎ、脱水の各工程を制御する制御部39とを備え、制御部39は、脱水工程において、押圧部8で被洗浄物2を押圧するとともに、吸引ポンプ27により、洗浄水と導入された外気を吸引するように構成されたものである。この構成により、被洗浄物2を押圧し、被洗浄物2から洗浄水を外気とともに吸引することができ、被洗浄物2に機械力を作用させて洗ったり、絞ったりすることが不適切な被洗浄物2に対し、ねじり等の機械力を加えずに脱水を良好に行うことができる。
また、押圧部8は、可撓性材料で構成されるとともに、押圧部8の内部に空気を供給して押圧部8を膨張させる加圧ポンプ10を有し、制御部39は、脱水工程において、加圧ポンプ10を駆動し、押圧部8を膨張させて被洗浄物2を押圧するように構成されたものである。この構成により、被洗浄物2に押圧部8を密着させて均一に押圧することができ、被洗浄物2の内部に含まれた洗浄水を強制的に押し出すができる。
このとき、制御部39は、被洗浄物2が厚いまたは多いほど、押圧部8による押圧力を大きくしてもよい。この構成により、衣類構造の内部に隙間を多く有する厚い被洗浄物2や、衣類間に隙間を多く有する複数枚の被洗浄物2の脱水においても、押圧により衣類同士を密着させて短絡風路を狭め、脱水の偏りを低減させ、全体を偏りなく脱水することができる。なお、被洗浄物2の厚みや量は、本実施の形態においては、洗い工程で示した再給水の回数から推定可能であるが、他の手段により検知してもよい。例えば、押圧部8の内部の圧力を検知する圧力検知部(図示せず)を設け、押圧部8の内部に所定時間空気を供給したときの押圧部8内部の圧力が高いほど、被洗浄物2の厚みや量が大きいと推定できる。あるいは、操作表示部40に、被洗浄物2の量(「多い」「少ない」など)や種類(「ニット」「シャツ」など)に応じた運転コース設定ボタンを設け、使用者が選択できるように構成されてもよい。
また、制御部39は、洗い工程において、押圧部8による被洗浄物2の押圧と押圧解除により被洗浄物2を収縮膨張させ、被洗浄物2の内部に多方向の水流が発生するように構成されたものである。この構成により、被洗浄物2を撹拌することなく、被洗浄物2の内部で多方向の水流を発生させることができ、被洗浄物2に機械力を作用させて洗うことが
不適切な被洗浄物2の布傷みや型崩れを抑えて洗浄効果を高めることができる。
また、洗浄槽4内の被洗浄物2に対して進退自在な押圧部8を有する加圧減圧部7を具備し、加圧減圧部7は、膨張収縮自在な複数の押圧部8(8a、8b)と、押圧部8の内部に空気を供給する加圧ポンプ10と、押圧部8内の空気を排出する開閉弁11とを有し、制御部39は、洗い工程において、少なくとも1つの押圧部8aの膨張時に、他の押圧部8bが収縮し、異なるタイミングで膨張収縮するように加圧減圧部7を制御し、脱水工程において、複数の押圧部8を同時に膨張させて被洗浄物2を押圧するとともに、吸引ポンプ27により洗浄水と導入された外気を吸引するように構成されたものである。この構成により、被洗浄物2に機械力を作用させて洗ったり、絞ったりすることが不適切な被洗浄物2の布傷みや型崩れを抑えて、良好に洗浄を行うことができるとともに、被洗浄物に対して、ねじり等の機械力を加えずに良好に脱水を行うことができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における洗濯機の脱水時の動作を示すタイムチャートである。図7および図8は、同洗濯機の脱水時の他の例の動作を示すタイムチャートである。脱水工程では、排水動作と、最終脱水動作が行われる。本実施の形態の特徴は、外気導入部28から洗浄槽4の内部に導入される風量を調節可能に構成されたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図6において、脱水工程では、排水動作と、最終脱水動作が行われる。まず、制御部39は、排水動作を行う。排水弁22が開放され、洗浄槽4の内部の洗浄水が排水孔21から排水経路23を通して外部に排水される。このとき、外気導入部28が開放されて洗浄槽4の内部が外部と連通され、洗浄水は円滑に排出される。なお、風量調整弁29は開かれており、開閉弁11は閉じられており、脱水排水弁36は閉じられている。
制御部39は、排水動作の完了後、最終脱水動作を行う。図6に示されるように、排水弁22が開放され、開閉弁11が閉じられた状態で、加圧ポンプ10が駆動される。押圧部8の内部に空気が供給され、押圧部8の膨張により被洗浄物2が押圧されて圧縮される。これにより、被洗浄物2が含んでいる洗浄水の一部が強制的に排出され、排水孔21から排水経路23を通して外部に排水される。このような押圧部8の構成および作用により、被洗浄物2に押圧面8cを密着させて均一に押圧することができ、被洗浄物2の内部に含まれた洗浄水を強制的に押し出すことができる。
次に、加圧ポンプ10が駆動されると同時に風量調整弁29が閉じられ、所定時間T1(例えば、1分)後、被洗浄物2が押圧された状態で排水弁22が閉じられ、吸引ポンプ27が駆動される。吸引ポンプ27が駆動されてから所定時間T3(例えば、5秒)後、風量調整弁29が開かれて洗浄槽4の内部に外気が導入される。なお、本実施の形態においては、風量調整弁29によって導入される外気量が調節可能に構成されたものであり、制御部39は、脱水の進行に応じて導入される外気を最適に調整することができる。
このように、制御部39は、脱水工程において、風量調整弁29を閉じた状態で吸引ポンプ27の駆動を開始し、所定時間後、風量調整弁29を開いて洗浄槽4の内部に外気が導入されるように構成されたものである。この構成により、被洗浄物2に含まれる洗浄水が多い脱水工程の初期は、被洗浄物2が押圧されて流出した洗浄水が吸引され、その後、導入された外気とともに被洗浄物2の繊維の間の洗浄水が吸引されるので、効率的に脱水することができる。
図7は、本実施の形態の他の例を示したものである。脱水工程において、図6と同様に
加圧ポンプ10が駆動されると同時に風量調整弁29が閉じられ、所定時間T1(例えば、1分)後、被洗浄物2が押圧された状態で排水弁22が閉じられ吸引ポンプ27が駆動される。吸引ポンプ27が駆動されてから所定時間T3(例えば、5秒)後、外気導入部28から導入される外気量が徐々に増加するように風量調整弁29が調整して開かれ、洗浄槽4の内部に外気が導入される。
これにより、被洗浄物2に含まれる洗浄水が多い脱水工程の初期は、被洗浄物2が押圧されて流出した洗浄水が吸引され、その後、被洗浄物2の繊維の間の洗浄水とともに吸引される外気量が徐々に増加するので、脱水の進行に応じて効率的に脱水することができる。
図8は、さらに、本実施の形態の他の例を示したものである。脱水工程において、図6と同様に加圧ポンプ10が駆動されると同時に風量調整弁29が閉じられ、所定時間T1(例えば、1分)後、被洗浄物2が押圧された状態で排水弁22が閉じられ、吸引ポンプ27が駆動される。吸引ポンプ27が駆動されてから所定時間T3(例えば、5秒)後、外気導入部28から導入される外気量が徐々に減少するように風量調整弁29が調整して開かれ、洗浄槽4の内部に外気が導入される。
これにより、被洗浄物2に含まれる洗浄水が多い脱水工程の初期は、吸引量の内、空気の占める割合が高まり吸引抵抗が低減される。これによって、吸引ポンプ27の負荷が軽減され、吸引ポンプ27は安定した吸引性能を維持することができる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3における洗濯機の脱水時の動作を示すタイムチャートである。本実施の形態の特徴は、吸引ポンプ27の駆動による洗浄槽4の内部の圧力低下によって、押圧部8の内部に外気を流入させて押圧部8が膨張するように構成されたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図9において、脱水工程では、排水動作と、最終脱水動作が行われる。まず、制御部39は、排水動作を行う。排水弁22が開放され、洗浄槽4の内部の洗浄水が排水孔21から排水経路23を通して外部に排水される。このとき、外気導入部28が開放されて洗浄槽4の内部が外部と連通され、洗浄水は円滑に排出される。なお、風量調整弁29は開かれており、開閉弁11は閉じられており、脱水排水弁36は閉じられている。
制御部39は、排水動作の完了後、最終脱水動作を行う。図9に示されるように、風量調整弁29および排水弁22は閉じられ、開閉弁11が開放されて吸引ポンプ27が駆動される。しかし、風量調整弁29は閉じられているので外気導入部28から洗浄槽4の内部に外気が導入されず、洗浄槽4の内部は減圧されて外部より低圧となる。
このため、洗浄槽4の内部と外部との圧力差により、開かれた開閉弁11から押圧部8の内部に外気が流入して押圧部8が膨張し、被洗浄物2は押圧されて圧縮される。これにより、被洗浄物2が含んでいる洗浄水の一部が強制的に排出され、排水孔21から排水経路23を通して排水弁22まで排水される。このような押圧部8の構成および作用により、被洗浄物2に押圧面8cを密着させて均一に押圧することができ、被洗浄物2の内部に含まれた洗浄水を強制的に押し出すことができる。
さらに、吸引ポンプ27が駆動されてから所定時間T3(例えば、5秒)後、外気導入部28から導入される外気量が徐々に増加するように風量調整弁29が調整して開かれ、洗浄槽4の内部に外気が導入される。外気導入部28から洗浄槽4の内部に流入した外気
は、被洗浄物2の繊維の間に留まっている洗浄水を押し出しながら一緒に吸引され、吸引口25移動する。外気によって吸引口25のまで運ばれた洗浄水は、表面張力により繊維に留まろうとする。しかし、気流によるせん断力によって繊維から分離し、吸引口25から脱水経路26を通して気液分離部30に運ばれ、気液分離部30に貯水される。
吸引ポンプ27の特性上、導入される外気量を所定量に保つことで、洗浄槽4の内部と外部との圧力差を所定の範囲に収めることができ、安定した被洗浄物2の脱水性能を得ることができる。
なお、風量調整弁29は、例えば、圧力差により発生する力がバネの張力より大きくなると開放する定圧開放弁のようなものでもよい。これによって、基本的には、吸引ポンプ27の特性上、風量が一定になり、同様の効果を実現することができる。
以上のように、本実施の形態においては、押圧部8は、可撓性材料で構成されるとともに、押圧部8の内部に外気を導入する開閉弁11を有し、制御部39は、脱水工程において、吸引ポンプ27を駆動するとともに開閉弁11を開放し、洗浄槽4の内部の圧力低下にともなう押圧部8の内部への外気流入により、押圧部8を膨張させて被洗浄物2を押圧するように構成されたものである。この構成により、吸引ポンプ27により押圧部8を膨張させることができるとともに、被洗浄物2に押圧部8の押圧面8cを密着させて均一に押圧することができ、被洗浄物2の内部に外気が導入されて所定の脱水性能を得ることができる。
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4における洗濯機の要部断面図である。本実施の形態の特徴は、被洗浄物2が粗い素材であるほど、脱水工程における押圧部8による押圧力を大きくするように構成されたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図10において、吸引経路32を通過する気流の流量を検知する風量検知部41が備えられている。制御部39は、風量検知部41によって、脱水工程において吸引ポンプ27を動作させたときの風量を検知し、被洗浄物2の粗密の推定を行う。被洗浄物2がニットなどの編み目の大きい粗い素材の場合、衣類構造は比較的広い隙間を多く有するため、風路が形成されやすく、風量は大きくなる。反対に、被洗浄物2がブラウスなどの織目の小さい密な素材の場合、衣類構造は隙間が小さいため、通風抵抗が大きく、風量は小さくなる。この現象を利用し、風量が大きいほど被洗浄物2は粗い素材であると推定できる。制御部39は、風量検知部41が検知した風量が大きく、被洗浄物2が粗い素材であると推定される場合、押圧部8による押圧力を大きくする。
この構成により、ニットなどの衣類構造が隙間を多く有する粗い被洗浄物2においても、押圧により衣類を密着させて短絡風路を狭め、脱水の偏りを低減させ、全体を偏りなく脱水することができる。また反対に、ブラウスやYシャツなどの衣類構造が隙間の少ない密な織物においては、押圧力を小さくすることで、脱水による被洗浄物2のシワが少なくなり、仕上がりを向上することができる。
このとき、被洗浄物2の粗密の判定は上記方法に限られるものではなく、別の方法により行われてもよい。例えば、気液分離部30内部の圧力を検知する圧力検知部(図示せず)が設けられ、制御部39は、脱水工程における気液分離部30内部の圧力が低いほど、被洗浄物2は粗いと推定するように構成されても良い。これは、一般にポンプの吸引風量が増えるほど吸引圧力が減少する傾向を利用したものであり、風量を検知する構成によるものと同様の推定を、圧力を検知することによって実現したものである。あるいは、操作
表示部40に、被洗浄物2の種類(「ニット」「シャツ」など)に応じた運転コース設定ボタンが設けられ、使用者が選択するように構成されてもよい。
なお、前記の各実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせて実施することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、被洗浄物に機械力を作用させて洗ったり、絞ったりすることが不適切な被洗浄物に対し、ねじり等の機械力を加えずに脱水を良好に行うことができるので、洗濯機として有用である。
1 洗濯機
2 被洗浄物
4 洗浄槽
7(7a、7b) 加圧減圧部
8(8a、8b) 押圧部
10(10a、10b) 加圧ポンプ
11(11a、11b) 開閉弁
27 吸引ポンプ(吸引部)
28 外気導入部
29 風量調整弁(風量調整部)
39 制御部

Claims (12)

  1. 被洗浄物と洗浄水を収容する洗浄槽と、
    前記洗浄槽の内部の被洗浄物を押圧する押圧部と、
    前記被洗浄物から洗浄水を吸引する吸引部と、
    前記洗浄槽の内部に外気を導入する外気導入部と、
    洗い工程、すすぎ工程および脱水工程を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記脱水工程において、前記押圧部で前記被洗浄物を押圧するとともに、前記吸引部により、洗浄水と導入された前記外気を吸引するように構成された洗濯機。
  2. 前記外気導入部は、前記洗浄槽の内部に導入される外気量を調節する風量調整部を有し、前記制御部は、前記洗浄槽の内部に導入される外気量を前記風量調整部によって調節可能に構成された請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記制御部は、前記脱水工程において、前記風量調整部が閉じられた状態で前記吸引部の駆動を開始し、所定時間後、前記風量調整部を開いて前記洗浄槽の内部に外気が導入されるように構成された請求項2記載の洗濯機。
  4. 前記制御部は、前記脱水工程において、前記風量調整部が閉じられた状態で前記吸引部の駆動を開始し、所定時間後、前記洗浄槽の内部に導入される外気量が徐々に増加するように前記風量調整部を開いて前記洗浄槽の内部に外気を導入するように構成された請求項2記載の洗濯機。
  5. 前記制御部は、前記脱水工程において、前記風量調整部を開いた状態で前記吸引部の駆動を開始し、所定時間後、前記洗浄槽の内部に導入される外気量が減少するように前記風量調整部を調整するように構成された請求項2記載の洗濯機。
  6. 前記押圧部は、可撓性材料で構成されるとともに、前記押圧部の内部に空気を供給して前記押圧部を膨張させる加圧ポンプを有し、
    前記制御部は、前記脱水工程において、前記加圧ポンプを駆動し、前記押圧部を膨張させて被洗浄物を押圧するように構成された請求項1記載の洗濯機。
  7. 前記押圧部は、可撓性材料で構成されるとともに、前記押圧部の内部に外気を流入させる開閉弁を有し、
    前記制御部は、前記脱水工程において、前記吸引部を駆動するとともに前記開閉弁を開放し、前記洗浄槽の内部の圧力低下にともなう前記押圧部の内部への外気流入により、前記押圧部を膨張させて被洗浄物を押圧するように構成された請求項1記載の洗濯機。
  8. 前記制御部は、前記脱水工程において、前記被洗浄物の種類または量に応じて前記押圧部の押圧力が変化するように構成された請求項6または7記載の洗濯機。
  9. 前記制御部は、前記脱水工程において、前記被洗浄物が厚いまたは多いほど、前記押圧部による押圧力を大きくするように構成された請求項8記載の洗濯機。
  10. 前記制御部は、前記脱水工程において、前記被洗浄物が粗い素材であるほど、前記押圧部による押圧力を大きくするように構成された請求項8記載の洗濯機。
  11. 前記制御部は、前記洗い工程において、前記押圧部による被洗浄物の押圧と押圧解除により被洗浄物を収縮膨張させ、被洗浄物の内部に多方向の水流が発生するように構成された請求項1〜10のいずれか1項に記載の洗濯機。
  12. 前記洗浄槽の内部の被洗浄物に対して進退自在な押圧部を有する加圧減圧部を具備し、
    前記加圧減圧部は、膨張収縮自在な複数の前記押圧部と、前記押圧部の内部に空気を供給する加圧ポンプと、前記押圧部の内部の空気を排出する開閉弁とを有し、
    前記制御部は、前記洗い工程において、少なくとも1つの前記押圧部の膨張時に他の前記押圧部が収縮し、異なるタイミングで膨張収縮するように前記加圧減圧部を制御し、前記脱水工程において、前記複数の押圧部を同時に膨張させて被洗浄物を押圧するとともに、前記吸引部により洗浄水と導入された外気を吸引するように構成された請求項1〜10のいずれか1項に記載の洗濯機。
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