JP2018057800A - マッサージ機 - Google Patents

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Nichimu Inada
二千武 稲田
裕大 石藤
Yuta Ishifuji
裕大 石藤
優 松井
Masaru Matsui
優 松井
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Abstract

【課題】使用者が複数の職業情報の中から自分に合った職業を選択するだけで、職業毎で異なる疲労しやすい部位に対して、適したマッサージを行うことができるマッサージ機を提供することを目的とする。
【解決手段】使用者の身体をマッサージするマッサージ部と、マッサージ部のマッサージ動作を制御する制御部と、を備えたマッサージ機において、使用者の職業を複数の職業情報の中から選択可能な選択部と、職業毎に対応したマッサージコースを記憶している記憶部と、を有し、制御部は、選択部によって選択された職業情報に基づいて、記憶部に記憶しているマッサージコースを設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明はマッサージ機に関する。
従来、使用者の個人情報に基づいて刺激付与を行う場合、各種の個人情報に基づいて刺激パターンを決定し、快適な刺激の付与を行うことができる生体刺激装置に刺激パターンの決定に必要となる膨大な量の統計学資料やアルゴリズムおよび刺激パターンを導きだす計算をするための機器が必要であった。
このような問題に対して、顧客に過剰な投資を強いることなく顧客に各種個人情報に応じた適切な刺激を与えることができるマッサージ機が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2002−95716号公報
上記特許文献1に開示されたマッサージ機は、使用者が各種の個人情報を入力し、各種の入力情報に基づいて刺激パターンを決定しています。しかし、使用者の個人情報を入力する際に、個人によって入力にバラつきがあり、そのバラつきの入力に対応できないという問題があります。例えば、事務職と職業情報を入力する際に、事務職,座り仕事,デスクワークといった事務職であっても複数のバラつきがあり、その全てのバラつきに対して対応することは難しい。また、使用者が各種の入力情報を入力していない場合は刺激パターンを決定することができないという問題があります。そこで、本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、使用者が複数の職業情報の中から自分に合った職業を選択するだけで、職業毎で異なる疲労しやすい部位に対して、適したマッサージを行うことができるマッサージ機を提供することを目的とする。
本発明は、使用者の身体をマッサージするマッサージ部と、前記マッサージ部のマッサージ動作を制御する制御部と、を備えたマッサージ機において、使用者の職業を複数の職業情報の中から選択可能な選択部と、職業毎に対応したマッサージコースを記憶している記憶部と、を有し、前記制御部は、前記選択部によって選択された職業情報に基づいて、前記記憶部に記憶しているマッサージコースを設定することを特徴とする。
このような構成とすることにより、使用者の職業毎に異なる疲労しやすい部位に対して、適したマッサージを行うことができる。例えば、デスクワークの人は、腰痛や肩こりや眼精疲労などが起こりやすいので、腰回りのストレッチや各症状に適したツボ刺激が効果的である。
本発明は、使用者の身体をマッサージするマッサージ部と、前記マッサージ部のマッサージ動作を制御する制御部と、を備えたマッサージ機において、使用者が行うスポーツを複数のスポーツ情報の中から選択可能な選択部と、スポーツ毎に対応したマッサージコースを記憶している記憶部と、を有し、前記制御部は、前記選択部によって選択されたスポーツ情報に基づいて、前記記憶部に記憶しているマッサージコースを設定することを特徴とする。
このような構成とすることにより、使用者が行うスポーツの種目によって、使う筋肉や疲労しやすい部位が異なるので、使う筋肉や疲労しやすい部位に対して、適したマッサージを行うことができる。例えば、テニスを行う人は、コート内を急激にダッシュ・ストップ・方向転換などを行い、また、ラケットを持つ利き腕をよく使うので、利き腕の肩・上腕・前腕や腰部・大腿部・下腿部をマッサージすることが効果的である。
また、前記スポーツ情報は、使用者が道具をボールに接触させて行う第一スポーツと、使用者が自身の身体の一部をボールに接触させて行う第二スポーツと、使用者が自身の全身の筋肉を使い行う第三スポーツと、のうち少なくとも2つ以上を含むことが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者は適したマッサージを受けることができる。例えば、スポーツ情報をスポーツの種目ごとに分けてしまうと、選択肢にないスポーツを行っている人に対して、当てはまらない場合が生じてしまう。スポーツ情報をスポーツの種目ごとではなく、スポーツの要素ごとに分けることで、使用者が行うスポーツはいずれかの要素に必ず当てはまり、使用者は適したマッサージを受けることができる。
また、前記選択部は使用者の役割を選択可能な第1選択部を有し、前記制御部は、前記第1選択部によって選択された役割に基づいて、前記マッサージ部のマッサージ動作を変更することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の役割によって異なる疲れやすい部位や負担のかかる部位に対して、適したマッサージを行うことができる。例えば、野球の投手と捕手とでは、使う筋肉が異なるし、疲れやすい部位も異なる。投手の場合は、肩・上腕・前腕や下半身をよく使い、それらの部位に疲労が溜まりやすい。又、捕手の場合は、長時間の座り姿勢の為、腰や膝の下半身に疲労が溜まりやすい。
また、前記選択部は使用者の利き手又は/及び利き足を選択可能な第2選択部を有し、前記制御部は、前記第2選択部によって選択された部位に基づいて、前記マッサージ部のマッサージ動作を変更することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者がよく使う利き手や利き足は疲れやすいので、選択した部位に対して、適したマッサージを行うことができる。
また、前記選択部は使用者の活動量を選択可能な第3選択部を有し、前記制御部は、前記第3選択部によって選択された活動量に基づいて、前記マッサージ部のマッサージ動作を変更することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の活動量に基づいて、適したマッサージを行うことができる。例えば、2〜3時間労働と8時間以上の労働とでは、使用者の活動量は異なり、疲労度合いも異なる。使用者の活動量の少ない人には、マッサージの量を少なくし、活動量の多い人には、マッサージの量を多くすることで、使用者の活動量に応じた適したマッサージを行うことができる。
また、前記選択部は使用者の身体情報を選択可能な第4選択部を有し、前記制御部は、前記第4選択部によって選択された身体情報に基づいて、前記マッサージ部のマッサージ動作を変更することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の身体情報に基づいて、適したマッサージを行うことができる。例えば、男女の差、体型の差、年代の差によって、適したマッサージの質や量は異なるので、使用者の身体情報に応じてマッサージを変更することで、適したマッサージを行うことができる。
また、前記選択部は使用者の患部を選択可能な第5選択部を有し、前記制御部は、前記第5選択部によって選択された患部に基づいて、前記マッサージ部のマッサージ動作を変更することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の患部に基づいて、適したマッサージを行うことができる。例えば、同じスポーツを行っていても、その時々で使用者が感じる患部が変わる。その時に使用者が自身で患部を選択することで、選択した患部に対して適したマッサージを行うことができる。
また、使用者が凭れる背凭れ部と、使用者が着座する座部と、前記背凭れ部を前記座部に対して前後にリクライニングさせる第1アクチュエータと、を有し、前記制御部は、前記マッサージ部のマッサージ動作と、前記背凭れ部のリクライニング動作と、を連動させる制御を行うことが好ましい。
このような構成とすることにより、マッサージ動作とリクライニング動作を連動させたストレッチ動作を行うことができる。
また、使用者が着座する座部と、前記座部の前部に設けられたフットレストと、前記フットレストを前記座部に対して上下に揺動させる第2アクチュエータと、を有し、前記制御部は、前記マッサージ部のマッサージ動作と、前記フットレストの揺動動作と、を連動させる制御を行うことが好ましい。
このような構成とすることにより、マッサージ動作と揺動動作を連動させたストレッチ動作を行うことができる。
また、前記選択部は、音声認識部と物理ボタンとタッチパネルのうち少なくともいずれかを有することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者は容易に選択することができる。
本発明によれば、使用者が複数の職業情報の中から自分に合った職業を選択するだけで、その職業によって異なる疲労しやすい部位に対して、適したマッサージを行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るマッサージ機の正面斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るマッサージ機の模式図である。 マッサージ機の機能ブロック図である。 マッサージ機の姿勢を説明する側面図である。 マッサージユニットの正面図である。 コントローラの画面に表示される選択部の画面の一例を示す図である。 コントローラの画面に表示される選択部の画面の一例を示す図である。 コントローラの画面に表示される第1選択部の画面の一例を示す図である。 コントローラの画面に表示される第2選択部の画面の一例を示す図である。 コントローラの画面に表示される第3選択部の画面の一例を示す図である。 コントローラの画面に表示される第4選択部の画面の一例を示す図である。 マッサージ機の制御を示すフロー図である。 マッサージ機の制御を示すフロー図である。 コントローラの画面に表示される選択部の画面の一例を示す図である。 コントローラの画面に表示される第5選択部の画面の一例を示す図である。
[第1実施形態に係るマッサージ機の構成]
以下、本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の正面斜視図である。図2は本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の模式図である。図3はマッサージ機1の機能ブロック図である。図4はマッサージ機1の姿勢を説明する側面図である。図5はマッサージユニット8の正面図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示すマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。また、身体の表裏の定義については、起立した使用者の胸側を「表面」、背中側を「背面」として説明する。
[マッサージ機の全体構成]
図1〜図4に示すとおり、本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられた使用者が凭れる背凭れ部3と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられた使用者の下肢を支持するフットレスト4と、背凭れ部3の上部前面に設けられた使用者の頭及び/又は首を支持する枕部5と、座部2の左右両側には肘掛け部6と、背凭れ部3の左右両側には側壁部7と、を有している。座部2、背凭れ部3、フットレスト4、枕部5、肘掛け部6、及び側壁部7は、使用者の身体を支持する身体支持部として機能する。身体支持部2〜7の各所には、使用者の身体に対してマッサージを行う後述するエアセル20や後述するバイブレータ21によるマッサージ部15が設けられている。また、マッサージ機1は、背凭れ部3に揉みマッサージ及び/又は叩きマッサージを行うマッサージ部15としてのマッサージユニット8と、マッサージ機1の各動作を制御する制御部9と、後述する使用者に各種操作を行わせるコントローラ10と、を有している。
図1,図3及び図4に示すとおり、背凭れ部3は、座部2の下方に設けられた第1アクチュエータ11(図3参照)により、座部2に対して前後にリクライニング可能に構成されており、図1に示す起立姿勢から背凭れ面が略水平となるリクライニング姿勢(図4参照)まで変更可能となっている。なお、肘掛け部6は背凭れ部3のリクライニングに連動して後方へ移動し、背凭れ部3の起立に連動して前方へ移動するよう構成されている。フットレスト4は、座部2の下方に設けられた第2アクチュエータ12(図3参照)により、座部2に対して上下に揺動可能に構成されており、図1に示す垂下姿勢から膝を伸ばした状態で下腿及び足部が支持される上昇姿勢(図4参照)まで変更可能となっている。
図2,図3に示すとおり、座部2の下方には、エアセル20よりなる各マッサージ部a1〜a8に対してエアを給排気するポンプ13a及びバルブ13bを有する給排気装置13と、前述した制御部9と、が設けられている。各マッサージ部a1〜a8と同じ場所にモータにより駆動されるバイブレータ21を設けてもよい。エアセル20は、エアを給排気することで使用者を押圧することができる。バイブレータ21は、偏心分銅が回転することで使用者に振動を与えることができる。制御部9は、プログラマブルなマイコン等を有しており、各アクチュエータ11,12、マッサージ部15、及び給排気装置13を駆動制御する。制御部9には、後述するコントローラ10や記憶部50が電気的に接続されている。マッサージ機1は、記憶部50に記憶された予め定められたプログラム(マッサージコース)に従って動作する他、後述する使用者によるコントローラ10からの指示に従って動作する。
図1〜3に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の臀部及び/又は大腿部の外側面に対向して設けられた壁部22が設けられている。この壁部22は、座部の側方において上方へ立設されている。そして、壁部22の内側面には、臀部及び/又は大腿部の外側面をマッサージする臀部マッサージ部a4が設けられている。座部2の左右両側の肘掛け部6の内側壁を壁部22として利用してもよく、臀部マッサージ部a4を肘掛け部の内側壁に設ければよい。また、座部2には、使用者の臀部及び/又は大腿部を下方(背面)からマッサージする臀部マッサージ部a5が設けられていてもよい。臀部マッサージ部a4,a5は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、臀部マッサージ部a4は左右で対をなしてマッサージ部群A4を構成し、臀部マッサージ部a5は左右で対をなしてマッサージ部群A5を構成している。
[背凭れ部の構成]
図1〜図3に示すとおり、背凭れ部3は、硬質の背フレーム3aと、背フレーム3aに組み付けられたマッサージ部15であるマッサージユニット8の昇降をガイドするガイドレール18と、背フレーム3aを被覆するカバー部材3cと、により構成されている。背フレーム3aは、金属部材及び/又は樹脂部材により構成されている。また、背フレーム3aは、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部3bを有し、正面視で略門型をなしている。また、カバー部材3cは、開口部3bを前方から覆っている。マッサージユニット8の施療子62(図5参照)が開口部3bより前方へ突出しており、カバー部材3cを介して使用者の胴体を後方からマッサージできるようになっている。
[マッサージユニットの構成]
以下、マッサージユニット8の構成について説明する。
図1〜図3,図5に示すとおり、背凭れ部3には、使用者の上半身を後方(背面)からマッサージするマッサージユニット8が設けられている。このマッサージユニット8は、身長方向に沿って複数(本実施形態では1つ)設けられていてもよい。このマッサージユニット8は、左右で対をなすアーム61と、アーム61の上下両端部に設けられた施療子62と、により構成されており、マッサージモータM1,M2の駆動により左右の施療子62が近接離反する揉みマッサージ、及び左右の施療子62が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。また、マッサージユニット8は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。背フレーム3aには、身長方向に延設された左右で対をなすガイドレール18が設けられており、マッサージユニット8はガイドレール18に沿って移動する。マッサージユニット8が身長方向に移動可能であるため、使用者の首から腰の間を施療子62でマッサージすることができる。
図5に示すとおり、マッサージユニット8は、ベースフレーム60aと、ベースフレーム60aに支持された可動フレーム60bと、を有している。ベースフレーム60aは、その左右両側においてガイドレール18に嵌合するガイドローラ63を有している。そして、ラックピニオン等よりなる昇降機構(図示せず)によって、身長方向に沿って移動することができる。可動フレーム60bは、左右方向の揺動軸64を介してベースフレーム60aに支持されている。ベースフレーム60aと可動フレーム60bの間には、エアセル等よりなる進退駆動部65が設けられている。進退駆動部65の駆動により、可動フレーム60bは揺動軸64を中心として前後方向に進退することができる。なお、可動フレーム60bを進退させる構造でなくてもよく、アーム61に進退駆動部65を設けてアーム61のみを進退させる構造であってもよい。
アーム61は、左右方向に延設された揉み軸66及び叩き軸67に連結されている。揉み軸66の左右両側には、傾斜軸部66bを有する傾斜カム66aが設けられており、この傾斜カム66aにアーム61が取り付けられている。左右の傾斜軸部66bは、正面視で略ハの字型となるように揉み軸66の軸心に対して傾斜している。叩き軸67の左右両側には、叩き軸67の軸心に対して偏心した偏心軸部67bを有する偏心カム67aが設けられており、この偏心カム67aにアーム61がコンロッド68を介して取り付けられている。左右の偏心軸部67bは、叩き軸67の軸心に対する位相が互いに異なっており、具体的には180度だけ異なっている。揉み軸66及び叩き軸67は、それぞれマッサージモータM1,M2の駆動により回転する。施療子62は、揉み軸66の回転により揉みマッサージを行い、叩き軸67の回転により叩きマッサージを行う。なお、施療子62が設けられたアーム61、揉み軸66、及び叩き軸67は、可動フレーム60bに支持されている。従って、施療子62は、可動フレーム60bの移動を介して使用者に対して進退可能である。
アーム61は、前後方向に揺動自在であり、上側の施療子62が前方へ突出するようにバネ等よりなる付勢手段(図示せず)により付勢されている。また、マッサージユニット8は、使用者の身体情報を検出するセンサ69を有している。このセンサ69は、アーム61が所定の揺動位置となったことを検出することで身体情報を得ることができる。具体的に説明すると、マッサージユニット8を身長方向に沿って上昇させる過程で、上側の施療子62が肩の上方に到達すると、施療子62に作用する負荷が解除されて、アーム61が前方へ揺動して所定の揺動位置となる。アーム61が所定の揺動位置となったことをセンサ69が検出し、その際のマッサージユニット8の上下位置に基づいて肩の位置を検出する。肩の位置を基準として、その他の部位(首、背中、腰等)の位置を計算により求める。検出された身体情報は記憶部50に記憶される。
[側壁部の構成]
図1〜図3に示すとおり、背フレーム3a(背凭れ部3)の左右両側には、使用者の肩又は上腕の外側面に対向して設けられた側壁部7が設けられている。この側壁部7は、背凭れ部3の側方において前方へ立設されている。そして、側壁部7の内側面には、肩又は上腕の外側面をマッサージする肩側マッサージ部a2が設けられている。肩側マッサージ部a2は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、肩側マッサージ部a2は左右で対をなしてマッサージ部群A2を構成している。
[枕部の構成]
図1〜図3に示すとおり、背凭れ部3の上部前面には、使用者の頭及び/又は首を支持する枕部5が設けられている。枕部5の前面には、頭及び/又は首の後面に対向して設けられた左右で対をなす頭部マッサージ部a1が設けられている。頭部マッサージ部a1は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、頭部マッサージ部a1は、左右で対をなしてマッサージ部群A1を構成している。この頭部マッサージ部a1は、頭及び/又は首の外側面に対向して設けてもよい。この場合は、前方へ立設された壁部(図示せず)の内側面に設けるとよい。また、頭部マッサージ部a1は、枕部5に設けるのではなく、背凭れ部3の上部前面に直接設けてもよい。
[肘掛け部の構成]
図1〜図3に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の手先と前腕を支持する肘掛け部6が設けられている。肘掛け部6の手先と前腕の上下方向には、腕マッサージ部a3が設けられている。腕マッサージ部a3は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、腕マッサージ部a3は、左右で対をなしてマッサージ部群A3を構成している。
[フットレストの構成]
図1〜図3に示すとおり、フットレスト4は、使用者の下腿を支持する左右一対の脚支持部40と、使用者の足部を支持する左右一対の足支持部41と、を有している。脚支持部40は、使用者の下腿の背面に対向して設けられた底壁40aと、底壁40aの左右両端から前方に向かって立設された側壁40bと、底壁40aの左右中央から前方に向かって立設された中央壁40cと、を有している。
側壁40bの内側面には、下腿の外側面をマッサージする脚マッサージ部a6が設けられている。中央壁40cの両外側面には、下腿の内側面をマッサージする脚マッサージ部a6が設けられている。また、底壁40aには、使用者の下腿の背面からマッサージする脚マッサージ部a7が設けられている。脚マッサージ部a6,a7は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。脚マッサージ部a6は、下腿の内側面に対向する脚マッサージ部a6と、下腿の外側面に対向する脚マッサージ部a6、により左右で対をなしてマッサージ部群A6を構成している。脚マッサージ部a7は、中央壁40cを挟んで左側の下腿の背面に対向する脚マッサージ部a7と、中央壁40cを挟んで右側の下腿の背面に対向する脚マッサージ部a7と、により左右で対をなしてマッサージ部群A7を構成している。
足支持部41は、使用者の足裏を置く底壁41aと、底壁41aの左右両端から上方に向かって立設された側壁41bと、底壁41aの左右中央から上方に向かって立設された中央壁41cと、底壁41aの後部から上方へ立設された足部の背面(踵付近)に対向する後壁41dと、を有している。各壁41a〜41dより上方及び前方が開口した凹部42が形成されており、凹部42に足部を収容できるようになっている。
各壁41a〜41cには、使用者の足をマッサージする足マッサージ部a8が設けられ、左右で対をなしてマッサージ群A8を構成している。足マッサージ部a8は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。
[コントローラの構成]
図1〜図4に示すとおり、肘掛け部6の上部にはコントローラ10が備えられており、使用者が着座した状態で操作することができる。このコントローラ10は、使用者が目視で確認できる画面10aと、使用者が画面10a上を指先操作するタッチパネル10bを有している。コントローラ10を操作することにより、リクライニングさせて背凭れ部3の姿勢を変更することができ、上下に揺動させてフットレスト4の姿勢を変更することができる。また、動作させるマッサージユニット8,各マッサージ部a1〜a8を選択したり、マッサージユニット8,各マッサージ部a1〜a8の動作(手技又は強さ等)を変更したりすることもできる。また、コントローラ10は、後述する使用者の職業を複数の職業情報の中から選択可能、又は後述する使用者が行うスポーツを複数のスポーツ情報の中から選択可能な選択部30を有している。コントローラ10の画面10a上に選択部30を表示させて、タッチパネル10bによる操作によって、使用者は自分に合った職業や自分が行っているスポーツを選択することができる。タッチパネル10bによる操作の代わりに、コントローラ10内に配置した物理ボタン31のみやコントローラ10内に設置されたマイク(図示せず)を使った音声認識部32による操作のみであってもよい。このようにすることで、使用者は容易に選択することができる。なお、音声認識部32であるマイク(図示せず)をコントローラ10内ではなく、背凭れ部3の上部や枕部5に設置してもよい。このようにすることで、使用者はわざわざ姿勢を変えなくても背凭れ部3に凭れたまま、音声認識部32で選択を行うことができる。
図6は、コントローラ10の画面10aに複数の職業情報を表示した選択部30の一例を示す図である。コントローラ10の画面10aには、図6に示すように、記憶部50に記憶している職業毎に対応したマッサージコース名が表示されている。下記に職業毎に対応したマッサージコースについて例を挙げて説明する。
デスクワーク:長時間や座った姿勢でおこる猫背による歪みを、肩こりや腰痛に対して肩や腰をもみほぐし、そのあとで腰回しや姿勢のばしなどのストレッチでバランスを整えます。眼精疲労には、風池などの適したツボを刺激することが効果的である。
ドライバー:運転の振動によって集中的に負担のかかる腰の歪みを、腰を指圧したあと、揉みほぐし、仕上げのストレッチでバランスを整える。
接客:長時間の立ち姿勢によって負担がかかる腰や足のゆがみを、腰を揉みほぐし、下半身を左右でマッサージし、バランスを整える。
力仕事:身体を動かすことによって起きた筋肉のゆがみを、全身を揉みほぐし、左右のストレッチでバランスを整える。
夜勤:体内時計のズレにより歪んだ自律神経を、呼吸法と多裂筋のマッサージで交感機能と副交感神経のバランスを整える。
これらのマッサージコース以外のマッサージコースを含めることもできる。複数のマッサージコースは、これらのマッサージコースに限定されない。マッサージコースの表示数においても、図6では5種類の表示をしているが、これらの数も限定されなく、10種類の表示であってもよい。
制御部9は、選択部30によって選択された職業情報に基づいて、記憶部50に記憶しているマッサージコースを設定することができる。このようにすることで、使用者の職業によって異なる疲労しやすい部位に対して、適したマッサージを行うことができる。
具体的に説明すると、図6に示すとおり、例えば、使用者の職業がデスクワークの場合、コントローラ10の画面10aに表示されたデスクワークを選択するだけで、デスクワークの人に起きやすい腰痛や肩こりや眼精疲労などに対応した腰回りのストレッチや各症状に適したツボ刺激のマッサージを受けることができる。
図7は、コントローラ10の画面10aに複数のスポーツ情報を表示した選択部30の一例を示す図である。コントローラ10の画面10aには、図7に示すように、記憶部50に記憶しているスポーツ毎に対応したマッサージコース名が表示されている。下記にスポーツ毎に対応したマッサージコースについて例を挙げて説明する。
テニス: コート内を急激にダッシュ・ストップ・方向転換などを行いことや、ラケットを持つ利き腕をよく使う。肩・上腕・前腕や腰部・大腿部・下腿部に対して集中的にマッサージを行う。
野球: ボールを投げたり、打ったりと前腕〜上肢、肩、背部にまで至る広い筋肉に大きな負担がかかる。また、身体のひねり動きもあり、腰や股関節周りの筋肉にも大きな負担がかかる。肩・上肢・腰部・臀部・大腿部に対して集中的にマッサージを行う。
柔道:押す・投げる・寝技など技をかける際は相手の身体を持ち上げたり、逆に相手の力を対抗したりと、腰や下半身、上半身に大きな負担がかかる。首部〜腰部、臀部、大腿部を中心に全身マッサージを行う。
バレーボール: サーブ・アタック・ブロック・パス・ボールに合わせたジャンプ動作や素早い動きが必要とされるため、下半身の筋肉に大きな負担がかかる。また、サーブやスパイクなどで肩〜上肢も使う。肩・上腕・前腕・腰部・大腿部・下腿部〜足裏に対してマッサージを行う。
水泳: クロールや背泳ぎ、バタフライは肩以外に腰・背中を使う。平泳ぎでは足を開いたり閉じたりするため、太もも内側の筋肉やひざ下内側に位置する部位に疲労がたまりやすい。肩・上肢・腰部・臀部・大腿部に対して集中的にマッサージを行う。
これらのマッサージコース以外のマッサージコースを含めることもできる。複数のマッサージコースは、これらのマッサージコースに限定されない。マッサージコースの表示数においても、図7では5種類の表示をしているが、これらの数も限定されなく、10種類の表示であってもよい。
制御部9は、選択部30によって選択されたスポーツ情報に基づいて、記憶部50に記憶しているマッサージコースを設定することができる。このようにすることで、使用者が行うスポーツの種目によって、使う筋肉や疲労しやすい部位が異なるので、使う筋肉や疲労しやすい部位に対して、適したマッサージを行うことができる。
具体的に説明すると、図7に示すとおり、例えば、使用者がテニスを行っている場合、コントローラ10の画面10aに表示されたテニスを選択するだけで、使う筋肉や疲労しやすい肩・上腕・前腕や腰部・大腿部・下腿部に対して効果的にマッサージを受けることができる。
図8は、コントローラ10の画面10aに使用者の役割を表示した第1選択部30aの一例を示す図である。この例では、コントローラ10の画面10aには、野球における使用者の役割が表示されている。これらの役割は野球だけに限定されるものではなく、野球以外のスポーツであってもよいし、職業における使用者の役割であってもよい。この例では、野球における使用者の役割を選択することができる。選択部30は使用者の役割を選択可能な第1選択部30aを有し、制御部9は、第1選択部30aによって選択された役割に基づいて、マッサージ部15のマッサージ動作を変更することができる。このようにすることで、使用者の役割によって異なる疲れやすい部位や負担のかかる部位に対して、適したマッサージを行うことができる。
具体的に説明すると、図8に示すとおり、例えば、使用者は野球において投手である場合、まず選択部30において複数のスポーツ情報から野球を選択する。次に第1選択部30aにおいて使用者の役割である投手を選択するだけで、上述した野球に対するマッサージコースを基準とし、投手の場合は肩・上腕・前腕や下半身をよく使い、それらの部位に疲労が溜まりやすいので、それらの部位に対してより集中したマッサージを行うことができる。また、使用者が捕手の場合は、長時間の座り姿勢の為、腰や膝の下半身に疲れが溜まりやすいので、下半身に対して集中したマッサージを行うことができる。このようにすることで、使用者の役割によって異なる疲れやすい部位や負担のかかる部位に対して、適したマッサージを行うことができる。
図9は、コントローラ10の画面10aに使用者の利き手と利き足を表示した第2選択部30bの一例を示す図である。この例では、コントローラ10の画面10aには、野球における使用者の利き手と利き足が表示されている。これらの利き手及び利き足は、野球だけに限定されるものではなく、野球以外のスポーツであってもよいし、職業であってもよい。この例では、野球における使用者の利き手と利き足を選択することができる。選択部30は使用者の利き手又は/及び利き足を選択可能な第2選択部30bを有し、制御部9は、第2選択部30bによって選択された部位に基づいて、マッサージ部15のマッサージ動作を変更することができる。このようにすることで、使用者がよく使う利き手や利き足は疲れやすいので、選択した部位に対して、適したマッサージを行うことができる。
具体的に説明すると、図9に示すとおり、例えば、使用者は野球を行い、利き手が右手で利き足が右足である場合、まず選択部30において複数のスポーツ情報から野球を選択する。次に第2選択部30bにおいて使用者の利き手を右手、利き足を右足と選択するだけで、上述した野球に対するマッサージコースを基準とし、利き手や利き足の部位に対して、選んでいない部位よりマッサージの量を多くすることで、適したマッサージを行うことができる。このようにすることで、使用者の利き手又は/及び利き足に対して、適したマッサージを行うことができる。
図10は、コントローラ10の画面10aに使用者の活動量を表示した第3選択部30cの一例を示す図である。この例では、コントローラ10の画面10aには、デスクワークにおける使用者の活動量が表示されている。これらの活動量は、デスクワークだけに限定されるものではなく、デスクワーク以外の職業であってもよいし、スポーツにおける使用者の活動であってもよい。この例では、デスクワークにおける使用者の活動量を選択することができる。選択部30は使用者の活動量を選択可能な第3選択部30cを有し、制御部9は、第3選択部30cによって選択された活動量に基づいて、マッサージ部15のマッサージ動作を変更することができる。このようにすることで、使用者の活動量に基づいて、適したマッサージを行うことができる。
具体的に説明すると、図10に示すとおり、例えば、使用者の職業はデスクワークで8時間労働している場合、まず選択部30において複数の職業情報からデスクワークを選択する。次に第3選択部30cにおいて使用者の活動量を8時間以上と選択するだけで、上述したデスクワークに対するマッサージコースを基準としたコース時間を15分とする場合、活動量が8時間以上の場合は疲労度合いが多いと判断し、コース時間を20分にしマッサージの量を多くすることで、適したマッサージを行うことができる。また、逆に活動量が2時間未満の場合は疲労度合いが少ないと判断し、コース時間を10分にしマッサージの量を少なくすることで、適したマッサージを行うことができる。このようにすることで、使用者の活動度に応じた適したマッサージを行うことができる。
図11は、コントローラ10の画面10aに使用者の身体情報を表示した第4選択部30dの一例を示す図である。この例では、コントローラ10の画面10aには、接客における使用者の年代が表示されている。これらの身体情報は、接客だけに限定されるものではなく、接客以外の職業であってもよいし、スポーツにおける使用者の身体情報であってもよい。この例では、接客における使用者の年代を選択することができる。選択部30は使用者の身体情報を選択可能な第4選択部30dを有し、制御部9は、第4選択部30dによって選択された身体情報に基づいて、マッサージ部15のマッサージ動作を変更することができる。このようにすることで、使用者の身体情報に基づいて、適したマッサージを行うことができる。
具体的に説明すると、図11に示すとおり、例えば、使用者の職業は接客業で、年齢が35歳の場合、まず選択部30において複数の職業情報から接客を選択する。次に第4選択部30dにおいて使用者の身体情報を30〜39歳と選択するだけで、上述した接客に対するマッサージコースを基準とし、年代が30代の場合は、マッサージの強さを強くし、マッサージのコース時間を基準の15分より長い20分とすることで、選択した年代に適したマッサージの質や量でマッサージを行うことができる。このようにすることで、使用者の身体情報に基づいて、適したマッサージを行うことがきる。なお、使用者の身体情報を年代の情報で例を挙げたが、これに限定されない。使用者の身体情報は、男性や女性といった性別の情報,身長や体重といった体型の情報であってもよい。
以下、マッサージ機1の制御について説明する。図12〜図13はマッサージ機1の制御を示すフロー図である。
[マッサージ動作とリクライニング動作の連動動作]
以下、マッサージ部15のマッサージ動作と背凭れ部3のリクライニング動作とを連動させる制御の一例について、図12に基づいて説明する。
制御部9は、第1アクチェータ11の駆動を制御して、背凭れ部3を起立姿勢にさせる。(ステップS1)ステップS1に続いて、背凭れ部3内を身長方向に沿って上方又は下方へ移動するマッサージユニット8をガイドレール18に沿って使用者の腰部に移動させる。(ステップS2)腰部の位置については、上述した肩の位置を基準として算出している。なお、マッサージユニット8を腰部に移動させる際に揉みマッサージや叩きマッサージを行ってもよい。ステップS2に続いて、マッサージユニット8の進退駆動部65を駆動させて施療子62を前方に進出させて、使用者の腰部を背面から押し出す。(ステップS3)ステップS3にて使用者の腰部が押し出された態で、第1アクチェータ11の駆動を制御して、背凭れ部3をリクライニング姿勢にさせる。(ステップS4)
このように、ステップS1〜S4と順にさせて、マッサージユニット8のマッサージ動作とリクライニング動作を連動させることで、使用者の腰に対してストレッチ動作を行うことができる。上記で一例を示したが、マッサージユニット8のマッサージ動作とリクライニング動作を連動させて、腰に対して効果的な前屈のストレッチ動作も行うことができる。
[マッサージ動作と揺動動作の連動動作]
以下、マッサージ部15のマッサージ動作とフットレスト4の揺動動作とを連動させる制御の一例について、図13に基づいて説明する。
制御部9は、第2アクチェータ12の駆動を制御して、フットレスト4を垂下姿勢にさせる。(ステップS1)ステップS1に続いて、脚マッサージ部a6のエアセル20を膨張させて、使用者の下腿を押圧して挟持する。(ステップS2)なお、脚マッサージ部a6で使用者の下腿を挟持する前に、下腿に対してマッサージを行ってもよい。ステップS2に続いて、足マッサージ部a8のエアセル20を膨張させて、使用者の足部を押圧して挟持する。(ステップS3)なお、ステップS2〜S3と順にさせているが、同時に行ってもよいし、ステップS3を先に行い、後にステップS2を行ってもよい。ステップS3に続いて、第2アクチェータ12の駆動を制御して、フットレスト4を上昇姿勢にさせる。(ステップS4)
このように、ステップS1〜S4と順にさせて、脚マッサージ部a6や足マッサージ部a8のマッサージ動作と揺動動作を連動させることで、使用者の下腿に対してストレッチ動作を行うことができる。上記で一例を示したが、脚マッサージ部a6,a7や足マッサージ部a8のマッサージ動作とリクライニング動作を連動させて、足首に対してのストレッチ動作も行うことができる。
図14は、コントローラ10の画面10aに複数のスポーツ情報を表示した選択部30の一例を示す図である。コントローラ10の画面10aには、図14に示すように、記憶部50に記憶しているスポーツの要素毎に対応したマッサージコース名が表示されている。下記にスポーツの要素毎に対応したマッサージコースについて例を挙げて説明する。
第一スポーツ(道具を使用する球技):例えば、野球,テニス等のボールを道具(バットやラケット等)に接触させて行うスポーツは、利き手に道具を持って行うため、片側だけ使う筋肉が多く、左右において歪みがかなり発生する。そのようなスポーツに対しては、左右差を整えるためのマッサージを行う。また、下半身は、上半身とは逆側(利き手と反対側)に対して集中的にマッサージを行う。
第二スポーツ(身体でボールを触る球技):例えば、サッカー,バレーボール,バスケットボール等の自身の身体の一部をボールに接触させて行うスポーツは、上半身は左右差があるが、下半身は左右差が少ない。また、下半身においては、前後のバランスが崩れやすい。そのようなスポーツに対しては、特に後ろ側に対して集中的にマッサージを行う。
第三スポーツ(全身運動スポーツ):例えば、水泳,マラソン等の全身の筋肉を使い行うスポーツは、左右差は少ないので、左右均等にマッサージを行う。また、速筋(白筋)と遅筋(赤筋)の両方をうまく使えるようなマッサージを行う。
これらのマッサージコース以外のスポーツの要素別のマッサージコースを含めることもできる。複数のマッサージコースは、これらのマッサージコースに限定されない。マッサージコースの表示数においては、図14では上述した3種類の表示をしているが、これらの数も限定されなく、上記のうち少なくとも2つ以上を含めばよい。
このようにすることで、例えば、スポーツ情報をスポーツの種目ごとに分けてしまうと、選択肢にないスポーツを行っている人に対して、当てはまらない場合が生じてしまうが、スポーツ情報をスポーツの種目ごとではなく、スポーツの要素ごとに分けることで、使用者が行うスポーツはいずれかの要素に必ず当てはまり、使用者は適したマッサージを受けることができる。
具体的に説明すると、図14に示すとおり、例えば、使用者がテニスを行っている場合、コントローラ10の画面10aに表示された道具をボールに接触させて行う球技に当てはまる第一スポーツを選択するだけで、テニスを行うことで生じる症状に対して、使用者は適したマッサージコースを受けることができる。
図15は、コントローラ10の画面10aに使用者の患部を表示した第5選択部30eの一例を示す図である。この例では、コントローラ10の画面10aには、テニスにおける使用者の患部が表示されている。これらの患部は、テニスだけに限定されるものではなく、テニス以外のスポーツにおける対象となる患部であってもよいし、職業における対象となる患部であってもよい。この例では、テニスにおける使用者の患部を選択することができる。選択部30は使用者の患部を選択可能な第5選択部30eを有し、制御部9は、第5選択部30eによって選択された患部に基づいて、マッサージ部15のマッサージ動作を変更することができる。このようにすることで、使用者の患部に基づいて、適したマッサージを行うことができる。
具体的に説明すると、図15に示すとおり、例えば、使用者が行っているスポーツはテニスであり、長時間テニスを行ったことにより下腿部に疲労が溜まっている場合、まず選択部30において複数のスポーツ情報からテニスを選択する。次に第5選択部30eにおいて使用者の患部を下腿部と選択するだけで、上述したテニスに対するマッサージコースを基準とし、使用者の下腿部に対するマッサージの量を多くしたマッサージコースで、使用者に受けさせることができる。また、患部を複数選択することで、複数の選択した患部に対してマッサージ量を多くすることができる。このようにすることで、使用者の患部に対して適したマッサージを行うことができる。
[他の実施形態]
また、本発明のマッサージ機1は、図示する形態に限らず、この発明の範囲内において他の形態のものであっても良い。
例えば、前述した実施形態では、職業やスポーツを挙げたが、代わりに人種を選択してもよい。人種によって骨格や筋肉の付き方や体型などが異なるので、適したマッサージも異なる。例えば、欧米人とアジア人を比べた場合、同じ身長であっても脚の長さや座高の高さなどが異なる。使用者は複数の人種情報の中から自分に合った人種を選択するだけで、適したマッサージを行うことができる。
本発明は、使用者が複数の職業情報の中から自分に合った職業を選択するだけで、その職業に適したマッサージを行うことができるマッサージ機に適用することができる。
1 マッサージ機
8 マッサージユニット(マッサージ部)
9 制御部
15 マッサージ部
20 エアセル(マッサージ部)
21 バイブレータ(マッサージ部)
30 選択部
30a 第1選択部(選択部)
30b 第2選択部(選択部)
30c 第3選択部(選択部)
30d 第4選択部(選択部)
30e 第5選択部(選択部)
50 記憶部

Claims (11)

  1. 使用者の身体をマッサージするマッサージ部と、
    前記マッサージ部のマッサージ動作を制御する制御部と、を備えたマッサージ機において、
    使用者の職業を複数の職業情報の中から選択可能な選択部と、
    職業毎に対応したマッサージコースを記憶している記憶部と、を有し、
    前記制御部は、前記選択部によって選択された職業情報に基づいて、前記記憶部に記憶しているマッサージコースを設定することを特徴とするマッサージ機。
  2. 使用者の身体をマッサージするマッサージ部と、
    前記マッサージ部のマッサージ動作を制御する制御部と、を備えたマッサージ機において、
    使用者が行うスポーツを複数のスポーツ情報の中から選択可能な選択部と、
    スポーツ毎に対応したマッサージコースを記憶している記憶部と、を有し、
    前記制御部は、前記選択部によって選択されたスポーツ情報に基づいて、前記記憶部に記憶しているマッサージコースを設定することを特徴とするマッサージ機。
  3. 前記スポーツ情報は、
    使用者が道具をボールに接触させて行う第一スポーツと,
    使用者が自身の身体の一部をボールに接触させて行う第二スポーツと,
    使用者が自身の全身の筋肉を使い行う第三スポーツと,のうち少なくとも2つ以上を含むことを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機。
  4. 前記選択部は使用者の役割を選択可能な第1選択部を有し、
    前記制御部は、前記第1選択部によって選択された役割に基づいて、前記マッサージ部のマッサージ動作を変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ機。
  5. 前記選択部は使用者の利き手又は/及び利き足を選択可能な第2選択部を有し、
    前記制御部は、前記第2選択部によって選択された部位に基づいて、前記マッサージ部のマッサージ動作を変更することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ機。
  6. 前記選択部は使用者の活動量を選択可能な第3選択部を有し、
    前記制御部は、前記第3選択部によって選択された活動量に基づいて、前記マッサージ部のマッサージ動作を変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマッサージ機。
  7. 前記選択部は使用者の身体情報を選択可能な第4選択部を有し、
    前記制御部は、前記第4選択部によって選択された身体情報に基づいて、前記マッサージ部のマッサージ動作を変更することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマッサージ機。
  8. 前記選択部は使用者の患部を選択可能な第5選択部を有し、
    前記制御部は、前記第5選択部によって選択された患部に基づいて、前記マッサージ部のマッサージ動作を変更することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のマッサージ機。
  9. 使用者が凭れる背凭れ部と、
    使用者が着座する座部と、
    前記背凭れ部を前記座部に対して前後にリクライニングさせる第1アクチュエータと、を有し、
    前記制御部は、前記マッサージ部のマッサージ動作と、前記背凭れ部のリクライニング動作と、を連動させる制御を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のマッサージ機。
  10. 使用者が着座する座部と、
    前記座部の前部に設けられたフットレストと、
    前記フットレストを前記座部に対して上下に揺動させる第2アクチュエータと、を有し、
    前記制御部は、前記マッサージ部のマッサージ動作と、前記フットレストの揺動動作と、を連動させる制御を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のマッサージ機。
  11. 前記選択部は、音声認識部と物理ボタンとタッチパネルのうち少なくともいずれかを有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のマッサージ機。
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