JP2009106538A - 足指運動機器及びこれを備えた他動運動機器 - Google Patents

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文吾 今井
Kazuhiro Ochi
和弘 越智
Takao Goto
孝夫 後藤
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尚久 小澤
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Abstract

【課題】足指を他動的にストレッチすることができ、指関節を柔軟にできると共に、足指間圧力を鍛えることができ、転倒予防や外反母趾等を矯正する効果を高める足指運動機器を提供し、さらにそれを備えた他動運動機器を提供すること。
【解決手段】足の第1の指とこれに隣接する第2の指との間に装着されて、上記第1の指と第2の指との距離Lを可変にする拡縮手段2を備えた足指運動機器1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、隣り合う指を押し広げて指ストレッチ動作を行なうための足指運動機器と、この他動運動機器を足置きに設置した他動運動機器とに関するものである。
従来から、足の親指が変形して小指側に曲がってしまう外反母趾や、足の小指が変形して親指側に曲がってしまう内反小趾などで悩まされる人が多く見られる。これは特にハイヒール等の先が細い履物を好んで履く女性に多く見られる。
そこで、従来から、例えば特許文献1等において、足の隣り合う指の間にはめて使用する指用矯正具が知られている。この種の指用矯正具にあっては、例えば弾性素材で形成されていて、足の指の間に挿入する突起が指の間隔に応じて所定間隔で突出したものであり、隣り合う指を押し広げて外反母趾等の症状を低減させることができるものである。
ところが上記特許文献1に示された従来の指用矯正具では、形状が固定されているので、指股を押し広げる強さを調整できず、人によって足指の太さに違いがある場合があり、太い指の人にとってはストレッチ効果が弱く、細い指の人にとってはストレッチ効果が強すぎて痛みを感じることがある。さらに指を押し広げるストレッチ動作を繰返して行なうことができないため、十分なストレッチ効果が得られないものであった。
登録実用新案第3128227号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、足指を他動的にストレッチすることができ、指関節を柔軟にできると共に、足指間圧力を鍛えることができ、転倒予防や外反母趾等を矯正する効果を高めるための足指運動機器を提供することを課題とし、さらに他動運動によって使用者の脚の筋力等を鍛えながら、同時に足指運動機器によって足指間圧力を鍛える効果を高めることができる他動運動機器を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために請求項1記載の足指運動機器は、足の第1の指とこれに隣接する第2の指との間に装着されて、上記第1の指と第2の指との距離Lを可変にする拡縮手段2を備えることを特徴としている。
このような構成とすることで、拡縮手段2による足指のストレッチ動作によって指関節を柔軟にできると共に、足指間圧力を鍛えることができるので、転倒予防や外反母趾等を矯正する効果が高められ、さらに、使用者が自発的に足指の筋力を発揮することなく他動的に第1の指と第2の指間に外力を与えることができる。
請求項2記載の足指運動機器は、足の第1の指若しくは指群を保持する第1の部材6と、第2の指若しくは指群を保持する第2の部材7と、第1の部材6と第2の部材7との間の距離Sを可変にするアクチュエータ5とを備えることを特徴としている。
このような構成とすることで、アクチュエータ5による足指のストレッチ動作によって指関節を柔軟にできると共に、足指間圧力を鍛えることができるので、転倒予防や外反母趾等を矯正する効果が高められ、さらに使用者が自発的に足指の筋力を発揮することなく他動的に指又は指群対して外力を与えることができる。
請求項3記載の足指運動機器は、上記請求項1の拡縮手段2が、第1の指と第2の指との間に挿入されるエアバッグ3と、エアバッグ3内部へのエアの給排気によりエアバッグ3を膨縮させる給排気装置4とからなることを特徴としている。
このような構成とすることで、エアバッグ3を用いて足指をストレッチすることができ、人によって足指の太さに違いがある場合でも、その違いに対応させることができると共に、給排気装置4によりエアバッグ3の圧力調節ができるので、使用者の好みに合わせてストレッチマッサージ効果の強弱を調整でき、そのうえエアバッグ3なので痛みを感じたりすることもなく、無理なく指運動が行なえて長時間に亘って継続的に使用可能となる。
請求項4記載の足指運動機器は、上記請求項1の拡縮手段2が、第1の指と第2の指との間に挿入される第1の部材6及び第2の部材7と、第1の部材6と第2の部材7との間の距離Sを磁力により可変にする電磁アクチュエータ16とからなることを特徴としている。
請求項5記載の足指運動機器は、上記請求項2のアクチュエータ5が、第1の指若しくは指群を保持する第1の部材6と第2の指若しくは指群を保持する第2の部材7との間の距離Sを磁力により可変にする電磁アクチュエータ17であることを特徴としている。
上記請求項4又は請求項5の構成とすることで、電磁アクチュエータ16(17)を利用して足指のストレッチ動作を行なうことができると共に、磁力を利用して第1の部材6と第2の部材7との間の距離Sを変化させることができるので、指ストレッチの早さや強さ、タイミング等を適宜調節でき、使用者の好みに合わせてストレッチマッサージ効果の調整が可能となる。
また請求項6記載の他動運動機器は、使用者の身体に対して一定周期の動作影響を与えることで他動的にトレーニングを行なう他動運動機器であって、使用者の足を載せる足置き56に上記請求項1乃至5のいずれか一項に記載の足指運動機器1を設置してなることを特徴としている。
このような構成とすることで、他動運動機器によって左右の足置き56を駆動して脚の筋力を鍛えながら、同時に足指運動機器1によって指股を押し広げるストレッチが可能となり、脚側の他動運動と並行して足指間圧力を鍛える効果が得られる。
請求項7記載の他動運動機器は、上記請求項6の使用者の身体に与える一定周期の動作と足指運動機器1による指ストレッチ動作とを同期させることを特徴としている。
このような構成とすることで、例えば、他動運動機器の動作時において、足指運動機器1に対して体重がかかる瞬間に足指運動機器1による指を開く動作が行なわれ、体重がかかる瞬間以外は足指運動機器1による指を閉じる動作が行なわれるようにすることによって、脚側の他動運動と並行して、より一層効率的に足指間圧力を鍛えることができる。
請求項8記載の他動運動機器は、使用者の足を載せる足置き56を一定周期で所定方向に移動させることで脚の筋肉を他動的に鍛える他動運動機器であって、上記足置き56に上記請求項1乃至5のいずれか一項に記載の足指運動機器1を設置すると共に、足置き56の略前方への移動時に足指運動機器1が指を押し広げる動作を行ない、足置き56の略後方への移動時に足指運動機器1が指を閉じる動作を行なうように、足置き56の移動動作と指ストレッチ動作とを同期させることを特徴としている。
このような構成とすることで、他動運動機器の動作時において足指運動機器1による指ストレッチ動作をより効果的に行なうことができ、脚側の他動運動と並行して、より一層効率的に足指間圧力を鍛えることができる。
本発明は、足指を他動的にストレッチすることができ、指関節を柔軟にできると共に、足指間圧力を鍛えることができ、転倒予防や外反母趾等を矯正する効果を高めるための足指運動機器が得られるものである。
本発明は、他動運動によって使用者の脚の筋力等を鍛えながら、同時に足指運動機器によって足指間圧力を鍛える効果を高めるための他動運動機器が得られるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1は、請求項1、3に対応する足指運動機器1の実施の一形態を示している。この足指運動機器1は右足用と左足用とがあるが同じ構造であり、以下、一方について説明する。
足指運動機器1は、隣り合う足指間の距離Lを変化させる拡縮手段2を備えている。
本例の拡縮手段2は、5本の指11〜15(図2)間にそれぞれ挿入される4個の指間挿入袋20と、各指間挿入袋20内部にそれぞれ収納される4個のエアバッグ3と、各エアバッグ3内部へのエアの給排気により各エアバッグ3をそれぞれ膨縮させるための給排気装置4とで構成されている。給排気装置4としてエアポンプ8を例示する。
エアポンプ8の給排気口は、給気弁22aと排気弁22bを構成する電磁弁22を介して、チューブ形のエア供給路21の一端側にそれぞれ接続されている。制御手段9は、エアポンプ8、電磁弁22、操作器(図示せず)等に接続されて、各エアバッグ3の膨縮動作を制御する。つまり、制御手段9は、エア供給路21へのエアの給気・排気のタイミング、及び、電磁弁22の開閉時間(供給量、排気量)をそれぞれ制御するものである。
上記指間挿入袋20は、柔軟質布帛等のような袋状をした生地で構成され、その径大な膨頭部20aには例えば低発泡ウレタンが充填されており、細く絞ったくびれ部20bにはエアバッグ3が収納されている。エアバッグ3は、エア供給路21から分岐した分岐管の先端に連結されており、エアポンプ8からのエアの給排気によって膨張・収縮する。
図2は本例の足指運動機器1の使用例を示している。各指11〜15間に指間挿入袋20を挿入して、各指間挿入袋20の膨頭部20aで各指11〜15をそれぞれ係止した状態で、エアポンプ8の排気弁22bを開いて、エアチューブ24及びエア供給路21からエアバッグ3内部にエアを供給してエアバッグ3を膨張させることによって、指間挿入袋20のくびれ部20bが膨張して隣り合う指同士が離れる方向に力が加えられるようになり、このとき指股が押し広げられることで指ストレッチ動作が行なわれる。
しかして、各指間挿入袋20の内側に収納したエアバッグ3を膨縮させることで、指股が離れる方向に押し広げられたり、狭められたりする。しかも本例では5本の指11〜15を同時にストレッチすることで、指関節の柔軟効果に加えて、足指間圧力(足の握力)を鍛える効果が得られると共に、足の指先に数多く集中しているつぼを指圧および刺激し、効果的なストレッチマッサージ効果を行なうことができる。
また、足指間圧力が増強するので、転倒予防にも効果的となり、さらに親指11と人差し指12との間、薬指14と小指15との間をそれぞれ押し広げることで、外反母趾等を矯正する効果も高められる。また他動的に指ストレッチ動作ができるので、つまり使用者が自発的に足指の筋力を発揮することなく足指に外力を与えることができるので、老若男女を問わず簡便に、ストレッチマッサージ効果が得られる。
さらに、足指の拡縮手段2としてエアバッグ3を用いることで、人によって足指の太さに違いがある場合でも、その違いに対応させることができると共に、エアバッグ3なので痛みを感じたりすることもなく、そのうえ、エアポンプ8によりエアバッグ3の圧力調節ができ、無理なく指運動が行なえるので、長時間に亘って継続的に利用できるものとなる。さらに使用者の好みに合わせてストレッチマッサージ効果の強弱を調整できるので、馴れによるストレッチマッサージ効果の低下を防止でき、長続きできる利点がある。
なお、図1では4個の指間挿入袋20を備えた場合を例示しているが、指間挿入袋20の数は必ずしも4個に限らず、隣り合う2本の指間(例えば、親指11と人指し指12間、或いは、薬指14と小指15間)に挿入される1個の指間挿入袋20を備えた構成であってもよい。
上記図1の変形例として、例えば図3に示すように、任意に選択したエアバッグ3のみを膨縮させることで、任意の足指ストレッチを行なえる構造としてもよい。他の構成は図1と同様である。本例では、エア供給路21からエアバッグ3内部に通じる各分岐管内に、給気弁23aと排気弁23bとを構成する第2の電磁弁23がそれぞれ設けられており、制御手段9により第2の電磁弁23を選択的に開閉制御することで、任意のエアバッグ3のみにエアの給排気を行なえるようにしている。従って、エアポンプ8の排気弁22bを開いた状態で、任意の第2の電磁弁23を開閉制御することによって、ストレッチしたい指間の指間挿入袋20を選択的に膨縮させることが可能となり、必要な指のストレッチマッサージを集中的に行なうことができる。例えば、親指11と人差し指12間のエアバッグ3のみを膨縮させることで外反母趾の治療に効果があり、小指15と薬指14間のエアバッグ3のみを膨縮させることで内反小趾の治療に効果がある。勿論、すべての第2の電磁弁23を開閉制御して、図1の実施形態と同様、すべての指間挿入袋20を膨縮させてもよいものである。
図4、図5は、請求項2に対応する足指運動機器1の実施の一形態であり、隣り合う足指間に、第1の部材6と第2の部材7とが挿入されると共に、第1の部材6と第2の部材7との間の距離Sを可変にするアクチュエータ5とを備えている。本例では、アクチュエータ5の駆動源として電池30を用いる。また本例のアクチュエータ5は固定された第1の部材6に対して第2の部材7を近接・離反する方向に往復駆動させるリンク式で構成されている。ここでは4個の第1の部材6が固定軸32の長さ方向に間隔をあけて動かないように固定されており、一方、正逆回転可能なモータ31により回転するねじ軸33にはその長さ方向に間隔をあけて4個のねじ筒34が螺合しており、各ねじ筒34にはそれぞれ第2の部材7が取り付けられている。4個の第2の部材7は上記4個の第1の部材6の相互間に介在されており、隣り合う1組の第1の部材6と第2の部材7とが指間挿入袋20のくびれ部20bの内側に対向配置されている。また第1の部材6及び第2の部材7の外面(指に当たる面)にはそれぞれ、ゴム35が取り付けられており、ゴム35によってクッション性が得られるようにしている。
しかして、隣り合う指間に指間挿入袋20をそれぞれ挿入した状態(図5)で、制御手段9によりモータ31を正回転させると各ねじ筒34がねじ軸33の先端側(モータ31から遠ざかる側)に向かって前進移動することで、対向する各組の第1の部材6と第2の部材7間の距離Sがそれぞれ長くなって、指股が押し広げられてストレッチされる。その後、モータ31を逆回転させると各ねじ筒34がねじ軸33の基端側(モータ31に近づく側)に後退移動することで、各第1の部材6と各第2の部材7との間の距離Sがそれぞれ短くなって、指股が閉じられるようになる。このようにモータ31の正逆回転によって、指ストレッチ動作が行なわれ、図1〜図3の実施形態と同様なストレッチマッサージ効果が得られる。
図6は、請求項4に対応する足指運動機器1の実施の一形態であり、拡縮手段2が、指間に挿入される指間挿入袋20と、指間挿入袋20内に収納される対向する一対の第1の部材6及び第2の部材7と、第1の部材6と第2の部材7との間の距離Sを磁力により可変にする電磁石式の電磁アクチュエータ16とで構成されている。本例の電磁アクチュエータ16は、第1の部材6に取り付けられる電磁石36と、第2の部材7に取り付けられる電磁石37と、これら各電磁石36を通電制御する制御手段38とを備えている。しかして、制御手段9により対向する電磁石36,37が離反移動するように通電制御することにより、指間挿入袋20内に収納された第1の部材6と第2の部材7との間の距離Sが長くなって、指股を押し広げる動作を行ない、その後、対向する電磁石36,37が近接移動するように通電制御することにより、対向する第1の部材6と第2の部材7間の距離Sが短くなって、指股を閉じる。従って、磁力を利用してストレッチ動作を行なうことができると共に、電磁石36,37の磁力を利用して第1の部材6と第2の部材7との間の距離Sを変化させることができるので、指ストレッチの早さや強さ、タイミング等が適宜調節可能となる。
図7は、請求項5に対応する足指運動機器1の実施の一形態であり、第1の指(例えば親指11)を保持する第1の部材6と、第2の指(例えば人指し指12)と他の指群13〜15とをそれぞれ保持する第2の部材7と、第1の部材6と第2の部材7との間の距離Sを磁力により可変にする電磁アクチュエータ17とを備えている。本例の電磁アクチュエータ17は、図6と基本的に同様である。また本例の第1の部材6は、幅狭ベース6aの上面に1つの指保持溝部6bが一体に設けられており、第2の部材7は、幅広ベース7aの上面に足幅方向と平行な方向に4つの指保持溝部7bが並べて設けられている。第1の部材6と第2の部材7は、使用者の足裏80を載せる足置き56の先端側に、足幅方向と平行な方向Nにスライド可能な状態で配置されている。
しかして、図7(b)に示すように、足の親指11を第1の部材6の指保持溝部6bに差し込み、他の指群12〜15を第2の部材7の各指保持溝部7bにそれぞれ差し込んだ状態で、制御手段9により対向する電磁石36,37が離反移動するように通電制御することにより、第1の部材6と第2の部材7との距離Sが長くなって、親指11と人指し指12とを押し広げる動作を行ない、その後、対向する電磁石36,37が近接移動するように通電制御することにより、対向する第1の部材6と第2の部材7間の距離Sが短くなって、広げた指を閉じる動作を行なう。従って、親指11の指ストレッチによって外反母趾の治療に最適となる。なお、第1の部材6と第2の部材7とで保持される指は、上記例には限らず適宜に設計変更自在である。例えば小指15を保持する第2の部材7と、他の指群11〜14をまとめて保持する第1の部材6とを設けて、第1の部材6と第2の部材7を離す方向に駆動させるようにすれば、小指15を押し広げるストレッチ動作を行なうことができ、内反小趾の治療に最適となる。また本例では磁力を利用して第1の部材6と第2の部材7との間の距離Sを変化させることができるので、図6の場合と同様、指ストレッチの早さや強さ、タイミング等を適宜調節可能となる。
次に、使用者の身体に対して一定周期の動作影響を与えることで他動的にトレーニングを行なう他動運動機器に前記実施形態の足指運動機器1を設置した例を以下、説明する。
図8、図9は、請求項6、7に対応する座位式の他動運動機器50の実施の一形態であり、使用者Mの足裏を足置き56に載せるとともに使用者Mの臀部M2をシート部51で支持した状態においてシート駆動部52よってシート部51を変位させることにより使用者Mの脚部M1に作用する自重を変化させるものである。本例では、シート部51の変位と足置き56の駆動とを連動させるものであり、その一例として、シート部51が左側に傾いて使用者の体重が左足にかかったときには、左足を乗せた足置き56を下方に下がる方向に駆動させるようにし、逆に、シート部51が右側に傾いて使用者の体重が右足にかかったときには、右足を乗せた足置き56を下方に下がる方向に駆動させるようにしている。上記シート部51と連動して駆動する足置き56の上面には、前記図1乃至7のいずれかの実施形態の足指運動機器1が設置されている。ここで図9中の53は基台、54はシート支持台、55はシート部51とシート駆動部52とを基台53に対して昇降させる昇降機構部、57は上端部にハンドル58を備えたハンドルポスト、59はシート駆動部52や昇降機構部55の動作に関する指示操作、あるいは運動量の目安に関する表示等を行なう操作表示装置である。
しかして、本例の座位式の他動運動機器50では、使用者Mの臀部M2をシート部51で支持している状態において、使用者Mの足M3は、上面から見て爪先側の距離が踵側の距離よりも大きくなるのが自然な姿勢であり、この足M3の開き姿勢で足指運動機器1に足指を保持できるように、足置き56の上面に足指運動機器1が設置されている。このように足指運動機器1に足指の位置を決めた状態で、各足の踵と爪先とを結ぶ中心線に沿う方向にシート部51を略前後方向に揺動させることによって、膝関節に剪断力を作用させずに運動させることが可能となり、しかも前述のようにシート部51の変位と足置き56の駆動とを連動させることにより、膝の角度を変えずに、つまり、膝の屈伸をほとんど行うことなく大腿部の筋群を緊張・弛緩させることができる効果が得られ、さらに足指運動機器1によって足指のストレッチマッサージ効果が同時に得られる。つまり、座位式の他動運動機器によって左右の足置き56を駆動して脚の筋力を鍛えながら、同時に足指運動機器1によって指股を押し広げるストレッチが可能となり、効率的に足指間圧力を鍛えることができ。またこのとき、使用者の身体に与える一定周期の動作に同期して足指運動機器1による指ストレッチ動作を行なうのが望ましい。例えば、シート部51が右側に変移して右足用の足置き56が下降してこの足置き56に設置した足指運動機器1に体重がかかる瞬間に、この足指運動機器1が右足の指を開くようにし、逆に、シート部51が左側に変移して左足用の足置き56が下降してこの足置き56に設置した足指運動機器1に体重がかかる瞬間に、この足指運動機器1によって左足の指を開くようにして、足置き56の下降と足指運動機器1による指ストレッチ動作とを同期させることによって、より一層、効率的に足指間圧力を鍛えることができる。
本例ではシート部51と足置き56とが連動する他動運動機器を例示したが、勿論これに限らず、シート部51と足置き56とが連動しないタイプであってもよい。
さらに他例として人の体重によって足置き56が下方に押し下がるようにして、足置き56が下方に下がる瞬間(足置き56に体重がかかる瞬間)に該足置き56に設置した足指運動機器1が足指を開くように、足置き56の下降動作と足指運動機器1のストレッチ動作とを同期させる構造とすることも可能である。
図10は、請求項6、7に対応する乗馬式の他動運動機器60の実施の一形態であり、使用者が乗馬姿勢で着座することのできる鞍型湾曲面61を上部に有した座席部62と、座席部62に揺動運動を行わせる駆動装置(図示せず)とを備えると共に、座席部62の側部に接続される鐙支持部64と、鐙支持部64の先端に設けられた鐙63とを備えるとともに、鐙63の底面の足置き56に、前記図1乃至7のいずれかの実施形態の足指運動機器1を設置したものである。
しかして、本例の乗馬式の他動運動機器60においては、座席部62を揺動運動させることで、着座した使用者に揺動運動を行わせて身体のバランス機能や運動機能を訓練することができる効果が得られ、さらに鐙63に設けた足指運動機器1によって足指のストレッチマッサージ効果が同時に得られる。つまり、身体のバランス訓練を行ないながら、同時に足指運動機器1によって指股を押し広げるストレッチが可能となり、より効率的に足指間圧力を鍛えることができる。さらに、使用者の身体に与える一定周期の動作に同期して足指運動機器1による指ストレッチ動作を行なうのが望ましい。例えば、鐙63を踏み込む瞬間(例えば座席部62が前下がりになって鐙63に体重がかかる瞬間)に足指運動機器1が足指を開く動作を行ない、鐙63を踏み込む瞬間以外は足指運動機器1が足指を閉じる動作を行なうようにする。これにより鐙63を踏み込む瞬間に指を開くストレッチ動作が行なわれるので、より効率よく足指間圧力を鍛えることができると共に外反母趾等の治療に一層効果的となる。
図11、図12は、請求項8に対応する立位式の歩行訓練用の他動運動機器65の実施の一形態であり、使用者が立位で使用し、左右一対の足置き56を前後左右に一定周期で移動させることで脚部の筋肉を他動運動により伸縮させるものであって、足置き56の上面には、前記図1乃至7のいずれかの実施形態の足指運動機器1が設置されている。本例の歩行訓練用の他動運動機器65は、足置き56に対して前後左右の直進往復運動を組み合わせた動きを行なわせることで擬似的なスケート動作(歩行動作)を使用者に行わせるものである。床上に載置するベース板66の上面には左右のレール69,69が固定されている。左右のレール66の長手方向Yは、前方に行く程左右の広がりが大きくなるように傾斜している。モータ31が回転すると、ウォームホイール71の回転に伴って左右の台車70がレール66の長手方向Yに沿ってそれぞれ往復移動することで、台車70に取り付けられる足置き56がレール43の長手方向Yに沿って往復移動するようになっている。なお図12中の67は足置き56を遊嵌する上板、72a,72bは足置き56周囲を覆うカバーである。
しかして、本例の他動運動機器65では、左右の足置き56の上に立って立位で使用する場合において、左右の足置き56に対してそれぞれ180度の位相差を付与することで、使用者の前後方向の重心移動が生じるから、単に脚部の筋群の運動になるだけではなく、バランス機能を保つための腰背部などの筋群の運動にも役立つ。さらに、左右の足置き56には足指運動機器1がそれぞれ載せた状態で、各足置き56に設置した足指運動機器1を利用して指ストレッチ動作を行なうことができる。さらに、足置き56の前後方向の動作に同期して足指運動機器1による指ストレッチ動作を行なうのが望ましい。例えば、他動運動機器の動作時において、足指運動機器1に対して体重がかかる瞬間(例えば足置き56が最も前端位置に移動した瞬間)に指を開くようにし、立位姿勢で体重がかかる瞬間以外は指を閉じるように足指運動機器1による指ストレッチ動作を同期させることによって、より効率的に足指間圧力を鍛えることができると共に、外反母趾等の治療により効果的となる。
なお本発明の足指運動機器1を設置する他動運動機器として立位姿勢で使用するものに限らず、座り姿勢で足置き56に足を乗せて使用できる他動運動機器の分野にも広く適用可能である。
また他動運動機器に備える左右の足置き56として、左右一体型をした足置きに限らず、左右別体に分離された足置きにも広く適用可能である。
本発明の一実施形態の足指運動機器の概略構成図である。 (a)(b)は同上の足指運動機器の使用例を示す斜視図、(c)は正面図である。 同上の足指運動機器の他の実施形態を示す概略構成図である。 同上の足指運動機器の更に他の実施形態を示し、(a)は正面図、(b)は平面図である。 図4の上面から見た概略構成図である。 (a)は同上の足指運動機器の更に他の実施形態を示すブロック図であり、(b)は概略構成図である。 (a)は同上の足指運動機器の更に他の実施形態を示すブロック図であり、(b)は概略構成図、(c)は使用動作の説明図である。 (a)は同上の足指運動機器を設置した座位式の他動運動機器の斜視図、(b)は該他動運動機器の足置き付近の拡大斜視図である。 図8の使用動作の説明図である。 (a)は同上の足指運動機器を設置した乗馬式の他動運動機器の斜視図、(b)は鐙に設けた足置き付近の拡大斜視図である。 同上の足指運動機器を設置した立位式の歩行訓練用の他動運動機器の平面図である。 図11の他動運動機器の斜視図である。
符号の説明
1 足指運動機器
2 拡縮手段
3 エアバッグ
4 給排気装置
5 アクチュエータ
6 第1の部材
7 第2の部材
16,17 電磁アクチュエータ
50,60,65 他動運動機器
56 足置き
L 指間の距離
S 第1の部材と第2の部材間の距離

Claims (8)

  1. 足の第1の指とこれに隣接する第2の指との間に装着されて、上記第1の指と第2の指との距離を可変にする拡縮手段を備えることを特徴とする足指運動機器。
  2. 足の第1の指若しくは指群を保持する第1の部材と、第2の指若しくは指群を保持する第2の部材と、第1の部材と第2の部材との間の距離を可変にするアクチュエータとを備えることを特徴とする足指運動機器。
  3. 上記拡縮手段は、第1の指と第2の指との間に挿入されるエアバッグと、エアバッグ内部へのエアの給排気によりエアバッグを膨縮させる給排気装置とからなることを特徴とする請求項1記載の足指運動機器。
  4. 上記拡縮手段は、第1の指と第2の指との間に挿入される第1の部材及び第2の部材と、第1の部材と第2の部材との間の距離を磁力により可変にする電磁アクチュエータとからなることを特徴とする請求項1記載の足指運動機器。
  5. 上記アクチュエータは、第1の指若しくは指群を保持する第1の部材と第2の指若しくは指群を保持する第2の部材との間の距離を磁力により可変にする電磁アクチュエータであることを特徴とする請求項2記載の足指運動機器。
  6. 使用者の身体に対して一定周期の動作影響を与えることで他動的にトレーニングを行なう他動運動機器であって、使用者の足を載せる足置きに上記請求項1乃至5のいずれか一項に記載の足指運動機器を設置してなることを特徴とする他動運動機器。
  7. 上記使用者の身体に与える一定周期の動作と足指運動機器による指ストレッチ動作とを同期させることを特徴とする請求項6記載の他動運動機器。
  8. 使用者の足を載せる足置きを一定周期で所定方向に移動させることで脚の筋肉を他動的に鍛える他動運動機器であって、上記足置きに上記請求項1乃至5のいずれか一項に記載の足指運動機器を設置すると共に、足置きの略前方への移動時に足指運動機器が指を押し広げる動作を行ない、足置きの略後方への移動時に足指運動機器が指を閉じる動作を行なうように、足置きの移動動作と指ストレッチ動作とを同期させることを特徴とする他動運動機器。
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