JP2019092898A - マッサージ機 - Google Patents

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大介 四宮
美幸 濱田
Miyuki Hamada
美幸 濱田
厚希 辻井
Atsuki Tsujii
厚希 辻井
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Abstract

【課題】使用者が自発的に下肢に対する動作を実行することができるように誘導させることができるマッサージ機を提供することを目的とする。【解決手段】使用者が着座するための座部と、前記座部の後部に取り付けられた背凭れ部と、前記座部の前部に取り付けられたフットレスト部と、少なくとも使用者の身体部位を押圧可能なマッサージ部と、から構成されるマッサージ機であって、前記マッサージ機は、使用者の自発運動による下肢の動作を誘導するための誘導手段と、少なくとも前記誘導手段を制御する制御部と、を有し、前記フットレスト部は、前記フットレスト部を移動させるための伸長手段を有し、前記誘導手段による使用者の自発運動による下肢の動作の誘導に合わせて前記伸長手段で前記フットレスト部を移動させることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明はマッサージ機に関する。
従来、座部と背もたれ部と座部へ着座した訓練者の脚を支持する脚載置台と座部の下側の空間に前後方向に進退可能に配置され、脚載置台を上下に揺動可能に支持する支持台と、支持台を前後方向に駆動させる駆動部と、を有する介護予防支援装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−254504号公報
上記特許文献1に記載の介護予防支援装置にあっては、患者の患部や体格に適したリハビリテーション(ストレッチ運動やスクワット運動)ができることは開示されているが誘導手段がないため、使用者は、どのようにしてリハビリテーション(ストレッチ運動やスクワット運動)をしてよいのかがわかりづらく、自発的に下肢に対する動作を実行することができないという問題がある。
そこで本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、使用者が自発的に下肢に対する動作を実行することができるように誘導させることができるマッサージ機を提供することを目的とする。
本発明は、使用者が着座するための座部と、前記座部の後部に取り付けられた背凭れ部と、前記座部の前部に取り付けられたフットレスト部と、少なくとも使用者の身体部位を押圧可能なマッサージ部と、から構成されるマッサージ機であって、前記マッサージ機は、使用者の自発運動による下肢の動作を誘導するための誘導手段と、少なくとも前記誘導手段を制御する制御部と、を有し、前記フットレスト部は、前記フットレスト部を移動させるための伸長手段を有し、前記誘導手段による使用者の自発運動による下肢の動作の誘導に合わせて前記伸長手段で前記フットレスト部を移動させることを特徴とする。
このような構成とすることにより、使用者が自発的に下肢に対する動作を実行することができるように誘導させることができる。
また、前記伸長手段は、前記フットレスト部を前記座部に対して前後方向に移動させるための移動手段と、前記フットレスト部を前記座部に対して上下方向に回動させるための回動手段と、のうち少なくとも1つを有することが好ましい。
このような構成とすることにより、フットレスト部の動作のバリエーションを増やすことができる。
また、前記マッサージ機は、前記伸長手段による前記フットレスト部の移動に関する情報を記憶する記憶部を更に有することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の自発運動による下肢の動作の内容(例えば、時間や回数など)を記憶させることができる。
また、前記記憶部は、前記情報を継時的にデータとして記憶することが好ましい。
このような構成とすることにより、過去に行った使用者の自発運動による下肢の動作の内容(例えば、時間や回数など)を確認することができる。
また、前記情報の報知を行う報知手段を更に備えることが好ましい。
このような構成とすることにより、報知手段によって、使用者の自発運動のモチベーションを維持させることができる。
また、前記報知手段は、使用者の自発運動による下肢の動作に対してアドバイスを行うことが好ましい。
このような構成とすることにより、アドバイスによって、使用者の自発運動による下肢の動作を効果的に行わせることができる。
また、前記伸長手段による前記フットレスト部の移動に対して、負荷を変更可能に構成された負荷付与手段を更に有することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者に適した負荷で使用者の自発運動による下肢の動作を行わせることができる。
また、使用者の生体情報を取得する生体情報取得部を更に有し、前記負荷付与手段は、前記生体情報取得部から取得した使用者の生体情報に基づいて負荷を変更することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の生体情報に適した負荷で使用者の自発運動による下肢の動作を行わせることができる。
また、前記誘導手段は、音、音声、光、画像、映像のうちの少なくとも1つを出力することが好ましい。
このような構成とすることにより、簡単な構成で使用者の自発運動による下肢の動作を誘導させることができる。
本発明によれば、使用者が自発的に下肢に対する動作を実行することができるように誘導させることができる。
本発明の一実施形態に係るマッサージ機の側面図である。 マッサージユニットの正面図である。 マッサージ機のブロック図である。 コントローラの説明図である。 フットレスト部の正面図である。 伸長手段の正面図であり、(a)は移動フレームの移動前の状態を示す図であり、(b)は移動フレームの移動後の状態を示す図である。 負荷付与手段の側面図であり、(a)は負荷付与手段の駆動前の状態を示す図であり、(b)は負荷付与手段の駆動後を示す図である。 本発明の一実施形態に係る誘導手段による使用者の自発運動による下肢の動作の誘導に合わせて伸長手段でフットレスト部を移動させることを示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る誘導手段による使用者の自発運動による下肢の動作の誘導に合わせて伸長手段でフットレスト部を移動させることを示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る誘導手段による使用者の自発運動による下肢の動作の誘導に合わせて伸長手段でフットレスト部を移動させることを示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る誘導手段による使用者の自発運動による下肢の動作の誘導に合わせて伸長手段でフットレスト部を移動させることを示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る誘導手段による使用者の自発運動による下肢の動作の誘導に合わせて伸長手段でフットレスト部を移動させることを示すフロー図である。 本発明の他の実施形態に係る構成を示す図である。
[マッサージ機の全体構成]
以下、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の全体構成について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の側面図である。図2はマッサージユニット13の正面図である。図3はマッサージ機1のブロック図である。図4はコントローラ8の説明図である。図5はフットレスト部5の正面図である。図6は伸長手段11の正面図であり、(a)は移動フレーム12bの移動前の状態を示す図であり、(b)は移動フレーム12bの移動後の状態を示す図である。図7は負荷付与手段20の側面図であり、(a)は負荷付与手段20の駆動前の状態を示す図であり、(b)は負荷付与手段20の駆動後を示す図である。
図1〜図3に示すとおり、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1は、使用者が着座する座部3と、座部3の後部に設けられた使用者が凭れる背凭れ部4と、座部3の前部に設けられたフットレスト部5と、により構成される本体部2を有している。また、マッサージ機1は、使用者に対してマッサージを行なうマッサージ部6と、マッサージ機1が有する機能を制御する制御部7と、マッサージ機1の各種操作を行うためのコントローラ8と、を有している。本体部2は、座部3の両側に設けられた肘掛け部を有していてもよく、肘掛け部にマッサージ部6が設けられていてもよい。
背凭れ部4は、アクチュエータ等を有するリクライニング機構10の作動により、座部3の後部に設けられた左右方向を軸方向とする回動軸C1を中心として、前後方向に移動(リクライニング)可能に構成されている。フットレスト部5は、後述する移動手段11aと回動手段12とからなる伸長手段11を有する。移動手段11aにより、座部3に対して前後方向に移動可能に構成されているとともに、回動手段12により、座部3の前部に設けられた左右方向を軸方向とする回動軸C3を中心として、上下方向に回動可能に構成されている。
マッサージ部6として、モータM1〜M3により駆動される左右で対をなす施療子62を有するマッサージユニット13、エアの給排気により膨張収縮するエアセル14、及びモータにより駆動されるバイブレータ15のうち、少なくとも1つを有している。本実施形態では、背凭れ部4にマッサージユニット13及びバイブレータ15が設けられ、座部3及びフットレスト5にエアセル14及びバイブレータ15が設けられている。各マッサージ部6の配置はこれに限定されない。エアセル14は、エアを給排気することで使用者を押圧することができる。バイブレータ15は、偏心分銅が回転することで使用者に振動を与えることができる。
[マッサージユニットの構成]
図2に示すとおり、背凭れ部4には、使用者の上半身を後方(背面)からマッサージするマッサージユニット13が設けられている。このマッサージユニット13は、左右で対をなすアーム61と、アーム61の上下両端部に設けられた施療子62と、により構成されており、マッサージモータM1の駆動により左右の施療子62が近接離反する揉みマッサージ、及びマッサージモータM2の駆動により左右の施療子62が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。また、マッサージユニット13は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。背凭れ部4には、身長方向に延設された左右で対をなすガイドレール16(図1参照)が設けられており、マッサージユニット13はガイドレール16に沿って移動する。マッサージユニット13が身長方向に移動可能であるため、使用者の首から腰の間を施療子62でマッサージすることができる。
図2に示すとおり、マッサージユニット13は、ベースフレーム60aと、ベースフレーム60aに支持された可動フレーム60bと、を有している。ベースフレーム60aは、その左右両側においてガイドレール16に嵌合するガイドローラ63を有している。そして、ラックピニオン等よりなる昇降機構(図示せず)によって、身長方向に沿って移動することができる。可動フレーム60bは、左右方向の揺動軸64を介してベースフレーム60aに支持されている。ベースフレーム60aと可動フレーム60bの間には、エアセル等よりなる進退駆動部65が設けられている。進退駆動部65の駆動により、可動フレーム60bは揺動軸64を中心として使用者に対して進退することができる。なお、可動フレーム60bを進退させる構造でなくてもよく、アーム61に進退駆動部65を設けてアーム61のみを進退させる構造であってもよい。
アーム61は、左右方向に延設された揉み軸66及び叩き軸67に連結されている。揉み軸66の左右両側には、傾斜軸部66bを有する傾斜カム66aが設けられており、この傾斜カム66aにアーム61が取り付けられている。左右の傾斜軸部66bは、正面視で略ハの字型となるように揉み軸66の軸心に対して傾斜している。叩き軸67の左右両側には、叩き軸67の軸心に対して偏心した偏心軸部67bを有する偏心カム67aが設けられており、この偏心カム67aにアーム61がコンロッド68を介して取り付けられている。左右の偏心軸部67bは、叩き軸67の軸心に対する位相が互いに異なっており、具体的には180度だけ異なっている。揉み軸66及び叩き軸67は、それぞれマッサージモータM1,M2の駆動により回転する。施療子62は、揉み軸66の回転により揉みマッサージを行い、叩き軸67の回転により叩きマッサージを行う。なお、施療子62が設けられたアーム61、揉み軸66、及び叩き軸67は、可動フレーム60bに支持されている。従って、施療子62は、可動フレーム60bの移動を介して使用者に対して進退可能である。
アーム61は、前後方向に揺動自在であり、上側の施療子62が前方へ突出するようにバネ等よりなる付勢手段(図示せず)により付勢されている。また、図3に示すとおり、マッサージユニット13は、使用者の身体情報を検出するセンサ69を有している。このセンサ69は、アーム61が所定の揺動位置となったことを検出することで身体情報を得ることができる。具体的に説明すると、マッサージユニット13を身長方向に沿って上昇させる過程で、上側の施療子62が肩の上方に到達すると、施療子62に作用する負荷が解除されて、付勢手段(図示せず)の作用によりアーム61が前方へ揺動して所定の揺動位置となる。アーム61が所定の揺動位置となったことをセンサ69が検出し、その際のマッサージユニット13の上下位置に基づいて肩の位置を検出する。肩の位置を基準として、その他の部位(首、背中、腰等)の位置を計算により求める。検出された身体情報は記憶部19に記憶される。なお、身体情報は使用者自身が入力してもよい。この場合、例えば、コントローラ8を操作して身体情報を入力し、記憶部19に記憶させることができる。
[制御系の構成]
図3に示すとおり、マッサージ機1には、マッサージユニット13、エアセル14、バイブレータ15、誘導手段9、リクライニング機構10、伸長手段11、報知手段18、記憶部19、負荷付与手段20、生体情報取得部21、これらを動作させるためのマイクロコンピュータ等からなる制御部7が設けられている。この制御部7は、座部3の下方に設けられており、使用者が操作するコントローラ8と接続されており、使用者がコントローラ8を操作することで各種マッサージ動作が行われる。
[コントローラの構成]
図4に示すとおり、コントローラ8は、マッサージ機1の各種操作を行うための操作部81と、マッサージ機1に関する情報や後述するフットレスト部5の移動に関する情報を表示させる表示部82と、使用者の自発運動による下肢の動作を行わせるための誘導手段9(スピーカ9a、発光部9b)と、を有している。本実施形態に係る操作部81は、使用者が指先で押し込むことにより操作する物理ボタン83と、使用者が指先で操作するためのタッチパネル84と、により構成されている。本実施形態に係る表示部82は、タッチパネル84で構成されており、操作部81としての機能を兼ねている。また、表示部82に表示する画像や映像によって使用者の自発運動による下肢の動作を誘導させることができるようになっており、誘導手段9や後述する報知手段18としての機能も兼ねている。表示部82は、コントローラ8とは独立して設けられていてもよい。
[誘導手段の構成]
図4に示すとおり、誘導手段9はコントローラ8に設けられている。コントローラ8には、誘導手段9が3つ設けられている。1つは、表示部82の上部に設けられたLED等からなる発光部9bであり、もう1つは、表示部82の下部に設けられたスピーカ9aであり、もう1つは、表示部82そのものである。
例えば、発光部9bにより使用者の自発運動による下肢の動作を行う場合について説明する。まず、エアセル14を膨脹させて下肢(脚と足)の保持を行う。下肢(脚と足)の保持が完了すると発光部9bを発光させる。使用者は、発光部9bから発光された光を見ることで、下肢(脚と足)の保持が完了したことを確認する。その後、発光された光の誘導に合わせて、後述する伸長手段11でフットレスト部5を移動させることにより、使用者の自発運動による下肢の動作を行わせる。なお、発光部9bを発光させ続けている間、フットレスト部5を移動(例えば、上下移動によってフットレスト部5を上げた状態)させた状態を維持させるように誘導してもよく、発光部9bの明滅を繰り返すことにより、フットレスト部5の移動(例えば、発光時にはフットレスト部5を上げ、消光時にはフットレスト部5を下げる)を誘導してもよい。
また、例えば、スピーカ9aにより使用者の自発運動による下肢の動作を行う場合について説明する。まず、スピーカ9aから「これから脹脛と足先のエアセル14の膨脹を始めます。脹脛と足先のエアセル14の膨脹が完了しましたら、ピーという音が流れます。ピーという音が流れましたら、両脚をそのまま真っ直ぐ上にあげる動作とそのまま真っ直ぐ下にさげる動作とを繰り返し行ってください。」といった音声を流す。使用者は、音声による誘導に合わせて、後述する伸長手段11でフットレスト部5を移動させることにより、使用者の自発運動による下肢の動作を行わせることができる。
また、例えば、表示部82により使用者の自発運動による下肢の動作を行う場合について説明する。まず、表示部82に「表示される画像に合わせて動作を行ってください。」という表示を行う。表示は、所定時間が経過するとマッサージ部6の動作を示す画像や文字の表示に切り替わる。マッサージ部6の動作を示す画像は、マッサージ部6の動作の状況に合わせて変化するようになっている。例えば、脹脛と足先のエアセル14が膨脹し脚部を保持する画像を表示させた後、マッサージ部6の動作(揉み動作)の画像に切り替わる、というものである。エアセル14の膨脹が完了し、脚部を保持した状態になると、フットレスト部5を上にあげる画像に切り替わる。使用者は、表示された画像に従ってフットレスト部5を上にあげる。その後、フットレスト部5を下にさげる画像に切り替わる。使用者は、表示された画像に従ってフットレスト部5を下にさげる。使用者は、表示部82に表示される画像による誘導に合わせて、後述する伸長手段11でフットレスト部5を移動させることにより、使用者の自発運動による下肢の動作を行わせることができる。なお、画像に代えて映像により誘導を行ってもよい。
このように、使用者の視覚又は聴覚を利用することで、使用者に余計な負担をかけることなく、使用者の自発運動による下肢の動作を行わせることができる。
なお、誘導手段9(発光部9b、スピーカ9a、表示部82)をそれぞれ複数組み合わせてもよい。複数組み合わせることで、誘導のパターンにバリエーションを持たせることができる。
また、図1に示すとおり、誘導手段9はマッサージ機1に設けられていてもよい。例えば、背凭れ部4の上部(使用者の頭部付近)に設けられたスピーカ(図示せず)である。例えば、使用者が自発運動により下肢の上げ下げの動作を行う場合、スピーカから「これから脹脛と足先のエアセルの膨脹を始めます。脹脛と足先のエアセルの膨脹が完了しましたら、ピーという音が流れます。ピーという音が流れましたら、両脚をそのまま真っ直ぐ上にあげる動作を行ってください。再び、ピーという音が流れましたら、両脚をそのまま真っ直ぐ下にさげる動作を行ってください。」といった音声を流す。使用者は、音声による誘導に合わせて、後述する伸長手段11でフットレスト部5を移動させることにより、使用者の自発運動による下肢の上げ下げの動作を行わせることができる。
[記憶部の構成]
図3に示すとおり、記憶部19は制御部7と接続されている。記憶部19は、RAM、ROMなどから構成されている。記憶部19には、フットレスト部5の移動に関する情報が記憶される。具体的には、使用者の自発運動による下肢の動作の内容である。例えば、伸長手段11によるフットレスト部5の前後移動(スライド)の回数や上下移動(上下回動)の回数などである。これらの情報を記憶することで、使用者の自発運動による下肢の動作状況を把握することができる。その他、誘導手段9に関する情報、後述する報知手段18に関する情報、後述する生体情報取得部21で取得した生体情報などを記憶させることができるようにしてもよい。
また、記憶部19はこれらの情報を継時的にデータとして記憶することができる。そうすることで、過去に行った使用者の自発運動による下肢の動作状況を把握することができる。
そうすることで、例えば、1月1日〜1月31日の1ヶ月間に行った使用者の自発運動による下肢の運動量を把握することができるため、1月1日の時点(10秒間にフットレスト部5の上下回動10回)と1月31日の時点(10秒間にフットレスト部5の上下回動20回)とを比較することで、どれくらい下肢を鍛えることができたのかを確認することができる。
[報知手段の構成]
図1、3、4に示すとおり、マッサージ機1には報知手段18が設けられている。具体的には、コントローラ8の下部に設けられたスピーカ9aである。例えば、伸長手段11によるフットレスト部5の移動に関する情報を報知する場合、スピーカ9aから「1月1日は、フットレスト部の前後移動(スライド)動作が10回、上下移動(上下回動)動作が10回でした。」といった音声を流す。使用者は、報知手段18により、1月1日の使用者の自発運動による下肢の動作を把握することができる。
また、例えば、使用者の自発運動による下肢の上下移動(上下回動)動作に対してアドバイスする場合、「10秒間にフットレスト部を30回上下に移動(回動)させることで、脹脛の筋肉を鍛え、脹脛を引き締める効果が期待できます。」といった内容や「20秒間フットレスト部を上に移動させた状態を維持することで、太もも裏の筋肉を鍛え、太ももを引き締める効果が期待できます。」といった内容を報知する。なお、これらの情報に基づいて、後述する報知手段18により、使用者の自発運動による下肢の動作におけるアドバイスを行うことができる。
コントローラ8には、報知手段18が2つ設けられている。1つは、表示部82の下部に設けられたスピーカ9aであり、もう1つは、表示部82そのものである。
例えば、スピーカ9aにより使用者の自発運動による下肢の動作に対してアドバイスを行う場合、スピーカ9aから「30秒間フットレスト部を上に移動させた状態を維持することで、5分間ウォーキングを行った時と同様の効果が期待できます。」といった音声を流す。使用者は、音声によるアドバイスに基づいて、後述する伸長手段11でフットレスト部5を上に移動させた状態を30秒間維持することにより、使用者の自発運動による下肢の動作を効果的に行うことができる。なお、この際、報知手段18によって、使用者を励ますような音声を出力するようにしてもよく、そうすることで、使用者のモチベーションの維持にも効果的である。また、音声による出力内容について、秒数をカウントダウン方式にしてもよく、カウントダウン方式とすることで、使用者が後何秒その動作を行えばいいのかを把握することができるため、使用者のモチベーションの維持にも効果的である。
また、例えば、表示部82により使用者の自発運動による下肢の動作に対してアドバイスを行う場合、表示部82に「表示される画像に合わせて動作を行ってください」という表示を行う。使用者は、表示された画像(例えば、フットレスト部5を45°上にあげた画像)と同じ動作を行う。そして、当該動作を実行している最中に「フットレスト部の角度を90°にすると、より下肢を鍛えることができます。」といった表示を行う。使用者は、表示部82に表示される画像又は映像によるアドバイスに合わせて、後述する伸長手段11でフットレスト部5の移動を行うことにより、使用者の自発運動による下肢の動作を効果的に行うことができる。なお、この際、表示される内容について、使用者を励ますような画像や映像であってもよく、そうすることで、使用者のモチベーションの維持にも効果的である。
また、表示される秒数をカウントダウン方式にしてもよく、カウントダウン方式とすることで、使用者が後何秒その動作を行えばいいのかを把握することができるため、使用者のモチベーションの維持にも効果的である。
このように、使用者の視覚又は聴覚を利用することで、使用者に余計な負担をかけることなく、使用者の自発運動による下肢の動作に対して効果的なアドバイスを行わせることができる。
なお、報知手段18(スピーカ9a、表示部82)をそれぞれ複数組み合わせてもよい。複数組み合わせることで、報知のパターンにバリエーションを持たせることができる。
[生体情報取得部の構成]
図1、3に示すとおり、生体情報取得部21は制御部7を介してコントローラ8と接続されている。
具体的には、生体情報取得部21は、使用者の耳又は指先等の被検出部位に装着して脈波を取得できるようになっている。この生体情報取得部21は、耳たぶ又は指先を挟んで装着するものである。なお、取得する生体情報としては、脈波に限らず脈拍、心拍、体温、脳波等であってもよい。
この生体情報取得部21は、被検出部位へ向けて光を発する発光素子と、被検出部位からの反射光を受ける受光素子と、を有しており、受光素子が計測した受光信号から脈波を検出することができる。この生体情報取得部21は他の構成であってもよい。例えば、被検出部位へ向けて光を発する発光素子と、被検出部位を透過した光を受ける受光素子と、を有し、受光素子が計測した受光信号から脈波を検出するようにしてもよい。
そして、生体情報取得部21から取得した使用者の生体情報に基づいて、後述する負荷付与手段20の負荷を変更することができる。
例えば、使用者の脈拍数が高い場合、使用者に対する負荷が大きい状態であると判断し、負荷が小さくなるように変更することができる。また、使用者の脈拍数が正常な範囲である場合、使用者に対する負荷をかけても大丈夫であると判断し、負荷が大きくなるように変更することができる。
[フットレスト部の構成]
図5〜7に示すとおり、フットレスト部5は、使用者の脚を支持する脚支持部5aと、使用者の足を支持する足支持部5bと、足支持部5bを脚支持部5aに対して前後方向に移動させるための後述する移動手段11a(伸長手段11)と、で構成されている。フットレスト部5の後側には、後述する負荷付与手段20を介して揺動板50が設けられている。脚支持部5aは、後壁5cと後壁5cの左右両側から突出して設けられた左右一対の側壁5dとで凹部状に構成されている。足支持部5bは、後壁5cと後壁5cの左右両側から突出して設けられた左右一対の側壁5dと後壁5cと側壁5dとに亘って延設された底壁5eとで凹部状に構成されている。脚支持部5aには、使用者の脚を側方から保持するためのエアセル14が側壁5dに設けられている。また、足支持部5bには、使用者の足を側方から保持するためのエアセル14が側壁5dに設けられている。なお、脚支持部5aと足支持部5bには、使用者の脚又は足を後方から保持するためのエアセル14が後壁5cに設けられていてもよい。
[伸長手段(移動手段)の構成]
図1、3、5〜7に示すとおり、伸長手段11は、移動手段11aと回動手段12とから構成されている。移動手段11aは、後述する固定フレーム12aと、後述する移動フレーム12bと、固定フレーム12aに対して接近する方向に移動フレーム12bを付勢する後述する負荷付与手段20と、で構成されている。固定フレーム12aは、T字型の形状をなしている。固定フレーム12aの上部には、左右方向へ伸びる回動軸C3が設けられている。回動軸C3は、後述する回動手段12によって、フットレスト部5を揺動板50に対して回動させるためのものである。移動フレーム12bは、固定フレーム12aの周囲を囲うようにU字型の形状をなしている。固定フレーム12aの上部と移動フレーム12bの下部とは、固定フレーム12aに対して接近する方向に移動フレーム12bを付勢する後述する負荷付与手段20(具体的には引きバネ20a)で接続されている。脚支持部5aは固定フレーム12aに対して取り付けられており、足支持部5bは移動フレーム12bに対して取り付けられている。使用者が脚を前方へ伸ばすことにより、足支持部5bが前方へ移動するようになっている。
従って、足支持部5bの底壁5eに足裏を当接させて後述する負荷付与手段20による負荷に抗して力を入れて脚を伸ばすことで、足支持部5bは移動フレーム12bとともに前方(足先側)へ移動する。足支持部5bの底壁5eから力を抜いて脚を縮めることで、足支持部5bは移動フレーム12bとともに後方(座部側)へ復帰する。脚を前後に伸ばしたり縮めたりする動作を繰り返し行うことで、脚の運動を行うことができる。
このように、簡単な構成で脚支持部5aに対する足支持部5bの位置を移動させることができる。なお、バネ定数可変機構(図示せず)によって後述する負荷付与手段20の負荷を変更することで、脚支持部5aに対する足支持部5bの位置を移動させるために必要な負荷を変更することができる。バネ定数可変機構(図示せず)は、例えば、引きバネ20aのどちらか一方に錘をつけ、錘の重さによって引きバネ20aの引っ張り度合を変えるものであったり、引きバネ20aのどちらか一方にモータ(図示せず)を取り付け、モータ(図示せず)を駆動させることによって引きバネ20aの引っ張り度合を変えるものである。引きバネ20aを強く引っ張ることで引っ張り度合が強くなり、負荷を大きくすることができる。また、引きバネ20aを弱く引っ張ることで引っ張り度合が弱くなり、負荷を小さくすることができる。
[伸長手段(回動手段)の構成]
図1、3、6、7に示すとおり、回動手段12は2つ設けられている。1つは、使用者の自発運動によりフットレスト部5を上下回動させるための第一回動手段24であり、回動軸C3を中心にフットレスト部5を揺動板50に対して上下に回動させることができる。もう1つは、揺動板50を後述するアクチュエータ17を介して上下回動させることにより、使用者の自発運動の際に生じる負荷を変更させるための負荷変更手段20としての第二回動手段25であり、回動軸C2を中心に揺動板50を上下に回動させることができる。
第一回動手段24について説明する。第一回動手段24は、フットレスト部5を揺動板50に対して回動軸C3を中心として上下方向に回動させるためのものである。第一回動手段24は、回動軸C3と負荷付与手段20(引きバネ20a)と、で構成されている。負荷付与手段20(引きバネ20a)は、フットレスト部5の後側と揺動板50の前側とに取り付けられており、フットレスト部5は揺動板50側に付勢されている。
第二回動手段25について説明する。第二回動手段25は、揺動板50を座部3に対して回動軸C2を中心として上下方向に回動させるためのものである。第二回動手段25は回動軸C2とアクチュエータ17とで構成されている。座部3の下部に内蔵されたアクチュエータ17の駆動によって、回動軸C2を中心として揺動板50を座部に対して上下方向へ回動させることができる。図7に示すとおり、アクチュエータ17の駆動前は、揺動板50は座部3に対して略垂直(約90°)に下がった状態となっており、フットレスト部5も同様に座部3に対して略垂直(約90°)下がった状態となり、使用者の自発運動による下肢の動作に対する負荷は大きい状態となっている。アクチュエータ17を駆動させることで、例えば、揺動板50を座部3に対して約45°となるように上方へ回動させることで、フットレスト部5も同様に座部3に対して約45°となり、使用者の自発運動による下肢の動作に対する負荷をアクチュエータ17の駆動前に比べて小さくさせることができる。
このように、第二回動手段25は、負荷付与手段20としての機能を有している。
なお、負荷付与手段20は、アクチュエータ17以外の構成であってもよい。例えば、リンク機構(図示せず)であってもよく、リンク機構のリンク部材(図示せず)の一部にレバー(図示せず)を取り付け、該レバーの押し引きに連動するようにフットレスト部5を上下回動させるようにしてもよい。そうすることで、手動による負荷の変更ができる。
[負荷付与手段の構成]
図6、7に示すとおり、負荷付与手段20は弾性を有する引きバネ20aで構成されている。引きバネ20aの一方は固定フレーム12aの上方の回動軸C3付近に取り付けられ、他方は移動フレーム12bの下端付近に取り付けられている。なお、引きバネ20aは着脱可能に構成されていてもよく、バネ定数の小さいものに変更することで負荷を小さくすることができ、バネ定数の大きいものに変更することで負荷を大きくすることができる。このようにすることで、移動手段11aに対する負荷を変更することができる。
また、引きバネ20aの一方をフットレスト部5の後側に取り付け、他方を揺動板50の前側に取り付けることで、第一回動手段24に対する負荷を変更することができる。このように負荷変更手段20を複数設けることで、より細かな負荷の調整をすることができる。
なお、負荷付与手段20は、引きバネ20a以外のものであってもよい。例えば、モータ22とギア(図示せず)と圧力センサ23である。圧力センサ23は足支持部5bの足裏に当接する位置(底壁5e)に設けられている。使用者が脚を伸ばすことにより、足支持部5bの足裏に当接する位置(底壁5e)に設けられた圧力センサ23に負荷がかかる。圧力センサ23にかかる負荷が所定の値に達するとモータ22とギア(図示せず)が駆動し、足支持部5bを前方(足裏から離れる)方向に所定の距離だけ移動させる。その後、使用者が更に脚を伸ばすことにより、足支持部5bの足裏に当接する位置(底壁5e)に設けられた圧力センサ23に負荷がかかる。圧力センサ23にかかる負荷が所定の値に達するとモータ22とギア(図示せず)が再び駆動し、足支持部5bを前方(足裏から離れる)方向に所定の距離だけ移動させる。この動作を繰り返すことで、使用者の自発運動による下肢の動作を行わせることができる。なお、圧力センサにかかる負荷の所定の値を変更することで、伸長手段11によるフットレスト部5bの移動に対して負荷を変更することができる。
[動作パターン1]
図8は、本発明の一実施形態に係る誘導手段9による使用者の自発運動による下肢の動作の誘導に合わせて使用者の自発運動によりフットレスト部5を移動させることを示すフロー図である。
図8に示すとおり、脚支持部5aと足支持部5bのエアセル14の膨脹を開始し、使用者の脚部を保持する(ステップ1)。使用者の脚部の保持が完了すると、誘導手段9(例えば、スピーカ9a)により、フットレスト部5の誘導を開始する(ステップ2)。誘導の開始とともに、記憶部19によるフットレスト部5の移動に関する情報の記憶を開始する(ステップ3)。使用者は、誘導手段9からの誘導内容に合わせて自発運動をすることによりフットレスト部5の前方へ移動(ステップ4−1)と後方への移動(ステップ5−1)を繰り返し行う。または、自発運動によりフットレスト部5の上方へ回動(ステップ4−2)と下方への回動(ステップ5−2)を繰り返し行う。その後、フットレスト部5の動作を終了し、エアセル14を収縮させる(ステップ6)。フットレスト部5の動作の終了とともに、フットレスト部5の移動に関する情報の記憶を終了する(ステップ7)。
こうすることで、まるでインストラクターからレクチャーを受けているような感じで使用者は下肢の自発運動をすることができるため、効果的な下肢の動作に行うことができる。なお、誘導手段9による誘導は、発光部9bによるもの(光による誘導)であってもよく、表示部82によるもの(画像又は映像や文字による誘導)であってもよい。また、記憶部19に記憶させたフットレスト部5の移動に関する情報は、次回以降の動作に利用することができる。
[動作パターン2]
図9は、本発明の一実施形態に係る誘導手段9による使用者の自発運動による下肢の動作の誘導に合わせて使用者の自発運動によりフットレスト部5を移動させることを示すフロー図である。
図9に示すとおり、脚支持部5aと足支持部5bのエアセル14の膨脹を開始し、使用者の脚部を保持する(ステップ1)。使用者の脚部の保持が完了すると、誘導手段9(例えば、スピーカ9a)により、フットレスト部5の誘導を開始する(ステップ2)。誘導の開始とともに、報知手段18により使用者の自発運動による下肢の動作に対するアドバイスを実行する(ステップ3)。使用者は、誘導手段9からの誘導内容に合わせて自発運動をすることによりフットレスト部5の前方へ移動(ステップ4−1)と後方への移動(ステップ5−1)を繰り返し行う。または、自発運動によりフットレスト部5の上方へ回動(ステップ4−2)と下方への回動(ステップ5−2)を繰り返し行う。その後、フットレスト部5の動作を終了し、エアセル14を収縮させるとともに、アドバイスを終了する(ステップ6)。
こうすることで、まるでインストラクターからアドバイスを受けているような感じで使用者は下肢の自発運動をすることができるため、効果的な下肢の動作に行うことができる。なお、誘導手段9による誘導は、発光部9bによるもの(光による誘導)であってもよく、表示部82によるもの(画像又は映像や文字による誘導)であってもよい。また、報知手段18によるアドバイスは、表示部82によるもの(画像又は映像や文字による誘導)であってもよい。
[動作パターン3]
図10は、本発明の一実施形態に係る誘導手段9による使用者の自発運動による下肢の動作の誘導に合わせて使用者の自発運動によりフットレスト部5を移動させることを示すフロー図である。
図10に示すとおり、脚支持部5aと足支持部5bのエアセル14の膨脹を開始し、使用者の脚部を保持する(ステップ1)。使用者の脚部の保持が完了すると、誘導手段9(例えば、スピーカ9a)により、フットレスト部5の誘導を開始する(ステップ2)。誘導の開始とともに、使用者は、自発運動によりフットレスト部5の前方への移動(ステップ3−1)と後方への移動(ステップ5−1)とを繰り返し行う。または、フットレスト部5の上方への回動(ステップ3−2)と下方への回動(ステップ5−2)とを繰り返し行う。前方へ移動と後方への移動又は上方への回動と下方への回動とを繰り返し行っている際、使用者にとってフットレスト部5の前方への移動に係る負荷が弱い(容易に前方へ移動させることができる)場合には、負荷付与手段20によって負荷を強くする変更を行う(ステップ4−1又は4−2)。また、使用者にとってフットレスト部5の前方への移動に係る負荷が強い(容易に前方へ移動させることができない)場合には、負荷付与手段20によって負荷を弱くする変更を行う(ステップ4−1又は4−2)。その後、フットレスト部5の動作を終了し、エアセル14を収縮させる(ステップ6)。なお、負荷の強弱については、例えば、圧力センサ23などで判別するようにするとよい。
こうすることで、常に使用者に対して最適な負荷をかけた状態でフットレスト部5を繰り返し前後方向へ移動させることによる使用者の自発運動による下肢の動作を行わせることができる。
[動作パターン4]
図11は、本発明の一実施形態に係る誘導手段9による使用者の自発運動による下肢の動作の誘導に合わせて使用者の自発運動によりフットレスト部5を移動させることを示すフロー図である。
図11に示すとおり、まず、生体情報取得部21によって使用者の生体情報を取得する(ステップ1)。取得した結果、脈拍数が多い場合(1分間に100回)は使用者の体調が悪いと判断し、脈拍数が平均的な値である場合(1分間に60〜80回)は使用者の体調は普段通りであると判断する。取得した使用者の生体情報に基づいて負荷付与手段20の負荷を変更する(ステップ2)。例えば、生体情報として脈拍数を利用する場合、脈拍数が多いと使用者の体調が悪いと判断し、負荷を弱くするように変更する。脈拍数が平均的な値であると使用者の体調は普段通りであると判断し、負荷を強くするように変更する。次に、脚支持部5aと足支持部5bのエアセル14の膨脹を開始し、使用者の脚部を保持する。使用者の脚部の保持が完了すると、誘導手段9(例えば、スピーカ9a)により、フットレスト部5の誘導を開始する(ステップ3)。誘導の開始とともに、使用者は、自発運動によりフットレスト部5の前方への移動(ステップ4−1)と後方への移動(ステップ5−1)とを繰り返し行う。または、フットレスト部5の上方への回動(ステップ4−2)と下方への移動(ステップ5−2)とを繰り返し行う。その後、フットレスト部5の動作を終了し、エアセル14を収縮させる(ステップ6)。
こうすることで、その日の使用者の体調に合わせて負荷を変更することができるため、常に使用者に対して最適な負荷をかけた状態での自発運動による下肢の動作を行わせることができる。
[動作パターン5]
図12は、本発明の一実施形態に係る誘導手段9による使用者の自発運動による下肢の動作の誘導に合わせて使用者の自発運動によりフットレスト部5を移動させることを示すフロー図である。
図12に示すとおり、まず、生体情報取得部21によって使用者の生体情報を取得する(ステップ1)。取得した結果、脈拍数が多い場合(1分間に100回)は使用者の体調が悪いと判断し、脈拍数が平均的な値である場合(1分間に60〜80回)は使用者の体調は普段通りであると判断する。その後、過去に行ったフットレスト部5の移動に関する情報(例えば、フットレスト部5の前後方向への移動回数)の呼び出しを行う(ステップ2)。その後、取得した使用者の生体情報とフットレスト部5の前後方向への移動回数から、その日の使用者の体調に合うように負荷付与手段20の負荷の変更を行う(ステップ3)。次に、脚支持部5aと足支持部5bのエアセル14の膨脹を開始し、使用者の脚部を保持する。使用者の脚部の保持が完了すると、誘導手段9(例えば、スピーカ9a)により、フットレスト部5の誘導を開始する(ステップ4)。誘導の開始とともに、使用者は、自発運動によりフットレスト部5の前方への移動(ステップ5−1)と後方への移動(ステップ6−1)とを繰り返し行う。または、フットレスト部5の上方への回動(ステップ5−2)と下方への移動(6−2)とを繰り返し行う。その後、フットレスト部5の動作を終了し、エアセル14を収縮させる(ステップ7)。
例えば、生体情報として脈拍数を利用し、1月7日にマッサージ機1を使用する場合を説明する。まず、使用者の脈拍数を生体情報取得部21から取得する。取得した脈拍数は、記憶部19に記憶される(1月5日:70回/分、1月6日:68回/分、1月7日:100回/分)。次に、フットレスト部5の前後方向への移動回数を記憶部19から呼び出す(1月5日:29回、1月6日:31回)。取得した脈拍数から、使用者の体調が悪いと判断する。その後、過去のフットレスト部5の前後方向への移動回数と照らし合わせ、使用者が普段通りの移動回数(平均30回)を達成することができるよう、負荷付与手段20の負荷を弱くなるように変更する。
こうすることで、生体情報と記憶されたフットレスト部5の移動に関する情報とに基づき、常に使用者に対して最適な負荷をかけた状態での自発運動による下肢の動作を行わせることができる。
なお、これらの動作パターンに限られるものではなく、適宜組み合わせてもよい。
[他の実施例]
図13は、本発明の他の実施形態に係る構成を示す図である。図13におけるマッサージ機1の構成は、本発明の一実施形態に係る構成と同様のため、説明を省略する。
図13に示すとおり、複数のマッサージ機1がネットワークNで接続されている。複数のマッサージ機1をネットワークNで接続することで、各使用者の間で自発運動による下肢の動作についての情報を共有することができる。そのため、各使用者間での競争意識(例えば、Bさんの場合、Aさんが10秒間に30回行っているのを確認すると、Bさんは10秒間に60回行うことを目標にする、など)を持たせることができ、自発運動による下肢の動作に対するモチベーションを維持させることができる。
本発明は、使用者が自発的に下肢に対する動作を実行することができるように誘導させることができるマッサージ機に適用できる。
1 マッサージ機
3 座部
4 背凭れ部
5 フットレスト部
6 マッサージ部
7 制御部
11 伸長手段

Claims (9)

  1. 使用者が着座するための座部と、前記座部の後部に取り付けられた背凭れ部と、前記座部の前部に取り付けられたフットレスト部と、少なくとも使用者の身体部位を押圧可能なマッサージ部と、から構成されるマッサージ機であって、
    前記マッサージ機は、使用者の自発運動による下肢の動作を誘導するための誘導手段と、少なくとも前記誘導手段を制御する制御部と、を有し、
    前記フットレスト部は、前記フットレスト部を移動させるための伸長手段を有し、
    前記誘導手段による使用者の自発運動による下肢の動作の誘導に合わせて前記伸長手段で前記フットレスト部を移動させることを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記伸長手段は、
    前記フットレスト部を前記座部に対して前後方向に移動させるための移動手段と、
    前記フットレスト部を前記座部に対して上下方向に回動させるための回動手段と、のうち少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記マッサージ機は、前記伸長手段による前記フットレスト部の移動に関する情報を記憶する記憶部を更に有することを特徴する請求項1又は2に記載のマッサージ機。
  4. 前記記憶部は、前記情報を継時的にデータとして記憶することを特徴とする請求項3に記載のマッサージ機。
  5. 前記情報の報知を行う報知手段を更に備えることを特徴とする請求項3又は4に記載のマッサージ機。
  6. 前記報知手段は、使用者の自発運動による下肢の動作に対してアドバイスを行うことを特徴とする請求項5に記載のマッサージ機。
  7. 前記伸長手段による前記フットレスト部の移動に対して、負荷を変更可能に構成された負荷付与手段を更に有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマッサージ機。
  8. 使用者の生体情報を取得する生体情報取得部を更に有し、前記負荷付与手段は、前記生体情報取得部から取得した使用者の生体情報に基づいて負荷を変更することを特徴とする請求項7に記載のマッサージ機。
  9. 前記誘導手段は、音、音声、光、画像、映像のうちの少なくとも1つを出力することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のマッサージ機。
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