JP2018056348A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体装置は、窒化物半導体層と、窒化物半導体層に接して形成され、窒化物半導体層に向かうにつれて平均窒素濃度が高くなる濃度傾斜部を有する酸化絶縁膜と、酸化絶縁膜を挟んで窒化物半導体層とは反対側において、酸化絶縁膜に接するゲート電極と、を備える。
【選択図】図2
Description
A1.装置構成:
図1は、本発明の一実施形態としての半導体装置100の構成を模式的に示す断面図である。図1には、相互に直交するX軸、Y軸およびZ軸が表されている。以降において、+Z方向を上方、−Z方向を下方と呼ぶ。なお、上方および下方とは、便宜上そのように呼ぶに過ぎず、半導体装置100が使用される際の半導体装置100の向きを限定するものではない。図1のX軸、Y軸およびZ軸は、他の図のX軸、Y軸およびZ軸に対応する。
図3は、半導体装置100の製造方法を示す工程図である。まず、製造者は、基板110の上に第1のn型半導体層112を形成する(工程P5)。本実施形態では、第1のn型半導体層112は、有機金属気相成長法(MOCVD:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)によって形成される。具体的には、例えば、用意した基板110をチャンバー内に配置し、Ga原子の原料ガスであるトリメチルガリウム(TMGa:Tri-Methyl-Gallium)と、窒素原子の原料ガスであるアンモニア(NH3)と、ドーパント用ガスであるシラン(SiH4)とを混合したガスをチャンバー内に供給する。このとき、キャリアガスとして、水素と窒素の混合ガスを用いる。
B1.装置構成:
図6は、第2実施形態における半導体装置の一部の領域を拡大して示す断面図である。図6に示す領域Ar2は、第1実施形態における領域Ar1とほぼ同じ位置の領域、即ち、トレンチ150の底部近傍の酸化絶縁膜を中心とした領域を示す。
図7は、第2実施形態における酸化絶縁膜の形成工程(工程P25)の詳細手順を示す工程図である。第2実施形態における半導体装置の製造方法は、酸化絶縁膜の形成工程(工程P25)の詳細手順において、第1実施形態における半導体装置の製造方法と異なる。第2実施形態における半導体装置の製造方法のその他の手順は、第1実施形態における半導体装置の製造方法と同じである。
図12は、第3実施形態における半導体装置の一部の領域を拡大して示す断面図である。図12に示す領域Ar3は、第1実施形態における領域Ar1とほぼ同じ位置の領域、即ち、トレンチ150の底部近傍の酸化絶縁膜を中心とした領域を示す。
D1.変形例1:
各実施形態において、半導体装置100は、トレンチゲート構造を有する縦型トランジスタであったが、プレーナ型の縦型トランジスタであってもよい。このような構成であっても、ゲート絶縁膜を、酸化絶縁膜130,130a,130bと同様な構成とすることで、各実施形態の半導体装置と同様な効果を奏する。
第1実施形態の工程P110および第3実施形態の工程P310において、部分層の表面側から照射されるものは、窒素プラズマであったが、窒素プラズマに代えて、窒素ラジカルであってもよい。具体的には、例えば、部分層が形成された基板を、ラジカル発生装置のチャンバー内に配置する。このチャンバー内には、互いに離間した2つの電極が配置されており、かかる電極には、高周波電源(RF電源)が接続されている。そして、チャンバーにアンモニア(NH3)ガスや窒素(N2)ガスを導入して、RF放電させることにより窒素原子を励起させて窒素ラジカルを生成して、部分層に照射させてもよい。
第2実施形態の第1副絶縁膜131a〜第3副絶縁膜133a、および第3実施形態の第2副絶縁膜132b〜第4副絶縁膜134bは、いずれも、第1のn型半導体層112または第1副絶縁膜131bに向かうにつれて平均窒素濃度が段階的に高くなっていたが、本発明はこれに限定されない。これらの複数の副絶縁層において、第1のn型半導体層112または第1副絶縁膜131bに向かうにつれて平均窒素濃度が連続的に高くなってもよい。この場合、例えば、ECRプラズマ発生装置のチャンバーに供給される窒素(N2)ガスの流量を連続的に減少させながら酸窒化ケイ素(SiON)から主に成る層を形成することにより、複数の副絶縁層において、第1のn型半導体層112または第1副絶縁膜131bに向かうにつれて平均窒素濃度を連続的に高くすることができる。
第1実施形態において、第1絶縁膜131は、二酸化ケイ素(SiO2)から主に成る膜であったが、二酸化ケイ素(SiO2)に代えて、酸化ジルコニウム(ZrO2)や、酸化アルミニウム(Al2O3)から主に成る膜であってもよい。かかる構成を有する半導体装置は、第1実施形態の半導体装置100と同様な効果を有する。
第1実施形態において、第2絶縁膜132は、酸窒化ケイ素(SiON)から主に成る膜であったが、酸窒化ケイ素(SiON)に代えて、二酸化ケイ素(SiO2)から主に成る膜であってもよい。かかる構成を有する半導体装置は、第1実施形態の半導体装置100と同様な効果を有する。
各実施形態の半導体装置100を構成する各層のうち、GaNから主に成る半導体層は、GaNに代えて、窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)、窒化鉛ガリウム(ZnGaN)、窒化アルミニウム鉛ガリウム(AlZnGaN)から主と成る構成としてもよい。すなわち、一般には、これらの層を、GaNを含む層として構成してもよい。
各実施形態において、ドナーとしてケイ素(Si)が用いられ、アクセプタとしてマグネシウム(Mg)が用いられていたが、本発明はこれに限定されない。ドナーとして、ゲルマニウム(Ge)や酸素(O)などを用いてもよい。また、アクセプタとして、亜鉛(Zn)や炭素(C)などを用いてもよい。
110…基板
112…第1のn型半導体層
113…界面
114…p型半導体層
116…第2のn型半導体層
122…ゲート電極
124…ソース電極
126…ドレイン電極
130,130a,130b…酸化絶縁膜
131…第1絶縁膜
131a…第1副絶縁膜
131b…第1副絶縁膜
132…第2絶縁膜
132a…第2副絶縁膜
132b…第2副絶縁膜
133a…第3副絶縁膜
133b…第3副絶縁膜
134b…第4副絶縁膜
150…トレンチ
Ar1,Ar2,Ar3…領域
Ec…伝導帯
Ef…フェルミレベル
Ev…価電子帯
Claims (5)
- 半導体装置であって、
窒化物半導体層と、
前記窒化物半導体層に接して形成され、前記窒化物半導体層に向かうにつれて平均窒素濃度が高くなる濃度傾斜部を有する酸化絶縁膜と、
前記酸化絶縁膜を挟んで前記窒化物半導体層とは反対側において、前記酸化絶縁膜に接するゲート電極と、
を備える、半導体装置。 - 請求項1に記載の半導体装置において、
前記酸化絶縁膜は、
前記窒化物半導体層に接して配置され、窒素を含有し、二酸化ケイ素(SiO2)から主に成る第1絶縁膜と、
前記第1絶縁膜を挟んで前記窒化物半導体層とは反対側において前記第1絶縁膜に接し、酸窒化ケイ素(SiON)から主に成る第2絶縁膜と、
を有し、
前記濃度傾斜部は、前記第1絶縁膜を含む、半導体装置。 - 請求項1に記載の半導体装置において、
前記酸化絶縁膜は、酸窒化ケイ素(SiON)から主に成る複数の副絶縁膜を有し、
前記濃度傾斜部は、前記複数の副絶縁膜を含み、
前記複数の副絶縁膜において、前記窒化物半導体層に近い膜ほど、平均窒素濃度が高い、半導体装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の半導体装置において、
前記窒化物半導体層は、窒化ガリウム(GaN)を含む、半導体装置。 - 窒化物半導体層と、前記窒化物半導体層に接して形成され、前記窒化物半導体層に向かうにつれて平均窒素濃度が高くなる濃度傾斜部を有する酸化絶縁膜と、前記酸化絶縁膜を挟んで前記窒化物半導体層とは反対側において前記酸化絶縁膜に接するゲート電極と、を有する半導体装置の製造方法であって、
(a)酸化物または酸窒化物から主に成り前記酸化絶縁膜の一部を構成する部分層を、前記窒化物半導体層の表面上に形成する工程と、
(b)前記部分層の表面側から、窒素プラズマまたは窒素ラジカルを照射することにより、前記濃度傾斜部を形成する工程と、
を備える、半導体装置の製造方法。
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