JP7141056B2 - 窒化ガリウム系半導体装置および窒化ガリウム系半導体装置の製造方法 - Google Patents

窒化ガリウム系半導体装置および窒化ガリウム系半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7141056B2
JP7141056B2 JP2018162064A JP2018162064A JP7141056B2 JP 7141056 B2 JP7141056 B2 JP 7141056B2 JP 2018162064 A JP2018162064 A JP 2018162064A JP 2018162064 A JP2018162064 A JP 2018162064A JP 7141056 B2 JP7141056 B2 JP 7141056B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nitrogen
oxide film
region
silicon oxide
concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018162064A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020035931A (ja
Inventor
勝典 上野
秀昭 松山
雅晴 江戸
平司 渡部
高寛 山田
卓治 細井
幹人 野▲崎▼
考功 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Osaka University NUC
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Osaka University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd, Osaka University NUC filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2018162064A priority Critical patent/JP7141056B2/ja
Publication of JP2020035931A publication Critical patent/JP2020035931A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7141056B2 publication Critical patent/JP7141056B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

特許法第30条第2項適用 平成30年3月5日に、山田高寛、寺島大貴、渡邉健太、野▲崎▼幹人、山田永、高橋言諸、清水三聡、吉越章隆、細井卓治、志村考功および渡部平司が、第65回「応用物理学会 春季学術講演会」予稿集、第12-284頁にて、上野勝典、松山秀昭、江戸雅晴、渡部平司、山田高寛、細井卓治、野▲崎▼幹人および志村考功が発明した、SiO▲2▼/GaN MOSデバイスの信頼性向上に向けた界面酸化層の制御について公開した。平成30年3月18日に、山田高寛が、第65回「応用物理学会 春季学術講演会」、早稲田大学 西早稲田キャンパスにて、上野勝典、松山秀昭、江戸雅晴、渡部平司、山田高寛、細井卓治、野▲崎▼幹人および志村考功が発明した、SiO▲2▼/GaN MOSデバイスの信頼性向上に向けた界面酸化層の制御について公開した。
本発明は、窒化ガリウム系半導体装置および窒化ガリウム系半導体装置の製造方法に関する。
窒化ガリウム系の半導体基板にMOS構造を形成した半導体装置が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
特許文献1 特開2018-56348号公報
特許文献2 特開2016-197736号公報
半導体装置は、閾値電圧の制御性が高いことが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、窒化ガリウム系半導体装置を提供する。半導体装置は、窒化ガリウム系の半導体基板を備えてよい。半導体装置は、半導体基板の上面に接して設けられたシリコン酸化膜を備えてよい。半導体装置は、シリコン酸化膜上に設けられた電極部を備えてよい。シリコン酸化膜は、半導体基板の上面に接する部分に、窒素の濃度が1.0×1019/cm以上、1.0×1020/cm以下である高濃度窒素領域を有してよい。高濃度窒素領域の、半導体基板の上面と直交する深さ方向における厚みは1nm以上であってよい。シリコン酸化膜のうち、高濃度窒素領域と電極部との間の領域におけるガリウムの濃度が、1.0×1019/cm以下であってよい。
高濃度窒素領域の厚みが3nm以上であってよい。
高濃度窒素領域の厚みが5nm以下であってよい。
高濃度窒素領域は、深さ方向において窒素の濃度が一定の部分を含んでよい。
シリコン酸化膜において、高濃度窒素領域と電極部との間の領域の深さ方向における厚みは、高濃度窒素領域の厚みの3倍以上であってよい。
本発明の第2の態様においては、窒化ガリウム系半導体装置の製造方法を提供する。製造方法は、窒化ガリウム系の半導体基板の上面にシリコン酸化膜を形成する酸化膜形成段階を備えてよい。製造方法は、シリコン酸化膜上に電極部を形成する電極部形成段階を備えてよい。酸化膜形成段階は、酸素を含む酸素原料ガス、シリコンを含むシリコン原料ガス、および、窒素を含む窒素原料ガスを成膜チャンバに導入して、窒素の濃度が1.0×1019/cm以上、1.0×1020/cm以下である高濃度窒素領域を、半導体基板の上面と直交する深さ方向に1nm以上形成する第1段階を有してよい。酸化膜形成段階は、酸素原料ガスおよびシリコン原料ガスを成膜チャンバに導入して、ガリウムの濃度が、1.0×1019/cm以下であるシリコン酸化膜を形成する第2段階を有してよい。
第1段階における成膜レートが、第2段階における成膜レートの70%以下であってよい。
第1段階におけるシリコン原料ガスに対する酸素原料ガスの流量比が、第2段階におけるシリコン原料ガスに対する酸素原料ガスの流量比よりも小さくてよい。
第1段階におけるシリコン原料ガスに対する酸素原料ガスの流量比が、第2段階におけるシリコン原料ガスに対する酸素原料ガスの流量比の1/10以下であってよい。
第1段階における成膜チャンバ内の圧力と、第2段階における成膜チャンバ内の圧力とが等しくてよい。
酸化膜形成段階の後に、半導体基板を700℃以上、1000℃以下の温度で、且つ、1時間以下の時間で熱処理する熱処理段階を備えてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明の一つの実施形態における半導体装置100の断面図である。 シリコン酸化膜30およびn-型GaN層16における、深さ方向の窒素濃度分布の一例を示す図である。 シリコン酸化膜30およびn-型GaN層16における、深さ方向のガリウム濃度分布の一例を示す図である。 シリコン酸化膜30およびn-型GaN層16における、深さ方向の窒素濃度分布の他の例を示す図である。 シリコン酸化膜30およびn-型GaN層16における、深さ方向のガリウム濃度分布の他の例を示す図である。 半導体装置100の製造工程の一部を示す図である。 図2等において説明した比較例に係る半導体装置のゲート電圧-ドレイン電流特性を示す図である。 シリコン酸化膜30を成膜した直後の半導体装置100のゲート電圧-ドレイン電流特性を示す図である。 シリコン酸化膜30を成膜し、熱処理を行った後の半導体装置100のゲート電圧-ドレイン電流特性を示す図である。 シリコン酸化膜30の絶縁破壊電界のワイブル分布の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一つの実施形態における半導体装置100の断面図である。本例の半導体装置100は、半導体基板の上面と下面との間で電流が流れる縦型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であるが、半導体装置100は、半導体基板の上面と平行な方向に電流が流れる横型のMOSFETであってもよい。また本例の半導体装置100は、ゲート酸化膜およびゲート電極が半導体基板の上方に配置されるプレーナー型のゲート構造を有するが、半導体装置100は、半導体基板の上面に形成されたトレンチ内にゲート酸化膜およびゲート電極が埋め込まれるトレンチ型のゲート構造を有してもよい。
本例の半導体装置100は、窒化ガリウム系の半導体基板10と、シリコン酸化膜30と、ゲート電極24とを備える。半導体基板10には、ベースとなる基板上にエピタキシャル成長等で形成された半導体層が含まれていてよい。本明細書では、半導体基板10の主面のうち、シリコン酸化膜30およびゲート電極24が形成された面を上面95、上面95と逆側の面と下面92と称する。
半導体基板10の上面95および下面92と平行な面をX‐Y平面とする。また、上面95および下面92と垂直な軸をZ軸とする。本明細書では、Z軸方向を深さ方向と称する場合がある。図1は、半導体装置100をX‐Z平面で切断した断面である。本例において、X軸、Y軸およびZ軸は互いに垂直な軸である。
本明細書においては、Z軸方向の正方向を「上」と称し、Z軸方向の負方向を「下」と称する場合がある。ただし、「上」および「下」は、必ずしも地面に対する鉛直方向を意味しない。つまり、「上」および「下」の方向は、重力方向に限定されない。「上」および「下」は、基板、層、領域および膜等における相対的な位置関係を特定する便宜的な表現に過ぎない。
図1に示す構造は、半導体装置100の単位構造であってよい。当該単位構造は、Y軸方向に延在し、かつ、X軸方向に繰り返し設けられてよい。複数の単位構造は、X‐Y平面視において略矩形形状を構成するよう配置されてよい。複数の単位構造が設けられた領域を活性領域と称する場合もある。活性領域の周囲には、活性領域における電界集中を防ぐ機能を有するエッジ終端構造が設けられてよい。エッジ終端構造は、ガードリング構造、フィールドプレート構造およびJTE(Junction Termination Extension)構造の一以上を含んでよい。
本例において、半導体基板10を構成する基板および層の各々はGaN半導体である。ただし、基板および層の各々は、アルミニウム(Al)元素およびインジウム(In)元素の一以上の元素をさらに含んでもよい。つまり、半導体基板10を構成する基板および層の各々は、Al元素およびIn元素を微量に含んだ混晶半導体、即ちAlInGa1-x-yN(0≦x<1、0≦y<1)であってもよい。ただし、本例において、半導体基板10を構成する基板および層の各々は、AlInGa1-x-yNにおいてx=y=0としたGaN半導体である。
本例の半導体基板10は、n+型GaN層18、n-型GaN層16、p-型GaN領域14およびn+型GaN領域12を有する。なお、各層および領域の導電型は、逆の導電型であってもよい。導電型におけるnまたはpは、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。nまたはpの横に記載した+または-について、+はそれが記載されていないものよりもキャリア濃度が高く、-はそれが記載されていないものよりもキャリア濃度が低いことを意味する。
GaN半導体に対するp型不純物は、Mg(マグネシウム)、Ca(カルシウム)、Be(ベリリウム)およびZn(亜鉛)の一種類以上の元素であってよい。本例においては、p型不純物としてMg元素を用いる。また、GaN半導体に対するn型不純物は、Si(シリコン)、Ge(ゲルマニウム)、およびO(酸素)の一種類以上の元素であってよい。本例においては、n型不純物としてSi元素を用いる。
n+型GaN層18は、いわゆるc面GaN基板であってよい。n+型GaN層18は、Z軸方向と平行であってよい。また、n+型GaN層18は、貫通転位密度が1E+7cm-2未満の低転位自立基板であってよい。なお、Eは10の冪を意味し、例えば1E+7は10を意味する。本例では、n+型GaN層18の下面を半導体基板10の下面92と称する。
n-型GaN層16は、n+型GaN層18上にエピタキシャル成長により形成されてよい。n-型GaN層16は、n+型GaN層18よりもドーピング濃度が低い。一例としてn+型GaN層18は、n型不純物として2E+16cm-3のSi元素を含む。本例では、n-型GaN層16の上面を半導体基板10の上面95と称する。
p-型GaN領域14は、n-型GaN層16の上面95に露出するp型領域である。本例のp-型GaN領域14は、p型不純物として1E+17cm-3のMgを含む。半導体基板10の上面95側からMgイオンを注入することで、p-型GaN領域14を形成してよい。図1に示すように、p-型GaN領域14は、n-型GaN層16の上面95に部分的に設けられている。n-型GaN層16の上面95において、p-型GaN領域14が形成されない領域にはn-型GaN層16が露出していてよい。
n+型GaN領域12は、p-型GaN領域14の内部に形成され、且つ、半導体基板10の上面95に露出している。半導体基板10の上面95において、n+型GaN領域12とn-型GaN層16との間には、p-型GaN領域14が配置されている。n+型GaN領域12は、p-型GaN領域14よりも浅い所定の深さ位置まで設けられてよい。
本例の半導体装置100は、半導体基板10の上面95または下面92に、ゲート電極24、ソース電極22、ドレイン電極26およびシリコン酸化膜30を備える。ゲート電極24は、シリコン酸化膜30上に配置された電極部の一例である。本例のシリコン酸化膜30は、ゲート絶縁膜として機能する。ゲート電極24、シリコン酸化膜30およびp-型GaN領域14は、MOS(Metal Oxide Semiconductor)構造を構成している。
シリコン酸化膜30の少なくとも一部は、半導体基板10の上面95と接して設けられている。シリコン酸化膜30は、少なくとも、半導体基板10の上面95においてn+型GaN領域12とn-型GaN層16との間に配置されたp-型GaN領域14を覆っている。本例のシリコン酸化膜30は、n+型GaN領域12およびn-型GaN層16の少なくとも一部を更に覆っている。
シリコン酸化膜30を形成する前に、自然酸化層を除去するべく、半導体基板10の上面95を希フッ酸等でエッチングしてよい。本例のシリコン酸化膜30は、二酸化シリコン膜である。
シリコン酸化膜30の上には、ゲート電極24が配置されている。ゲート電極24は、少なくとも、n+型GaN領域12とn-型GaN層16との間に配置されたp-型GaN領域14と重なって配置されている。ゲート電極24に所定のゲート電圧が印加されることで、p-型GaN領域14の表層部分における導電型が反転してチャネルが形成される。ゲート電極24は、アルミニウム等の金属で形成されていてよく、不純物が添加されたポリシリコン等の導電性材料で形成されていてもよい。
ソース電極22は、半導体基板10の上面95において、n+型GaN領域12とオーミック接触して設けられている。ドレイン電極26は、半導体基板10の下面92において、n+型GaN層18とオーミック接触して設けられている。ソース電極22およびドレイン電極26は、アルミニウム等の金属で形成されていてよい。
シリコン酸化膜30は、高濃度窒素領域(または窒素リッチ領域)32と、上部領域34とを有する。高濃度窒素領域32は、シリコン酸化膜30のうち、半導体基板10の上面95と接する部分に設けられている。高濃度窒素領域32は、シリコン酸化膜30のうち、窒素の濃度が1.0×1019/cm以上、1.0×1020/cm以下である領域である。高濃度窒素領域32は、シリコン酸化膜30のうち、窒素の濃度が3.0×1019/cm以上、1.0×1020/cm以下である領域であってよく、5.0×1019/cm以上、1.0×1020/cm以下である領域であってもよい。高濃度窒素領域32における窒素は、シリコンと結合して窒化シリコンとして存在してよい。
上部領域34は、シリコン酸化膜30のうち、高濃度窒素領域32と、ゲート電極24との間の領域である。つまり上部領域34は、シリコン酸化膜30のうち、高濃度窒素領域32よりも上側の領域である。上部領域34における窒素濃度は、高濃度窒素領域32における窒素濃度よりも低い。
高濃度窒素領域32は、深さ方向における厚みが1nm以上であってよい。半導体基板10の上面95に接して、1nm以上の厚みの高濃度窒素領域32を設けることで、半導体基板10のガリウムが、高濃度窒素領域32よりも上側に拡散することを抑制できる。このため、上部領域34にガリウムが拡散することを抑制できる。本例では、上部領域34におけるガリウム濃度は1.0×1019/cm以下である。また、高濃度窒素領域32を設けることで、シリコン酸化膜30を形成する工程において半導体基板10から窒素が抜けてしまうことを抑制できる。高濃度窒素領域32の厚みは2nm以上であってよく、3nm以上であってよい。
このような構造により、後述するように、半導体装置100の特性におけるヒステリシスを低減できた。また、高濃度窒素領域32を設けることで、半導体装置100の閾値電圧の制御性が向上した。このことは、例えば下記のように推測される。高濃度窒素領域32を設けることで、半導体基板10のガリウムおよび窒素が、シリコン酸化膜30側に抜けることを抑制できる。このため、シリコン酸化膜30との界面における半導体基板10の結晶性を維持して、当該界面に電子がトラップされることを抑制できる。このため、半導体装置100のゲート電圧-ドレイン電流特性におけるヒステリシスが低減され、また、閾値電圧の制御性が向上した。
また、高濃度窒素領域32を設けることで、半導体基板10からガリウムおよび窒素が抜けることを抑制できるので、シリコン酸化膜30の形成後に高温の熱処理を行うことが可能になる。このため、シリコン酸化膜30の絶縁性能が向上し、半導体装置100の長期信頼性が向上する。また、半導体装置100の製造工程において、シリコン酸化膜30を形成した後の熱処理の自由度が向上する。高温の熱処理が可能になるので、例えばゲート電極24としてポリシリコンを用いることができ、また、ソース電極22およびドレイン電極26と半導体基板10とをオーミック接触させることが容易になる。
高濃度窒素領域32の厚みは、上部領域34の厚みより小さくてよい。シリコン酸化膜30における上部領域34の割合を大きくすることで、シリコン酸化膜30の絶縁破壊電界を大きくすることができる。上部領域34の厚みは、高濃度窒素領域32の厚みの3倍以上であってよく、5倍以上であってもよい。上部領域34の厚みは、高濃度窒素領域32の厚みの20倍以下であってよい。高濃度窒素領域32の厚みは5nm以下であってよく、3nm以下であってもよい。
図2は、シリコン酸化膜30およびn-型GaN層16における、深さ方向の窒素濃度分布の一例を示す図である。図2では、半導体基板10の上面95に形成したシリコン酸化膜30のうち、窒素濃度が1.0×1020/cmより大きい領域を、半導体基板10(図2ではn-型GaN層16)に含めている。図2における横軸は、上部領域34の上端(つまり、ゲート電極24と上部領域34との境界)からの深さを示している。図2においては、高濃度窒素領域32を有する半導体装置100の窒素濃度分布を実線で示しており、高濃度窒素領域32を有さない比較例の窒素濃度分布を破線で示している。比較例に係る半導体装置は、図1に示した半導体装置100の構成において、高濃度窒素領域32に代えて、上部領域34と同様のシリコン酸化膜を設けた装置である。
半導体装置100においては、シリコン酸化膜30において半導体基板10の上面95と接する部分に高濃度窒素領域32を備える。シリコン酸化膜30において半導体基板10の上面95と接する部分とは、シリコン酸化膜30の深さ方向における下側半分の領域を指してよく、下側1/4の領域を指してよく、シリコン酸化膜30において半導体基板10の上面95からの高さが10nm以内の領域を指してよく、5nm以内の領域を指してもよい。
高濃度窒素領域32は、窒素を含む原料ガスを流しながら、シリコン酸化膜30を成膜することで形成できる。高濃度窒素領域32は、深さ方向において窒素濃度が一定となる一定領域36を有してよい。ただし、一定領域36における窒素濃度は、厳密に一定でなくてもよい。一定領域36は、窒素濃度の変動が2倍以内である領域が、深さ方向に1nm以上連続している領域であってよく、2nm以上連続している領域であってもよい。一定領域36を設けることで、ある程度の厚みを有する高濃度窒素領域32を容易に形成できる。
これに対して、比較例においては高濃度窒素領域32を有さない。この場合でも、半導体基板に含まれる窒素がシリコン酸化膜中に拡散し得る。しかし、シリコン酸化膜中における窒素濃度は、上方(深さが小さくなる方向)に向かうにつれて急峻に小さくなり、シリコン酸化膜中に不可避的に含まれる窒素濃度または測定装置の検出限界の窒素濃度になる。このため、比較例の半導体装置は、窒素濃度が1.0×1019/cm以上、1.0×1020/cm以下である領域の厚みが1nmより小さい。このため、比較例では半導体基板10に含まれるガリウムの、シリコン酸化膜30への拡散を十分に抑制できない。
図3は、シリコン酸化膜30およびn-型GaN層16における、深さ方向のガリウム濃度分布の一例を示す図である。図3においては、図2と同様の比較例におけるガリウム濃度分布を破線で示し、半導体装置100におけるガリウム濃度分布を実線で示している。
比較例においては高濃度窒素領域32を有さないので、半導体基板10からシリコン酸化膜30へのガリウム拡散を十分に抑制できていない。例えば比較例のシリコン酸化膜30におけるガリウム濃度は、全体的に1.0×1019/cmより大きい。
これに対して半導体装置100は、高濃度窒素領域32により、ガリウムの拡散が抑制される。例えば半導体装置100の上部領域34におけるガリウム濃度は、全体的に1.0×1019/cm以下である。上部領域34におけるガリウム濃度は、5.0×1018/cm以下であってもよい。
図4は、シリコン酸化膜30およびn-型GaN層16における、深さ方向の窒素濃度分布の他の例を示す図である。本例における窒素濃度は、SIMS法(二次イオン質量分析法)により窒化シリコン濃度として測定した。図4においては、半導体装置100における窒素濃度を丸印で示し、比較例における窒素濃度をバツ印で示している。
なお窒化シリコン濃度を測定しているので、半導体基板10において深さが増大すると、窒素濃度が減少して見えている。また、図4に示す高濃度窒素領域32は、一定領域36を有していないが、窒素濃度が1.0×1019/cm以上、1.0×1020/cm以下である領域が3nm以上、深さ方向に連続して存在している。これに対して比較例においては、半導体基板10の上面と接する部分において、窒素濃度が1.0×1019/cm以上、1.0×1020/cm以下となる領域の厚みが1nmより小さい。
図5は、シリコン酸化膜30およびn-型GaN層16における、深さ方向のガリウム濃度分布の他の例を示す図である。本例におけるガリウム濃度は、SIMS法により測定した。図3に示した分布と同様に、比較例のシリコン酸化膜30におけるガリウム濃度は、全体的に1.0×1019/cmより大きい。これに対して半導体装置100の上部領域34におけるガリウム濃度は、全体的に1.0×1019/cm以下であった。
なお図5における半導体装置100は、シリコン酸化膜30を成膜して熱処理をした後のガリウム濃度分布を示している。これに対し、シリコン酸化膜30を成膜した直後の半導体装置100のガリウム濃度分布も、図5における半導体装置100と同程度の濃度であった。つまり、高濃度窒素領域32を設けることで、ガリウムの拡散を抑制できていることが確認できた。
また、図5における比較例は、シリコン酸化膜30を成膜して熱処理をした後のガリウム濃度分布を示している。これに対し、シリコン酸化膜30を成膜した直後の比較例のガリウム濃度は、図5における半導体装置100と同程度の濃度と同様であった。つまり、比較例においては、ガリウムの拡散を十分に抑制できていないことが確認できた。
図6は、半導体装置100の製造工程の一部を示す図である。図6においては、シリコン酸化膜30およびゲート電極24を形成する工程を示している。本例の製造工程においては、シリコン酸化膜30を形成する前に、半導体基板10における各層および各領域を形成してよい。
シリコン酸化膜30を形成する工程は、第1段階S1002および第2段階S1004を有する。第1段階S1002では高濃度窒素領域32を含むシリコン酸化膜を形成し、第2段階S1004では上部領域34を含むシリコン酸化膜を形成する。
シリコン酸化膜30を形成する前に、半導体基板10を5%HCl溶液で洗浄した。その後、シリコン原料ガスとしてTEOS(オルトケイ酸テトラエチル)ガスを用いて、PECVD法によりシリコン酸化膜30を20nm成膜した。
第2段階S1004では、酸素を含む酸素原料ガスおよびシリコンを含むTEOSガスを成膜チャンバ内に導入する。本例の酸素原料ガスは純酸素ガスである。TEOSガスと酸素ガスとの流量(sccm)比は、TEOS/O=0.5/250とした。また、RF電力を30Wとし、成膜チャンバ内の成膜圧力を79Paとし、基板温度を370℃とした。
これに対して、第1段階S1002では、酸素を含む酸素原料ガス、シリコンを含むシリコン原料ガス、および、窒素を含む窒素原料ガスを成膜チャンバに導入する。本例の窒素原料ガスは純窒素ガスである。酸素ガスの流量を減らし、TEOSガスと酸素ガスとの流量比は、TEOS/O=0.5/10とした。一方で、窒素原料ガスを導入することで、成膜チャンバ内の成膜圧力を、第2段階S1004と同一の圧力(本例では79Pa)とした。また、RF電力は、第2段階S1004より小さい20Wとし、基板温度は第2段階S1004と同一の370℃とした。なお本明細書において「同一」または「等しい」と称した場合、5%以内の誤差を許容してよく、2%以内の誤差を許容してよく、1%以内の誤差を許容してもよい。
第1段階S1002では、5nmのシリコン酸化膜30を成膜し、第2段階S1004では、15nmのシリコン酸化膜30を成膜した。第1段階S1002により成膜したシリコン酸化膜30の少なくとも一部が、高濃度窒素領域32として機能する。つまり、第1段階S1002により成膜したシリコン酸化膜30には、窒素の濃度が1.0×1019/cm以上、1.0×1020/cm以下である領域が、深さ方向に1nm以上含まれている。また、第2段階S1004により成膜したシリコン酸化膜30に含まれるガリウム濃度は、1.0×1019/cm以下である。
第1段階S1002では、シリコン酸化膜30を少なくとも1nm以上成膜する。第1段階S1002では、シリコン酸化膜30を3nm以上成膜してよく、5nm以上成膜してもよい。また、第1段階S1002におけるTEOSガスに対する酸素ガスの流量比(本例ではO/TEOS=20)は、第2段階S1004におけるTEOSガスに対する酸素ガスの流量比(本例ではO/TEOS=500)よりも小さい。第1段階S1002における当該流量比O/TEOSは、第2段階S1004における当該流量比O/TEOSの1/10以下であってよく、1/20以下であってもよい。
このように原料ガスの流量比を調整することで、第1段階S1002および第2段階S1004における成膜チャンバ内の圧力を等しくできる。このため、第1段階S1002および第2段階S1004においてプラズマの放電を同様にできる。
なお、第1段階S1002におけるシリコン酸化膜30の成膜レートは、第2段階S1004におけるシリコン酸化膜30の成膜レートの70%以下であってよい。第1段階S1002におけるシリコン酸化膜30の成膜レートを小さくすることで、窒素含有量の多い高濃度窒素領域32を容易に形成できる。
第1段階S1002は、酸素流量によって成膜レートが実質的に変化する条件で成膜することが好ましい。例えば酸素流量が十分多い条件では、酸素が十分多く存在するので酸素流量を変動させても成膜レートは変化しない。一方で、酸素流量が比較的に少ない条件では、酸素流量を変動させると成膜レートも変動する。第1段階S1002は、TEOSガスに対する酸素ガスの流量比O/TEOSが40以下であってよく、20以下であってもよい。
また、シリコン酸化膜30を成膜した後に、熱処理段階S1006を行ってもよい。熱処理段階S1006においては、半導体基板10を700℃以上、1000℃以下の温度で、且つ、1時間以下の時間で熱処理する。これにより、シリコン酸化膜30の膜質を向上させることができ、半導体装置100の信頼性を向上させることができる。半導体装置100によれば、高濃度窒素領域32によりガリウムの拡散を抑制できるので、高温、長時間の熱処理を行うことができる。熱処理段階S1006の基板温度は800℃以上であってもよい。また、熱処理段階S1006において半導体基板10を当該温度に維持する時間は、1分以上であってよく、30分以上であってもよい。熱処理段階S1006は、酸素雰囲気で行ってよい。
また、電極部形成段階S1008で、シリコン酸化膜30上にゲート電極24を形成する。ゲート電極24は、アルミニウム等の金属材料で形成してよく、ポリシリコン等で形成してもよい。
図7は、図2等において説明した比較例に係る半導体装置のゲート電圧-ドレイン電流特性を示す図である。本例では、閾値電圧Vthが8V程度となるように、各層および各領域のキャリア濃度、膜厚等を設計している。本例では、ゲート電圧を-10Vから30Vに上昇させた後に、30Vから-10Vに下降させた。また、ゲート電圧を上昇させているときにドレイン電流Idが最大値の半分となるときのゲート電圧Vgと、ゲート電圧を下降させているときにドレイン電流Idが最大値の半分となるときのゲート電圧Vgとの差分を、ヒステリシスの大きさとする。図7に示すように、比較例においては、閾値電圧Vthが3.5V、ヒステリシスが1.2Vであった。
図8は、シリコン酸化膜30を成膜した直後の半導体装置100のゲート電圧-ドレイン電流特性を示す図である。本例では、閾値電圧Vthが7.1Vであり、ヒステリシスが1Vであった。図7の例に比べて閾値電圧Vthが設計値に近くなり、また、ヒステリシスが小さくなっている。高濃度窒素領域32を設けることで、シリコン酸化膜30の成膜中に、半導体基板10のガリウムがシリコン酸化膜30側に拡散することを抑制できたためと推測される。
図9は、シリコン酸化膜30を成膜し、熱処理を行った後の半導体装置100のゲート電圧-ドレイン電流特性を示す図である。熱処理は800℃、30分の酸素雰囲気で行った。本例では、閾値電圧Vthが6.8Vであり、ヒステリシスが0.24Vであった。図8の例に比べて閾値電圧Vthが若干小さくなっているものの、ヒステリシスは大幅に低減した。熱処理により、シリコン酸化膜30の膜質が向上したと推測される。
図10は、シリコン酸化膜30の絶縁破壊電界のワイブル分布の一例を示す図である。図10においては、高濃度窒素領域32を有する半導体装置100について、シリコン酸化膜30を成膜した直後におけるサンプルを黒丸印でプロットし、シリコン酸化膜30を成膜して熱処理を行ったサンプルを白丸印でプロットしている。また、高濃度窒素領域32を有さない比較例について、シリコン酸化膜30を成膜した直後におけるサンプルをプラス(+)印でプロットし、シリコン酸化膜30を成膜して熱処理を行ったサンプルをバツ印でプロットしている。図10に示すように、熱処理を施すことで、シリコン酸化膜30の絶縁破壊電界が大きくなっており、膜質が改善していることがわかる。
また、熱処理を行った比較例では、絶縁破壊電界のバラツキが大きいが、熱処理を行った半導体装置100では、12MV/cmの近傍で急峻な分布を示している。これは、高濃度窒素領域32を設けることで、シリコン酸化膜30中へのガリウム拡散が抑制された結果と考えられる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・・半導体基板、12・・・n+型GaN領域、14・・・p-型GaN領域、16・・・n-型GaN層、18・・・n+型GaN層、22・・・ソース電極、24・・・ゲート電極、26・・・ドレイン電極、30・・・シリコン酸化膜、32・・・高濃度窒素領域(窒素リッチ領域)、34・・・上部領域、36・・・一定領域、92・・・下面、95・・・上面、100・・・半導体装置

Claims (10)

  1. 窒化ガリウム系の半導体基板と、
    前記半導体基板の上面に接して設けられたシリコン酸化膜と、
    前記シリコン酸化膜上に設けられた電極部と
    を備え、
    前記シリコン酸化膜は、前記半導体基板の上面に接する部分に、窒素の濃度が1.0×1019/cm以上、1.0×1020/cm以下である高濃度窒素領域を有し、
    前記高濃度窒素領域の、前記半導体基板の上面と直交する深さ方向における厚みは1nm以上5nm以下であり、
    前記シリコン酸化膜のうち、前記高濃度窒素領域と前記電極部との間の領域におけるガリウムの濃度が、1.0×1019/cm以下である
    窒化ガリウム系半導体装置。
  2. 前記高濃度窒素領域の厚みが3nm以上である
    請求項1に記載の窒化ガリウム系半導体装置。
  3. 前記高濃度窒素領域は、前記深さ方向において前記窒素の濃度が一定の部分を含む
    請求項1または2に記載の窒化ガリウム系半導体装置。
  4. 前記シリコン酸化膜において、前記高濃度窒素領域と前記電極部との間の領域の前記深さ方向における厚みは、前記高濃度窒素領域の厚みの3倍以上である
    請求項1から3のいずれか一項に記載の窒化ガリウム系半導体装置。
  5. 窒化ガリウム系の半導体基板の上面にシリコン酸化膜を形成する酸化膜形成段階と、
    前記シリコン酸化膜上に電極部を形成する電極部形成段階と
    を備え、
    前記酸化膜形成段階は、
    酸素を含む酸素原料ガス、シリコンを含むシリコン原料ガス、および、窒素を含む窒素原料ガスを成膜チャンバに導入して、窒素の濃度が1.0×1019/cm以上、1.0×1020/cm以下である高濃度窒素領域を、前記半導体基板の上面と直交する深さ方向に1nm以上形成する第1段階と、
    前記酸素原料ガスおよび前記シリコン原料ガスを前記成膜チャンバに導入して、ガリウムの濃度が、1.0×1019/cm以下である前記シリコン酸化膜を形成する第2段階と
    を備える窒化ガリウム系半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1段階における成膜レートが、前記第2段階における成膜レートの70%以下である
    請求項5に記載の窒化ガリウム系半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1段階における前記シリコン原料ガスに対する前記酸素原料ガスの流量比が、前記第2段階における前記シリコン原料ガスに対する前記酸素原料ガスの流量比よりも小さい
    請求項5または6に記載の窒化ガリウム系半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1段階における前記シリコン原料ガスに対する前記酸素原料ガスの流量比が、前記第2段階における前記シリコン原料ガスに対する前記酸素原料ガスの流量比の1/10以下である
    請求項7に記載の窒化ガリウム系半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1段階における前記成膜チャンバ内の圧力と、前記第2段階における前記成膜チャンバ内の圧力とが等しい
    請求項5から8のいずれか一項に記載の窒化ガリウム系半導体装置の製造方法。
  10. 前記酸化膜形成段階の後に、前記半導体基板を700℃以上、1000℃以下の温度で、且つ、1時間以下の時間で熱処理する熱処理段階を更に備える
    請求項5から9のいずれか一項に記載の窒化ガリウム系半導体装置の製造方法。
JP2018162064A 2018-08-30 2018-08-30 窒化ガリウム系半導体装置および窒化ガリウム系半導体装置の製造方法 Active JP7141056B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018162064A JP7141056B2 (ja) 2018-08-30 2018-08-30 窒化ガリウム系半導体装置および窒化ガリウム系半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018162064A JP7141056B2 (ja) 2018-08-30 2018-08-30 窒化ガリウム系半導体装置および窒化ガリウム系半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020035931A JP2020035931A (ja) 2020-03-05
JP7141056B2 true JP7141056B2 (ja) 2022-09-22

Family

ID=69668597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018162064A Active JP7141056B2 (ja) 2018-08-30 2018-08-30 窒化ガリウム系半導体装置および窒化ガリウム系半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7141056B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7276247B2 (ja) * 2020-05-22 2023-05-18 豊田合成株式会社 半導体装置の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009076673A (ja) 2007-09-20 2009-04-09 Furukawa Electric Co Ltd:The Iii族窒化物半導体を用いた電界効果トランジスタ
JP2012156245A (ja) 2011-01-25 2012-08-16 Tohoku Univ 半導体装置の製造方法、および半導体装置
JP2016054250A (ja) 2014-09-04 2016-04-14 豊田合成株式会社 半導体装置、製造方法、方法
JP2016143842A (ja) 2015-02-04 2016-08-08 株式会社東芝 半導体装置及びその製造方法
JP2017168470A (ja) 2016-02-29 2017-09-21 富士電機株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2017174988A (ja) 2016-03-24 2017-09-28 豊田合成株式会社 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP2018056348A (ja) 2016-09-29 2018-04-05 豊田合成株式会社 半導体装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2976442B2 (ja) * 1989-06-22 1999-11-10 ソニー株式会社 絶縁膜の形成方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009076673A (ja) 2007-09-20 2009-04-09 Furukawa Electric Co Ltd:The Iii族窒化物半導体を用いた電界効果トランジスタ
JP2012156245A (ja) 2011-01-25 2012-08-16 Tohoku Univ 半導体装置の製造方法、および半導体装置
JP2016054250A (ja) 2014-09-04 2016-04-14 豊田合成株式会社 半導体装置、製造方法、方法
JP2016143842A (ja) 2015-02-04 2016-08-08 株式会社東芝 半導体装置及びその製造方法
JP2017168470A (ja) 2016-02-29 2017-09-21 富士電機株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2017174988A (ja) 2016-03-24 2017-09-28 豊田合成株式会社 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP2018056348A (ja) 2016-09-29 2018-04-05 豊田合成株式会社 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020035931A (ja) 2020-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102576723B (zh) 半导体装置及其制造方法
US9443972B2 (en) Semiconductor device with field electrode
CN205452292U (zh) 隧穿场效应晶体管
US6759684B2 (en) SiC semiconductor device
US7982224B2 (en) Semiconductor device with silicon carbide epitaxial layer including dopant profiles for reducing current overconcentration
US9006748B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing same
CN107039268B (zh) 碳化硅半导体装置及碳化硅半导体装置的制造方法
US10304930B2 (en) Semiconductor device implanted with arsenic and nitrogen
KR950002274B1 (ko) 샐로우 접합을 갖는 mos vlsi장치 및 그 제조방법
CN102859698A (zh) Igbt
KR101339265B1 (ko) 반도체 소자의 제조 방법
US11031466B2 (en) Method of forming oxygen inserted Si-layers in power semiconductor devices
US8748980B2 (en) U-shape RESURF MOSFET devices and associated methods of manufacturing
US20130137254A1 (en) Method for manufacturing semiconductor device
US10424637B2 (en) Method of manufacturing semiconductor device
JP7141056B2 (ja) 窒化ガリウム系半導体装置および窒化ガリウム系半導体装置の製造方法
US20160093494A1 (en) Manufacturing method of silicon carbide semiconductor device
US8816429B2 (en) Charge balance semiconductor devices with increased mobility structures
US11430870B2 (en) Silicon carbide semiconductor device and method of manufacturing silicon carbide semiconductor device
US11688763B2 (en) Semiconductor device having side-diffused trench plug
CN210668387U (zh) 晶闸管
JP6780331B2 (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
WO2014102916A1 (ja) 炭化珪素半導体装置
CN110828562A (zh) 晶闸管及其制造方法
US20220367615A1 (en) Superjunction semiconductor device and method for manufacturing same

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20180928

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7141056

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150