JP2018055537A - 安全管理システム、安全管理サーバ、安全管理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】安全管理サーバは、作業に関する情報を登録する第1のテーブルと、作業者に関する情報を登録する第2のテーブルとを記憶する記憶部と、第1のテーブルに登録された情報と、第2のテーブルに登録された情報とに基づいて、作業の危険度を判定する判定部と、判定部によって判定された作業の危険度に応じて、メッセージを選択するメッセージ選択部と、メッセージ選択部が選択したメッセージを、作業の危険度に応じて設定された送信先へ送信する送信部とを備える。
【選択図】図3
Description
メンテナンス作業に関して、プラント管理支援装置が情報端末を携帯した作業者の近傍にある設備を判断して、点検・巡視作業等において必要なプラントデータをプラント運転データ装置から取得して作業者に提供する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この作業ミスは、設備に対する作業ミスに限らず、バスやタクシー等の運送業務、宅配便等の配送業務等を含むあらゆる業務に対するものが含まれる。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、作業ミスを低減することを目的とする。
(3)本発明の一態様は、上記(1)又は上記(2)に記載の安全管理システムにおいて、前記判定部が判定した作業の危険度が第二のレベルの範囲に含まれる場合、前記メッセージ選択部は、作業者の変更を促すメッセージを選択し、前記送信部は、前記第1のテーブル及び前記第2のテーブルに情報を登録した者へ該メッセージを送信する、安全管理システムである。
(4)本発明の一態様は、上記(1)から上記(3)のいずれか一項に記載の安全管理システムにおいて、前記判定部が判定した作業の危険度が所定のレベル以上である場合、前記メッセージ選択部は、危険度及び予め登録された注意事項のいずれか一方又は両方を知らせるメッセージを選択し、前記送信部は、作業開始の所定の時間前に、作業者及び作業指示者のいずれか一方又は両方へ該メッセージを送信する、安全管理システムである。
(5)本発明の一態様は、上記(1)から上記(4)のいずれか一項に記載の安全管理システムにおいて、前記安全管理サーバは、前記メッセージの送信先から該メッセージの受信開封確認メッセージを受信する受信部を備え、前記送信部は、前記メッセージを送信してから所定の時間が経過しても、前記受信部が該メッセージの受信開封確認メッセージを受信しない場合、該メッセージを再送信する、安全管理システムである。
(6)本発明の一態様は、上記(1)から上記(5)のいずれか一項に記載の安全管理システムにおいて、前記安全管理サーバは、前記メッセージの送信先から該メッセージの受信開封確認メッセージを受信する受信部と、前記メッセージを送信してから所定の時間が経過しても、前記受信部が該メッセージの受信開封確認メッセージを受信しない場合、予め登録された者へ通知する通知部とを備える、安全管理システムである。
<安全管理システム>
実施形態に係る安全システムは、作業に関する情報、作業者に関する情報、及び指示者に関する情報のいずれか又は全てに基づいて、作業者及び指示者のいずれか又は両方が携帯する端末装置へ、注意を促すメッセージを送信する。例えば、作業者がインフラストラクチャ設備の作業を行う際に、作業者及び指示者のいずれか又は両方が携帯する端末装置へ、注意を促すメッセージが送信される。
図1は、実施形態に係る安全管理システムを示す図である。安全管理システム1は、安全管理サーバ100と登録端末200と端末装置300aと端末装置300bとを備える。安全管理サーバ100と登録端末200と端末装置300aと端末装置300bとの間は、インターネット等の通信網50を介して接続される。
例えば、安全管理サーバ100は監視センターに設けられ、登録端末200は居室に設けられ、端末装置300a及び端末装置300bはインフラストラクチャ設備の作業を行う作業者によって保持される。
以下、端末装置300aと端末装置300bとを区別しない場合には端末装置300と記載する。
図2は、実施形態に係る安全管理サーバの一例を示すハードウェア構成図である。
安全管理サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)102とメモリ104と不揮発性メモリ106とディスプレイ110と操作部112と通信I/F114とを備えている。
CPU102は、例えば不揮発性メモリ106に格納されるプログラム1062を実行し、メモリ104をワークメモリとして使用して、安全管理サーバ100の各部を制御する。メモリ104は、半導体素子を利用した揮発性のメモリ等のRAMによって構成される。メモリ104は、CPU102のワークメモリとして使用される。不揮発性メモリ106は、例えばハードディスクやROM等によって構成され、CPU102によって実行されるプログラム1062が記憶される。
操作部112は、ユーザの操作を受け付ける入力デバイスであり、タッチパネル等のポインティングデバイス、ボタン、ダイヤル、タッチセンサ、タッチパッド等を含む。通信I/F114は、通信網50に接続された登録端末200、端末装置300a、端末装置300b等の外部機器と通信して、データの送受信を行うためのインターフェースである。具体的には、通信I/F114は、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイ(登録商標)、赤外線通信等の近距離無線通信を行う無線デバイスや、3G、LTE等の無線通信の規格にしたがって無線通信を行う無線デバイスによって構成される。内部バス120は、CPU102、メモリ104、不揮発性メモリ106、ディスプレイ110、操作部112、及び通信I/F114を互いに接続する。内部バス120に接続される各部は、内部バス120を介して互いにデータのやり取りを行うことができるようにされている。
登録端末200のハードウェア構成は、図2に示した安全管理サーバ100のハードウェア構成を適用できる。ただし、登録端末200の不揮発性メモリ106は登録端末200のCPU102によって実行されるプログラム1062が記憶される。
<端末装置の構成>
端末装置300のハードウェア構成は、図2に示した安全管理サーバ100のハードウェア構成を適用できる。ただし、端末装置300の不揮発性メモリ106は端末装置300のCPU102によって実行されるプログラム1062が記憶される。
図3は、実施形態に係る安全管理システムを構成する安全管理サーバ100、登録端末200、及び端末装置300の機能ブロック図である。
<安全管理サーバの機能構成>
安全管理サーバの100は、登録部151、判定部152、メッセージ選択部154、変更部155、通信制御部156、通信部158、及び記憶部160を有している。これらの各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、不揮発性メモリ106からメモリ104上に展開されたプログラム1062を実行するCPU102からの命令によって動作することで実現される機能である。
図2及び図3を用いて、安全管理サーバの100の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、安全管理サーバの100の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、安全管理サーバの100の各機能構成を実現させるための主なハードウェアとの関係も説明する。
記憶部160は、不揮発性メモリ106によって実現される。記憶部160は、安全管理サーバ100の安全管理サーバID等の安全管理サーバ100の識別情報と第1のテーブル1602と第2のテーブル1604と第3のテーブル1606と第4のテーブル1608とメッセージテーブル1610とを記憶する。
図4は、第1のテーブルの一例を示す。第1のテーブル1602には、作業IDと作業日時と作業場所と作業対象設備IDと作業内容と作業類型と作業の影響度・重大度とが関連付けて記憶される。作業類型は作業の種類を分類する情報であり、作業類型は「新規」、「増設」及び「交換」が含まれる。ここで、「新規」は新たに設備が導入されることによって生じる作業であり、「増設」は既にある設備に加えて新たに設備が導入されることによって生じる作業であり、「交換」は既にある設備に変えて新たに設備が導入されることによって生じる作業である。作業の影響度・重大度は「低」、「中」及び「高」のいずれかで表される。ここで、作業の影響度・重大度が「低」であるとは作業対象の設備及び該設備以外の他の設備のいずれか又は両方へ及ぼす変化が小さいことであり、作業の影響度・重大度が「中」であるとは作業対象の設備及び該設備以外の他の設備のいずれか又は両方へ及ぼす変化が中程度であることであり、作業の影響度・重大度が「高」であるとは作業対象の設備及び該設備以外の他の設備のいずれか又は両方へ及ぼす変化が大きいことである。図4に示される例では、作業ID「S0001」と作業日時「2016.7.18」と作業場所「ααα」と作業対象設備ID「11aa」と作業内容「aaa」と作業類型「新規」と作業の影響度・重大度「高」とが関連付けられている。
図5は、第2のテーブルの一例を示す。第2のテーブル1604には、作業者IDと作業者氏名とIPアドレスと対応できる作業類型と作業類型のスキルと熟練度とが関連付けて記憶される。作業類型のスキルは「低」、「中」及び「高」のいずれかで表される。ここで、作業類型のスキルが「低」いとは作業類型の作業に対する能力が低いことであり、作業類型のスキルが「中」であるとは作業類型の作業に対する能力が中程度であることであり、作業類型のスキルが「高」いとは作業類型の作業に対する能力が高いことである。熟練度は、「1」、「2」、「3」、「4」及び「5」のいずれかで表され、「1」から「5」となるにしたがって熟練度は高くなる。図4に示される例では、作業者ID「S1001」と作業者氏名「○○○」とIPアドレス「192.168.10.10」と対応できる作業類型「新規」、「増設」及び「交換」と作業類型のスキル「高」、「高」及び「中」と熟練度「5」、「5」及び「3」とが関連付けられている。なお、作業類型のスキルは、作業の回数や頻度等により、統計的かつ動的に変化させるようにしてもよい。例えば、所定の期間以内(例えば、1年以内)に事故なしで所定の回数以上(例えば、30回以上)同種類の作業を行った作業者の該作業の作業類型のスキルを増加させるようにしてもよい。また、作業が終了した後に、該作業に対する評価内容を、指示者に入力させるようにしてもよい。そして、安全管理サーバ100は、作業ミスの量や評価内容に基づいて、作業類型のスキルを更新するようにしてもよい。
図6は、第3のテーブルの一例を示す。第3のテーブル1606には、指示者IDと指示者氏名とIPアドレスと対応できる作業類型と作業類型の経験値と経験度とが関連付けて記憶される。作業類型の経験値は「低」、「中」及び「高」のいずれかで表される。ここで、作業類型の経験値が「低」いとは作業類型の作業を行うようになってから3年未満等の短い期間しか経過していないことをいい、作業類型の経験値が「中」とは作業類型に対応する作業を行うようになってから3年以上8年未満等の中程度の期間が経過していることをいい、作業類型の経験値が「高」とは作業類型に対応する作業を行うようになってから8年以上の長い期間が経過していることをいう。経験度は、「1」、「2」、「3」、「4」及び「5」のいずれかで表され、「1」から「5」となるにしたがって経験度は高くなる。図6に示される例では、指示者ID「S2001」と指示者氏名「△×△」とIPアドレス「192.168.10.20」と対応できる作業類型「新規」、「増設」及び「交換」と作業類型の経験値「中」、「高」及び「中」と経験度「3」、「5」及び「3」とが関連付けられている。
図7は、第4のテーブルの一例を示す。第4のテーブル1608には、作業IDと作業者IDと指示者IDとが関連付けて記憶される。図7に示される例では、作業ID「S0001」と作業者ID「S1001」と指揮者ID「S2001」とが関連付けられている。
図8は、メッセージテーブルの一例を示す。メッセージテーブル1610には、メッセージIDとメッセージの内容とが関連付けて記憶される。図8に示される例では、メッセージID「msg001」とメッセージの内容「作業者を変更してください」とが関連付けられている。図3に戻り説明を続ける。
具体的には、メッセージ選択部154は、判定部152から通知された危険度レベルが第一レベルである場合にはメッセージID「msg001」を選択し、第二レベルである場合にはメッセージID「msg002」を選択し、第三レベルである場合にはメッセージID「msg003」及び「msg004」を選択する。メッセージ選択部154は、選択したメッセージIDを通信制御部156へ通知する。
登録端末200は、通信制御部256、及び通信部258を有している。これらの各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、不揮発性メモリ106からメモリ104上に展開されたプログラム1062を実行するCPU102からの命令によって動作することで実現される機能である。
図2及び図3を用いて、登録端末200の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、登録端末200の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、登録端末200の各機能構成を実現させるための主なハードウェアとの関係も説明する。
端末装置300は、通信制御部356、及び無線通信部358を有している。これらの各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、不揮発性メモリ106からメモリ104上に展開されたプログラム1062を実行するCPU102からの命令によって動作することで実現される機能である。
図2及び図3を用いて、端末装置300の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末装置300の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、端末装置300の各機能構成を実現させるための主なハードウェアとの関係も説明する。
無線通信部358は、CPU102からの命令、及び通信I/F114によって実現される。無線通信部358は、通信網50を経由して、安全管理サーバ100等の他の装置との間で各種データの送受信を行う。例えば、無線通信部358は、安全管理サーバ100によって送信されるメッセージを受信すると、該メッセージをCPU102へ出力する。CPU102は、無線通信部358からメッセージを取得すると、ディスプレイ110に出力する。ディスプレイ110は、CPU102から出力されたメッセージを取得すると、メッセージを表示する。
通信制御部356は、CPU102からの命令によって実現される。通信制御部356は、無線通信部358と安全管理サーバ100との間での接続処理や、通信制御を行う。
実施形態に係る安全管理システムの動作について説明する。作業者は端末装置300aを保持し、指示者は端末装置300bを保持する。
図9は、安全管理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。図9に示される例では、作業者に関する情報と指示者に関する情報とメッセージに関する情報とが登録されている状態である場合について説明する。
ステップS902では、作業登録者は、登録端末200に表示されている作業登録画面を参照し、登録端末200を操作することによって、作業に関する情報と作業者を示す情報と指示者を示す情報とを入力する。登録端末200は、作業登録者が入力した作業に関する情報と作業者を示す情報と指示者を示す情報とを安全管理サーバ100へ送信する。
ステップS904では、安全管理サーバ100の判定部152は、第1のテーブルに記憶されている作業日時が到来する作業があるか否かを判定する。作業日時が到来する作業がない場合、ステップS904へ戻る。
ステップS906では、ステップS904で作業日時が到来する作業があると判定された場合、判定部152は、作業の危険度を判定する。ここでは、一例として、第1のテーブル1602に含まれる作業ID「S0002」で示される作業の作業日時が到来する場合について説明を続ける。判定部152は、第1のテーブル1602に含まれる作業日時のうち、「2016.7.22」が到来すると判定する。
判定部152は、第1のテーブル1602から特定した作業ID「S0002」に関連付けて登録されている作業類型「増設」と作業の影響度・重大度「中」とを取得する。判定部152は、第2のテーブル1604から該作業者ID「S1004」と関連付けて登録されている対応できる作業類型「増設」及び「交換」のうち、特定した作業類型「増設」に関連付けて登録された作業類型のスキル「低」と熟練度「2」とを取得する。
ステップS910では、通信制御部156は、メッセージ選択部154からメッセージID「msg002」が通知されると、メッセージテーブル1610から、該メッセージIDに関連するメッセージの内容「危険です」を取得する。通信制御部156は、判定部152から通知された危険度レベル「第二レベル」に基づいて、メッセージテーブル1610から取得したメッセージの内容「危険です」を送信する制御を行う。具体的には、通信制御部156は、危険度レベルが第二レベルであるため、作業者及び指示者へメッセージの内容を通知する。通信制御部156は、メッセージの内容「危険です」と該メッセージの通知先を示す情報「作業者ID」及び「指示者ID」を通信部158へ出力する。
ステップS914では、通信部158は、通信制御部156からメッセージの内容と該メッセージの通知先を示す情報が通知されると、第3のテーブル1606から、メッセージの通知先である作業者ID「S2003」のIPアドレス「192.168.10.22」を取得し、該IPアドレス「192.168.10.22」を宛先として、メッセージの内容「危険です」を送信する。
前述した実施形態では、危険度レベルに応じてメッセージを選択する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、危険度レベルに応じて、メッセージを生成するようにしてもよい。
前述した実施形態では、通信部158が、受信開封確認メッセージを送信し、該受信確認メッセージを送信した後に、所定の時間が経過しても、該受信確認メッセージに対応する受信開封確認を受信しない場合に、該受信確認メッセージを再送信する場合について説明したが、この限りでない。例えば、通信部158は、メッセージの本文に送信先毎に作成したURL(Uniform Resource Locator)等のインターネット上のリソース(資源)の所在を示す情報を含めて送信するようにしてもよい。そして、端末装置300のユーザは、該URLにアクセスし、既読の登録を行うようにしてもよい。また、通信部158は、該受信確認メッセージに対応する受信開封確認を受信しない場合に、電話でメッセージと同様の内容を通知するようにしてもよいし、作業者又は指示者のいずれか又は両方の上司等の予め登録された者に、同様の内容を通知するようにしてもよい。
前述した実施形態では、安全管理サーバ100と登録端末200と端末装置300aと端末装置300bとの間が通信網50を介して接続される場合について説明したが、この例に限られない。例えば、安全管理サーバ100と登録端末200との間、及び安全管理サーバ100と端末装置300aと端末装置300bとの間のいずれか一方又は両方が直接無線接続されていてもよい。
また、例えば、作業に関する情報に、作業日時、作業場所、作業対象設備ID、作業内容、作業類型、作業の影響度・重大度に加え、作業手順書の作成者、作業手順書の作成者のスキルを示す情報が含まれるようにしてもよい。そして、判定部152は、作業手順書の作成者のスキルを示す情報をも含めて、作業の危険度を判定するようにしてもよい。
また、作業完了後に、作業者及び指示者のいずれか一方又は両方に作業ミスや事故の有無を入力させるようにしてもよい。そして、判定部152は、作業ミスや事故の有無をも含めて、統計的な処理により作業の危険度を判定するようにしてもよい。さらに、作業完了後に、作業者及び指示者のいずれか一方又は両方に、作業内容に関する評価(難易度)を入力させるようにしてもよい。そして、判定部152は、作業内容に関する評価をも含めて、統計的な処理により作業の危険度を判定するようにしてもよい。
新しい設備ほど、作業指示書やマニュアルが不十分であると想定されるため、作業対象設備の導入年月が作業日時に近いほど、作業の危険度が高いように判定するようにしてもよい。
また、判定部152は、作業類型に基づいて、新規の作業であるほど、作業指示書やマニュアルが不十分であると想定されるため、作業の危険度が高いように判定するようにしてもよい。
前述した実施形態では、作業類型に、「新規」、「増設」及び「交換」が含まれる場合について説明したが、この例に限られない。例えば、作業類型に「保守・点検」等が含まれてもよい。
前述した実施形態では、安全管理サーバ100が、作業の影響度・重大度が「高」及び「中」である場合に、作業の危険度に基づいて、メッセージを送信する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、安全管理サーバ100は、作業の影響度・重大度が「低」であっても、作業の危険度に基づいて、メッセージを送信するようにしてもよい。
前述した実施形態では、作業者がインフラストラクチャ設備の作業を行う場合について説明したが、この例に限られない。例えば、作業者が建築物等の任意の物に対して作業を行う場合について適用できる。
<安全管理システム>
変形例に係る安全システムは、作業者がインフラストラクチャ設備の作業を行う際に、作業に関する情報、及び作業者に関する情報のいずれか一方又は両方に基づいて、作業者及び指示者のいずれか又は両方が携帯する端末装置へ、注意を促すメッセージを送信する。つまり、変形例に係る安全管理システムでは、指示者に関する情報は、注意を促すメッセージを送信するか否かの判断には使用されない。
変形例に係る安全管理システムは、図1を適用できる。ただし、安全管理サーバ100の代わりに安全管理サーバ400を備える。
変形例に係る安全管理サーバ400のハードウェア構成例は、図2を適用できる。
<安全管理システムの機能構成>
図10は、変形例に係る安全管理システムを構成する安全管理サーバ400の機能ブロック図である。
<安全管理サーバの機能構成>
安全管理サーバの400は、登録部451、判定部452、メッセージ選択部454、変更部455、通信制御部456、通信部458、及び記憶部460を有している。これらの各部は、図10に示されている各構成要素のいずれかが、不揮発性メモリ106からメモリ104上に展開されたプログラム1062を実行するCPU102からの命令によって動作することで実現される機能である。
図2及び図10を用いて、安全管理サーバの100の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、安全管理サーバの400の各機能構成を説明するにあたって、図10に示されている各構成要素のうち、安全管理サーバの400の各機能構成を実現させるための主なハードウェアとの関係も説明する。
登録部451、変更部455、通信制御部456、及び通信部458は、前述した安全管理サーバ100の登録部151、変更部155、通信制御部156、及び通信部158を適用できる。
第1のテーブル4602、第2のテーブル4604、第4のテーブル4608、及びメッセージテーブル4610は、前述した第1のテーブル1602、第2のテーブル1604、第4のテーブル1608、及びメッセージテーブル1610をそれぞれ適用できる。
図11は、第3のテーブルの一例を示す。第3のテーブル4606には、指示者IDと指示者氏名とIPアドレスと対応できる作業類型とが関連付けて記憶される。図11に示される例では、指示者ID「S2001」と指示者氏名「△×△」とIPアドレス「192.168.10.20」と対応できる作業類型「新規」、「増設」及び「交換」とが関連付けられている。
判定部452は、第1のテーブル4602から特定した作業IDに関連付けて登録されている作業類型と作業の影響度・重大度とを取得する。
判定部452は、第2のテーブル4604から該作業者IDと関連付けて登録されている対応できる作業類型のうち、特定した作業類型に関連付けて登録された作業類型のスキルと熟練度とを取得する。また、判定部452は、第3のテーブル4606を参照し、該指示者IDと関連付けて登録されている対応できる作業類型に、特定した作業類型が含まれていることを確認する。判定部452は、該指示者IDと関連付けて登録されている対応できる作業類型に、特定した作業類型が含まれていない場合、所定のエラー処理を行うようにしてもよい。以下、判定部452が、該指示者IDと関連付けて登録されている対応できる作業類型に、特定した作業類型が含まれている場合について説明を続ける。
具体的には、メッセージ選択部454は、判定部452から通知された危険度レベルが第一レベルである場合にはメッセージID「msg001」を選択し、第二レベルである場合にはメッセージID「msg002」を選択し、第三レベルである場合にはメッセージID「msg003」及び「msg004」を選択する。メッセージ選択部454は、選択したメッセージIDを通信制御部156へ通知する。
通信制御部456及び通信部458は、前述した通信制御部156及び通信部158をそれぞれ適用できる。
変形例に係る安全管理システムの動作は、図9を適用できる。ただし、ステップS906では、ステップS904で作業日時が到来する作業があると判定された場合、判定部452は、作業の危険度を判定する。ここでは、一例として、第1のテーブル4602に含まれる作業ID「S0002」で示される作業の作業日時が到来する場合について説明を続ける。判定部452は、第1のテーブル4602に含まれる作業日時のうち、「2016.7.22」が到来すると判定する。
判定部452は、作業日時「2016.7.22」に関連付けられている作業ID「S0002」を特定する。判定部452は、第4のテーブル4608から、特定した作業ID「S0002」に関連付けて登録されている作業者ID「S1004」と指示者ID「S2003」とを特定する。
判定部452は、第1のテーブル4602から取得した作業の影響度・重大度「中」と、第2のテーブル4604から取得した作業類型のスキル「低」と熟練度「2」とに基づいて、作業の危険度を判定する。具体的には、判定部452は、作業の影響度・重大度が「中」であるため、熟練度の値「2」に基づいて、作業の危険度を分類する。ここでは、判定部452は、危険度が第二レベルとする。判定部152は、危険度レベルが第二レベルであるため、メッセージ選択部154と通信制御部156へ危険度レベルとして「第二レベル」であることを通知する。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
Claims (9)
- 作業の安全を管理する安全管理サーバと端末装置とを備える安全管理システムであって、
前記安全管理サーバは、
作業に関する情報を登録する第1のテーブルと、作業者に関する情報を登録する第2のテーブルとを記憶する記憶部と、
前記第1のテーブルに登録された情報と前記第2のテーブルに登録された情報とに基づいて、作業の危険度を判定する判定部と、
前記判定部によって判定された前記作業の危険度に応じて、メッセージを選択するメッセージ選択部と、
前記メッセージ選択部が選択したメッセージを、前記作業の危険度に応じて設定された送信先へ送信する送信部と
を備え、
前記端末装置は、
前記安全管理サーバが送信した前記メッセージを受信する受信部
を備える、安全管理システム。 - 前記記憶部は、作業指示者に関する情報を登録する第3のテーブルを記憶し、
前記判定部は、前記第1のテーブルに登録された情報と前記第2のテーブルに登録された情報と前記第3のテーブルに登録された情報とに基づいて、作業の危険度を判定し、
前記メッセージ選択部は、該作業の危険度が第一のレベルの範囲に含まれる場合、危険度が高いことを知らせるメッセージを選択し、
前記送信部は、作業指示者及び作業者のいずれか一方又は両方へ該メッセージを送信する、請求項1に記載の安全管理システム。 - 前記判定部が判定した作業の危険度が第二のレベルの範囲に含まれる場合、前記メッセージ選択部は、作業者の変更を促すメッセージを選択し、
前記送信部は、前記第1のテーブル及び前記第2のテーブルに情報を登録した者へ該メッセージを送信する、請求項1又は請求項2に記載の安全管理システム。 - 前記判定部が判定した作業の危険度が所定のレベル以上である場合、前記メッセージ選択部は、危険度及び予め登録された注意事項のいずれか一方又は両方を知らせるメッセージを選択し、前記送信部は、作業開始の所定の時間前に、作業者及び作業指示者のいずれか一方又は両方へ該メッセージを送信する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の安全管理システム。
- 前記安全管理サーバは、
前記メッセージの送信先から該メッセージの受信開封確認メッセージを受信する受信部
を備え、
前記送信部は、前記メッセージを送信してから所定の時間が経過しても、前記受信部が該メッセージの受信開封確認メッセージを受信しない場合、該メッセージを再送信する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の安全管理システム。 - 前記安全管理サーバは、
前記メッセージの送信先から該メッセージの受信開封確認メッセージを受信する受信部と、
前記メッセージを送信してから所定の時間が経過しても、前記受信部が該メッセージの受信開封確認メッセージを受信しない場合、予め登録された者へ通知する通知部と
を備える、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の安全管理システム。 - 作業に関する情報を登録する第1のテーブルと、作業者に関する情報を登録する第2のテーブルとを記憶する記憶部と、
前記第1のテーブルに登録された情報と、前記第2のテーブルに登録された情報とに基づいて、作業の危険度を判定する判定部と、
前記判定部によって判定された前記作業の危険度に応じて、メッセージを選択するメッセージ選択部と、
前記メッセージ選択部が選択したメッセージを、前記作業の危険度に応じて設定された送信先へ送信する送信部と
を備える、安全管理サーバ。 - 作業の安全を管理する安全管理サーバと端末装置とを備える安全管理システムによって実行される安全管理方法であって、
前記安全管理サーバが、作業に関する情報を登録する第1のテーブルと、作業者に関する情報を登録する第2のテーブルとを記憶するステップと、
前記安全管理サーバが、前記第1のテーブルに登録された情報と、前記第2のテーブルに登録された情報とに基づいて、作業の危険度を判定するステップと、
前記安全管理サーバが、前記判定するステップによって判定された前記作業の危険度に応じて、メッセージを選択するステップと、
前記安全管理サーバが、前記メッセージを選択するステップで作成したメッセージを、前記作業の危険度に応じて設定された送信先へ送信するステップと、
前記端末装置が、前記安全管理サーバが送信した前記メッセージを受信するステップと
を有する、安全管理方法。 - 安全管理サーバのコンピュータに、
作業に関する情報を登録する第1のテーブルと、作業者に関する情報を登録する第2のテーブルとを記憶するステップと、
前記第1のテーブルに登録された情報と、前記第2のテーブルに登録された情報とに基づいて、作業の危険度を判定するステップと、
前記判定するステップによって判定された前記作業の危険度に応じて、メッセージを選択するステップと、
前記メッセージを選択するステップで選択したメッセージを、前記作業の危険度に応じて設定された送信先へ送信するステップと
を実行させるプログラム。
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