JP2018054419A - 入力バッファ、半導体装置及びエンジン制御ユニット - Google Patents

入力バッファ、半導体装置及びエンジン制御ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】故障の誤検出を抑制しつつリアルタイムに故障診断を実行することが可能な入力バッファ、半導体装置及びエンジン制御ユニットを提供すること。【解決手段】一実施の形態によれば、入力バッファ10は、入力信号INの電圧と参照電圧Vref1とを比較するコンパレータ111と、コンパレータ111の比較結果に基づいて高電圧又は低電圧の参照電圧Vref1をヒステリシス回路112と、入力信号INの電圧と参照電圧Vref2とを比較するコンパレータ121と、コンパレータ111の比較結果に基づいて、高電圧の参照電圧Vref1より高い高電圧の参照電圧Vref2、又は、低電圧の参照電圧Vref1より低い低電圧の参照電圧Vref2を出力するヒステリシス回路122と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、入力バッファ、半導体装置及びエンジン制御ユニットに関し、例えば故障の誤検出を抑制しつつリアルタイムに故障診断を実行するのに適した入力バッファ、半導体装置及びエンジン制御ユニットに関する。
自動車やバイクなどの車両には、エンジンを制御するエンジン制御ユニット(ECU(Engine Control Unit))が搭載されている。エンジン制御ユニットは、例えば、運転手のボタン操作に応じて制御信号を出力するマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと称す)と、当該制御信号に基づいて電動パーキングブレーキ(EPB(Electric Parking Blake))の駆動を制御する電力制御用半導体装置と、を備える。
ここで、電力制御用半導体装置には、安全性能を損なわずに電動パーキングブレーキの駆動を制御することが求められている。特に、電力制御用半導体装置は、マイコンからの制御信号を受け取る入力バッファが故障した場合でも、電動パーキングブレーキを正常時と同じように駆動するか、又は、少なくとも電動パーキングブレーキを非駆動状態にして車両の急停止及び急発進を防ぐこと(即ち、フェイルセーフ動作に移行させること)が求められている。
例えば、特許文献1に開示された構成は、並列に設けられたクロックドインバータのうち何れか一つを選択的に動作させるものであって、選択中のクロックドインバータの故障を検出した場合には、他のクロックドインバータに選択を切り替えて動作させことにより、故障による動作の停止を防いでいる。
特開2003−307544号公報
特許文献1に開示された構成以外にも依然として、電力制御用半導体装置には、マイコンからの制御信号を受け取る入力バッファが故障した場合でも、電動パーキングブレーキを正常時と同じように駆動するか、又は、少なくとも電動パーキングブレーキを非駆動状態にしてフェイルセーフ動作に移行させることが求められている。
さらに、電力制御用半導体装置には、入力バッファの故障を正確かつ速やかに検出する機能を有することが求められている。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、入力バッファは、入力信号の電圧と第1参照電圧とを比較して第1比較結果を出力する第1コンパレータと、前記第1比較結果に基づいて第1高電位側電圧と第1低電位側電圧との何れかを選択し前記第1参照電圧として出力する第1参照電圧生成部と、前記入力信号の電圧と第2参照電圧とを比較して第2比較結果を出力する第2コンパレータと、前記第1比較結果に基づいて、前記第1高電位側電圧より高い第2高電位側電圧と、前記第1低電位側電圧より低い第2低電位側電圧と、の何れかを選択し前記第2参照電圧として出力する第2参照電圧生成部と、を備える。
他の実施の形態に依れば、入力バッファは、車両に搭載された電動パーキングブレーキの駆動を制御する半導体装置に設けられ、入力信号の電圧と第1参照電圧とを比較して第1比較結果を出力する第1コンパレータと、前記第1比較結果に基づいて第1高電位側電圧と第1低電位側電圧との何れかを選択して前記第1参照電圧として出力する第1参照電圧生成部と、前記入力信号の電圧と第2参照電圧とを比較して第2比較結果を出力する第2コンパレータと、前記第1比較結果に基づいて、前記第1高電位側電圧より高い第2高電位側電圧と、前記第1低電位側電圧より低い第2低電位側電圧と、の何れかを選択して前記第2参照電圧として出力する第2参照電圧生成部と、前記第1及び前記第2比較結果に基づいて出力信号を生成する出力信号生成部と、前記第1及び前記第2比較結果に基づいて前記第1及び前記第2コンパレータの何れかに故障が発生したか否かを示す故障検出信号を生成する故障検出信号生成部と、を備える。
前記一実施の形態によれば、故障の誤検出を抑制しつつリアルタイムに故障診断を実行することが可能な入力バッファ、半導体装置、及び、エンジン制御ユニットを提供することができる。
実施の形態1に係るエンジン制御システムを搭載した車両の外観図である。 図1に示す車両に搭載されたエンジン制御システムのより具体的な構成を示す図である。 実施の形態1に係る入力バッファの構成例を示す図である。 図3に示す入力バッファに設けられた各コンパレータの入力信号及び入力閾値の関係を示す図である。 図3に示す入力バッファの正常時の動作を示すタイミングチャートである。 図3に示す入力バッファの故障時の動作の一例を示すタイミングチャートである。 図3に示す入力バッファの入力信号、出力信号及び故障検出信号の関係を示す図である。 実施の形態2に係る入力バッファの構成例を示す図である。 実施の形態3に係る入力バッファの構成例を示す図である。 実施の形態4に係る入力バッファの構成例を示す図である。 実施の形態に至る前の構想に係る入力バッファの第1構成例を示す図である。 図11に示す入力バッファの入力信号、入力閾値及び出力信号の関係を示す図である。 実施の形態に至る前の構想に係る入力バッファの第2構成例を示す図である。 図13に示す入力バッファに設けられた各コンパレータの入力信号及び入力閾値の理想値の関係を示す図である。 図13に示す入力バッファの理想的な正常時の動作を示すタイミングチャートである。 図13に示す入力バッファの入力信号、出力信号及び故障検出信号の関係を示す図である。 図13に示す入力バッファに設けられた各コンパレータの入力信号及び入力閾値の実際値の関係を示す図である。 図13に示す入力バッファの実際の正常時の動作を示すタイミングチャートである。 図13に示す入力バッファの変形例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施の形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、応用例、詳細説明、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(動作ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む)についても同様である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係るエンジン制御システムが搭載された車両の外観図である。図1では、エンジン制御システムが、電動パーキングブレーキを制御するシステムである場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、車両に搭載されたエンジン制御システムSYS1は、例えば、エンジン制御ユニット1と、エンジン制御ユニット1に電源電圧を供給するバッテリー電源4と、エンジン制御ユニット1により駆動される電動パーキングブレーキ2と、を備える。
図2は、図1に示す車両に搭載されたエンジン制御システムSYS1のより具体的な構成を示す図である。なお、図2には、エンジン制御システムSYS1の構成要素のうち、エンジン制御ユニット1及び電動パーキングブレーキ2のみが示されている。
エンジン制御ユニット1は、マイコン101と、電力制御用半導体装置(IPD(Intelligent Power Device))102と、を備える。
マイコン101は、操作ボタン3(図2において不図示)のオンオフの状態に応じた制御信号を生成し、電力制御用半導体装置102に対して出力する。電力制御用半導体装置102は、マイコン101からの制御信号に基づいて、電動パーキングブレーキ2の駆動を制御する。
電力制御用半導体装置102は、入力回路105及び出力制御回路106からなるプリドライバ103と、複数のトランジスタにより構成されたHブリッジ型のドライバ104と、を有する。
プリドライバ103では、入力回路105がマイコン101からの制御信号を入力信号として受け取り、出力制御回路106がその入力信号に応じた出力信号を生成する。そして、ドライバ104は、プリドライバ103の出力信号に応じた駆動信号を出力する。
電動パーキングブレーキ2は、モーター201と、ブレーキ202と、を備える。モーター201は、ドライバ104からの駆動信号によって駆動され、ブレーキ202を制御する。
例えば、車両の走行中、操作ボタン3はオフに設定されている。この場合、マイコン101は、制御信号をインアクティブ状態(例えばLoレベル)に維持する。それにより、電力制御用半導体装置102は、電動パーキングブレーキ2を非駆動にしてブレーキを効かせないようにする。そのため、車両は走行状態を維持する。
ここで、車両の走行中において、運転手により操作ボタン3がオフからオンに切り替えられると、マイコン101は、制御信号をインアクティブ状態からアクティブ状態に切り替える(例えばLoレベルからHiレベルに切り替える)。それにより、電力制御用半導体装置102は、電動パーキングブレーキ2を駆動してブレーキを効かせる。それにより、走行中の車両は停止又は減速する。
その後、例えば、運転手により操作ボタン3がオンからオフに切り替えられると、マイコン101は、制御信号を再びアクティブ状態からインアクティブ状態に切り替える。それにより、電力制御用半導体装置102は、電動パーキングブレーキ2を非駆動にしてブレーキを効かせないようにする。それにより、アクセルを踏めば、車両は再び走行可能となる。
ここで、電力制御用半導体装置102には、安全性能を損なわずに電動パーキングブレーキ2の駆動を制御することが求められている。特に、電力制御用半導体装置102は、マイコン101からの制御信号を受け取る入力回路105が故障した場合でも、電動パーキングブレーキ2を正常時と同じように駆動するか、又は、少なくとも電動パーキングブレーキ2を非駆動状態にして車両の急停止及び急発進を防ぐこと(即ち、フェイルセーフ動作に移行させること)が求められている。
(発明者らによる事前検討)
上記した車両におけるエンジン制御システムSYS1の電力制御用半導体装置102に設けられた入力回路105について説明する前に、本発明者等が事前検討した入力回路505について説明する。
(事前検討における入力バッファの第1構成例)
図11は、実施の形態に至る前の構想に係る入力バッファ50の構成例を示す図である。入力バッファ50は、入力回路505において、外部から供給される入力信号(具体的にはマイコン101からの制御信号)の各信号線に対応して設けられたものである。
図11に示すように、入力バッファ50は、コンパレータ51と、ヒステリシス回路52と、を備える。なお、説明の簡略化のため、ESD保護素子等は省略されている
コンパレータ51は、外部から入力端子INに供給される入力信号の電圧と、参照電圧Vrefと、を比較して、比較結果を出力する。この比較結果は、出力端子OUTを介して外部に出力される。以下、外部から入力端子INに供給される入力信号を入力信号INと称し、出力端子OUTを介して外部に出力される信号を出力信号OUTと称す。
ヒステリシス回路52は、コンパレータ51の比較結果に応じた電圧レベルの参照電圧Vrefを生成する回路である。例えば、ヒステリシス回路52は、コンパレータ51の比較結果がLoレベルの場合、高電圧の参照電圧Vref(以下、入力閾値VIHとも称す)を生成し、コンパレータ51の比較結果がHiレベルの場合、低電圧の参照電圧Vref(以下、入力閾値VILとも称す)を生成する。
具体的には、ヒステリシス回路52は、抵抗素子R51〜R53と、NチャネルMOSトランジスタ(以下、単にトランジスタと称す)MN51と、を有する。抵抗素子R51〜R53は、電源電圧端子VDDと接地電圧端子GNDとの間に直列に設けられている。トランジスタMN51は、抵抗素子R52,R53間のノードN52と、接地電圧端子GNDと、の間に設けられ、ゲートにコンパレータ51の比較結果が供給される。抵抗素子R51,R52間のノードN51の電圧が、参照電圧Vrefとして出力される。
以下、図12を参照しつつ、入力バッファ50の動作について説明する。
図12は、入力バッファ50に設けられたコンパレータ51の入力信号、出力信号及び入力閾値の関係を示す図である。なお、以下では、Loレベルの入力信号INが0V、Hiレベルの入力信号INが5V、入力閾値VIL(低電圧の参照電圧Vref)が2V、入力閾値VIH(高電圧の参照電圧Vref)が3Vである場合を例に説明する。
まず、入力バッファ50の正常時の動作について説明する。
例えば、入力信号INがLoレベルの場合、入力信号INの電圧(0V)が入力閾値VIH(3V)未満であるため、コンパレータ51は、Loレベルの比較結果(即ち、出力信号OUT)を出力する。このとき、トランジスタMN51は、ゲートにLoレベルの比較結果が供給されるためオフする。それにより、ノードN51の電圧は、抵抗素子R51と抵抗素子R52,R53とによって抵抗分圧されたものとなるため、参照電圧Vrefは、高電圧(3V)に維持される。つまり、入力閾値はVIHに維持される。
その後、入力信号INがLoレベルからHiレベルに変化することにより、入力信号INの電圧が入力閾値VIH(3V)以上になると、コンパレータ51は、比較結果をLoレベルからHiレベルに切り替える。このとき、トランジスタMN51は、ゲートにHiレベルの比較結果が供給されるためオンする。それにより、ノードN51の電圧は、主に抵抗素子R51と抵抗素子R52とによって抵抗分圧されたものとなるため、参照電圧Vrefは、高電圧から低電圧(2V)に切り替わる。つまり、入力閾値はVIHからVILに切り替わる。
さらにその後、入力信号INがHiレベルからLoレベルに変化することにより、入力信号INの電圧が入力閾値VIL(2V)未満になると、コンパレータ51は、比較結果をHiレベルからLoレベルに切り替える。このとき、トランジスタMN51は、ゲートにLoレベルの比較結果が供給されるためオフする。それにより、ノードN51の電圧は、抵抗素子R51と抵抗素子R52,R53とによって抵抗分圧されたものとなるため、参照電圧Vrefは、低電圧から高電圧(3V)に切り替わる。つまり、入力閾値はVILからVIHに切り替わる。
続いて、コンパレータ51が故障した場合の入力バッファ50の動作について説明する。例えば、故障によりコンパレータ51の比較結果がLoレベルに固着した場合、コンパレータ51は、入力信号INのレベルに関わらず、Loレベルの比較結果を出力し続ける。ここで、コンパレータ51は、入力信号INがLoレベルの場合には正常時と同じLoレベルの比較結果を出力するが、入力信号INがHiレベルの場合には正常時と異なるLoレベルの比較結果を出力してしまう。その結果、操作ボタン3をオンしても、電動パーキングブレーキ2を駆動することができず、車両を停止又は減速させることができなくなってしまう。
また、故障によりコンパレータ51の比較結果がHiレベルに固着した場合、コンパレータ51は、入力信号INのレベルに関わらず、Hiレベルの比較結果を出力し続ける。ここで、コンパレータ51は、入力信号INがHiレベルの場合には正常時と同じHiレベルの比較結果を出力するが、入力信号INがLoレベルの場合には正常時と異なるHiレベルの比較結果を出力してしまう。その結果、操作ボタン3をオフしても、電動パーキングブレーキ2を駆動してしまい、車両を意図せず停止又は減速させてしまう。
そこで、発明者らは、入力バッファが故障した場合でも、正常時と同じ動作を実現することができるか、又は、少なくともフェイルセーフ動作を実現することができる構成を検討した。
(事前検討における入力バッファの第2構成例)
図13は、実施の形態に至る前の構想に係る入力バッファ60の構成例を示す図である。
図13に示すように、入力バッファ60は、第1比較部61と、第2比較部62と、論理積回路(以下、AND回路と称す)64と、排他的論理和回路(以下、XOR回路と称す)65と、を備える。第1比較部61は、コンパレータ611と、ヒステリシス回路612と、を有する。第2比較部62は、コンパレータ621と、ヒステリシス回路622と、を有する。
なお、第1比較部61におけるコンパレータ611及びヒステリシス回路612は、それぞれ、入力バッファ50におけるコンパレータ511及びヒステリシス回路512に対応する。また、第2比較部62におけるコンパレータ621及びヒステリシス回路622は、それぞれ、入力バッファ50におけるコンパレータ511及びヒステリシス回路512に対応する。つまり、入力バッファ60では、入力バッファ50におけるコンパレータ511及びヒステリシス回路512の構成が、二組並列に設けられている。
コンパレータ611は、入力信号INの電圧と、参照電圧VrefAと、を比較して、比較結果を出力する。ヒステリシス回路612は、コンパレータ611の比較結果に応じた高電圧又は低電圧の参照電圧VrefAを生成する。以下、高電圧の参照電圧VrefAを入力閾値VIHAとも称し、低電圧の参照電圧VrefAを入力閾値VILAとも称す。
コンパレータ621は、入力信号INの電圧と、参照電圧VrefBと、を比較して、比較結果を出力する。ヒステリシス回路622は、コンパレータ621の比較結果に応じた高電圧又は低電圧の参照電圧VrefBを生成する。以下、高電圧の参照電圧VrefBを入力閾値VIHBとも称し、低電圧の参照電圧VrefBを入力閾値VILBとも称す。
AND回路64は、コンパレータ611,621のそれぞれの比較結果の論理積を出力する。AND回路64の出力信号は、出力端子OUTを介して外部に出力される。以下、AND回路64の出力信号を出力信号OUTとも称す。
XOR回路65は、コンパレータ611,621のそれぞれの比較結果の排他的論理和を出力する。XOR回路65の出力信号は、出力端子ERRを介して外部に出力される。以下、XOR回路65の出力信号を故障検出信号ERRとも称す。
以下、図14〜図16を参照しつつ、入力バッファ60の理想的な動作について説明する。図14は、入力バッファ60に設けられた各コンパレータ611,621の入力信号及び入力閾値の理想値の関係を示す図である。図15は、入力バッファ60の理想的な正常時の動作を示すタイミングチャートである。図16は、入力バッファ60の入力信号、出力信号及び故障検出信号の関係を示す図である。
図14に示すように、以下では、Loレベルの入力信号INが0V、Hiレベルの入力信号INが5V、入力閾値VILA,VILB(低電圧の参照電圧VrefA,VrefB)の理想値が2V、入力閾値VIHA,VIHB(高電圧の参照電圧VrefA,VrefB)の理想値が3Vである場合を例に説明する。
まず、図15,図16を参照しつつ、入力バッファ60の正常動作について説明する。
例えば、初期状態では、入力信号INはLoレベルを示している(時刻t60〜t61)。このとき、入力信号INの電圧(0V)が入力閾値VIHA,VIHB(理想値3V)未満であるため、コンパレータ611,621は、何れもLoレベルの比較結果を出力する。そのため、AND回路64は、Loレベルの出力信号OUTを出力する。また、XOR回路65は、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力する。
なお、参照電圧VrefA,VrefBは、コンパレータ611,621のLoレベルの比較結果に基づいて何れも高電圧(理想値3V)に維持される。つまり、コンパレータ611の入力閾値はVIHAに維持され、コンパレータ621の入力閾値はVIHBに維持される。
その後、入力信号INはLoレベルからHiレベルに変化する(時刻t61〜t63)。その過程で入力信号INの電圧が入力閾値VIHA,VIHB(理想値3V)以上になると(時刻t62)、コンパレータ611,621は、何れも比較結果をLoレベルからHiレベルに切り替える。そのため、AND回路64は、Hiレベルの出力信号OUTを出力する。また、XOR回路65は、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力する。
なお、参照電圧VrefA,VrefBは、コンパレータ611,621のHiレベルの比較結果に基づいて何れも高電圧から低電圧(理想値2V)に切り替わる。つまり、コンパレータ611の入力閾値はVIHAからVILAに切り替わり、コンパレータ621の入力閾値はVIHBからVILBに切り替わる。
その後、入力信号INはHiレベルに維持される(時刻t63〜t64)。このとき、入力信号INの電圧(5V)が入力閾値VILA,VILB(理想値2V)以上であるため、コンパレータ611,621は、何れもHiレベルの比較結果を出力する。そのため、AND回路64は、Hiレベルの出力信号OUTを出力する。また、XOR回路65は、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力する。
なお、参照電圧VrefA,VrefBは、コンパレータ611,621のHiレベルの比較結果に基づいて低電圧(理想値2V)に維持される。つまり、コンパレータ611の入力閾値はVILAに維持され、コンパレータ611の入力閾値はVILBに維持される。
その後、入力信号INはHiレベルからLoレベルに変化する(時刻t64〜t66)。その過程で入力信号INの電圧が入力閾値VILA,VILB(理想値2V)未満になると(時刻t65)、コンパレータ611,621は、何れも比較結果をHiレベルからLoレベルに切り替える。そのため、AND回路64は、Loレベルの出力信号OUTを出力する。また、XOR回路65は、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力する。
なお、参照電圧VrefA,VrefBは、コンパレータ611,621のLoレベルの比較結果に基づいて何れも低電圧から高電圧(理想値3V)に切り替わる。つまり、コンパレータ611の入力閾値はVILAからVIHAに切り替わり、コンパレータ621の入力閾値はVILBからVIHBに切り替わる。
続いて、図16を参照しつつ、コンパレータ611,621の何れかが故障した場合の入力バッファ60の動作について説明する。
例えば、故障によりコンパレータ611の比較結果がLoレベルに固着した場合、コンパレータ611は、入力信号INのレベルに関わらず、Loレベルの比較結果を出力し続ける。それにより、AND回路64は、入力信号INのレベルに関わらず、Loレベルの出力信号OUTを出力し続ける。また、XOR回路65は、入力信号INがLoレベルの場合、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力し、入力信号INがHiレベルの場合、故障が発生したことを表すHiレベルの故障検出信号ERRを出力する。
即ち、入力バッファ60では、故障によりコンパレータ611の比較結果がLoレベルに固着した場合でも、入力信号INがLoレベルの場合には、正常な場合と同じLoレベルの出力信号OUTが出力され、かつ、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRが出力される。つまり、正常動作が実現される。
それに対し、入力信号INがHiレベルの場合には、正常な場合と異なるLoレベルの出力信号OUTが出力され、かつ、故障が発生したことを表すHiレベルの故障検出信号ERRが出力される。この場合、正常動作は実現されないが、フェイルセーフ動作が実現される。具体的には、出力信号OUTがLoレベルになることにより電動パーキングブレーキ2は非駆動状態となる。なお、故障検出信号ERRがHiレベルになった場合、例えば、別途設けられた電動パーキングブレーキが代わりに動作したり、フットブレーキが代わりに動作したり、あるいは、手動のフットブレーキを用いるように運転者に通知されたりすることが考えられる。
また、例えば、故障によりコンパレータ611の比較結果がHiレベルに固着した場合、コンパレータ611は、入力信号INのレベルに関わらず、Hiレベルの比較結果を出力し続ける。それにより、AND回路64は、入力信号INをそのまま出力信号OUTとして出力する。なお、XOR回路65は、入力信号INがHiレベルの場合、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力し、入力信号INがLoレベルの場合、故障が発生したことを表すHiレベルの故障検出信号ERRを出力する。
即ち、入力バッファ60では、故障によりコンパレータ611の比較結果がHiレベルに固着した場合でも、正常な場合と同様に、入力信号INと同じ論理レベルの出力信号OUTが出力される。つまり、正常動作が実現される。
コンパレータ621が故障した場合については、上述したコンパレータ611が故障した場合の動作の説明において、コンパレータ611,621をそれぞれコンパレータ621,611に置き換えればよいため、その説明を省略する。
このように、入力バッファ60は、コンパレータ611,621のうち一方が故障した場合でも、正常時と同じ動作を実現することができるか、又は、少なくともフェイルセーフ動作を実現することができる。
しかしながら、入力バッファ60には、新たな問題があることが分かった。
以下では、入力バッファ60の問題点について説明する。
(入力バッファ60の問題点)
図17は、入力バッファ60に設けられた各コンパレータ611,621の入力信号及び入力閾値の実際値の関係を示す図である。図18は、入力バッファ60の実際の動作を示すタイミングチャートである。
入力バッファ60では、コンパレータ611,621のそれぞれの入力閾値が同じであることが前提となっているが、製造ばらつきの影響により、コンパレータ611,621のそれぞれの入力閾値を完全に一致させることは困難である。
そこで、以下では、図17に示すように、入力閾値VIHAの実際値が3V、入力閾値VILAの実際値が2V、入力閾値VIHBの実際値が3.1V、入力閾値VILBの実際値が1.9Vである場合を例に説明する。
図18に示すように、入力信号INがLoレベルからHiレベルに変化する過程において、入力信号INの電圧が入力閾値VIHA(実際値3V)以上、かつ、入力閾値VIHB(実際値3.1V)未満になると(時刻t62)、コンパレータ611は、比較結果をLoレベルからHiレベルに切り替える。一方で、コンパレータ621は、入力信号INの電圧が入力閾値VIHB(実際値3.1V)未満であるため、Loレベルの比較結果を出力し続ける。そのため、AND回路64は、Loレベルの出力信号OUTを出力し続ける。ここで、XOR回路65は、各コンパレータ611,621が何れも正常であるにもかかわらず、故障が発生したことを表すHiレベルの故障検出信号ERRを出力する。そのため、各コンパレータ611,621が何れも正常であるにもかかわらず、電動パーキングブレーキ2の駆動が正確に行われなくなってしまう可能性がある。
なお、このとき、参照電圧VrefAは、高電圧(実際値3V)から低電圧(実際値2V)に切り替わり、参照電圧VrefBは、高電圧(実際値3.1V)に維持される。つまり、コンパレータ611の入力閾値はVIHAからVILAに切り替わり、コンパレータ621の入力閾値はVIHBに維持される。
その後、入力信号INの電圧が入力閾値VIHB以上になると(時刻t62a)、コンパレータ621は、比較結果をLoレベルからHiレベルに切り替える。このとき、コンパレータ611は、Hiレベルの比較結果を出力している。そのため、AND回路64は、Hiレベルの出力信号OUTを出力する。また、XOR回路65は、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力する。なお、このとき、参照電圧VrefBは、高電圧(実際値3.1V)から低電圧(実際値1.9V)に切り替わる。つまり、コンパレータ621の入力閾値はVIHBからVILBに切り替わる。
その後、入力信号INがHiレベルに維持された後(時刻t63〜t64)、入力信号INはHiレベルからLoレベルに変化する(時刻t64〜t66)。入力信号INがHiレベルからLoレベルに変化する過程において、入力信号INの電圧が入力閾値VILA(実際値2V)未満、かつ、入力閾値VILB(実際値1.9V)以上になると(時刻t65)、コンパレータ611は、比較結果をHiレベルからLoレベルに切り替える。一方で、コンパレータ621は、入力信号INの電圧が入力閾値VILB(実際値1.9V)以上であるため、Hiレベルの比較結果を出力し続ける。そのため、AND回路64は、Loレベルの出力信号OUTを出力する。ここで、XOR回路65は、各コンパレータ611,621が何れも正常であるにもかかわらず、故障が発生したことを表すHiレベルの故障検出信号ERRを出力する。そのため、各コンパレータ611,621が何れも正常であるにもかかわらず、電動パーキングブレーキ2の駆動の解除が正確に行われなくなってしまう可能性がある。
なお、このとき、参照電圧VrefAは、低電圧(実際値2V)から高電圧(実際値3V)に切り替わり、参照電圧VrefBは、低電圧(実際値1.9V)に維持される。つまり、コンパレータ611の入力閾値はVILAからVIHAに切り替わり、コンパレータ621の入力閾値はVILBに維持される。
その後、入力信号INの電圧が入力閾値VILB未満になると(時刻t65a)、コンパレータ621は、比較結果をHiレベルからLoレベルに切り替える。このとき、コンパレータ611は、Loレベルの比較結果を出力している。そのため、AND回路64は、Loレベルの出力信号OUTを出力し続ける。また、XOR回路65は、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力する。なお、このとき、参照電圧VrefBは、低電圧(実際値1.9V)から高電圧(実際値3.1V)に切り替わる。つまり、コンパレータ621の入力閾値はVILBからVIHBに切り替わる。
その他の入力バッファ60の実際の動作については、入力バッファ60の理想的な動作の場合と同様であるため、その説明を省略する。
このように、入力バッファ60は、製造ばらつきの影響で生じたコンパレータ611,621のそれぞれの入力閾値間のずれにより、コンパレータ611,621が正常であるにもかかわらず、故障の誤検出をしてしまう可能性がある。その結果、入力バッファ60を備えた電力制御用半導体装置は、電動パーキングブレーキ2の駆動を正確に制御することができなくなってしまう可能性がある。
なお、故障の誤検出を防ぐために、図19に示す入力バッファ60aの構成のように、入力バッファ60の構成に対しBIST(Built In Self-Test)回路66をさらに設けることも考えられる。しかしながら、BIST回路66を用いた故障診断は、通常動作の前後に行われるものであり、通常動作中にリアルタイムに行うことができない。そのため、通常動作中に故障が発生した場合には、通動動作終了後の故障診断まで、故障を検出することができない。
そこで、故障の誤検出を抑制しつつリアルタイムに故障診断を実行することができるように、本実施の形態に係る入力バッファ10が見出された。
(実施の形態1に係る入力バッファ10の説明)
図3は、実施の形態1に係る入力バッファ10の構成例を示す図である。
図3に示すように、入力バッファ10は、第1比較部11と、第2比較部12と、AND回路(出力信号生成部)14と、XOR回路(故障検出信号生成部)15と、を備える。第1比較部11は、コンパレータ(第1コンパレータ)111と、ヒステリシス回路(第1参照電圧生成部)112と、を有する。第2比較部12は、コンパレータ(第2コンパレータ)121と、ヒステリシス回路(第2参照電圧生成部)122と、を有する。
コンパレータ111は、入力信号INの電圧と、参照電圧Vref1と、を比較して、比較結果(第1比較結果)を出力する。ヒステリシス回路112は、コンパレータ111の比較結果に応じた高電圧又は低電圧の参照電圧Vref1を生成する。以下、高電圧の参照電圧Vref1を入力閾値VIH1とも称し、低電圧の参照電圧Vref1を入力閾値VIL1とも称す。
コンパレータ121は、入力信号INの電圧と、参照電圧Vref2と、を比較して、比較結果(第2比較結果)を出力する。ヒステリシス回路122は、第1比較部11に設けられたコンパレータ111の比較結果に応じた高電圧又は低電圧の参照電圧Vref2を生成する。以下、高電圧の参照電圧Vref2を入力閾値VIH2とも称し、低電圧の参照電圧Vref2を入力閾値VIL2とも称す。
ここで、ヒステリシス回路112,122は、製造ばらつきの影響を考慮したうえで、VIH1<VIH2、かつ、VIL1>VIL2を満たすように構成されている。
AND回路14は、コンパレータ111,121のそれぞれの比較結果の論理積を出力する。AND回路14の出力信号は、出力端子OUTを介して外部に出力される。以下、AND回路14の出力信号を出力信号OUTとも称す。
XOR回路15は、コンパレータ111,121のそれぞれの比較結果の排他的論理和を出力する。XOR回路15の出力信号は、出力端子ERRを介して外部に出力される。以下、XOR回路15の出力信号を故障検出信号ERRとも称す。
以下、図4〜図7を参照しつつ、入力バッファ10の動作について説明する。
図4は、入力バッファ10に設けられた各コンパレータ111,121の入力信号及び入力閾値の関係を示す図である。図5は、入力バッファ10の正常時の動作を示すタイミングチャートである。図6は、入力バッファ10の故障時の動作の一例を示すタイミングチャートである。図7は、入力バッファ10の入力信号、出力信号及び故障検出信号の関係を示す図である。
図4に示すように、以下では、Loレベルの入力信号INが0V、Hiレベルの入力信号INが5V、入力閾値VIH1(高電圧の参照電圧Vref1)が3V、入力閾値VIL1(低電圧の参照電圧Vref1)が2V、入力閾値VIH2(高電圧の参照電圧Vref2)が3.1V、入力閾値VIL2(低電圧の参照電圧Vref2)が1.9Vである場合を例にする。
まず、図5,図7を参照しつつ、入力バッファ10の正常動作について説明する。
例えば、初期状態では、入力信号INはLoレベルを示している(時刻t10〜t11)。このとき、入力信号INの電圧(0V)が入力閾値VIH1(3V),VIH2(3.1V)未満であるため、コンパレータ111,121は、何れもLoレベルの比較結果を出力する。そのため、AND回路14は、Loレベルの出力信号OUTを出力する。また、XOR回路15は、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力する。
なお、参照電圧Vref1,Vref2は、コンパレータ111のLoレベルの比較結果に基づいて何れも高電圧(3V,3.1V)に維持される。つまり、コンパレータ111の入力閾値はVIH1に維持され、コンパレータ121の入力閾値はVIH2に維持される。
その後、入力信号INはLoレベルからHiレベルに変化する(時刻t11〜t13)。その過程で入力信号INの電圧が入力閾値VIH1以上になると(時刻t12)、コンパレータ111は、比較結果をLoレベルからHiレベルに切り替える。
このとき、コンパレータ111のHiレベルの比較結果に基づいて、参照電圧Vref1は高電圧(3V)から低電圧(2V)に切り替わるとともに、参照電圧Vref2は高電圧(3.1V)から低電圧(1.9V)に切り替わる。つまり、コンパレータ111の入力閾値はVIH1からVIL1に切り替わり、コンパレータ121の入力閾値はVIH2からVIL2に切り替わる。
それにより、コンパレータ121は、入力信号INの電圧が入力閾値VIH2に達する前に、コンパレータ111とともに比較結果をLoレベルからHiレベルに切り替える。そのため、AND回路14は、Hiレベルの出力信号OUTを出力する(時刻t12)。また、XOR回路15は、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力する(時刻t12)。
つまり、入力バッファ10は、製造ばらつきの影響でコンパレータ111,121の入力閾値が理想値からずれた場合でも、入力バッファ60の場合と異なり故障の誤検出をすることなくリアルタイムに故障診断を実行することができる。その結果、入力バッファ10を備えた電力制御用半導体装置102は、故障の誤検出に影響されることなく、電動パーキングブレーキ2を正確に駆動することができる。
その後、入力信号INはHiレベルに維持される(時刻t13〜t14)。このとき、入力信号INの電圧(5V)が入力閾値VIL1(2V),VIL2(1.9V)以上であるため、コンパレータ111,121は、何れもHiレベルの比較結果を出力する。そのため、AND回路14は、Hiレベルの出力信号OUTを出力する。また、XOR回路15は、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力する。
なお、参照電圧Vref1,Vref2は、コンパレータ111のHiレベルの比較結果に基づいて何れも低電圧(2V,1.9V)に維持される。つまり、コンパレータ111の入力閾値はVIL1に維持され、コンパレータ121の入力閾値はVIL2に維持される。
その後、入力信号INはHiレベルからLoレベルに変化する(時刻t14〜t16)。その過程で入力信号INの電圧が入力閾値VIL1未満になると(時刻t15)、コンパレータ111は、比較結果をHiレベルからLoレベルに切り替える。
このとき、コンパレータ111のLoレベルの比較結果に基づいて、参照電圧Vref1は低電圧(2V)から高電圧(3V)に切り替わるとともに、参照電圧Vref2は低電圧(1.9V)から高電圧(3.1V)に切り替わる。つまり、コンパレータ111の入力閾値はVIL1からVIH1に切り替わり、コンパレータ121の入力閾値はVIL2からVIH2に切り替わる。
それにより、コンパレータ121は、入力信号INの電圧が入力閾値VIL2に達する前に、コンパレータ111とともに比較結果をHiレベルからLoレベルに切り替える。そのため、AND回路14は、Loレベルの出力信号OUTを出力する(時刻t15)。また、XOR回路15は、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力する(時刻t15)。
つまり、入力バッファ10は、製造ばらつきの影響でコンパレータ111,121の入力閾値が理想値からずれた場合でも、入力バッファ60の場合と異なり故障の誤検出をすることなくリアルタイムに故障診断を実行することができる。その結果、入力バッファ10を備えた電力制御用半導体装置102は、故障の誤検出に影響されることなく、電動パーキングブレーキ2を正確に非駆動にすることができる。
続いて、図6,図7を参照しつつ、コンパレータ111,121の何れかが故障した場合の入力バッファ10の動作について説明する。なお、図6のタイミングチャートでは、一例として、コンパレータ111の比較結果がLoレベルに固定された場合における入力バッファ10の動作が示されている。
例えば、故障によりコンパレータ111の比較結果がLoレベルに固着した場合、コンパレータ111は、入力信号INのレベルに関わらず、Loレベルの比較結果を出力し続ける。それにより、AND回路14は、入力信号INのレベルに関わらず、Loレベルの出力信号OUTを出力し続ける。また、XOR回路15は、入力信号INがLoレベルの場合、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力し、入力信号INがHiレベルの場合、故障が発生したことを表すHiレベルの故障検出信号ERRを出力する。
即ち、入力バッファ10では、故障によりコンパレータ111の比較結果がLoレベルに固着した場合でも、入力信号INがLoレベルの場合には、正常な場合と同じLoレベルの出力信号OUTが出力され、かつ、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRが出力される。つまり、正常動作が実現される。
それに対し、入力信号INがHiレベルの場合には、正常な場合と異なるLoレベルの出力信号OUTが出力され、かつ、故障が発生したことを表すHiレベルの故障検出信号ERRが出力される。この場合、正常動作は実現されないが、フェイルセーフ動作が実現される。具体的には、出力信号OUTがLoレベルになることにより電動パーキングブレーキ2は非駆動状態になる。なお、故障検出信号ERRがHiレベルになった場合、例えば、別途設けられた電動パーキングブレーキが代わりに動作したり、フットブレーキが代わりに動作したり、あるいは、手動のフットブレーキを用いるように運転者に通知されたりすることが考えられる。
また、例えば、故障によりコンパレータ111の比較結果がHiレベルに固着した場合、コンパレータ111は、入力信号INのレベルに関わらず、Hiレベルの比較結果を出力し続ける。それにより、AND回路14は、入力信号INをそのまま出力信号OUTとして出力する。なお、XOR回路15は、入力信号INがHiレベルの場合、正常であることを表すLoレベルの故障検出信号ERRを出力し、入力信号INがLoレベルの場合、故障が発生したことを表すHiレベルの故障検出信号ERRを出力する。
即ち、入力バッファ10では、故障によりコンパレータ111の比較結果がHiレベルに固着した場合でも、正常な場合と同様に、入力信号INと同じ論理レベルの出力信号OUTが出力される。つまり、正常動作が実現される。
コンパレータ121が故障した場合については、上述したコンパレータ111が故障した場合の動作の説明において、コンパレータ111,121をそれぞれコンパレータ121,111に置き換えればよいため、その説明を省略する。
このように、本実施の形態に係る入力バッファ10は、入力信号INの電圧と参照電圧Vref1,Vref2とをそれぞれ比較する2つの比較部11,12を備え、メインの比較部11の比較結果に基づいて2つの比較部11,12の参照電圧Vref1,Vref2のレベル(入力閾値)を切り替える。ここで、入力バッファ10は、高電圧の参照電圧Vref1(入力閾値VIH1)が高電圧の参照電圧Vref2(入力閾値VIH2)よりも低くなるように構成され、かつ、低電圧の参照電圧Vref1(入力閾値VIL1)が低電圧の参照電圧Vref2(入力閾値VIL2)よりも高くなるように構成されている。それにより、入力信号INの電圧レベルが遷移した場合、常に入力信号INの電圧がサブの比較部12の入力閾値よりも先にメインの比較部11の入力閾値に達するため、サブの比較部12の比較結果よりも先にメインの比較部11の比較結果が切り替わることになる。メインの比較部11の比較結果が切り替わると、2つの比較部11,12の参照電圧Vref1,Vref2のレベル(入力閾値)が一斉に切り替わるため、サブの比較部12の比較結果もメインの比較部11の比較結果とともに切り替わることになる。
それにより、本実施の形態に係る入力バッファ10は、製造ばらつきの影響で比較部11,12の入力閾値が理想値からずれた場合でも、入力バッファ60の場合と異なり故障の誤検出をすることなくリアルタイムに故障診断を実行することができる。
なお、当然ながら、本実施の形態に係る入力バッファ10は、入力バッファ60の場合と同様に、コンパレータ111,121の何れか一方が故障した場合でも、正常時と同じ動作を実現することができるか、又は、少なくともフェイルセーフ動作を実現することができる。これらのことから、入力バッファ10を備えた電力制御用半導体装置102は、電動パーキングブレーキ2の駆動を正確に制御することができる。
また、本実施の形態に係る入力バッファ10は、BIST回路を必要としないため、回路規模の増大を抑制することができ、設計の複雑化を回避することができ、さらに、テスト時間の増大を抑制することができる。
さらに、本実施の形態に係る入力バッファ10は、実質的に入力信号INの電圧とコンパレータ111の入力閾値との比較のみを行っているため、入力バッファ60の場合よりも入力閾値のばらつきを小さくすることができる。
<実施の形態2>
図8は、実施の形態2に係る入力バッファ20の構成例を示す図である。入力バッファ20は、入力バッファ10と比較して、第1及び第2比較部に加えて第3比較部をさらに備える。以下、具体的に説明する。
図8に示すように、入力バッファ20は、第1比較部21と、第2比較部22と、第3比較部23と、AND回路24と、XOR回路25と、RSラッチ回路26と、AND回路27と、論理和回路(以下、OR回路と称す)28と、を備える。第1比較部21は、コンパレータ211及びヒステリシス回路212を有する。第2比較部22は、コンパレータ221及びヒステリシス回路222を有する。第3比較部23は、コンパレータ(第3コンパレータ)231及びヒステリシス回路(第3参照電圧生成部)232を有する。
なお、入力バッファ20における第1比較部21、第2比較部22、AND回路24及びXOR回路25は、それぞれ、入力バッファ10における第1比較部11、第2比較部12、AND回路14及びXOR回路15に対応する。以下では、入力バッファ20のうち、主として入力バッファ10と異なる内容について説明する。
例えば、第3比較部23は、第1比較部21と同様の回路構成を有する。したがって、第3比較部23のヒステリシス回路232は、第1比較部21のヒステリシス回路212によって生成される参照電圧Vref1と実質的に同じレベルの参照電圧Vref3を生成する。
AND回路24は、コンパレータ211,221のそれぞれの比較結果の論理積を出力する。XOR回路25は、コンパレータ211,221のそれぞれの比較結果の排他的論理和を出力する。RSラッチ回路26では、セット端子SにXOR回路25の出力信号が供給され、リセット端子Rにパワーオンリセット信号(POR信号)が供給され、出力端子Qから出力信号が出力される。AND回路27は、RSラッチ回路26の出力信号と、第3比較部23に設けられたコンパレータ231の比較結果と、の論理積を出力する。OR回路28は、AND回路24の出力信号と、AND回路27の出力信号と、の論理和を出力する。OR回路28の出力信号は、出力端子OUTを介して外部に出力される。以下、OR回路28の出力信号を出力信号OUTとも称す。
RSラッチ回路26は、コンパレータ211,221が何れも正常である場合にLoレベルの信号を出力し、コンパレータ211,221の何れか一方に故障が検出されて以降はHiレベルの信号を出力する。より具体的には、RSラッチ回路26は、故障検出信号ERRがLoレベルのときにパワーオンリセット信号がアクティブになると、Loレベルの信号を出力し、その後、故障検出信号ERRが立ち上がると、出力信号をLoレベルからHiレベルに切り替える。
例えば、コンパレータ211,221が何れも正常である場合、RSラッチ回路26の出力がLoレベルであるため、AND回路27は、第3比較部23の比較結果に関わらずLoレベルの信号を出力する。そのため、OR回路28は、AND回路24の出力信号をそのまま出力信号OUTとして出力する。つまり、コンパレータ211,221が何れも正常である場合、入力バッファ20は入力バッファ10と同等の動作を行う。
それに対し、コンパレータ211,221の何れかが一方が故障した場合、RSラッチ回路26の出力がHiレベルであるため、AND回路27は、第3比較部23の比較結果をそのまま出力する。
ここで、故障したコンパレータの比較結果がHiレベルに固着している場合、AND回路24の出力は正常時と同じ値を示す。そのため、OR回路28は、正常時と同じ出力であるAND回路24の出力と、正常動作中の第3比較部23の出力と、の論理和を出力信号OUTとして出力することになる。つまり、OR回路28は、正常時と同じ出力信号OUTを出力する。
他方、故障したコンパレータの比較結果がLoレベルに固着している場合、AND回路24の出力は正常時と異なりLoレベルに維持される。そのため、OR回路28は、Loレベルを示すAND回路24の出力と、正常動作中の第3比較部23の出力と、の論理和を出力信号OUTとして出力することになる。つまり、OR回路28は、故障したコンパレータの比較結果がLoレベルに固着している場合でも、正常時と同じ出力信号OUTを出力する。
このように、入力バッファ20は、コンパレータ211,221の何れかの比較結果がHiレベルに固着した場合だけでなく、コンパレータ211,221の何れかの比較結果がLoレベルに固着した場合でも、フェイルセーフ動作ではなく、正常時と同じ動作を実現することができる。
なお、第3比較部23が故障した場合でも、第1及び第2比較部21,22が故障していなければ、当然ながら、入力バッファ20は正常時における動作と同等の動作を行うことができる。
また、第1比較部21におけるコンパレータ211の比較結果がHiレベル又はLoレベルに固着した場合、第2比較部22におけるヒステリシス回路222の参照電圧Vref2は低電圧又は高電圧に固定されてしまう。しかしながら、この場合、入力バッファ20は、第1及び第2比較部21,22の代わりに第3比較部23の比較結果を用いることにより、ヒステリシス特性を消失させることなく出力信号OUTを出力することができる。
<実施の形態3>
図9は、実施の形態3に係る入力バッファ30の構成例を示す図である。入力バッファ30では、入力バッファ10と比較して、第2比較部の構成が異なる。以下、具体的に説明する。
図9に示すように、入力バッファ30は、第1比較部31と、第2比較部32と、AND回路34と、XOR回路35と、RSラッチ回路36と、を備える。第1比較部31は、コンパレータ311及びヒステリシス回路312を有する。第2比較部32は、コンパレータ321と、ヒステリシス回路(第2参照電圧生成部)322と、ヒステリシス回路(第3参照電圧生成部)323と、選択回路324と、スイッチ325と、を有する。スイッチ325は設けられていなくてもよい。
なお、入力バッファ30における第1比較部31、第2比較部32、AND回路34及びXOR回路35は、それぞれ、入力バッファ10における第1比較部11、第2比較部12、AND回路14及びXOR回路15に対応する。以下では、入力バッファ30のうち、主として入力バッファ10と異なる内容について説明する。
RSラッチ回路36は、コンパレータ311,321が何れも正常である場合にLoレベルの信号を出力し、コンパレータ311,321の何れか一方に故障が検出されて以降はHiレベルの信号を出力する。より具体的には、RSラッチ回路36は、故障検出信号ERRがLoレベルのときにパワーオンリセット信号がアクティブになると、Loレベルの信号を出力し、その後、故障検出信号ERRが立ち上がると、出力信号をLoレベルからHiレベルに切り替える。
コンパレータ321は、入力信号INの電圧と、参照電圧Vref2と、を比較して比較結果を出力する。ヒステリシス回路322は、第1比較部31に設けられたコンパレータ311の比較結果に応じた高電圧又は低電圧の参照電圧Vref21を生成する。ヒステリシス回路323は、第2比較部32のコンパレータ321の比較結果に応じた高電圧又は低電圧の参照電圧Vref22を生成する。以下、高電圧の参照電圧Vref21を入力閾値VIH21とも称し、低電圧の参照電圧Vref21を入力閾値VIL21とも称す。また、高電圧の参照電圧Vref22を入力閾値VIH22とも称し、低電圧の参照電圧Vref22を入力閾値VIL22とも称す。
ここで、ヒステリシス回路312,322は、製造ばらつきの影響を考慮したうえで、VIH1<VIH21、かつ、VIL1>VIL21を満たすように構成されている。それに対し、ヒステリシス回路323は、VIH22,VIL22がそれぞれヒステリシス回路312のVIH1,VIL1と同等程度となるように構成されている。
選択回路324は、故障検出結果に基づいて参照電圧Vref21,Vref22の何れかを選択して参照電圧Vref2として出力する。スイッチ325は、コンパレータ321からヒステリシス回路323へのフィードバック経路上に設けられ、故障検出結果に応じてオンオフを切り替える。
例えば、コンパレータ311,321が何れも正常である場合、即ち、RSラッチ回路36の出力がLoレベルの場合、選択回路324は、ヒステリシス回路322により生成された参照電圧Vref21を選択して参照電圧Vref2として出力する。また、スイッチ325はオフに制御される。この場合、入力バッファ30は、入力バッファ10の正常時における動作と同等の動作を行う。
また、例えば、コンパレータ311の故障によりRSラッチ回路36の出力がHiレベルになった場合、選択回路324は、ヒステリシス回路323により生成された参照電圧Vref22を選択して参照電圧Vref2として出力する。また、スイッチ325はオンに制御される。この場合、コンパレータ321は、故障したコンパレータ311の比較結果に基づいて生成された参照電圧Vref21を用いる代わりに、正常なコンパレータ321の比較結果に基づいて生成された参照電圧Vref22を用いて、比較動作を行う。そのため、入力バッファ30は、ヒステリシス特性を消失させることなく出力信号OUTを出力することができる。
なお、コンパレータ321の故障によりRSラッチ回路36の出力がHiレベルになった場合にも、選択回路324は、ヒステリシス回路323により生成された参照電圧Vref22を選択して参照電圧Vref2として出力し、スイッチ325は、オンに制御される。しかしながら、何れにしても、故障したコンパレータ321の出力はHiレベル又はLoレベルに固着されたままである。この場合、入力バッファ30は、入力バッファ10の故障時における動作と同等の動作を行う。
このように、入力バッファ30では、故障が発生した場合、コンパレータ321が、コンパレータ311の比較結果に基づいて生成された参照電圧Vref21の代わりに、コンパレータ321の比較結果に基づいて生成された参照電圧Vref22を用いて比較動作を行う。それにより、入力バッファ30は、コンパレータ311の比較結果が故障によりHiレベル又はLoレベルに固着した場合でも、ヒステリシス特性を消失させることなく出力信号OUTを出力することができる。
<実施の形態4>
図10は、実施の形態4に係る入力バッファ40の構成例を示す図である。入力バッファ10では、2個の比較部が何れも入力信号INに対する比較動作を行っていた。それに対し、入力バッファ40では、一方の比較部が入力信号INに対する比較動作を行い、他方の比較部が入力信号INの反転信号に対する比較動作を行っている。以下、具体的に説明する。
図10に示すように、入力バッファ40は、第1比較部41と、第2比較部42と、AND回路44と、XOR回路45と、インバータ46,47と、を備える。第1比較部41は、コンパレータ411及びヒステリシス回路412を有する。第2比較部42は、コンパレータ421及びヒステリシス回路422を有する。
なお、入力バッファ40における第1比較部41、第2比較部42、AND回路44及びXOR回路45は、それぞれ、入力バッファ10における第1比較部11、第2比較部12、AND回路14及びXOR回路15に対応する。以下では、入力バッファ40のうち、主として入力バッファ10と異なる内容について説明する。
第2比較部42において、コンパレータ421は、外部から入力端子INBに供給される入力信号INBの電圧と、参照電圧Vref2と、を比較して、比較結果を出力する。なお、入力信号INBは、入力信号INの反転信号である。ヒステリシス回路422は、第1比較部41に設けられたコンパレータ411の比較結果をインバータ46で反転させた信号に応じた高電圧又は低電圧の参照電圧Vref2を生成する。
AND回路44は、コンパレータ411の比較結果と、コンパレータ421の比較結果をインバータ47で反転させた信号と、の論理積を出力信号OUTとして出力する。XOR回路45は、コンパレータ411の比較結果と、コンパレータ421の比較結果をインバータ47で反転させた信号と、の論理積を出力信号OUTとして出力する。
入力バッファ40のその他の構成については、入力バッファ10の場合と同様であるため、その説明を省略する。
ここで、正常時には、第2比較部42の入力信号及び出力信号は、それぞれ、第1比較部41の入力信号及び出力信号を反転させた信号となっている。したがって、正常時には、第2比較部42の比較結果をインバータ47で反転させた信号は、入力バッファ10の第2比較部12の比較結果と同じ値を示すこととなる。
それにより、入力バッファ40は、コンパレータ411,421の故障だけでなく、マイコン101及び入力バッファ40間の伝送路における故障(例えば、VDD、GND、又は、隣接する伝送路への短絡)や、入力バッファ40の入力端子IN,INBに対して設けられたESD保護素子の故障(例えば、VDD、GNDへの短絡)なども検出することが可能となる。
以上のように、上記実施の形態1〜4に係る入力バッファは、入力信号IN(又はその反転信号INB)の電圧と参照電圧とをそれぞれ比較する2つの比較部を備え、メインの比較部の比較結果に基づいて2つの比較部の参照電圧のレベル(入力閾値)を切り替える。ここで、上記実施の形態1〜4に係る入力バッファは、メインの比較部における高電圧の参照電圧がサブの比較部における高電圧の参照電圧よりも低くなるように構成され、メインの比較部の低電圧の参照電圧がサブの比較部における低電圧の参照電圧よりも高くなるように構成されている。それにより、入力信号INの電圧レベルが遷移した場合、常に入力信号INの電圧がサブの比較部の入力閾値よりも先にメインの比較部の入力閾値に達するため、サブの比較部の比較結果よりも先にメインの比較部の比較結果が切り替わることになる。メインの比較部の比較結果が切り替わると、2つの比較部のそれぞれの参照電圧のレベル(入力閾値)が一斉に切り替わるため、サブの比較部の比較結果もメインの比較部の比較結果とともに切り替わることになる。
それにより、上記実施の形態1〜4に係る入力バッファは、製造ばらつきの影響で2つの比較部のそれぞれの入力閾値が理想値からずれた場合でも、故障の誤検出をすることなくリアルタイムに故障診断を行うことができる。
なお、当然ながら、上記実施の形態1〜4に係る入力バッファは、2つの比較部の何れか一方が故障した場合でも、正常時と同じ動作を実現することができるか、又は、少なくともフェイルセーフ動作を実現することができる。これらのことから、この入力バッファを備えた電力制御用半導体装置及びエンジン制御ユニットは、電動パーキングブレーキの駆動を正確に制御することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記の実施の形態に係る半導体装置では、半導体基板、半導体層、拡散層(拡散領域)などの導電型(p型もしくはn型)を反転させた構成としてもよい。そのため、n型、及びp型の一方の導電型を第1の導電型とし、他方の導電型を第2の導電型とした場合、第1の導電型をp型、第2の導電型をn型とすることもできるし、反対に第1の導電型をn型、第2の導電型をp型とすることもできる。
1 エンジン制御ユニット
2 電動パーキングブレーキ
3 スイッチ
4 バッテリー電源
10 入力バッファ
11 第1比較部
12 第2比較部
14 論理積回路
15 排他的論理和回路
20 入力バッファ
21 第1比較部
22 第2比較部
23 第3比較部
24 論理積回路
25 排他的論理和回路
26 RSラッチ回路
27 論理積回路
28 論理和回路
30 入力バッファ
31 第1比較部
32 第2比較部
34 論理積回路
35 排他的論理和回路
36 RSラッチ回路
40 入力バッファ
41 第1比較部
42 第2比較部
44 論理積回路
45 排他的論理和回路
46,47 インバータ
101 マイコン
102 電力制御用半導体装置
103 プリドライバ
104 ドライバ
105 入力回路
106 出力制御回路
111 コンパレータ
112 ヒステリシス回路
121 コンパレータ
122 ヒステリシス回路
201 モーター
202 ブレーキ
211 コンパレータ
212 ヒステリシス回路
221 コンパレータ
222 ヒステリシス回路
231 コンパレータ
232 ヒステリシス回路
311 コンパレータ
312 ヒステリシス回路
321 コンパレータ
322 ヒステリシス回路
323 ヒステリシス回路
324 選択回路
325 スイッチ
411 コンパレータ
412 ヒステリシス回路
421 コンパレータ
422 ヒステリシス回路
SYS1 エンジン制御ユニット

Claims (14)

  1. 入力信号の電圧と第1参照電圧とを比較して第1比較結果を出力する第1コンパレータと、
    前記第1比較結果に基づいて第1高電位側電圧と第1低電位側電圧との何れかを選択して前記第1参照電圧として出力する第1参照電圧生成部と、
    前記入力信号の電圧と第2参照電圧とを比較して第2比較結果を出力する第2コンパレータと、
    前記第1比較結果に基づいて、前記第1高電位側電圧より高い第2高電位側電圧と、前記第1低電位側電圧より低い第2低電位側電圧と、の何れかを選択して前記第2参照電圧として出力する第2参照電圧生成部と、
    前記第1及び前記第2比較結果に基づいて出力信号を生成する出力信号生成部と、
    前記第1及び前記第2比較結果に基づいて前記第1及び前記第2コンパレータの何れかに故障が発生したか否かを示す故障検出信号を生成する故障検出信号生成部と、
    を備えた、入力バッファ。
  2. 前記入力信号の電圧と第3参照電圧とを比較して第3比較結果を出力する第3コンパレータと、
    前記第3比較結果に基づいて、第3高電位側電圧と第3低電位側電圧との何れかを選択して前記第3参照電圧として出力する第3参照電圧生成部と、をさらに備え、
    前記出力信号生成部は、前記第1及び前記第2コンパレータの何れかに故障が発生したことが検出された場合、前記第3比較結果を前記出力信号として生成する、
    請求項1に記載の入力バッファ。
  3. 前記第3高電位側電圧は、前記第1高電位側電圧と実質的に同じ電圧レベルを示し、
    前記第3低電位側電圧は、前記第1低電位側電圧と実質的に同じ電圧レベルを示す、
    請求項2に記載の入力バッファ。
  4. 前記出力信号生成部は、
    前記第1比較結果及び前記第2比較結果の論理積を出力する第1AND回路と、
    前記第1比較結果及び前記第2比較結果の排他的論理和を出力するXOR回路と、
    前記XOR回路の出力がセット端子に入力され、リセット信号がリセット端子に入力される、RSラッチ回路と、
    前記RSラッチ回路の出力と前記第3比較結果との論理積を出力する第2AND回路と、
    前記第1AND回路と前記第2AND回路との論理和を前記出力信号として出力するOR回路と、を有し、
    前記故障検出信号生成部は、
    前記XOR回路により構成され、前記XOR回路の出力を前記故障検出信号として出力する、
    請求項2に記載の入力バッファ。
  5. 前記第2比較結果に基づいて、第3高電位側電圧と第3低電位側電圧との何れかを選択して第3参照電圧として出力する第3参照電圧生成部と、
    前記第1及び前記第2コンパレータの何れかに故障が発生したことが検出された場合、前記第2参照電圧から前記第3参照電圧に選択を切り替えて新たな第2参照電圧として出力する選択回路と、をさらに備え、
    前記第2コンパレータは、前記入力信号の電圧と前記選択回路の出力電圧とを比較して前記第2比較結果を出力する、
    請求項1に記載の入力バッファ。
  6. 前記第3高電位側電圧は、前記第1高電位側電圧と実質的に同じ電圧レベルを示し、
    前記第3低電位側電圧は、前記第1低電位側電圧と実質的に同じ電圧レベルを示す、
    請求項5に記載の入力バッファ。
  7. 前記故障検出信号がセット端子に入力され、リセット信号がリセット端子に入力される、RSラッチ回路と、をさらに備え、
    前記出力信号生成部は、
    前記第1比較結果及び前記第2比較結果の論理積を前記出力信号として出力する第1AND回路を有し、
    前記故障検出信号生成部は、
    前記第1比較結果及び前記第2比較結果の排他的論理和を前記故障検出信号として出力するXOR回路を有し、
    前記選択回路は、
    前記RSラッチ回路の出力に基づいて前記第2参照電圧及び前記第3参照電圧の何れかを選択して新たな第2参照電圧として出力する、
    請求項5に記載の入力バッファ。
  8. 前記第2コンパレータは、前記入力信号の反転信号の電圧と前記第2参照電圧とを比較して前記第2比較結果を出力し、
    前記第2参照電圧生成部は、前記第1比較結果の反転信号に基づいて前記第2高電位側電圧と前記第2低電位側電圧との何れかを選択して前記第2参照電圧として出力し、
    前記出力信号生成部は、前記第1比較結果と、前記第2比較結果の反転信号と、に基づいて前記出力信号を生成し、
    前記故障検出信号生成部は、前記第1比較結果と、前記第2比較結果の反転信号と、に基づいて前記故障検出信号を生成する、
    請求項1に記載の入力バッファ。
  9. 外部から供給される制御信号を受け取る請求項1に記載の入力バッファと、
    前記入力バッファの出力信号に基づいてモーターの駆動を制御するドライバと、
    を備えた、半導体装置。
  10. 制御信号を生成する制御装置と、
    前記制御装置から供給される前記制御信号に基づいて前記モーターの駆動を制御する請求項9に記載の半導体装置と、
    を備えた、エンジン制御ユニット。
  11. 車両に搭載された電動パーキングブレーキの駆動を制御する半導体装置に設けられ、
    入力信号の電圧と第1参照電圧とを比較して第1比較結果を出力する第1コンパレータと、
    前記第1比較結果に基づいて第1高電位側電圧と第1低電位側電圧との何れかを選択して前記第1参照電圧として出力する第1参照電圧生成部と、
    前記入力信号の電圧と第2参照電圧とを比較して第2比較結果を出力する第2コンパレータと、
    前記第1比較結果に基づいて、前記第1高電位側電圧より高い第2高電位側電圧と、前記第1低電位側電圧より低い第2低電位側電圧と、の何れかを選択して前記第2参照電圧として出力する第2参照電圧生成部と、
    前記第1及び前記第2比較結果に基づいて出力信号を生成する出力信号生成部と、
    前記第1及び前記第2比較結果に基づいて前記第1及び前記第2コンパレータの何れかに故障が発生したか否かを示す故障検出信号を生成する故障検出信号生成部と、
    を備えた、入力バッファ。
  12. 前記入力信号の電圧と第3参照電圧とを比較して第3比較結果を出力する第3コンパレータと、
    前記第3比較結果に基づいて、第3高電位側電圧と第3低電位側電圧との何れかを選択して前記第3参照電圧として出力する第3参照電圧生成部と、をさらに備え、
    前記出力信号生成部は、前記第1及び前記第2コンパレータの何れかに故障が発生したことが検出された場合、前記第3比較結果を前記出力信号として生成する、
    請求項11に記載の入力バッファ。
  13. 前記第2比較結果に基づいて、第3高電位側電圧と第3低電位側電圧との何れかを選択して第3参照電圧として出力する第3参照電圧生成部と、
    前記第1及び前記第2コンパレータの何れかに故障が発生したことが検出された場合、前記第2参照電圧から前記第3参照電圧に選択を切り替えて新たな第2参照電圧として出力する選択回路と、をさらに備え、
    前記第2コンパレータは、前記入力信号の電圧と前記選択回路の出力電圧とを比較して前記第2比較結果を出力する、
    請求項11に記載の入力バッファ。
  14. 前記第2コンパレータは、前記入力信号の反転信号の電圧と前記第2参照電圧とを比較して前記第2比較結果を出力し、
    前記第2参照電圧生成部は、前記第1比較結果の反転信号に基づいて前記第2高電位側電圧と前記第2低電位側電圧との何れかを選択して前記第2参照電圧として出力し、
    前記出力信号生成部は、前記第1比較結果と、前記第2比較結果の反転信号と、に基づいて前記出力信号を生成し、
    前記故障検出信号生成部は、前記第1比較結果と、前記第2比較結果の反転信号と、に基づいて前記故障検出信号を生成する、
    請求項11に記載の入力バッファ。
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