JP2018054382A - 放射線測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線測定装置において、バックグラウンド事象をより正確に判別して、バックグラウンドを低下させる。
【解決手段】論理積回路30は、複数の光電子増倍管からの複数のパルス信号が同時に得られた場合に同時信号を生成する。ゲート設定部34は、当該複数のパルス信号の論理和信号に基づいてマスク時間を設定する(ゲート信号を生成する)。論理積回路36は、同時信号に基づいて計数実行信号(アナログデジタル変換器24のAD変換開始信号を生成する回路である。論理積回路36は、計数を行う場合において、マスク時間内に生じた同時計数に基づいては計数実行信号を生成しない。
【選択図】図2

Description

本発明は放射線測定装置に関し、特に、バックグラウンドを低減する技術に関する。
放射線測定装置として、液体シンチレーション装置が知られている。一般的に、液体シンチレーション装置は、2本又は3本の光電子増倍管(PMT)を備えている。液体シンチレーション装置の測定対象であるシンチレーション発光は、第1のPMTと第2のPMTの出力信号として、通常、約20ns程度のパルス幅を有する信号として観測され、発光量が十分であれば、両方のPMTから同時に出力が得られる。一方、それぞれのPMTの熱雑音も同様に20ns程度のパルス幅を有する信号として観測されるため、この熱雑音の影響を除去するために、第1のPMTと第2のPMTからの信号の論理積(AND)を用いて、シンチレーション発光による同時計数事象(Coincident Events)のみを取り出してS/Nの向上を図っている。
液体シンチレーション計測において、主パルスの発生後、それに引き続いてアフターパルスが発生することが知られている。特に、宇宙線及び自然放射線による高エネルギー粒子とシンチレータとの相互作用によるシンチレーション光や、ガラスバイアル内のK−40等の自然放射能による蛍光等のバックグラウンド事象は、アフターパルスが多いことが知られている。
特許文献1に記載の発明においては、同時計数事象の発生後からのバースト(第1のPMT及び第2のPMTからの信号の論理和(OR))をカウントし、その頻度に基づいて、その同時係数事象が、バックグラウンド事象に該当するのか、又は、本来計測すべき放射線による事象に該当するのかを識別している。
米国特許第4,651,006号明細書
ところで、ガラスバイアル内には、K−40、ウラン、トリウム等の自然放射線物質が混入しており、これらがガラスバイアルを用いた際の高いバックグラウンドの由来であることが知られている。ガラス壁内でこれらの自然放射線物質がα崩壊やβ崩壊した際の蛍光や、チェレンコフ光が発生した場合、数多くの光子群が発生して多重パルスの原因となる。通常、この多重パルスは同時計数後のアフターパルスとして知られているが、同時計数を発生させる以前にもシングルフォトンイベントとして発生する場合がある(シングルフォトンとして片方のPMTで観測される場合がある)。このように、ガラスバイアルを使用すると、プリパルス(先行事象)を事前に伴うメインパルス(主事象)が発生する場合がある。
特許文献1に記載の発明は、主事象(同時計数事象)後に発生するアフターパルスを検出することによりバックグラウンド事象を識別する。除去すべきではない放射線による事象もアフターパルスを伴うことがあることから、誤判別を回避するために、アフターパルスの数が閾値以上となる事象をバックグラウンドとして判別している。先行事象が発生し、且つ、事後事象(アフターパルス)も発生する場合、特許文献1に記載の発明によってバックグラウンドの識別は可能である。しかし、先行事象のみが発生する場合、又は、先行事象が発生しアフターパルスの発生頻度が閾値よりも少ない場合、特許文献1に記載の発明では、バックグラウンドを判別することができない。
本発明の目的は、放射線測定装置において、バックグラウンド事象をより正確に判別してバックグラウンドを低下させることにある。
本発明に係る放射線測定装置は、複数の光電子増倍管からの複数のパルス信号が同時に得られた場合に同時信号を生成するコインシデンス回路と、前記複数のパルス信号の論理和信号に基づいてマスク時間を設定するマスク設定回路と、同時信号に基づいて計数実行信号を生成する回路であって、計数を行う場合において、前記マスク時間内において生じた同時信号に基づいては計数実行信号を生成しない計数実行信号生成回路と、を含むことを特徴とする。
上記の構成によると、マスク時間内において生じた同時信号はバックグラウンド事象を表わす信号として処理される。マスク設定回路は、例えば、同時信号の発生前に、片方の光電子増倍管から出力されたパルス信号が発生している場合、そのパルス信号に基づいてマスク時間を設定し、同時信号の発生前にそのパルス信号が発生していない場合、その同時信号に基づいてマスク時間を設定する。先行事象を伴う同時計数事象はバックグラウンド事象である可能性が高く、先行事象を伴わない同時計数事象はバックグラウンド事象である可能性が低い。それ故、先行事象を表わすパルス信号に基づいてマスク時間を設定し、そのマスク時間内において生じた同時信号を、バックグラウンド事象を表わす信号として処理することにより、バックグラウンド事象をより正確に判別してバックグラウンドを低下させることが可能となる。つまり、本発明においては、同時計数事象の発生前に発生し得る先行事象をモニタリングすることにより、バックグラウンド事象をより正確に判別してバックグラウンドを低下させることが可能となる。
前記マスク設定回路は、論理和信号に基づいて設定されたマスク時間の後に発生した別の論理和信号に基づいて別のマスク時間を設定する。
本発明に係る放射線測定装置は、同時信号の発生後に発生するアフターパルスの数が閾値以上となる同時信号を除外する除外回路を更に含む。この構成によると、先行事象とアフターパルスの両方を利用することにより、更にバックグラウンドを低下させることが可能となる。
測定対象の試料は液体シンチレータとともに容器としてのガラスバイアルに収容されており、前記複数の光電子増倍管は、前記液体シンチレータ及び前記ガラスバイアルからの発光を検出して前記複数のパルス信号を出力する。
本発明によると、放射線測定装置において、バックグラウンド事象をより正確に判別して、バックグラウンドを低下させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る液体シンチレーション装置を示す図である。 本実施形態に係る計数部を示すブロック図である。 本実施形態に係る計数部の動作を説明するためのタイミングチャートである。 光電子増倍管からの出力信号の一例を示す図である。 光電子増倍管からの出力信号の一例を示す図である。 変形例に係る計数部を示すブロック図である。 変形例に係る計数部の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図1には、本発明の実施形態に係る放射線測定装置の一例としての液体シンチレーション装置が示されている。液体シンチレーション装置は、例えば、検出部10と、サンプルチェンジャー部12と、計数部(図2に示されている)と、を含む。
検出部10には、2本の光電子増倍管(PMT)(例えば、PMT14,16)が互いに対向して配置されている。PMT14,16の間には、測定試料18が配置される。
測定試料18は、ガラスバイアル(試料容器)を含む。ガラスバイアル内に、液体シンチレータと試料とが収容される。検出部10は、試料から放射されたα線やβ線を、PMT14,16によって測定する。液体シンチレータとして、例えば、トルエンやキシレン等の溶媒に、ターフェニルやジフェニルオキサゾール(PPO)等の蛍光物質の溶質を溶かし込んだ公知の液体シンチレータが用いられる。試料は、例えば、水、海水、尿、等である。なお、熱雑音対策として、測定試料18が冷却されてもよい。
PMT14,16からそれぞれ2種類の信号が出力される。一方の信号は、エネルギーに対して線形性の良い波高分析用の信号であり、他方の信号は、最終段からの飽和気味信号であり、イベント検出用の信号である。例えば、PMT14から2つの信号(PMT1A、PMT1B)が出力され、PMT16から2つの信号(PMT2A、PMT2B)が出力される。信号(PMT1A)と信号(PMT2A)は、波高分析用の信号であり、信号(PMT2A)と信号(PMT2B)は、イベント検出用の信号である。各信号は、後述する計数部に出力される。
サンプルチェンジャー部12には、例えば複数の測定試料18が格納されている。図示しない駆動装置によって、サンプルチェンジャー部12内の測定試料18が検出部10に送られ、また、検出部10内の測定試料18がサンプルチェンジャー部12に送られる。これにより、測定試料18が交換される。
計数部は、PMT14,16からの信号を計数する機能を備えている。例えば、計数部は、マルチチャンネル波高分析器(MCA)を含み、スペクトル分析を行う機能を備えている。
以下、図2及び図3を参照して、計数部について詳しく説明する。図2には、本実施形態に係る計数部20の構成が示されている。図3には、計数部20の動作を説明するためのタイミングチャートが示されている。図3において、横軸は時間を示している。
信号(PMT1A)と信号(PMT1B)は、上述したPMT14から出力されたアナログパルス信号であり、信号(PMT2A)と信号(PMT2B)は、上述したPMT16から出力されたアナログパルス信号である。
信号(PMT1A)と信号(PMT2A)は、シンチレーションパルスの波高分析を行うために使用される信号であり、サムアンプ回路22(SUM AMP)によって加算処理と波形整形処理が適用される。これにより生成された信号(SUM AMP OUT)は、後段のアナログデジタル変換器(ADC)24によってAD変換が適用される。
信号(PMT1B)はアンプ回路26(AMP1)に入力され、信号(PMT2B)はアンプ回路28(AMP2)に入力される。アンプ回路26では適切な増幅処理が行われ、電気的ノイズを通過させたいための閾値を超えた信号が、信号(AMP1 OUT)として出力される。同様に、アンプ回路28では適切な増幅処理が行われ、電気的ノイズを通過させないための閾値を超えた信号が、信号(AMP2 OUT)として出力される。
信号(AMP1 OUT)と信号(AMP2 OUT)は、後段の論理回路で使用されるための電圧のHレベルとLレベルで表される論理信号であり、矩形状のパルス信号(時時間幅が分解時間と呼ばれる20ns程度のパルス信号)である。
図3には、信号(AMP1 OUT)と信号(AMP2 OUT)の一例が示されている。信号(AMP1 OUT)と信号(AMP2 OUT)には、それぞれ複数のパルス信号(検出信号)が含まれている。信号(AMP1 OUT)には、後述する先行事象を表わすパルス信号(プリパルス信号)が含まれている。
信号(AMP1 OUT)と信号(AMP2 OUT)は、論理積回路30(AND(1))に入力される。論理積回路30は、コインシデンス回路の一例に相当し、信号(AMP1 OUT)と信号(AMP2 OUT)との論理積(AND)を演算する。これにより、同時信号の一例としての論理積信号(AND(1) OUT)が生成される。論理積信号(AND(1) OUT)は、信号(AMP1 OUT)と信号(AMP2 OUT)との論理積(AND)を表わす信号であり、いわゆる同時計数信号と呼ばれる信号である。
図3には、論理積信号(AND(1) OUT)の一例が示されている。信号(AMP1 OUT)と信号(AMP2 OUT)との論理積(AND)を演算することにより、PMT14,16からの信号(AMP1 OUT)と信号(AMP2 OUT)とが同時に得られた場合に、論理積信号(AND(1) OUT)が生成される。
論理積信号(AND(1) OUT)には、先行事象を伴わない同時計数事象を表わすパルス信号と、先行事象を伴う同時計数事象を表わすパルス信号と、が含まれている。先行事象を伴う同時計数事象を表わすパルス信号は、当該パルス信号の事前に発生するプリパルス信号(先行事象を表わすパルス信号)を伴っている。そのプリパルス信号は、PMT14,16の中の片方のPMTによってシングルフォトンイベントを表わす信号として検出される。図3に示す例では、PMT14から出力された信号(PMT1B)に基づく信号(AMP1 OUT)に、先行事象を表わすプリパルス信号が含まれており、PMT16から出力された信号(PMT2B)に基づく信号(AMP2 OUT)には、先行事象を表わすプリパルス信号は含まれていない。
また、信号(AMP1 OUT)と信号(AMP2 OUT)は、論理和回路32(OR)に入力される。論理和回路32は、信号(AMP1 OUT)と信号(AMP2 OUT)との論理和(OR)を演算する、これにより、論理和信号(OR OUT)が生成される。論理和信号(OR OUT)は、信号(AMP1 OUT)と信号(AMP2 OUT)との論理和(OR)を表わす信号である。
図3には、論理和信号(OR OUT)の一例が示されている。信号(AMP1 OUT)と信号(AMP2 OUT)との論理和(OR)を演算することにより、バースト信号としての論理和信号(OR OUT)が生成される。
論理和信号(OR OUT)は、ゲート設定部34に入力される。ゲート設定部34は、マスク設定回路の一例に相当し、論理和信号(OR OUT)に基づいて、予め設定された時間幅を有する遅延時間(Delay)の後に、予め設定された時間幅を有するゲート(Gate)を設定する。ゲートは、マスク時間の一例に相当する。論理和信号(OR OUT)信号は、ゲート設定部34によって、遅延時間(Delay)後にゲート幅に相当するパルス幅(Gate)を有するゲート信号(GATE)に変換される。
図3には、ゲート信号(GATE)の一例が示されている。例えば、論理和信号(OR OUT)の一群の中の先頭のパルス信号を基準として、遅延時間(Delay)が設定され、その遅延時間(Delay)の後にゲート信号(Gate)(マスク時間)が設定される。その先頭のパルス信号が、同時信号としての論理積信号(AND(1) OUT)である場合もあれば、先行事象を表わすパルス信号である場合もある。また、ゲート信号(マスク時間)内において生じた論理和信号(OR OUT)に基づいては、当該ゲート信号とは別のゲート信号は設定されない。ある論理和信号(OR OUT)の一群の中の先頭のパルス信号を基準としてゲート信号(マスク時間)が設定されると、そのゲート信号の後に発生した別の論理和信号(OR OUT)の一群の中の先頭のパルス信号に基づいて、別のゲート信号が設定される。
論理積信号(AND(1) OUT)とゲート信号(GATE)は、後段の論理積回路36(AND(2))に入力される。論理積回路36は、計数実行信号生成回路の一例に相当し、論理積信号(AND(1) OUT)とゲート信号(GATE)との論理積(AND)を演算する。これにより、論理積信号(AND(2) OUT)が生成される。論理積信号(AND(2) OUT)は、論理積信号(AND(1) OUT)とゲート信号(GATE)との論理積(AND)を表わす信号である。
図3には、論理積信号(AND(2) OUT)の一例が示されている。ここでは、ゲート信号(Gate)がHレベルとなっている時間帯(つまりマスク時間内)に生じた論理積信号(AND(1) OUT)は、ゲート信号によってマスクされ、論理積信号(AND(2) OUT)として出力されない。一方、ゲート信号(Gate)がLレベルとなっている時間帯(つまりマスク時間以外の時間帯)に生じた論理積信号(AND(1) OUT)は、ゲート信号によってマスクされず、論理積信号(AND(2) OUT)として出力される。図3に示す例において、破線で表されている論理積信号(AND(1) OUT)は、ゲート信号によってマスクされているため、論理積信号(AND(2) OUT)として出力されない。一方、実線で表されている論理積信号(AND(1) OUT)は、ゲート信号によってマスクされていないため、論理積信号(AND(2) OUT)として出力される。
従来においては、論理積信号(AND(1) OUT)が、後段のアナログデジタル変換器(ADC)でのアナログデジタル変換開始信号(AD変換開始信号)として利用される。本実施形態では、論理積信号(AND(2) OUT)が、アナログデジタル変換器(ADC)24に入力され、アナログデジタル変換器(ADC)24でのAD変換開始信号として利用される。なお、AD変換開始信号は、計数実行信号の一例に相当する。
先行事象を伴う同時計数事象を表わす同時信号としての論理積信号(AND(1) OUT)は、ゲート信号(マスク時間)によってマスクされるので、論理積回路36を通過することができない。つまり、先行事象を伴う同時計数事象が発生した場合、先行事象を表わすパルス信号によってゲート信号(マスク時間)が設定される。先行事象の後に同時計数事象が発生するため、その同時計数事象を表わす論理積信号(AND(1) OUT)は、先行事象によって設定されたゲート信号によってマスクされることになる。これにより、先行事象を伴う同時計数事象を表わす信号(AND(1) OUT)は、論理積回路36を通過できず、アナログデジタル変換部(ADC)24でのAD変換開始信号として利用されない。それ故、アナログデジタル変換器(ADC)24にてAD変換を開始する前に、先行事象を伴う同時計数事象をバックグラウンド事象として除去することが可能となる。一方、先行事象を伴わない同時計数事象が発生した場合、当該同時計数事象を表わすパルス信号自体によってゲート信号(マスク時間)が設定されるので、その同時計数事象を表わす論理積信号(AND(1) OUT)は、自身によって設定されたゲート信号によってマスクされず、論理積回路36を通過してアナログデジタル変換器(ADC)24でのAD変換開始信号として利用される。
先行事象は、その事象における発光量が十分でないため、PMT14,16の中の片方のPMTによって検出された事象(シングルフォトンイベント)であって、通常のシンチレーション光による同時計数事象では観測されない特異な事象であり、特に、ガラスバイアルを使用した場合には、先行事象(シングルフォトンイベント)を伴う同時計数事象が発生することがある。本実施形態では、上述したように、先行事象を伴う同時計数事象を表わす論理積信号(AND(1) OUT)は、ゲート信号(マスク時間)によってマスクされるので、先行事象を伴う同時計数事象をバックグラウンド事象として除去することが可能となる。
遅延時間(Delay)の幅は、同時計数回路(つまり、論理積回路30(AND(1)))の分解時間よりも大きく設定される。遅延時間の幅を分解時間よりも大きく設定しないと、論理積回路36(AND(2))において、ゲート信号が、先行事象を伴わない同時計数事象(除去すべきではない同時計数事象)もマスクしてしまうからである。分解時間は、アンプ回路26(AMP1)及びアンプ回路28(AMP2)で設定され、一般的な液体シンチレーション装置の分解時間は、例えば20ns程度である。論理積信号(AND(1) OUT)が、論理積回路36(AND(2))に入力される前に、その後のタイミング設計の都合により遅延回路等で遅延させる必要がある場合には、その遅延を加味した遅延時間(Delay)を設定することになる。
ゲート信号(マスク時間)の時間幅は、先行事象が主事象(同時計数事象)の前のどれくらいの長さの期間に発生しているのかを見込んで設定される。つまり、先行事象の発生時点と同時計数事象の発生時点との間の時間を予測して、ゲート信号の時間幅を設定することになる。
ゲート信号が設定されている時間帯は、論理積信号(AND(1) OUT)に対する不感時間帯に該当するため、ゲート信号(GATE)は後段のタイマー回路38にも入力され、タイマー回路38では、ゲート信号(GATE)が設定されている時間帯は、不感時間帯として処理される。
アナログデジタル変換器(ADC)24は、論理積信号(AND(2) OUT)をトリガとして信号(SUM AMP OUT)のアナログ波形のピーク波形のAD変換を開始し、AD変換結果をMCA44に出力する。アナログデジタル変換器(ADC)24では、AD変換中に次の論理積信号(AND(2) OUT)を受け付けられない時間帯が存在し、これはシステムのデッドタイムとなる。アナログデジタル変換器(ADC)24は、このデッドタイムを示すデッドタイム信号(DT(ADC))をタイマー回路38に出力する。
タイマー回路38はカウンタ40とバッファ42を含み、測定時間を管理し、MCA44に含まれるメモリ46の動作の開始と停止を、信号(START/STOP)によって制御する機能を備えている。通常、タイマー回路38は、アナログデジタル変換器(ADC)24からデッドタイム信号(DT(ADC))を受け取り、デッドタイム信号(DT(ADC))が発生している間は、カウンタ40による測定時間のカウントを停止させることにより、正味の測定時間を管理する。本実施形態では、タイマー回路38は、ゲート設定部34からゲート信号(GATE)を受け取り、ゲート信号(GATE)を受け取っている間は、不感時間帯として、カウンタ40による測定時間のカウントを停止させる。
MCA44は、マルチチャンネル波高分析器であり、メモリ46とバッファ48を含む。MCA44として、例えば、公知のマルチチャンネル波高分析器が用いられる。MCA44は、AD変換結果をアナログデジタル変換器(ADC)24から受け取る度に、逐次、MCA44内のメモリ46にAD変換結果を格納していく。
以上のように、本実施形態によると、主事象(同時計数事象)が発生する前に発生する事象(先行事象)をモニタリングすることにより、主事象(同時計数事象)がガラスバイアルのガラス壁内で発生した発光事象であるか否かを識別することが可能となる。先行事象(シングルフォトンイベント)を伴う主事象(同時計数事象)は、ガラスバイアルにて発生した発光事象であると識別されて、バックグラウンド事象として処理される。これにより、ガラスバイアルを使用する場合において、バックグラウンド事象をより正確に判別することが可能となる。また、先行事象を伴う同時計数事象を表わす信号は、計数実行信号(AD変換開始信号)として使用されないため、バックグラウンドを低下させることが可能となる。
ここで、図4及び図5を参照して、PMT14,16からの出力信号の一例について説明する。図4及び図5には、PMT14,16からの出力信号の一例が示されている。図4には、先行事象が発生していない波形が示されており、図5には、先行事象が発生している波形が示されている。一例として、試料容器としてガラスバイアルが用いられ、トルエンベースのシンチレータが用いられている。
図4中の波形50は、PMT14から出力された信号(PMT1B)を表わす波形であり、波形52は、PMT16から出力された信号(PMT2B)を表わす波形である。波形50は波形部分54を含み、波形52は波形部分56を含む。波形部分54,56は同時に発生している。つまり、PMT14,16においてパルスが同時に発生していることが分かる。波形50,52には、先行事象を表わす波形が含まれていないため、同時に計測された波形部分54,56に基づいて生成された同時信号(論理積信号(AND(1)OUT))は、論理積信号(AND(2) OUT)として、AD変換開始信号として使用される。
図5中の波形58は、PMT14から出力された信号(PMT1B)を表わす波形であり、波形60は、PMT16から出力された信号(PMT2B)を表わす波形である。波形58は、波形部分62,64を含み、波形60は波形部分66を含む。波形部分62,66は同時に発生している。一方、波形60は、波形58中の波形部分64に相当する波形を含んでおらず、波形部分64は、シングルフォトンイベントを表わす波形であることが分かる。この場合、波形部分64を基準にしてゲート信号(マスク時間)が設定され、そのマスク時間内に、波形部分62,66が発生している場合には、波形部分62,66に基づく同時信号(論理積信号(AND(1) OUT))は、AD変換開始信号として使用されない。つまり、波形部分62,66は、先行事象を伴う同時計数事象を表わす波形であるため、波形部分62,66に基づく同時信号は、バックグラウンド事象を表わす信号として処理され、AD変換開始信号として使用されない。
試料容器としてガラスバイアルを使用した場合には、図5に示すように、先行事象(シングルフォトンイベント)を表わす信号が検出される場合があり、この先行事象をモニタリングすることにより、先行事象を伴う同時計数事象をバックグラウンド事象として除去することが可能となる。
(変形例)
以下、図6及び図7を参照して、変形例に係る計数部について説明する。図6には、変形例に係る計数部20Aの構成が示されている。図7には、計数部20Aの動作を説明するためのタイミングチャートが示されている。図7において、横軸は時間を示している。
変形例に係る計数部20Aは、上述した実施形態に係る計数部20の構成に加えて、バーストカウント部68を更に含む。
バーストカウント部68は、除外回路の一例に相当し、同時計数事象の発生後からのバーストパルス(アフターパルス)(例えば、論理和信号(OR OUT))をカウントし、そのカウント数に基づいて、当該同時計数事象がバックグラウンド事象に該当するのか否かを判定する機能を備えている。例えば、そのカウント数が閾値以上となる場合、そのバーストパルスを伴う同時計数事象は、バックグラウンド事象であると判定される。変形例においては、上述した実施形態と同様に、先行事象を伴う同時計数事象がバックグラウンド事象であると判定され、更に、カウント数が閾値以上となるバーストパルスを伴う同時計数事象もバックグラウンド事象であると判定される。このように、先行事象とアフターパルスの両方を利用してバックグラウンド事象を判定して除去することにより、バックグラウンドを更に低下させることが可能となる。以下、バーストカウント部68に関わる部分について説明する。その他の部分は、上述した実施形態の説明の通りである。
論理積信号(AND(1) OUT)と論理和信号(OR OUT)は、バーストカウント部68に入力される。以下、図7を参照して、バーストカウント部68の処理について説明する。
論理和信号(OR OUT)は、論理和回路32から出力された信号である。つまり、論理和信号(OR OUT)は、PMT14からの信号(PMT1B)に基づく信号(AMP1 OUT)と、PMT16からの信号(PMT2B)に基づく信号(AMP2 OUT)と、の論理和(OR)を表わす信号である。論理和信号(OR OUT)は、バーストパルス(アフターパルス)を伴わない同時計数事象を表わす論理和信号と、バーストパルスを伴う同時計数事象を表わす論理和信号と、を含む。
論理積信号(AND(1) OUT)は、論理積回路30から出力された信号である。つまり、論理積信号(AND(1) OUT)は、PMT14からの信号(PMT1B)に基づく信号(AMP1 OUT)と、PMT16からの信号(PMT2B)に基づく信号(AMP2 OUT)と、の論理積(AND)を表わす信号(同時計数信号)である。
バーストカウント部68は、符号70で示すように、同時計数信号としての論理積信号(AND(1) OUT)をトリガとして、予め設定された時間幅を有する遅延時間(Delay)の後に、予め設定された時間幅(Width)を有するバーストカウント判定信号を生成する。バーストカウント判定信号は、バーストカウント判定時間を示す信号である。
バーストカウント部68は、バーストカウント判定信号が有する時間幅(Width)、つまり、バーストカウント判定時間内に発生した論理和信号(OR OUT)のパルス数をカウントすることにより、バーストカウント数(アフターパルスの数に相当する)を得る。
バーストカウント部68は、バーストカウント数に対する閾値を保持しており、バーストカウント数が閾値以上となる同時計数事象をバックグラウンド事象であると判定し、その同時計数事象についてのリジェクト信号(REJECT)を生成する。バーストカウント数が閾値未満となる場合、バーストカウント部68は、リジェクト信号(REJECT)を生成しない。
図7に示す例では、閾値は「1」に設定されている。符号72で示すように、バーストパルス(アフターパルス)を伴わない同時計数事象を表わす論理積信号(AND(1) OUT)の後に発生するバーストパルスの数は「0」であり、バーストパルスを伴う同時計数事象を表わす論理積信号(AND(1) OUT)の後に発生するバーストパルスの数は「2」である。従って、符号74で示すように、バーストパルスを伴わない同時計数事象を表わす論理積信号(同時信号)に対してリジェクト信号は生成されず、バーストパルスを伴う同時計数事象を表わす論理積信号(同時信号)に対してリジェクト信号が生成される。
また、バーストカウント部68は、符号76で示すように、論理積信号(AND(1) OUT)を受け付けると、論理積信号(AND(1) OUT)の入力時点から判定完了までの間、次の判定処理を行わない時間帯を示すビジー信号(BUSY)を生成する。
リジェクト信号(REJECT)とビジー信号(BUSY)は、タイマー回路38とMCA44に入力される。
なお、変形例においても、ゲート設定部34によってゲート信号(マスク時間)が設定され、論理積回路36(AND(2))によって、ゲート信号によってマスクされない論理積信号(AND(1) OUT)が、論理積信号(AND(2) OUT)としてアナログデジタル変換器(ADC)24に出力される。この論理積信号(AND(2) OUT)が、AD変換開始信号として使用される。これにより、上述した実施形態と同様に、先行事象を伴う同時計数事象が、バックグラウンド事象として除去される。
アナログデジタル変換器(ADC)24は、論理積信号(AND(2) OUT)をトリガとして信号(SUM AMP OUT)のアナログ波形のピーク波形のAD変換を開始し、AD変換結果をMCA44に出力する。アナログデジタル変換器(ADC)24では、AD変換中に次の論理積信号(AND(2) OUT)を受け付けられない時間帯が存在し、これはシステムのデッドタイムとなる。アナログデジタル変換器(ADC)24は、このデッドタイムを示すデッドタイム信号(DT(ADC))をタイマー回路38に出力する。
デッドタイム信号(DT(ADC))が示すデッドタイムが、バーストカウント部68での判定完了までの時間よりも短い場合、アナログデジタル変換器(ADC)24は、判定が完了するまでに論理積信号(AND(2) OUT)の入力に応じてAD変換を実施し、都度、MCA44にAD変換結果を出力する。
通常、MCA44は、AD変換結果をアナログデジタル変換器(ADC)24から受け取る度に、逐次、MCA44内のメモリ46にAD変換結果を格納していく。本変形例では、MCA44は、バーストカウント部68での判定が完了するまで、つまり、ビジー信号(BUSY)が入力している間は、アナログデジタル変換器(ADC)24から受け取ったAD変換結果を、一時保管部としてのバッファ48に一時的に記憶させる。MCA44は、ビジー信号(BUSY)が終了するタイミングで入力されるリジェクト信号(REJECT)の有無をモニタリングする。リジェクト信号(REJECT)がない場合、MCA44は、バッファ48で一時保管していたAD変換結果をメモリ46に格納し、バッファ48をクリアして開放する。リジェクト信号(REJECT)がある場合、MCA44は、そのリジェクト信号(REJECT)に対応するAD変換結果を、破棄すべきバックグラウンド事象に対応するAD変換結果と判定して、バッファ48をクリアして開放する。この場合、MCA44は、バッファ48に一時的に保管されていたAD変換結果を、メモリ46に格納しない。なお、MCA44は、このAD変換結果を破棄せずに、メモリ46とは異なる第2メモリに格納してもよい。
タイマー回路38は測定時間を管理し、MCA44に含まれるメモリ46の動作の開始と停止を、信号(START/STOP)によって制御する機能を備えている。通常、タイマー回路38は、アナログデジタル変換器(ADC)24からデッドタイム信号(DT(ADC))を受け取り、デッドタイム信号(DT(ADC))が発生している間は、カウンタ40による測定時間のカウントを停止させることにより、正味の測定時間を管理する。変形例では、上述した実施形態と同様に、タイマー回路38は、ゲート設定部34からゲート信号(GATE)を受け取り、ゲート信号(GATE)を受け取っている間は、不感時間帯として、カウンタ40による測定時間のカウントを停止させる。また、タイマー回路38は、MCA44でのバッファリング動作と同様に、バーストカウント部68での判定が完了するまで、つまりビジー信号(BUSY)が入力している間は、アナログデジタル変換器(ADC)24から受け取ったデッドタイム信号(DT(ADC))のバッファ42で集計している。タイマー回路38は、ビジー信号(BUSY)が終了するタイミングで入力されるリジェクト信号(REJECT)の有無をモニタリングする。リジェクト信号(REJECT)がない場合、タイマー回路38は、バッファ42で集計していたデッドタイム信号(DT(ADC))の総時間分、カウンタ40による測定時間のカウントを停止させ、バッファ42をクリアにして開放する。リジェクト信号(REJECT)がある場合、ビジー信号(BUSY)が有する時間幅が測定の不感時間帯に該当するため、タイマー回路38は、バッファ42をクリアにして開放し、その代わりに、ビジー信号(BUSY)の時間分、カウンタ40による測定時間のカウントを停止させる。
以上のように、変形例によると、先行事象を伴う同時計数事象がバックグラウンド事象であると判定され、更に、カウント数が閾値以上となるバーストパルス(アフターパルス)を伴う同時計数事象もバックグラウンド事象であると判定され、これらのバックグラウンド事象が除去される。このように、先行事象とアフターパルスの両方を利用してバックグラウンド事象を判定して除去することにより、バックグラウンドを更に低下させることが可能となる。
なお、上述した実施形態に係る計数部20及び変形例に係る計数部20Aは、液体シンチレーション装置以外の放射線測定装置に適用されてもよい。例えば、計数部20,20Aは、複数のPMTを有する放射線測定装置であって、固体のシンチレータを使用する放射線測定装置に適用されてもよい。
14,16 PMT(光電子増倍管)、18 測定試料、20 計数部、22 サムアンプ回路、24 アナログデジタル変換器、26,28 アンプ回路、30,36 論理積回路、32 論理和回路、34 ゲート設定部、38 タイマー回路、40 カウンタ、44 MCA、68 バーストカウント部。

Claims (4)

  1. 複数の光電子増倍管からの複数のパルス信号が同時に得られた場合に同時信号を生成するコインシデンス回路と、
    前記複数のパルス信号の論理和信号に基づいてマスク時間を設定するマスク設定回路と、
    同時信号に基づいて計数実行信号を生成する回路であって、計数を行う場合において、前記マスク時間内において生じた同時信号に基づいては計数実行信号を生成しない計数実行信号生成回路と、
    を含むことを特徴とする放射線測定装置。
  2. 請求項1に記載の放射線測定装置において、
    前記マスク設定回路は、論理和信号に基づいて設定されたマスク時間の後に発生した別の論理和信号に基づいて別のマスク時間を設定する、
    ことを特徴とする放射線測定装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の放射線測定装置において、
    同時信号の発生後に発生するアフターパルスの数が閾値以上となる同時信号を除外する除外回路を更に含む、
    ことを特徴とする放射線測定装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の放射線測定装置において、
    測定対象の試料は液体シンチレータとともに容器としてのガラスバイアルに収容されており、
    前記複数の光電子増倍管は、前記液体シンチレータ及び前記ガラスバイアルからの発光を検出して前記複数のパルス信号を出力する、
    ことを特徴とする放射線測定装置。
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