JP3903112B2 - 陽電子寿命測定方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、陽電子寿命測定方法及び装置に係り、特に、時間分解能を向上して、時間測定の精度を向上するとともに、単位時間当たりの計数率を高めて、測定時間を短縮することが可能な、超高分解能の陽電子寿命測定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
陽電子の寿命を測定する従来の測定装置は、例えば図1に示す如く、22Na陽電子源10Aを試料(例えばアニ−ルした銅の板)10Bで挟んだ測定試料10(図2参照)の両側に対向配置された、陽電子源10Aからの1.275MeVの核γ線を捕らえて光に変換する発生側シンチレータ12、及び、試料10B中で消滅した陽電子の出す、0.511MeVの陽電子消滅γ線を捕らえて光に変換する消滅側シンチレータ22と、前記シンチレータ12、22で発生した光をそれぞれ電気信号に変換するための、発生側及び消滅側の光電子増倍管(PMT)14、24と、毎回ピーク値Pや波形(半値幅W)が変化する前記PMT14、24からの波形信号(図3参照)から、陽電子の発生時点又は消滅時点を示すタイミング信号を取出すための、アナログのコンスタント・フラクション・デファレンシャル・デスクリミネータ(CFD)16、26と、消滅側CFD26の出力を、所定時間(例えば10ns)だけ確実に遅らせて、装置の時間分解能のばらつきがあっても、発生側CFD16の出力との時間差を確実に測定できるようにするための遅延回路(Delay)28と、前記発生側CFD16から出力されるスタート信号と前記遅延回路28から出力されるストップ信号により、図4に示すような寿命スペクトルのヒストグラム(時間スペクトルと称する)を作り出すための時間差波高変換器(TAC)30及びマルチ・チャンネル・アナライザ(MCA)32又は時間/デジタルコンバータ(TDC)とを備えている。
【0003】
前記測定試料10中の陽電子源10Aは、図2に示す如く、陽電子e+を出すと同時に1.275MeVの核γ線を出すため、これを発生側シンチレータ12で光に変換して、PMT14で電気信号に変換することで、陽電子の生まれた時間が分かる。
【0004】
一方、消滅側シンチレータ22で、試料10B中で消滅した陽電子の出す0.511MeVの陽電子消滅γ線を光に変換して、PNT24で電気信号に変換することで、陽電子の消滅した時間が分かる。
【0005】
従って、発生側シンチレータ12によって得られる信号からスタート信号を得、消滅側シンチレータ22から得られる信号によりストップ信号を得て、TAC30でその時間差(例えば50ns以内)を測定することにより、陽電子の寿命が測定できる。
【0006】
陽電子は多数生成しているため、図4に示すような寿命スペクトルのヒストグラムを出すことによって、平均的な寿命を測定することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来は、時間分解能の半値幅が、最も良い場合で200ps程度であり、十分な時間分解能を得ることができなかった。更に、単位時間当たりの計数率が低く、測定時間がかかるという問題点も有していた。
【0008】
本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたもので、時間分解能を向上して、時間測定の精度を向上すると共に、単位時間当たりの計数率を高めて、測定時間を短縮可能とすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、陽電子の発生及び消滅に伴って出されるγ線を、複数のγ線検出手段で共に検出し、該検出した波形信号をデジタル化し、該デジタル化した波形信号を陽電子の発生時と消滅時で判別処理して、陽電子寿命の時間スペクトルを得るようにして、前記課題を解決したものである。
【0012】
又、前記デジタル化した波形信号を平滑化した後、そのピーク値を求め、該ピーク値に対して所定割合となったタイミングを、陽電子の発生時点や消滅時点とするようにしたものである。
【0013】
本発明は、又、陽電子測定装置において、陽電子の発生や消滅に伴って出されるγ線を検出する複数のγ線検出手段と、該複数のγ線検出手段で共に検出した波形信号をデジタル化するデジタル化手段と、該デジタル化した波形信号を処理して、陽電子寿命の時間スペクトルを得る波形解析手段とを備えることにより、前記課題を解決したものである。
【0014】
又、前記波形解析手段が、前記デジタル化した波形信号を平滑化する平滑化手段と、そのピーク値を求めるピーク値検出手段と、該ピーク値に対して所定割合となったタイミングを、陽電子の発生時点や消滅時点とするタイミング検出手段とを含むようにしたものである。
【0017】
又、2つの前記γ線検出手段を、試料を挟んで対向する位置に設けたものである。
【0018】
あるいは、3つの前記γ線検出手段を、試料を中心に略T字状に配置したものである。
【0019】
又、4つの前記γ線検出手段を、試料を中心に略十字状に配置したものである。
【0020】
又、前記複数のγ線検出手段の出力が全て所定時間内に発生した時にのみ、検出した波形信号を前記デジタル化手段に取込むための一致検出手段を、更に備えることにより、メモリ容量を節約できるようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0022】
まず、陽電子の入射と同時に出る22Naからの核γ線(1.275MeV)(スタート信号に用いる)と、1本の陽電子消滅γ線(0.511MeV)(ストップ信号に用いる)を捕らえるようにした第1乃至第4実施形態について説明する。
【0023】
本発明の第1実施形態は、図5に示す如く、従来と同様に測定試料10の両側に配置した、発生側シンチレータ(例えばBaF2)12で発生した光を検出する発生側PMT14及び消滅側シンチレータ(例えばBaF2)22で発生した光を検出する消滅側PMT24の出力を、共に、高速のデジタルオシロスコープ40又はデジタイザ(ADC)42、44を用いてデジタル化し、データを例えばパーソナルコンピュータ(PC)46に転送して、波形処理をソフトウェアで行うことにより、図4に示したような時間スペクトルを得るようにしたものである。
【0024】
前記測定試料10は、図2に示した如く、ラジオアイソトープ(RI)の22Na陽電子源の10Aが、測定対象の試料10Bではさまれ、線源一試料部に設置される。
【0025】
前記PMTの一方14が、陽電子源10Aからの核γ線(1.275MeV)を捕らえ、他方24が、陽電子消滅γ線(0.511MeV)を捕らえる。
【0026】
前記PMT14、24の出力波形は、毎回ピーク値や形が異なり、例えば所定波形の当て嵌めによって発生時点や消滅時点のタイミング信号を得るのが困難である。そこで、本実施形態では、PC46で波形を解析する際に、図6に示す如く、まずステップ100で、フィルタをかけて平滑化する。フィルタとしては、例えばフィルタをかける前の波形をX(i)、フィルタをかけた後の波形をX´(i)とすると、次式を用いて、例えば4点(X(i)、X(i+1)、X(i+2)、X(i+3))の合計で鈍らせて平滑化することができる。
【0027】
X´(i)=X(i)+X(i+1)+X(i+2)+X(i+3)…(1)
【0028】
次いで、ステップ102で、図7に示す如く、フィルタをかけた後の波形のピーク値(波高値)Pを求める。
【0029】
次いで、ステップ104で、フィルタ後の波形が、ピーク値Pに対する所定割合、例えば25%の閾値Tを横切る時間をもって、γ線の到達時間(即ち陽電子の発生時点又は消滅時点)とする。
【0030】
次いでステップ116で、発生側PMT14と消滅側PMT24のタイミングの差から、陽電子の入射から消滅までの時間を得ることができる。
【0031】
従って上記を繰り返し、ステップ108で時間のヒストグラムを作ると、図4に示したような陽電子消滅寿命スペクトルが得られる。
【0032】
なお(1)式においては、4点の係数が全て1とされ、各点が同じ重み付けとされていたが、例えば重み付け係数を1:2:2:1として、中央の2点の重みを高めることも可能である。又、点の数も4点に限定されず、3点以下あるいは5点以上で平滑化することも可能である。
【0033】
本実施形態においては、図1に示した従来例と同様に、一方のPMT12で発生側γ線(1.275MeV)を捕らえてスタート信号を得、他方のPMT24で消滅側γ線(0.511MeV)を捕らえてストップ信号を得るようにしていたので、PC46の処理が比較的簡単である。
【0034】
なお、本発明の第2実施形態では、2本のPMT14、24で、1.275MeVのγ線と0.511MeVのγ線を共に捕らえて、後で、PC46における波形解析の際に、スタートとストップを判別するようにしている。
【0035】
このようにすれば、第1実施形態に比べて計数率が2倍に向上し、測定速度も2倍に向上する。
【0036】
これに対して従来は、アナログのCFD16、26を用いていたため、CFD16が1.275MeVのγ線、CFD26が0.511MeVのγ線を捕らえるよう、測定に先だって、あらかじめ設定しておく必要があり、設定と逆にCFD16に0.511MeVのγ線、CFD26に1.275MeVのγ線が入った場合は検出できなかった。
【0037】
次に、本発明の第3実施形態を詳細に説明する。
【0038】
本実施形態は、図8に示す如く、PMTを14(PMT1とする)、24(PMT2とする)、54(PMT3とする)の3本用いて略T字状に配置すると共に、各PMT14、24、54の出力に、例えばFETのボルテージフォロァ60、62、64をFETプローブとして設け、該ボルテージフォロァ60、62、64の出力をデスクリミネータ(disc)66、68、70を介して一致検出回路72に入力し、該一致検出回路72でトリプルコインシデンスがとれた時だけ、デジタルオシロスコープ40にトリガをかけて、各PMT14、24、54の出力が取込まれるようにしたものである。
【0039】
図において、52は、PMT54の入側に設けられたシンチレータ(例えばBaF2)である。
【0040】
本実施形態においては、ボルテージフォロァ(FETプローブ)60、62、64及び一致検出回路72を用いて、FETプローブの信号をデスクリミテータと一致検出回路に入れることで、PMT1−3が、核γ線と陽電子消滅γ線の両方を全てほぼ同時(例えば50ns以内)に捕らえた場合にのみデジタルオシロスコープ40にトリガ信号を入力して、PMT1−3の波形データを取込み、PC46に転送するようにしているので、デジタルオシロスコープ40の負担を軽減することができる。なお、デジタルオシロスコープ40の容量が大容量化された場合には、ボルテージフォロァや一致検出回路を省略して、全データを全てデジタルオシロスコープ40に取込むようにすることも可能である。
【0041】
本実施形態においては、PMT14、24、54が3本とも1.275MeVのγ線(スタート信号)と0.511MeVのγ線(ストップ信号)を捕らえて、後でPC46における波形解析の際に、スタートとストップを判別している。
【0042】
ここで、使用可能なスタートとストップの組合せは、
PMT1(スタート)−PMT2(ストップ)
PMT2(スタート)−PMT1(ストップ)
PMT1(スタート)−PMT3(ストップ)
PMT3(スタート)−PMT1(ストップ)
の4通りであるため、計数率は第1実施形態に比べて2×2=4倍に向上する。なお、PMT2とPMT3の組合せは、1.275MeVのγ線と、0.511MeVのγ線の両方が、シンチレータに入る可能性があるため、使用できない。
【0043】
次に、本発明の第3実施形態を詳細に説明する。
【0044】
本実施形態は、図9に示す如く、PMTを14、24、54、84(PMT4とする)の4本用いて略十字形状に配置すると共に、4本共、1.275MeVのγ線(スタート信号)と、0.511MeVのγ線(ストップ信号)を検出し、後で波形解析の際に、スタートとストップを判別するようにしたものである。
【0045】
図において、82は、PMT84の入側に設けられたシンチレータ(例えばBaF2)である。
【0046】
本実施形態によれば、計数率が4×2=8倍に向上する(4×3倍にならない理由は、第3実施形態のところで説明したとおりである。)。
【0047】
なお、PMTの数や役割分担は前記実施形態に限定されず、PMTを3−4本使い、3−4本のうちの1−3本が1.275MeVのγ線(スタート信号)、3−4本のうちの残りの3−1本が0.511MeVのγ線(ストップ信号)を捕らえるようにすることもできる。
【0048】
次に、陽電子の入射と同時に出る22Naからの核γ線(1.275MeV)と、2本の陽電子消滅γ線(0.511MeV)を捕らえるようにした、第5乃至第7実施形態について説明する。
【0049】
本発明の第5実施形態は、図10に示すように、3本のPMT14、24、54を用い、PMT1が1.275MeVのγ線(スタート信号)、PMT2とPMT3が、それぞれ0.511MeVのγ線(ストップ信号)を捉えるようにしたものである。
【0050】
この場合には、1つのイベントに対して、時間を2つ測定してから平均することができるため、時間分解能が向上する。
【0051】
なお、PMTの数は3本に限定されず、例えば図11に示す第6実施形態のようにPMTを4本用い、PMT1とPMT4が1.275MeVのγ線(スタート信号)、PMT2とPMT3が、それぞれ0.511MeVのγ線(ストップ信号)を捕らえるようにすることもできる。
【0052】
この場合には、第5実施形態に比べ、計数率が2倍に向上する。
【0053】
又、本発明の第7実施形態では、第6実施形態と同様の図11に示すような構成において、PMT1−4が1.275MeVのγ線(スタート信号)と、0.511MeVのγ線(ストップ信号)の両方を捕らえるようにしている。
【0054】
この場合には、第5実施形態に比べ、計数率が4倍に向上する。
【0055】
なお、前記実施形態においては、いずれも、陽電子を放出する放射性同位元素(RI)を陽電子源として直接利用していたが、陽電子源の種類は、これに限定されない。又、本発明の適用対象もRIを直接利用するものに限定されず、RIから放出する陽電子をビーム化(低速陽電子ビーム)して利用する場合にも用いることができる。この場合、陽電子の入射と同時に出るRIからの各γ線(1.275MeV)から得るスタート信号を人工的に作り出す必要がある。通常、RF空洞共振器(特開平5−74593参照)やインダクションシステム(例えば特開平11−281793参照)等を利用して、陽電子ビームに速度変調をかけることで低速陽電子ビームを短パルス化している。そこで、短パルス化する際のタイミング信号を、前記実施形態のスタート信号に利用するPMTと置き換えることで、同様な効果(時間分解能向上や計数率の向上)が期待できる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、従来は時間分解能の半値幅が最も良い場合で200psであったのが、第1実施形態のように、CFD、TAC、MCAをデジタルオシロスコープに置き換え、適切な波形処理を行なうことにより、PMTが2本でも150ps以下にすることができた。更に、PMTを3本以上用いて、陽電子消滅γ線を2本共捉えることで、時間分解能を120ps以下に向上することができた。
【0057】
又、計数率に関しても、PMTを2本使う従来の方法と比べて、例えば8倍に向上することができた。即ち、γ線を2本捕らえる場合には、PMTを4本使用することで、従来に比べ、測定効率が8倍に向上する。又、γ線を3本捕らえる場合には、PMTを4本使用することで、3本のPMTを使用する時より、測定効率が4倍に向上する。
【0058】
更にSN比も向上することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の陽電子寿命測定装置の一例の構成を示すブロック図
【図2】測定試料の例を示す断面図
【図3】光電子増倍管からの波形信号の例を示す線図
【図4】陽電子消滅寿命スペクトルの例を示す線図
【図5】本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図
【図6】第1実施形態における処理手順を示す流れ図
【図7】波形信号の例を示す線図
【図8】本発明の第3実施形態の構成を示すブロック図
【図9】同じく第4実施形態の要部構成を示すブロック図
【図10】同じく第5実施形態の要部構成を示すブロック図
【図11】同じく第6実施形態の要部構成を示すブロック図
【符号の説明】
10…測定試料
10A…陽電子源
10B…試料
12、22、52、82…シンチレータ
14、24、54、84…光電子増倍管(PMT)
40…デジタルオシロスコープ
42、44…デジタイザ(ADC)
46…パーソナルコンピュータ(PC)
60、62、64…ボルテージフォロァ
66、68、70…デスクリミネータ(disc)
72…一致検出回路

Claims (8)

  1. 陽電子の発生及び消滅に伴って出されるγ線を、複数のγ線検出手段で共に検出し、
    該検出した波形信号をデジタル化し、
    該デジタル化した波形信号を陽電子の発生時と消滅時で判別処理して、陽電子寿命の時間スペクトルを得ることを特徴とする陽電子寿命測定方法。
  2. 前記デジタル化した波形信号を平滑化した後、そのピーク値を求め、該ピーク値に対して所定割合となったタイミングを、陽電子の発生時点や消滅時点とすることを特徴とする請求項1に記載の陽電子寿命測定方法。
  3. 陽電子の発生や消滅に伴って出されるγ線を検出する複数のγ線検出手段と、
    複数のγ線検出手段で共に検出した波形信号をデジタル化するデジタル化手段と、
    該デジタル化した波形信号を処理して、陽電子寿命の時間スペクトルを得る波形解析手段と、
    を備えたことを特徴とする陽電子寿命測定装置。
  4. 前記波形解析手段が、
    前記デジタル化した波形信号を平滑化する平滑化手段と、
    そのピーク値を求めるピーク値検出手段と、
    該ピーク値に対して所定割合となったタイミングを、陽電子の発生時点や消滅時点とするタイミング検出手段と、
    を含むことを特徴とする請求項に記載の陽電子寿命測定装置。
  5. 2つの前記γ線検出手段が、試料を挟んで対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項又はに記載の陽電子寿命測定装置。
  6. 3つの前記γ線検出手段が、試料を中心に略T字状に配置されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の陽電子寿命測定装置。
  7. 4つの前記γ線検出手段が、試料を中心に略十字状に配置されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の陽電子寿命測定装置。
  8. 前記複数のγ線検出手段の出力が全て所定時間内に発生した時にのみ、検出した波形信号を前記デジタル化手段に取込むための一致検出手段を、更に備えたことを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の陽電子寿命測定装置。
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