JP2018053854A - 車両排気路の排水装置 - Google Patents

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敬章 中川
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【課題】スペースの限られた排気管等に簡易に設置できて、発生した凝縮水を効率的に排水することができる。【解決手段】車両排気路Pを構成する排気管1の低所11に一端を位置させ、他端を凝縮水排水部である消音器2に位置させて、低所11から消音器2へ毛細管現象によって凝縮水を移送する水移送手段を設ける。水移送手段は排水パイプ3内に複数のガラス繊維4を挿入して構成されている。ガラス繊維4はバルキー加工されている。【選択図】 図1

Description

本発明は車両排気路の排水装置に関し、特に車両排気路中に生じた凝縮水を排水する排水装置に関するものである。
車両排気路を流通するエンジン排ガスの温度低下に伴って排ガス中に含まれる水分が結露し凝縮水として車両排気路の低所に溜まることがあり、寒冷地では凝縮水が凍結して排気路が閉塞するおそれがある。このため、凝縮水を車両排気路から排水する必要がある。
この種の排水装置として、例えば特許文献1には排気路中に設けられた消音器にドレーン通路を接続して、消音器内に生じた凝縮水を貯水タンクへ排水するものが示されている。また、特許文献2には消音器内に蓄熱板を設けて、消音器内に生じた凝縮水を蒸発させて排出するものが示されている。
特開平8−93465 特開2006−125297
ところで、車両排気路の低所は比較的容量のある消音器とは限らず、むしろ相対的に小径の排気管の低所に凝縮水が生じると比較的容易に車両排気路が閉塞してしまう。
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、スペースの限られた排気管等に簡易に設置できて、発生した凝縮水を効率的に排水することができる車両排気路の排水装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明では、車両排気路(P)の凝縮水発生部(11)に一端を位置させ、他端を凝縮水排水部(2)に位置させて、凝縮水発生部(11)から凝縮水排水部(2)へ毛細管現象によって凝縮水を移送する水移送手段(3,4)を設ける。
本第1発明によれば、毛細管現象によって凝縮水を移送しているから、低所に発生した凝縮水を動力を要することなく簡易に、より高い位置に移送し排出することができる。簡易な構成であるからスペースの限られた排気管等にも簡易に設置することができる。
本第2発明では、前記水移送手段は排水パイプ(3)内に複数のガラス繊維(4)を挿入して構成されている。
本第2発明によれば、耐熱性、耐久性に優れたガラス繊維の間に生じる間隙による毛細管現象を有効に利用することができる。
本第3発明では、前記ガラス繊維(4)はバルキー加工されている。
本第3発明によれば、バルキー加工されたガラス繊維間には毛細管現象を生じる間隙が適度に形成されるから、凝縮水の移送がより効率的に行われる。
本第4発明では、前記凝縮水発生部は排気管(1)の低所(11)であり、前記排水パイプ(3)は前記排気管(1)内に位置している。
本第4発明によれば、排気管内にコンパクトに収納された金属管内のガラス繊維の毛細管現象によって排気管低所に発生した凝縮水が効率的に排水される。
本第5明では、前記凝縮水排水部は前記排気管(1)が接続された消音器(2)内に配設したガラスマット(25,27)である。
本第5発明によれば、排気管低所に発生した凝縮水を、排気管が接続される消音器内に効率的に移送してここで蒸発排水することができる。
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を参考的に示すものである。
本発明の車両排気路の排水装置によれば、スペースの限られた排気管等に簡易に設置して発生した凝縮水を効果的に排水することができる。
本発明の第1実施形態における、排水装置を設けた車両排気路の断面図である。 図1のII−II線に沿った消音器の断面図である。 排気管の横断面図である 排水パイプ端部の縦断面図である。 本発明の第2実施形態における、排水装置を設けた車両排気路の断面図である。 図5のVI−VI線に沿った排気管の断面図である。 本発明の第3実施形態における、排水装置を設けた車両排気路の断面図である。 本発明の第4実施形態における、排水装置を設けた車両排気路の断面図である。 本発明の他の実施形態における排水パイプ端部の縦断面図である。
なお、以下に説明する実施形態はあくまで一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が行う種々の設計的改良も本発明の範囲に含まれる。
(第1実施形態)
図1には本発明の排水装置Dを設けた車両排気路Pを示す。車両排気路Pを構成する排気管1は下方へ湾曲して凝縮水発生部たる低所11を形成した後、上方へ湾曲してその下流端が大径筒状の消音器2に接続されている。消音器2は内部の排気流路を省略して描いてあり、基本構造は前後の開口が端板21,22で閉鎖された内外二重筒(図2)で、内筒23と外筒24の間に消音用の不織布ガラスマット25が挿置されている。上記排気管1は前側端板21の中心開口211に連結されている。なお、消音器2内の排気流路の下流端は図略の排気パイプによって外部へ開放している。
消音器2内には排水装置の凝縮水排水部を構成する容器26が設けられている。容器26は、図2に示すように、前側端板21の開口211下縁よりやや上方に上辺が位置し外周面を内筒23の内周面に当接させた半円形のものである。当該容器26は周縁のフランジ部261で端板21に固定されている。そして、容器26内には上辺部を除いて吸水用の不織布ガラスマット27が収容されている。なお、消音器2内へ向く容器26の周壁の適宜箇所に水蒸発用の小孔262(図1)が必要数設けられている。
排気管1内にはこれに沿うように湾曲させて、その底所11から消音器2に向けて排水装置の水移送手段を構成する金属製(例えばSUS製)の排水パイプ3が配設されている。排水パイプ3は本実施形態では扁平な円管で(図3)上流端が排気管1の低所11に開口し、下流端は消音器2の開口211を経て上記容器26内の上部に開口している。
排気管1の低所11から上方の消音器2へ向けて湾曲する排水パイプ3内には、バルキー加工した長繊維のガラス繊維4(図3)が複数並行させて挿入されている。そしてこのようなガラス繊維4は排水パイプ3の両端からそれぞれ必要長だけ延出させられている。バルキー加工したガラス繊維4は排水パイプの開口から延出すると、図4に示すように、外方へ向けて扇状に拡がる。扇状に拡がったガラス繊維4の上流端41は排気管1の低所11の管内面に沿って拡がり、下流端42はガラスマット27の上端面に沿って拡がっている。
このような構造の排水装置において、排気管1を流れる排気ガスの温度が低下してこれに含まれる水分が上記低所11に凝縮水として溜まると、凝縮水11は扇状に拡がったガラス繊維4の上流端41を伝って排水パイプ3内のガラス繊維4に至り、その毛細管現象によってガラス繊維4に沿って上方に位置するその下流端42へ移送される。そして、排水パイプ3から外方へ扇状に延出する上記ガラス繊維下流端42を経て、これが接するガラスマット27内へ浸透して、適宜蒸発排出される。このようにして、排気管1の低所11に溜まった凝縮水が消音器2内へ排水される。
毛細管現象を利用して水を移送するガラス繊維4としては、上述のようにバルキー加工したものが好適である。バルキー加工によって繊維間に毛細管現象を生じる間隙が適度に形成されるとともに、排水パイプ3外へ延出する上流端41ないし下流端42は広くガラス繊維4が扇状に拡がるから、広い範囲の水の捕捉が可能であるとともに、ガラスマット27への水の拡散も良好に行われる。なお、ロービング状態のガラス繊維を使用することもできるが、バルキー加工を施したものの方が毛細管現象による水移送能力は一般的に大きい。
毛細管現象による水移送能力(吸い上げ力)はガラス繊維4の管内密度(ガラス繊維1本当たりの隙間面積)に依存するところが大きく、発明者の実験では0.0017mm2/本程度とするのが好適である。また、同じ管内密度であれば排水パイプ3の断面積(ガラス繊維4の断面積)が大きいほど水移送能力は大きくなる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では排水パイプ3を排気管1内に設けたが、図5に示すように、排気管1外にガラス繊維を収容した第1実施形態と同様の排水パイプ3を設けて、排気管低所11から消音器2へ凝縮水を移送するようにしても良い。この場合は例えば図6に示すように、排気管1の低所11の外壁下半に多数の水抜き孔111を設け、当該外壁下半の壁面に、排水パイプ3外へ延出したガラス繊維4の上流端41を接触させる。
一方、消音器2の内周に配設した消音用の不織布ガラスマット25を凝縮水排水部としても使用して、排水パイプ3から外方へ延出したガラス繊維4の下流端42を図5に示すように、上記不織布ガラスマット25に直接接続するようにしても良い。これによれば、第1実施形態におけるような、ガラスマット27とこれを収容する容器26を消音器2内に別に設ける必要が無くなる。
(第3実施形態)
第2実施形態のように、排水管1の低所11において、水抜き孔111を設けた排水管1の壁面に直接排水パイプ3内のガラス繊維4の上流端41を接触させるのに代えて、図7に示すように、全周に水抜き孔111を形成した排水パイプ3の壁面の外周に不織布の吸水用ガラスマット12を巻回して、これに、排水パイプ3から延出したガラス繊維4の上流端41を接続するようにしても良い。
(第4実施形態)
水移送手段として、上記各実施形態で示した排水パイプ3に代えて、図8に示すように、低所11から消音器2に至る排気管1の外周を不織布の吸水用ガラスマット13で覆って、当該ガラスマット13の上流端部131を、水抜き孔111を設けた排気管低所11の外周に位置させるとともに、ガラスマット13の下流端部132を消音器2の開口211周縁で消音用ガラスマット25に接触させる構造としても良い。これによれば、排気管低所11に滞留した凝縮水は水抜き孔111から毛細管現象により吸水用ガラスマット13を経て消音器2へ移送され、消音用ガラスマット25を経て蒸発排水される。
(その他の実施形態)
上記第1実施形態において、ガラス繊維4の上流端41を排水パイプ3外へ延出させず、図9に示すように、水流入用の小孔311をパンチング等で多数周壁に設けた排水パイプ3を使用して、ガラス繊維4全体を排水パイプ3内に収容するようにしても良い。
上記各実施形態において、ガラス繊維4は必ずしも排水パイプ3内に収容する必要は無い。
上記第1ないし第3各実施形態において、必ずしもガラス繊維を使用する必要は無いが、耐熱性、耐久性、コスト等の観点からガラス繊維を使用するのが好適である。
1…排気管、11…低所(凝縮水発生部)、2…消音器(凝縮水排水部)、25,27…ガラスマット、3…排水パイプ(水移送手段)、4…ガラス繊維(水移送手段)、D…排水装置、P…車両排気路。

Claims (5)

  1. 車両排気路の凝縮水発生部に一端を位置させ、他端を凝縮水排水部に位置させて、凝縮水発生部から凝縮水排水部へ毛細管現象によって凝縮水を移送する水移送手段を設けた車両排気路の排水装置。
  2. 前記水移送手段は排水パイプ内にガラス繊維を挿入して構成されている請求項1に記載の車両排気路の排水装置。
  3. 前記ガラス繊維はバルキー加工されている請求項2に記載の車両排気路の排水装置。
  4. 前記凝縮水発生部は排気管の低所であり、前記排水パイプは前記排気管内に位置している請求項2ないし3のいずれか一つに記載の車両排気路の排水装置。
  5. 前記凝縮水排水部は前記排気管が接続された消音器内に配設したガラスマットである請求項4に記載の車両排気路の排水装置。
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