JP2018052924A - 液体皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】泡の量が多く、泡のクリーミー性、及び泡立ちの早さが良好であり、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が優れる液体皮膚洗浄剤組成物の提供。【解決手段】(A)特定の高級脂肪酸塩10質量%〜30質量%、(B)特定のカチオン性ポリマー0.2質量%〜3質量%、(C)特定の界面活性剤0.5質量%〜5質量%、並びに(D)特定のグリセリンモノアルキルエーテル0.1質量%〜5質量%を含有し、前記(A)成分の含有量(質量%)と、前記(B)成分の含有量(質量%)及び前記(C)成分の含有量(質量%)の和と、の質量比[A/(B+C)]が、2.0〜40である液体皮膚洗浄剤組成物である。【選択図】なし

Description

本発明は、液体皮膚洗浄剤組成物に関する。
従来から、ハンドソープ、ボディソープ等の液体皮膚洗浄剤組成物には、泡の量の多さ、及び泡のクリーミー性などの泡性能が良好であること、タオルドライ後の肌の状態を良好にすることが望まれている。特に、最近では、タオルドライ後の肌のしっとり感を付与できるほどの高い保湿性を有する液体皮膚洗浄剤組成物の提供が強く要望されている。
タオルドライ後の肌の状態を良好にするために、例えば、脂肪酸塩とグリセリンモノアルキルエーテル、両性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、前記提案では、タオルドライ後の肌のしっとり感と、タオルドライ後の肌のすいつき感との両立が不十分である。また、脂肪酸塩、塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位を有するカチオン性ポリマー、両性界面活性剤、及びグリセリンモノアルキルエーテルを含有する液体皮膚洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献2〜4参照)。しかし、前記提案では、グリセリンモノアルキルエーテルのアルキル基が短く、タオルドライ後の肌のしっとり感と、タオルドライ後の肌のすいつき感との両立が不十分である。また、泡立ちの早さについても、十分検討されていない。
したがって、泡の量が多く、泡のクリーミー性、泡立ちの早さ、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の全てを満足することのできる液体皮膚洗浄剤組成物の提供が望まれている。
特開2001−172669号公報 特開2013−087110号公報 特開2012−232940号公報 特開2009−263289号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、泡の量が多く、泡のクリーミー性、及び泡立ちの早さが良好であり、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が優れる液体皮膚洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明者らが、鋭意検討を重ねた結果、(A)高級脂肪酸塩、(B)カチオン性ポリマー、(C)界面活性剤、及び(D)グリセリンモノアルキルエーテルを含有する液体皮膚洗浄剤組成物が、各成分の相乗効果により、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、泡立ちの早さ、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が優れることを知見した。
本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> (A)ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、及びパルミチン酸塩をいずれも含む高級脂肪酸塩10質量%〜30質量%、
(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、及び塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体から選択される少なくとも1種のカチオン性ポリマー0.2質量%〜3質量%、
(C)両性界面活性剤、ラウリルジメチルアミンオキシド、及びカチオン性界面活性剤から選択される少なくとも1種の界面活性剤0.5質量%〜5質量%、並びに
(D)グリセリンモノアルキルエーテル0.1質量%〜5質量%を含有し、
前記(B)成分の塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体における塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位のモル比率が65モル%以上であり、
前記(D)成分のグリセリンモノアルキルエーテルにおけるアルキル基の炭素数が16〜18であり、
前記(A)成分の含有量(質量%)と、前記(B)成分の含有量(質量%)及び前記(C)成分の含有量(質量%)の和と、の質量比[A/(B+C)]が、2.0〜40であることを特徴とする液体皮膚洗浄剤組成物である。
<2> (E)下記一般式(2)で表される共重合体を更に含む前記<1>に記載の液体皮膚洗浄剤組成物である。
ただし、前記一般式(2)中、n、m、及びlは構造単位のモル比率(モル%)を示し、n+m+l=100であり、前記nは、0〜34、前記mは、24〜31、前記lは、35〜76である。
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、泡の量が多く、泡のクリーミー性、及び泡立ちの早さが良好であり、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が優れる液体皮膚洗浄剤組成物を提供することができる。
(液体皮膚洗浄剤組成物)
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、(A)高級脂肪酸塩、(B)カチオン性ポリマー、(C)界面活性剤、及び(D)グリセリンモノアルキルエーテルを含有し、更に必要に応じて、(E)共重合体、その他の成分を含有する。
<(A)高級脂肪酸塩>
前記(A)成分の高級脂肪酸塩は、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感を向上させるために含有されている。
前記(A)成分の高級脂肪酸塩は、ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、及びパルミチン酸塩をいずれも含有し、更に必要に応じてステアリン酸塩等のその他の高級脂肪酸塩を含有してもよい。
前記(A)成分の高級脂肪酸塩の対イオンとしては、例えば、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、塩基性アミノ酸等のイオンなどが挙げられる。
前記アルカリ金属としては、例えば、ナトリウム、カリウムなどが挙げられる。
前記アルカノールアミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチルプロパンジオールなどが挙げられる。
前記塩基性アミノ酸としては、例えば、リジン、アルギニンなどが挙げられる。
これらの中でも、泡の量の多さ、及び泡のクリーミー性の点から、カリウムイオンが好ましい。
なお、前記(A)成分の高級脂肪酸塩は、特に制限はなく、高級脂肪酸塩として配合することも可能であるが、高級脂肪酸と、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン等の塩とを別々に、配合槽中に添加して中和反応させて高級脂肪酸塩としてもよい。
前記(A)成分の高級脂肪酸塩の含有量としては、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、10質量%〜30質量%であり、20質量%〜30質量%が好ましい。前記含有量が、10質量%未満であると、泡の量の多さ、及び泡のクリーミー性が不十分となり、30質量%を超えると、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が不十分となる。
前記ラウリン酸塩の含有量としては、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、3質量%〜12質量%が好ましく、7質量%〜12質量%がより好ましい。前記ミリスチン酸塩の含有量としては、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、4質量%〜14質量%が好ましく、8質量%〜14質量%がより好ましい。前記パルミチン酸塩の含有量としては、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、1質量%〜7質量%が好ましく、3質量%〜7質量%がより好ましい。前記ラウリン酸塩、前記ミリスチン酸塩、及び前記パルミチン酸塩の含有量が、前記数値範囲外であると、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が不十分となることがある。
前記その他の高級脂肪酸塩としては、本発明の効果を阻害しない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ステアリン酸塩が好ましい。
前記ステアリン酸塩の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記高級脂肪酸塩の全量に対して、泡の量の多さの点から、20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。前記ステアリン酸塩の含有量の下限値としては、0質量%が好ましい。
<(B)カチオン性ポリマー>
前記(B)成分のカチオン性ポリマーは、塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、及び塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体から選択される少なくとも1種であり、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感を向上させるために含有されている。
前記(B)成分のうちの塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体は、下記一般式(1)で表される。
ただし、前記一般式(1)中、n、及びmは各構造単位のモル比率(モル%)を示し、n+m=100であり、前記mは65モル%以上である。
前記(B)成分のうちの塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体における塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位のモル比率は、タオルドライ後の肌のしっとり感の点から、65モル%以上であり、95モル%が好ましい。前記モル比率が、65モル%未満であると、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が不十分となる。
前記(B)成分のうちの塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体における構造単位のモル比率は、核磁気共鳴(NMR)により下記測定条件で測定することで決定することができる。
[測定条件]
溶媒:重水(DO)
測定器:JNM−LA300(300MHz、日本電子株式会社製)
前記(B)成分のカチオン性ポリマーの重量平均分子量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、タオルドライ後の肌のしっとり感の点から、10,000〜1,000,000が好ましく、15,000〜450,000がより好ましい。
前記(B)成分のカチオン性ポリマーの重量平均分子量は、例えば、SEC−MALLS−RIシステム(測定条件:カラム:TSKgelαシリーズ α−Mカラム30cm(東ソー株式会社製)、溶媒:硝酸ナトリウム0.3M水溶液)で測定することができる。
前記(B)成分のカチオン性ポリマーにおける固形分30質量%〜44質量%の前記共重合体溶液の25℃での粘度は、タオルドライ後の肌のしっとり感の点から、10mPa・s〜15,000mPa・sが好ましく、20mPa・s〜12,000mPa・sがより好ましい。
前記粘度は、例えば、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて測定することができる。
前記(B)成分のカチオン性ポリマーとしては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、以下のものなどが挙げられる。
マーコート100(成分名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、ルーブリゾール社製、固形分39質量%〜44質量%の25℃での粘度:8,000mPa・s〜12,000mPa・s、重量平均分子量:150,000)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.3のローターを使用し、6回転/分間の条件において測定することができる。
マーコート106(成分名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、ルーブリゾール社製、固形分30質量%〜36質量%の25℃での粘度:20mPa・s〜65mPa・s、重量平均分子量:15,000)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.1のローターを使用し、60回転/分間の条件において測定することができる。
マーコート295(成分名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体、ルーブリゾール社製、固形分35質量%〜40質量%の25℃での粘度:3,500mPa・s〜9,000mPa・s、重量平均分子量:190,000、前記一般式(1)におけるn:m=5:95(モル比)、塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位のモル比率が95モル%)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.4のローターを使用し、30回転/分間の条件において測定することができる。
マーコート280(成分名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体、ルーブリゾール社製、固形分39質量%〜43質量%の25℃での粘度:3,000mPa・s〜6,000mPa・s、重量平均分子量:450,000、前記一般式(1)におけるn:m=35:65(モル比)、塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位のモル比率が65モル%)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.4のローターを使用し、60回転/分間の条件において測定することができる。
これらの中でも、前記(B)成分のカチオン性ポリマーとしては、タオルドライ後の肌のしっとり感の点から、マーコート100、マーコート106、マーコート295が好ましく、マーコート100がより好ましい。
前記(B)成分のカチオン性ポリマーの含有量としては、泡の量の多さ、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.2質量%〜3質量%であり、0.3質量%〜1質量%が好ましい。前記含有量が、0.2質量%未満であると、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が不十分となり、3質量%を超えると、泡の量の多さが不十分となる。
<(C)界面活性剤>
前記(C)成分の界面活性剤は、両性界面活性剤、ラウリルジメチルアミンオキシド、及びカチオン性界面活性剤から選択される少なくとも1種であり、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、泡立ちの早さ、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感を向上させるために含有されている。
前記ラウリルジメチルアミンオキシドは、ノニオン性界面活性剤の一種である。
前記両性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アミノ酸系両性界面活性剤、ベタイン系両性界面活性剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、ベタイン系両性界面活性剤が好ましい。
前記ベタイン系両性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタインなどが挙げられる。これらの中でも、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインが好ましい。
前記カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、ベンゼトニウム塩、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩、アミドアミン化合物などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記カチオン性界面活性剤の対イオンとしては、例えば、塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲンイオン、硫酸メチルイオン(CHOSO )、硫酸エチルイオン(CHCHOSO )などが挙げられる。これらの中でも、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ベンザルコニウム塩が好ましく、具体的には、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウムが好ましい。
前記(C)成分の両性界面活性剤、ラウリルジメチルアミンオキシド、及びカチオン性界面活性剤から選択される少なくとも1種の界面活性剤の含有量としては、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、泡立ちの早さ、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.5質量%〜5質量%であり、0.8質量%〜3質量%が好ましい。前記含有量が、0.5質量%未満であると、泡の量の多さ、泡立ちの早さ、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が不十分となり、5質量%を超えると、泡のクリーミー性が不十分となる。
[質量比[A/(B+C)]]
前記(A)成分の含有量(質量%)と、前記(B)成分の含有量(質量%)及び前記(C)成分の含有量(質量%)の和と、の質量比[A/(B+C)]としては、泡の量の多さ、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、2.0〜40であり、6〜25が好ましい。前記質量比[A/(B+C)]が、2.0未満であると、泡の量の多さが不十分となり、40を超えると、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が不十分となる。
<(D)グリセリンモノアルキルエーテル>
前記(D)成分のグリセリンモノアルキルエーテルは、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感を向上させるために含有されている。
前記(D)成分のグリセリンモノアルキルエーテルにおけるアルキル基の炭素数としては、16〜18である。前記アルキル基の炭素数が、16未満であると、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が不十分になり、18を超えるものは入手困難である。
前記(D)成分のグリセリンモノアルキルエーテルとしては、例えば、グリセリンモノオレイルエーテル(アルキル基の炭素数:18)、グリセリンモノステアリルエーテル(アルキル基の炭素数:18)、グリセリンモノセチルエーテル(アルキル基の炭素数:16)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、モノオレイルグリセリルエーテルが好ましい。
前記(D)成分のグリセリンモノアルキルエーテルの含有量としては、泡の量の多さ、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.1質量%〜5質量%であり、0.5質量%〜3質量%が好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が不十分となり、5質量%を超えると、泡の量の多さが不十分となる。
<(E)共重合体>
前記(E)成分の共重合体は、すすぎ時の肌のなめらかさを向上させるために含有されている。
前記(E)成分の共重合体としては、例えば、下記一般式(2)で表される共重合体が挙げられる。
ただし、前記一般式(2)中、n、m、及びlは構造単位のモル比率(モル%)を示し、n+m+l=100であり、前記nは、0〜34、前記mは、24〜31、前記lは、35〜76である。これらの中でも、すすぎ時の肌のなめらかさの点から、前記一般式(2)におけるモル比率(n:m:l)は(0:30:70)が好ましい。
前記(E)成分の共重合体における各モノマーのモル比率は、核磁気共鳴(NMR)により下記測定条件で測定することで決定することができる。
[測定条件]
溶媒:重水(DO)
測定器:JNM−LA300(300MHz、日本電子株式会社製)
前記(E)成分の共重合体の重量平均分子量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100,000〜3,000,000が好ましく、150,000〜1,600,000がより好ましい。前記(E)成分の共重合体の重量平均分子量は、例えば、SEC−MALLS−RIシステム(測定条件:カラム:TSKgelαシリーズ α−Mカラム30cm(東ソー株式会社製)、溶媒:硝酸ナトリウム0.3M水溶液)で測定することができる。
前記(E)成分の共重合体における固形分8質量%〜45質量%の前記共重合体溶液の25℃での粘度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1,200mPa・s〜16,000mPa・sが好ましく、7,500mPa・s〜15,000mPa・sがより好ましい。
前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて測定することができる。
前記(E)成分の共重合体としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、以下のものなどが挙げられる。
マーコート550PR(成分名:塩化ジメチルアリルアンモニウム−アクリルアミド共重合体、ルーブリゾール社製、固形分8.8質量%〜9.8質量%の25℃での粘度:7,500mPa・s〜15,000mPa・s、重量平均分子量:1,600,000、前記一般式(2)におけるn:m:l=0:30:70)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.4のローターを使用し、10回転/分間の条件で測定することができる。
マーコート740(成分名:塩化ジメチルアリルアンモニウム−アクリルアミド共重合体、ルーブリゾール社製、固形分41質量%〜45質量%の25℃での粘度:1,200mPa・s〜4,500mPa・s、重量平均分子量:120,000、前記一般式(2)におけるn:m:l=0:24:76)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.3のローターを使用し、10回転/分間の条件で測定することができる。
マーコート3330PR(成分名:アクリル酸−塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリルアミド共重合体、ルーブリゾール社製、固形分10.2質量%〜11.5質量%の25℃での粘度:1,000mPa・s〜6,000mPa・s、重量平均分子量:1,500,000、前記一般式(2)におけるn:m:l=34:31:35)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.4のローターを使用し、30回転/分間の条件で測定することができる。
マーコート3331PR(成分名:アクリル酸−塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリルアミド共重合体、ルーブリゾール社製、固形分9.7質量%〜10.7質量%の25℃での粘度:2,000mPa・s〜12,000mPa・s、重量平均分子量:1,600,000、前記一般式(2)におけるn:m:l=22.5:26.5:51)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.5のローターを使用し、30回転/分間の条件で測定することができる。
マーコート3940(成分名:アクリル酸−塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリルアミド共重合体、ルーブリゾール社製、固形分41質量%〜45質量%の25℃での粘度:1,500mPa・s〜4,500mPa・s、重量平均分子量:150,000、前記一般式(2)におけるn:m:l=31:29:40)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.3のローターを使用し、10回転/分間の条件で測定することができる。
これらの中でも、前記(E)成分の共重合体としては、すすぎ時の肌のなめらかさの点から、マーコート550PRが好ましい。
前記(E)成分の共重合体の含有量としては、泡の量の多さ、及びすすぎ時の肌のなめらかさの点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.2質量%〜3質量%が好ましく、0.5質量%〜1質量%がより好ましい。前記含有量が0.2質量%未満であると、すすぎ時の肌のなめらかさが不十分となることがあり、3質量%を超えると、泡の量の多さが不十分となることがある。
<その他の成分>
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物には、前記(A)〜前記(E)の各成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて、その他の成分を配合することができる。
前記その他の成分としては、例えば、精製水、前記(B)成分のカチオン性ポリマー以外及び前記(E)成分の共重合体以外の水溶性ポリマー、油分、低級、高級アルコール等のアルコール類、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、アクリル樹脂分散液、ビタミン等の薬剤、殺菌剤、防腐剤、粘度調整剤、pH調整剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、色素、香料、顔料、無機粉体、粘土鉱物、ナイロン、ポリエチレン等の水不溶性ポリマー粉体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
−製造方法−
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記(A)〜(D)成分、必要に応じて、前記(E)成分、前記その他の成分、及び前記精製水(液体皮膚洗浄剤組成物全体が100質量%となるように残量配合)を混合して得ることができる。
具体的には、以下のようにして製造することができる。70℃〜80℃に加温した精製水に前記(D)成分のグリセリンモノアルキルエーテル、前記(A)成分の高級脂肪酸塩を溶解し、40℃以下に冷却してから、前記(B)成分のカチオン性ポリマー、前記(C)成分の界面活性剤、更に必要に応じて、前記(E)成分の共重合体を添加して製造できる。
前記液体皮膚洗浄剤組成物は、装置を用いて調製してもよい。前記装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、剪断力があり、全体を混合することができる攪拌羽根を備えた攪拌装置などが挙げられる。
前記攪拌羽根としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、プロペラ、タービン、ディスパーなどが挙げられる。
−pH−
前記液体皮膚洗浄剤組成物の25℃におけるpHとしては、泡の量の多さの点から、9.5〜11.0が好ましく、9.8〜10.6がより好ましい。前記pHの値が前記数値範囲であれば、泡の量の多さ、及びタオルドライ後のしっとり感が良好となる。
前記pHは、例えば、pHメーター(HM−30R、TOA DKK社製)を使用して測定することができる。
−粘度−
前記液体皮膚洗浄剤組成物の25℃における粘度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1mPa・s〜6,000mPa・sが好ましく、50mPa・s〜4,000mPa・sがより好ましい。
前記粘度は、例えば、BM型粘度計(株式会社東京計器製)を用いて、試料温度25℃にて、以下の条件で測定することができる。前記粘度が、1mPa・s〜3,000mPa・sであれば、BMアダプター、回転数30rpm、No.3のローターを用いて1分間後の粘度を測定し、3,000mPa・sを超える場合は、BMアダプター、回転数30rpm、No.4のローターにて1分間後の粘度を測定することにより測定できる。
−容器−
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、特に制限はなく、通常の容器に充填して使用される。
前記容器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポンプディスペンサー容器、チューブ、フォーマー容器、袋状容器などが挙げられる。これらの中でも、ポンプディスペンサー容器が好ましい。前記ポンプディスペンサー容器としては、例えば、株式会社吉野工業所製のノズル口径(内径)3.5mm、吐出量3mLのポンプディスペンサー容器などが挙げられる。
−用途−
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、及び泡立ちの早さが良好であり、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が優れるため、例えば、洗顔料、ハンドソープ、ボディソープ、クレンジングフォーム、メイク落としなどに用いられ、特にボディソープに好適に用いられる。
以下に、本発明を実施例、及び比較例に基づいて更に具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に制限されるものではない。なお、実施例、及び比較例の記載の各成分の含有量は、全て純分換算した値である。
(実施例1〜31、及び比較例1〜18)
下記表1〜表9に示す組成、及び含有量の液体皮膚洗浄剤組成物を常法により調製した。具体的には、以下の方法により調製した。
最終的に得られる液体洗浄剤組成物の全量の95質量%になる量の精製水を、70℃〜80℃に加温し、(A)成分を溶解し、40℃以下に冷却してから、(B)成分又は(B)比較成分、(C)成分又は(C)比較成分、(D)成分又は(D)比較成分を添加することにより液体皮膚洗浄剤組成物を調製した。その後、所定のpHに満たない場合は、共通成分である水酸化カリウムを添加し、所定のpHに調整後、全体量が100質量%になるように精製水を加えて、目的とする液体皮膚洗浄剤組成物を得た。また、攪拌羽根としてはプロペラを使用し、スリーワンモーター(HEIDON BL1200、新東化学株式会社製)を用いて攪拌した。なお、pHは、pHメーター(HM−30R、TOA DKK社製)を用いて、25℃で測定した。また、得られた実施例1〜31及び比較例1〜18の各液体皮膚洗浄剤組成物は、ポンプディスペンサー付き容器(吐出量3mL、ノズル口径(内径)3.5mm、株式会社吉野工業所製)に充填した。
次に、得られた各液体皮膚洗浄剤組成物について、以下のようにして、「泡の量の多さ」、「泡のクリーミー性」、「泡立ちの早さ」、「タオルドライ後の肌のすいつき感」、及び「タオルドライ後の肌のしっとり感」を評価した。結果を下記表1〜表9に併記した。
<泡の量の多さ、泡のクリーミー性、及び泡立ちの早さ>
専門評価者10名が、40℃の温水に濡らして、軽く水気をとったナイロンタオルに、実施例1〜31、及び比較例1〜18の液体皮膚洗浄剤組成物を2プッシュ(約6g)取り、ナイロンタオルを10回擦って泡立てたときの、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、及び泡立ちの早さを観察し、下記評価基準に従って評価した。結果は、前記専門評価者10名の平均評価点を求め、「泡の量の多さ」、「泡のクリーミー性」、及び「泡立ちの早さ」を評価した。なお、平均評価点が3.0点以上であれば、「泡の量の多さ」、「泡のクリーミー性」、及び「泡立ちの早さ」は良好である。
−「泡の量の多さ」の評価基準−
5点:ナイロンタオルから泡があふれる
4点:ナイロンタオルの70%以上100%未満が泡で覆われている
3点:ナイロンタオルの50%以上70%未満が泡で覆われている
2点:ナイロンタオルの20%以上50%未満が泡で覆われている
1点:ナイロンタオルの20%未満が泡で覆われている、又はほとんど泡がない
−「泡のクリーミー性」の評価基準−
5点:ほとんどの泡が細かい泡で、非常にクリーミーである
4点:細かい泡の中の一部に大きな泡が混ざっているが、クリーミーである
3点:細かい泡の中に大きな泡が半分ぐらい混ざり、ややクリーミーである
2点:細かい泡よりも大きく粗い泡の方が多く、クリーミーではなかった
1点:大きく粗い泡しか立たず、全くクリーミーではなかった
−「泡立ちの早さ」の評価基準−
5点:非常に早い
4点:早い
3点:やや早い
2点:やや遅い
1点:遅い
<タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感>
専門評価者10名が、40℃の温水に濡らして、軽く水気をとったナイロンタオルに、実施例1〜31、及び比較例1〜18の液体皮膚洗浄剤組成物を2プッシュ(約6g)取り、10回擦って泡立て、前記ナイロンタオルで全身を擦った後、40℃の温水で、前記液体皮膚洗浄剤組成物をすすぎ流し、タオルで水滴を拭き取った。その後、「タオルドライ後の肌のすいつき感」、及び「タオルドライ後の肌のしっとり感」をそれぞれ、下記評価基準に従って評価した。結果は、前記専門評価者10名の平均評価点を求め、「タオルドライ後の肌のすいつき感」、及び「タオルドライ後の肌のしっとり感」を評価した。なお、平均評価点が3.0点以上であれば、「タオルドライ後の肌のすいつき感」、及び「タオルドライ後の肌のしっとり感」は良好である。
−「タオルドライ後の肌のすいつき感」の評価基準−
5点:すいつきを強く感じる
4点:すいつきを感じる
3点:すいつきをやや感じる
2点:すいつきをあまり感じない
1点:すいつきを全く感じない
−「タオルドライ後の肌のしっとり感」の評価基準−
5点:しっとり感を強く感じる
4点:しっとり感を感じる
3点:しっとり感をやや感じる
2点:しっとり感をあまり感じない
1点:しっとり感を全く感じない
(実施例32〜36)
下記表10に示す組成、及び含有量の液体皮膚洗浄剤組成物を常法により調製した。具体的には、以下の方法により調製した。
最終的に得られる液体洗浄剤組成物の全量の95質量%になる量の精製水を、70℃〜80℃に加温し、(A)成分を溶解し、40℃以下に冷却してから、(B)成分、(C)成分、(D)成分、及び(E)成分を添加することにより液体皮膚洗浄剤組成物を調製した。その後、所定のpHに満たない場合は、共通成分である水酸化カリウムを添加し、所定のpHに調整後、全体量が100質量%になるように精製水を加えて、目的とする液体皮膚洗浄剤組成物を得た。また、攪拌羽根としてはプロペラを使用し、スリーワンモーター(HEIDON BL1200、新東化学株式会社製)を用いて攪拌した。なお、pHは、pHメーター(HM−30R、TOA DKK社製)を用いて、25℃で測定した。また、得られた実施例3231〜36の各液体皮膚洗浄剤組成物を、ポンプディスペンサー付き容器(吐出量3mL、ノズル口径(内径)3.5mm、株式会社吉野工業所製)に充填した。
次に、得られた各液体皮膚洗浄剤組成物について、実施例1と同様にして、「泡の量の多さ」、「泡のクリーミー性」、「泡立ちの早さ」、「タオルドライ後の肌のすいつき感」、及び「タオルドライ後の肌のしっとり感」を評価した。更に、上記の評価に加えて、以下のようにして、「すすぎ時の肌のなめらかさ」を評価した。結果を下記表10に併記した。
<すすぎ時の肌のなめらかさ>
専門評価者10名が、40℃の温水に濡らして、軽く水気をとったナイロンタオルに、実施例32〜36の液体皮膚洗浄剤組成物を2プッシュ(約6g)取り、10回擦って泡立て、前記ナイロンタオルで全身を擦った後、40℃の温水で、前記液体皮膚洗浄剤組成物をすすぎ流した。すすぎ流した直後に「すすぎ時の肌のなめらかさ」を下記評価基準に従って評価した。結果は、前記専門評価者10名の平均評価点を求め、「すすぎ時の肌のなめらかさ」を評価した。なお、平均評価点が3.0点以上であれば、「すすぎ時の肌のなめらかさ」は良好である。
−「すすぎ時の肌のなめらかさ」の評価基準−
5点:すすぎ時の肌のなめらかさを強く感じる
4点:すすぎ時の肌のなめらかさを感じる
3点:すすぎ時の肌のなめらかさをやや感じる
2点:すすぎ時の肌のなめらかさをあまり感じない
1点:すすぎ時の肌のなめらかさを全く感じない
なお、前記実施例、及び前記比較例で使用した各種成分の詳細について、下記表11〜表12に示す。
※1:ラウリン酸カリウムは、ラウリン酸(NAA−122、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(液体苛性カリ、旭硝子株式会社製)を用いて100%中和したものである。
※2:ミリスチン酸カリウムは、ミリスチン酸(NAA−142、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(液体苛性カリ、旭硝子株式会社製)を用いて100%中和したものである。
※3:パルミチン酸カリウムは、パルミチン酸(NAA−160、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(液体苛性カリ、旭硝子株式会社製)を用いて100%中和したものである。
※4:ステアリン酸カリウムは、ステアリン酸(NAA−180、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(液体苛性カリ、旭硝子株式会社製)を用いて100%中和したものである。
−(B)成分、及び(B)比較成分又は(E)成分−
*1:ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)、スピンドルNo.3、6回転/分間、25℃
*2:ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)、スピンドルNo.1、60回転/分間、25℃
*3:ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)、スピンドルNo.4、30回転/分間、25℃
*4:ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)、スピンドルNo.4、60回転/分間、25℃
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、泡の量が多く、泡のクリーミー性、及び泡立ちの早さが良好であり、タオルドライ後の肌のすいつき感、及びタオルドライ後の肌のしっとり感に優れるため、例えば、洗顔料、ハンドソープ、ボディソープ、クレンジングフォーム、メイク落としなどに用いられ、特にボディソープに好適に用いられる。

Claims (2)

  1. (A)ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、及びパルミチン酸塩をいずれも含む高級脂肪酸塩10質量%〜30質量%、
    (B)塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、及び塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体から選択される少なくとも1種のカチオン性ポリマー0.2質量%〜3質量%、
    (C)両性界面活性剤、ラウリルジメチルアミンオキシド、及びカチオン性界面活性剤から選択される少なくとも1種の界面活性剤0.5質量%〜5質量%、並びに
    (D)グリセリンモノアルキルエーテル0.1質量%〜5質量%を含有し、
    前記(B)成分の塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体における塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位のモル比率が65モル%以上であり、
    前記(D)成分のグリセリンモノアルキルエーテルにおけるアルキル基の炭素数が16〜18であり、
    前記(A)成分の含有量(質量%)と、前記(B)成分の含有量(質量%)及び前記(C)成分の含有量(質量%)の和と、の質量比[A/(B+C)]が、2.0〜40であることを特徴とする液体皮膚洗浄剤組成物。
  2. (E)下記一般式(2)で表される共重合体を更に含む請求項1に記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
    ただし、前記一般式(2)中、n、m、及びlは構造単位のモル比率(モル%)を示し、n+m+l=100であり、前記nは、0〜34、前記mは、24〜31、前記lは、35〜76である。
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