JP2018052858A - 脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物を含有する含有するクレンジング組成物 - Google Patents

脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物を含有する含有するクレンジング組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】メイク汚れの除去能力が高く、安定性に優れ、使用後の油っぽさが少なく、洗い流す際のすすぎ性に優れ、肌にしっとり感を与えるクレンジング組成物を提供する。【解決手段】(A)一般式(1)の構造で示される脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物及び(B)ノニオン界面活性剤(但し、トリイソステアリン酸PEG−20グリセリルは除く)を含有するクレンジング組成物。[R1はC7〜21の炭化水素鎖又はそれらの混合物;R2はH又は式(2)の置換基;AはH、メチル基、又は−CH2CH2O−R3基;R3基はH又は式(2)の置換基;R2及びA、R2及びR3が同時に水素原子である場合は除く;(R4は炭素数7〜21の炭化水素鎖又はそれらの混合物;pは0又は1)]【選択図】なし

Description

本発明は、マスカラ等の落ちにくいメイク汚れも落とせる洗浄力を持ち、洗い流す際に速やかに汚れを洗い落とすことができ、使用後の油っぽいベタツキ感が少ない使用感が得られるクレンジング組成物に関する。
近年、メイクアップ技術の進化により、簡便で素肌美を活かすライトなメイクアップから、汗や皮脂にも強いハードなメイクアップまで、様々なタイプが開発されている。さらに、女性の社会進出が進み、ライフスタイルが多様化したことにより、メイクアップ除去能はもちろん、例えばクレンジングと洗顔を1つの商品で行えるような手軽さを重視したものや、スキンケア効果や使用感等の付加価値を重視したようなタイプ等、クレンジング化粧料のバリエーションも拡大している。
一方、クレンジング組成物を技術的に分類すると、大きく水性、乳化、油性の3タイプに分類できる。
水性タイプのクレンジング組成物は、水性成分を主体として、メイク汚れを除去するための界面活性剤や油剤を少量溶解させたものであり、みずみずしくべたつきのない使用感や、コットンや不織布などに含浸させて拭き取るだけの簡便性が特徴である。従来より、界面活性剤や各種添加成分の検討が行われており、例えば特許文献1には、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル、及びコハク酸ジエトキシエチルを含有し、眼粘膜に対して刺激がなく、メイクなどの油脂汚れを容易に除去し、拭き取り後のべたつき感を抑える水性クレンジング組成物が記載されている。
乳化タイプのクレンジング組成物は、界面活性剤を用いて油剤を乳化したものであり、水性タイプと比較してメイクアップ除去能が高く、様々な使用感を具現化できることが特徴である。例えば特許文献2には、油分とポリオキシエチレンモノ脂肪酸グリセリル、水、増粘剤を含有し、メイクなじみが早く、乳化安定性に優れ、洗い流し易い、乳液〜クリーム状の水中油型乳化皮膚洗浄料が記載されている。
油性タイプのクレンジング組成物は、多量の油剤による溶剤効果によりメイクアップ除去能が高く、ウォータープルーフタイプ等のハードなメイクアップのクレンジングにも好適である。例えば特許文献3には、ポリグリセリン脂肪酸エステルの特定の2種を併用し、1価アルコールと脂肪酸から構成される25℃で液状のエステル油とを組み合わせて、優れたクレンジング効果、塗布感と使用後の感触が良好な油性液状クレンジング化粧料が記載されている。
また、脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物に関しては、毛髪や皮膚に対して親和性が高い多鎖型高極性油剤をとして検討されている(特許文献4)。
特開2011−126805号公報 特開2013−177383号公報 特開2012−250939号公報 特願2015−078779号
しかしながら、水性タイプのクレンジングでは、メイク汚れの除去能力が不足してしまう場合があった。
乳化タイプのクレンジングではメイク馴染みが悪く使用後に油っぽさが残る場合がある。
オイルタイプのクレンジング組成物は、使用後に油っぽさが残る場合があった。
即ち、現在に至るまで充分満足できるクレンジング剤は開発されていない。
マスカラ等の落ちにくいメイク汚れも落とせる洗浄力を持ち、洗い流す際に速やかに汚れを洗い落とすことができ、使用後の油っぽいベタツキ感が少ない使用感が得られるクレンジング組成物を提供しようとするものである。
本発明者は、脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物にノニオン界面活性剤を配合したクレンジング組成物が上記問題を解決ことを見出し、本発明を完成した。
即ち本発明は、
(A)一般式(1)の構造で示される脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物及び
[但し、式(1)中 Rは炭素数7〜21の炭化水素鎖を示し、それらの混合物でも良い
は水素原子、乃至は一般式(2)の置換基を示し、
Aは水素原子、メチル基、又は −CHCHO−R基を示し、
は、水素原子又は一般式(2)の置換基を示し、
及びA、R及びRが同時に水素原子である場合は除く。]
[但し、式(2)中 Rは炭素数7〜21の炭化水素鎖を示し、それらの混合物でも良い
pは0乃至は1の整数を示す。]
(B)ノニオン界面活性剤(但し、トリイソステアリン酸PEG−20グリセリルは除く)
を含有するクレンジング組成物に関するものであり、
脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物が、一般式(3)で示される脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物であることが好ましく、
[但し、Rは炭素数7〜21の炭化水素鎖を示し、それらの混合物でも良い
は水素原子、乃至は一般式(2)の置換基を示し、
は、水素原子又は一般式(2)の置換基を示し、
及びRが同時に水素原子である場合は除き、式(3)1当量に対してR、R
に導入される式(2)の置換基の導入が1.25当量から1.80当量の間である。]
さらに、ノニオン界面活性剤(但し、トリイソステアリン酸PEG−20グリセリルは除く)が、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタンエステルから選ばれる1種又は2種以上であるノニオン界面活性剤(但し、トリイソステアリン酸PEG−20グリセリルは除く)であることがより好ましい。
本発明により、メイク汚れの除去能力が高く、安定性に優れ、使用後の油っぽさが少なく、洗い流す際のすすぎ性に優れ、肌にしっとり感を与えるクレンジング組成物を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明の必須成分(A)の脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物に関して述べる。
一般式(1)の構造で示される脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物からなる
[但し、式(1)中 Rは炭素数7〜21の炭化水素鎖を示し、それらの混合物でも良い
は水素原子、乃至は一般式(2)の置換基を示し、
Aは水素原子、メチル基、又は −CHCHO−R基を示し、
は、水素原子又は一般式(2)の置換基を示し、
及びA、R及びRが同時に水素原子である場合は除く。]
[但し、式(2)中 Rは炭素数7〜21の炭化水素鎖を示し、それらの混合物でも良い
pは0乃至は1の整数を示す。]
一般式(1)の混合物は、脂肪酸アルカノールアミドとアシルアミノ酸を加熱脱水させることで容易に得ることができる。使用する脂肪酸アルカノールアミドとアシルアミノ酸との組み合わせとしては、
脂肪酸ジエタノールアミドとアシルメチルβアラニン、
脂肪酸モノエタノールアミドとアシルメチルβアラニン、
脂肪酸メチルエタノールアミドとアシルメチルβアラニン、
脂肪酸ジエタノールアミドとアシルヒドロキシエチルβアラニン、
脂肪酸モノエタノールアミドとアシルヒドロキシエチルβアラニン、
脂肪酸メチルエタノールアミドとアシルヒドロキシエチルβアラニン、
脂肪酸ジエタノールアミドとアシルメチルグリシン、
脂肪酸モノエタノールアミドとアシルメチルグリシン、
脂肪酸メチルエタノールアミドとアシルメチルグリシンの組み合わせが例示され、脂肪酸アルカノールアミドの当量以上のN−アシルアミノ酸を加熱脱水させることにより一般式(1)で示される脂肪酸アルカノールアミド誘導体を得ることができる。
脂肪酸アルカノールアミドとしては、ラウリン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ミリスチン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド、モディファイドヤシ油脂肪ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ステアリン酸モノエタノールアミド、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド、ラウリン酸N−メチルエタノールアミドが挙げられ、より好ましい化合物はジエタノールアミン誘導体でありラウリン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ミリスチン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミドが挙げられ、特にラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドが好ましい。
一般式(1)の構造で示される脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物の中でも、原料に脂肪酸ジエタノールアミドとアシルメチルグリシン乃至はアシルメチルβアラニンを脂肪酸アルカノールアミド1当量に対して、アシルメチルグリシン乃至はアシルメチルβアラニンを1.25当量から1.80当量反応させて得られる一般式(3)で示される脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物混合物はクレンジング剤に配合されたとき、より優れた使用感が得られるのでより好ましい。
[但し、Rは炭素数7〜21の炭化水素鎖を示し、それらの混合物でも良い
は水素原子、乃至は一般式(2)の置換基を示し、
基は、水素原子又は一般式(2)の置換基を示し、
及びRが同時に水素原子である場合は除き、式(3)1当量に対してR、R
に導入される式(2)の置換基の導入が1.25当量から1.80当量の間である。]
これら脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物はクレンジング剤の油性成分として配合され、その洗浄力、使用感に直接影響を与える。
クレンジング組成物中に(A)成分である脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物は、油性成分の一部乃至は全部として配合され、クレンジング剤に対する配合量は0.1〜50重量%配合されることが好ましい。より好ましくは、クレンジング剤に対して5〜20重量%の配合量である。クレンジング剤に対して5重量%未満の配合量では、本発明の効果が得られず好ましくなく、50重量%を超えて配合された場合は、改良された使用感であっても皮膚残留感等が残り好ましくない。
次に必須成分(B)ノニオン界面活性剤(但し、トリイソステアリン酸PEG−20グリセリルは除く)に関して述べる。(B)成分は、(A)成分を含有する油剤により油性汚れを取り除いた後、すすぎ工程において成分(A)を含む油性成分を被洗浄表面から取り去る機能を与えるために配合される物であり、ノニオン界面活性剤組成物として、その混合HLBが8〜12程度のノニオン界面活性剤から選択される。
より具体的にはポリオキシアルキレンアルキルエーテル ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタンエステルから選ばれる1種又は2種以上であることが好ましい。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル としては、一般式(4)で示されるノニオン界面活性剤
{Rは炭素数8〜22のアルキル基を示し、AOはオキシアルキレン基を示し、qはオキシアルキレン基の平均付加モル数を示し、2〜10の数である。}
より最適には、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルらが挙げられる。
ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、としては、一般式(5)で示されるノニオン界面活性剤
{R6は炭素数7〜21のアルキル基を示し、AOはオキシアルキレン基を示し、rはオキシアルキレン基の平均付加モル数を示し、2〜10の数である。}
より最適には、ポリオキシエチレンイソステアリン酸エステル、モノオレイン酸ポリエチレングリコール等が挙げられる
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の好適例としては、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン水添ヒマシ油、ラウリン酸ポリオキシエチレン水添ヒマシ油等が挙げられる
ポリグリセリン脂肪酸エステル、(但し、トリイソステアリン酸PEG−20グリセリルは除く)の好適例としては、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、イソステアリン酸ポリグリセリル等が挙げられる。
ポリオキシアルキレンソルビタンエステルの好適例としては、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソテトラソルビタン、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン等が挙げられる
必須成分(B)ノニオン界面活性剤(但し、トリイソステアリン酸PEG−20グリセリルは除く)のクレンジング剤への配合量は、5〜50重量%が好ましく、より好ましくは10〜30重量%である。
必須成分(B)ノニオン界面活性剤(但し、トリイソステアリン酸PEG−20グリセリルは除く)のクレンジング剤への配合量が5重量%を下回るとクレンジング油剤のすすぎ工程に支障が出るため好ましくなく、50重量%を超えて配合された場合、使用感を損ねる等の問題が発生し好ましくない。
本発明の脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物を配合するクレンジング剤には、本発明の効果を損なわない範囲で通常化粧品に配合される成分、例えば本発明の脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物以外の油性基剤、本発明(B)成分以外の界面活性剤、保湿剤、高分子増粘剤 高分子ゲル化剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、キレート剤、pH調整剤、溶剤、紫外線吸収剤、消炎剤、清涼剤、抗ヒスタミン剤、収れん剤、刺激剤、育毛用薬剤・血行促進剤、ビタミン類及びその誘導体類、ヒドロキシ酸、酵素類、核酸類、ホルモン類、糖類及びその誘導体類、無機粉体類、高分子粉体、香料、色素等を配合することができる。
本発明の効果に関して以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
合成例1〜15に従って、各種本発明の必須成分である脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物を製造し、それらをサンプルとして評価試験を実施した。
合成例1
フラスコ中でヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 28.65g(95.3mmol)とN-ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニン 42.69g(143mmol, 1.5equiv.)とを130℃に加熱し、減圧下で7時間脱水反応させることでエステル化反応を行なった。理論量の水が留出し、このエステル化物であるヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドのO,O‘−ビス(N−ヤシ油脂肪酸―N−メチル-β-アラニン)エステル体とO−(N−ヤシ油脂肪酸―N−メチル-β-アラニン)エステル体の混合物61.64gを得た。
1H NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト:0.9ppm (7.5H m), 1.3ppm (42H m), 1.6ppm (5H m) , 2.28〜2.30ppm (5H t), 2.7ppm (2.5H t), 3.05ppm (4.5H t), 3.6ppm (7.5H m), 3.8ppm (1H m) , 4.2ppm (4H t)
合成例2
フラスコ中でヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 90.00g(300mmol)とN-ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニン 93.90g(315mmol, 1.05equiv.)を130℃に加熱し、減圧下で7時間脱水反応させることでエステル化反応を行なった。理論量の水が留出し、モノエステル化物であるヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドのO−(N−ヤシ油脂肪酸―N−メチル-β-アラニン)エステル体165.65gを得た。
1H NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト:0.9ppm (6H m), 1.3ppm (33H m), 1.6ppm (4H m) , 2.28〜2.30ppm (4H t), 2.6-2.7ppm (2H t), 3.05ppm (2H t), 3.6ppm (6H m), 3.8ppm (2H m), 4.2ppm (2H t)
合成例3
フラスコ中でヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 90.00g(300mmol)とN-ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニン 183.36g(615mmol, 2.05equiv.)を130℃に加熱し、減圧下で12時間脱水反応させることでエステル化反応を行なった。理論量の水が留出し、このジエステル化物であるヤシ油脂肪酸時エタノールアミドのO,O‘−ビス(N−ヤシ油脂肪酸―N−メチル-β-アラニン)エステル体256.70gを得た。
1H NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト:0.9ppm (9H m), 1.3ppm (55H m), 1.6ppm (6H m) , 2.25〜2.35ppm (6H t), 2.6-2.7ppm (4H t), 3.05ppm (8H t), 3.6ppm (8H m), 4.2ppm (4H t)
合成例4(LDE-ALA 1/1.5)
フラスコ中でラウリン酸ジエタノールアミド(川研ファインケミカル株式会社アミゾールLDE−G)30.05g(100mmol)とN−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン(川研ファインケミカル株式会社アラノンALA)42.81g(150mmol, 1.50equiv.)とを2kPaに減圧し、125〜130℃で9時間加熱した。理論量の水が留出し、この縮合物であるラウリン酸ジエタノールアミドのO,O’−ビス(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)エステル体とO−(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)エステル体の混合物63.41gを取り上げた。放冷後、生成物の構造を1H-NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト: 0.9ppm (7.5H, m), 1.3ppm (41H, m), 1.6ppm (5H, m), 2.3-2.4ppm (5H, m), 2.6-2.7ppm (2.5H, m), 2.9-3.1ppm (3H, m), 3.6ppm (7.5H, m), 4.2ppm (2H m)
合成例5(LME+ALA)
フラスコ中でラウリン酸モノエタノールアミド(川研ファインケミカル株式会社アミゾールLME)24.35g(100mmol)とN−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン29.97g(105mmol, 1.05equiv.)とを2kPaに減圧し、130℃で6時間加熱した。理論量の水が留出し、この縮合物であるラウリン酸モノエタノールアミドのO−(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)エステル体51.5gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト: 0.9ppm (6H, m), 1.3ppm (32H, m), 1.5ppm (4H. m),2.1ppm (2H, t), 2.3ppm (2H, t), 2.7ppm (2H, t), 3.3ppm (2H, t), 3.5ppm (3H, s),3.6ppm (2H, t), 4.1ppm (2H, t).
合成例6(ラウリン酸− N−メチルエタノールアミド + ALA)
フラスコ中でラウリン酸クロライドとメチルエタノールアミンから誘導したラウリン酸メチルエタノールアミド25.74g(100mmol)とN−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン28.55g(100mmol, 1.0equiv.)とを2kPaに減圧し、130℃で7時間加熱した。理論量の水が留出し、この縮合物であるラウリン酸メチルエタノールアミドのO−(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)エステル体48.31gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト: 0.9ppm (6H, m), 1.3ppm (32H, m), 1.5ppm (4H, m),2.3ppm (4H, m), 2.7ppm (2H, t), 3.5ppm (8H, m), 3.6ppm (2H, t), 4.5ppm (2H, t).
合成例7 (LDE+SLA=1:2)
フラスコ中でラウリン酸ジエタノールアミド28.74g(100mmol)とN−ラウロイル−N−メチル−グリシン(川研ファインケミカル株式会社ソイポンSLA)54.22g(200mmol, 2.0equiv.)とを2kPaに減圧し、130℃で10時間加熱した。理論量の水が留出し、この縮合物であるラウリン酸ジエタノールアミドのO,O’−ビス(N−ラウロイル−N−メチル−グリシン)エステル体68.54gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト: 0.9ppm (9H, m), 1.3ppm (48H, m), 1.5ppm (6H, m),2.3ppm (6H, m), 3.5ppm (8H, m), 4.5ppm (4H, m), 4.9ppm (4H, s).
合成例8(LME+SLA=1/1)
フラスコ中でラウリン酸モノエタノールアミド24.34g(100mmol)とN−ラウロイル−N−メチル−グリシン27.15g(100mmol, 1.0equiv.)とを2kPaに減圧し、120℃で5時間加熱した。理論量の水が留出し、この縮合物であるラウリン酸モノエタノールアミドのO−(N−ラウロイル−N−メチル−グリシン)エステル体46.68gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト:0.9ppm (6H, m), 1.3ppm (32H, m), 1.5ppm (4H, m),2.1ppm (2H, t), 2.3ppm (2H, t), 3.3ppm (2H, t), 3.5ppm (3H, s), 4.1ppm (2H, t),4.9ppm (2H, s).
合成例9(CDE+ALA=1/1.5)
フラスコ中でヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド30.05g(100mmol)とN−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン42.80g(150mmol, 1.5equiv.)とを2kPaに減圧し、135℃で7時間加熱した。理論量の水が留出し、エステル化物であるヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドのO,O’−ビス(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)エステル体とO−(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)エステル体の混合物64.53gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト: 0.9ppm (7.5H, m), 1.3ppm (42H, m), 1.6ppm (5H, m),2.3ppm (5H, m), 3.5ppm (10H, m), 4.5ppm (5H, m), 4.9ppm (5H, s).
合成例10(CDE+SLA=1/1.5)
フラスコ中でヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド30.05g(100mmol)とN−ラウロイル−N−メチル−グリシン40.70g(150mmol, 1.5equiv.)とを2kPaに減圧し、130℃で9時間加熱した。理論量の水が留出し、この縮合物であるヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドのO,O’−ビス(N−ラウロイル−N−メチル−グリシン)エステル体とO −(N−ラウロイル−N−メチル−グリシン)エステル体の混合物65.15gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト: 0.9ppm (7.5H, m), 1.3ppm (41H, m), 1.6ppm (5H, m),2.3ppm (5H, m), 3.5ppm (10H, m), 4.5ppm (5H, m), 4.9ppm (5H, s).
合成例11(CDE+SCA=1/1.5)
フラスコ中でヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド30.05g(100mmol)とN−ヤシ油脂肪酸−N−メチル−グリシン42.62g(150mmol, 1.5equiv.)とを2kPaに減圧し、130℃で9時間加熱した。理論量の水が留出し、この縮合物であるヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドのO,O’−ビス(N−ヤシ油脂肪酸−N−メチル−グリシン)エステル体とO−(N−ヤシ油脂肪酸−N−メチル−グリシン)エステル体の混合物63.70gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト: 0.9ppm (7.5H, m), 1.3ppm (43H, m), 1.6ppm (5H, m),2.3ppm (5H, m), 3.5ppm (10H, m), 4.5ppm (5H, m), 4.9ppm (5H, s).
合成例12(2.25鎖ACA1.25当量)
フラスコ中でヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 30.50g(100mmol)とN-ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニン 37.29g(125mmol, 1.25equiv.)とを130℃に加熱し、減圧下で5時間脱水反応させることでエステル化反応を行なった。理論量の水が留出し、このエステル化物であるヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドのO,O‘−ビス(N−ヤシ油脂肪酸―N−メチル-β-アラニン)エステル体とO−(N−ヤシ油脂肪酸―N−メチル-β-アラニン)エステル体の混合物60.25gを得た。
1H NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト:0.9ppm (6.7H m), 1.3ppm (40H m), 1.6ppm (4.5H m), 2.28〜2.30ppm (4.5H t), 2.7ppm (2H t), 3.05ppm (3.7H t),3.6ppm (6.5H m), 3.8ppm (6.5H m), 4.2ppm (4H t).
合成例13(2.8鎖 ACA1.8当量)
フラスコ中でヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 45.81g(152mmol)とN-ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニン 81.68g(274mmol, 1.8equiv.)を130℃に加熱し、減圧下で10時間脱水反応させることでエステル化反応を行なった。理論量の水が留出し、エステル化物であるヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドのO,O’−ビス(N−ヤシ油脂肪酸−N−メチル-β-アラニン)エステル体とO−(N−ヤシ油脂肪酸−N−メチル-β-アラニン)エステル体の混合物115.13gを得た。
1H NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト:0.9ppm (8.1H m), 1.3ppm (50H m), 1.6ppm (5.5H m), 2.28〜2.30ppm (5.5H t), 2.6-2.7ppm (3.5H t), 3.05ppm (5H t), 3.6ppm (7.5H m), 3.8ppm (6.5H m), 4.2ppm (4H t)
.
合成例14(1.9鎖ACA0.9当量)
フラスコ中でヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 30.50g(100mmol)とN-ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニン 26.82g(90mmol, 0.9equiv.)とを130℃に加熱し、減圧下で5時間脱水反応させることでエステル化反応を行なった。理論量の水が留出し、このエステル化物であるヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドのO,O‘−ビス(N−ヤシ油脂肪酸―N−メチル-β-アラニン)エステル体とO−(N−ヤシ油脂肪酸―N−メチル-β-アラニン)エステル体の混合物52.98gを得た。
1H NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト:0.9ppm (5.8H m), 1.3ppm (33H m), 1.6ppm (3.5H m), 2.28〜2.30ppm (3.8H t), 2.7ppm (1.8H t), 3.05ppm (2.7H t), 3.6ppm (5.5H m), 3.8ppm (5.8H m), 4.2ppm (4H t)
合成例15(3鎖 ACA2.1当量)
フラスコ中でヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 30.51g(100mmol)とN-ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニン 62.63g(210mmol,2.1equiv.)を130℃に加熱し、減圧下で10時間脱水反応させることでエステル化反応を行なった。理論量の水が留出し、モノエステル化物であるヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドのO,O’−ビス(N−ヤシ油脂肪酸-N−メチル-β-アラニン)エステル体とN−ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニンの混合物91gを得た。この生成物には、白色の不溶物が析出していた。
1H NMRより構造を決定した。
1H NMR ケミカルシフト:0.9ppm (9H m), 1.3ppm (56H m), 1.6ppm (6H m), 2.25〜2.35ppm (6H t), 2.6-2.7ppm (4H t), 3.05ppm (8H t), 3.6ppm (8H m), 4.2ppm (4H t)
1.油剤の抱水量(抱水性%)測定
本発明必須成分である脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物である合成例1〜15で作成した各々の性能を比較するため、抱水量の測定を行った。
比較試験例としてラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ラウロイルサルコシンイソプロピル、トリエチルヘキサノイン、エチルヘキサン酸セチル、流動パラフィンを使用した。
表1に従い油剤と水とをバイアル瓶に量り取った。表1の各油剤の項目に示した値は各油剤のg数を示している。マグネチックスターラーを用いて室温条件で10分撹拌した。撹拌を止めて静置し、24時間経過後に下層の水をピペットで除去した。残った油剤の重量の増加分を抱水量として表1に記載した。
抱水量は、各油剤の水との馴染みやすさを示す指標となる。抱水量(抱水性%)の大きな油剤は、乳化されやすい性質を有し、クレンジング剤を水で洗い流すときすすぎやすさが向上し、或いは油剤に移った油性汚れの再付着性を軽減化されることが期待できる。
結果を表1に示した。この結果、本発明必須成分である脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物は通常使用される比較試験例で用いた油剤よりも高い抱水量(抱水性%)を示すことが分かった。

構造式略号
CDE ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド
LDE ラウリン酸ジエタノールアミド
LME ラウリン酸モノエタノールアミド
ACA ヤシ油脂肪酸N−メチル−β-アラニン
ALA ラウロイル−N−メチル−β-アラニン
SLA ラウロイル−N−メチル−グリシン
SCA ヤシ油脂肪酸N−メチル−グリシン
実際に本発明必須成分脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物を含有するオイルクレンジング剤を表2に従い配合して、官能評価により、「軽さ」、「伸び易さ」、「クレンジング力」、「すすぎ易さ」の項目を評価した。各試験法は下記の通り
軽さの評価
専門パネル12名により、各試料について、肌に塗布した際の軽さについて使用テストを行ない、アンケートの結果から下記の基準に従って判定した。
(評価基準)
◎:12名中、10名以上が良好と回答した
○:12名中、7〜9名が良好と回答した
△:12名中、4〜6名が良好と回答した
×:12名中、3名以下が良好と回答した
伸び易さの評価
専門パネル12名により、各試料について、肌に塗布した後の伸び易さについて使用テストを行ない、アンケートの結果から下記の基準に従って判定した。
(評価基準)
◎:12名中、10名以上が良好と回答した
○:12名中、7〜9名が良好と回答した
△:12名中、4〜6名が良好と回答した
×:12名中、3名以下が良好と回答した
クレンジング力の評価
専門パネル12名により、各試料について、市販の油性メイクアップ化粧料の除去しやすさの程度について使用テストを行ない、アンケートの結果から下記の基準に従って判定した。
(評価基準)
◎:12名中、10名以上がメイクアップ化粧料を除去しやすいと回答した
○:12名中、7〜9名がメイクアップ化粧料を除去しやすいと回答した
△:12名中、4〜6名がメイクアップ化粧料を除去しやすいと回答した
×:12名中、3名以下がメイクアップ化粧料を除去しやすいと回答した
すすぎ易さの評価
専門パネル12名により、各試料について、水で洗い流した際のすすぎ易さについて使用テストを行ない、アンケートの結果から下記の基準に従って判定した。
(評価基準)
◎:12名中、10名以上が良好と回答した
○:12名中、7〜9名が良好と回答した
△:12名中、4〜6名が良好と回答した
×:12名中、3名以下が良好と回答した

※ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ
実際に本発明必須成分脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物を含有するオイルクレンジング剤を配合したオイルクレンジング剤は、比較対象に対して優位に優れた性能を示した。特にすすぎ易さとクレンジング力を両立しており、本発明によるクレンジグ剤が優れていることを実証した。
合成例1の脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物のエモリエント性能の検討の目的で水分蒸散量の抑制効果を比較した。比較対照として、陰性対照として未塗布の状態(比較試験例8)、クレンジング化粧料に配合されることの多い油剤として2−エチルヘキサン酸セチル(比較試験例9)、市販のエモリエント剤であるラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)(比較試験例10)を用いて水分蒸散量の抑制効果を比較した。
試験方法は、室温20℃の室内で30分間安静にすることで測定環境への順化を行なった。測定部位である前腕部を石鹸で洗浄し、洗浄から30min後の水分蒸散量(塗布前0分)を測定した。測定部位に、油剤を塗布し、塗布後10分、30分、60分の水分蒸散量を測定した。この試験は、被験者3名により実施した。
表3に水分蒸散量の塗布前0分の水分蒸散量を100%とした増減(%)と水分蒸散量の実測値(平均値)を示した。
試験例14では、塗布後の水分蒸散量が10分後、30分後、60分後の3点ともに塗布前より減少していた。一方、未塗布の比較試験例8では60分後に5%増、油剤の2-エチルヘキサン酸セチルを塗布した比較試験例9では60分後で9%増、市販のエモリエント剤であるラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)を塗布した比較試験例10では、10分後の7%増えたが60分後には塗布前の値と同じである0%に減少していた。
試験例14は、比較試験例8〜10の試験結果と比べて水分蒸散量が減少しており、比較対照とした2−エチルヘキサン酸セチルやラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)と比べても高い水分蒸散量の抑制効果を持つことが分かった。
表4に示す処方に従ってクレンジング剤を調製した。
すなわち表4に記載の油相の成分を50℃に加熱下で溶解して混合させた。油相を室温に冷却した後、水相成分を加えて更に混合し、クレンジング剤を得た。各処方の油性洗浄料を先述した評価方法により、塗布時の軽さ、伸び易さ、クレンジング力、すすぎ易さについて使用感の評価を行なった。これに加えて下記の洗い流し後の「しっとり感」の評価も実施した。
しっとり感の評価
専門パネル12名により、各試料について、水で洗い流した後のしっとり感について使用テストを行ない、アンケートの結果から下記の基準に従って判定した。
(評価基準)
◎:12名中、10名以上がしっとり感ありと回答した
○:12名中、7〜9名がしっとり感ありと回答した
△:12名中、4〜6名がしっとり感ありと回答した
×:12名中、3名以下がしっとり感ありと回答した

表4の結果よりいずれの実施例も比較例より評価の高いクレンジング剤であることが示された。
本発明により、マスカラ等の落ちにくいメイク汚れも落とせる洗浄力を持ち、洗い流す際に速やかに汚れを洗い落とすことができ、使用後の油っぽいベタツキ感が少ない使用感が得られるクレンジング組成物を提供できる。

Claims (4)

  1. (A)一般式(1)の構造で示される脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物及び
    [但し、式(1)中 Rは炭素数7〜21の炭化水素鎖を示し、それらの混合物でも良い
    は水素原子、乃至は一般式(2)の置換基を示し、
    Aは水素原子、メチル基、又は −CHCHO−R基を示し、
    基は、水素原子又は一般式(2)の置換基を示し、
    及びA、R及びRが同時に水素原子である場合は除く。]
    [但し、式(2)中 Rは炭素数7〜21の炭化水素鎖を示し、それらの混合物でも良い
    pは0乃至は1の整数を示す。]
    (B)ノニオン界面活性剤(但し、トリイソステアリン酸PEG−20グリセリルは除く)
    を含有するクレンジング組成物
  2. 脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物が、一般式(3)で示される脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物である請求項1記載のクレンジング組成物
    [但し、Rは炭素数7〜21の炭化水素鎖を示し、それらの混合物でも良い
    は水素原子、乃至は一般式(2)の置換基を示し、
    基は、水素原子又は一般式(2)の置換基を示し、
    及びRが同時に水素原子である場合は除き、式(3)1当量に対してR、R
    に導入される式(2)の置換基の導入が1.25当量から1.80当量の間である。]
  3. ノニオン界面活性剤(但し、トリイソステアリン酸PEG−20グリセリルは除く)が、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタンエステルから選ばれる1種又は2種以上である請求項1乃至は請求項2記載のクレンジング組成物。
  4. (A)特定構造を有する脂肪酸アルカノールアミド誘導体混合物を0.1〜50質量%含有し、
    (B)ノニオン界面活性剤(但し、トリイソステアリン酸PEG−20グリセリルは除く)を含有するクレンジング組成物
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