JP4494360B2 - 油性化粧料用洗浄剤 - Google Patents

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本発明は、強固な油性化粧料に対して充分な洗浄効果を発揮する油性化粧料用洗浄剤に関するものである。
一般の油性化粧料洗浄剤は、いわゆるクレンジングオイルが主流であり、油分で油性化粧料を溶解し、ふき取った後に、界面活性剤を含んだ洗浄料で、残った油分を乳化・ 分散して水やぬるま湯で洗い流す方法が主流であった。この場合、オイルと水系洗浄料の二度の洗浄行為が必要となり、手間や時間、そして肌への負担がかかる所が欠点であった。
そこで、従来より、濡れた手でも使えるクレンジングオイルと称して、油分にポリオキシエチレンジカルボン酸エステルや低HLBの非イオン界面活性剤等を配合し、多少の水分が存在しても白濁し難くしたタイプのものも考案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、軽い油性化粧料が落とせるものとしては、少量の油分を乳化混合した(オイルインウォーター(以下、単に「o/w」と言う。)乳化型のクレンジングジェル、クレンジングミルク、クレンジングフォーム、油相、水相がともに連続相であるバイコンテニュアス型のクレンジングローション等が開発されている(例えば、特許文献2、3参照)。
特開2004 −277359号公報 特開2000 −256124号公報 特開2000 −256132号公報
しかし、上記従来の非イオン界面活性剤等を配合したタイプの洗浄剤の場合、効果は通常のオイルと同様であり、良好な洗浄効果を得るには、やはり二度洗いが必要であるといった不都合を生じていた。
また、上記従来のo/w乳化型の洗浄剤の場合、強固な油性化粧料(高分子シリコーン等を配合した耐水性メーク製品や、耐水性サンスクリーン剤)に対しては、充分な洗浄効果が得られず満足すべきものではなかった。
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、強固な油性化粧料であっても簡単に洗い流すことができる油性化粧料用洗浄剤を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明の油性化粧料用洗浄剤は、水相が油相に分散されてなるウォーターインオイル(以下、単に「w/o」と言う。)型の乳化物であり、水相には、アニオン性、両性、非イオン性界面活性剤の中から選ばれる少なくとも1種以上の界面活性剤が含有され、油相には、洗浄作業中に皮膚上でo/w型に転相することを可能にする配合で、増粘剤と、水を乳化させる乳化剤と、シリコーンとが含有されてなるものである。
水相は、界面活性剤を含有して構成されている。この場合、界面活性剤は、洗浄剤全体の8重量%以上の有効成分濃度となるように含有することが好ましい。この含有量が8重量%未満の場合であっても、洗浄効果は得られるが、油相の構成によっては洗浄後のさっぱり感が充分に得られず、べたついた感じになってしまう。8重量%以上ではいくら加えても良いが15重量%を超えると効果が飽和するのであまり意味がない。
また、界面活性剤としては、アニオン性、両性、非イオン性界面活性剤の中から選ばれる少なくとも1種以上のものを用いることができる。
アニオン性界面活性剤としては、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜24(好ましくは12〜18の直鎖状)のアルキルまたはアルケニル、nは1〜10、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式1で示されるアルキルサルフェート、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェート、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式2で示されるアルカン−1,2−ジオール−1−モノ酢酸エーテル塩(ヒドロキシアルキルエーテルカルボン酸塩)、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式3で示されるオレフィンスルホン酸塩、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式4で示されるアシルグルタミン酸塩、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、R’は炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、nは1以上の整数、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式5で示されるアシル加水分解大豆タンパク塩、アシル加水分解コラーゲン塩、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式6で示されるアシルメチルタウリン塩、
アシルメチルタウリンをタウリン塩で中和して得られるアシルメチルタウリン・タウリン塩、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、nは1以上の整数、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式7で示されるポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸塩、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式8で示されるアシルサルコシン塩、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式9で示されるスルホコハク酸エステル塩、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式10で示される脂肪酸石鹸、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式11で示されるアシルイセチオン酸塩、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式12で示されるモノアルキルリン酸エステル塩などが挙げられる。
両性界面活性剤としては、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式13で示す2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインで代表されるイミダゾリニウムベタイン系界面活性剤、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式14で示されるアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、
Figure 0004494360
(式中Rは炭素原子数8〜18のアルキルまたはアルケニル、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウムまたはトリエタノールアミン)
上記化学式15で示されるアシルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインなどが挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、
Figure 0004494360
(mは5〜10、nは4〜6、aは9〜13、ポリエーテル変性率約70w/w%)
上記化学式16で示されるジメチルポリシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサンコポリマー、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油型界面活性剤(EO付加モル数10〜100)、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル型界面活性剤(アルキル部分の炭素原子数は8〜18のアルキルまたはアルケニル、EO付加モル数は5〜120)、
ポリエチレングリコールジ脂肪酸エステル(脂肪酸の炭素原子数は8〜18のアルキルまたはアルケニル、ポリエチレングリコールは400〜600)、
脂肪酸ジエタノールアミド型界面活性剤(脂肪酸の炭素原子数は8〜18のアルキルまたはアルケニル)、
脂肪酸モノエタノールアミド型界面活性剤(脂肪酸の炭素原子数は8〜18のアルキルまたはアルケニル)、
ポリオキシエチレン脂肪酸ジエタノールアミド型界面活性剤(脂肪酸の炭素原子数は8〜18のアルキルまたはアルケニル)、
ポリオキシエチレン脂肪酸モノエタノールアミド型界面活性剤(脂肪酸の炭素原子数は8〜18のアルキルまたはアルケニル)、
脂肪酸プロピレングリコール(脂肪酸の炭素原子数は8〜18のアルキルまたはアルケニル)、
脂肪酸ジエチレングリコール(脂肪酸の炭素原子数は8〜18のアルキルまたはアルケニル)、
脂肪酸ポリオキシエチレングリセリンエステル(脂肪酸の炭素原子数は8〜18のアルキルまたはアルケニル、エステルはモノエステル、ジエステル、トリエステル、EO付加モル数は8〜20)、
脂肪酸ポリグリセリンエステル(脂肪酸の炭素原子数は8〜18のアルキルまたはアルケニル、ポリグリセリンはジグリセリンまたはトリグリセリン)などが挙げられる。
この水相には、その他に、アニオン性ポリマー、両性ポリマー、非イオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、粘土鉱物等の増粘剤、保湿剤、防腐剤、pH調整剤、などを含むことができる。
油相は、シリコーンに、増粘剤と乳化剤とを含有して構成されている。
シリコーンとしては、鎖状ポリシロキサン、環状ポリシロキサン、各種変性ポリシロキサンなどの各種のものを用いることができる。この中でも、使用後のべたつき感が少ないように、平均重合度が10以下の低粘度タイプのものを用いることが好ましい。また、洗浄後のさっぱり感などを考慮した場合には、環状ポリシロキサンを用いることがより好ましい。具体的な鎖状ポリシロキサンとしては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサンなどを挙げることができる。また、具体的な環状ポリシロキサンとしては、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサンなどを挙げることができる。これらシリコーン油は、1種だけを用いるものであってもよいし、2種以上を組み合わせて使用するものであってもよい。これらシリコーンの含有量としては、洗浄剤全体の30重量%以上となるように含有される。30重量%以上の場合、いくら加えても良いが、あまり多くなりすぎると効果が飽和するので意味が無くなる。したがって、他の成分とのバランスが保てる範囲内で加えることが好ましい。また、30重量%未満の場合、充分なメイク落とし効果を得ることが困難になる。
増粘剤としては、例えばHLB約3、分子量約55000の下記化学式17で示されるジメチルポリシロキサン・メチル(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン)シロキサンコポリマーを用いることができる。
Figure 0004494360
(ここで、Xは約400、Yは約10、aは約24、bは約24)
この比率の中で特に重要なのは、オキシエチレンとオキシプロピレンとのモル数がほぼ同じで、各々20〜28モル含有することである。これが満たされない場合には、外油相に水相を添加して行っても、増粘作用が見られず、低粘度で使用感や安定性の悪い混合物になってしまう。したがって、この要件を満たしていれば、増粘剤としては、HLB5以下、分子量約45000以上のジメチルポリシロキサン・メチル(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン)シロキサンコポリマーであってもよい。
また、このジメチルポリシロキサン・メチル(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン)シロキサンコポリマーは、通常デカメチルシクロペンタシロキサンや軽質流動イソパラフィンの50%溶液として提供される。50%溶液として1.5重量%未満では充分な増粘効果が得られず、4.0重量%を超えると使用感が重くなり過ぎ、さっぱりとした洗浄感が得られなくなってしまう。
乳化剤としては、分子量5000以上でオキシエチレン重量が分子中30%以下となされた下記化学式18で示されるジメチルポリシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサンコポリマーを用いることができる。
Figure 0004494360
(例えば、Xは50〜60、Yは2〜5、aは8〜10のものが用いられる。)
分子量が5000未満の場合、5000にある程度近ければ乳化剤としての効果は望めるが、充分な効果を発揮するためには分子量は、5000以上であることが好ましい。分子量が5000よりも低下するとw/o型の洗浄剤を構成することができず、o/w型の洗浄剤となってしまう。また、このジメチルポリシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサンコポリマーの含有量としては、洗浄剤全体の1重量%以上となるように含有される。この含有量が1重量%以下の場合には、量的に不十分で、洗浄剤全体の系では水相の界面活性剤が勝ってしまい、その結果、w/o型の洗浄剤とはならずにo/w型の洗浄剤になってしまう。
この油相には、その他に、他の油分、例えば、イソパラフィン、流動パラフィン、2−エチルヘキサン酸エチル、植物油、脂肪酸、高級アルコール、エチルアルコールなどを配合することもできる。
本発明の油性化粧料用洗浄剤は、以下のようにして製造することができる。
まず、主釜にて、シリコーン類、その他油類を仕込み、シリコーン系増粘剤、シリコーン系乳化剤を添加し、攪拌溶解させる。
一方、サブ釜にて、精製水、アニオン性・両性・非イオン性等の洗浄用界面活性剤、保湿剤、必要に応じてpH調整剤、金属イオン封鎖剤、防腐剤等を添加し、攪拌溶解させる(必要に応じて加熱攪拌溶解させる。)。
乳化用設備を擁する主釜内の油相に、サブ釜で調整した室温〜高温(70〜80℃迄)の水相を徐々に添加し、w/o型を維持しながら(急添して転相させないように注意して)調整する。
このようにして製造される本発明の油性化粧料用洗浄剤は、水相と油相との比率が30:70〜65:35となるように調製される。水相の比率が30重量%よもり低くなり、油相の比率が70重量%よりも高くなると、水相中に洗浄に必要な量の界面活性剤を含有させることが困難になり、べたべたとした油っぽい使用後感のものになってしまう。また、水相の比率が65重量%よもり高くなり、油相の比率が35重量%よりも低くなると油相に水相を添加して生産する途中で転相してo/w型の洗浄剤になってしまいw/o型の洗浄剤とすることができなくなる。
このようにして構成される油性化粧料用洗浄剤は、メーク後やサンスクリーン塗布後の皮膚の洗浄用として使用される。
油性化粧料としては、口紅、ファンデーション、マスカラ、サンスクリーンなどを挙げることができる。特に、高分子シリコーンなどを配合した耐水性メーク製品や耐水性サンスクリーン剤などの強固な油性化粧料に対しても優れた洗浄効果が得られる。
使用方法としては、油性化粧料が付着した皮膚の表面に適量を延ばしてこすり洗いした後、水かぬるま湯で洗い流す。
皮膚の表面の油性化粧料は、こすり洗いした状態で、まず洗浄剤の油相になじんだ状態となる。
この状態で水かぬるま湯で洗い流すと、水相と油相との比率が変わり水相の割合が急激に高くなるので、w/o型からo/w型へと転相し、油相に取り込まれていた油性化粧料は、皮膚の表面から浮き上がった乳化・分散状態となり、皮膚の表面には水相が接触することとなる。そして、水相に含まれた界面活性剤によって皮膚表面がしっかりと洗浄される。
このように、本発明の油性化粧料用洗浄剤は、化粧や日焼け止めなどのように皮膚の表面に付着した油性化粧料を、一回の洗浄作業で簡単に洗い流すことができる。したがって、今まではなし得なかった一剤式油性化粧料除去剤を提供することが可能となった。
特に近年、耐水性化粧料に多く用いられるようになった高分子シリコーン類の除去は非常に困難であるが、本発明の外相に高分子シリコーンに対する溶解力を有する比較的低分子量のシリコーン(環状シリコーン類を含む)を用いることにより、充分な除去力を得ることが可能となる。
以上述べたように、本発明の油性化粧料用洗浄剤によると、油性化粧料を一回の洗浄で簡単に洗い流すことができる。
以下、本発明を実施例によってさらに詳しく説明するが本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1〜8、比較例1〜8
以下の製法により表1に示す各種油性化粧料用洗浄剤を調整した。
(製法)
油相成分と水相成分とをそれぞれ主釜とサブ釜とで個別に攪拌溶解させ、乳化用設備を擁する主釜内の油相に、サブ釜で調整した水相を徐々に添加し、w/o型を維持しながら油性化粧料用洗浄剤を調整した。
このようにして得られた各種油性化粧料用洗浄剤を以下の方法で評価した。
(洗浄効果)
黒色人口皮膚に市販の高分子シリコーンを配合したSPF50+の耐汗、耐水性サンスクリーン剤を1cm2 当り4mgとなるように5×5cm2 の面積に塗布し、1時間乾燥させて試料とした。
この試料に調製した各油性化粧料用洗浄剤を1.0g添加してマッサージするようによくなじませた後、ぬるま湯で洗い流す。
その後、マイクロスコープにてサンスクリーン剤の落ち具合を洗浄前と比較評価した。
評価は、10人のパネラーにより官能的に評価した。結果を表1に示す。
◎:非常に良い
○:良い
△:普通
×:悪い
(洗浄後のさっぱり感)
ボランティアパネラーの両手の甲に、市販の高分子シリコーンを配合したSPF50+の耐汗、耐水性サンスクリーン剤をそれぞれ100mgずつ塗布し、1時間乾燥させた。
この両手の甲に、調製した各油性化粧料用洗浄剤を2.0g添加してマッサージするようによくなじませた後、ぬるま湯で洗い流す。
タオルドライした後、手の甲のさっぱり感を評価した。
評価は、10人のパネラーにより官能的に評価した。結果を表1に示す。
◎:さっぱり
○:ややさっぱり
△:ややべたつく
×:非常にべたつく
Figure 0004494360
油性化粧料の洗浄剤として利用できる。

Claims (3)

  1. 水相が油相に分散されてなるw/o(ウォーターインオイル)型の乳化物であり、
    水相には、アニオン性、両性、非イオン性界面活性剤の中から選ばれる少なくとも1種以上の界面活性剤が含有され、
    油相には、増粘剤と、水相を乳化させる乳化剤と、平均重合度10以下のポリシロキサンとが含有されてなり、
    増粘剤として、HLB3以下、分子量55000以上のジメチルポリシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン)シロキサンコポリマーの50%溶液が、洗浄剤全体の1.5重量%以上4.0重量%以下の含有量で用いられ、
    油相の乳化剤として、分子量が5000以上、オキシエチレン重量が分子中30重量%以下であるジメチルポリシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサンコポリマーが、洗浄剤全体の1重量%以上の含有量で用いられ、
    平均重合度10以下のポリシロキサンは、洗浄剤全体の30重量%以上の含有量で用いられ、
    水相と油相との比率が30:70〜65:35となされ、洗浄作業中に皮膚上でo/w(オイルインウォーター)型に転相することを特徴とする油性化粧料用洗浄剤。
  2. 平均重合度10以下のポリシロキサンとして少なくとも1種以上の揮発性環状ポリシロキサンが含まれている請求項1記載の油性化粧料用洗浄剤。
  3. 水相の界面活性剤が、洗浄剤全体の8重量%以上の含有量で用いられている請求項1または2記載の油性化粧料用洗浄剤。
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