JP2000336014A - クレンジング用組成物 - Google Patents
クレンジング用組成物Info
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Abstract
も優れた除去力を有すると同時に、洗浄中、洗浄後にさ
っぱり感を付与できるクレンジング用組成物を提供する
こと。 【解決手段】 下記成分(A)(B)(C)及び(D)を含
有することを特徴とするクレンジング用組成物。 (A)アニオン界面活性剤 1〜30重量% (B)HLBが5〜12であるシリコーン系界面活性剤 1〜15重量% (C)シリコーン油 5〜50重量% (D)水 10〜90重量%
Description
物に関する。さらに詳しくは、ファンデーション、口
紅、アイライナー、マスカラ等のメーキャップ化粧料の
除去を目的とし、皮膚塗布時に皮膚及びメーキャップと
の親和性が高く、汚れ浮きが早く、高い洗浄力を有しな
がら、さっぱりとした使用感を特徴とするクレンジング
クリーム、クレンジングジェル等として使用されるクレ
ンジング用組成物に関する。
ーク用クレンジング化粧料がある。これは、皮膚に塗布
し、のばし、メーキャップとなじませ、メーキャップ化
粧料を皮膚から除去するためのもので、クリーム、オイ
ル、油性ジェル、水性ジェル、泡立つジェル等の形態で
使用されている。
着性が良く、水分や皮脂等に対して化粧崩れしづらい、
いわゆる化粧持ちの良いファンデーション、落ちにくい
口紅等の開発がなされている。このような化粧持ちが良
く、落ちにくいメークを除去するために、高い洗浄効果
を有するクレンジング化粧料が求められている。
ークとのなじみも良く洗浄力が優れている溶解力の強い
油分を、クレンジング化粧料に高配合するなどの手段が
講じられている。
は、液状油を1〜60重量%配合させ、さらに、親水性
ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、水酸基を有
する水溶性化合物及び水を含有し、汚れ浮きや洗浄力に
優れ、マッサージし易い、ゲル状又は液状のクレンジン
グ用組成物が提案されている。
油分を配合したクレンジング化粧料は、洗い流し時、洗
い上がり後に、クレンジング後の油膜感、べたつき感が
有り、使用時のさっぱり感が十分ではないという課題が
ある。
によって、ある程度油性感を低下させることにより、さ
っぱり感を若干向上させることも可能ではあるが、とて
も十分に満足するさっぱり感とは言えず、さらに、油分
の配合量を減ずると、化粧持ちが良いことを特徴とする
最近のメーキャップ化粧料が十分に除去されず、皮膚上
のメークが残存し、油膜感、べたつき感を生じるという
問題点があった。
研究を重ねた結果、アニオン界面活性剤と特定のHLB
を有するシリコーン界面活性剤とを組み合わせて、水相
にシリコーン油を分散させると、最近の化粧持ちが良い
メーキャップ化粧料を十分に除去できる優れた洗浄効果
を有すると同時に、使用時にさっぱり感があるクレンジ
ング用組成物が得られることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
粧料でさえも、良好に除去できる優れた洗浄力を有する
と同時に、洗浄中、洗浄後にさっぱり感を付与できるク
レンジング用組成物を提供することを目的とする。
記成分(A)(B)(C)及び(D)を含有することを特徴
とするクレンジング用組成物を提供するものである。 (A)アニオン界面活性剤 1〜30重量% (B)HLBが5〜12であるシリコーン系界面活性剤 1〜15重量% (C)シリコーン油 5〜50重量% (D)水 10〜90重量%
ン油が、揮発性シリコーン油であることを特徴とする前
記のクレンジング用組成物を提供するものである。
オン界面活性剤が、カルボン酸系界面活性剤であること
を特徴とする前記のクレンジング用組成物を提供するも
のである。
する。
般に化粧品基剤として用いられるアニオン界面活性剤を
使用することができ、具体的には、脂肪酸石鹸、α―ア
シルスルホン酸、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリ
ル、及びアルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫
酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ア
ルキルアミド硫酸塩、アルキルリン硫酸塩、アルキルア
ミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N―
長鎖アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸
塩、アルキルヒドロキシエーテルカルボン酸塩、アルキ
ルヒドロキシエーテルカルボン酸塩等であり、その対イ
オンはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノール
アミンやアンモニウム等が挙げられる。これらの中で、
特に親水基が―COO-であるカルボン酸系アニオン界
面活性剤が、さっぱり感の点で好ましい。
2種類以上を組み合わせて使用する事ができ、その配合
量は、クレンジング用組成物全量に対して、1〜30重
量%、好ましくは、2〜10重量%である。
は、疎水基がジメチルポリシロキサン、親水基がポリオ
キシアルキレンモノグリコールエーテル(ポリエーテ
ル)から構成される非イオン界面活性剤のことを言い、
その中には、ジメチルポリシロキサンにポリエーテルが
ペンダント状にグラフトした構造や、ブロック共重合体
がある。例えば、ジメチルポリシロキサンポリエチレン
グリコール、ジメチルポリシロキサン・(ポリオキシエ
チレン・ポリオキシプロピレン)共重合体等が挙げられ
る。シリコーン系界面活性剤のHLBは5〜12の範囲
でなければならない。特に好ましくは、7〜10の範囲
である。HLBがこの範囲にないと、さっぱり感が得ら
れない。
意の2種類以上を組み合わせて使用する事ができ、その
配合量は、クレンジング用組成物全量に対して、1〜1
5重量%、好ましくは、2〜10重量%である。
えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシ
ロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖
状シリコーン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、
オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシク
ロペンタシロキサン等の環状シリコーン、3次元網目構
造を形成しているシリコン樹脂、シリコンゴム等が挙げ
られる。このうち、オクタメチルポリシクロテトラシロ
キサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の揮発性
シリコーン油が好ましい。揮発性シリコーン油を用いる
ことで、高い洗浄力が得られる。
以上を組み合わせて使用する事ができ、その配合量は、
クレンジング用組成物全量に対して、5〜50重量%、
好ましくは、10〜30重量%である。5重量%未満で
は洗浄力が劣り、50重量%を越えるとさっぱり感が十
分でなくなる場合がある。
性剤とシリコーン系界面活性剤によってシリコーン油を
分散する水相となるものであり、その配合量は、クレン
ジング用組成物全量に対して、10〜90重量%であ
る。
のメーキャップとの親和性の向上あるいはメーキャップ
洗浄効果を増すために、上記必須成分の他に、エタノー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、グリセリン等の水溶性物
質を本発明の効果を損なわない範囲で任意に配合可能で
ある。
て、メーキャップ用クレンジング化粧料として、クレン
ジングクリーム、クレンジングジェル、クレンジングロ
ーション等の製品形態を採ることができる。必要に応
じ、高分子物質、保湿剤、香料、防腐剤、色素、抗酸化
剤、美容成分、粉末等を適量添加し、常法に応じて製造
することができる。
に説明するが、本発明はこれら実施例によって制限され
るものではない。実施例及び比較例における配合量は重
量%を表わす。
4」に示す組成のクレンジングジェルを製造し、以下の
評価法にしたがってメーキャップの洗浄効果、さっぱり
感について評価した。結果を併せて各表に示す。
て攪拌混合してクレンジングジェルを得た。固形状の成
分は、あらかじめイオン交換水にて加熱溶解した後、攪
拌混合に供した。
ジングジェル約2.0gを顔に塗り、手で一定の力、速
さで一定回数メーキャップとなじませ、水またはぬるま
湯ですすいだ後に、以下の基準で官能評価した。 (評価基準) ○:メーキャップが完全に洗浄可能であると評価したパ
ネルが25名以上であった。 △:メーキャップが完全に洗浄可能であると評価したパ
ネルが15名以上25名未満であった。 ×:メーキャップが完全に洗浄可能であると評価したパ
ネルが15名未満であった。
ジングジェル約2.0gを顔に塗り、手で一定の力、速
さで一定回数メーキャップとなじませ、水またはぬるま
湯ですすいだ後に、以下の基準で官能評価した。 (評価基準) ○:さっぱり感があると評価したパネルが25名以上で
あった。 △:さっぱり感があると評価したパネルが15名以上2
5名未満であった。 ×:さっぱり感があると評価したパネルが15名未満で
あった。
ェルは、洗浄効果に優れると同時にさっぱり感を有する
優れたクレンジング用組成物であることが分かる。
と同時に、洗浄中、洗浄後にさっぱり感を付与できるク
レンジング用組成物を提供することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記成分(A)(B)(C)及び(D)を含
有することを特徴とするクレンジング用組成物。 (A)アニオン界面活性剤 1〜30重量% (B)HLBが5〜12であるシリコーン系界面活性剤 1〜15重量% (C)シリコーン油 5〜50重量% (D)水 10〜90重量% - 【請求項2】 前記成分(C)シリコーン油が、揮発性
シリコーン油であることを特徴とする請求項1記載のク
レンジング用組成物。 - 【請求項3】 前記成分(A)のアニオン界面活性剤
が、カルボン酸系界面活性剤であることを特徴とする請
求項1又は2のクレンジング用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14743299A JP3669476B2 (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | クレンジング用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP14743299A JP3669476B2 (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | クレンジング用組成物 |
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JP2000336014A true JP2000336014A (ja) | 2000-12-05 |
JP3669476B2 JP3669476B2 (ja) | 2005-07-06 |
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JP14743299A Expired - Fee Related JP3669476B2 (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | クレンジング用組成物 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007261955A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Shiseido Honeycake Kogyo Kk | 油性化粧料用洗浄剤 |
-
1999
- 1999-05-27 JP JP14743299A patent/JP3669476B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007261955A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Shiseido Honeycake Kogyo Kk | 油性化粧料用洗浄剤 |
JP4494360B2 (ja) * | 2006-03-27 | 2010-06-30 | 資生堂ホネケーキ工業株式会社 | 油性化粧料用洗浄剤 |
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---|---|
JP3669476B2 (ja) | 2005-07-06 |
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