JP2018052833A - 空気酸化型の2剤型染毛剤およびそれを用いた染毛方法 - Google Patents

空気酸化型の2剤型染毛剤およびそれを用いた染毛方法 Download PDF

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彰宏 岩崎
Teruhiro Iwasaki
彰宏 岩崎
岡田 直樹
Naoki Okada
直樹 岡田
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Abstract

【課題】染色性および保存安定性に優れると共に、染め上がりの色味を広範囲に容易に制御することができる上、染毛後のシャンプー安定性および耐紫外線性が高く、色落ちしない、容易に経済的に製造することができる2剤型染毛剤および染毛方法の提供。【解決手段】染色に適した媒体中に、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類およびアスコルビン酸またはその塩類を含み、25℃におけるpHが3〜8であるa剤と、染色に適した媒体中に、少なくとも1種のアルカリ剤と、あるいは更に少なくとも1種の直接染料を含み、25℃におけるpHが8〜11であるb剤と、を備えたことを特徴とする2剤型染毛剤により課題を解決できる。【選択図】図1

Description

本発明は、空気酸化型の2剤型染毛剤およびそれを用いた染毛方法に関するものであり、更に詳しくは、染色性および保存安定性に優れると共に、染め上がりの色味を広範囲に容易に制御することができる上、染毛後、シャンプーしても色落ちせず(以下、シャンプー安定性と称す場合がある)、かつ耐紫外線性が高く色焼けしない、容易に経済的に製造することができる空気酸化型の2剤型染毛剤およびそれを用いた染毛方法に関するものである。
従来、インドール類など(5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類など)のメラニン前駆体を使用した1剤式染毛剤組成物や多剤式染毛剤組成物が知られている。しかし、これらの染色剤組成物によって得られる色は限定されていることに加え、剤の安定性の確保や製造が困難であるといった問題があった(特許文献1〜3参照)。
このような染毛剤組成物は、酸化しやすいため製造時や保存時に剤の劣化が生じたり、酸化された染料が製造機械に着色し洗浄が困難になるなど製造方法や染毛処理が煩雑になる傾向がある上、染め上がりの色味を広範囲に容易に制御することができず、かつ染毛後のシャンプー安定性が低く、色落ちするといった問題があった。
このような問題を解決するために、5,6-ジヒドロキシインドールなどに発泡剤および推進剤(噴射剤)を加えた1剤式染毛剤組成物を、噴霧器に加圧封入して貯蔵し、染毛時に加圧下で発生する泡沫を毛髪に適用して染毛する提案がなされた(特許文献4〜7参照)。
加圧封入時に噴霧器内から酸化性物質を除去した後、素早く噴霧器に加圧封入して充填すれば、染料の酸化を抑制でき、製造時や保存時に剤の劣化を抑制できる。
しかし、この染毛方法により、染毛時に加圧下で発生する泡沫を毛髪に適用すると、毛髪表面において染料が直ぐに酸化重合して大きなメラニン分子などになって染毛が行われるので、短時間に染毛できる特徴があるが、剤が毛髪内部に浸透せず、染毛された大部分は毛髪表面のみに留まる傾向がある。毛髪表面のみに留まると、シャンプー安定性が低く、また耐紫外線性も低く、色落ちするという問題があった。
また、染色に適した媒体中に、(a)パラフェニレンジアミンなどから選択される少なくとも1つの酸化塩基、(b)インドール修正剤など、(c)インドール誘導体類、ベンズイミダゾール誘導体類、ベンゾモルホリン誘導体類、ピリジン誘導体類、インドリン誘導体類、セサモール誘導体類などから選択される少なくとも1つの付加的な複素環修正剤、を含有せしめてなることを特徴とする、ヒトの髪などのケラチン繊維の酸化染色用組成物および、この酸化染色用組成物(pH3〜12)(第1区分)を繊維類に適用し、酸化染色用組成物の使用時にまたは逐次に適用される酸化組成物(pH3〜12)(第2の区分)中に存在する、過酸化水素などの酸化剤を使用して、酸性、中性、アルカリ性のpHで発色させ、種々の色調で強い着色を付与できるヒトの髪などのケラチン繊維類の染色方法が提案されている(特許文献8参照)。
この染毛方法によっても、酸化染色用組成物を適用した後または逐次に、過酸化水素などの酸化剤を含む酸化組成物を適用する(実施例などを参照)と、毛髪表面のインドールが直ぐに酸化重合して大きなメラニン分子などになるので、酸化組成物が毛髪内部に浸透せず、染毛された大部分は毛髪表面のみに留まる傾向がある。
一方、媒体中にインドールとマンガン塩を含有する染色組成物(A)と、媒体中に塩基性化剤と過酸化水素などの酸化剤を含有する染色組成物(B)からなるケラチン繊維の染色セットが提案されており(特許文献9参照)、また、媒体中にインドールとその酸塩を含有する第1の成分(A)と、媒体中に過酸化水素などの酸化剤を含有するアルカリ性酸化液から成る第2の成分(B)からなるケラチン繊維の染色剤が提案されており(特許文献10参照)、(A)を適用した後リンス脱水し、そして(B)を適用した後リンス、シャンプーするケラチン繊維の染色法が記載されている。
これらの染毛方法によっても、(A)を適用した後、過酸化水素などの酸化剤を含有する(B)を適用する(実施例などを参照)と、毛髪表面のインドールが直ぐに酸化重合して大きなメラニン分子などになるので、酸化剤が毛髪内部に浸透せず、染毛された大部分は毛髪表面のみに留まる傾向がある。
前記のように、毛髪表面のみに留まると、シャンプーするとシャンプー安定性が低く、また耐紫外線性も低く、色落ちするという問題がある。
仏国特許第1133594号 仏国特許第1166172号 仏国特許公開第2659229号 特開2007-326810号公報 特開昭63-258403号公報 特許第5213162号公報 特許第5363701号公報 特許第2710605号公報 特許第2710589号報 特許第3429324号公報
本発明の第1の目的は、従来の問題を解決し、染色性および保存安定性に優れると共に、染め上がりの色味を広範囲に容易に制御することができる上、染毛後のシャンプー安定性および耐紫外線性が高く、色落ちしない、容易に経済的に製造することができる空気酸化型の2剤型染毛剤を提供することである。
本発明の第2の目的は、そのような空気酸化型の2剤型染毛剤を用いて、容易に染毛できる染毛方法を提供することである。
本発明者らは鋭意研究の結果、染色に適した媒体中に、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類およびアスコルビン酸またはその塩類を含み、25℃におけるpHが3〜8であるa剤は、アスコルビン酸などが還元剤として働き、保存安定性に優れると共に、毛髪に適用すると、5,6-ジヒドロキシインドールなどの分子が小さいために毛髪内部のコルテックスまでよく浸透する。一方、b剤は、染色に適した媒体中に、少なくとも1種のアルカリ剤と、あるいは更に少なくとも1種の直接染料を含み、25℃におけるpHが8〜11であるので、保存安定性に優れると共に、毛髪に適用すると、毛髪内部までよく浸透して、毛髪をpH8を超えるアルカリ性にするので、5,6-ジヒドロキシインドールなどの染色力が向上し、毛髪内部のコルテックスまでよく染毛できる。そこでa剤を毛髪に適用し、所定時間放置後、すすぎ、拭き取り、b剤を毛髪に適用して、所定時間放置し、すすぎ、シャンプーして、乾燥することによって、製造機械を着色するなどがなく、毛髪内部のコルテックスまでまでよく染毛でき、あるいは直接染料を使用した場合は、更に直接染料による染毛も同時に行われるので、いずれにしても染め上がりの色味を広範囲に容易に制御することができる上、染毛後のシャンプー安定性および耐紫外線性が高く、色落ちしない染毛を行うことができることを見出し、本発明を成すに至った。
前記課題を解決するための本発明の請求項1は、染色に適した媒体中に、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類およびアスコルビン酸またはその塩類を含み、25℃におけるpHが3〜8であるa剤と、
染色に適した媒体中に、少なくとも1種のアルカリ剤と、あるいは更に少なくとも1種の直接染料を含み、25℃におけるpHが8〜11であるb剤と、を備えたことを特徴とする空気酸化型の2剤型染毛剤である。
本発明の請求項2は、請求項1記載の2剤型染毛剤において、b剤の媒体が、染色に適した媒体を乳化した乳化物であることを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項1あるいは請求項2記載の2剤型染毛剤において、5,6-ジヒドロキシインドールの塩類が、塩酸塩、リン酸塩、硫酸塩、乳酸塩から選択される少なくとも1つの塩類であることを特徴とする。
本発明の請求項4は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の2剤型染毛剤において、アルカリ剤が、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、アンモニア、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウムから選択される少なくとも1つのアルカリ剤であることを特徴とする。
本発明の請求項5は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の2剤型染毛剤において、直接染料が、2−ニトロパラフェニレンジアミン、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、3−ニトロ−p−ヒドロキシエチルアミノフェノール、4−ニトロオルトフェニレンジアミン、4−アミノ−3−ニトロフェノール、4−ヒドロキシプロピルアミノ−3−ニトロフェノールおよびその塩類、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC黄2、HC黄色4、HC赤3、HCレッドBNから選択される少なくとも1つのニトロ染料であることを特徴とする。
本発明の請求項6は次の工程(1)〜(7)を含むことを特徴とする染毛方法である。
(1)染色に適した媒体中に、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類およびアスコルビン酸またはその塩類を含み、25℃におけるpHが3〜8であるa剤を毛髪に適用する。
(2)0を超え10分放置する。
(3)次いですすぎ、拭き取る。
(4)染色に適した媒体中に、少なくとも1種のアルカリ剤と、あるいは更に少なくとも1種の直接染料を含み、25℃におけるpHが8〜11であるb剤を毛髪に適用する。
(5)5〜30分放置する。
(6)次いで、すすぎ、シャンプーして、乾燥する。
(7)必要に応じて前記工程(1)〜(6)を1回以上繰り返す。
本発明の請求項1は、染色に適した媒体中に、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類およびアスコルビン酸またはその塩類を含み、25℃におけるpHが3〜8であるa剤と、
染色に適した媒体中に、少なくとも1種のアルカリ剤と、あるいは更に少なくとも1種の直接染料を含み、25℃におけるpHが8〜11であるb剤と、を備えたことを特徴とする空気酸化型の2剤型染毛剤であり、
前記a剤は、アスコルビン酸などが還元剤として働くので、保存安定性に優れると共に、毛髪に適用すると、5,6-ジヒドロキシインドールなどの分子が小さいために毛髪内部のコルテックスまで5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類がよく浸透する一方、b剤は、25℃におけるpHが8〜11であるので、保存安定性に優れると共に、毛髪に適用すると、毛髪内部までよく浸透して、毛髪をpH8を超えるアルカリ性にするので、5,6-ジヒドロキシインドールなどの染色力が向上し、毛髪内部のコルテックスまでよく染毛できる。そこでa剤を毛髪に適用し、短時間放置後、すすぎ、拭き取り、b剤を毛髪に適用して、所定時間放置し、すすぎ、シャンプーして、乾燥することによって、製造機械を着色するなどがなく、コルテックスまでよく染毛でき、直接染料を使用した場合は、更に直接染料による染毛も同時に行われるので、いずれにしても染め上がりの色味を広範囲に容易に制御することができる上、染毛後のシャンプー安定性および耐紫外線性が高く、色落ちしない染毛を行うことができる、という顕著な効果を奏する。
本発明の請求項2は、請求項1記載の2剤型染毛剤において、b剤の媒体が、染色に適した媒体を乳化した乳化物であることを特徴とするものであり、
毛髪に対する塗布性が向上し、毛髪内部までよく浸透して色落ちしない染毛を行うことができる、というさらなる顕著な効果を奏する。
本発明の請求項3は、請求項1あるいは請求項2記載の2剤型染毛剤において、5,6-ジヒドロキシインドールの塩類が、塩酸塩、リン酸塩、硫酸塩、乳酸塩から選択される少なくとも1つの塩類であることを特徴とするものであり、保存安定性が一層向上する、というさらなる顕著な効果を奏する。
5,6-ジヒドロキシインドールの塩類としては、通常、塩酸塩、臭化水素塩、リン酸塩、硫酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエン酸塩などが使われるが、これらの中でも塩酸塩、リン酸塩、硫酸塩、乳酸塩から選択される少なくとも1つの塩類は前記効果を有するため好ましく使用できる。
本発明の請求項4は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の2剤型染毛剤において、アルカリ剤が、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、アンモニア、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウムから選択される少なくとも1つのアルカリ剤であることを特徴とするものであり、
適量含有させることにより、容易に所定のpHの範囲に調整でき、染色性が高く、安定性も良好となる、というさらなる顕著な効果を奏する。
本発明の請求項5は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の2剤型染毛剤において、直接染料が、2−ニトロパラフェニレンジアミン、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、3−ニトロ−p−ヒドロキシエチルアミノフェノール、4−ニトロオルトフェニレンジアミン、4−アミノ−3−ニトロフェノール、4−ヒドロキシプロピルアミノ−3−ニトロフェノールおよびその塩類、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC黄2、HC黄色4、HC赤3、HCレッドBNから選択される少なくとも1つのニトロ染料であることを特徴とするものであり、
毛髪内部までよく浸透し、染め上がりの色味を広範囲に容易に制御することができる上、染毛後のシャンプー安定性および耐紫外線性が高く、色落ちしない染毛を行うことができる、というさらなる顕著な効果を奏する。
本発明の請求項6は、前記工程(1)〜(7)を含むことを特徴とする染毛方法であり、
本発明の2剤型染毛剤を用いて、前記工程(1)〜(6)により、製造機械を着色するなどがなく、コルテックスまでよく染毛でき、直接染料を使用した場合は、更に直接染料による染毛も同時に行われるので、いずれにしても染め上がりの色味を広範囲に容易に制御することができる上、染毛後のシャンプー安定性および耐紫外線性が高く、色落ちしない染毛を行うことができ、そして必要に応じて前記工程(7)により、さらに前記工程(1)〜(6)を1回以上繰り返すと、例えば、さらに色味を変化させることができるなど、という顕著な効果を奏する。
図1は、本発明の染毛方法の1例を説明する説明図である。 図2は、本発明の実施例1に記載した空気酸化型の2剤型染毛剤を用いた本発明の染毛方法により染毛した毛髪の断面顕微鏡写真(倍率2000倍)である。 図3は、比較例1に記載した1剤式染毛剤組成物を用いた染毛方法により染毛した毛髪の断面顕微鏡写真(倍率2000倍)である。
次に本発明の第1実施態様につき、図1を用いて詳細に説明する。
図1に示したように、本発明の第1実施態様は、次の工程(1)〜(6)を含む染毛方法である。
工程(1)において、染色に適した媒体中に、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類およびアスコルビン酸またはその塩類を含み、25℃におけるpHが3〜8であるa剤を毛髪に適用する。
前記のように、インドール類など(例えば、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類など)のメラニン前駆体は空気によって容易に酸化重合して、色素(大きなメラニン分子)が生成してしまい、保存安定性が悪いという問題があるので、従来は、染毛する際に、インドール類など(5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類など)のメラニン前駆体に、過酸化水素などの酸化剤を水中で適量よく混ぜて、酸化重合し、色素(大きなメラニン分子)を生成させ、それを用いて染毛が行われていた。
この方法は、短時間に染毛できる特徴があるが、染め上がりの色味範囲が狭い上、大きなメラニン分子などが毛髪内部に浸透せず、染毛された大部分は毛髪表面のみに留まる傾向があり、毛髪表面のみに留まると、シャンプーすると色落ちしてしまい、染毛後のシャンプー安定性が低く、また耐紫外線性も低く、色落ちするという問題があった。
それに対して、本発明で使用するa剤は、染色に適した媒体中に、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類およびアスコルビン酸またはその塩類を含み、25℃におけるpHが3〜8であるので、アスコルビン酸などが還元剤として働き、保存安定性に優れると共に、毛髪に適用すると、分子が小さいために毛髪内部のコルテックスまでよく浸透する。
前記染色に適した媒体は、一般的に、水、または、水と、水に十分に溶解しない化合物類を可溶化させるための少なくとも1つの有機溶媒との混合物からなる。有機溶媒類としては、具体的には、例えば、C1−C4の低級アルカノール類、例えば、エタノールおよびイソプロパノール、グリセロール、グリコール類およびグリコールエーテル類、例えば、2−ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコール-モノメチルエーテル、ジエチレングリコール-モノエチルエーテルおよびモノメチルエーテル、および芳香族アルコール類、例えば、ベンジルアルコールまたはフェノキシエタノール、それらの類似物および混合物を挙げることができる。
a剤中の5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類の含有量は、0.01〜1質量%が好ましく、0.1〜0.5質量%がより好ましい。5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類の含有量が0.01質量%未満では十分な染色ができない恐れがあり、1質量%を超えると、a剤を毛髪に適用する際にa剤が頭部皮膚に付着した場合に空気酸化により、あるいはb剤を毛髪に適用する際に頭部皮膚に付着したa剤が空気酸化されて染色されてしまい、外観が損なわれる恐れがある。
5,6-ジヒドロキシインドールの塩類としては、通常、塩酸塩、臭化水素塩、リン酸塩、硫酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエン酸塩などが使われるが、これらの中でも塩酸塩、リン酸塩、硫酸塩、乳酸塩から選択される少なくとも1つの塩類は、保存安定性が一層向上するため本発明において好ましく使用できる。
a剤中のアスコルビン酸またはその塩類の含有量は、0.01〜5質量%が好ましく、0.1〜0.5質量%がより好ましい。アスコルビン酸またはその塩類が0.01質量%未満では5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類の保存安定性が低下する恐れがあり、5質量%を超えると塗布性や経済性が損なわれる恐れがある。
アスコルビン酸の塩類としては、ナトリウム塩、カルシウム塩などのアルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩が挙げられる。中でもアスコルビン酸ナトリウムが好ましい。
a剤のpHは、アルカリ剤としてモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、アンモニア、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウムを用いて、適量含有させることによる方法によりpH3〜8に調整する。又、他のpH調整剤をさらに使用する方法などによりpH3〜8に調整することもできる。
a剤はpH3〜8に調整することにより、安定性が良好となる。pH3未満あるいはpHが8を超えると安定性が損なわれる恐れがある。
他のpH調整剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、アンモニア、ブチルアミンなどや、塩酸、オルトリン酸、リン酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、アルギニンなどのアミノ酸などが挙げられる。
pHの測定は、25℃においてpH計を用いて行う。
工程(2)0を超え10分放置する。
例えば、痛んだ毛髪などの場合は、室温以上50℃以下の温度でa剤をその毛髪に適用した際に直ちに毛髪内部のコルテックスまでよく浸透するので、次の工程(3)に移ることができる。しかし、通常の健康な毛髪などの場合は、室温以上50℃以下の温度で5〜10分放置することがより好ましい。5分未満では5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類が十分にコルテックスまで浸透しない恐れがある。10分を超えても通常それ以上は浸透しない。
工程(1)、(2)において、室温以上50℃以下の温度で加温したa剤を毛髪に適用したり、室温以上50℃以下の温度で0を超え10分放置すると早く均一に、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類が毛髪中に浸透するので、好ましい。
しかし、工程(2)において、開放条件で空気に暴露させると、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類の空気酸化が起こる恐れがあるので、例えば頭部にサランラップ(登録商標)などのキャップを被せて閉塞条件で放置することが好ましい。
工程(3)次いですすぎ、拭き取る。
十分に水ですすぎ、拭き取る。毛髪表面の水分をタオルなどで拭き取り、必要に応じて更に自然乾燥することが好ましく、水分が残るとb剤を毛髪に適用した際に染色ムラが発生する恐れがある。
工程(4):工程(3)においてすすぎ、拭き取った後、染色に適した媒体中に、少なくとも1種のアルカリ剤と少なくとも1種の直接染料を含み、25℃におけるpHが8〜11であるb剤を毛髪に適用する。
前記染色に適した媒体は、前記のように、一般的に、水、または、水と、水に十分に溶解しない化合物類を可溶化させるための少なくとも1つの有機溶媒との混合物からなる。有機溶媒類としては、具体的には、例えば、C1−C4の低級アルカノール類、例えば、エタノールおよびイソプロパノール;グリセロール;グリコール類およびグリコールエーテル類、例えば、2−ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコール-モノメチルエーテル、ジエチレングリコール-モノエチルエーテルおよびモノメチルエーテル、および芳香族アルコール類、例えば、ベンジルアルコールまたはフェノキシエタノール、それらの類似物および混合物を挙げることができる。
b剤のpHは、アルカリ剤としてモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、アンモニア、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウムを用いて、適量含有させることによる方法によりpH8〜11に調整する。又、他のpH調整剤をさらに使用する方法などによりpH8〜11に調整することもできる。
他のpH調整剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、アンモニア、ブチルアミンなどや、塩酸、オルトリン酸、リン酸、酒石酸、クエン酸、乳酸、アルギニンなどのアミノ酸などが挙げられる。
pHの測定は、25℃においてpH計を用いて行う。
b剤の調製において、アルカリ剤を2種以上用いることにより、b剤に、酸に対する緩衝効果を持たせることができるので、染色効果を上げることができる。
b剤は、好ましくはa剤と同じ染色に適した媒体中に、少なくとも1種のアルカリ剤と、あるいは更に少なくとも1種の直接染料を含み、25℃におけるpHが8〜11であるので、保存安定性に優れると共に、前記工程(3)においてすすぎ、拭き取った後、工程(4)において、室温以上50℃以下の温度で毛髪に適用すると、毛髪内部まで早くよく浸透して、毛髪をpH8を超えるアルカリ性にするので、5,6-ジヒドロキシインドールなどの染色力が一層向上し、毛髪内部のコルテックスまでよく染毛できる。
前記のようにb剤は、場合によってはアルカリ剤のみを使用して、25℃におけるpHが8〜11とし、直接染料を含まない場合がある。直接染料を含まない場合であっても、例えば、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類およびアスコルビン酸またはその塩類の含有量を大としたり、あるいは少なめのa剤を使用して毛髪に適用し、短時間放置後、すすぎ、拭き取り、アルカリ剤のみを使用したb剤を毛髪に適用して、短時間〜長時間放置するなど所定時間放置することによって、毛髪内部のコルテックスまでよく染毛でき、染め上がりの色味を広範囲に容易に制御することができる上、染毛後のシャンプー安定性および耐紫外線性が高く、色落ちしない染毛を行うことができる。
前記のようにa剤を毛髪に適用し、短時間放置後、すすぎ、拭き取り、b剤を毛髪に適用して、所定時間放置し、すすぎ、シャンプーして、乾燥することによって、製造機械を着色するなどがなく、毛髪内部のコルテックスまでよく染毛でき、そしてb剤にアルカリ剤とともに直接染料を使用した場合は、更に直接染料による染毛も同時に行われるので、いずれにしても染め上がりの色味を広範囲に容易に制御することができる上、染毛後のシャンプー安定性および耐紫外線性が高く、色落ちしない染毛を行うことができる。
b剤の25℃におけるpHが8未満であると、5,6-ジヒドロキシインドールなどの染色力が向上しない恐れがあり、染色にむらがでる恐れがあり、染毛後のシャンプー安定性および耐紫外線性が高く、色落ちしない染毛を行うことができない恐れがある。b剤の25℃におけるpHが11を超えると安定性が損なわれる恐れがある。pHをこの範囲内に調整することにより、5,6-ジヒドロキシインドールなどの染色力が向上するとともに安定性が良好となる。
本発明で使用する直接染料としては、青色1号、紫色401号、黒色401号、だいだい色205号、赤色227号、赤色106号、黄色203号、酸性橙3などの酸性染料、2-ニトロパラフェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロオルトフェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノールおよびその塩類、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC黄2、HC黄4、HC黄5、HC赤3、HCレッドBN、N,N-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロパラフェニレンジアミンなどのニトロ染料、分散紫1、分散青1、分散黒9などの分散染料、塩基性青99、塩基性茶16、塩基性茶17、塩基性赤76、塩基性赤51、塩基性黄57、塩基性黄87、塩基性橙31などの塩基性染料などが挙げられる。
中でも、直接染料が、2-ニトロパラフェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロオルトフェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC黄2、HC黄4、HC黄5、HC赤3から選択される少なくとも1つのニトロ染料であること、毛髪内部までよく浸透し、染め上がりの色味を広範囲に容易に制御することができるので好ましい。前記HCはヘアーカラーの意味である。
本発明で使用するa剤および/またはb剤には、5−アミノ−o−クレゾール、o−アミノフェノール、m−アミノフェノール、p−アミノフェノール、2,6−ジアミノピリジン、5−(2−ヒドロキシルエチルアミノ)−2−メチルフェノール、N,N−ビス(β−ヒドロキシル)−p−フェニレンジアミン・硫酸塩、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、p−ニトロ−o−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、レゾルシン、ハイドロキノン、2−ヒドロキシ−5−ニトロ−2’,4’−ジアミノアゾベンゼン・硫酸ナトリウム、トルエン−2,5−ジアミン、2−(2’−ヒドロキシエチルアミノ)−5−アミノトルエン、N,N−ビス(β−ヒドロキシル)−p−フェニレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン・硫酸塩、5−アミノ−o−クレゾール・硫酸塩、p−アミノフェノール・硫酸塩、o−クロロ−p−フェニレンジアミン・硫酸塩、2−(2’−ヒドロキシエチルアミノ)−5−アミノトルエン・硫酸塩、4,4’−ジアミノジフェニルアミン・硫酸塩、p−メチルアミノフェノール・硫酸塩、p−フェニレンジアミン・硫酸塩、m−フェニレンジアミン・硫酸塩、トルエン−2,5−ジアミン・硫酸塩、2,4−ジアミノフェノキシエタノール・塩酸塩、トルエン−2,5−ジアミン・塩酸塩、m−フェニレンジアミン・塩酸塩、2,4−ジアミノフェノール・塩酸塩、3,3’−イミノジフェノール、p−フェニレンジアミン・塩酸塩、N−フェニル−p−フェニレンジアミン・塩酸塩、N−フェニル−p−フェニレンジアミン・酢酸塩、1,5−ジヒドロキシナフタレン、トルエン−3,4−ジアミン、p−メチルアミノフェノール、N,N’−ビス(4−アミノフェニル)−2,5−ジアミノ−1,4−キノンジイミン、o−アミノフェノール・硫酸塩、2,4−ジアミノフェノール・硫酸塩、m−アミノフェノール・硫酸塩などから選択される、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類以外の、酸化染料を本発明の作用・効果を損なわない範囲で、適宜含有することができる。
工程(5)5〜30分放置する。
5分未満では十分な染毛ができない恐れがあり、30分を超えても通常それ以上染毛が進まない。
例えば、痛んだ毛髪などの場合は、5分で十分な染毛ができる場合があるが、通常の健康な毛髪などの場合は、15〜30分放置することで十分な染毛ができる。
工程(5)において、室温以上50℃以下の温度で加温放置すると、十分な染毛ができるので、さらに好ましく、染毛する頭部にサランラップ(登録商標)などのキャップを被せて閉塞条件で放置するのでなく、頭部のサランラップ(登録商標)などのキャップを取り払った開放条件で放置すると、空気によく暴露させることができ、空気酸化によって良好な染毛が行われるので、特に好ましい。
工程(6)次いで、すすぎ、シャンプーして、乾燥する。
工程(6)においては、ハンドドライヤーなどを用いて多くの空気に暴露させて乾燥することがより好ましい。
次に本発明の第2実施態様につき説明する。
本発明の第2実施態様は、前記工程(1)〜(7)を含む染毛方法である。
前記の工程(1)〜(6)終了後、必要に応じて、例えば、工程(1)〜(6)で得られた色味より、更に濃い色味にしたいなどの場合、工程(7)として、工程(1)〜(6)を1回以上繰り返して行うことができる。繰り返す場合、初回の工程(1)〜(6)と、第2回目以上の工程(1)〜(6)とは全く同じ内容でもいいが、本発明の技術範囲内であれば変更することも可能である。勿論、第2回目以上の工程において、本発明の作用・効果を損なわない範囲で他の染毛剤などを併用することもできる。
a剤および/またはb剤には、コンディショニング効果の向上のため、更にシリコーンを含有することが好ましい。シリコーンとしては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリシリコーン-9、環状シリコーンなどが挙げられる。これらの中でも染色性、コンディショニング効果の点からアミノ変性シリコーンが好ましい。これらは、1種又は2種以上を使用することができ、含有量は、a剤および/またはb剤に0.01〜10質量%、更には0.1〜6質量%、特に0.3〜3質量%であることが好ましい。
a剤および/またはb剤には、コンディショニング効果向上のため、更に水溶性多価アルコールを含有することが好ましい。例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコールなどが挙げられ、中でも、1,3-ブチレングリコールとプロピレングリコールが好ましい。
a剤および/またはb剤は、種々の形態、例えば、液体類、クリーム類、ゲル類あるいは人の髪を染色するのに適した他の形態であってよい。容器も袋入り、瓶入り、ポンプ式容器入り、チューブ入り、噴霧缶入りなど、どのようなものでも採用できる。例えば、噴射剤と共に耐圧容器内に充填しエアゾール式とすることで、密閉容器内に充填されるため、保存安定性が向上する。中でもa剤は、特にエアゾール式とすることで密閉容器内に充填することができ保存安定性がさらに向上するので、好ましい。
a剤および/またはb剤には、上記成分の他に、通常毛髪化粧料に用いられる成分、例えば、エタノール、イソプロピルアルコールなどの溶剤、界面活性剤、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ワセリン、パラフィン、流動パラフィン、パルミチン酸セチル、パルミチン酸オクチルなどの油剤、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カチオン化セルロースなどの増粘剤、キサンタンガム、サクシノグルカン、ヒドロキシプロピルグァーガム、カチオン化グァーガムなどのグァーガム類、水性媒体、安定化剤、緩衝剤、香料、感触向上剤、EDTA、EDTA−2Na、EDTA−4Na、ヒドロキシエタンジホスホン酸などのキレート剤、可溶化剤、パラベン、メチルイソチアゾリノンなどの防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、パール化剤、1,3−BG、PG、DPG、グリセリンなどの保湿剤などを、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じ、適宜配合することができる。
また、超微粒子のチタンブラックなどの顔料、ベンジルアルコールなどの有機溶剤、オレイン酸などの高級脂肪酸、ラノリンなどのロウ類、動植物性油脂類、動植物由来のエキス類、タンパク質加水分解物、金属封鎖剤などを本発明の効果を損なわない範囲で、適宜含有することができる。
界面活性剤としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ステアリン酸ソルビタンなどのノニオン性界面活性剤、α−オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂肪族アルキルエーテルカルボン酸塩、N-アシルアミノ酸塩、C12〜C18飽和および不飽和脂肪酸アシルグルタミン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤などを挙げることができる。
なお、上記実施形態の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮するものではない。又、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
次に実施例および比較例により本発明を詳しく説明するが、本発明の主旨を逸脱しない限りこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
アスコルビン酸0.15g、パーム脂肪酸グルタミン酸ナトリウム(界面活性剤)0.3g、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム二水塩(金属封鎖剤で金属イオンを不活化し5,6-ジヒドロキシインドールの安定性を上げる)0.02g、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド(感触付与剤)3.5g、カチオン化トレハロース(感触付与剤)0.05g、および精製水92.78gを混合する。そこに、エタノール3gに5,6-ジヒドロキシインドール0.2gを溶かし、加えることによって、表1に記載の25℃におけるpHが7.1のa剤(100g)を調製した。
このa剤95gに対して、噴射剤として液化石油ガス5gを用いて、耐圧容器内に充填した。
一方、増粘剤としてのセチルアルコール3.6gおよびステアリルアルコール3.6g、安定化剤としてのパルミチン酸セチル2gを80℃で溶解して(第1液)を調製した。
感触付与剤としての臭化ステアリルトリメチルアンモニウム1.4g、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム0.4gを精製水85.44gに80℃で溶解して(第2液)を調製した。そして第1液と第2液とを80℃で10分間混合し40℃まで冷却した。
さらに、感触付与剤としてのアミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体1g、防腐剤としてのメチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液0.06g、およびモノエタノールアミン2g、炭酸水素アンモニウム0.5gを第1液と第2液との混合液に混合して、表1に記載の25℃におけるpH10.2のb剤(100g)を調製し、プラスチック製のチューブに充填した。
調製したa剤およびb剤を用いて、下記の染色力の項に記載した染毛方法により染毛して、下記の方法で染色力およびシャンプー安定性を評価するとともに、a剤の保存安定性を下記の方法で評価した。
また、耐紫外線性についても、下記の方法で評価した。
(染色力)
乾燥した通常の健康な白髪の毛束に実施例1の空気酸化型の2剤型染毛剤の(a剤)を室温でスプレー後、刷毛でならして、1g塗布し(工程1)、30℃の恒温槽で5分放置後(工程2)、十分に水ですすぎ水洗し、拭き取り、室温にて自然乾燥後に(工程3)、室温にて実施例1の空気酸化型の2剤型染毛剤の(b剤)をチューブから押し出し、刷毛で1g塗布し(工程4)、30℃の恒温槽で5分放置後(工程5)、すすぎ、水洗、シャンプー後、室温にて自然乾燥した(工程6)。そして、この工程(1)〜(6)の操作を3回繰り返した(工程7)。
処理前と処理後の毛髪の色差ΔEを色彩色差計(型番:CM-2500D/コニカミノルタ株式会社製)にて測定し染色力の評価を行った。
(シャンプー安定性)
上記染毛方法で染毛した毛束をラウリル硫酸Na15質量%水溶液に浸漬し、50℃の恒温槽で1時間放置後、水洗し、室温にて自然乾燥した。
処理前と処理後の毛髪の色差ΔEを色彩色差計(型番:CM-2500D/コニカミノルタ株式会社製)にて測定しシャンプー安定性の評価を行った。
(保存安定性)
空気中で、実施例の空気酸化型の2剤型染毛剤(a剤)10gを透明のガラス瓶に入れ40℃の恒温槽中に1時間放置後、液の色を目視にて観察し、下記の評価基準に従って保存安定性の評価を行った。
評価基準:
○:液の色が変化せず、保存安定性に優れており、好ましく使用できる。
△:やや、液の色が変化したが、使用可能である。
×:液の色が変化してしまい、保存安定性がなく、使用できない。
(耐紫外線性)
上記染毛方法で染毛した毛束を、「JIS L0842 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法」の第3露光法に基づいて、耐紫外線性3級テストの場合は5時間照射し、耐紫外線性4級テストの場合は16時間照射し、試験を実施した。
装置メーカー:スガ試験機株式会社、型式U48AU
光源:紫外線カーボンアークランプ、
ブラックパネル温度:63℃、
湿度発生システム搭載
紫外線照射後、毛束を取り出し、紫外線が当たった部分と当たらなかった部分の毛髪の色差ΔEを色彩色差計(型番:CM-2500D/コニカミノルタ株式会社製)にて測定し耐紫外線性の評価を行った。
染色力、シャンプー安定性、保存安定性および耐紫外線性の評価結果を表3に記載した。
図2は、本発明の実施例1に記載した2剤型染毛剤を用いた本発明の染毛方法により染毛した毛髪から下記の方法で撮影試料を準備および固定し、撮影した、毛髪の断面顕微鏡写真(倍率2000倍)である。
(撮影試料の準備および固定方法および撮影方法):
前記染色力の評価方法の項に記載した方法で染毛した毛束の毛髪を切り分けて、得られた複数本の毛髪の周りを変性アクリル樹脂にて固定して硬化させ、硬化した樹脂に埋没した毛髪の断面表面側を耐水ペーパー(#800〜#1000)にて荒削りした後、ラッピングフィルムシート(#4000〜#15000)を用いて研磨して、撮影試料表面を削りだし、マイクロスコープ(株式会社キーエンス製、型番:VHX-5000)の透過光モードを用いて、毛髪の断面を2,000倍の倍率にて撮影した。
図2から、本発明の実施例1に記載した2剤型染毛剤を用いて染毛すると、a剤およびa剤中の5,6-ジヒドロキシインドールが毛髪3の内部深くコルテックス1までよく浸透し、そしてb剤を塗布して重合させて発色させるため、表面のキューテイクル2が濃く染毛されると共に、内部のコルテックス1まで良好に染毛されれていることが判る。
(実施例2)
実施例1と同様にして25℃におけるpHが7.1であるa剤を調製し、a剤95gに対して、噴射剤として液化石油ガス5gを用いて耐圧容器内に充填した。
一方、増粘剤としてのセチルアルコール3.6gおよびステアリルアルコール3.6g、安定化剤としてのパルミチン酸セチル2gを80℃で溶解して(第1液)を調製した。感触付与剤としての臭化ステアリルトリメチルアンモニウム1.4g、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム0.4g、直接染料としてのHC青2を0.4g、HC黄4を0.18g、HC赤3を0.067gを精製水84.8gに80℃で溶解して(第2液)を調製した。第1液と第2液とを80℃で10分間混合し40℃まで冷却した。
さらに、感触付与剤としてのアミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体1g、防腐剤としてのメチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液0.06g、およびモノエタノールアミン2g、炭酸水素アンモニウム0.5gを第1液と第2液との混合液に混合して、25℃におけるpH10.4のb剤(100g)を調製し、プラスチック製のチューブに充填した。
調製したa剤およびb剤を用いて実施例1と同様にして染毛して、染色力およびシャンプー安定性を評価するとともに、実施例1と同様にしてa剤の保存安定性および耐紫外線性の評価を行い、評価結果を表3に記載した。
(比較例1)
パーム脂肪酸グルタミン酸ナトリウム0.3g、アスコルビン酸0.15g、モノエタノールアミン2g、炭酸水素アンモニウム0.5g、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム二水塩0.02g、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド3.5g、カチオン化トレハロース0.05g、および精製水90.28gを混合した。この混合液に、エタノール3gに5,6-ジヒドロキシインドール0.2gを溶かして、加え、25℃におけるpH10.1の表2に記載の比較のための1剤式染毛剤組成物(100g)を調製した。
比較のための1剤式染毛剤組成物95gに、噴射剤として液化石油ガス5gを用いて耐圧容器内に充填した。
調製した比較のための1剤式染毛剤組成物を用いて下記の(染色力)の項に記載の染毛方法で染毛して、実施例1と同様にして染色力およびシャンプー安定性を評価するとともに、実施例1と同様にして比較のための1剤式染毛剤組成物の保存安定性を評価した。
また、耐紫外線性についても、実施例1と同様にして評価した。
(染色力)
乾燥した白髪の毛束に比較例1の1剤式染毛剤組成物を室温でスプレー後、刷毛でならして、1g塗布し、30℃の恒温槽で10分放置後、すすぎ、水洗、シャンプー後、室温にて自然乾燥した。この操作を3回繰り返した。
処理前と処理後の毛髪の色差ΔEを色彩色差計(型番:CM-2500D/コニカミノルタ株式会社製)にて測定し染色力の評価を行った。
(シャンプー安定性)
前記比較例1の(染色力)の項に記載の染毛方法で染毛した毛束をラウリル硫酸Na15質量%水溶液に浸漬し、50℃の恒温槽で1時間放置後、水洗し、室温にて自然乾燥した。
処理前と処理後の毛髪の色差ΔEを色彩色差計(型番:CM-2500D/コニカミノルタ株式会社製)にて測定し評価を行った。
(保存安定性)
比較のための1剤式染毛剤組成物10gを透明のガラス瓶に入れ40℃恒温槽中に1時間放置後、液の色を目視にて観察し、前記評価基準に従って保存安定性の評価を行った。
(耐紫外線性)
耐紫外線性についても、実施例1と同様にして評価した。
染色力、シャンプー安定性、保存安定性および耐紫外線性の評価結果を表3に記載した。
図3は、比較例1で調製した1剤式染毛剤組成物を用い、比較例1の(染色力)の項に記載の染色方法により染毛した毛髪を使用して、実施例1の場合と同様にして、撮影試料の準備および固定方法を用い、得られた撮影試料を実施例1の場合と同様にして、マイクロスコープ(株式会社キーエンス製、型番:VHX-5000)を用いて、毛髪の断面を2,000倍の倍率にて撮影した断面顕微鏡写真(倍率2000倍)である。
図3から、比較例1に記載した1剤式染毛剤組成物を用いた染色法により染毛した場合、毛髪3の表面で重合が始まり発色するので、毛髪3の表面のキューテイクル2が染色されるが、毛髪3の内部のコルテックス1まで十分に染毛できないことが判る。
(比較例2)
パーム脂肪酸グルタミン酸ナトリウム0.3g、アスコルビン酸0.15g、モノエタノールアミン2g、炭酸水素アンモニウム0.5g、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム二水塩0.02g、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド3.5g、カチオン化トレハロース0.05g、直接染料としてのHC青2を0.4g、HC黄4を0.18g、HC赤3を0.067gおよび精製水89.633gを混合した。この混合液に、エタノール3gに5,6-ジヒドロキシインドール0.2gを溶かして、加え、25℃におけるpH10.2の表2に記載の比較のための1剤式染毛剤組成物(100g)を調製した。
比較のための1剤式染毛剤組成物95gに、噴射剤として液化石油ガス5gを用いて耐圧容器内に充填した。
比較例1と同様にして、比較例2の1剤式染毛剤組成物を用いて染毛して、実施例1と同様にして染色力およびシャンプー安定性を評価するとともに、1剤式染毛剤組成物の保存安定性を評価した。
また、耐紫外線性についても、実施例1と同様にして評価した。
比較例1、2の染色力、シャンプー安定性、保存安定性および耐紫外線性の評価結果を表3に記載した。
実施例1、2の2剤型染毛剤と比較例1、2の1剤式染毛剤組成物とを対比すると、表3から、次のことが判る。
染色力はΔEが高いほど色が濃く染まっていることを示すので、実施例1、2の2剤型染毛剤の方が染色力が高いことがわかる。
シャンプー安定性は染色力の測定で使用した毛髪からの色落ちを測定しているため、ΔEが小さい程、色落ちが少ないことを示し、したがって、シャンプー安定性は実施例1、2の2剤型染毛剤の方が高いことがわかる。
保存安定性については、比較例1、2の1剤式染毛剤組成物は液の色が変化してしまい、保存安定性がなく×であるのに対して、実施例1、2のa剤は液の色が変化せず、保存安定性に優れており○であることがわかる。
耐紫外線性は3級テストの場合は5時間、4級テストの場合は16時間の紫外線照射によって染毛した毛髪の色味が劣化した度合いをΔEで判定した結果、実施例1、2の2剤型染毛剤はいずれもΔEが小さく、耐紫外線性が高いことが判り、それに対して比較例1、2はΔEが大きく、耐紫外線性が劣ることがわかる。
以上のように、実施例1、2の本発明の2剤式染毛剤組成物は、比較例1、2の1剤式染毛組成物に比べ、染色力、シャンプー安定性、保存安定性および耐紫外線性に優れていることが判る。
本発明は、染色に適した媒体中に、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類およびアスコルビン酸またはその塩類を含み、25℃におけるpHが3〜8であるa剤と、染色に適した媒体中に、少なくとも1種のアルカリ剤と、あるいは更に少なくとも1種の直接染料を含み、25℃におけるpHが8〜11であるb剤と、を備えたことを特徴とする2剤型染毛剤であり、
前記a剤は、アスコルビン酸などが還元剤として働くので、保存安定性に優れると共に、毛髪に適用すると、5,6-ジヒドロキシインドールなどの分子が小さいために毛髪内部のコルテックスまで5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類がよく浸透する一方、b剤は、25℃におけるpHが8〜11であるので、保存安定性に優れると共に、毛髪に適用すると、毛髪内部までよく浸透して、毛髪をpH8を超えるアルカリ性にするので、5,6-ジヒドロキシインドールの染色力が向上し、毛髪内部のコルテックスまでよく染毛でき、そこでa剤を毛髪に適用し、短時間放置後、すすぎ、拭き取り、b剤を毛髪に適用して、所定時間放置し、すすぎ、シャンプーして、乾燥することによって、製造機械を着色するなどがなく、コルテックスまでよく染毛でき、直接染料を使用した場合は、更に直接染料による染毛も同時に行われるので、いずれにしても染め上がりの色味を広範囲に容易に制御することができる上、染毛後のシャンプー安定性および耐紫外線性が高く、色落ちしない染毛を行うことができる、という顕著な効果を奏するので、産業上の利用価値は甚だ大きい。
1 コルテックス
2 キューテイクル
3 毛髪

Claims (6)

  1. 染色に適した媒体中に、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類およびアスコルビン酸またはその塩類を含み、25℃におけるpHが3〜8であるa剤と、
    染色に適した媒体中に、少なくとも1種のアルカリ剤と、あるいは更に少なくとも1種の直接染料を含み、25℃におけるpHが8〜11であるb剤と、を備えたことを特徴とする空気酸化型の2剤型染毛剤。
  2. b剤の媒体が、染色に適した媒体を乳化した乳化物であることを特徴とする請求項1記載の2剤型染毛剤。
  3. 5,6-ジヒドロキシインドールの塩類が、塩酸塩、リン酸塩、硫酸塩、乳酸塩から選択される少なくとも1つの塩類であることを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の2剤型染毛剤。
  4. アルカリ剤が、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、アンモニア、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウムから選択される少なくとも1つのアルカリ剤であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の2剤型染毛剤。
  5. 直接染料が、2−ニトロパラフェニレンジアミン、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、3−ニトロ−p−ヒドロキシエチルアミノフェノール、4−ニトロオルトフェニレンジアミン、4−アミノ−3−ニトロフェノール、4−ヒドロキシプロピルアミノ−3−ニトロフェノールおよびその塩類、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC黄2、HC黄色4、HC赤3、HCレッドBNから選択される少なくとも1つのニトロ染料であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の2剤型染毛剤。
  6. 次の工程(1)〜(7)を含むことを特徴とする染毛方法。
    (1)染色に適した媒体中に、5,6-ジヒドロキシインドールまたはその塩類およびアスコルビン酸またはその塩類を含み、25℃におけるpHが3〜8であるa剤を毛髪に適用する。
    (2)0を超え10分放置する。
    (3)次いですすぎ、拭き取る。
    (4)染色に適した媒体中に、少なくとも1種のアルカリ剤と、あるいは更に少なくとも1種の直接染料を含み、25℃におけるpHが8〜11であるb剤を毛髪に適用する。
    (5)5〜30分放置する。
    (6)次いで、すすぎ、シャンプーして、乾燥する。
    (7)必要に応じて前記工程(1)〜(6)を1回以上繰り返す。
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