JP2018052676A - 切り出し装置 - Google Patents

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Suzuka Nomi
鈴香 能美
靖幸 大和
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靖幸 大和
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Abstract

【課題】 インスタント麺類用のかやく、フリーズドライ製品のうち、蒲鉾片などの平形具材の重なり合う怖れのある形状の被秤量物を正確な所定量で充填する切り出し装置を提供する。【解決手段】 被秤量物を切り出す切り出し筒にインペラー8を備える切り出し装置において、インペラー8は、中心に軸孔8dを有する円筒形状を成し、円筒形状に一面部8aaと他面部8abを有する大径円筒8a、大径円筒8aの円筒形状の内側にあって、軸孔8dを共有した円筒形状を成し、一面部8aaから他面部8abに延設された小径円筒8b、大径円筒8aと小径円筒8bとの間に形成された円状の溝8c、一面部8aaに設けられた突起8eを備え、小径円筒8bの切り出し筒4側の端面8bbは、大径円筒8aの他面部8abより突出し、突起8eは、軸孔8dの内周面8daに沿って、内周面8daから延設されて形成された面8edを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、具材が貯留されたホッパから具材を切り出す切り出し装置に関し、特に、切り出し筒のホッパ側の端部にホッパ内の具材を掻き混ぜて切り出し筒内へ導入するインペラーを備える切り出し装置に関する。
従来の切り出し装置として、インスタント麺類用のかやく、フリーズドライ製品、特に、ワンタンや刻みのりなど容易に破損する怖れのある複雑な形状の具材を、その形状の破損を防止すると共に、切り出し筒内の具材の流動をスムーズに行う構造を備えた切り出し装置がある。
図7は、インペラーを備えた従来の切り出し装置の概略を示し、(a)は正面断面図、(b)は切り出し筒の拡大断面図である。
図7の(a)(b)に示すように、切り出し装置101は、被秤量物122を収納するホッパ103の排出部103aに連結された切り出し筒104と、この切り出し筒104から排出された被秤量物122を受け入れる受け部材106と、この受け部材106の排出部106aに滞留された被秤量物122を受け部材106と共に秤量する秤量器107と、切り出し筒104に設けられた着脱自在の外筒104aに外嵌され、この外筒104aの内周面104abと、内筒104bの外周面104bcとが摩擦によって共に連れて回転し、この切り出し筒104と同軸で共に回転する具材取込み用のインペラー108とを備える切り出し装置101において、インペラー108のホッパ103側に被秤量物122を掻き混ぜる少なくとも1本の真っ直ぐな構造体108bを備えている。
このインペラー108は、内部流路の内径を異ならせて被秤量物122の切り出し量を調整する機能も備えている。
そして、ホッパ103の排出部103aと、切り出し筒104との間に着脱可能なインペラー108を装着するので、ホッパ103内の被秤量物122を切り出し筒104内へ導入する際に、被秤量物122の大きさや形状などの品種に応じて切り出し調整を容易にすることができる。
このようにホッパ103の排出部103aから排出された被秤量物122は、回転手段105により回転している下方傾斜した切り出し筒104から連続的に切り出されて受け部材106内に投下され、秤量器107により秤量され、さらに所定重量に達したときに切り出しを停止し、開閉手段106cにより受け部材106の開閉蓋106bを開くことによって、秤量された被秤量物122を排出するので、正確な所定量の切り出しができて、被秤量物122の過剰または過少切り出しによるコスト高や不良品処置の手間などを解消できる。特に、回転する下方傾斜した適度な長さの切り出し筒104内を被秤量物122が定量に流れるので、被秤量物122の均一化が行なわれ、切り出し筒104の下端から定量排出が行なわれる。また、切り出し量の調整は、切り出し筒104の回転速度や傾斜を変えることによって可能である。
さらに、ホッパ103の排出部103aから排出された流動性の良い被秤量物(例えば胡麻)122は、インペラー108を通過する際に、その内径(有効通過断面積)が異なる内部流路を通過して流量調整されるので、粒径の小さな被秤量物122の流量調整が容易にできる。
そして、切り出し筒104と共にインペラー108が回転すると、インペラー108のその切り出し突起が、例えばホッパ103の排出部103a付近にある固まった被秤量物122を掻き崩すので、ホッパ103の排出部103a付近で被秤量物122が詰まり難い(特許文献1参照)。
特開2016−617450号
しかしながら、インスタント麺類用のかやくなど、フリーズドライ製品のうち、蒲鉾片のような板状個片の場合、蒲鉾片の個片3〜4枚を袋詰めする場合や、1枚単位で計量および包装をする場合がある。その場合、蒲鉾片が重なり合っていては計量および包装をすることができない。そのため、切り出し筒内に取り込まれた具材が内筒の内周にこびり付いたり重なったりしないように、ホッパから切り出し筒内の具材の流動をスムーズにする構造がさらに求められていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、インスタント麺類用のかやく、フリーズドライ製品のうち、蒲鉾片などの平形具材の重なり合う怖れのある形状の具材を正確な所定量で充填するための構造を備えた切り出し装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明の切り出し装置1は、具材2を収納するホッパ3と、このホッパ3の排出部3aに連結されて、回転しながら前記具材2を切り出す切り出し筒4と、この切り出し筒4を回転させる回転手段5と、前記切り出し筒4のホッパ3側の端部4adに設けられた係止部材4aeに係止され、前記切り出し筒4と同軸で共に回転する具材取込み用のインペラー8を備える切り出し装置1において、前記インペラー8は、中心に軸孔8dを有する円筒形状を成し、この円筒形状に一面部8aaと他面部8abを有する大径円筒8aと、前記大径円筒8aの円筒形状の内側にあって、前記軸孔8dを共有した円筒形状を成し、前記一面部8aaから前記他面部8abに向かって延設された小径円筒8bと、前記大径円筒8aと前記小径円筒8bとの間に形成された円状の溝8cと、前記一面部8aaを前記ホッパ3側に配置し、前記他面部8abを前記切り出し筒4側に配置したときに、前記一面部8aaに設けられた突起8eとを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の切り出し装置1であって、前記小径円筒8bの前記切り出し筒4側の端面8bbは、前記大径円筒8aの前記他面部8abより突出していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の切り出し装置1であって、前記突起8eは、前記軸孔8dの内周面8daに沿って、前記内周面8daから延設されて形成された面8edを備えていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、インペラーが、中心に軸孔を有する円筒形状を成し、この円筒形状に一面部と他面部を有する大径円筒と、大径円筒の円筒形状の内側にあって、大径円筒の軸孔を共有した円筒形状を成し、一面部から他面部に向かって延設された小径円筒と、大径円筒と小径円筒との間に形成された円状の溝とを備えることによって、切り出し筒を円状の溝にきちんと挿着させることができ、具材のサイズに適合した内径を備えたインペラーとすることができ、蒲鉾片などの平型具材が詰まることなくスムーズに切り出し筒内へ流動させることができる。
つまり、インペラーの一面部に具材の形状に合わせた孔径を有する軸孔を設けて、平形具材などの重なり合う怖れのある形状の具材を個別に取り込むようにすることで、平形具材をホッパから個片で取り込むことができ、さらに、インペラーの絞られた孔径から切り出し筒の内径に拡径する際に、切り出し筒の内周の周速度と、インペラー軸孔内径の周速度には所定の差が発生するために、インペラーによって切り出し筒へ取り込まれた具材が、インペラーを通過して拡径した切り出し筒のエリアに来たときに具材の搬送速度が速くなって、平形具材が搬送される切り出し筒の軸方向の速度に差が生じるため、インペラーから排出された平形具材同士が重なって送られることはない。このように、インペラーの小径円筒内から切り出し筒へ具材が流動する際に小径円筒部よりも切り出し筒では周速度が速くなるため、インペラーの小径円筒内から繰り出された具材が切り出し筒内を速く切り出されることによって、先行の具材が切り出し筒部では搬送速度を急速に上げるため、後から来た具材が追い付くことはなく、切り出し筒内とインペラー内のつなぎ目で具材が重なりよどむような現象は発生しなくなった。
請求項2に係る発明によれば、インペラーの小径円筒の切り出し筒側の端面が、大径円筒の他面部より突出していることによって、さらに、切り出し筒とインペラーのつなぎ目で具材がよどむような現象は発生しなくなり、内径の異なる部位での詰まりが発生することがなく、安定的に搬送されるようになった。また、具材の材質や形状によって小径円筒の軸方向の長さを容易に設定することが可能である。このように、インペラーの小径円筒内から切り出し筒内へ具材が流動する際に小径円筒部よりも切り出し筒部では周速度が速くなるため、インペラーの小径円筒内から繰り出された具材が切り出し筒内では速く搬送されることによって、後から来た具材が切り出し筒内に到達したときに、先行の具材に対して、後から来た具材が追い付くことはなく、切り出し筒内とインペラー内のつなぎ目で具材が重なりよどむような現象は発生しなくなった。
請求項3に係る発明によれば、インペラーの突起は、軸孔の内周面に沿って、内周面から延設されて形成された面を備えることによって、小径円筒の軸孔の内周面と突起との間に段差が無く、突起の軸孔側の面が小径円筒の内周面とシームレスに連続した面でつながるため、突起と軸孔周辺には段差が無く、蒲鉾片などの平型具材が詰まることなくスムーズに切り出し筒内へ流動させることが可能となった。
以下、本発明の実施形態に係る切り出し装置において、特殊な形状の具材(原料)、特に、平型具材(蒲鉾片など)であっても、その具材が貯留されたホッパからスムーズに導き出され、切り出し筒内を個片毎に間隔を持って流暢に搬送させることができる特徴を持ったインペラーについて図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態を説明するための切り出し装置におけるインペラーの概略であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すA―A´線における断面図である。
図2は、本発明の実施形態に係る切り出し装置の概略を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すC―C´線における断面図である。
図1の(a)(b)に示すように、本発明の実施形態に係るインペラー8は、中心に軸孔8dを有する円筒形状を成しており、大径円筒8aと小径円筒8bとから構成されている。
大径円筒8aには一面部8aaと他面部8abが設けられている。そして、この大径円筒8aの円筒形状の内側に、大径円筒8aの軸孔8dを共有した円筒形状を成す小径円筒8bが同心円状に形成されている。この小径円筒8bは大径円筒8aの一面部8aaから他面部8abに延設されて形成されている。
また、大径円筒8aと小径円筒8bとの間には円状の溝8cが形成されている。そして、一面部8aaには突起8eが設けられている。
また、図2の(b)に示すように、インペラー8は、切り出し装置1において具材2をホッパ3から導出しながら所定量を切り出す切り出し筒4のホッパ3側の端部に着脱自在に取り付けられている。そして、インペラー8の一面部8aaをホッパ3側に配置し、他面部8abを切り出し筒4側に配置したときに、一面部8aaに突起8eが設けられている。また、円状の溝8cには、切り出し筒4のホッパ3側の端部4adが嵌着されるようになっている。
また、小径円筒8bの切り出し筒4側の端面8bbは、大径円筒8aの他面部8abより突出している。しかしながら、小径円筒8bの切り出し筒4側の端面8bbが、具材2の形状によっては大径円筒8aの他面部8abより突出していなくても構わない。適宜、設定可能である。
また、突起8eは、軸孔8dの内周面8daに沿って、内周面8daから延設されて形成された面8edを備えている。つまり、突起8eの軸孔8d側の端面は、軸孔8dの内周面8daからシームレスに連続しており、その軸孔8dと突起8eの接続部には段差が設けられていない。
ここで、図2の(a)(b)を参照して、本発明に係るインペラー8を適用する装置全体について概略を説明する。図2の(a)(b)に示すように、この切り出し装置1は、原料(被秤量物)2を収納するホッパ3と、このホッパ3の下方に設けられた排出部3aに連結されて、回転しながら被秤量物2を切り出す、少なくとも1列の切り出し筒4が設けられている。本実施形態では6列の切り出し筒を備えた例で説明している。そして、この切り出し筒4を回転させるモータなどの回転手段5と、切り出し筒4の端部に近接して設けられ、この切り出し筒4から排出された被秤量物2を受け取る略三角形の箱体である受け部材6と、この受け部材6が受けた被秤量物2を秤量するロードセルを備えた秤量器7と、この受け部材6の排出口6aに設けられた開閉蓋6bと、この開閉蓋6bを開閉動作させるソレノイドまたはモータなどにより駆動される開閉手段6cと、切り出し筒4は外筒4aと内筒4bを備え、この切り出し筒4に設けられた外筒4aと、この外筒4aに着脱自在に外嵌され、外周面が外筒4aの内周面との摩擦によって共に連れて回転する内筒4bと、外筒4aのホッパ3側の端部4adに嵌着させ、外筒4aおよび内筒4bと同軸で共に回転する具材取込み用のインペラー8と、開閉蓋6bが開放されることで秤量された被秤量物2が排出および投入されるシュート11を備えている。パイプ4は、回転軸bを中心に回転し、外筒4aと内筒4bとを備えている。この内筒4bの一端にはフランジ4baが設けられている。そしてフランジ4ba側はホッパ3側であり、ここにインペラー8が取り付けられる。
また、切り出し筒4は基板31上にブラケット28、29、30、および軸受29aなどで支持されている。この切り出し筒4は通常下方傾斜して設けられているが、基板31を回動自在に支えるボルト12a、ナット12b、ハンドル12cなどから構成された角度調節手段12によって基板31の傾斜角度は微調整が可能であり、ホッパ3も基板31上に設けられているため切り出し筒4と共に傾斜するが、ホッパ3と切り出し筒4の基板を分割して独立して傾斜するように設けても構わない。また、切り出し筒であるパイプ4の回転方向は、適宜設定可能である。なお、受け部材6を三角形の箱体としたがこれに限定するものではなく、その他の形状を有する容器でも構わない。また、受け部材6は、ロードセルを備えた秤量器7で下方から支持されている。
また、パイプ4において、モータ5のローター軸5aに設けられた減速機16を構成する第1の歯車16a(平歯車)からの駆動力が、外筒4aの外周に設けられた第2の歯車16b(平歯車)に咬合して伝達されて、外筒4aが回転することによって内筒4bが外筒4aの回転に連れて共に回転する。
さらに、被秤量物2は下流方向のパイプ4へ移動した後、このパイプ4から切り出されてパイプ4の下流方向の受け部材6へ移動する。そして、この受け部材6には下流方向に開閉蓋6aが設けられている。この受け部材6はロードセルを備えた秤量器7で支持されており、受け部材6に投入された量が所定量に達したときに開閉蓋6aが開放されて、所定の設定値に達した被秤量物2はさらに下流方向のシュート11へ移動する。なお、下流方向とは、ホッパ3から切り出し筒4を経て受け部材6方向へと被秤量物2が移動する方向を示している。
すなわち、切り出し装置1は、被秤量物(以下、原料、具材とも称す)2を収納するホッパ3と、このホッパ3の排出部3aに連結されて、回転しながら被秤量物2を切り出す切り出し筒4と、この切り出し筒4を回転させる回転手段5と、切り出し筒4から排出された被秤量物2を受ける受け部材6と、この受け部材6が受けた被秤量物2を秤量する秤量器7と、この受け部材6の排出口6aに設けられた開閉蓋6bと、この開閉蓋6bを開閉動作させる開閉手段6cとを備えている。
また、切り出し筒4は、外筒4aと内筒4bを有し、この内筒4bは、外筒4aに着脱自在に外嵌され、内筒4bの外周面4bcが外筒4aの内周面4abとの摩擦によって、内筒と外筒が共に連れて回転する。
また、外筒4aのホッパ3側の端部4adに嵌着させると共に端部4adに設けられた係止部材4aeに係止され、外筒4aと同軸で共に回転する具材取込み用のインペラー8を備えている。
ホッパ3側の排出部3aへ送り込まれたかやく(被秤量物、材料、原料、および具材などと称す)2は、この排出部3aから切り出し筒4へ移送される。切り出し筒4は、約5°下方傾斜して、モータなどの回転手段5により周方向に0〜1.5rpsの一定速度または段階的に変化する速度で、ほとんど振動なく回転させており、具材2は、この切り出し筒4を通過中に均されて、連続的に一定量ずつ受け部材6内へ投下される。切り出し筒4の回転方向は、6本とも同一方向でも良いが、隣接する切り出し筒4、4…は互いに反転するように設定した。これは被秤量物2が切り出し筒4へ投入される際に排出部3aに向かって突出したインペラー8で均されて搬送精度が上がるようにするためである。受け部材6は、ロードセルを備えた秤量器7上に載置および支持されており、予め設定された所定量だけ受け部材6内に具材2が溜まったときに、それをロードセルを備えた秤量器7が検出し、制御装置(図略)により、切り出し筒4から受け部材6への具材2の投下を止めて、ソレノイド6cによって開閉蓋6bが開蓋される。これにより、計量済みの具材2は、受け部材6の排出口6aから、シュート11を介して、袋詰め装置(図略)に送られる。次いで、受け部材6の開閉蓋6bを閉め、以下、これまでの秤量操作を繰り返す。
このように、インペラーが、中心に軸孔を有する円筒形状を成し、円筒形状に一面部と他面部を有する大径円筒と、大径円筒の円筒形状の内側にあって、大径円筒の軸孔を共有した円筒形状を成し、一面部から他面部に延設された小径円筒と、大径円筒と小径円筒との間に形成された円状の溝とを備えることによって、内筒と外筒を円状の溝にきちんと挿着させることができ、具材のサイズに合った内径を備えたインペラーとすることができ、蒲鉾片などの平型具材が詰まることなくスムーズに切り出し筒内へ流動させることができる。
つまり、インペラー8の一面部8aaに具材の形状に合わせた孔径に設定された軸孔8dを設け、平形具材などの重なり合う怖れのある形状の具材を個別に取り込むようにすることで、平形具材をホッパから個片で容易に取り込むことができ、さらに、絞られたインペラーの孔径から内筒の内径に拡径する際に、内筒の内周の周速度と、インペラー軸孔内径の周速度には所定の差が発生するために、インペラーに取り込まれた具材が、インペラーを通過して拡径した内筒のエリアに来たときに、平形具材が搬送される速度が急に速くなり、搬送速度に差が生じて後から搬送されて来るインペラーから排出された平形具材が先行の具材に重なって送られることはない。
さらに、小径円筒の切り出し筒側の端面が、大径円筒の他面部より突出していることによって、小径円筒内から内筒内へ具材が流動する際に小径円筒部よりも内筒部では周速度が速くなるため、インペラーの小径円筒内から繰り出された具材が切り出し筒内を速く切り出される。これによって、先行の具材が内筒内に到達したときに急速に速度を上げるため、後から来た具材が先行の具材に重なることはなく、切り出し筒とインペラーのつなぎ目で具材がよどむような現象は発生しなくなった。
また、突起は、軸孔の内周面に沿って、内周面から延設されて形成された面を備えていることによって、インペラーが、中心に軸孔を有する円筒形状を成し、円筒形状に一面部と他面部を有する大径円筒と、大径円筒の円筒形状の内側にあって、大径円筒と軸孔を共有した円筒形状を成し、一面部から他面部に延設された小径円筒とを備えることによって、切り出し筒につながる軸孔の内周面と突起との間がシームレスに連続した面でつながるため、突起とインペラーの一面部との間に、蒲鉾片などの平型具材が詰まることなくスムーズに切り出し筒内へ流動させることができる。
図3は、本発明の実施形態に係るインペラーの構造を説明するための概略を示し、(a)は本発明の実施形態に係るインペラーの断面図、(b)は従来のインペラーの断面図であり、本願発明のインペラーと従来のインペラーを比較したものである。従来の具材の形状が扁平な平型形状の蒲鉾片の場合、(b)に示すようなアダプター108cを設けている。アダプター108cには具材の形状に応じた軸孔108cbを備え、固定用にパッキン108caを設けている。
しかしながら、突起108aとアダプター108cの軸孔108cbとの間にはアダプター108cの輪郭部108ccが存在するため、そこに具材2が溜ってしまうことがあった。つまり、図1の(b)に示すように、突起8eの面8edは軸孔8dからシームレスに繋がっていることが必要だった。
ここでインペラー8について、図3の(a)を用いて、その構成を詳細に説明する。
図3の(a)に示すように、インペラー8は、中心に軸孔8dを有する円筒形状を成し、円筒形状に一面部8aaと他面部8abを有する大径円筒8aと、大径円筒8aの円筒形状の内側にあって、大径円筒8aの軸孔8dを共有した円筒形状を成し、一面部8aaから他面部8abに延設されて形成された小径円筒8bと、大径円筒8aと小径円筒8bとの間に形成された円状の溝8cと、一面部8aaをホッパ3側に配置し、他面部8abを切り出し筒4側に配置したときに、一面部8aaに設けられた突起8eを備えており、円状の溝8cは、外筒4aのホッパ側の端部4adおよび内筒4bのホッパ側の端部4bdを円状の溝8cに嵌着させている。
また、インペラー8の大径円筒8aの外周には螺旋状溝8adが刻まれており、ホッパ3とインペラー8との間の隙間に侵入する具材をホッパ3側に押し戻す機能を有している。インペラー8が回転したときに具材をホッパ側に押し戻すようにねじが刻まれている。また、外周にはボルト状の係止部材4aeを位置決めする係止孔8aeが設けられている。
また、突起8eは、面8ea、8eb、8ec、および8edを備えた立体で形成されている。
また、小径円筒8bの軸孔8dは内周面8daを備えている。この内周面8daは突起の表面8edとシームレスな同一面である。小径円筒8bの外周面8baと、円状の溝8cとの間には、円状の溝8cの内周面8cbと底面8caを備えている。また、小径円筒8bの切り出し筒4側の端面8bbは、大径円筒8aの他面部8abより突出している。
次に、本発明の実施形態に係るインペラーの動作を説明する。
図4は、本発明の実施形態に係るインペラーによる動作を説明するための概略を示し、(a)は切り出し筒の斜視図、(b)はB−B´線の断面における切り出し筒内の具材の流動状態を示す断面図である。
図5は、本発明の実施形態に係るインペラーによる動作を説明する説明図であり、(a)は従来の切り出し筒内の具材の流動状態を示す断面図、(b)は一部改良図、および(c)はアダプターである。
図5の(b)に示すように、R1領域は、インペラー8における内径D1の領域である。具材は蒲鉾片のような重なり易い扁平なものであるが模式的にパターン状で示している。R2領域は、内筒4bにおける内径D2の領域である。具材がインペラー8の部分から内筒4bに搬送される際に、内径D1から内径D2へ拡大されることで、切り出し筒4の切り出し速度は内径D1と内径D2の周速によって影響され、周速が上昇することで切り出し速度も上昇する。そのため、内周速V2>内周速V1によってR2領域にある具材はR1領域にある具材より早く搬送され、R1領域にある具材はR2領域にある具材に追い付くことがなく、具材2同士が重なり合うことがない。
つまり、図5の(a)に示すように、従来のインペラー108では、切り出し筒104の内筒104b内で重なり2bが広い範囲で発生していた。内筒104bの内径における回転速度によって具材の送り速度が関係してくるので、内筒の回転速度を一定と設定したときに具材表面の流速ベクトルが、内筒の内径D1のときにベクトルVe1、内径D2のときにベクトルVe2とする。
図5の(c)に示すアダプター108cを用いる一部改良例では、(b)に示すように、従来のインペラー108では重なり2bが発生していたため、具材2の形状に合った内径を有するアダプターを設置したが、アダプターを抜け出たところで吹き溜まり状のよどみエリアとなって、重なり2bが発生して詰まりが発生することがあった。
また、図6は、本発明の実施形態に係るインペラーによる動作を説明する説明図であり、(a)は本発明における切り出し筒内の具材の流動状態の断面図、(b)は一部改良における具材の流動状態の断面図、および(c)は切り出し筒の内筒の内周面およびインペラーの内周面の内径による速度差から現される具材の流動速度差が発生することを示す説明図である。
図6の(a)に示すように、本発明における切り出し筒内の具材の流動状態では、具材2がホッパ3内から切り出し筒4へ導入されるときに、切り出し筒4に嵌着されたインペラー8の軸孔8dの内径D1では、切り出し筒4の回転数によって、インペラー8の軸孔8dの内周面の周速が決まる。この周速をV1とすると、通常品の最も効率的に流動させることができる切り出し筒の内径に比べて、蒲鉾片を用いる場合は略半分の内径が適当である。そのため、図6の(c)の(イ)(ロ)に示すように、(ロ)の内周面の送り速度は(イ)の内周面の送り速度の約半分になっている。
また、同じ切り出し筒4内でインペラー8の内径D1に比べて、内筒4b内の内径D2では、具材を搬送する送り速度は倍となり、後続の具材が先行の具材に重なることはなくなった。これによって、具材は1個からでも容易に計量および包装することが容易に可能となった。
以上、好ましい実施の形態を説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することの無い範囲内において適宜変更が可能なものである。例えば、係止部材はボルト状の係止部材としたが、ボルトに限るものではなく、ピンやその他突起状のものであれば構わない。また、係止孔も位置決めする係止孔としたが、係止部材をずれないように位置決めするものであればその他のものでも構わない。さらに、また、実施形態では、秤量器の機能としてロードセルを採用したが、これに限定するものではなく、その他どのような秤量器でも構わない。また、本発明の実施形態では、切り出し筒に内筒と外筒を備えているが、内筒および外筒を設けない切り出し筒であっても構わない。
本発明の実施形態を説明するための切り出し装置に係るインペラーの概略であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すA―A´線の断面図である。 本発明の実施形態に係る切り出し装置の概略を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すC―C´線の断面図である。 本発明の実施形態に係るインペラーの構造を説明するための概略を示し、(a)は本発明の実施形態に係るインペラーの断面図、(b)は従来のインペラーの断面図である。 本発明の実施形態に係るインペラーによる動作を説明するための概略を示し、(a)は切り出し筒の斜視図、(b)はB−B´線の断面における切り出し筒内の具材の流動状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るインペラーによる動作を説明する説明図であり、(a)は従来の切り出し筒内の具材の流動状態を示す断面図、(b)は一部改良図、(c)はアダプターである。 本発明の実施形態に係るインペラーによる動作を説明する説明図であり、(a)は本発明における切り出し筒内の具材の流動状態の断面図、(b)は一部改良における切り出し筒内の具材の流動状態の断面図、および(c)は切り出し筒内の具材の内周面の内径による速度差から現される具材の流動速度差が発生することを示す説明図である。 従来の実施形態を示す切り出し装置の概略図であり、(a)は断面図、(b)は切り出し筒の拡大断面図である。
インスタント麺類用のかやくなど、フリーズドライ製品のうち、蒲鉾片のような板状個片の3〜4枚を袋詰めする場合や、1枚単位で計量および包装をする場合、乾燥した蒲鉾片が重なり合っていては計量および包装をすることができない。そのため、切り出し筒内に取り込まれた具材が切り出し筒の内周にこびり付いたり重なったりしないように、ホッパから切り出し筒内の具材の流動をスムーズにして、重なり合う怖れのある形状の具材を正確な所定量で充填するためのインペラーを備える切り出し装置に適用される。
1 切り出し装置
2 被秤量物、原料、材料、具材、かやく、平型具材、蒲鉾片
3 ホッパ
3a 排出部
4 切り出し筒、パイプ
4a 外筒
4aa 軸受(ホッパー排出口のガイド)
4ab 内周面
4ac 外周面
4ad 端部
4ae 係止部材
4b 内筒
4ba フランジ
4bb 内周面
4bc 外周面
4bd 端部
5 回転手段、モータ
5a ローター軸
6 受け部材
6a 排出口
6b 開閉蓋
6c 開閉手段
7 秤量器、ロードセルを備えた秤量器
8 インペラー
8a 大径円筒
8aa 一面部
8ab 他面部
8ae 係止孔
8b 小径円筒
8c 円状の溝
8d 軸孔
8e 突起
8ea、8eb、8ec、8ed 面
11 シュート
12 角度調節手段
12a ボルト
12b ナット
12c ハンドル
16 減速機
16a 第1の歯車
16b 第2の歯車
28 ブラケット
29 ブラケット
29a ベアリング
30 ブラケット

Claims (3)

  1. 具材(2)を収納するホッパ(3)と、このホッパ(3)の排出部(3a)に連結されて、回転しながら前記具材(2)を切り出す切り出し筒(4)と、この切り出し筒(4)を回転させる回転手段(5)と、前記切り出し筒(4)のホッパ(3)側の端部(4ad)に嵌着させると共に前記端部(4ad)に設けられた係止部材(4ae)に係止され、前記切り出し筒(4)と同軸で共に回転する具材取込み用のインペラー(8)と、を備える切り出し装置(1)において、
    前記インペラー(8)は、中心に軸孔(8d)を有する円筒形状を成し、この円筒形状に一面部(8aa)と他面部(8ab)を有する大径円筒(8a)と、
    前記大径円筒(8a)の円筒形状の内側にあって、前記軸孔(8d)を共有した円筒形状を成し、前記一面部(8aa)から前記他面部(8ab)に向かって延設された小径円筒(8b)と、
    前記大径円筒(8a)と前記小径円筒(8b)との間に形成された円状の溝(8c)と、
    前記一面部(8aa)を前記ホッパ(3)側に配置し、前記他面部(8ab)を前記切り出し筒(4)側に配置したときに、前記一面部(8aa)に設けられた突起(8e)と、を備えることを特徴とする切り出し装置(1)。
  2. 前記小径円筒(8b)の前記切り出し筒(4)側の端面(8bb)は、前記大径円筒(8a)の前記他面部(8ab)より突出していることを特徴とする請求項1に記載の切り出し装置(1)。
  3. 前記突起(8e)は、前記軸孔(8d)の内周面(8da)に沿って、前記内周面(8da)から延設されて形成された面(8ed)を備えることを特徴とする請求項1に記載の切り出し装置(1)。
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