JP6853972B2 - 切り出し秤量装置 - Google Patents

切り出し秤量装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6853972B2
JP6853972B2 JP2017225646A JP2017225646A JP6853972B2 JP 6853972 B2 JP6853972 B2 JP 6853972B2 JP 2017225646 A JP2017225646 A JP 2017225646A JP 2017225646 A JP2017225646 A JP 2017225646A JP 6853972 B2 JP6853972 B2 JP 6853972B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving member
cutting cylinder
weighing device
cylinder
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017225646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019095325A (ja
Inventor
鈴香 能美
鈴香 能美
靖幸 大和
靖幸 大和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yubaru Techno Group Co Ltd
Original Assignee
Yubaru Techno Group Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yubaru Techno Group Co Ltd filed Critical Yubaru Techno Group Co Ltd
Priority to JP2017225646A priority Critical patent/JP6853972B2/ja
Publication of JP2019095325A publication Critical patent/JP2019095325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6853972B2 publication Critical patent/JP6853972B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

本発明は、被秤量物が貯留されたホッパから被秤量物を切り出して秤量する切り出し秤量装置に関し、特に、切り出し筒から最適な流量に切り出された被秤量物を受け取り秤量する秤量機能を備えた受け部材の下方に非秤量機能を有する受け部材を備える切り出し秤量装置に関する。
従来の切り出し秤量装置として、インスタント麺類用のかやく、フリーズドライ製品、特に、ワンタンや刻みのりなど容易に破損する怖れのある複雑な形状の具材を、その形状の破損を防止すると共に、切り出し筒内の具材の流動をスムーズに行う構造を備えた切り出し秤量装置がある。
図6は、従来の実施形態に係る切り出し秤量装置の概略であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すB―B´線の正面断面図である。
図6の(a)(b)に示すように、切り出し秤量装置101は、被秤量物102を収納するホッパ103の排出部103aに連結された切り出し筒104と、この切り出し筒104から排出された被秤量物102を受け入れる受け部材106と、この受け部材106の排出部106aに滞留した被秤量物102を受け部材106と共に秤量する秤量器107と、切り出し筒104に設けられた着脱自在の外筒104aに外嵌され、この外筒104aの内周面104abと、内筒104bの外周面104bcとが摩擦によって共に連れて回転し、この切り出し筒104と同軸で共に回転する具材取込み用のインペラー108とを備える切り出し秤量装置101において、このインペラー108は、内部流路の内径を異ならせて被秤量物122の切り出し量を調整する機能を備えている。
そして、ホッパ103の排出部103aと切り出し筒104との間に着脱可能なインペラー108を装着するので、ホッパ103内の被秤量物102を切り出し筒104内へ導入する際に、被秤量物102の大きさや形状などの品種に応じて切り出し調整を容易にすることができる。
また、ホッパ103の排出部103aから排出された被秤量物102は、回転手段105によって回転している下方傾斜した切り出し筒104から連続的に切り出されて受け部材106内に投下され、秤量器107により秤量され、さらに所定重量に達したときに切り出しを停止し、開閉手段106cによって受け部材106の開閉蓋106bを開くことで、秤量された被秤量物102を排出するので、正確な所定量の切り出しができて、被秤量物102の過剰または過少切り出しによるコスト高や不良品処置の手間などを解消できる。特に、回転する下方傾斜した適度な長さの切り出し筒104内を被秤量物102が定量に流れるので、被秤量物102の均一化が行なわれ、切り出し筒104の下端から定量排出が行なわれる。また、切り出し量の調整は、切り出し筒104の回転速度や傾斜を変えることによっても可能である。
さらに、ホッパ103の排出部103aから排出された流動性の良い被秤量物(例えば胡麻)102は、インペラー108を通過する際に、その内径(有効通過断面積)が異なる内部流路を通過して流量調整されるので、粒径の小さな被秤量物102の流量調整が容易にできる。
そして、切り出し筒104と共にインペラー108が回転すると、インペラー108の切り出し突起108eが、例えばホッパ103の排出部103a付近にある固まった被秤量物102を掻き崩すので、ホッパ103の排出部103a付近で被秤量物102が詰まり難い(特許文献1参照)。
特開2016−61745号
しかしながら、インスタント麺類用のかやくやフリーズドライ製品など均質に搬送されて来る原料をさらに高精度・高速処理・組み合わせ計量する機能が求められていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、インスタント麺類用のかやく、およびフリーズドライの食品及び経口原料を正確な所定量で高速充填するための構造を備えた切り出し秤量装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明の切り出し秤量装置1は、被秤量物2を収納するホッパ3と、このホッパ3の排出部3aに連結されて、回転しながら前記被秤量物2を切り出す切り出し筒4と、この切り出し筒4を回転させる回転手段5と、前記切り出し筒4から排出された前記被秤量物2を受け取って貯留および放出のいずれか一方がなされる秤量機能を備える第1の受け部材6と、前記第1の受け部材6を下方から支持する秤量器7と、前記秤量器7は前記第1の受け部材6に貯留された前記被秤量物2を前記第1の受け部材6の荷重と共に秤量する秤量器7であり、さらに、前記第1の受け部材6の下方に前記第1の受け部材6に貯留された前記被秤量物2を受け取る秤量機能を有さない第2の受け部材16と、前記第1の受け部材6および前記第2の受け部材16の下方に、前記第1の受け部材6と前記第2の受け部材16から放出される原料を受け取る共通のシュート11と、を備え、前記第1の受け部材6および前記第2の受け部材16には各々第1の開閉蓋6bおよび第2の開閉蓋16bが設けられており、前記秤量器7が設定重量を検出したときに前記切り出し筒4の回転を停止すると共に、前記設定重量を検出した前記秤量器7に支持された前記第1の受け部材6の前記第1の開閉蓋6bが開放されて、前記第1の受け部材6に貯留された前記被秤量物2が前記第2の受け部材16および前記シュート11のいずれか一方に移動すると共に、前記第2の受け部材16に貯留および前記第2の受け部材16からの放出のいずれか一方がなされる切り出し秤量装置1において、
前記切り出し筒4の内周面4bbと、前記切り出し筒4の前記ホッパ3側の第1の内径4bdを有する第1の端部4bfと、前記排出側の第2の内径4beを有する第2の端部4bgとを含む円錐台形状の空間4bhを備え、前記切り出し筒4の回転中心軸bと前記内周面4bbとが成す前記円錐台形状の傾斜角度を傾斜角度θ°と定義したとき、前記傾斜角度θ°の絶対値は0.2°〜2.3°の範囲にあることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の切り出し秤量装置1であって、前記切り出し筒4が複数列に設けられた前記切り出し秤量装置1において、少なくとも1つの前記第1の開閉蓋6bおよび少なくとも1つの前記第2の開閉蓋16bの開放状態および閉鎖状態を組合せ制御することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の切り出し秤量装置1であって、前記第2の受け部材16には、この第2の受け部材16を前記第1の受け部材6から放出される原料2の軌跡を待避する位置に移動させる待避手段18を備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、秤量機能を備える第1の受け部材と、この第1の受け部材を下方から支持する秤量器と、さらに、第1の受け部材の下方に第1の受け部材に貯留された被秤量物を受け取る非秤量機能を有する第2の受け部材とを備えているので、切り出し筒内を搬送されて来る原料の待ち時間の低減を可能としている。そして、切り出し秤量装置は複数の切り出し筒から構成されており、計量済みの原料を第2の受け部材で一旦貯留するので、複数の第2の受け部材に貯留された原料の合計を供給することができると共に、複数の第1の受け部材および複数の第2の受け部材の組み合わせによって、最適な設定の原料を組合せて供給することができる。
また、この発明によれば、切り出し筒の内周面と、切り出し筒のホッパ側の第1の内径を有する第1の端部と、排出側の第2の内径を有する第2の端部とを含む円錐台形状の空間を備え、切り出し筒の回転中心軸と内周面とが成す円錐台形状の傾斜角度をθ°と定義したとき、傾斜角度θ°の絶対値は0.2°〜2.3°の範囲にあることで、切り出し筒内の内周面が傾斜を有することになり、切り出し筒内での原料の移動速度が傾斜角度によって切り出し筒の入口側に対して出口側の内周速度を104%〜167%へ増加または60%〜96%へ減少させることができる。さらに切り出し筒の回転数を変化させることでも内周速度が変化するため、その相乗効果によりさらに最適な原料の搬送速度に設定することができる。
また、この発明によれば、切り出し秤量装置に係る切り出し筒は円錐台形状の空間を内面に有する円筒形状であることによって、回転する切り出し筒の内周速度を連続的に変化させることができ、結果的に切り出し筒の内部を搬送される原料の搬送速度を微調整することができる。
請求項に係る発明によれば、1つ以上の第1の開閉蓋と1つ以上の第2の開閉蓋のそれぞれの開放状態および閉鎖状態を組合せ制御することによって、最適な計量値を実現することができる。
請求項に係る発明によれば、第2の受け部材に待避手段を備えることによって、第1の開閉蓋および第2の開閉蓋を開放状態および閉鎖状態に制御すると共に、第1の受け部材の下方に設けられた第2の受け部材に原料を貯留したまま、第1の受け部材から原料を放出する待避手段を備える。
本発明の実施形態に係る切り出し秤量装置の概略であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すA―A´線における正面断面図である。 本発明の実施形態の切り出し秤量装置に係る切り出し筒の概略を示し、(a)は先端拡径型の切り出し筒の概略であり、(a)の(イ)は切り出し筒の出口側から見た左側面図、(a)の(ロ)は切り出し筒の正面断面図、(b)は外周面と略平行な内周面を有する切り出し筒の概略であり、(b)の(ハ)は切り出し筒の出口側から見た左側面図、(b)の(ニ)は切り出し筒の正面断面図、(c)は先端縮径型の切り出し筒の概略であり、(c)の(ホ)は切り出し筒の出口側から見た左側面図、(c)の(ヘ)は切り出し筒の正面断面図、および(d)は(a)(b)(c)に示す切り出し筒における内周面の内周速度の変化を示す説明図である。 本発明の実施形態の切り出し秤量装置に係る切り出し筒の概略を示し、(a)は先端拡径型の切り出し筒の正面断面図、(b)は(a)に示す切り出し筒の詳細を模式的に示す内筒の断面図、および(c)は切り出し筒の内径の変化を出口内径/入口内径の比で示す数列である。 本発明の実施形態の切り出し秤量装置に係る切り出し筒の概略を示し、(a)は先端縮径型の切り出し筒の正面断面図、(b)は(a)に示す切り出し筒の詳細を模式的に示す内筒の断面図、および(c)は切り出し筒の内径の変化を出口内径/入口内径の比で示す数列である。 本発明の実施形態の動作を説明する概略図であり、(a)は第1の受け部材および第2の受け部材に原料が貯留された状態を説明する正面断面図、(b)は(a)に示す第2の受け部材に貯留されていた原料が放出される様子を示す正面断面図、(c)は(a)に示す第1の受け部材および第2の受け部材に貯留された原料が共に放出される様子を示す正面断面図、(d)は(a)に示す第2の受け部材が回動軸に支持されて回動して、第1の受け部材に貯留されていた原料の放出軌道を阻止しない位置に待避し、その後、第1の受け部材に貯留されていた原料が放出される様子を示す正面断面図である。 従来の実施形態に係る切り出し秤量装置の概略であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すB―B´線の正面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る切り出し秤量装置の概略であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すA―A´線における正面断面図である。
図2は、本発明の実施形態の切り出し秤量装置に係る切り出し筒の概略を示し、(a)は先端拡径型の切り出し筒の概略であり、(a)の(イ)は切り出し筒の出口側から見た左側面図、(a)の(ロ)は切り出し筒の正面断面図、(b)は外周面と略平行な内周面を有する切り出し筒の概略であり、(b)の(ハ)は切り出し筒の出口側から見た左側面図、(b)の(ニ)は切り出し筒の正面断面図、(c)は先端縮径型の切り出し筒の概略であり、(c)の(ホ)は切り出し筒の出口側から見た左側面図、(c)の(ヘ)は切り出し筒の正面断面図、および(d)は(a)(b)(c)に示す切り出し筒における内周面の内周速度の変化を示す説明図である。
図1の(a)(b)に示すように、切り出し秤量装置1は、被秤量物2を収納するホッパ3と、このホッパ3の排出部3aに連結されて、回転しながら被秤量物2を切り出す切り出し筒4と、この切り出し筒4を回転させる回転手段5と、切り出し筒4から排出された被秤量物2を受け取って、貯留および放出のいずれか一方がなされる秤量機能を備える第1の受け部材6と、第1の受け部材6を下方から支持する秤量器7とを備え、さらに、秤量器7は第1の受け部材6に貯留された被秤量物2を第1の受け部材6の荷重と共に秤量する秤量器7であり、また、第1の受け部材6の下方に第1の受け部材6に貯留された被秤量物2を受け取る秤量機能を持っていない第2の受け部材16を備えている。
切り出し筒4は、回転軸bを中心に回転し、外筒4aと内筒4bを備え、この切り出し筒4に設けられた外筒4aと、この外筒4aに着脱自在に外嵌され、外周面が外筒4aの内周面4abとの摩擦によって共に連れて回転する内筒4bと、外筒4aのホッパ3側の端部4adに嵌着させ、外筒4aおよび内筒4bと同軸で共に回転する具材取込み用のインペラー8と、開閉蓋6bが開放されることで秤量された被秤量物2が排出および投入されるシュート11を備えている。この内筒4bの一端にはフランジ4bcが設けられている。そしてフランジ4bc側はホッパ3側であり、ここにインペラー8が取り付けられている。また、フランジ4bcは位置決めピンでも構わない。インペラー8は、原料2がホッパ3から切り出し筒4へ取り込まれる際に、原料の流れを調整する。
さらに、第1の受け部材6および第2の受け部材16には各々第1の開閉蓋6bおよび第2の開閉蓋16bが設けられており、秤量器7が設定重量を検出したときに切り出し筒4の回転を停止すると共に、設定重量を検出した秤量器7に支持された第1の受け部材6の第1の開閉蓋6bが開放されて、第1の受け部材6に貯留された被秤量物2が第2の受け部材16に移動すると共に第2の受け部材16に貯留および放出のいずれか一方がなされる。さらに、第2の受け部材16で貯留されることなく、第1の受け部材6から放出された計量済みの被秤量物2は第2の受け部材16を通過して直接にシュート11に放出される設定を設けても構わない。このとき、第2の受け部材16で貯留されていた被秤量物2は共に放出される。また、第2の受け部材16に設けられた回動軸18aとプーリに掛け渡されたベルト18bで連結された回動駆動装置18cを備えた待避手段18によって、第2の受け部材16は図面上、半時計方向に回動するため、第2の受け部材16の外部には原料2が通過できる空間が形成される。これによって、第1の受け部材6から放出された計量済みの被秤量物2は、第2の受け部材16を経ずに第2の受け部材16の外部を通って、直接にシュート11へ放出される。これらの第1の開閉蓋6b、第2の開閉蓋16bを開閉動作させるソレノイドまたはモータなどにより駆動される開閉手段6c、16cを備えている。なお、回動駆動装置18cはプーリとベルトによって動力の伝達をするとしたが、待避手段18の回動軸18aを回動させることができれば直接にモータを備えるなど他の構成でも構わない。なお、開閉手段16cはブラケット(図略)で第2の受け部材16に固定されている。
次に、本実施形態に適用した装置全体の概略を説明する。この切り出し秤量装置1は、原料(被秤量物)2を収納するホッパ3と、このホッパ3の下方に設けられた排出部3aに連結されて、回転しながら被秤量物2を切り出す、少なくとも1列の切り出し筒4が設けられている。本実施形態では6列の切り出し筒を備えた例で説明している。そして、回転手段5は切り出し筒4を回転させるモータなどで構成され、切り出し筒4の端部に近接して設けられている。第1の受け部材6は切り出し筒4から排出された被秤量物2を受け取る略三角形の箱体である。秤量器7は第1の受け部材6が受けた被秤量物2と第1の受け部材6とを秤量するロードセルで構成されている。第2の受け部材16は第1の受け部材6の下方に設けられ、秤量機能を有していない。さらに、第1の受け部材6および第2の受け部材16には各々第1の開閉蓋6b、第2の開閉蓋16bが設けられており、秤量器7が設定重量を検出したときに切り出し筒4の回転を停止すると共に、設定重量を検出した秤量器7に支持された第1の受け部材6の開閉蓋6bが開放されて、第1の受け部材6に貯留された被秤量物2がシュート11または第2の受け部材16に移動すると共に第2の受け部材16に貯留されるか、または貯留されることなく放出される。これらの開閉蓋6b、16bは、制御装置(図略)によって、それらの開閉動作が制御されている。
また、切り出し筒4は、基板31上にブラケット28、29、30、および軸受29aなどで支持されている。この切り出し筒4は通常下方傾斜して設けられているが、基板31を回動自在に支えるボルト12a、ナット12b、ハンドル12cなどから構成された角度調節手段12によって基板31の傾斜角度は微調整が可能であり、ホッパ3も基板31上に設けられているため切り出し筒4と共に傾斜するが、ホッパ3と切り出し筒4の基板を分割して独立して傾斜するように設けても構わない。また、切り出し筒であるパイプ4の回転方向は、適宜設定可能である。なお、第1の受け部材6および第2の受け部材16を三角形の箱体としたがこれに限定するものではなく、その他の形状を有する容器でも構わない。
また、切り出し筒4の回転駆動に関しては、モータ5のローター軸5aに設けられた減速機17を構成する第1の歯車17a(平歯車)からの駆動力が、外筒4aの外周に設けられた第2の歯車17b(平歯車)に咬合して伝達されて、外筒4aが回転することによって内筒4bが外筒4aの回転に連れて共に回転する。
これによれば、切り出し筒内を搬送されて来る被秤量物である原料の待ち時間の低減を可能とする。また、この切り出し秤量装置が複数の切り出し筒から構成されている場合、複数の第1の受け部材で計量済みの原料をそれぞれ第2の受け部材で一旦貯留するので、複数の第2の受け部材に貯留された原料の合計を供給することができる。また、複数の第1の受け部材および複数の第2の受け部材の原料の組み合わせによって所望の組合せ計量をすることができる。また、第2の受け部材が空である場合には、第1の受け部材から放出された計量済みの原料は第2の受け部材で貯留されることなく通過させることができる。また、第1の受け部材6に貯留された計量済みの原料2は第1の受け部材6から直接にシュート11へ投入されることで、さらに組み合わせ計量精度の向上が図れる。
図2は、本発明の実施形態の切り出し秤量装置に係る切り出し筒の概略を示し、(a)は先端拡径型の切り出し筒の概略であり、(a)の(イ)は切り出し筒の出口側から見た左側面図、(a)の(ロ)は切り出し筒の正面断面図、(b)は従来型の切り出し筒の概略であり、(b)の(ハ)は切り出し筒の出口側から見た左側面図、(b)の(ニ)は切り出し筒の正面断面図、(c)は先端縮径型の切り出し筒の概略であり、(c)の(ホ)は切り出し筒の出口側から見た左側面図、(c)の(ヘ)は切り出し筒の正面断面図、および(d)は(a)(b)(c)に示す切り出し筒における内周面の内周速度の変化を示す説明図である。
図2の(a)の(イ)(ロ)に示すように、切り出し筒4は円錐台形状の空間4bhを内部に有する円筒形状であり、傾斜角度θが+0.2°<θ1<+2.3°の場合は、切り出し筒4はホッパ3側の入口側から出口側に向かって開くように形成されており、切り出し筒が先端拡径型である。
また、図2の(b)の(ハ)(ニ)に示すように、傾斜角度θはθ2=0°の場合は、切り出し筒4はホッパ3側の入口側およびその反対側の出口側は同一内径に形成されている。
次に、図2の(c)の(ホ)(ヘ)に示すように、傾斜角度θが−2.3°<θ3<−0.2°の場合は、切り出し筒4はホッパ3側の入口側から出口側に向かってすぼむように形成されており、先端縮径型である。
また、図2の(d)に示すように、傾斜角度θ(θ1、θ2、θ3)が変化すると、切り出し筒4の入口側の内周面速度v0から出口側の内周面速度v1、v2、v3へと変化する。切り出し筒の内径が大きくなるにつれて内周面速度は大きくなり、切り出し筒の内径が小さくなるにつれて内周面速度は小さくなる様子を模式的に示している。
これによれば、切り出し秤量装置に係る切り出し筒は円錐台形状の空間を内部に有する円筒形状であることによって、回転する切り出し筒の内周速度を直線状に変化させることができ、結果的に切り出し筒の内部を搬送される原料の搬送速度を微調整することができる。
図3は、本発明の実施形態の切り出し秤量装置に係る切り出し筒の概略を示し、(a)は先端拡径型の切り出し筒の正面断面図、(b)は(a)に示す切り出し筒の詳細を模式的に示す内筒の断面図、および(c)は切り出し筒の内径の変化を出口内径/入口内径の比で示す数列である。
図3の(a)(b)(c)および図2の(a)に示すように、切り出し秤量装置1は、切り出し筒4の内周面4bbと、切り出し筒4のホッパ3側の第1の内径4bdを有する第1の端部4bfと、ホッパ3側とは反対の排出側の第2の内径4beを有する第2の端部4bgとを含む円錐台形状の空間4bhを備え、切り出し筒4の回転中心軸bと内周面4bbとが成す円錐台形状の傾斜角度をθ°と定義したとき、傾斜角度θ°は+0.2°〜+2.3°の範囲にある。
これによれば、切り出し筒の内周面と、切り出し筒のホッパ側の第1の内径を有する第1の端部と、排出側の第2の内径を有する第2の端部とを含む円錐台形状の空間を備え、切り出し筒の回転中心軸と内周面とが成す円錐台形状の傾斜角度をθ°と定義したとき、傾斜角度θ°の絶対値は0.2°〜2.3°の範囲にあることで、切り出し筒内の内周面が傾斜を有することになり、切り出し筒内での原料の移動速度が傾斜角度によって切り出し筒の入口側に対して出口側の内周速度を約104%〜167%に変化させることができる。さらに切り出し筒の回転数を変化させることでも内周速度が変化するため、その相乗効果によりさらに最適な原料の搬送速度に設定することができる。
図4は、本発明の実施形態の切り出し秤量装置に係る切り出し筒の概略を示し、(a)は先端縮径型の切り出し筒の正面断面図、(b)は(a)に示す切り出し筒の詳細を模式的に示す内筒の断面図、および(c)は切り出し筒の内径の変化を出口内径/入口内径の比で示す数列である。
図4の(a)(b)(c)に示すように、切り出し秤量装置1は、切り出し筒24の内周面24bbと、切り出し筒24のホッパ3側の第1の内径24bdを有する第1の端部24bfと、排出側の第2の内径24beを有する第2の端部24bgとを含む円錐台形状の空間24bhを備え、切り出し筒24の回転中心軸bと内周面24bbとが成す円錐台形状の傾斜角度をθ°と定義したとき、傾斜角度θ°は−0.2°〜−2.3°の範囲にある。
これによれば、切り出し筒の内周面と、切り出し筒のホッパ側の第1の内径を有する第1の端部と、排出側の第2の内径を有する第2の端部とを含む円錐台形状の空間を備え、切り出し筒の回転中心軸と内周面とが成す円錐台形状の傾斜角度をθ°と定義したとき、傾斜角度θ°は−0.2°〜2.3°の範囲にあることで、切り出し筒内の内周面が傾斜を有することになり、切り出し筒内での原料の移動速度が傾斜角度によって切り出し筒の入口側に対して出口側の内周速度を約96%〜60%に変化させることができる。さらに切り出し筒の回転数を変化させることでも内周速度が変化するため、その相乗効果によりさらに最適な原料の搬送速度に設定することができる。
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
図5は、本発明の実施形態の動作を説明する概略図であり、(a)は第1の受け部材および第2の受け部材に原料が貯留された状態を説明する正面断面図であり、第1の受け部材と第2の受け部材共に計量済みの原料が貯留されている説明図、(b)は(a)に示す第2の受け部材に貯留されていた原料が放出される様子を示す正面断面図であり、第2の受け部材から計量済みの原料が排出されている説明図、(c)は(a)に示す第1の受け部材および第2の受け部材に貯留された原料が共に放出される様子を示す正面断面図であり、第2の受け部材および第1の受け部材から計量済みの原料が同時に排出されている説明図、(d)は(a)に示す第2の受け部材が回動軸に支持されて回動して、第1の受け部材に貯留されていた原料の放出軌道を阻止しない位置に待避し、その後、第1の受け部材に貯留されていた原料が放出される様子を示す正面断面図であり、第1の受け部材から計量済みの原料が排出されている説明図である。なお、第1の受け部材および第2の受け部材はそれぞれ6連ずつ設けられている。第1の受け部材および第2の受け部材はそれぞれ適宜複数ずつ設けられていれば良い。
図5の(a)(b)および図1の(a)に示すように、計量済みの原料2が第1の受け部材6(A)と第2の受け部材16(B)に貯留されている。この状態から第1の受け部材Aに貯留されている計量値A1、計量値A2、計量値A3、計量値A4、計量値A5、計量値A6、および第2の受け部材Bに貯留されている計量値B1、計量値B2、計量値B3、計量値B4、計量値B5、計量値B6のうち最適な組み合わせとなるように、第1の開閉蓋6bの開閉、および第2の開閉蓋16bの開閉を選択制御することができる。
また、図5の(a)に示す状態から第1の受け部材Aおよび第2の受け部材Bのそれぞれに貯留されている計量値A1と計量値B1、計量値A2と計量値B2、計量値A3と計量値B3、計量値A4と計量値B4、計量値A5と計量値B5、計量値A6と計量値B6のそれぞれの合計のうち最適な組み合わせとなるように、それぞれ第1の開閉蓋6bとそれぞれ第2の開閉蓋16bの開閉を選択するように制御することができる。
さらに、図5の(a)に示す状態から第2の受け部材16を回動軸18aを中心に回動をさせて、第1の受け部材6(A)に貯留されている計量値A1、計量値A2、計量値A3、計量値A4、計量値A5、および計量値A6のうち最適な組み合わせとなるように、第1の開閉蓋6bと第2の開閉蓋16bの開閉を選択することができる。第2の受け部材16に貯留されている原料2は次回の組み合わせで使用する可能性がある。なお、これらの組み合わせは所望の計量値に応じて制御装置(図略)によって瞬時に行なわれる。
以上、好ましい実施の形態を説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することの無い範囲内において適宜変更が可能なものである。例えば、実施形態では、秤量器の機能としてロードセルを採用したが、これに限定するものではなく、その他どのような秤量器でも構わない。また、本発明の実施形態では、切り出し筒に内筒と外筒を備えているが、内筒および外筒を設けない切り出し筒であっても構わないし、内筒にフランジを設けないで、他の位置決め方法を採用しても構わない。
インスタント麺類用のかやく、およびフリーズドライの食品及び経口原料を正確な所定量で高速充填する切り出し秤量装置に適用される。
1 切り出し秤量装置
2 被秤量物、原料
3 ホッパ
3a 排出部
4 切り出し筒、パイプ
4a 外筒
4aa 外周面
4ab 内周面
4ac 端部
4b 内筒
4ba 外周面
4bb 内周面
4bc フランジ
4bd 第1の内径
4be 第2の内径
4bf 第1の端部
4bg 第2の端部
4c 軸受(ホッパー排出口のガイド)
5 回転手段、モータ
5a ローター軸
6 第1の受け部材、Aバケット
6a 排出口
6b 第1の開閉蓋
6c 開閉手段
7 秤量器、ロードセルを備えた秤量器
8 インペラー
11 シュート
12 角度調節手段
12a ボルト
12b ナット
12c ハンドル
16 第2の受け部材、Bバケット
16a 排出口
16b 第2の開閉蓋
16c 開閉手段
17 ギア、減速機
17a 第1の歯車、平歯車
17b 第2の歯車、平歯車
18 待避手段
18a 回動軸
18b ベルト
18c 回動駆動装置
28 ブラケット
29 ブラケット
29a ベアリング
30 ブラケット
31 基板

Claims (3)

  1. 被秤量物(2)を収納するホッパ(3)と、このホッパ(3)の排出部(3a)に連結されて、回転しながら前記被秤量物(2)を切り出す切り出し筒(4)と、この切り出し筒(4)を回転させる回転手段(5)と、前記切り出し筒(4)から排出された前記被秤量物(2)を受け取って貯留および放出のいずれか一方がなされる秤量機能を備える第1の受け部材(6)と、前記第1の受け部材(6)を下方から支持する秤量器(7)と、
    前記秤量器(7)は前記第1の受け部材(6)に貯留された前記被秤量物(2)を前記第1の受け部材(6)の荷重と共に秤量する秤量器(7)であり、
    さらに、前記第1の受け部材(6)の下方に前記第1の受け部材(6)に貯留された前記被秤量物(2)を受け取る秤量機能を有さない第2の受け部材(16)と、
    前記第1の受け部材(6)および前記第2の受け部材(16)の下方に、前記第1の受け部材(6)と前記第2の受け部材(16)から放出される原料を受け取る共通のシュート(11)と、を備え、
    前記第1の受け部材(6)および前記第2の受け部材(16)には各々第1の開閉蓋(6b)および第2の開閉蓋(16b)が設けられており、
    前記秤量器(7)が設定重量を検出したときに前記切り出し筒(4)の回転を停止すると共に、前記設定重量を検出した前記秤量器(7)に支持された前記第1の受け部材(6)の前記第1の開閉蓋(6b)が開放されて、前記第1の受け部材(6)に貯留された前記被秤量物(2)が前記第2の受け部材(16)および前記シュート(11)のいずれか一方に移動すると共に、前記第2の受け部材(16)に貯留および前記第2の受け部材(16)からの放出のいずれか一方がなされる切り出し秤量装置(1)において、
    前記切り出し筒(4)の内周面(4bb)と、前記切り出し筒(4)の前記ホッパ(3)側の第1の内径(4bd)を有する第1の端部(4bf)と、前記排出側の第2の内径(4be)を有する第2の端部(4bg)とを含む円錐台形状の空間(4bh)を備え、前記切り出し筒(4)の回転中心軸(b)と前記内周面(4bb)とが成す前記円錐台形状の傾斜角度を傾斜角度θ°と定義したとき、前記傾斜角度θ°の絶対値は0.2°〜2.3°の範囲にあることを特徴とする切り出し秤量装置(1)。
  2. 前記切り出し筒(4)が複数列に設けられた前記切り出し秤量装置(1)において、少なくとも1つの前記第1の開閉蓋(6b)および少なくとも1つの前記第2の開閉蓋(16b)の開放状態および閉鎖状態を組合せ制御することを特徴とする請求項1に記載の切り出し秤量装置(1)。
  3. 前記第2の受け部材(16)には、この第2の受け部材(16)を前記第1の受け部材(6)から放出される原料(2)の軌跡を待避する位置に移動させる待避手段(18)を備えることを特徴とする請求項1に記載の切り出し秤量装置(1)。
JP2017225646A 2017-11-24 2017-11-24 切り出し秤量装置 Active JP6853972B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017225646A JP6853972B2 (ja) 2017-11-24 2017-11-24 切り出し秤量装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017225646A JP6853972B2 (ja) 2017-11-24 2017-11-24 切り出し秤量装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019095325A JP2019095325A (ja) 2019-06-20
JP6853972B2 true JP6853972B2 (ja) 2021-04-07

Family

ID=66972880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017225646A Active JP6853972B2 (ja) 2017-11-24 2017-11-24 切り出し秤量装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6853972B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070199741A1 (en) * 2004-07-02 2007-08-30 Kenji Noumi Combined Weighing Apparatus
JP4339930B1 (ja) * 2009-01-29 2009-10-07 株式会社イシダ 組合せ計量装置
JP2017178533A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 日清食品ホールディングス株式会社 粒状物供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019095325A (ja) 2019-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2344270B1 (en) Method and apparatus for metering, mixing and packaging solid particulate material
JP5853260B1 (ja) 切り出し秤量装置
JP6853972B2 (ja) 切り出し秤量装置
US20160044860A1 (en) Metering unit for granular material
JP4949309B2 (ja) 粉粒体用混合装置
US10683174B2 (en) Rotary discharge assembly for grain conveying apparatus
US458662A (en) pendleton
CN109941774A (zh) 一种多通道计量机
JP6282177B2 (ja) 調味料供給装置及びそれを備えた味付け装置
JP2019095326A (ja) 切り出し秤量装置
KR100867786B1 (ko) 중량측정장치
JP2013018558A (ja) 被計量物供給装置
EP0039713B1 (en) Dosing apparatus for granular or powder material
JP2017178533A (ja) 粒状物供給装置
JP6410868B1 (ja) 切り出し秤量装置
JP6725780B2 (ja) 粉粒体の定量フィーダ装置およびその制御方法
JP6258732B2 (ja) 粉粒体供給装置
JP7089394B2 (ja) 粉粒体供給設備
CN107297262A (zh) 一种自动粉料粉碎装置
CN209910399U (zh) 一种布料装置及转底炉
US882955A (en) Grain-separator.
JP2022109082A (ja) 食品定量供給装置
CN207721185U (zh) 一种饲料冷却器
CA1130658A (en) Dosing apparatus for granular or powder material
JP2698807B2 (ja) 給粉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6853972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250