JP2018052596A - 吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた操作性を具備する吐出容器を提供する。【解決手段】吐出ポンプ1の押下ヘッド7が、規制筒8に装着された下側ヘッド筒50と、内側に下側ヘッド筒50が配設された上側ヘッド筒60と、を備え、下側ヘッド筒50及び上側ヘッド筒60には、周方向の相対的な回転移動を規制する規制部が各別に形成され、下側ヘッド筒50は、規制筒8に螺着された螺着筒51と、螺着筒51における径方向の外側に配設された上側ピルファープルーフ部53と、螺着筒51と上側ピルファープルーフ部53との間に容器軸O方向に移動可能に配設されるとともに、上側ヘッド筒60の下端部に押し下げられた連結部52と、を備え、上側ピルファープルーフ部53は、破断可能な弱化部69を介して連結部52に連結され、上側ピルファープルーフ部53には、規制筒8に係合することで、周方向の回転移動が規制された係合部71が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、吐出容器に関する。
従来、内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着される有頂筒状の装着キャップと、装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、ステムの上端部に装着されるとともに、吐出孔が形成された押下ヘッドと、下降端位置に位置する押下ヘッドが螺着され、押下ヘッド及びステムの上方移動を規制する規制筒と、を備えた吐出容器が知られている。
この種の吐出容器では、未開封時において意図的、又は不意に加えられた外力によって内容物が吐出されてしまうことを防止するために、例えば下記特許文献1に示されるような、下降端位置に位置する押下ヘッドを覆うカバー筒を備える構成が知られている。この吐出容器では、カバー筒に弱化部によって除去帯が区画されていて、弱化部を破断し除去帯を除去することで、カバー筒のうち押下ヘッドを覆う上側部分を除去することができる。そして、カバー筒の上側部分を除去することで、押下ヘッドを規制筒に対して緩み方向に回転移動させることができる。
特開2006−89110号公報
しかしながら、前記従来の吐出容器では、押下ヘッドと規制筒との螺着の解除に際し、予め弱化部を破断してカバー筒の上側部分を除去する必要があり、内容物を吐出可能な状態へ移行する際の操作性に改善の余地があった。
そこで本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、優れた操作性を具備する吐出容器を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る吐出容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着される装着キャップと、前記装着キャップの内側に、上方付勢状態で下方移動可能に支持されたステムを有するポンプと、前記ステムの上端部に装着され、内容物の吐出孔が形成された有頂筒状の押下ヘッドと、下降端位置に位置する前記押下ヘッドが装着され、前記押下ヘッド及び前記ステムの上方移動を規制する規制筒と、を備える吐出容器であって、前記押下ヘッドは、前記規制筒に装着された下側ヘッド筒と、前記吐出孔が形成されるとともに、内側に前記下側ヘッド筒が配設された上側ヘッド筒と、を備え、前記下側ヘッド筒及び前記上側ヘッド筒には、前記下側ヘッド筒及び前記上側ヘッド筒の、前記ステムの中心軸回りに沿う周方向の相対的な回転移動を規制する規制部が各別に形成され、前記下側ヘッド筒は、前記規制筒に螺着された螺着筒と、前記螺着筒における径方向の外側に配設されたピルファープルーフ部と、前記螺着筒と前記ピルファープルーフ部との間に前記中心軸に沿って上下動可能に配設されるとともに、前記上側ヘッド筒の下端部に押し下げられた連結部と、を備え、前記ピルファープルーフ部は、破断可能な弱化部を介して前記連結部に連結され、前記ピルファープルーフ部には、前記容器本体、前記装着キャップ及び前記規制筒のうち何れか1つに係合することで、前記周方向の回転移動が規制された係合部が形成されている。
この構成によれば、押下ヘッドのピルファープルーフ部が係合部を介して容器本体、装着キャップ及び規制筒の何れか1つに係合している。そのため、押下ヘッドのうち、ピルファープルーフ部以外の部分(以下、「ヘッド本体部分」という。)は規制筒に対する緩み方向への回転が許容されるものの、ピルファープルーフ部の緩み方向への回転が規制される。これにより、押下ヘッドの緩み方向の回転に伴いヘッド本体部分とピルファープルーフ部とが相対回転することで、弱化部が破断される。すなわち、押下ヘッドの緩み方向への回転操作だけで、弱化部を破断して、押下ヘッドと規制筒との螺着を解除することができるので、開封時における優れた操作性を具備させることができる。
しかも、弱化部を破断することで、ピルファープルーフ部がヘッド本体部分から落下することになり、吐出容器の外観を当初(未開封時)と比べて変化させることが可能になる。このため、吐出容器が開封されたか否か(押下ヘッドと規制筒との螺着が解除されたことがあるか否か)を視認により容易に判別することができる。この場合、例えば吐出容器の開封後、押下ヘッドが再び下降端位置に戻された場合であっても、ピルファープルーフ部の位置によって吐出容器が開封されたか否かを判断できる。
本発明に係る吐出容器において、前記連結部には、上方に向けて延びるとともに、前記上側ヘッド筒を前記径方向の内側から支持する中間筒が形成され、前記連結部において、前記中間筒よりも前記径方向の外側に位置する部分が、前記上側ヘッド筒の下端部に押し下げられ、前記規制部は、前記中間筒の外周面、及び前記上側ヘッド筒の内周面に形成された第1規制部を備えていてもよい。
この構成によれば、下側ヘッド筒の中間筒が上側ヘッド筒を径方向の内側から支持しているため、上側ヘッド筒を下側ヘッド筒によって安定して支持できる。これにより、連結部を上側ヘッド筒によって安定して押し下げることができ、ピルファープルーフ部の係合部と容器本体、装着キャップ及び規制筒の何れか1つとの係合状態を確保できる。
また、中間筒の外周面と上側ヘッド筒の内周面に形成された第1規制部によって下側ヘッド筒に対する上側ヘッド筒の回転を規制することで、下側ヘッド筒と上側ヘッド筒との組付状態をより安定させることができる。
本発明に係る吐出容器において、前記連結部において、前記中間筒よりも前記径方向の内側に位置する部分には、上下方向に変形可能な変形部が形成され、前記螺着筒、前記連結部及び前記ピルファープルーフ部は、一体に形成されていてもよい。
この構成によれば、連結部における中間筒よりも径方向に内側に位置する部分に、上下方向に変形可能な変形部が形成されているため、連結部を上側ヘッド筒によって安定して押し下げることができる。これにより、ピルファープルーフ部の係合部と容器本体、装着キャップ及び規制筒の何れか1つとの係合状態を確保できる。
また、螺着筒、連結部及びピルファープルーフ部が一体に形成されているため、部品点数の削減や構成の簡素化を図ることができる。
本発明に係る吐出容器によれば、優れた操作性を具備させることができる。
実施形態に係る吐出容器(下降端位置)の半断面図である。 図1のII−II線に相当する規制筒及び下側ヘッド筒の断面図である。 実施形態に係る下側ヘッド筒の半断面図である。 実施形態に係る吐出容器(上昇端位置)の半断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態の吐出容器10は、内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部2aに装着され、内容物を吐出可能な吐出ポンプ1と、を備えている。
吐出ポンプ1は、容器本体2の口部2aに装着される筒状の装着キャップ3と、装着キャップ3の内側に、上方付勢状態で下方移動可能に支持されたステム4を有するポンプ5と、ステム4の上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔6が形成された押下ヘッド7と、押下ヘッド7が装着され、押下ヘッド7及びステム4の上方移動を規制する規制筒8と、を備えている。
ステム4及び押下ヘッド7は、未開封段階等において、図1に示すように下降端位置P1に位置しているとともに、押下ヘッド7が規制筒8に保持されることで上方移動が規制された状態とされている。一方、図4に示す使用段階において、押下ヘッド7はステム4とともに上昇端位置P2に位置して、押下のための待機状態に移行する。
なお、容器本体2、装着キャップ3及びステム4は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置された状態で配設されている。本実施形態ではこの共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿った押下ヘッド7側を上側、容器本体2の底部側を下側という。また、容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
図1に示すように、ポンプ5は、ステム4と、容器本体2の口部2a内に挿入された状態で装着キャップ3によって保持され、ステム4が上方に向けて立設されたシリンダ20と、ステム4の上下動に連係するとともにシリンダ20内に上下摺動可能に嵌合された図示しないピストンと、を備えている。
シリンダ20は、容器軸Oと同軸に配置されている。シリンダ20の上端部には、径方向外側に向けて突出するフランジ部21がシリンダ20の全周に亘って環状に形成されている。フランジ部21は、容器本体2の口部2aの上端開口縁上にパッキン22を介して配置されている。これにより、シリンダ20は容器本体2の口部2a内に挿入された状態で支持されている。
さらにシリンダ20には、フランジ部21の内周縁部から上方に向けて容器軸Oと同軸に延びる突出筒23が形成されているとともに、フランジ部21よりも下方に位置する部分に容器本体2内とシリンダ20内とを連通する空気孔24が形成されている。シリンダ20内には、シリンダ20の下端開口を開閉する図示しない弁部材、及びステム4を上方に向けて付勢する図示しないコイルばね(付勢部材)が配設されている。
弁部材は、シリンダ20内の加圧時に、シリンダ20の下端開口を閉塞した状態に維持し、且つシリンダ20内の減圧時に、シリンダ20の下端開口を開放する逆止弁とされている。これにより、シリンダ20内の加圧時に、シリンダ20内の内容物がシリンダ20の下端開口を通じて容器本体2内に戻ることが規制され、且つシリンダ20内の減圧時に、容器本体2内の内容物がシリンダ20の下端開口を通じてシリンダ20内に流入することを許容している。
ピストンは、シリンダ20の内周面に密に摺接され、ステム4に伴ってシリンダ20内を容器軸O方向に移動する。上述したコイルばねは、例えばピストンと弁部材との間に配設され、ピストンを介してステム4を上方に付勢している。シリンダ20内におけるステム4上には、ステム4とシリンダ20との間に画成され、空気孔24に連通する環状空間が形成されている。
本実施形態のポンプ5は、押下ヘッド7が上述した下降端位置P1に位置しているときに、シリンダ20の空気孔24を閉塞するシール筒32を、さらに備えている。シール筒32は、規制筒8の内側に配設されている。シール筒32の下端部には、シリンダ20内に摺動可能に嵌合された図示しない閉塞筒が形成されている。
閉塞筒は、押下ヘッド7及びステム4が下降端位置P1に位置して、押下ヘッド7が規制筒8に装着された際、空気孔24を閉塞する。なお、図4に示す押下ヘッド7及びステム4が上昇端位置P2に位置した場合、例えば閉塞筒はピストンによって下方から押し上げられて空気孔24を開放する。なお、上述したステム4はシール筒32の内側に容器軸O方向に移動可能に配設されている。なお、ステム4の外周面とシール筒32の内周面との間には、外部と上述した環状空間とを連通する環状の連通路が画成されている。なお、シール筒32は必須なものではなく具備しなくても構わない。
図1に示すように、装着キャップ3は、環状の天壁部3aを有する有頂筒状に形成され、容器本体2の口部2aに螺着されている。天壁部3aは、シリンダ20のフランジ部21上に配置されている。なお、天壁部3aの内側には、シリンダ20の突出筒23が、天壁部3aの内周縁に対して径方向に隙間をあけた状態で挿通されている。
装着キャップ3の周壁部の下端縁には、環状の下側ピルファープルーフ部13が連設されている。装着キャップ3の周壁部の下端縁と下側ピルファープルーフ部13の上端縁とは、破断可能な容易破断部15を介して連結されている。容易破断部15は、周方向に間隔をあけて複数配置されている。なお、容易破断部15を全周に亘って連続して延びる薄肉部等で形成してもよい。下側ピルファープルーフ部13の内周面には、径方向の内側に向かうに従い漸次上方に向けて延びる爪部14が周方向に間隔をあけて複数形成されている。爪部14の上端縁は、容器本体2の口部2aに形成された突起2bに、突起2bの下方から係合している。
規制筒8は、シリンダ20の突出筒23に取り付けられている。具体的に、規制筒8は、突出筒23に外嵌(例えば、アンダーカット嵌合)された外筒40と、突出筒23の内側に配置された内筒41と、外筒40を径方向の外側から囲繞する外郭筒42と、外郭筒42の上端部及び外筒40の上端部を径方向に接続するとともに、内周縁部が内筒41に接続された環状の連結部43と、を備えている。
内筒41は、突出筒23よりも上方に突出するように形成され、その下端部がシリンダ20の上端部の内側に嵌合されている。内筒41の外周面のうち連結部43よりも下方に位置する部分(突出筒23の内側に位置する部分)の外周面、及び突出筒23の内周面には、互いに周方向に係合し合う縦長の回り止めリブ44,45が各別に形成されている。内筒41の外周面のうち連結部43よりも上方に位置する部分には、下降端位置P1に位置する押下ヘッド7が螺着される雄ねじ部46が形成されている。
外郭筒42は、装着キャップ3の周壁部よりも内径及び外径が小さい円筒状に形成されているとともに、連結部43の外周縁部から装着キャップ3の天壁部3aに達しない程度の長さで下方に延びている。これにより、外郭筒42の下端縁と天壁部3aの上面との間には、容器軸O方向に隙間が確保されている。
図1、図2に示すように、外郭筒42の外周面には、径方向の内側に向けて窪む位置決め凹部48が形成されている。位置決め凹部48は、外郭筒42を容器軸O方向に貫通している。本実施形態において、位置決め凹部48は、外郭筒42の外周面において、容器軸Oを間に挟んで径方向で対向する位置に形成されている。なお、位置決め凹部48の数や形状は、適宜変更が可能である。例えば位置決め凹部48は、外郭筒42を容器軸O方向に貫通していなくても構わない。
押下ヘッド7は、下側ヘッド筒50及び上側ヘッド筒60が一体的に組み合わされることで構成されている。
下側ヘッド筒50は、上述した規制筒8の内筒41の上端部に取り付けられ、内筒41の周囲を囲繞している。下側ヘッド筒50は、螺着筒51と、連結部52と、上側ピルファープルーフ部(ピルファープルーフ部)53と、を主に備えている。本実施形態において、螺着筒51、連結部52及び上側ピルファープルーフ部53は、一体に形成されている。
図1、図3に示すように、螺着筒51は、容器軸Oと同軸上に延在している。螺着筒51の下部内周面には、内筒41の雄ねじ部46に螺着された雌ねじ部61が形成されている。押下ヘッド7及びステム4は、雄ねじ部46に対する雌ねじ部61の螺着によって、下降端位置P1で保持されている。これにより、押下ヘッド7及びステム4は、規制筒8に対する上方移動が規制されている。螺着筒51の下端面は、上述した下降端位置P1において、規制筒8の連結部43に連結部43の上方から近接又は当接している。また、螺着筒51の上部(雌ねじ部61よりも上方に位置する部分)には、容器軸O方向に延びる位置決めスリット62が形成されている。位置決めスリット62は、螺着筒51を径方向に貫通するとともに、螺着筒51の上端面で開放されている。
連結部52は、螺着筒51の下端部から径方向の外側に向けて突設されている。連結部52は、螺着筒51に対して容器軸O方向に弾性変位可能に構成されている。具体的に、連結部52は、螺着筒51の下端部を囲繞する支持リング65と、支持リング65及び螺着筒51間を連結する変形部66と、支持リング65から上方に立設された中間筒67と、を備えている。
支持リング65は、容器軸Oと同軸上に配置されている。支持リング65は、上述した下降端位置P1において、連結部43に連結部43の上方から近接又は当接している。
変形部66は、螺着筒51の外周面と支持リング65の内周面とを連結している。変形部66は、容器軸O方向に弾性変形可能に構成されている。変形部66は、上述した下降端位置P1において、径方向の外側に向かうに従い下方に向けて撓んだ状態で保持されている。なお、変形部66としては、螺着筒51と支持リング65との間を周方向に間欠的に連結する弾性連結片や、螺着筒51と支持リング65との間の全周に亘って連結する支持リング65よりも薄肉の薄肉部等を用いることができる。
中間筒67は、支持リング65における径方向の中央部から上方に向けて立設されている。中間筒67の上端面は、螺着筒51の上端面よりも下方に位置している。図示の例において、中間筒67の外径は、上述した外郭筒42よりも小さくなっている。中間筒67の外周面には、径方向の外側に向けて突出する規制突起(第1規制部)68が形成されている。規制突起68は、中間筒67における容器軸O方向の全体に亘って形成されている。本実施形態において、規制突起68は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
上側ピルファープルーフ部53は、支持リング65の外周面に破断可能な弱化部69を介して連結されている。上側ピルファープルーフ部53は、支持リング65を径方向の外側から囲繞する筒状に形成されている。上側ピルファープルーフ部53の内径は、上述した外郭筒42よりも大きくなっている。そして、上側ピルファープルーフ部53の下端部は、下降端位置P1において、上述した外郭筒42の上端面(連結部43の上面)よりも下方に位置している。したがって、下降端位置P1において、上側ピルファープルーフ部53の下端部は、外郭筒42の上端部を全周に亘って囲繞している。なお、本実施形態において、上側ピルファープルーフ部53における容器軸O方向の長さは、外郭筒42よりも長くなっている。
図1、図2に示すように、上側ピルファープルーフ部53の下端部(弱化部69よりも下方に位置する部分)には、径方向の内側に突出する係合部71が形成されている。係合部71は、上述した各位置決め凹部48内に径方向の外側からそれぞれ収容されている。本実施形態における係合部71における周方向の幅は、位置決め凹部48における周方向の幅に比べて狭くなっている。そのため、係合部71における周方向の両端面は、位置決め凹部48の内周面に対して周方向に隙間を有している。
各係合部71は、各位置決め凹部48の内周面にそれぞれ周方向で当接することで、規制筒8に対する上側ピルファープルーフ部53の回転を規制している。なお、係合部71は、規制筒8に対する押下ヘッド7の回転を規制する構成であれば、適宜変更が可能である。例えば、係合部71は、位置決め凹部48内に収容される構成ではなく、外郭筒42の外周面に係合(外嵌)される構成でも構わない。また、係合部を溝状に形成し、外郭筒42に係合部に収容される突起等を設けても構わない。
図1に示すように、上側ヘッド筒60は、有頂筒状に形成されている。上側ヘッド筒60は、外側筒81と、天壁82と、内側筒83と、装着筒84と、ノズル部85と、を主に備えている。
外側筒81は、下端部が下側ヘッド筒50における中間筒67と上側ピルファープルーフ部53との間に進入している。具体的に、外側筒81は、中間筒67に径方向の内側から支持されている。また、外側筒81の下端面は、支持リング65における中間筒67よりも径方向の外側に位置する部分(以下、「当接部」という。)に当接部の上方から当接している。本実施形態において、外側筒81は、当接部を介して支持リング65を下方に向けて押さえ付けている。これにより、上述した変形部66が弾性変形した状態で保持され、上側ピルファープルーフ部53の係合部71が位置決め凹部48内に上方から進入している。
外側筒81の内周面には、径方向の内側に窪む規制凹部(第1規制部)86が形成されている。規制凹部86内には、上述した規制突起68が径方向の内側からそれぞれ収容されている。すなわち、上述した規制突起68は、各規制凹部86の内周面にそれぞれ周方向で当接することで、下側ヘッド筒50に対する上側ヘッド筒60の回転を規制している。なお、規制突起68及び規制凹部86は、下側ヘッド筒50に対する上側ヘッド筒60の回転を規制する構成であれば、適宜変更が可能である。例えば、外側筒81の内周面に規制突起を形成し、外郭筒42の外周面に規制凹部を形成する構成であっても構わない。
天壁82は、外側筒81の上端開口部を上方から閉塞している。本実施形態において、天壁82は、上方に向けて膨出するドーム状に形成されている。
内側筒83は、天壁82における外側筒81よりも径方向の内側に位置する部分から下方に延設されている。内側筒83の下端部は、下側ヘッド筒50の螺着筒51に外嵌されている。なお、内側筒83の下端面は、変形部66における径方向の内側端部に上方から近接している。
装着筒84は、天壁82における内側筒83よりも径方向の内側に位置する部分から下方に延設されている。装着筒84の下部は、上述したステム4内に上方から嵌合されている。天壁82における内側筒83と装着筒84との間に位置する部分には、下方に向けて延びる規制リブ(規制部)88が形成されている。
規制リブ88は、表裏面が周方向を向く板状に形成されるとともに、内側筒83と装着筒84とを径方向で架け渡している。規制リブ88は、周方向で間隔をあけて複数形成されている。各規制リブ88は、上述した螺着筒51の位置決めスリット62内にそれぞれ配置されている。すなわち、規制リブ88は、各位置決めスリット62の内周面にそれぞれ周方向で当接することで、下側ヘッド筒50に対する上側ヘッド筒60の回転を規制している。なお、図示の例おいて、規制リブ88の下端面のうち、径方向の内側に位置する部分は、螺着筒51の内側を通って上述したシール筒32に上方から近接又は当接している。一方、規制リブ88の下端面のうち、径方向の外側に位置する部分は、螺着筒51の上端面に上方から近接又は当接している。また、本実施形態では、規制部として、規制リブ88及び位置決めスリット62、並びに規制突起68及び規制凹部86を備える構成としたが、この構成のみに限られない。すなわち、下側ヘッド筒50に対する上側ヘッド筒60の回転を規制する構成であれば、規制部の位置や形状等は適宜変更が可能である。
ノズル部85は、外側筒81から径方向の外側に突出するとともに内部が装着筒84内に連通している。ノズル部85における径方向の外側開口部は、内容物を吐出する上述した吐出孔6を構成している。
このように構成された押下ヘッド7は、下側ヘッド筒50を螺着筒51に螺着した後、上側ヘッド筒60をステム4に対して上方から打栓等することで、下側ヘッド筒50及び上側ヘッド筒60が一体となってポンプ5に組み付けられる。なお、押下ヘッド7は、規制筒8に組み付けた後に、押下ヘッド7及び規制筒8をまとめてポンプ5に組み付けても構わない。
次に、上述のように構成された吐出容器10を使用する場合について説明する。
吐出容器10を開封するにあたって、まず押下ヘッド7と規制筒8との螺着を解除する。具体的に、下側ヘッド筒50(螺着筒51)と規制筒8(内筒41)との螺着を解除させるように、押下ヘッド7を規制筒8に対して緩み方向に回転させる。
ここで、下側ヘッド筒50の上側ピルファープルーフ部53は、係合部71が位置決め凹部48内に収容されることで、規制筒8に対する回転が規制されている。これにより、押下ヘッド7の緩み方向の回転に伴い、押下ヘッド7のうち上側ピルファープルーフ部53以外の部分(以下、「ヘッド本体部分」という。)は緩み方向への回転が許容されるものの、上側ピルファープルーフ部53の緩み方向への回転が規制される。これにより、ヘッド本体部分が、上側ピルファープルーフ部53に対して緩み方向に回転しようとすることで、弱化部69が破断され、上側ピルファープルーフ部53がヘッド本体部分(支持リング65)から離脱する。その結果、ヘッド本体部分が、緩み方向への回転に伴いステム4とともに規制筒8に対して上方移動することで、図4に示す上昇端位置P2となる。これにより、吐出容器10の吐出操作が可能となる。
一方、上側ピルファープルーフ部53は、ヘッド本体部分から離脱することで、下方に向けて落下する。本実施形態において、上側ピルファープルーフ部53は、下端面が装着キャップ3における天壁部3aの上面に当接する位置まで落下する。これにより、規制筒8の外筒40における容器軸O方向のほぼ全体が、上側ピルファープルーフ部53によって径方向の外側から覆われる。なお、上側ピルファープルーフ部53の落下位置は、ヘッド本体部分に連結されていた状態から少なくとも下方であれば構わない。
このように、本実施形態では、上側ピルファープルーフ部53が破断可能な弱化部69を介して連結部52に連結されるとともに、規制筒8に対する上側ピルファープルーフ部53の回転が規制されている構成とした。
この構成によれば、押下ヘッド7のうち、上側ピルファープルーフ部53の回転が規制筒8によって規制されているため、押下ヘッド7の緩み方向の回転に伴いヘッド本体部分と上側ピルファープルーフ部53とが相対回転することで、弱化部69が破断される。すなわち、押下ヘッド7の緩み方向への回転操作だけで、弱化部69を破断して、押下ヘッド7と規制筒8との螺着を解除することができるので、開封時における優れた操作性を具備させることができる。
しかも、弱化部69を破断することで、上側ピルファープルーフ部53が支持リング65から落下することとなり、吐出容器10の外観を当初(未開封時)と比べて変化させることが可能になる。このため、吐出容器10が開封されたか否か(押下ヘッド7と規制筒8との螺着が解除されたことがあるか否か)を視認により容易に判別することができる。この場合、例えば図4の鎖線で示すように、吐出容器10の開封後、押下ヘッド7が再び下降端位置P1に戻された場合であっても、上側ピルファープルーフ部53の位置によって吐出容器10が開封されたか否かを判断できる。
本実施形態では、下側ヘッド筒50の中間筒67が上側ヘッド筒60(外側筒81)を径方向の内側から支持しているため、上側ヘッド筒60を下側ヘッド筒50によって安定して支持できる。これにより、連結部52を上側ヘッド筒60によって安定して押し下げることができ、上側ピルファープルーフ部53の係合部71と位置決め凹部48との係合状態を確保できる。
また、中間筒67の規制突起68と、外側筒81の規制凹部86と、によって下側ヘッド筒50に対する上側ヘッド筒60の回転を規制することで、下側ヘッド筒50と上側ヘッド筒60との組付状態をより安定させることができる。
本実施形態では、連結部52における中間筒67よりも径方向に内側に位置する部分に、容器軸O方向に変形可能な変形部66が形成されているため、連結部52を上側ヘッド筒60によって安定して押し下げることができる。これにより、上側ピルファープルーフ部53の係合部71と位置決め凹部48との係合状態を確保できる。
また、螺着筒51、連結部52及び上側ピルファープルーフ部53が一体に形成されているため、部品点数の削減や構成の簡素化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、上側ピルファープルーフ部53が環状に形成された場合について説明したが、この構成のみに限らず、例えば弧状(C字状)に形成しても構わない。この場合、上側ピルファープルーフ部53の周方向の両端部同士を、ブリッジ部や弱化部等で破断可能に連結しても構わない。
また、下側ヘッド筒50と上側ヘッド筒60とで色を異ならせても構わない。この場合には、吐出容器10の未開封時と開封時との外観を視認により確実に判別することができる。
上述した実施形態では、係合部71が規制筒8に係合する構成について説明したが、この構成のみに限らず、容器本体2や装着キャップ3に係合する構成でも構わない。
上述した実施形態では、規制筒8が一体に形成された構成について説明したが、この構成のみに限らず、例えば螺着筒51や連結部52、上側ピルファープルーフ部53はそれぞれ別体で形成しても構わない。
このように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…吐出ポンプ
2…容器本体
2a…口部
3…装着キャップ
4…ステム
5…ポンプ
6…吐出孔
7…押下ヘッド
8…規制筒
10…吐出容器
50…下側ヘッド筒
51…螺着筒
52…連結部
53…上側ピルファープルーフ部(ピルファープルーフ部)
60…上側ヘッド筒
62…位置決めスリット(規制部)
66…変形部
67…中間筒
68…規制突起(第1規制部)
69…弱化部
71…係合部
86…規制凹部(第1規制部)
88…規制リブ(規制部)

Claims (3)

  1. 内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着される装着キャップと、
    前記装着キャップの内側に、上方付勢状態で下方移動可能に支持されたステムを有するポンプと、
    前記ステムの上端部に装着され、内容物の吐出孔が形成された有頂筒状の押下ヘッドと、
    下降端位置に位置する前記押下ヘッドが装着され、前記押下ヘッド及び前記ステムの上方移動を規制する規制筒と、を備える吐出容器であって、
    前記押下ヘッドは、
    前記規制筒に装着された下側ヘッド筒と、
    前記吐出孔が形成されるとともに、内側に前記下側ヘッド筒が配設された上側ヘッド筒と、を備え、
    前記下側ヘッド筒及び前記上側ヘッド筒には、前記下側ヘッド筒及び前記上側ヘッド筒の、前記ステムの中心軸回りに沿う周方向の相対的な回転移動を規制する規制部が各別に形成され、
    前記下側ヘッド筒は、
    前記規制筒に螺着された螺着筒と、
    前記螺着筒における径方向の外側に配設されたピルファープルーフ部と、
    前記螺着筒と前記ピルファープルーフ部との間に前記中心軸に沿って上下動可能に配設されるとともに、前記上側ヘッド筒の下端部に押し下げられた連結部と、を備え、
    前記ピルファープルーフ部は、破断可能な弱化部を介して前記連結部に連結され、
    前記ピルファープルーフ部には、前記容器本体、前記装着キャップ及び前記規制筒のうち何れか1つに係合することで、前記周方向の回転移動が規制された係合部が形成されていることを特徴とする吐出容器。
  2. 前記連結部には、上方に向けて延びるとともに、前記上側ヘッド筒を前記径方向の内側から支持する中間筒が形成され、
    前記連結部において、前記中間筒よりも前記径方向の外側に位置する部分が、前記上側ヘッド筒の下端部に押し下げられ、
    前記規制部は、前記中間筒の外周面、及び前記上側ヘッド筒の内周面に形成された第1規制部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の吐出容器。
  3. 前記連結部において、前記中間筒よりも前記径方向の内側に位置する部分には、上下方向に変形可能な変形部が形成され、
    前記螺着筒、前記連結部及び前記ピルファープルーフ部は、一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の吐出容器。
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