JP2018051729A - 抜き型 - Google Patents

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敏彦 本木
Toshihiko Motoki
敏彦 本木
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Abstract

【課題】構造が簡素であり、製作時間の短縮化を図ることができ、打ち抜き加工精度が高く、刃物部材が容易に着脱可能であって、耐久性にも優れた抜き型を提供する。
【解決手段】抜き型100は、長方形平板状のベース部材10と、ベース部材10の表面10a上に複数の雄ネジ40によって突出状に取り付けられた長方形平板状の中子30と、中子30の4つの外周面にそれぞれ複数の雄ネジ50によって固定された4枚の超硬合金製の刃物材60,70と、を備えている。帯板状をした刃物材60,70は、ベース部材10の表面10aから離れる方向に刃先60a,70aを向けた状態で、且つ、刃物材60,70の刃先60a,70aと180度反対側に位置する下面部60b,70bをベース部材10の表面10aに接触させた状態で、中子30の外周面に配置されている。ベース部材10と中子30とは位置決めピン31で位置決めされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙、フィルム、シートなどを所定形状に打ち抜き加工する際に使用される抜き型に関する。
紙、フィルム、シートなどの材料に抜き型を押し当てることによって材料を任意の形状に打ち抜く加工技術においては、材料の種類や加工形態に応じて様々な抜き型が使用されているが、従来の抜き型としては、トムソン刃型、彫刻刃型、腐食刃型などが代表的である。
トムソン刃型とは、ベースとなるベニヤ板や樹脂板(ダイボード)にレーザで溝加工を施し、その溝と同じ形状に曲げた鋼の刃物を埋め込んだ刃型である。後述する彫刻刃型や腐食刃型と比較すると、納期が短く(製作時間が短く)、低コストであるため、加工精度を必要としない、緊急の試作などに使用されている。
彫刻刃型とは、NC切削などにより金属の塊を刃と土台の部分に削り分けた刃型であり、トムソン刃型や腐食刃型と比較すると、ハーフカット精度が高く、堅牢で寿命も長いのであるが、イニシャルコストが高いというデメリットがある。
腐食刃型とは、化学的処理に基づく製造技法によって製作された刃型であり、エッチング刃型と呼ばれることもある。腐食刃型の場合、複雑な形状の刃型も製作可能であるが、彫刻刃型よりも寿命は短い傾向がある。
一方、本発明に関連する従来の抜き型として、例えば、特許文献1に記載された「抜き型」がある。この「抜き型」は、薄状体を打抜く打ち抜き刃であり、角部を除く外周が垂直面からなる四角形状の内側部材と、内側部材を内部に受容する部材であって、角部を除く内周が垂直面からなる外側部材と、内側部材と外側部材とを、少なくとも各角部でそれぞれ連結する角部材と、を備えている。
また、前記「抜き型」においては、各角部材に、コーナ刃が形成され、内側部材の角部を除く外周と、外側部材の角部を除く内周との間に、サイド刃が挟持され、内側部材と外側部材の少なくとも一方が金属から構成されている。
このような構成を有する前記「抜き型」は、帯状刃の取り付け作業、帯状刃の交換、帯状刃の打抜き輪郭の設計変更が容易であり、帯状刃の取り付け精度が高く、帯状刃の経時的な精度低下が生じ難いなどの長所を有している。
特開2012−56038号公報
特許文献1に記載された「抜き型」は、前述したような長所を有しているが、構造が複雑であるため、製作に長時間を要する。また、帯状刃の寿命が短く、耐久性に乏しい面がある。さらに、帯状刃の着脱作業にも多くの労力と時間を要する。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、構造が簡素であり、製作時間の短縮化を図ることができ、打ち抜き加工精度が高く、刃物部材が容易に着脱可能であって、耐久性にも優れた抜き型を提供することにある。
本発明の抜き型は、
ベース部材の表面に突出状に取り付けられた中子と、
前記ベース部材の表面から離れる方向に刃先を向けた状態で、前記中子の外周面に着脱可能に固定された刃物材と、を備えたことを特徴とする。
ここで、前記抜き型においては、前記刃物材はネジ機構を介して前記中子の外周面に固定することができる。
また、前記抜き型においては、前記中子に対する前記刃物材の固定位置が変更可能であることが望ましい。
また、前記抜き型においては、前記ベース部材に対して前記中子が着脱可能であることが望ましい。この場合、前記ベース部材と前記中子との間に位置決め機構を設けることができる。
さらに、前記抜き型においては、前記中子がネジ機構を介して前記ベース部材に取り付けられた構成とすることが望ましい。
一方、前記抜き型においては、前記刃物材の少なくとも一部の材質が超硬合金であることが望ましい。
また、前記抜き型においては、前記刃物材の刃先と反対部分の少なくとも一部が前記ベース部材に接触した状態にあることが望ましい。
本発明により、構造が簡素であり、製作時間の短縮化を図ることができ、打ち抜き加工精度が高く、刃物部材が容易に着脱可能であって、耐久性にも優れた抜き型を提供することができる。
本発明の実施形態である抜き型を示す斜視図である。 図1中の中子及び刃物材付近を示す一部省略拡大斜視図である。 図1中の矢線A方向から見た図である。 図2中の矢線Bで示す部分の一部切欠拡大図である。 図2中のC−C線における断面図である。
以下、図1〜図5に基づいて、本発明の実施の形態である抜き型100について説明する。図1〜図3に示すように、本実施形態の抜き型100は、長方形平板状のベース部材10と、ベース部材10の表面10aの上に突出状に取り付けられた長方形平板状の中子30と、中子30の4つの外周面にそれぞれ複数の雄ネジ50によって固定された4枚の超硬合金製の刃物材60,70と、を備えている。即ち、雄ネジ50と、雄ネジ50を螺着するため中子30の外周面に穿孔された雌ネジ孔(図示せず)と、により、刃物材60,70を中子30の外周面に固定するためのネジ機構が形成されている。ベース部材10と中子30とは位置決めピン31によって位置決めされている。
ベース部材10及び中子30はそれぞれ板材(例えば、鋼板)で形成され、図5に示すように、中子30の厚み30tはベース部材10の厚み10tより大である。中子30の表面30aの面積は、ベース部材10の表面10aの面積の約1/5程度である。中子30は、複数の雄ネジ40によってベース部材10の表面10aの上に固定されている。ベース部材10の四隅寄りの部分及び長辺の中央寄りの部分にはそれぞれ取付孔11が開設されている。
取付孔11のベース部材10の表面10a側の内径は、ベース部材10の裏面10b側の内径より大であり、貫通孔11のベース部材10の厚み10t方向の途中部分に段差状の縮径部11aが形成されている。なお、ベース部材10及び中子30の形状、大きさ(表面の面積)、厚み並びに貫通孔11の個数、形状などは前述したものに限定されない。
図2,図3に示すように、抜き型100において、刃物材60,60はそれぞれ中子30の短辺側の外周面に取り付けられ、刃物材70,70はそれぞれ中子30の長辺側の外周面に取り付けられている。帯板状をした刃物材60,70は、ベース部材10の表面10aから離れる方向に刃先60a,70aを向けた状態で、且つ、刃物材60,70の刃先60a,70aと180度反対側に位置する下面部60b,70bをベース部材10の表面10aに接触させた状態で、中子30の外周面に配置されている。
刃物材60,70の外側にはそれぞれ、刃物材60,70より幅の狭い帯板状の補強部材61,71が密着状に配置され、補強部材61,71及び刃物材60,70に開設されたネジ孔(図示せず)を貫通し、中子30の外周面の雌ネジ孔(図示せず)に螺着された複数の雄ネジ50によって補強部材61,71及び刃物材60,70が中子30の外周面に固定されている。
補強部材61,71の上面部61a,71aは刃物材60,70の刃先60a,70aより低い位置(ベース部材10の表面10a寄りの位置)に配置され、補強部材61,71の下面部61b,71bはベース部材10の表面10aに接触している。補強部材61,71の補強部材61,71と複数の雄ネジ50との間にはそれぞれ座金51が介在されている。
図3に示すように、長方形平板状の中子30の四隅部分においては、刃物材60及び補強部材61の一方の端面部60d,61d(若しくは刃物材70及び補強部材71の一方の端面部70d,71d)を刃物材70の内側面70eの端部寄りの部分(若しくは刃物材60の内側面60eの端部寄りの部分)で覆うように接触した状態で配置されている。
なお、刃物材60,70の端部同士の接触形態は限定しないので、刃物材60の端部及び刃物材70の端部をそれぞれ楔形状とし、楔面同士を互いに突き合わせた形態とすることもできる。また、刃物材60,70はいずれも片刃タイプであるが、これに限定するものではなく、両刃タイプの刃物材を使用することもできる。
図4に示すように、中子30の長辺側の外周面に取り付けられた刃物材70及び補強部材71にそれぞれ開設されたネジ孔70c,71cは刃物材70及び補強部材71の長手方向(中子30の長辺方向)を長径とする長孔である。このため、中子30の長辺側の外周面に対する刃物材70及び補強部材71の固定位置は中子30の長辺方向に沿って調整可能である。
なお、図示していないが、中子30の短辺側の外周面に取り付けられた刃物材60及び補強部材61にそれぞれ開設されたネジ孔を、刃物材60及び補強部材61の長手方向(中子30の短辺方向)を長径とする長孔とすれば、中子30の短辺側の外周面に対する刃物材60及び補強部材61の固定位置を中子30の短辺方向に沿って調整可能となる。
図1に示すように、抜き型100は、ベース部材10の表面10aに突出状に取り付けられた中子30と、ベース部材10の表面10aから離れる方向に刃先60a,70aを向けた状態で、中子30の外周面に複数の雄ネジ50を介して固定された刃物材60,70と、を備えたものであるため、構造が簡素であり、抜き型100の製作時間の短縮化を図ることができる。
超硬合金で形成された帯板状の刃物材60,70は、それぞれの下面部60b,70bをベース部材10の表面10aに接触させた状態で、中子30の外周面に雄ネジ50を介して固定されているため、打ち抜き加工精度が高く、耐久性にも優れている。
刃物材60,70は雄ネジ50を介して中子30の外周面に取り付けられているため、雄ネジ50を緩めて中子30から離脱させれば、刃物材60,70は容易に着脱可能であり、交換作業も簡単である。また、複数の刃物材60,70のうち、傷んだ刃物材のみを交換することもできる。
また、抜き型100においては、ベース部材10に対して中子30が複数の雄ネジ40によって取り付けられているため、雄ネジ40を緩めてベース部材10から離脱させれば、容易に着脱可能となる。このため、ベース部材10から他のベース部材への取り替えも容易であり、汎用性に優れている。
なお、図1〜図5に基づいて説明した抜き型100は本発明の一例を示すものであり、本発明の抜き型は前述した抜き型100に限定されない。
本発明に係る抜き型は、紙、フィルム、シートなどを所定形状に打ち抜き加工する加工器具として、各種製造業の分野において広く利用することができる。
10 ベース部材
10a,30a 表面
10t,30t 厚み
11 取付孔
11a 縮径部
30 中子
31 位置決めピン
40,50 雄ネジ
51 座金
60,70 刃物材
60a,70a 刃先
60b,61b,70b,71b 下面部
60d,61d,70d,71d 端面
60e,70e 内側面
61,71 補強部材
61a,71a 上面部
70c,71c ネジ孔

Claims (7)

  1. ベース部材の表面に突出状に取り付けられた中子と、
    前記ベース部材の表面から離れる方向に刃先を向けた状態で、前記中子の外周面に着脱可能に固定された刃物材と、を備えた抜き型。
  2. 前記刃物材がネジ機構を介して前記中子の外周面に固定された請求項1記載の抜き型。
  3. 前記中子に対する前記刃物材の固定位置が変更可能である請求項1または2記載の抜き型。
  4. 前記ベース部材に対して前記中子が着脱可能である請求項1〜3の何れかの項に記載の抜き型。
  5. 前記中子がネジ機構を介して前記ベース部材に取り付けられた請求項1〜4の何れかの項に記載の抜き型。
  6. 前記刃物材の少なくとも一部の材質が超硬合金である請求項1〜5の何れかの項に記載の抜き型。
  7. 前記刃物材の刃先と反対部分の少なくとも一部が前記ベース部材に接触した状態にある請求項1〜6の何れかの項に記載の抜き型。
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