JP2018051666A - リング装着装置 - Google Patents

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Shunsuke Yamaguchi
隼輔 山口
周太郎 伊藤
Shutaro Ito
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【課題】二つ以上の外周溝が並設された軸部へリングを効率的に装着できるリング装着装置を提供する。【解決手段】本発明は、軸方向の奥側にある第一外周溝(w11)と手前側にある第二外周溝(w12)が並設されている軸部(w1)を有するワーク(w)へ、軸部の端側から開環状のリング(r1、r2)を嵌挿させて、第一外周溝へリングを嵌装するリング装着装置(S)であって、軸部の端側からリングを嵌挿できる状態にワークを保持する保持治具(1)と、軸部の外周面側に配置され、リングの開口部が嵌入されると共に第二外周溝を超えて第一外周溝の手前まで軸方向へ延在するブレード部(21)を有する誘導治具(2)と、リングの開口部(r11)をブレード部へ嵌入させた状態でリングを軸方向の端側から奥側へ押し込んでリングを第一外周溝へ嵌装させる押込治具(3)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、二つ以上の外周溝が並設された軸部へリングを効率的に装着できるリング装着装置に関する。
シャフトまたは他部材の軸部(両者を併せて、単に「軸部」という。)に形成された外周溝へ、一部が切断された開環状のリングを装着することがある。このようなリングは、用途や形態等が様々であるが、その一例として、軸用同心止め輪やC形止め輪等がある。このような止め輪は、予め開口部を少し開いて拡径した状態で、軸の端部から挿入して外周溝に装着される。このような止め輪を連続的に効率よく装着できる止め輪装着治具が、例えば、下記の特許文献で提案されている。
特許第3613781号公報
もっとも、特許文献1にもあるように、軸に設けられた外周溝が一つであれば、その軸の端部から止め輪を押し込むことにより、その外周溝へ止め輪を容易に装着できる。
しかし、二つ以上の外周溝が並設されている軸部へ、開環状のリングを軸部の端部から装着する場合、従来のような装着治具では、軸部の手前側(開放端部側)にある外周溝にリングが最初に装着(係止)されてしまい、その奥側(端部からリングを押し込む方向の先側)にある外周溝にリングを装着することができない。
本発明はこのような事情に鑑みて為されたものであり、軸部に二つ以上の外周溝が並設されている場合でも、その奥側にある外周溝へ開環状のリングを軸部の端部から確実に装着できるリング装着装置を提供することを目的とする。
本発明者はこの課題を解決すべく鋭意研究した結果、リングの開口部が嵌入されるブレード部を軸部に沿って延在させ、このブレード部で手前側にある外周溝を閉塞することを思いついた。この成果を発展させることにより、以降に述べる本発明を完成するに至った。
《リング装着装置》
(1)本発明のリング装着装置は、軸方向の奥側にある第一外周溝と該軸方向の手前側にある第二外周溝が並設されている軸部を有するワークへ、該軸部の端側から開環状のリングを嵌挿させて少なくとも該第一外周溝へ該リングを嵌装するリング装着装置であって、保持された前記ワークの軸部の外周面側に配置され、前記リングの開口部が嵌入されると共に前記第二外周溝を超えて前記第一外周溝の手前まで軸方向へ延在するブレード部を有する誘導治具と、該リングの開口部を該ブレード部へ嵌入させた状態で該リングを軸方向の端側から奥側へ押し込んで該リングを該第一外周溝へ嵌装させる押込治具とを備える。
(2)本発明のリング装着装置(単に「装着装置」ともいう。)によれば、次のようにして、ワークの軸部の奥側にある外周溝へも、その軸部の端部から開環状のリングを的確に装着できる。
先ず、保持させたワークの軸部の外周面側に沿ってブレード部を配置する。このブレード部の先端側へリングの開口部を嵌入させ、この状態のリングを押込治具で軸方向の奥側へ押し込む。このとき、ブレード部の奥側端部は、手前側にある第二外周溝を超えて奥側にある第一外周溝の手前まで延在しており、実質的に第二外周溝を閉塞した状態となっている。従って押込治具により押し込まれたリングは、手前側にある第二外周溝に引っ掛かったり、誤って嵌装されることなく、奥側にある第一外周溝まで誘導されて、その第一外周溝に確実に装着される。
なお、ブレード部の奥側端面は、リングが第一外周溝へ嵌装される位置まで延在していればよく、第一外周溝の手前側面と厳密に一致していなくても、その近傍付近にあれば足る。
(3)本発明に係る誘導治具は、ブレード部が、リングの開口部が嵌入される手前側がリングが押し込まれる奥側よりも薄い尖塔状であると好適である。これにより、リングの開口部をブレード部の手前側(開放端部側/先端部)へ嵌入させ易いと共に、押し込まれたリングはブレード部の奥側で開口部が拡幅されて、第一外周溝へ嵌装され易い。
(4)本発明の装着装置は、さらに、ワークの軸部の端側に軸部と同軸状に配置され、リングを外挿し得る柱状または筒状をしており、リングをワークの端部まで誘導する案内治具を備えると好適である。そして押込治具は、ブレード部を避けた状態で、案内治具およびワークの軸部を内挿して軸方向に移動し得る略筒状をしていると好適である。
案内治具によりリングをワークの端部までスムーズに誘導できる。この際、ブレード部の先端側(手前側)は、案内治具の手前側端部付近まで延在していると好ましい。そして上記のような押込治具を用いることにより、リングを軸部の奥側(第一外周溝)までスムーズに押し込むことができる。
また、本発明の装着装置は、さらに、軸部の端側からリングを嵌挿できる状態にワークを保持する保持治具を備えると好適である。これによりワークの形態に対応しつつ、ワークを安定的に保持した状態で、リングを軸部へ嵌装できる。
《その他》
(1)本明細書でいうリングは、種々あり得る。例えば、シールリング、スプリットリング、各種の止め輪(軸用同心止め輪、C形止め輪等)である。このようなリングは、一部に開口部を有する開環状であって、軸部の端部側から軸方向に嵌装されるものである。この点で、軸方向に直交する方向から嵌装されるE形止め輪等とは異なる。
(2)本明細書でいうワークは、外周溝を有するシャフト自体でも良いし、外周溝を有する軸部を備えたカラー等でもよい。
本発明のリング装着装置の一実施形態を示す斜視図である。 誘導治具の一実施形態を示す斜視図である。 ワークとリングの一例を示す斜視図である。
本発明の一実施形態であるリング装着装置S(単に「装着装置S」という。)の全体斜視図を図1に示した。装着装置Sは、保持治具1と、誘導治具2と、押込治具3と、案内治具4を備える。装着装置Sは、図3に示すように、ワークwの軸部w1の外周側面に形成された第一外周溝w11と第二外周溝w12に、開口部r11を有する開環状の第一リングr1と開口部r21を有する開環状の第二リングr2を嵌装する装置である。
ちなみに、図3に示したワークwは、内燃機関用の過給器のシャフト(図略)が嵌挿される貫通穴w2と、過給器内にカラーを保持するリテーナに当接する鍔w3とを有するカラーである。そのリテーナは過給器内にカラーを保持する。また、第一リングr1および第二リングr2は過給器内のタービン側(エンジン排気側)からコンプレッサ側(エンジン吸気側)へのオイルの侵入を防ぐシール機能を持つシールリングである。
保持治具1は、ワークwの収容部11を有する略有底円筒状をしており、その底面中央に低い円柱状の突起(図略)を有する。この突起にワークwの奥側(鍔w3側)の貫通穴w2が嵌入される。これにより、ワークwは収容部11の中央位置に安定して保持される。
保持治具1の外周側には、誘導治具2を所定位置に安定して保持するためのプレート12がボルト13により固定されている。
誘導治具2は、図2に示すように、ブレード部21と、プレート12に当接してブレード部21を所定位置に保持するベース部22とを有する。ブレード部21は、手前側(図中の上方側)にある薄い導入部211と、奥側(図中の下方側)にある厚い導出部212と、ワークwの軸端面w13の外周端部に掛止される切欠状の掛止部213とを有する。
押込治具3は、ワークwの軸部w1を内挿できる略円筒状をしている。押込治具3の外周側には、誘導治具2のブレード部21を回避する回避溝31が軸方向に延在して形成されている。
案内治具4は、押込治具3に内挿される略円柱状をしている。案内治具4の外周側には、ブレード部21の側端部を収容する縦溝41が軸方向に延在して形成されている。案内治具4の底面中央には、低い円柱状の突起(図略)が形成されており、この突起がワークwの手前側(軸端面w13側)の貫通穴w2に嵌入される。これにより案内治具4は、ワークwの軸端面w13に円環状の底面を当接させつつ、ワークwと同軸状に安定して保持される。なお、案内治具4は、奥側よりも細径な頭部42を手前側に有する。これにより第一リングr1は案内治具4にセットし易くなっている。
《操作》
図1に示すように、装着装置S、ワークwおよび第一リングr1を配置する。この状態で、押込治具3を上方(奥側)から下方(手前側)へ押し込む。これにより、案内治具4の頭部42にあった第一リングr1は、ブレード部21の導入部211に開口部r11を嵌入させた状態で、強制的に下方へ移動させられる。この際、開口部r11はブレード部21の肉厚変化に対応して拡幅し、第一リングr1は拡径した状態で、ブレード部21の下端(掛止部213の下端)まで到達する。
ここでブレード部21の下端面は、第一外周溝w11と第二外周溝w12の間にあるランド下面(第一外周溝w11の上端面)近傍に位置している。このため、押込治具3により押し込まれた第一リングr1は、第二外周溝w12を飛び越えて、第一外周溝w11へ誘導される。そして第一リングr1は、ブレード部21の下端面を超えると、開口部r11が縮幅して、第一外周溝w11に嵌装される。
第一リングr1を嵌装した後、誘導治具2を取り除いて、案内治具4の頭部42に第二リングr2をセットし、押込治具3を押し込むと、第二リングr2が第二外周溝w12へ嵌装される。なお、第二リングr2の第二外周溝w12への嵌装は、押込治具3や案内治具4を用いずに、別治具を用いて行ったり、さらには別工程で行ったりしてもよい。
S リング装着装置
w ワーク
w11 第一外周溝
w12 第二外周溝
r1 第一リング
r2 第二リング
1 保持治具
2 誘導治具
21 ブレード部
3 案内治具
4 押込治具

Claims (3)

  1. 軸方向の奥側にある第一外周溝と該軸方向の手前側にある第二外周溝が並設されている軸部を有するワークへ、該軸部の端側から開環状のリングを嵌挿させて少なくとも該第一外周溝へ該リングを嵌装するリング装着装置であって、
    保持された前記ワークの軸部の外周面側に配置され、前記リングの開口部が嵌入されると共に前記第二外周溝を超えて前記第一外周溝の手前まで軸方向へ延在するブレード部を有する誘導治具と、
    該リングの開口部を該ブレード部へ嵌入させた状態で該リングを軸方向の端側から奥側へ押し込んで該リングを該第一外周溝へ嵌装させる押込治具と、
    を備えるリング装着装置。
  2. 前記誘導治具のブレード部は、前記リングの開口部が嵌入される手前側が該リングが押し込まれる奥側よりも薄い尖塔状である請求項1に記載のリング装着装置。
  3. さらに、前記ワークの軸部の端側に該軸部と同軸状に配置され、前記リングを外挿し得る柱状または筒状をしており、該リングを前記ワークの端部まで誘導する案内治具を備え、
    前記押込治具は、前記ブレード部を避けた状態で、該案内治具および前記ワークの軸部を内挿して軸方向に移動し得る略筒状をしている請求項1または2に記載のリング装着装置。
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