JP2016049588A - チャック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】段取り替えを必要とせず、太さの異なるワークを把持することができるチャック装置を提供する。【解決手段】チャック装置は外筒体1とコレット10とを備えている。コレット10は4個の爪部12と4個の移動爪部20とを有している。各爪部12はコレット10の先端部の内側面に周方向に間隔を有して設けられている。各移動爪部20は、複数の爪部12に設けられ、これら爪部12の内側面よりも内側に突出している。また、各移動爪部20は把持位置とこの把持位置よりも奥側の待機位置との間をコレット10の軸方向に往復移動する。このチャック装置は、コレット10が外筒体1の開口部から挿入された状態で外筒体1の軸方向に進退することによって、爪部12と移動爪部20とが半径方向に往復移動する。【選択図】図2

Description

本発明はチャック装置に関するものである。
特許文献1は従来のチャック装置を開示している。このチャック装置は、チャック本体と、前端に爪部を取り付けた動作部材とを備えている。チャック本体は、接続部材を介して接続された後部プレートと前部プレート、及び後部プレートと前部プレートとの間の空間内に収納され、チャック本体の軸心に沿って進退する駆動部材を有している。前部プレートは3つの傾斜孔が設けられている。これら傾斜孔は、チャック本体の中心軸の同心円上に等間隔で設けられている。また、これら傾斜孔は後方から前方に向かって徐々に外側に向かって傾斜している。動作部材は、傾斜孔にぴったりと嵌められ、駆動部材に連結されている。このため、動作部材は、駆動部材がチャック本体の軸心に沿って進退すると、傾斜孔の延びる方向に往復移動する。爪部は内側面がワークの外面に当接して把持する。このチャック装置は、動作部材が傾斜孔内で進退することによって、爪部がチャック本体の半径方向に往復移動する。このため、このチャック装置は、爪部がワークを把持したり、把持を解除したりすることができる。
特開2012−218117号公報
しかし、特許文献1のチャック装置は、太さが異なるワークを把持する際、動作部材の前端に取り付けた爪部をワークの太さに合ったものに取り換えなければならない。このように、このチャック装置は太さが異なるワークを把持しようとする度に爪部を交換する等の段取り替えが必要となる。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、段取り替えを必要とせず、太さの異なるワークを把持することができるチャック装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明のチャック装置は外筒体とコレットとを備えている。コレットは複数の爪部と複数の移動爪部とを有している。各爪部はコレットの先端部の内側面に周方向に間隔を有して設けられている。各移動爪部は、複数の爪部に設けられ、これら爪部の内側面よりも内側に突出している。また、各移動爪部は把持位置とこの把持位置よりも奥側の待機位置との間をコレットの軸方向に往復移動する。このチャック装置は、コレットが外筒体の開口部から挿入された状態で外筒体の軸方向に進退することによって、爪部と移動爪部とが半径方向に往復移動する。
このチャック装置は、移動爪部が把持位置に位置した状態で、移動爪部が半径方向の内側へ移動すると、移動爪部より内側の挿入空間に挿入したワークの外側面に移動爪部の内側面が当接してワークを把持する。また、このチャック装置は、移動爪部が移動位置に位置した状態で、爪部が半径方向の内側へ移動すると、コレットの内側の挿入空間に挿入したワークの外側面に爪部の内側面が当接してワークを把持する。
このように、このチャック装置は、各移動爪部の内側面より内側の挿入空間よりも細いワークに対して、把持位置に位置した複数の移動爪部によって把持することができる。また、このチャック装置は、各移動爪部の内側面より内側の挿入空間よりも太いワークに対して、移動爪部を把持位置から待機位置に移動させ、複数の爪部によって把持することができる。
したがって、本発明のチャック装置は、段取り替えを必要とせず、太さの異なるワークを把持することができる。
本発明のチャック装置において、移動爪部は外側面に軸方向に延びて奥側が閉鎖した溝部を有し、爪部は溝部に先端部が挿入されるストッパ部材を有し得る。この場合、このチェック装置は、移動爪部が待機位置から把持位置に移動した際、ストッパ部材の先端部が溝部の閉鎖した奥側端部に当接する。このため、このチャック装置は移動爪部が把持位置より前方へ飛び出すことを防止することができる。
本発明のチャック装置は、外筒体の中心軸上を軸方向に進退し、コレットの内側に挿入されたワークを押し出す押出部材を備え得る。移動爪部は、挿入空間に挿入されるワークに押されて把持位置から待機位置へ移動し、ワークを押し出す押出部材に押されて待機位置から把持位置へ移動し得る。この場合、このチャック装置は、ワークの移動及び押出部材の移動によって移動爪部を往復移動させるため、構造を簡略化することができる。
本発明のチャック装置において、爪部は、爪部本体と、爪部本体の後方に連続して設けられ、移動爪部を待機位置に案内するガイド部とを有し得る。この場合、このチャック装置は移動爪部が把持位置と待機位置との間をスムーズに往復移動することができる。
本発明のチャック装置において、コレットは爪部の内側面よりも内側に突出した突出幅の異なる複数組の移動爪部を有し得る。この場合、このチャック装置は、突出幅の異なる移動爪部ごとに把持することができるワークの太さが異なる。このため、このチャック装置は、爪部で把持することができるワークの太さと、それ以外に移動爪部で把持することができるワークの太さが複数種類になる。つまり、このチャック装置は太さが3種類以上異なるワークを把持することができる。
実施形態1のチャック装置のコレットを示す正面図である。 図1の矢視X−X断面図である。 図2の要部拡大分解図である。 実施形態1のチャック装置の移動爪部がワークを把持する状態を示す断面図である。 実施形態1のチャック装置の移動爪部がワークを把持する状態を示した図2に対応する断面図である。 実施形態1のチャック装置の爪部がワークを把持する状態を示す断面図である。 実施形態1のチャック装置の爪部がワークを把持する状態を示した図2に対応する断面図である。 2組の移動爪部が取り付けられた爪部を示す正面図である。
次に、本発明のチャック装置を具体化した実施形態1について、図面を参照しつつ説明する。
<実施形態1>
実施形態1のチャック装置は、図1及び図2に示すように、外筒体1、コレット10、駆動部材30、押出部材50、及び停止部材70を備えている。外筒体1は、図2に示すように、略円筒形状である。外筒体1は先端部の内周面1Aが先端から奥方向(図2において、右側の端部から左方向)に向けて徐々に縮径するように傾斜している。
コレット10は、図1及び図2に示すように、コレット本体11、爪部12、及び移動爪部20を有している。コレット本体11は略円筒状である。コレット本体11は側面部の略中央部に軸方向に延びる4個の楕円形状の側面孔11Aが周方向に等間隔に設けられている(図2参照)。また、コレット本体11は各側面孔11Aからコレット本体11の先端(図2において、右側に位置する端部)まで延びる4本のスリット11Bが周方向に等間隔に設けられている。これらスリット11Bは、コレット本体11の中心軸から放射方向に開口している。このように、コレット本体11は各側面孔11Aから前方が等分割された4個の分割側面部14によって形成されている。また、コレット本体11は、図2に示すように、先端部(分割側面部14の前側)の外周面14Aが先端に向けて徐々に拡径するように傾斜している。外筒体1の先端部の内周面1Aの軸方向の傾き角度と、コレット本体11の先端部の外周面14Aの軸方向の傾き角度は同じである。このため、コレット本体11は、先端部の傾斜した外周面14Aが外筒体1の先端部の傾斜した内周面1Aに当接するように、外筒体1の開口部2から外筒体1内に挿入されている。また、コレット本体11は、図2及び図3に示すように、先端部(分割側面部14の前側)の内周面が、先端側が径の大きい第1内周面14Bで形成され、その奥側が第1内周面14Bより径の小さい第2内周面14Cで形成されている。また、コレット本体11は後端部の内周面に雌ねじ部11Cが形成されている。
爪部12は、図1〜図3に示すように、コレット本体11の各分割側面部14の内側面14A,14Bに1個ずつ取り付けられている。各爪部12はコレット本体11の先端部(各分割側面部14の前側)を中心軸方向に延長した形状である。つまり、各爪部12は、コレット本体11の第1内周面14Bに連続して取り付けられた爪部本体15と、爪部本体15の後方に連続して設けられ、コレット本体11の第2内周面14Cに連続して取り付けられたガイド部16とを有している。爪部12は、爪部本体15を前後方向に貫通する貫通孔12Cを相通したボルトBによって、コレット本体11にねじ止めされている。
爪部本体15の外側面15Aは、コレット本体11の中心軸を中心にした円弧状の湾曲面であり、第1内周面14Bに隙間なく当接している。ガイド部16の外側面16Aは、コレット本体11の中心軸を中心にした円弧状の湾曲面であり、第2内周面14Cに隙間なく当接している。爪部本体15及びガイド部16の内側面(爪部12の内側面)12Aは、同一面で形成されており、コレット本体11の中心軸を中心にした円弧状の湾曲面である。爪部本体15の前端面(爪部12の前端面)はコレット本体11の前端面と同一面上に配置されている。ガイド部16の後端面(爪部12の後端面)はコレット本体11の第2内周面14Cの後端面と同一面上に配置されている。
爪部本体15及びガイド部16の左右側面(爪部12の左右側面)12Bは、コレット本体11の各分割側面部14のスリット11Bに連続しており、コレット本体11の中心軸から放射方向に拡がっている。つまり、4個の爪部12はそれぞれの間にコレット本体11の中心軸から放射方向に開口した隙間(コレット本体11のスリット11Bを中心軸方向に延長して形成した隙間)を有している。このように、コレット10は先端部の内側面に周方向に間隔を有して4個の爪部12が設けられている。
爪部12は内側面12Aの周方向の中央部に軸方向に延びた係止溝部17を有している。この係止溝部17は底面が爪部12の内側面12Aと平行に拡がる湾曲面で形成されている。つまり、係止溝部17の底面はコレット本体11の中心軸を中心にした円弧状の湾曲面である。この係止溝部17は対向する側面の開口部側(爪部12の内側面側)に内側に突出した係止部17Aを有している。爪部12は爪部本体15の外側面15Aから係止溝部17の周方向の中央部に貫通したねじ穴12Dを有している。また、爪部12はこのねじ穴12Dにねじ込まれたピンプランジャ18を有している。ピンプランジャ18は、図3に示すように、軸部材18Aと、軸部材18Aの先端部に嵌合したボール18Bと、軸部材18A内に収納され、ボール18Bを先端方向に付勢する図示しないばね部材とを有している。
移動爪部20は、外側面20A側が爪部12の係止溝部17内に挿入され、内側面20B側が爪部12の内側面12Aよりも内側に突出している。移動爪部20の内側面20Bはコレット本体11の中心軸を中心にした円弧状の湾曲面である。移動爪部20は、外側面20Aが係止溝部17の底面に摺動するように、係止溝部17の底面と同じ湾曲面で形成されている。この移動爪部20は外側面20A側の左右側面が左右方向に突出した凸部20Cになっている。この凸部20Cが爪部12の係止溝部17の係止部17Aに係止している。このため、移動爪部20は、係止溝部17からコレット10の中心軸側に外れることなく、前端部がコレット本体11の前端部と略同一面上になる把持位置から、前端部が爪部12の爪部本体15とガイド部16との境界部付近の内側に位置する待機位置まで往復移動することができる。
移動爪部20は、外側面20Aにコレット10の軸方向に前端面から軸方向の中央部近傍まで延びて奥側が閉鎖した溝部21を有している。この溝部21にピンプランジャ18の先端部のボール18Bが挿入されている。移動爪部20は、ピンプランジャ18のばね部材の弾性力がコレット10の中心軸方向に付勢されているため、外側面20A側の左右側面に設けられた凸部20Cが爪部12の係止溝部17の係止部17Aに押しつけられた状態になる。また、移動爪部20は、ピンプランジャ18の先端部のボール18Bが溝部21の閉鎖した奥側端部21Bに当接することによって、後述する把持位置より前方へ飛び出すことを防止することができる。
コレット本体11は、図2に示すように、後端から内側に駆動部材30が挿入されている。コレット本体11は後端部の内周面に形成された雌ねじ部11Cに駆動部材30の外周面に形成された雄ねじ部30Aがねじ込まれて駆動部材30に連結されている。駆動部材30は外筒内を軸方向に進退する。このため、駆動部材30の軸方向の進退に伴って、連結されたコレット本体11も軸方向に進退する。コレット本体11が軸方向に進退すると、コレット本体11の先端部の外周面14Aが外筒体1の先端部の内周面1Aに摺動し、爪部12及び移動爪部20がコレット本体11の半径方向に往復移動する。爪部12の内側面12Aよりも内側がワークを挿入する挿入空間である。
押出部材50は押出軸部51と押出頭部52とを有している。押出軸部51は、円柱状であり、駆動部材30及びコレット10の中心部を挿通している。押出軸部51は軸方向に進退する。押出頭部52は押出軸部51の前端に連結されている。このため、押出頭部52も軸方向に進退する。押出頭部52は、図2及び図3に示すように、前部52A、中間部52B、及び後部52Cを有している。押出頭部52の前部52Aは外形が略円柱形状である。押出頭部52の中間部52Bは、前部52Aの後方に連続しており、前部52Aよりも僅かに外径が大きい。押出頭部52の中間部52Bの前端面53が移動爪部20の後端面20Dの内周面側に当接する。押出頭部52の後部52Cは、中間部52Bの後方に連続しており、中間部52Bより外形が大きい。押出頭部52の後部52Cは外周面に3個の凹部54が周方向に等間隔に設けられている。この凹部54は、前側が立面54Aによって閉鎖されており、放射方向と後方に解放されている。このため、後述する停止部材70の先端部70Aが後方から凹部54内に挿入されている。
停止部材70は略円柱状である。この停止部材70は、外筒体1の中間部に後端部70Bが固定されており、外筒体1内で駆動部材30を挿通し、先端部70Aが凹部54内に挿入されている。この停止部材70は各凹部54に対応して外筒体1に取り付けられている。
押出頭部52は、前進位置で前部52Aがコレット10の挿入空間の移動爪部20より内側に位置し、前端部がコレット本体11及び爪部12の前端面よりもわずかに前に突出する。また、押出頭部52は、図5及び図7に示すように、後退位置で停止部材70の先端面71が押出頭部52の後部52Cに設けられた凹部54の立面54Aに当接し、前端部が爪部本体15とガイド部16との境界部付近まで後退する。
このような構成を有するチャック装置は、図2に示すように、ワークを把持する前は、押出部材50が前進位置に移動している。この際、押出頭部52の中間部52Bの前端面53が移動爪部20の後端面20Dの内周面側に当接している。つまり、移動爪部20は押出部材50に押されて把持位置に移動している。
このチャック装置が各移動爪部20の内側面より内側の挿入空間よりも細い円筒状のワークW1を把持する場合、図4及び図5に示すように、押出部材50の押出頭部52が後退位置まで後退し、ワークW1がコレット10の挿入空間に挿入されると、移動爪部20は把持位置に位置したままである。つまり、チャック装置は、移動爪部20を把持位置に位置させた状態で、駆動部材30を軸方向に後退させる。すると、コレット本体11も軸方向に後退し、移動爪部20が半径方向の内側へ移動する。そして、移動爪部20の内側面20BがワークW1の外側面に当接してワークW1を把持することができる。
また、このチャック装置が、各移動爪部20の内側面より内側の挿入空間よりも太い円筒状のワークW2を把持する場合、図6及び図7に示すように、押出部材50の押出頭部52が後退位置まで後退し、ワークW2がコレット10の挿入空間に挿入されると、その際にワークW2の先端面が移動爪部20の前端面20Eに当接して、移動爪部20を把持位置から待機位置へ押して移動させる。つまり、チャック装置は、移動爪部20を待機位置へ移動させた状態で、駆動部材30が軸方向に後退させる。すると、コレット本体11も軸方向に後退し、爪部12が半径方向の内側へ移動する。そして、爪部12の内側面12AがワークW2の外側面に当接してワークW2を把持することができる。
また、このチャック装置は、ワークW1,W2の把持を解除する際は、図2に示すように、駆動部材30が軸方向に前進すると、爪部12及び移動爪部20は半径方向の外側へ移動する。そして、移動爪部20の内側面20B又は爪部12の内側面12AがワークW1,W2の外側面から離れて把持を解除する。そして、押出部材50の押出頭部52が前進位置まで前進することによって、ワークW1,W2が挿入空間から押し出されるとともに、押出頭部52の中間部52Bの前端面53が移動爪部20の後端面20Dの内周面側に当接しておすため、移動爪部20が把持位置に移動する。この際、ピンプランジャ18の先端部のボール18Bが移動爪部20の外側面20Aの溝部21の閉鎖した奥側端部21Bに当接するため、移動爪部20が把持位置より前方へ飛び出すことを防止することができる。
このように、このチャック装置は、外筒体1とコレット10とを備えており、コレット10は4個の爪部12と4個の移動爪部20とを有している。各爪部12はコレット10の先端部の内側面に周方向に間隔を有して取り付けられている。各移動爪部20は、各爪部12に取り付けられ、これら爪部12の内側面よりも内側に突出している。また、各移動爪部20は把持位置とこの把持位置よりも奥側の待機位置との間をコレット10の軸方向に往復移動する。このチャック装置は、コレット10が外筒体1の開口部から挿入された状態で外筒体1の軸方向に進退することによって、爪部12と移動爪部20とが半径方向に往復移動する。
このチャック装置は、移動爪部20が把持位置に位置した状態で、移動爪部20が半径方向の内側へ移動すると、移動爪部20より内側の挿入空間に挿入したワークW1の外側面に移動爪部20の内側面20Bが当接してワークW1を把持する。また、このチャック装置は、移動爪部20が移動位置に移動した状態で、爪部12が半径方向の内側へ移動すると、コレット10の内側の挿入空間に挿入したワークW2の外側面に爪部12の内側面12Aが当接してワークW2を把持する。
このように、このチャック装置は、各移動爪部20の内側面20Bより内側の挿入空間よりも細いワークW1に対して、把持位置に位置した複数の移動爪部20によって把持することができる。また、このチャック装置は、各移動爪部20の内側面20Bより内側の挿入空間よりも太いワークW2に対して、移動爪部20を把持位置から待機位置に移動させ、複数の爪部12によって把持することができる。
したがって、実施形態1のチャック装置は、段取り替えを必要とせず、太さの異なるワークを把持することができる。
また、このチャック装置において、移動爪部20は外側面20Aに軸方向に延びて奥側が閉鎖した溝部21を有し、爪部12は溝部21に先端部のボール18Bが挿入されるピンプランジャ18を有している。この場合、このチェック装置は、移動爪部20が待機位置から把持位置に移動した際、ピンプランジャ18の先端部のボール18が溝部21の閉鎖した奥側端部21Bに当接する。このため、このチャック装置は移動爪部20が把持位置より前方へ飛び出すことを防止することができる。
また、このチャック装置は、外筒体1の中心軸上を軸方向に進退し、コレット10の内側に挿入されたワークW1,W2を押し出す押出部材50を備えている。移動爪部20は、挿入空間に挿入されるワークW2に押されて把持位置から待機位置へ移動し、ワークW2を押し出す押出部材50に押されて待機位置から把持位置へ移動する。このため、このチャック装置は、ワークW2の移動及び押出部材50の移動によって移動爪部20を往復移動させるため、構造を簡略化することができる。
また、このチャック装置において、爪部12は爪部本体15と移動爪部20を待機位置に案内するガイド部16とを有している。このため、このチャック装置は移動爪部20が把持位置と待機位置との間をスムーズに往復移動することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態1に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1では、1個の爪部に対して1個の移動爪部を取り付けたが、図8に示すように、1個の爪部100に対して爪部100の内側面100Aよりも内側に突出した突出幅の異なる2組の移動爪部110,120を取り付けてもよい。この場合、このチャック装置は、突出幅の異なる移動爪部110,120ごとに把持することができるワークの太さが異なるため、爪部100で把持することができるワークの太さと、それ以外に移動爪部110,120で把持することができるワークの太さが2種類になる。また、各移動爪部110,120は、ピンプランジャ18によって、把持位置より前方へ飛び出すことを防止している。つまり、このチャック装置は太さが3種類のワークを把持することができる。このように、1個の爪部に対して、爪部の内側面よりも内側に突出した突出幅の異なる複数組の移動爪部を取り付ければ、把持することができるワークの太さが3種類以上にすることができる。
(2)実施形態1では、爪部に対して移動爪部を取り付けたが、さらに移動爪部に対してこの移動爪部の内側面よりも内側に突出する内側面を有する第2の移動爪部を取り付けてもよい。このようにすれば、把持することができるワークの太さが3種類にすることができる。さらに、内側に突出する突出幅が段階的に増えるように移動爪部を複数段階に取り付ければ、把持することができるワークの太さを3種類以上にすることができる。
(3)実施形態1では、円筒状のワークの外周面に当接するように爪部及び移動爪部の内側面を円弧状の湾曲面にしたが、把持するワークの外形上に応じて爪部及び移動爪部の内側面の形状を変更してもよい。
(4)実施形態1では、コレットが軸方向に後退すると爪部及び移動爪部が半径方向の内側に移動するチャック装置に適用したが、コレットが軸方向に前進すると爪部及び移動爪部が半径方向の内側に移動するようチャック装置に適用してもよい。
(5)実施形態1では、コレットの周方向に4個の爪部及び移動爪部を配置したが、爪部及び移動爪部は3個であっても、5個以上であってもよい。また、爪部と移動爪部が同じ数でなくてもよい。
(6)実施形態1では、コレット本体と別体に形成した爪部をコレット本体にねじ止めしていたが、コレット本体と爪部とを一体に形成してもよい。
1…外筒体、10…コレット、12…爪部、12A…(爪部の)内側面、15…爪部本体、16…ガイド部、18…ピンプランジャ(ストッパ部材)、20…移動爪部、20A…(移動爪部の)外側面、21…溝部、50…押出部材、W1,W2…ワーク、

Claims (5)

  1. 外筒体と、
    先端部の内側面に周方向に間隔を有して複数設けられ、内側の挿入空間に挿入したワークの外側面に内側面を当接させて把持する爪部、及び複数の前記爪部に設けられ、これら爪部の前記内側面よりも内側に突出しており、把持位置とこの把持位置よりも奥側の待機位置との間を軸方向に往復移動し、前記把持位置で前記挿入空間に挿入したワークの外側面に内側面を当接させて把持する移動爪部を有し、前記外筒体の開口部から挿入された状態で前記外筒体の軸方向に進退することによって、前記爪部及び前記移動爪部が半径方向に往復移動するコレットと、
    を備えていることを特徴とするチャック装置。
  2. 前記移動爪部は外側面に前記コレットの軸方向に延びて奥側が閉鎖した溝部を有しており、
    前記爪部は前記溝部に先端部が挿入されるストッパ部材を有していることを特徴とする請求項1記載のチャック装置。
  3. 前記外筒体の中心軸上を軸方向に進退し、前記挿入空間に挿入されたワークを押し出す押出部材を備えており、
    前記移動爪部は、前記挿入空間に挿入されるワークに押されて前記把持位置から前記待機位置へ移動し、ワークを押し出す前記押出部材に押されて前記待機位置から前記把持位置へ移動することを特徴とする請求項1又は2記載のチャック装置。
  4. 前記爪部は、爪部本体と、この爪部本体の後方に連続して設けられ、前記移動爪部を前記待機位置に案内するガイド部とを有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のチャック装置。
  5. 前記コレットは前記爪部の内側面よりも内側に突出した突出幅の異なる複数組の前記移動爪部を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のチャック装置。
JP2014175963A 2014-08-29 2014-08-29 チャック装置 Expired - Fee Related JP6518416B2 (ja)

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