JP2018051258A - 可動間仕切り収納家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内空間のいずれの箇所にも設置可能な可動間仕切り収納家具を提供する。【解決手段】内部に少なくとも1つの収納空間が形成された収納部本体10を備え、移動可能に構成されて室内空間の間仕切りとして用いられる可動間仕切り収納家具1において、収納部本体10の上端部に、照明器具31と該照明器具31が収納されたハウジング32とを有し、外部へ光を放出する照明ユニット30を設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、住宅等の建物の室内空間を仕切る間仕切りを収納家具で構成した間仕切り収納家具に関し、特に、移動可能に構成された可動間仕切り収納家具に係るものである。
従来、住宅等の建物の室内空間の間仕切りに、間仕切り壁ではなく収納家具を用いることがある。また、この種の間仕切り収納家具の中には、移動可能に構成された可動間仕切り収納家具がある(例えば、下記特許文献1を参照)。
下記特許文献1には、収納本体の底板に車輪が取り付けられ、この車輪を取り囲む台枠が昇降機構によって昇降するように構成された可動間仕切り収納家具が開示されている。該可動間仕切り収納家具では、昇降機構によって内側台枠を車輪の下端よりも上方の位置まで上昇させて車輪を床面に当接させると、可動間仕切り収納家具が移動可能な状態になる。この状態で、車輪を回転させて可動間仕切り収納家具を所望の設置位置に移動させた後、昇降機構によって内側台枠を車輪の下端よりも下方の位置まで下降させて車輪を床面から浮き上がらせることにより、可動間仕切り収納家具を移動不能な状態にする。このようにして、上記可動間仕切り収納家具は、移動可能に構成されているため、建物内の間取りを自由に変更することができる。
特開2015−208657号公報
しかしながら、上述のような可動間仕切りユニットでは、間仕切りとして利用するため、2000mm程度の高さに設計されている。そのため、上記可動間仕切りユニットは、天井に設置された照明器具(所謂、シーリングライト)に当接するおそれがあり、また、当接しなくてもシーリングライトから放出される光を遮ってしまうため、シーリングライトの真下には設置することができなかった。つまり、上記可動間仕切りユニットでは、自由に移動させることはできるものの、実際のところ、シーリングライトによる配置の制約があり、自由に間取りを変更することができなかった。
一方、間取りの変更を優先させる場合には、照明器具の設置位置を変更しなければならず、大がかりな工事が必要となり、容易に間取りの変更を行うことができなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、室内空間のいずれの箇所にも設置可能な可動間仕切り収納家具を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、可動間仕切り収納家具の上端部に照明ユニットを設け、照明機能を有する構成にした。
具体的には、第1の発明は、内部に少なくとも1つの収納空間が形成された収納部本体を備え、移動可能に構成されて室内空間の間仕切りとして用いられる可動間仕切り収納家具を前提としている。
そして、第1の発明に係る可動間仕切り収納家具は、上記収納部本体の上端部に設けられ、照明器具と該照明器具が収納されたハウジングとを有し、外部へ光を放出する照明ユニットを備えていることを特徴とする。
第1の発明によれば、収納部本体の上端部に、外部に光を放出する照明ユニットを設けることとしたため、シーリングライトの設置位置の真下の位置に可動間仕切り収納家具を設置しても、シーリングライトの代わりに照明ユニットから放出される光で室内空間を照らすことができる。従って、第1の発明によれば、室内空間のいずれの箇所にも設置可能な可動間仕切り収納家具を提供することができる。
また、第1の発明によれば、収納部本体の上端部に照明ユニットを設けることとした。そのため、可動間仕切り収納家具をシーリングライトの設置箇所以外の箇所に設置する場合には、照明ユニットを既存のシーリングライトと併用して室内空間の明るさを増大させることができる。また、既存のシーリングライトの代わりに照明ユニットを使用することが可能となるため、シーリングライトと照明ユニットを使い分けることにより、室内空間の使用状況に応じた照明が可能になる。
第2の発明は、第1の発明において、上記ハウジングの上面には、上記照明器具に接続された電源接続用の配線を外部へ取り出すための孔が形成されていることを特徴とする。
第2の発明によれば、収納部本体の上端部に設けられた照明ユニットのハウジングの上面に、電源接続用の配線を外部へ取り出すための孔を形成することとした。そのため、可動間仕切り収納家具をシーリングライトの設置位置付近に設置する場合には、電源接続用の配線を可動間仕切り収納家具の上方に取り出し、天井面に設置されている既存のシーリングライトの電源に接続することができる。このような構成によれば、電源接続用の配線が可動間仕切り収納家具と天井面との間の高い位置に配されるため、人の目に触れず、美観を向上させることができる。また、床面Fでの配線処理を行う必要がなくなるため、人が配線にひっかかる虞もなくなり、安全性を向上させることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、上記ハウジングの上面の少なくとも一部は、光が透過する部材によって形成されていることを特徴とする。
第3の発明では、収納部本体の上端部に設けられた照明ユニットのハウジングの上面の少なくとも一部が、光が透過する部材で形成されているため、照明ユニットの照明器具から放出される光は、少なくとも可動間仕切り収納家具の上方に放出される。このように照明ユニットが少なくとも上方に光を放出するように構成することにより、上方に放出された光が天井面で反射することによって室内空間を広く照らすことができる。つまり、可動間仕切り収納家具に、間接照明としての機能をもたすことができる。
第4の発明は、第1乃至第3のいずれか1つの発明において、上記ハウジングの側面の少なくとも一部は、光が透過する部材で形成されていることを特徴とする。
第4の発明によれば、収納部本体の上端部に設けられた照明ユニットのハウジングの側面の少なくとも一部が、光が透過する部材で形成されているため、照明ユニットの照明器具から放出される光は、少なくとも可動間仕切り収納家具の上端部の側方に放出される。このように照明ユニットが側方に光を放出するように構成することにより、側方に放出された光によって室内空間を広く照らすことができる。また、可動間仕切り収納家具が壁付近に設置された場合には、側方に放出された光が壁面で反射することによって間接照明としての機能をもたすこともできる。
第5の発明は、第3の発明において、上記照明ユニットは、上記ハウジングの上面が露出するように上記収納部本体の上端部に内蔵されていることを特徴とする。
第5の発明によれば、照明ユニットが、可動間仕切り収納家具の収納部本体の上端部に内蔵されているため、照明ユニットを外観上目立たせることなく設けることができる。照明ユニットを設けない可動間仕切り収納家具と外観上は変わらないため、照明ユニットを設けても室内空間に居る人に違和感を与えることがない。
第6の発明は、第5の発明において、上記収納部本体の上端外縁と天井面との間を閉塞するように設けられ、光の通過を遮断又は制限する調光パネルを備えていることを特徴とする。
ところで、可動間仕切り収納家具が設置される室内空間の間取りによっては、所定の方向に光を放出させたくない又は放出させる必要がない場合がある。
そこで、第6の発明では、収納部本体の上端外縁と天井面との間に、この間を閉塞するように光の通過を遮断又は制限する調光パネルを設けることとした。このような調光パネルを、光を放出させたくない又は放出させる必要のない方向に設置することにより、室内空間の場所毎に適した光を供給することができる。
本発明によれば、可動間仕切り収納家具の上端部を照明ユニットに構成したことにより、シーリングライトによる配置の制約のない室内空間のいずれの箇所にも設置可能な可動間仕切り収納家具を提供することができる。
図1は、実施形態1に係る可動間仕切り収納家具の斜視図である。 図2は、実施形態1に係る可動間仕切り収納家具の上段の扉を開けて照明ユニットが収納本体部に内蔵された様子を示す正面図である。 図3は、実施形態1に係る可動間仕切り収納家具の上端部を拡大して示す斜視図であり、上段の扉と照明ユニットの天板とを外した状態を示すものである。 図4は、実施形態1に係る可動間仕切り収納家具の上端部を拡大して示す斜視図であり、電源接続用の配線をシーリングライト用の電源に接続する様子を示すものである。 図5は、実施形態2に係る可動間仕切り収納家具の斜視図である。 図6は、実施形態3に係る可動間仕切り収納家具の斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態は、本質的に好ましい例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
《発明の実施形態1》
図1及び図2は、本発明の実施形態1に係る可動間仕切り収納家具1を示す。該可動間仕切り収納家具1は、例えば、住宅等の建物の室内空間に設置されて収納家具兼間仕切り壁として用いられるものである。
−構成−
図1に示すように、可動間仕切り収納家具1は、住宅等の室内空間に設置され、室内空間を2つの空間に仕切っている。具体的には、本実施形態1では、可動間仕切り収納家具1は、一方の側面が壁面Wに当接するように床面F上に設置され、室内空間をダイニング空間S1(図1において手前側の空間)とリビング空間S2と(図1において奥側の空間)とに仕切っている。可動間仕切り収納家具1は、床面Fから天井面Cまでの高さ(天井高さ)が2400mmの室内空間に設置することを想定し、可動間仕切り収納家具1の上端面と天井面Cとが200mm以上離れるように、全高が1800〜2200mmとなるように構成されている。本実施形態1では、可動間仕切り収納家具1の全高は、2000mmに設計されている。なお、この全高は、後述する可動機構20によって可動間仕切り収納家具1が移動可能な状態にあるときではなく、移動不能な状態にあるときの高さである。
図2に示すように、可動間仕切り収納家具1は、収納部本体10と可動機構20と2つの照明ユニット30とを備えている。可動機構20は、収納部本体10の下端部に内蔵されている。一方、照明ユニット30は、収納部本体の上端部に内蔵されている。
[収納部本体]
収納部本体10は、2つの側板11,12と、中仕切板13と、底板14とを備えている。2つの側板11,12は、同じ大きさの長方形状の板状体によって構成され、左右方向に対応するように互いに平行に設けられている。中仕切板13は、2つの側板11,12の奥行き方向の真ん中において、2つの側板11,12に垂直に、該側板11,12の間に架け渡すように設けられている。中仕切板13は、上下方向の長さが2つの側板11,12よりも短くなるように形成され、上端が2つの側板11,12の上端よりも低い位置に位置し、下端が2つの側板11,12の下端よりも高い位置に位置するように設けられている。底板14は、中仕切板12の下端に当接し、2つの側板11,12に垂直に、該側板11,12の間に架け渡すように設けられている。
このような構成により、収納部本体10の上端部には、第1収納空間10aが形成され、下端部には、第2収納空間10bが形成される。また、第1収納空間10aと第2収納空間10bとの間の収納空間は、中仕切板13によって、ダイニング空間S1側の第3収納空間10cと、リビング空間S2側の第4収納空間10dとに区切られている(図1を参照)。
第3収納空間10c及び第4収納空間10dは、複数の棚板15や吊り棚16によってさらに複数の区画に細分化されている。細分化された複数の区画のうち、いくつかの区画には、扉17が設けられ、開口を閉塞できるように構成されている。
第1収納空間10aは、第3収納空間10c及び第4収納空間10dの上端部の区画を閉塞する扉17によって、ダイニング空間S1側の側面とリビング空間S2側の側面の両面が閉塞可能に構成され、第1収納空間10aには、詳細について後述する照明ユニット30が収納されている。
第2収納空間10bは、ダイニング空間S1側の側面とリビング空間S2側の側面とが、閉塞板18によってそれぞれ閉塞され、第2収納空間10bには、詳細について後述する可動機構20が収納されている。
[可動機構]
図2に示すように、可動機構20は、車輪21と、車輪21を保持するホルダ22と、車輪21をホルダ22に対して上下方向に対して傾斜した方向に移動させる駆動部23とを有している。車輪21及びホルダ22は、長方形状の底板14の四隅に1つずつ設けられている。
詳細な図示は省略しているが、ホルダ22は、コ字状の金属板によって形成されて底板14に固定された外枠22aと、該外枠22aにスライド自在に係合し、車輪21が回動可能に固定された台座22bとを有している。各ホルダ22の台座22bは、外枠22aに対して、左右方向の中央方向に近づくほど下側に位置するように上下方向に対して傾斜した方向にスライドするように構成されている。
駆動部23は、回動軸23aと、回動軸23aを保持するホルダ23bと、4本のワイヤ23cとを有している。回動軸23aは、左右方向の中央部において奥行き方向に延びるように配置され、底板14に固定されたホルダ23bに回動自在に支持されている。4本のワイヤ23cは、一端がホルダ22の台座22bに固定され、他端が回動軸23aに固定されている。4本のワイヤ23cは、回動軸23aを所定の方向に回動させると、全てのワイヤ23cが回動軸23bに巻き取られ、回動軸23aを逆方向に回動させると、全てのワイヤ23cが回動軸23bから引き出されるように、それぞれ回動軸23aに固定されている。なお、回動軸23aは、工具を用いて力を加えない限り、回動しないように構成されている。
このような構成により、工具を用いて回動軸23aを所定の方向(図2では半時計回り)に回動させると、4本のワイヤ23cが回動軸23aに巻き取られ、4つのホルダ22の台座22bが外枠22aに対して左右方向の中央側且つ下方へスライドする。これにより、各台座22bに固定された車輪21が台座22bと共に斜め下方へ移動し、やがて床面Fに当接する。この状態から回動軸23aをさらに回動させて車輪21を台座22bと共に押し下げると、やがて車輪21が第2収納空間10bから下方(側板11,12及び閉塞板18の下端よりも下方)に突出し、収納部本体10を浮き上がらせる。これにより、可動間仕切り収納家具1は、4つの車輪21のみが床面Fに当接した状態となり、車輪21によって移動可能な状態となる。
一方、上述の可動間仕切り収納家具1が移動可能な状態から、工具を用いて回動軸23aを所定の方向と逆方向(図2では時計回り)に回動させると、4本のワイヤ23cが回動軸23aから引き出され、4つのホルダ22の台座22bが外枠22aに対して左右方向の外側且つ上方へスライドする。これにより、各台座22bに固定された車輪21が台座22bと共に斜め上方へ移動し、やがて第2収納空間10bから下方に突出していた車輪21が床面Fから離れて第2収納空間10bに収納されると共に、収納部本体10の下端(側板11,12及び閉塞板18の下端)が床面Fに当接する。これにより、可動間仕切り収納家具1は、4つの車輪21が床面Fに当接しない移動不能な状態となる。
なお、可動間仕切り収納家具1が移動不能な状態の際に、床面Fに当接する側板11,12及び閉塞板18の下端には、振動を緩衝するためのシート状のジェルが接着されている。
[照明ユニット]
図3及び図4に示すように、照明ユニット30は、照明器具31と、該照明器具31を収容するハウジング32と、電源に接続されて電源からの電力を照明器具31に供給する電源接続用の配線33とを備えている。
照明器具31は、本実施形態1では、電源から電力が供給されて発光するLEDモジュール等のLED光源と、該LED光源を保護するカバー部材とを有している。なお、本発明に係る照明器具31は、電力が供給されて発光するものであれば、いかなるものであってもよく、LED照明器具に限定されない。照明器具31には、電源接続用の配線33が接続されている。
ハウジング32は、直方体形状の筺状体によって構成されている。具体的には、ハウジング32は、上面が開口する筺状の本体部32aと、該本体部32aの上面を閉塞する蓋板部32bとを有している。本体部32aは、略正方形状の底板と4つの横長の長方形状の側板とを有して上面が開口する筺状体に構成されている。蓋板部32bは、光が透過する材料で略正方形状の板状体に構成されている。本実施形態1では、蓋板部32bは、乳白色のアクリルパネルによって構成されている。ハウジング32の上面の一部を構成する本体部32aの上面の角隅部(2枚の側板の接合部)には、ハウジング32の内部と外部とを連通する孔34が形成されている。孔34は、照明器具31に接続された電源接続用の配線33を挿通可能な直径に形成されている。孔34は、電源接続用の配線33を、ハウジング32の内部から外部へ取り出すために形成されている。
本実施形態1では、可動間仕切り収納家具1は、照明ユニット30を2つ備えている。2つの照明ユニット30は、収納本体部10の上端部に内蔵されている。具体的には、照明ユニット30は、収納本体部10の上端部に形成された第1収納空間10aに収納されている。つまり、収納家具30は、収納本体部10の上端部に内蔵されている。2つの照明ユニット30は、第1収納空間10aにおいて、左右方向に並ぶように配置されている。
また、本実施形態1では、図4に示すように、照明ユニット30の電源接続用の配線33は、天井面Cに設けられたシーリングライト用の電源40に接続される。なお、本実施形態1では、図2〜4において、右側の照明ユニット30の電源接続用の配線33の記載を省略している。
以上のような構成により、2つの照明ユニット30は、収納本体部10の上端部に内蔵され、上面を構成する蓋板部32bが光を透過させるアクリルパネルで構成されることにより、各照明ユニット30の照明器具31から放出される光は、少なくとも可動間仕切り収納家具1の上方に放出されることとなる。
−実施形態1の効果−
以上のように、本実施形態1の可動間仕切り収納家具1では、収納部本体10の上端部に、外部に光を放出する照明ユニット30を設けることとしたため、シーリングライトの設置位置の真下の位置に可動間仕切り収納家具1を設置しても、シーリングライトの代わりに照明ユニット30から放出される光で室内空間S1,S2を照らすことができる。従って、本可動間仕切り収納家具1によれば、室内空間S1,S2のいずれの箇所にも設置可能な可動間仕切り収納家具1を提供することができる。
また、本実施形態1の可動間仕切り収納家具1によれば、収納部本体10の上端部に照明ユニット30を設けることとした。そのため、可動間仕切り収納家具1をシーリングライトの設置箇所以外の箇所に設置する場合には、照明ユニット30を既存のシーリングライトと併用して室内空間S1,S2の明るさを増大させることができる。また、既存のシーリングライトの代わりに照明ユニット30を使用することが可能となるため、シーリングライトと照明ユニット30を使い分けることにより、室内空間S1,S2の使用状況に応じた照明が可能になる。
また、本実施形態1の可動間仕切り収納家具1によれば、収納部本体10の上端部に設けられた照明ユニット30のハウジング32の上面に、電源接続用の配線33を外部へ取り出すための孔34を形成することとした。そのため、可動間仕切り収納家具1をシーリングライトの設置位置付近に設置する場合には、電源接続用の配線33を可動間仕切り収納家具1の上方に取り出し、天井面Cに設置されている既存のシーリングライトの電源40に接続することができる。このような構成によれば、電源接続用の配線33が可動間仕切り収納家具1と天井面Cとの間の高い位置に配されるため、人の目に触れず、美観を向上させることができる。また、床面Fでの配線処理を行う必要がなくなるため、人が配線にひっかかる虞もなくなり、安全性を向上させることができる。
また、本実施形態1の可動間仕切り収納家具1では、収納部本体10の上端部に設けられた照明ユニット30のハウジング32の上面の少なくとも一部が、光が透過する部材(乳白色のアクリルパネル)で形成されているため、照明ユニット30の照明器具31から放出される光は、少なくとも可動間仕切り収納家具1の上方に放出される。このように照明ユニット30が少なくとも上方に光を放出するように構成することにより、上方に放出された光が天井面Cで反射することによって室内空間S1,S2を広く照らすことができる。つまり、可動間仕切り収納家具1に、間接照明としての機能をもたすことができる。
また、本実施形態1の可動間仕切り収納家具1によれば、照明ユニット30が、収納部本体10の上端部に内蔵されているため、照明ユニット30を外観上目立たせることなく設けることができる。照明ユニット30を設けない可動間仕切り収納家具1と外観上は変わらないため、照明ユニット30を設けても室内空間S,S2に居る人に違和感を与えることがない。
《発明の実施形態2》
図5に示すように、実施形態2は、実施形態1の可動間仕切り収納家具1において、照明ユニット30の構成を一部変更したものである。
実施形態1では、照明ユニット30が、収納本体部10の上端部に内蔵されていたが、実施形態2では、照明ユニット30は、収納本体部10の上部に設置されている。具体的には、収納本体部10の上端部は、天板によって閉塞され、該天板の上部に照明ユニット30が固定されている。
また、実施形態1では、ハウジング32の蓋板部32bのみが光が透過する部材(乳白色のアクリルパネル)で構成されていたが、実施形態2では、ハウジング32の本体部32aの4つの側板も、蓋板部32bと同様に、光が透過する部材(乳白色のアクリルパネル)で構成されている。
このような構成により、実施形態2では、2つの照明ユニット30は、上面を構成する蓋板部32bと側面を構成する本体部32aの4つの側板が光を透過させるアクリルパネルで構成されることにより、各照明ユニット30の照明器具31から放出される光は、可動間仕切り収納家具1の上方と側方とに放出されることとなる。
このような実施形態2の可動間仕切り収納家具1によれば、照明ユニット30が上方だけでなく側方にも光を放出するように構成することにより、側方に放出された光によって室内空間S1,S2を広く照らすことができる。また、図5に示すように、可動間仕切り収納家具1が壁面W付近に設置された場合には、側方に放出された光が壁面Wで反射することによって間接照明としての機能をもたすこともできる。
《発明の実施形態3》
実施形態3は、図6に示すように、実施形態1の可動間仕切り収納家具1に、調光パネル50を付加したものである。
可動間仕切り収納家具1が設置される室内空間の間取りによっては、所定の方向に光を放出させたくない又は放出させる必要がない場合がある。例えば、図6に示す可動間仕切り収納家具1の手前側のダイニング空間S1には、既に照明器具が設けられており、照明ユニット30からダイニング空間S1側へ光を放出させる必要がない場合が考えられる。そのような場合には、図6に示すように、収納部本体10のダイニング空間S1側の上端外縁と天井面Cとの間に、この間を閉塞するように調光パネル50を設ける。本実施形態3では、調光パネル50は、木材によって形成され、光の通過を遮断する遮光パネルに構成されている。
遮光パネル50は、可動間仕切り収納家具1を設置した後に、側方から取り付けられるように構成されている。具体的には、遮光パネル50には、リビング空間S2側の裏面の下端部に、裏面に垂直な方向に突出する突出部が形成され、収納部本体10の上端外縁には、遮光パネル50の突出部と係合する係合溝が形成されている。このような構成により、遮光パネル50は、突出部と収納部本体10の係合溝とを係合させることによって収納部本体10の上端と天井面Cとの間に固定される。
このように、実施形態3では、照明ユニット30の光を放出させる必要のないダイニング空間S1側の収納部本体10の上端外縁と天井面Cとの間に、この間を閉塞するように光の通過を遮断する遮光パネルに構成された調光パネル50を設けることとした。このような調光パネル50を、光を放出させる必要のない方向に設置することにより、室内空間の場所毎に適した光を供給することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記各実施形態では、照明ユニット30のハウジング32が、収納本体部10の構造体と別体に構成されていたが、照明ユニット30のハウジング32は、収納本体部10の構造体の一部によって構成されていてもよい。
また、上記各実施形態では、照明ユニット30を2つ設けることとしていたが、照明ユニット30の個数はこれに限られない。1つであってもよく、3つ以上であってもよい。なお、照明ユニット30が複数の場合、電源タップやダクトレールを用いれば、複数の電源接続用の配線33を1つの電源40に接続することができる。また、電源33から少し離れた位置に可動間仕切り収納家具1を設置する場合にも、ダクトレールを用いることにより、照明ユニット30の電源接続用の配線33を天井面Cに設置された既存の電源40に接続することが可能となる。
また、上記各実施形態において、可動機構20の車輪21が駆動部23によって上下動することにより、可動間仕切り収納家具1が移動可能な状態と移動不能な状態とに切り換わるように構成されていた。しかしながら、可動間仕切り収納家具1を、移動可能な状態と移動不能な状態とに切り換える機構は、いかなる機構であってもよい。例えば、車輪21が上下動するのではなく、従来技術のように、車輪21が収納された第2収納空間S10bの周囲を取り囲む側板11,12及び閉塞板18の内側に内枠部材を設け、該内枠部材が側板11,12及び閉塞板18に対して上下動することにより、車輪21が床面Fに当接する移動可能な状態と、車輪21が床面Fから離れた移動不能な状態とに切り換わるように構成してももちろんよい。
また、上記各実施形態において、照明ユニット30のハウジング32の蓋板部32b及び本体部aの側面を、光が透過する乳白色のアクリルパネルで構成していたが、これらは乳白色のアクリルパネル以外の光が透過する部材で構成してもよい。また、照明ユニット30のハウジング32の蓋板部32b及び本体部aの側面に装飾を施してもよい。このような構成によれば、例えば、装飾された影が天井面C又は壁面Wにうつるため、照明ユニット30から放出される光を、天井面Cや壁面Wの装飾に用いることができる。
また、上記実施形態3では、本発明に係る調光パネル50を、光の通過を遮断する木製の遮光パネルで構成した例について説明したが、木製以外の光の通過を遮断する遮光パネルで構成することとしてももちろんよい。
また、本発明に係る調光パネル50は、遮光パネルではなく、乳白色のアクリルパネルのように、光の通過を制限する部材で構成してもよい。このようなパネルによれば、所定方向の光の強度を低減することができる。
また、本発明に係る調光パネル50として、木材パネルの裏面が鏡面に構成されたものを用いてもよい。このような調光パネル50によれば、照明ユニット30から放出される光を鏡面によって反射させることにより、所定の方向に放出される光の強度を増大し、逆方向へ放出される光を遮断することができる。
以上説明したように、本発明は、住宅等の建物の室内空間を仕切る間仕切りを収納家具で構成した間仕切り収納家具に関し、特に、移動可能に構成された可動間仕切り収納家具について有用である。
1 可動間仕切り収納家具
10 収納部本体
30 照明ユニット
31 照明器具
32 ハウジング
33 電源接続用の配線
34 孔
50 調光パネル

Claims (6)

  1. 内部に少なくとも1つの収納空間が形成された収納部本体を備え、移動可能に構成されて室内空間の間仕切りとして用いられる可動間仕切り収納家具であって、
    上記収納部本体の上端部に設けられ、照明器具と該照明器具が収納されたハウジングとを有し、外部へ光を放出する照明ユニットを備えている
    ことを特徴とする可動間仕切り収納家具。
  2. 請求項1において、
    上記ハウジングの上面には、上記照明器具に接続された電源接続用の配線を外部へ取り出すための孔が形成されている
    ことを特徴とする可動間仕切り収納家具。
  3. 請求項1又は2において、
    上記ハウジングの上面の少なくとも一部は、光が透過する部材によって形成されている
    ことを特徴とする可動間仕切り収納家具。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、
    上記ハウジングの側面の少なくとも一部は、光が透過する部材で形成されている
    ことを特徴とする可動間仕切り収納家具。
  5. 請求項3において、
    上記照明ユニットは、上記ハウジングの上面が露出するように上記収納部本体の上端部に内蔵されている
    ことを特徴とする可動間仕切り収納家具。
  6. 請求項5において、
    上記収納部本体の上端外縁と天井面との間を閉塞するように設けられ、光の通過を遮断又は制限する調光パネルを備えている
    ことを特徴とする可動間仕切り収納家具。
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