JP2018051196A - コイン状部材払出装置およびその不正操作検出方法 - Google Patents

コイン状部材払出装置およびその不正操作検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シャッタ機構への不正操作に対してコイン状部材の不正な払い出しを迅速かつ確実に防止するとともに、不正操作を迅速かつ確実に検出する払出装置を提供する。
【解決手段】アーム部材(往復動部材)は、メダルが払出口から払い出される際に通過する通路を塞ぐ第1の位置と、通路を全開する第2の位置との間で往復動可能で、通常第1の位置に付勢されている。シャッタ機構は、払出口を通常閉鎖するように付勢され、メダルによる押圧力により開放される扉部と、外部から強制的に開放された場合、アーム部材の可動範囲を制限する可動範囲制限部とを有する。アーム部材は、メダルが通過する際にメダルにより押されて第2の位置へ移動し、メダルの通過後に第1の位置へ復帰する。払出指示信号の出力にも関わらず移動機構の停止状態が検出された場合、位置検出手段(第1および第2のセンサ部)の出力に基づいて不正操作の発生の有無を判定する。
【選択図】図16

Description

本発明は、コイン状部材を払い出すコイン状部材払出装置に関し、特に、コイン状部材の払出口より差し込まれた不正操作部材等によってコイン状部材の通過検出部が操作されて不正な払出動作が行われるのを防止することができるコイン状部材払出装置およびその不正操作検出方法に関する。
コイン状部材払出装置は、通常、スロットマシン、パチスロ機等の遊技機で使用されるメダル、コイン等のコイン状部材を貯蔵した貯蔵容器に対して複数のコイン状部材を保持して回転するロータを用いて、コイン状部材を1枚ずつ払出口から払い出す動作を行う。
このようなコイン状部材払出装置においては、従来、その異常動作や不正操作の防止および検出に関して、種々の提案がなされている。
特許文献1には、コインの繰出口(払出口)の一側に配置され、繰出口の間隔をコインの直径より小さくして繰出口に繰り出されるコインに接触する閉鎖位置と繰出口に繰り出されるコインに押されて開放する開放位置との間で移動可能でかつ閉鎖位置へ向けて付勢された移動部材と、前記繰出口からのコインの繰り出しを許容する許容位置とコインの繰り出しを阻止する阻止位置との間で移動可能に支持された阻止部材と、前記移動部材の閉鎖位置で阻止部材を許容位置に、移動部材の開放位置で阻止部材を阻止位置に連動して移動させる連動機構とを具備したコイン繰出装置が示されている。この構成では、移動部材が閉鎖位置にあるときには連動機構の作用により阻止部材が繰出口からのコインの繰り出しを許容する許容位置にあり、移動部材の開放位置への移動に伴って連動機構の作用により阻止部材が繰出口からのコインの繰り出しを阻止する阻止位置へ移動される。そして、正常な繰出動作であれば、コインが弾き出された後に、移動部材が閉鎖位置に移動する動作に連動して阻止部材が許容位置に移動し、繰出口からの次のコインの繰り出しが可能となる。また、不正行為などにより移動部材が開放位置に保持された場合には、阻止部材が阻止位置に保持されるため、繰出口からの次のコインの繰り出しが阻止される。
特許文献2には、遊技機のメダル払出ホッパ装置に関して、不正行為や装置の故障を発見及び報知するとともに、不正なメダルの払い出しを防止するために、ホッパ装置に対する駆動信号を監視し、駆動信号をホッパ装置に対する駆動命令と比較し、両者が一致しないときその継続時間を計測し、当該継続時間が所定時間を超えたとき異常状態と判定する技術が示されている。すなわち、ホッパ装置に対して駆動命令が出されていないにもかかわらず、ホッパ装置に対する駆動信号が出力されているときに、不正行為がなされていると判定し、ホッパ装置を直ちに停止させることによりメダルの払い出しを禁止するようにしている。
特許文献3には、機器の前面から板状部材や金属棒状部材等を差し込み、送出口を通してコイン状部材送出装置内が悪戯され、送出口の奥側にあるコイン状部材の通過検出部が誤作動状態に操作されて、コイン状部材の不要な送出動作による騙し取りが行なわれることを防止すると共に、コイン状部材の正規の送出動作が確保できる技術を提供するために、コイン状部材送出装置の送出部に、通過検出部よりも出口側の位置に突出して出口側を塞ぎ、正規に通過するコイン状部材によって退避するように動作する可動カバーを設けた構成が示されている。
特許文献4には、同様の機器において、不正操作部材による不正操作によって、可動カバーが送出通路から退避した状態が継続した場合、検出スイッチがこれを検出して、不正作動であると判断するために、コイン状部材送出装置の送出部に、通過検出部よりも出口側に突出して出口側を塞ぎ、正規に通過するコイン状部材によって退避する可動カバーと、この可動カバーの退避状態を検出する検出スイッチを設け、この検出スイッチが所定時間以上継続作動したとき、コイン状部材送出装置の作動を停止する制御を行うことが示されている。
特許文献5には、払出口が閉じている場合におけるコイン状部材の詰まり等の弊害を回避可能とするため、メダルを一枚ずつ分離させて円形の循環路に沿って循環させる払い出しロータと、循環路からメダルを外部に払い出し可能なメダル払出口と、メダル払出口を開閉するシャッタ機構と、メダル払出口が開くと、循環路に沿って循環するメダルをメダル払出口に向けてガイド可能なガイド位置に移動し、メダル払出口が閉じると、退避位置に移動するガイドピンとを有するメダル払い出し装置が開示されている。シャッタ機構の開閉状態を直接に検出するシャッタ検出器を設け、払出信号が出されていないにも拘わらずシャッタ機構が開いたことを検出した場合には、不正操作によってシャッタ機構が開けられたと判断できる不正検出部についても言及されている。
特開2003-281588号公報 特開2004-173876号公報 特許第5010866号公報 特許第5016877号公報 特開2014-161692号公報
上記特許文献1に記載の従来技術では、不正行為などにより移動部材が開放位置に保持された際にはコインの繰り出しを阻止できるが、比較的複雑な構成を有する阻止部材および連動部材を必要とする。また、コインの繰出口にシャッタ機構が設けられた場合に、移動部材の開放に至らないまでもシャッタ機構が不正に開放されただけでは予防的にコインの払い出しを阻止することができない。
上記特許文献2に記載の従来技術では、ホッパ装置に対する駆動信号とホッパ装置に対する駆動命令とが一致しないときその継続時間を計測し、当該継続時間が所定時間を超えたとき異常状態と判定する構成においては、「所定時間」の設定により判定結果が異なるため、必ずしも所定時間の設定が容易でなく、払出防止の即時性に改善の余地があり、また判定結果の安定性、確実性に懸念がある。
上記特許文献3に記載の従来技術では、可動カバーの送出部に突出する部分の上端が、送出部の上壁中に侵入した状態にバネ付勢されているため、遊技機の前面の受け皿から差し込まれた板状部材や金属棒状部材等によって防護壁の上端を下方へ押して、送出部から防護壁を退避させる操作ができないことが期待される。しかし、万一予想外の手法で可動カバーが開放された場合には装置内部に不正な操作が行われてしまうおそれがある。
上記特許文献4に記載の従来技術では、上記特許文献2と同様、「所定時間」に伴う払出防止の即時性、不安定性、不確実性の点で改善の余地がある。
上記特許文献5に記載のシャッタ機構は、シャッタ板と、このシャッタ板を移動する駆動機構としてのプランジャーと、このプランジャーの上下方向の移動をガイドピンに伝達する連動機構とを備える比較的複雑な構成を必要とし、かつ、シャッタ機構の開閉状態を直接検出するために専用の検出器(フォトカプラまたはメカニカルスイッチ等)を必要とする問題がある。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、比較的簡単な構成で、シャッタ機構への不正操作に対してコイン状部材の不正な払い出しを迅速かつ確実に防止するとともに、シャッタ機構に対する不正操作を迅速かつ確実に検出することができるコイン状部材払出装置およびその不正操作検出方法を提供することにある。
本発明によるコイン状部材払出装置は、コイン状部材を1枚ずつ払出口から払い出すコイン状部材払出装置であって、コイン状部材を貯蔵した貯蔵容器内の複数のコイン状部材を順次前記払出口へ移動させる移動機構と、払出指示信号に従って前記移動機構を駆動する駆動手段と、コイン状部材が前記払出口から払い出される際に通過する通路を塞ぐ第1の位置と、前記通路を全開する第2の位置との間で往復動可能で、通常第1の位置に付勢され、コイン状部材が通過する際に当該コイン状部材により押されて第2の位置へ移動し、当該コイン状部材の通過後に第1の位置へ復帰する往復動部材と、前記払出口を通常閉鎖するように付勢され、払い出されるコイン状部材による押圧力により開放される扉部と、前記扉部が外部から強制的に開放された場合、前記往復動部材の可動範囲を制限する可動範囲制限部とを有するシャッタ機構と、前記往復動部材が前記第1の位置にあるか否か、および、前記第2の位置にあるか否かを検出する位置検出手段と、前記払出指示信号を出力するとともに、前記払出指示信号の出力にも関わらず前記移動機構の停止状態が検出された場合、前記位置検出手段の出力に基づいて不正操作の発生の有無を判定する制御部とを備えたことを特徴とする。
位置検出手段は、往復動部材が前記第1の位置にあるか否か、および、前記第2の位置にあるか否かを検出することができる一方、シャッタ機構は、その扉部が外部から強制的に開放された場合、往復動部材の可動範囲を制限する可動範囲制限部を有する。したがって、制御部は、シャッタ機構の可動範囲制限部の働きにより、位置検出手段の出力に基づいて、扉部が外部から強制的に開放されたことを検出することができる。
制御部は、前記払出指示信号の出力にも関わらず前記移動機構の停止状態が検出された場合、異常状態が発生したことを認識できるが、それのみで不正操作が発生したとは判断しない。移動機構の停止状態に加えて、前記位置検出手段の出力も加味して不正操作の発生の有無を判定する。これによって、シャッタ機構に対する不正操作の発生をより確実に検出することが可能となる。
前記駆動手段は例えばモータであり、前記制御部は、前記モータの過電流発生を検出することにより前記移動機構の停止状態を検出することができる。
前記位置検出手段は、例えば、前記往復動部材が前記第1の位置にあるか否かを検出する第1のセンサ部と、前記第2の位置にあるか否かを検出する第2のセンサ部とを有することができる。この場合、前記制御部は、前記払出指示信号の発生にも関わらず前記移動機構の停止状態を検出した場合、前記第1および第2のセンサ部の出力に基づいて前記往復動部材が前記第1の位置および前記第2の位置のいずれにもない状態を検出したとき、不正操作が発生したと判定し、前記払出指示信号の発生を停止する。
上記コイン状部材払出装置は、前記制御部の指示に従って、音、光、メッセージの少なくとも一つにより報知信号を発生する報知信号発生部をさらに備えてもよい。
前記シャッタ機構の一態様として、その扉部は、ほぼ長方形状を有し、その長辺近傍にある回転軸を中心に回転可能に支持されている。この場合、前記往復動部材は、前記往復動部材の第1の位置と第2の位置との間の往復動に連動して往復動する爪部を有し、前記シャッタ機構の前記可動範囲制限部は、前記扉部の開閉と連動して移動するシャッタ連動部を有する。前記シャッタ連動部は、前記扉部が閉鎖状態にあるとき、前記爪部の可動範囲を制限せず、前記扉部が外部から強制的に開放された場合、前記往復動部材がその第1の位置から第2の位置へ移動しようとするとき、前記シャッタ連動部が前記爪部の移動経路内に進入することにより前記往復動部材の可動範囲を制限し、これにより前記移動機構が停止する。
前記シャッタ機構の他の態様として、その扉部は、一端を回転軸に支持されたシャッタアーム部材に連結され、前記シャッタアーム部材の移動により前記払出口を開閉し、前記アーム部は前記扉部を通常閉鎖状態に維持するように付勢されている。この場合、前記扉部のコイン状部材が当接する内壁は、コイン状部材により押圧されたとき前記扉部が当該付勢力に抗して開放されるようテーパー付けされており、前記往復動部材は、前記往復動部材の第1の位置と第2の位置との間の往復動に連動して往復動するレバー部を有し、前記シャッタ機構の前記可動範囲制限部は、前記扉部の開閉と連動して移動するシャッタ連動部を有する。前記シャッタ連動部は、前記扉部が閉鎖状態にあるとき、前記レバー部の可動範囲を制限せず、前記扉部が外部から強制的に開放された場合、前記往復動部材がその第1の位置から第2の位置へ移動しようとするとき、その中間の位置で前記シャッタ連動部が前記レバー部の移動経路内へ進入することにより前記往復動部材の可動範囲を制限し、これにより前記移動機構が停止する。
本発明によるコイン状部材払出装置の不正操作検出方法は、コイン状部材を貯蔵した貯蔵容器内の複数のコイン状部材を順次前記払出口へ移動させる移動機構と、コイン状部材が前記払出口から払い出される際に通過する通路を塞ぐ第1の位置と、前記通路を全開する第2の位置との間で往復動可能で、通常第1の位置に付勢され、コイン状部材が通過する際に当該コイン状部材により押されて第2の位置へ移動し、当該コイン状部材の通過後に第1の位置へ復帰する往復動部材と、前記払出口を通常閉鎖するように付勢され、払い出されるコイン状部材による押圧力により開放される扉部と、前記扉部が外部から強制的に開放された場合、前記往復動部材の可動範囲を制限する可動範囲制限部とを有するシャッタ機構とを備え、コイン状部材を1枚ずつ払出口から払い出すコイン状部材払出装置の不正操作検出方法であって、払出指示信号の発生にも関わらず前記移動機構の停止状態を検出する第1の検出ステップと、前記往復動部材の位置を検出する第2の検出ステップと、
前記第1および第2の検出ステップの検出結果に基づいて、不正操作の発生の有無を判定する判定ステップとを備えたことを特徴とする。
この不正操作検出方法において、前記判定ステップは、前記第1の検出ステップの検出結果に基づいて前記払出指示信号の発生にも関わらず前記移動機構の停止状態を検出した場合に、前記第2の検出ステップの検出結果に基づいて前記往復動部材が前記第1の位置と前記第2の位置の中間位置にあることが検出されたとき、不正操作が発生したと判定するステップを含むことができる。
本発明のコイン状部材払出装置およびその不正操作検出方法によれば、比較的簡単な構成で、シャッタ機構への不正操作に対してコイン状部材の不正な払い出しを迅速かつ確実に防止するとともに、シャッタ機構に対する不正操作を迅速かつ確実に検出することができる。
本発明の実施形態によるコイン状部材払出装置の外観を示す斜視図および正面図である。 図1に示したコイン状部材払出装置のバケットと払出装置本体部とを上下に分離して示した斜視図である。 図2の払出装置本体部の構成要素(部品)を分解して示した分解斜視図である。 本発明の実施形態におけるメダルの通常の払出動作を説明するための図である。 本発明の実施形態におけるメダルの通常の払出動作を説明するための図である。 本発明の実施形態におけるメダルの通常の払出動作を説明するための図である。 本発明の実施形態におけるシャッタ機構に対する不正操作時のコイン状部材払出装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態における第1および第2のセンサ部のON,OFFと、シャッタ機構の開閉との可能な組み合わせの5通りの状態を表形式にまとめて示した図である。 機能部の変形例と、その正常動作時の状態遷移を示した図である。 図9に示した機能部の変形例と、その正常動作時の後続の状態遷移を示した図である。 図9に示した機能部の変形例と、その不正操作時の状態遷移を示した図である。 本発明の第2の実施形態によるコイン状部材払出装置の通常動作時の時系列の平面図と、それらに対応する状態の機能部の斜視図である。 図12に示したコイン状部材払出装置の通常動作時の後続の時系列の平面図と、それらに対応する状態の機能部の斜視図である。 第2の実施形態によるコイン状部材払出装置の不正操作時の時系列の平面図と、それらに対応する状態の機能部の斜視図、およびコイン状部材払出装置の概略のA−A断面図である。 本発明の第1および第2の実施形態におけるコイン状部材払出装置用の制御装置の概略構成を示すブロック図である。 図15に示した制御部の実行するコンピュータプログラムにより実現される処理の概略手順を表したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態の構成)
図1(a)(b)は、それぞれ、本実施形態によるコイン状部材払出装置100の外観を示す斜視図および正面図である。
このコイン状部材払出装置100は、スロットマシン、パチスロ機等の遊技機で使用されるメダル、コイン等のコイン状部材を貯蔵する貯蔵容器であるバケット(またはホッパ)10と、このバケット10の下に配置され、バケット10からその円形開口15を介して供給される複数のコイン状部材を保持して回転するロータ30を用いて、コイン状部材を1枚ずつ払出口22から払い出す動作を行う払出装置本体部20とにより構成される。以下、コイン状部材の一例としてメダルを例に説明する。バケット10の側部には、バケット10内がメダルで満杯状態になると、余分なメダルを外部の回収ボックス(図示せず)へ収納するためのオーバーフロー通路13が開口している。
図2は、図1に示したコイン状部材払出装置100のバケット10と払出装置本体部20とを上下に分離して示した斜視図である。払出装置本体部20の上面には、後述するロータ30が見えている。
図3に、ロータ30を含む、払出装置本体部20の構成要素(部品)を分解して示す。前方へ傾斜した四角い上面開口を有する筐体21の開口部に、メダル通路部材40がネジ止め等の固定手段により固定配置される。メダル通路部材40のほぼ円形の凹部46には円盤状のロータ30が回転可能に配置される。ほぼ円形の凹部46は、その円周の一部(図の左上側)で1枚のメダルが通過できるサイズのメダル通路43を経て左側部から外部へ解放されている。メダル通路43の手前側には払い出されるメダルを払出口へ案内するメダルガイド部44が形成されている。また、メダル通路43の奥側には円弧状の透孔42が開口している。
メダル通路部材40の中心部にはシャフト孔45が設けられ、メダル通路部材40の背後からモータ60のシャフト61が貫通し、このシャフト61がロータ30の裏側の中心部に嵌合する。これにより、モータ60の回転駆動力がロータ30に伝達され、ロータ30が回転する。図の例ではロータ30は時計方向に回転する。
ロータ30には、その中心の周囲に一定角度間隔でメダルを収容するほぼ円形の開口32が複数個(図の例では6個)が設けられている。ロータ30は上下二重構造となっており、ロータ30の下側部材は後述する図4(a)等に示すように、開口32に対応する開口が円周側部の回転方向下流側に流れるように開口している。
メダル通路部材40のメダル通路43の背後には、本実施形態における主要な機能を実現する要素を含む機能ボックス50が配置される。
図3の左側には、機能ボックス50の内部の部品を分解して示している。機能ボックス50は筐体51とその上面開口を覆うカバー部52で構成される内部空間内に、シャッタ機構58と、アーム部材53と、このアーム部材53の現在の位置を検出する位置検出手段としての第1および第2のセンサ部56,57と、コイルバネ59を有している。
アーム部材53は本発明における往復動部材を構成する要素である。アーム部材53の先端に設けられた可動ガイドローラ53dは、カバー部52に設けられた円弧状の透孔52aおよびメダル通路部材40の透孔42を貫通して、メダル通路部材40の上部へ露出し、コイルバネ59の付勢力を得て、払出対象のメダルMの払出動作を案内する。
アーム部材53は、より具体的には、メダルMが払出口から払い出される際に通過する通路を塞ぐ第1の位置と、当該通路を全開する第2の位置との間で往復動可能で、この例では引っ張りバネとしてのコイルバネ59により通常第1の位置(待機位置)に付勢され、メダルMが通過する際に当該メダルMにより押されて第2の位置へ移動し、当該メダルMの通過後に第1の位置へ復帰するよう機能する。
シャッタ機構58はその扉部58aを筐体51の側部の切欠部51aに臨ませて配置され、カバー部52の側部の切欠部52bを貫通して上部へ露出し、扉部58aが払出口22を覆うように配置される。シャッタ機構58の扉部58aは、払出口22を通常閉鎖するように付勢され、払い出されるメダルMによる押圧力により開放される。
この扉部58aは、ほぼ長方形状を有し、その長辺近傍にある回転軸を中心に回転可能に支持され、図示しないバネ等により通常閉鎖状態に付勢されている。シャッタ機構58は、外部から強制的に開放された場合、アーム部材53の可動範囲を制限する可動範囲制限部を有する。可動範囲制限部の具体的な構成および作用については後述する。
機能ボックス50の内部構成の細部については図4(b)(c)によりさらに説明する。
可動ガイドローラ53dは、一端を回転軸基部53bの回転軸53aで回転可能に支持されたアーム部材53の自由端に円柱支持部53cを介してその頂部に回転可能に支持されている。回転軸基部53bにはアーム部材53の突出方向とほぼ逆の方向に突出したフラグ部54が結合されている。フラグ部54は、その先端部に、直角に屈曲した遮光部54aを有している。この遮光部54aは、第1および第2のセンサ部56,57としてのフォトカプラの発光部と受光部の間の空間で発光部から受光部への光を遮る働きをする。
なお、可動ガイドローラ53dの往復動作を計数することにより、メダルMの払出個数を計数することができる。可動ガイドローラ53dの往復動作は、第1および第2のセンサ部56,57の出力に基づいて検出することが可能である。勿論、可動ガイドローラ53d(またはアーム部材53)の往復動作を検出する他の検出手段を設けてもよい。
アーム部材53は、その第1の位置と第2の位置との間の往復動に連動して往復動するアーム連動部としての爪部55を有する。爪部55は回転軸基部53bから、アーム部材53とフラグ部54の中間の方向に突出している。この例では、爪部55の基部にコイルバネ59の一端を接続するためのコイルバネ結合部59aとしての突起部を設けている。コイルバネ59の他端は筐体51の内部に固定される。第1および第2のセンサ部56,57および爪部55の働きについては後述する。
メダルMにより押されてアーム部材53が第2の位置へ移動したとき、爪部55がシャッタ連動ストッパ部58cの可動範囲を制限することにより、扉部58aの開放動作を阻止する。すなわち、扉部58aを閉鎖状態にロックする。
(通常の払出動作)
図4から図6は、このコイン状部材払出装置100におけるメダルMの通常の払出動作を説明するための図である。
図4(a)にコイン状部材払出装置100の概略の平面図を示す。ロータ30のメダル収容開口に収容されたメダルMはロータ30の回転に伴って、遠心力の働きと相俟って押出壁33により押されて、凹部46の周壁に沿って回転し、メダル通路43の手前でメダルガイド部44の側壁に案内されて、可動ガイドローラ53dに当接する。この時点でメダル通路43におけるメダルガイド部44の端部と待機位置にある可動ガイドローラ53dとの間の距離はメダルMの直径より小さい。しかし、コイルバネ59の付勢力(引っ張り力)に抗してメダルMが押出壁33により矢印の方向に押されることにより、可動ガイドローラ53dが円弧状透孔52aに沿って移動する。但し、この円弧状透孔52aは可動ガイドローラ53dの移動経路を案内するものではなく、移動の開始点と終了点を定めるためのものである。可動ガイドローラ53dが付勢力に抗して移動することによって実質的なメダル通路が広がり、メダルMは払出口22へ向かって移動することができる。メダルMがアーム部材53を最大限に拡げた後は、アーム部材53に作用するコイルバネ59の復帰力によりメダルMが払出口22の方向へ強く押されるため、メダルMはシャッタ機構58の扉部58aを押し開いて外部へ飛び出す。
このように、図3に示した構成のうち、特に、ロータ30、メダル通路部材40、モータ60、アーム部材53が、本発明におけるメダルMを貯蔵した貯蔵容器であるバケット10内の複数のメダルMを順次払出口22へ移動させる移動機構を構成する。このような移動機構の構成および作用は既知であり、本発明はその具体的な構成を特に限定するものではなく、既存の任意の移動機構を利用することができる。
図4(b)(c)に示すように、第1のセンサ部56がフラグ部54により遮光されるとき(すなわち発光部から受光部への光が遮断されるとき)、アーム部材53は第1の位置、すなわち待機位置にある。これは、メダルMが可動ガイドローラ53dに当接する前の段階から当接するまでの状態(図4(b))、および、可動ガイドローラ53dを押し拡げた後、その復帰力でメダルMがシャッタ機構58の扉部58aを押して扉部58aを開きつつ、可動ガイドローラ53d(ひいてはアーム部材53)が待機位置に戻った状態(図4(c))に相当する。アーム部材53が第1の位置にあるときには、爪部55がシャッタ連動ストッパ部58cの切欠部58dに位置しているので、扉部58aは支障なく開くことができる。
図5は、可動ガイドローラ53dがメダルMによりコイルバネ59の付勢力に抗して最大限に押し拡げられた状態を示している。このとき、図5(b)に示すように、アーム部材53は第2の位置あり、第2のセンサ部57がフラグ部54により遮光される。このときの爪部55はアーム部材53と連動し、その可動範囲内で時計方向に最大限に振れている。また、扉部58aは閉鎖状態(垂直状態)にあり、シャッタ連動ストッパ部58cは水平状態にある。よって、シャッタ連動ストッパ部58cは爪部55の動きに干渉しない。しかし、この状態で扉部58aは開こうとしても開かない(すなわちシャッタ機構58はロック状態にある)。
図6(a)(b)は、図5の状態からアーム部材53が第2の位置から第1の位置へ戻る中間位置にあり、メダルMが払出口22の方向へ若干移動した状態である。この時点ではメダルMはまだシャッタ機構58の扉部の内壁に達していない。ただし、爪部55はシャッタ連動ストッパ部58cの切欠部58dの領域に戻っており、シャッタ機構58のロック状態は解除されている。したがって、図6(c)のように扉部58aはメダルMにより内側から押されれば開放可能な状態となっている。さらにアーム部材53が移動して第1の位置へ戻る際に、メダルMが扉部58aを内側から押して開放し、アーム部材53が第1の位置へ戻るとともにメダルMは払出口22から外へ放出される(図4(c))。
(シャッタ機構に対する不正操作時の動作)
本実施形態では、通常払出以外のタイミングで不正操作者によりシャッタ機構の扉部がこじ開けられた場合、アーム部材の可動範囲に制限をかけることにより、メダルの不正な払出を防止する。
図7によりシャッタ機構に対する不正操作時のコイン状部材払出装置の動作を説明する。図7(a)は払出口22から不正操作部材Bが差し込まれた状態を示すコイン状部材払出装置100の平面図、図7(b)(c)は不正操作部材Bと機能部の関係を別の角度から見た斜視図、図7(d)はその際の爪部55とシャッタ機構58との関係を示す図である。図7(b)(c)では、見易さの観点から便宜上、メダルMを仮想線で示してある。また、図7(d)ではアーム部材53の第1の位置と中間位置に対応する爪部55の位置を実線と仮想線で示してある。
上述したように、アーム部材53(ひいては可動ガイドローラ53d)が第2の位置にある状態、すなわち、閉鎖状態のシャッタ機構58のシャッタ連動ストッパ部58cに爪部55が乗り上げた状態では、シャッタ機構58がロックされ、扉部58aは開かない。もし、この第2の位置で扉部58aがロックされていなければ、不正操作部材Bにより扉部58aを無理やりこじ開けて、可動ガイドローラ53dの正常な動作を阻害して可動ガイドローラ53dを第2の位置に維持するような不正操作が可能となる。通常、可動ガイドローラ53dの1回の往復動作が1個のメダルMの払出に相当するので、可動ガイドローラ53dの往復動作を検出することにより、メダルMの払出個数を計数できる。このような操作により、メダルMの払出個数の計数動作を妨害し、多数のメダルMを不正に放出させることが可能となりうる。しかし、第2の位置では扉部58aが閉鎖状態にロックされるので、このような事態が生じないことが保証される。
可動ガイドローラ53dが第2の位置にある状態以外の状態では、払出口22に不正操作部材Bを挿入して扉部58aを無理やりこじ開ける不正操作が行われる可能性がある。この不正操作は、例えば図7(a)に示すように、可動ガイドローラ53dを矢印の方向に強制的に開放させ、メダルMの払出個数の計数動作を妨害することを狙った行為である。
そこで本実施形態では、シャッタ機構58において、扉部58aの開閉と連動して移動(回転)するシャッタ連動ストッパ部58cを設けている。このシャッタ連動ストッパ部58cは、可動範囲制限部として機能する部位である。扉部58aが外部から強制的に開放された場合、往復動部材としてのアーム部材53がその第1の位置から第2の位置へ移動しようとするとき、シャッタ連動ストッパ部58cがアーム部材53の移動経路内に進入することによりアーム部材53の可動範囲を制限する。なお、扉部58aが閉鎖状態にあるとき、シャッタ連動ストッパ部58cはアーム部材53の可動範囲を制限しない。
このような構成により、シャッタ機構58のロックが解除された状態で扉部58aをこじ開けることができたとしても、図7(d)に示すように、通常水平状態にあるシャッタ連動ストッパ部58cが立ち上がるため、爪部55の移動可能な範囲は切欠部58dの空間内のみに制限される。その結果、可動ガイドローラ53dは外力を受けたとしてもその全開位置(第2の位置)まで開かず、実質的なメダル通路の幅はメダルMの直径より小さい範囲に限定される。このため、ロータ30からのメダルMは図の矢印の方向にメダル通路43を通過しようとしても通過できない。また、メダルMが扉部58aの内壁に当接する直前にアーム部材53が第1の位置に復帰する。その状態ではシャッタ連動ストッパ部58cの切欠部58dの存在により、爪部55が扉部58aの回転を阻害することはない。
このような機能によるメダル通路幅の制限は、機械的な動作のみに基づいて行われるので、不正操作部材Bがどのようなものであっても、また、不正操作部材が可動ガイドローラ53dに当接したか否かにかかわらず、シャッタ機構58の扉部58aが不正に開放されただけで、直ちにかつ確実に機能する。すなわち、シャッタ機構の扉部が外部から強制的に開放されただけで、直ちにかつ確実にメダルの払出動作が機械的に阻止される。
図8は、第1および第2のセンサ部56,57のON,OFFと、シャッタ機構58(扉部58a)の開閉との可能な組み合わせの5通りの状態を表形式にまとめて示した図である。5通りの状態#1〜#5は次のとおりである。
状態#1: 第1のセンサ部56がON、かつ、第2のセンサ部57がOFF、かつ、シャッタ機構58(扉部58a)が閉の状態である。この状態はアーム部材53が第1の位置(待機位置)にあり、図4(b)に示した状態に相当する。
状態#2: 第1のセンサ部56がON、かつ、第2のセンサ部57がOFF、かつ、シャッタ機構58(扉部58a)が開の状態である。この状態はアーム部材53が第1の位置(待機位置)にあり、図4(c)に示した状態に相当する。
状態#3: 第1のセンサ部56がOFF、かつ、第2のセンサ部57がON、かつ、シャッタ機構58(扉部58a)が閉の状態である。この状態はアーム部材53が第2の位置(待機位置)にあり、図5(b)に示した状態に相当する。この状態ではシャッタ機構58は閉鎖されたままのロック状態にある。
状態#4: 第1のセンサ部56がOFF、かつ、第2のセンサ部57がOFF、かつ、シャッタ機構58(扉部58a)が閉の状態である。この状態はアーム部材53が第1の位置と第2の位置の中間の位置(中間位置)にあり、図6(b)に示した状態に相当する。
状態#5: 第1のセンサ部56がOFF、かつ、第2のセンサ部57がOFF、かつ、シャッタ機構58(扉部58a)が開の状態である。この状態はアーム部材53が第1の位置と第2の位置の中間の位置(中間位置)にあり、図6(c)または図7に示した状態に相当する。この状態ではアーム部材53の可動範囲が制限され、全開となることが阻止される。
(第1の実施形態の変形例)
以上説明した実施形態におけるアーム部材53、シャッタ機構58、センサ部56,57の各部の形状や作用については種々の変形、変更を行うことが可能である。
図9(a)〜(c)および図10(a)(b)は、機能部の変形例と、その正常動作時の状態遷移を示している。
この変形例における往復動部材であるアーム部材83は、アーム回転軸83aから放射状にそれぞれ3方向へ突出したフラグ部84と、アーム連動部としてのレバー部85、およびコイルバネ結合部89を有する。コイルバネは図示省略してある。その付勢力の方向は第1の実施形態と逆方向であるが、アーム部材83を待機位置へ向けてバネ付勢する点は同じである。第1の実施形態と異なり、メダルMを保持したロータは反時計方向に回転する。第1および第2のセンサ部94,95は配置位置が逆転している。第1の実施形態のフラグ部54は先端を直角に折り曲げ、センサ部56,57の発光部と受光部の間の空間は垂直方向に向いたが、この変形例のフラグ部84は先端を折り曲げることなく水平に伸びており、センサ部94,95の発光部と受光部の間の空間も水平方向を向いている。
第1の実施形態と同様、アーム部材83の先端の可動ガイドローラ83dは上記メダル通路部材40に相当する部品の円弧状の透孔42a(図では仮想線で示す)を貫通して、その上部へ露出する。
シャッタ機構78は第1の実施形態と同様、その扉部が払出口22を覆うように配置される。この扉部は、ほぼ長方形状を有し、その長辺近傍にある回転軸を中心に回転可能に支持される。図9(a)に示すように、アーム部材83が第1の位置にある待機状態では、払出口22を通常閉鎖するようにバネ付勢されている。
図9(b)に示すように、払い出されるメダルMにより可動ガイドローラ83dが押し拡げられる。次いで、図9(c)のように、メダルMにより可動ガイドローラ83dが第2の位置まで最大限押し拡げられたあと、図10(a)に示すように、アーム部材83の付勢力により払出口の方向へ押し出されたメダルMが扉部78aを内側から押すことにより、扉部78aは当該付勢力に抗して開放され、図10(b)に示すように、メダルMは払出口から外部へ放出される。
シャッタ機構78は、外部から強制的に開放された場合、扉部の開閉と連動して移動するシャッタ連動ストッパ部78cを有する。このシャッタ連動ストッパ部78cは、往復動部材としてのアーム部材83の可動範囲を制限する可動範囲制限部として機能する。すなわち、扉部が閉鎖状態にあるとき、アーム部材83の可動範囲を制限せず、扉部が外部から強制的に開放された場合、アーム部材83がその第1の位置から第2の位置へ移動しようとするとき、シャッタ連動ストッパ部78cがアーム部材83の移動経路内に進入することによりアーム部材83の可動範囲を制限する。
このような構成により、図11(a)(b)に示すように、シャッタ機構78のロックが解除された状態で扉部78aを無理やりこじ開けることができたとしても、通常水平状態にあるシャッタ連動ストッパ部78cが立ち上がるため、アーム連動部としてのレバー部85の移動可動範囲は、シャッタ連動ストッパ部78cに阻害されない空間内のみに制限される。その結果、可動ガイドローラ83dは外力を受けたとしてもその全開位置(第2の位置)まで開かず、実質的なメダル通路の幅はメダルMの直径より小さい範囲に限定される。その結果、ロータ30からのメダルMは図の矢印の方向にメダル通路を通過しようとしても通過できない。
(第2の実施形態)
図12〜図14により本発明の第2の実施形態について説明する。
図12(a1)(a2)(b1)(b2)および図13(a1)(a2)(b1)(b2)は、第2の実施形態によるコイン状部材払出装置の通常動作時の時系列の平面図と、それらに対応する状態の機能部の斜視図を示す。機能ボックスは図示省略してある。
図12(a1)(a2)はアーム部材73(ひいては可動ガイドローラ73d)が第1の位置、すなわち待機位置にある状態を示している。図12(a1)から分るように、コイン状部材払出装置は、第1の実施形態と同様、時計方向に回転するロータ30から、メダルガイド部44aに対向する可動ガイドローラ73dを押し拡げてメダルMを一つずつ払出口22から放出する。
図12(a2)に示すように、本実施形態の機能部は、往復動部材としてのアーム部材73およびシャッタ機構78を有する。
アーム部材73は、回転軸73aからほぼ半円状に広がった円盤状部の周縁近傍に直立した円筒状支持部73cを介して可動ガイドローラ73dを支持している。また、半円状の円盤状部の一端から放射方向にアーム連動部としてのレバー部75が突出している。さらに、回転軸73aから可動ガイドローラ73dともレバー部75とも異なる放射方向にバネ結合部79が突出している。このバネ結合部79に結合された図示しないコイルバネは回転軸73aを中心として可動ガイドローラ73dを反時計方向に回転するように付勢し、アーム部材73を通常第1の位置(待機位置)に維持する。
第2の実施形態におけるシャッタ機構78は、第1の実施形態と異なり、その扉部78aは、機能ボックス内で一端を回転軸78bに支持されたシャッタアーム部材78dの他端側に連結され、シャッタアーム部材78dの上下方向の移動(揺動)により、払出口22を開閉する。シャッタアーム部材78dはその扉部78aを通常閉鎖状態に維持するように(図の例では鉛直上方向に)、図示しないバネ等により付勢されている。
扉部78aのメダルMが当接する内壁は、メダルMにより外方へ押圧されたとき、扉部78aが当該付勢力に抗して開放されるようテーバー付けられている(すなわち傾斜案内面が形成されている)。
アーム連動部材としてのレバー部75は、アーム部材73の第1の位置と第2の位置との間の往復動に連動して往復動する。シャッタ機構78は、扉部78aの開閉と連動して移動(揺動)するシャッタ連動ストッパ部78cを有する。シャッタ連動ストッパ部78cはレバー部75の可動範囲制限部として機能する。このシャッタ連動ストッパ部78cは、扉部78aが開放状態にあるとき、レバー部75の可動範囲を制限し、扉部78aが閉鎖状態にあるときはレバー部75の可動範囲を制限しない。
図12(b1)(b2)は、アーム部材73(ひいては可動ガイドローラ73d)が第2の位置、すなわちメダルMにより最大限に押し拡げられた位置にある状態を示している。このとき、図12(b1)に示すように、レバー部75がシャッタ連動ストッパ部78cの下側に侵入し、シャッタアーム部材78dの可動範囲(移動範囲)を制限することにより、扉部78aの開放動作を阻止する。すなわち、シャッタ機構78がロックされる。
図13(a1)(a2)は、可動ガイドローラ73dがメダルMにより第2の位置まで最大限に押し拡げられた後、第2の位置から中間位置まで戻った状態を示している。このとき、レバー部75がシャッタ連動ストッパ部78cの下側から離脱し、シャッタアーム部材78dの可動範囲の制限が解除される。すなわち、シャッタ機構78のロック状態が解除される。
図13(b1)(b2)は、次いで、可動ガイドローラ73dがメダルMをシャッタ機構78から外部へ放出し、アーム部材73(可動ガイドローラ73d)が第1の位置まで復帰した状態を示している。
図14(a1)〜(a3)、(b1)〜(b3)、(c1)〜(c3)は、それぞれ、第2の実施形態によるコイン状部材払出装置の不正操作時の時系列の平面図と、それらに対応する状態の機能部の斜視図、およびコイン状部材払出装置の概略のA−A断面図を示す。
図14(a1)〜(a3)の状態から、図14(b1)〜(b3)に示すように扉部78aが外部から不正操作部材B等により強制的に開放された場合、シャッタ連動ストッパ部78cがレバー部75の移動経路内へ進入することにより、アーム部材73がその第1の位置から第2の位置へ移動しようとするときその中間の位置で、シャッタ連動ストッパ部78cがアーム部材73のそれ以上の移動を阻止する。このとき、図14(c1)に示すように、メダルガイド部44aと、可動ガイドローラ73dとの間隔がメダルMの直径より小さい幅に制限されるため、メダルMがメダル通路を通過することが阻止される。
このように第1の実施形態と同様、第2の実施形態においても、シャッタ機構の扉部が外部から強制的に開放されただけで、直ちにかつ確実にメダルの払出動作が機械的に阻止される。なお、第2の実施形態ではアーム部材73の位置検出手段について明示しなかったが、上記のとおり、第1および第2のセンサ部のような、第1の位置および第2の位置を検出するための手段を設けることが可能である。
(制御装置の構成)
上述したように、第1および第2の実施形態に係るコイン状部材払出装置によれば、その機械的な構造により、シャッタ機構の不正な開放(こじ開け等)による不正なメダルMの払出を直ちに確実に防止することができる。しかし、そのような不正な行為が行われた場合には、その行為を遊技機の管理者側で迅速に認識する必要がある。また、メダルMの払出動作を行うロータの回転が継続されている期間中に、このような機械的な払出動作の阻止が行われると、ロータを回転駆動するモータに過負荷が掛かり、モータの故障の原因にもなる。そこで、シャッタ機構の不正な開放により強制的にメダルの払出動作が阻止されたときには、このことを迅速に検出できることが望ましい。
本実施形態では、上記第1および第2のセンサ部56,57の出力と、モータ60の電流値を監視することにより、専用の検出手段を設けることなく、不正操作を検出しようとするものである。
図15は、第1および第2の実施形態におけるコイン状部材払出装置に用いることができる制御装置の概略構成を示すブロック図である。
この制御装置は、第1および第2のセンサ部56,57と、制御部200と、モータ駆動部210と、モータ60と、報知信号発生部220とにより構成される。
制御部200は、メダル払出要求によって払い出すメダルの個数に応じて、モータ駆動部210を介してモータ60を回転駆動する。制御部200は、モータ60の駆動時のモータ電流値211を監視する。制御部200は、モータ電流値211として所定の値を超える過電流値を検出した場合、モータ60が回転駆動されているにも関わらず回転が停止している(または回転が困難な状態にある)と判断できる。
他方で、制御部200は、アーム部材(ひいては可動ガイド部材)の位置検出手段としての第1および第2のセンサ部56,57の出力に基づいて、アーム部材の現在の位置を検出する。もし、第1および第2のセンサ部56,57の出力に基づいて、アーム部材の現在の位置が第1の位置と第2の位置の中間位置にあると判断された場合、このような状態は図7等で説明したように、シャッタ機構の不正な開放によりアーム部材(可動ガイドローラ)が第2の位置へ移動しようとしてもその中間位置で阻止されたことによりメダルがメダル通路部で詰まったためにモータが回転できなくなった状態に相当する。制御部200は、このような状態を不正操作の発生と認識し、報知信号発生部220に対して報知信号(アラーム)発生を指示する。この報知信号は、遊技場の管理者に対して不正操作の発生を報知するための信号であり、例えば、音、光、メッセージ等、任意の媒体で実現することができる。報知の場所は、不正が行われている遊技機、および/または、集中管理部等である。集中管理部へは有線または無線による通信媒体を介して通知することができる。
(制御装置の実行する処理)
図16は、図15に示した制御部200の実行するコンピュータプログラムにより実現される処理の概略手順を表したフローチャートである。この処理は、本発明によるコイン状部材払出装置の不正操作検出方法の処理ステップを包含している。
制御部200は、遊技機からのメダル払出要求の発生時に(S10)、モータ駆動部210に対して、当該メダル払出要求に応じた駆動指示を出力する(S11)。
そこで、モータ駆動部210により駆動されるモータ60のモータ電流を監視し、モータ電流値Iが予め定めた閾値電流値Isを超えたかどうかを判定する(S12)。I>Isでなければ、モータ駆動が継続しているかどうかを判断し(S13)、継続していれば、ステップS12へ戻る。その間に、I>Isでなくなれば、ステップS13へ移行する。
ステップS12でI>Isであると判定されたとき、その状態が所定時間経過したかを判定する(S14)。所定時間経過するまでステップS12に戻り、I>Isの状態が継続しているかをチェックする。一時的にモータに過負荷が掛かってI>Isとなっても短時間で正常な状態に復帰した場合に異常または不正操作の判定を行わないようにするためである。
I>Isの状態が所定時間継続した場合、モータへの駆動指示がありながら何らかの原因でモータが正常回転困難な状態となっていると判断し、モータ駆動部210へモータ駆動停止を指示する(S15)。さらに、報知信号発生部220に第1の報知信号の発生を指示する(S16)。これは、例えば遊技場の管理者に対して、当該コイン状部材払出装置のモータが正常回転困難な状態となっていること、および、何らかの対応措置が必要であることを報知するための動作である。
次いで、第1のセンサ部がOFFかどうかを確認する(S17)。OFFでなければ、ステップS10へ戻る。OFFであれば、第2のセンサ部がOFFかどうかを確認する(S18)。第2のセンサ部がOFFでなければ、ステップS10へ戻る。OFFであれば、第1および第2のセンサ部がともにOFFであるので、アーム部材(ひいては可動ガイドローラ)が第1の位置と第2の位置の中間位置にあると判断する。
コイン状部材払出装置の通常の動作においても第1および第2のセンサ部が同時に一時的にOFFとなる状態は繰り返し発生するが、モータが正常回転困難な状態が発生した状態で第1および第2のセンサ部が同時にOFFとなっていれば、不正操作等に起因して意図せず外部からシャッタ機構が開放されたことにより、アーム部材の可動範囲が制限され、これにより、メダル通路で払出対象のメダルが進行阻止されている可能性が高い。
そこで、制御部200は、報知信号発生部220に対して、第2の報知信号の発生を指示する(S19)。この第2の報知信号は不正操作が発生した蓋然性が高いことを管理者等へ報知するためのものである。第2の報知信号の報知先および形態は第1の報知信号のそれらと異なってもよい。例えば、第1の報知信号の報知先は管理者のみとし、第2の報知信号の報知先は管理者のみならず遊技者も対象としてよい。第1の報知信号の発生は不正操作が原因とは限らず、装置部品等の故障が原因である可能性があるのに対して、第2の報知信号の発生は不正操作が原因である可能性が高いと考えられるからである。第1の報知信号は異常状態の発生を知らしめることができれば足りるが、第2の報知信号は不正操作を直ちに止めさせるために、警報音の発生や、遊技機のランプや照明等の点滅等、通常と異なる出力形態とすることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。例えば、アーム部材やシャッタ機構、移動機構の各部の形状や構造は図示した具体的な形状や構造に限定されるものではない。バネの種類としてコイルバネを示したが、他の種類のバネであってもよいし、バネ以外の弾性部材を利用することも可能である。センサ部としては光学式のものを示したが、磁気センサ等の他の位置検出手段であってもよい。駆動手段はモータを例としたが、必ずしもモータに限るものではない。
10:バケット(またはホッパ) 13:オーバーフロー通路 15:円形開口 20:払出装置本体部 21:筐体 22:払出口 30:ロータ 32:開口 33:押出壁 40:メダル通路部材 42:透孔 42a:透孔 43:メダル通路 44:メダルガイド部 44a:メダルガイド部 45:シャフト孔 46:凹部 50:機能ボックス 51:筐体 51a:切欠部 52:カバー部 52a:透孔 52b:切欠部 53:アーム部材 53a:回転軸 53b:回転軸基部 53c:円柱支持部 53d:可動ガイドローラ 54:フラグ部 54a:遮光部 55:爪部(アーム連動部) 56,57:センサ部 58:シャッタ機構 58a:扉部 58c:シャッタ連動ストッパ部(可動範囲制限部) 58d:切欠部 59:コイルバネ 59a:コイルバネ結合部(突起部) 60:モータ 61:シャフト 73:アーム部材 73a:回転軸 73c:円筒状支持部 73d:可動ガイドローラ 75:レバー部(アーム連動部) 78:シャッタ機構 78a:扉部 78b:回転軸 78c:シャッタ連動ストッパ部(可動範囲制限部) 78d:シャッタアーム部材 79:バネ結合部 83:アーム部材 83a:アーム回転軸 83d:可動ガイドローラ 84:フラグ部 85:レバー部(アーム連動部) 89:コイルバネ結合部 94,95:第1および第2のセンサ部 100:コイン状部材払出装置 200:制御部 210:モータ駆動部 211:モータ電流値 220:報知信号発生部 I:モータ電流値 Is:閾値電流値 M:メダル(コイン状部材)

Claims (8)

  1. コイン状部材を1枚ずつ払出口から払い出すコイン状部材払出装置であって、
    コイン状部材を貯蔵した貯蔵容器内の複数のコイン状部材を順次前記払出口へ移動させる移動機構と、
    払出指示信号に従って前記移動機構を駆動する駆動手段と、
    コイン状部材が前記払出口から払い出される際に通過する通路を塞ぐ第1の位置と、前記通路を全開する第2の位置との間で往復動可能で、通常第1の位置に付勢され、コイン状部材が通過する際に当該コイン状部材により押されて第2の位置へ移動し、当該コイン状部材の通過後に第1の位置へ復帰する往復動部材と、
    前記払出口を通常閉鎖するように付勢され、払い出されるコイン状部材による押圧力により開放される扉部と、前記扉部が外部から強制的に開放された場合、前記往復動部材の可動範囲を制限する可動範囲制限部とを有するシャッタ機構と、
    前記往復動部材が前記第1の位置にあるか否か、および、前記第2の位置にあるか否かを検出する位置検出手段と、
    前記払出指示信号を出力するとともに、前記払出指示信号の出力にも関わらず前記移動機構の停止状態が検出された場合、前記位置検出手段の出力に基づいて不正操作の発生の有無を判定する制御部と、
    を備えたことを特徴とするコイン状部材払出装置。
  2. 前記駆動手段はモータであり、前記制御部は、前記モータの過電流発生を検出することにより前記移動機構の停止状態を検出する請求項1に記載のコイン状部材払出装置。
  3. 前記位置検出手段は、前記往復動部材が前記第1の位置にあるか否かを検出する第1のセンサ部と、前記第2の位置にあるか否かを検出する第2のセンサ部とを有し、
    前記制御部は、前記払出指示信号の発生にも関わらず前記移動機構の停止状態を検出した場合、前記第1および第2のセンサ部の出力に基づいて前記往復動部材が前記第1の位置および前記第2の位置のいずれにもない状態を検出したとき、不正操作が発生したと判定し、前記払出指示信号の発生を停止する請求項1または2に記載のコイン状部材払出装置。
  4. 前記制御部の指示に従って、音、光、メッセージの少なくとも一つにより報知信号を発生する報知信号発生部をさらに備えた請求項1、2または3に記載のコイン状部材払出装置。
  5. 前記シャッタ機構の扉部は、ほぼ長方形状を有し、その長辺近傍にある回転軸を中心に回転可能に支持されており、
    前記往復動部材は、前記往復動部材の第1の位置と第2の位置との間の往復動に連動して往復動する爪部を有し、
    前記シャッタ機構の前記可動範囲制限部は、前記扉部の開閉と連動して移動するシャッタ連動部を有し、
    前記シャッタ連動部は、前記扉部が閉鎖状態にあるとき、前記爪部の可動範囲を制限せず、前記扉部が外部から強制的に開放された場合、前記往復動部材がその第1の位置から第2の位置へ移動しようとするとき、前記シャッタ連動部が前記爪部の移動経路内に進入することにより前記往復動部材の可動範囲を制限し、これにより前記移動機構が停止する請求項1〜4のいずれかに記載のコイン状部材払出装置。
  6. 前記シャッタ機構の扉部は、一端を回転軸に支持されたシャッタアーム部材に連結され、前記シャッタアーム部材の移動により前記払出口を開閉し、前記シャッタアーム部は前記扉部を通常閉鎖状態に維持するように付勢されており、
    前記扉部のコイン状部材が当接する内壁は、コイン状部材により押圧されたとき前記扉部が当該付勢力に抗して開放されるようテーパー付けされており、
    前記往復動部材は、前記往復動部材の第1の位置と第2の位置との間の往復動に連動して往復動するレバー部を有し、
    前記シャッタ機構の前記可動範囲制限部は、前記扉部の開閉と連動して移動するシャッタ連動部を有し、
    前記シャッタ連動部は、前記扉部が閉鎖状態にあるとき、前記レバー部の可動範囲を制限せず、前記扉部が外部から強制的に開放された場合、前記往復動部材がその第1の位置から第2の位置へ移動しようとするとき、その中間の位置で前記シャッタ連動部が前記レバー部の移動経路内へ進入することにより前記往復動部材の可動範囲を制限し、これにより前記移動機構が停止する請求項1〜4のいずれかに記載のコイン状部材払出装置。
  7. コイン状部材を貯蔵した貯蔵容器内の複数のコイン状部材を順次前記払出口へ移動させる移動機構と、コイン状部材が前記払出口から払い出される際に通過する通路を塞ぐ第1の位置と、前記通路を全開する第2の位置との間で往復動可能で、通常第1の位置に付勢され、コイン状部材が通過する際に当該コイン状部材により押されて第2の位置へ移動し、当該コイン状部材の通過後に第1の位置へ復帰する往復動部材と、前記払出口を通常閉鎖するように付勢され、払い出されるコイン状部材による押圧力により開放される扉部と、前記扉部が外部から強制的に開放された場合、前記往復動部材の可動範囲を制限する可動範囲制限部とを有するシャッタ機構とを備え、コイン状部材を1枚ずつ払出口から払い出すコイン状部材払出装置の不正操作検出方法であって、
    払出指示信号の発生にも関わらず前記移動機構の停止状態を検出する第1の検出ステップと、
    前記往復動部材の位置を検出する第2の検出ステップと、
    前記第1および第2の検出ステップの検出結果に基づいて、不正操作の発生の有無を判定する判定ステップと、
    を備えたことを特徴とするコイン状部材払出装置の不正操作検出方法。
  8. 前記判定ステップは、前記第1の検出ステップの検出結果に基づいて前記払出指示信号の発生にも関わらず前記移動機構の停止状態を検出した場合に、前記第2の検出ステップの検出結果に基づいて前記往復動部材が前記第1の位置と前記第2の位置の中間位置にあることが検出されたとき、不正操作が発生したと判定するステップを含む請求項7に記載のコイン状部材払出装置の不正操作検出方法。
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