JP2018051113A - 手術顕微鏡用スタンド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】平行リンク機構の上部を前側に倒してもカウンタウェイトが後方へ突き出ない手術顕微鏡用スタンド装置を提供する。【解決手段】平行リンク機構Aは上下途中部分をスタンド本体1に取付けるのではなく、その下端aをスタンド本体1に取付けているため、平行リンク機構Aを前側に倒しても平行リンク機構Aにおいて後側に突出する部分がない。前側に倒された平行リンク機構Aの重量バランスはカウンタウェイトWでなく、後サブアーム33に設けられた圧縮バネ37により保たれる。【選択図】 図8

Description

本発明は手術顕微鏡用スタンド装置に関する。
脳神経外科手術等において手術顕微鏡はフロアに設置されたスタンド本体に支持されて使用される。スタンド本体は縦型の平行リンク機構を有し、該平行リンク機構はその上下途中部分に設定された回動軸においてスタンド本体に取付けられている。
平行リンク機構の上辺はそのまま支持アームとして前方に延長され、その前端に手術顕微鏡が支持される。平行リンク機構の下辺は反対に後方へ延長されて、その後端にカウンタウェイトが取付けられる。手術顕微鏡の重量はこのカウンタウェイトにより相殺され、手術顕微鏡の位置を上下へ移動させるべく支持アームを上下に動かしても、手術顕微鏡の位置を前後に移動させるべく平行リンク機構を前後に倒しても、手術顕微鏡は移動先の位置でそのままバランスがとられた状態で停止する(例えば、特許文献1参照)。
特許第4628060号公報
しかしながら、このような関連技術にあっては、スタンド本体に対して平行リンク機構の上下途中部分を回動自在に軸支する構造のため、手術顕微鏡を前方へ移動させるべく平行リンク機構の上部を前側に倒すと、平行リンク機構の下部のカウンタウェイトは反対に後方へ突き出る状態となる。そのためアシスタントはスタンド本体の後側に接近した状態で立つことが出来ない。
本発明は、このような関連技術に着目してなされたものであり、平行リンク機構の上部を前側に倒してもカウンタウェイトが後方へ突き出ない手術顕微鏡用スタンド装置を提供することを目的としている。
本発明の第1の技術的側面によれば、互いに上下方向に延びて機構的に平行な前アーム及び後アームと、互いに前後方向に延びて機構的に平行な上アーム及び下アームの各端部を回動自在な連結部として連結した平行リンク機構を構成し、該平行リンク機構における前アーム下端の連結部を、フロアに設置されたスタンド本体に対して回動自在に取付け、平行リンク機構の上辺を構成する上アームは連結部を越えて支持アームとして前方へ延長され、その前端に先端アームの途中部分を回動自在に軸支すると共に該先端アームの下端に手術顕微鏡を支持し、下アームの後端に手術顕微鏡の重量を相殺するカウンタウェイトを直接或いは間接的に取付け、支持アームの始点となる平行リンク機構の連結部に、該連結部から垂直に上方へ延びる縦レバーと、該縦レバーに対して所定の角度で後方へ延びる横レバーとを一体的に有するクランク部材を軸支し、クランク部材の横レバー後端とスタンド本体の一部とを前アームと機構的に同一長さで且つ平行な後サブアームにて連結し、クランク部材の縦レバー上端と先端アームの上端とを支持アームと機構的に同一長さで且つ平行な支持サブアームにて連結し、後サブアームに沿って直線的に伸縮する圧縮バネを設け、前アームに圧縮バネの下端を受け止めるストッパを設け、前アームの前方への傾動時にストッパの後サブサームに対する相対変位により圧縮バネを圧縮して反傾動方向への反発力を発生させることを特徴とする。
本発明の第2の技術的側面によれば、下アームの下方に下アームを上辺とする追加平行リンクを設け、該追加平行リンクの下辺にカウンタウェイトを取付けたことを特徴とする。
本発明の第3の技術的側面によれば、スタンド本体を中空構造にして、追加平行リンク及びカウンタウェイトをスタンド本体の内部に収納したことを特徴とする。
本発明の第4の技術的側面によれば、前アームが後サブアームを収納する筒構造であることを特徴とする。
本発明の第5の技術的側面によれば、後サブアームの下端が前アームの下端よりも高い位置にあることを特徴とする。
本発明の第6の技術的側面によれば、支持アームが上部に長手方向に沿う凹部を形成した断面中空凹形状で、該凹部内に支持サブアームが収納されていることを特徴とする。
本発明の第7の技術的側面によれば、凹部の上部に長手方向に沿うカバーが取付けられていることを特徴とする。
本発明の第1の技術的側面によれば、平行リンク機構は上下途中部分をスタンド本体に取付けるのではなく、その下端をスタンド本体に取付けているため、平行リンク機構を前側に倒しても平行リンク機構において後側に突出する部分がない。カウンタウェイトは支持アームの上下動により上下方向に移動するだけで後側に突出することはない。従ってアシスタントはスタンド本体の後側にも接近した状態で立って手術を補助することができる。前側に倒された平行リンク機構の重量バランスはカウンタウェイトでなく、後サブアームに設けられた圧縮バネにより保たれる。すなわち平行リンク機構を前側に倒した際に生じるストッパの相対変位により、後サブアームに設けられた圧縮バネが下側から圧縮されるため、その反発力により平行リンク機構の前側への傾き状態がそのまま維持される。
本発明の第2の技術的側面によれば、追加平行リンクによりカウンタウェイトの位置を下げたので、スタンド本体の重心が下がりスタンド本体が安定する。
本発明の第3の技術的側面によれば、追加平行リンク及びカウンタウェイトがスタンド本体の内部に収納されるため、それらの存在が見えず、スタンド本体全体の外観が良くなる。
本発明の第4の技術的側面によれば、前アームが後サブアームを収納する筒構造であるため、後サブアーム及び圧縮バネが外から見えず、スタンド本体全体の外観が良くなる。
本発明の第5の技術的側面によれば、後サブアームの下端が前アームの下端よりも高い位置にあるため、平行リンク機構を前側に倒すと、前アームと後サブアームとの間隔は広がり、互いに干渉することはない。
本発明の第6の技術的側面によれば、支持サブアームが支持アームの凹部内に収納されるため、支持サブアームが見えず見栄え良い。支持アームは断面中空凹形状のため剛性が向上する。
本発明の第7の技術的側面によれば、凹部の上部がカバーにより覆われるため、凹部内への埃や汚れの侵入を防ぐことができる。
手術顕微鏡用スタンド装置を示す斜視図。 手術顕微鏡用スタンド装置を示す分解斜視図。 手術顕微鏡用スタンド装置の内部構造を示す側方から見た断面図。 手術顕微鏡用スタンド装置の内部構造を示す前方から見た断面図。 支持サブアームを示す斜視図。 図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。 ストッパ及び圧縮バネを示す斜視図。 手術顕微鏡用スタンド装置を示す機構図。 支持アームを持ち上げた状態を示す図8相当の機構図。 平行リンク機構を前側へ傾けた状態を示す図8相当の機構図。 平行リンク機構を中心とした構造を示す側方から見た説明図。 支持アームを持ち上げた状態を示す図11相当の説明図。 支持アームを下げた状態を示す図11相当の説明図。 平行リンク機構を前側へ傾けた状態を示す図11相当の説明図。 平行リンク機構の非傾動時における圧縮バネの状態を示す説明図。 平行リンク機構の前側への傾動時における圧縮バネの状態を示す説明図。
本発明の好適な実施形態を図1〜図16に基づいて説明する。以上及び以下において前後左右の方向性は図1に示された通りである。
手術室内のフロア上に設置されているスタンド本体1は下部にベース2を有しており、スタンド本体1はこのベース2上で垂直軸を中心に全体が回転することができる。
スタンド本体1は中空構造で、内部に左空間Lと右空間Rが形成されている(図4参照)。右空間Rの上面には開口3が形成されており、該開口3の左縁から立壁4が立設されている。立壁4の前側は若干突出した状態となっており、軸孔5が形成されている。立壁4の途中位置には別の軸孔6が形成されている。この軸孔6は前側の軸孔5よりも若干高い位置にある。右空間Rの前面には三角状の突起部7が形成されている。
このスタンド本体1には平行リンク機構Aが組み付けられる。このスタンド本体1と平行リンク機構A(図11参照)の基本構造は図8〜図10の機構図を参照すると理解しやすい。
平行リンク機構Aは、上下方向に沿う前アーム8及び後アーム9と、前後方向に沿う上アーム10及び下アーム11とを、それぞれ連結部a〜dにより回動自在に軸支した構造をしている。前アーム8は実際には上下にスリット12、13を有する筒構造で、上下部分がそれぞれ約30度の角度で前側に曲折した形状をしている。前アーム8の上端には共通の内部空間を形成する扇状の凸部14が一体的に形成されている。
前アーム8の下側のスリット13を立壁4の前側に差し込んで、軸孔5に対して連結部aを回動自在に取付けている。下アーム11はレバー形状で、その前端が前アーム8の下端と一緒に軸支され、後側が開口3から右空間R内に入り込んだ状態となっている。
上アーム10は支持アーム15と一体的に形成され、連結部dよりも後側が上アーム10で、前側が支持アーム15である。上アーム10は前アーム8の上端に対して右側から重ねた状態で連結される。そして上アーム10の後端と下アーム11の後端同士が後アーム9により連結される。後アーム9の下端も開口3から右空間R内に入り込んだ状態になっている。
下アーム11の下方には、下アーム11を上辺(平行リンクAとの共有リンク)として含む追加平行リンクBが設けられている。追加平行リンクBは、下アーム11と、追加前アーム16(スタンド本体1の前面における立壁4の軸孔5から突起部7の先端の回動軸17までの部分)と、追加後アーム18と、回動軸17と追加後アーム18の下端を結び更に後方へ若干延長された追加下アーム19とから構成される。
追加平行リンクBの下辺となる追加下アーム19の延長された部分にはカウンタウェイトWが設けられている。カウンタウェイトWの一部は追加下アーム19に沿って設けられたネジ20と螺合しており、ネジ20の前端に設けられたダイヤル21を回転させることにより、カウンタウェイトWの位置を変更することができる。追加平行リンクB及びカウンタウェイトWは全体が右空間Rに収納されている。尚、左空間Lにはスタンド本体1を操作するためのフットペダルやその他の付属品を収納するためのスペースとして利用される。
支持アーム15の前端には先端アーム22の途中部分が回動自在に軸支されている。先端アーム22の下端には吊下アーム23を介して手術顕微鏡24が支持されている。先端アーム22の上部は概略三角形状のキャップ25により覆われている。
支持アーム15は上部に長手方向に沿う凹部26が形成された断面中空凹形状をしている。この支持アーム15部分はアルミ合金の押出成形品で、上アーム10は鋳物製であり、支持アーム15の後端を上アーム10内に差し込んだ状態で結合されている。図6に示すように支持アーム15の断面には凹部26の底部付近とその対向位置を連結するハの字状のリブ27が一体形成されている。支持アーム15は断面中空凹形状にしたことによりすでに剛性が高まっているが、リブ27を追加したことにより支持アーム15の剛性は更に高まっている。
この支持アーム15の始点となる平行リンク機構Aの連結部dにクランク部材28が軸支されている。クランク部材28の実際の形状は、図5に示すように、上アーム10内にあって連結部dから垂直方向に上方へ延びる縦レバー29と、前アーム8の凸部14内にあって縦レバー29に対して30度の角度で後方へ延びる横レバー30とを一体的に結合した形状をしている。
クランク部材28の縦レバー29の上端と、先端アーム22の上端とは、支持アーム15と機構的に平行で同一長さを有する支持サブアーム31により連結される。これにより、支持アーム15、支持サブアーム31、先端アーム22、縦レバー29とから、別の平行リンクCが形成される。横レバー30の傾斜角が常に維持されるので、平行リンクCにより先端アーム22は常に垂直が維持される。支持サブアーム31は支持アーム15の凹部26内に位置しており、支持サブアーム31を収納した凹部26には上側から長手方向に沿うカバー32が取付けられる。支持サブアーム31が支持アーム15の凹部26内に収納されるため、支持サブアーム31が見えず見栄え良い。凹部26の上部がカバー32により覆われるため、凹部26内への埃や汚れの侵入が防止される。
クランク部材28の横レバー30の先端と、スタンド本体1の立壁4の後側の軸孔6との間に2本の後サブアーム33が設けられている。この2本の後サブアーム33は筒構造の前アーム8内に収納されてる。後サブアーム33は前アーム8の上下の連結部a、d間の直線距離と同一の長さを有し機構的に平行である。これにより、平行リンクAとの共有リンクとしての前アーム8と、後サブアーム33と、横レバー30と、立壁4(軸孔5と軸孔6の間の部分)とから、更に別の平行リンクDが形成される。横レバー30の傾斜角が平行リンクDを介して本体に固定された仮想リンクa−6に対して常に固定される。
前アーム8の下部には断面を塞ぐ状態でストッパ34が形成されており、そこに前後方向に沿う長孔状の貫通孔35が形成されている。後サブアーム33はこの貫通孔35を貫通した状態で延びている。後サブアーム33の上部には上下位置を調整自在なナット36が設けられており、このナット36とストッパ34との間の後サブアーム33の外側に圧縮バネ37が設けられている。圧縮バネ37の径はナット36より小さく且つ貫通孔35の幅より大きいため、圧縮バネ37はナット36と貫通孔35の間に位置する。ナット36の上下位置を調整することにより圧縮バネ37の初期長さを微調整することができる。
次に作用を説明する。
<上下への動き>(図9、図12、図13)
手術顕微鏡24の位置を上下へ変更すべく、支持アーム15を上下に動かすと、平行リンク機構Aのため、その上アーム10及び下アーム11も同様の角度となり、更に追加平行リンクBの追加下アーム19も同様の角度となり、カウンタウェイトWが手術顕微鏡24とは相反する方向へ移動する。すなわち、上アーム10(仮想リンクd−c)と追加下アーム19は常に平行である。従って、手術顕微鏡24の重量は常にカウンタウェイトWにより相殺され、手術顕微鏡24は上側或いは下側へ移動させた位置でそのまま停止する。カウンタウェイトWは支持アーム15の上下動により上下方向へ円弧移動するだけで、後方へ突出することはない。
手術顕微鏡24の重量の変更がある場合は、追加下アーム19の前端に設けられたダイヤル21を回してカウンタウェイトWの位置を調整する。このカウンタウェイトWは追加平行リンクBと共にスタンド本体1の内部に収納されるため、それらの存在が見えず、スタンド本体1全体の見栄えが良い。スタンド本体1の内部において追加平行リンクBによりカウンタウェイトWの位置が下げられているので、スタンド本体1の重心も下がりスタンド本体1が安定する。
手術顕微鏡24を上下に動かす際に、支持アーム15と支持サブアーム31とを含む平行リンクCは上下方向で斜めに変形するため、支持アーム15と支持サブアーム31の間隔は変化する。両者の間隔は水平な場合が一番幅が広く、上下に変形させると幅が狭くなる。すなわち図6に示すように支持アーム15を基準とすると、支持サブアーム31が凹部26内で上下に移動するが、凹部26は支持サブアーム31の上下移動を許容する上下サイズを有しているため、支持サブアーム31が凹部26の底部やカバー32と干渉することはない。
<前側への動き>(図10、図14、図16)
手術顕微鏡24を前方へ移動させるために平行リンク機構Aを前側へ倒しても、平行リンク機構Aは従来のように上下途中部分がスタンド本体1に軸支されているのではなく、その下端の連結部aでスタンド本体1に軸支されているため、平行リンク機構Aの全てが前側へ倒れることになり、後側に突出する部分がない。スタンド本体1の内部に収納された追加平行リンクB及びカウンタウェイトWは、回動軸a,17がスタンド本体1に位置固定されているためそのままで変化がない。従ってアシスタントはスタンド本体1の後側にも接近した状態で立って手術を補助することができる。
前側に倒された平行リンク機構Aの重量バランスはカウンタウェイトWでなく、後サブアーム33に設けられた圧縮バネ37により保たれる。圧縮バネ37の径は貫通孔35の幅よりも大きいため、圧縮バネ37の下端はストッパ34における貫通孔35の周辺部で受け止められている。図15は平行リンク機構Aを前側に倒す前の状態で、その状態では圧縮バネ37は所定の長さSになっている。
その状態から平行リンク機構Aを前側に倒すと、ストッパ34(前アーム8)と、後サブアーム33との間に、平行リンク機構Aの内部の平行リンクDが同様に変形したことによる相対変位S1が生じ、この相対変位S1の分だけストッパ34が圧縮バネ37の下端を押し上げて、圧縮バネ37はその分だけ短い長さS2となり圧縮された状態となる。すなわち、圧縮バネ37のストッパ34への押圧力が前アーム8(仮想リンクa−d)の回動軸aの周りの時計回りのトルクとして作用する。そのため圧縮バネ37の反発力が働き平行リンク機構Aが前側に倒れてもその状態が維持される。平行リンク機構Aの傾動角度の増加に応じて相対変位S1も増加して反発力が増えるため、全ての傾動角度において重量バランスがとれ、手術顕微鏡24を任意の上下位置に保持することができる。
平行リンク機構Aを前側へ倒すと、前アーム8と後サブアーム33との間隔eも変化するが、貫通孔35が長孔状のため後サブアーム33は貫通孔35内で移動することができる。特に後サブアーム33の下端が前アーム8の下端よりも高い位置にあるため、平行リンク機構Aを前側に倒すと、前アーム8と後サブアーム33との間隔eは広い間隔Eとなる。広がる方向に変化するため、前アーム8と後サブアーム33とが互いが干渉することなく十分に前側へ傾けることができる。更に前アーム8が後サブアーム33を収納する筒構造であるため、後サブアーム33及び圧縮バネ37が外から見えず、スタンド本体1全体の外観が良くなる。
尚、以上の実施形態では、追加平行リンクBやカウンタウェイトWをスタンド本体1の内部に収納する例を示したが、それらが外部に表れた構造にしても良い。それに伴って追加平行リンクBを設けずにカウンタウェイトWを平行リンク機構Aの下アーム11の端部に直接設けても良い。
1 スタンド本体
8 前アーム
9 後アーム
10 上アーム
11 下アーム
15 支持アーム
22 先端アーム
24 手術顕微鏡
26 凹部
28 クランク部材
29 縦レバー
30 横レバー
31 支持サブアーム
33 後サブアーム
34 ストッパ
35 貫通孔
37 圧縮バネ
a〜d 連結部
A 平行リンク機構
B 追加平行リンク
C、D 平行リンク
W カウンタウェイト

Claims (7)

  1. 互いに上下方向に延びて機構的に平行な前アーム及び後アームと、互いに前後方向に延びて機構的に平行な上アーム及び下アームの各端部を回動自在な連結部として連結した平行リンク機構を構成し、該平行リンク機構における前アーム下端の連結部を、フロアに設置されたスタンド本体に対して回動自在に取付け、
    平行リンク機構の上辺を構成する上アームは連結部を越えて支持アームとして前方へ延長され、その前端に先端アームの途中部分を回動自在に軸支すると共に該先端アームの下端に手術顕微鏡を支持し、
    下アームの後端に手術顕微鏡の重量を相殺するカウンタウェイトを直接或いは間接的に取付け、
    支持アームの始点となる平行リンク機構の連結部に、該連結部から垂直に上方へ延びる縦レバーと、該縦レバーに対して所定の角度で後方へ延びる横レバーとを一体的に有するクランク部材を軸支し、
    クランク部材の横レバー後端とスタンド本体の一部とを前アームと機構的に同一長さで且つ平行な後サブアームにて連結し、
    クランク部材の縦レバー上端と先端アームの上端とを支持アームと機構的に同一長さで且つ平行な支持サブアームにて連結し、
    後サブアームに沿って直線的に伸縮する圧縮バネを設け、前アームに圧縮バネの下端を受け止めるストッパを設け、前アームの前方への傾動時にストッパの後サブサームに対する相対変位により圧縮バネを圧縮して反傾動方向への反発力を発生させることを特徴とする手術顕微鏡用スタンド装置。
  2. 下アームの下方に下アームを上辺とする追加平行リンクを設け、該追加平行リンクの下辺にカウンタウェイトを取付けたことを特徴とする請求項1記載の手術顕微鏡用スタンド装置。
  3. スタンド本体を中空構造にして、追加平行リンク及びカウンタウェイトをスタンド本体の内部に収納したことを特徴とする請求項2記載の手術顕微鏡用スタンド装置。
  4. 前アームが後サブアームを収納する筒構造であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の手術顕微鏡用スタンド装置。
  5. 後サブアームの下端が前アームの下端よりも高い位置にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の手術顕微鏡用スタンド装置。
  6. 支持アームが上部に長手方向に沿う凹部を形成した断面中空凹形状で、該凹部内に支持サブアームが収納されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の手術顕微鏡用スタンド装置。
  7. 凹部の上部に長手方向に沿うカバーが取付けられていることを特徴とする請求項6記載の手術顕微鏡用スタンド装置。
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