JP2020028702A - 手術顕微鏡装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スタンド本体を回転させる際の力が少なくて済み、スタンド本体を回転させるための回転部のベアリング構造を小型化することができる手術顕微鏡装置を提供する。【解決手段】支柱4はベース2に対して固定され、スタンド本体5はその支柱4に対して水平方向で回転自在に支持されており、スタンド本体5を回転させる際に、支柱4を回転させる必要がないため、その分、スタンド本体5を回転させる際の力が少なくて済む。支柱4の上端の回転部に加わるのはスタンド本体5の重さだけのため、回転部のベアリング7を小型化することができる。【選択図】図4
Description
本発明は手術顕微鏡装置に関するものである。
脳神経外科等においてドクターが術野を拡大観察しながら手術する場合、スタンド装置により支持した手術顕微鏡が用いられる。スタンド装置は、フロアに設置されたベースと、ベースの中央に立設された支柱と、支柱に取付けられるスタンド本体と、スタンド本体に回転自在に取付けられる縦アームと、縦アームの上端から横方向に延びる横アームとから構成されている。手術顕微鏡は横アームの先端に支持される。
スタンド装置において、支柱とスタンド本体は一体構造で、支柱の下端がベースに対して回動自在に取付けられており、ベースより上の構造は全て支柱ごと支柱を中心にして全体が水平方向で回転する構造になっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながらこのような関連技術にあっては、支柱がスタンド本体と一緒にベースに対して回転するため、スタンド本体の回転操作に大きな力を要していた。また支柱の下端が回転部で、そこに支柱及びスタンド本体の重さが加わるため、回転部のベアリング構造が大きくなり、装置全体の重量増の原因となっていた。
本発明はこのような関連技術に着目してなされたものであり、スタンド本体を回転させる際の力が少なくて済み、スタンド本体を回転させるための回転部のベアリング構造を小さくすることができる手術顕微鏡装置を提供するものである。
本発明の第1の技術的側面によれば、フロアに設置されたベースと、ベースの中央に立設された支柱と、支柱の上端に支持されたスタンド本体と、途中部位がスタンド本体の側面に対して水平軸を中心に回動自在に取付けられた縦アームと、縦アームの上端から横方向に延びる横アームとを備え、該横アームの先端に手術顕微鏡を支持する手術顕微鏡装置であって、前記支柱はベースに対して不回転状態で一体的に固定され、スタンド本体は支柱に対して水平方向で回転自在に支持されていることを特徴とする。
本発明の第2の技術的側面によれば、縦アーム及び横アームが手術顕微鏡の重量をカウンタウェイトで相殺するバランス式構造であることを特徴とする。
本発明の第1の技術的側面によれば、スタンド本体がベースに固定された支柱の上端に対して水平方向で回転自在に支持されているため、スタンド本体を回転させる際に、支柱を回転させる必要がなく、回転させる際の力が少なくて済む。また支柱の上端の回転部に加わるのはスタンド本体の重さだけのため、回転部のベアリング構造を小さくすることができ、装置全体の軽減化に寄与できる。
本発明の第2の技術的側面によれば、縦アーム及び横アームが手術顕微鏡の重量をカウンタウェイトで相殺するバランス式構造であるため、スタンド本体の水平軸を中心として縦アームを回転させる際も安定した状態で回転させることができる。
図1〜図4は本発明の好適な実施形態を示す図である。
スタンド装置1はベース2により手術室のフロアに設置される。ベース2はロック自在なキャスター3を四隅に有し、ロック解除状態でフロア上を移動することができ、ロック状態でフロア上の必要な位置に固定される。
ベース2の中心部には支柱4が固定されている。支柱4はベース2と一体でベース2に対して回転しない。
支柱4の上部にはスタンド本体5が取付けられている。支柱4の上端とスタンド本体5との間にはベアリング7が設けられ、スタンド本体5は支柱4に対して水平方向(図中A方向)で回転することができる。支柱4の上端のベアリング7に加わるのはスタンド本体5の重さだけのため、このベアリング7は大型化する必要がなく小型で済むため、装置全体の重量軽減化に寄与できる。
またこの支柱4とスタンド本体5との間には図示せぬ電磁クラッチが設けられており、回転自在であると共に必要な回転位置でスタンド本体5を支柱4に対して固定することができる。スタンド本体5の上面には支柱4の上端を覆うキャップ24が設けられている。
スタンド本体5の支柱4が回転自在に支持された部分には、スタンド本体5の側面から水平方向に突出する水平軸8が一体形成されている。この水平軸8に縦アーム9の途中部分がベアリング10を介して前後方向(図中B方向)で回転自在に支持されている。水平軸8の先端は縦アーム9に設けられたキャップ11により覆われている。スタンド本体5に設けられる縦アーム9の回転軸8の軸方向Bが支柱4に対する回転軸7と交差(直交)するように2つの回転軸が相互に近接して設けられる。したがって、スタンド本体5のB方向の重量バランスの調整が容易となり、ベアリング7の負担が軽減される。
縦アーム9の上端には湾曲した状態で横方向に延びる横アーム12の基端側が回動自在に軸支されている。縦アーム9の下側には後方に延びる下アーム13が設けられ、下アーム13の端部にはカウンタウェイト14が取付けられている。横アーム12の縦アーム9を越えた端末と、下アーム13の途中部分とは、縦アーム9と平行な縦サブアーム15により連結されている。これにより縦アーム9と縦サブアーム15を含む縦方向での平行リンクが形成される。
縦アーム9の上端にはL形のクランク部材16が軸支されている。横アーム12の先端には先端アーム17の下部が軸支されている。クランク部材16の上端と先端アーム17の上端とは横アーム12と機構的に平行な横サブアーム18により連結されている。これにより横アーム12と横サブアーム18を含む横方向での平行リンクが形成される。クランク部材16の他方の端部と下アーム13とは縦サブアーム15と平行な基準アーム19により連結され、クランク部材16が回転しないようにしている。従って、このクランク部材16の上端と横サブアーム18を介して連結されている先端アーム17も回転せず、先端アーム17は常に垂直状態が維持される。
先端アーム17の下部には補助アーム20を介して手術顕微鏡21が支持されている。補助アーム20は先端アーム17に対して手術顕微鏡21ごと水平方向で回転自在に支持されている。また手術顕微鏡21は補助アーム20の下端に対して水平軸を中心に回転自在に支持されている。
ドクターは手術顕微鏡21で観察する方向を変更するため、手術顕微鏡21の位置をスタンド本体5ごと水平方向(図中A方向)で大きく回転させる場合がある。その場合も、回転するのはスタンド本体5だけで、支柱4を回転させる必要がないため、その分、スタンド本体5を回転させる際の力が少なくて済む。
また縦アーム9の水平軸8を中心とした前後方向での回転も、縦アーム9及び横アーム12が手術顕微鏡21の重量をカウンタウェイト14で相殺するバランス式構造である。したがって、水平軸8のまわりに回転する構造体の重心が水平軸8上にあるため、スタンド本体5の水平軸8を中心として縦アーム9を回転させる際も安定した状態で回転させることができる。
以上の説明では、手術顕微鏡21として、接眼部を有する光学的な構造のものを例にしたが、接眼部を有さない所謂カメラ式のものであっても良い。
1 スタンド装置
2 ベース
4 支柱
5 スタンド本体
7 ベアリング
8 水平軸
9 縦アーム
12 横アーム
21 手術顕微鏡
2 ベース
4 支柱
5 スタンド本体
7 ベアリング
8 水平軸
9 縦アーム
12 横アーム
21 手術顕微鏡
縦アーム9の上端にはL形のクランク部材16が軸支されている。横アーム12の先端には先端アーム17の下部が軸支されている。クランク部材16の上端と先端アーム17の上端とは横アーム12と機構的に平行な横サブアーム18により連結されている。これにより横アーム12と横サブアーム18を含む横方向での平行リンクが形成される。クランク部材16の他方の端部とスタンド本体5とは縦サブアーム15と平行な基準アーム19により連結され、クランク部材16が回転しないようにしている。従って、このクランク部材16の上端と横サブアーム18を介して連結されている先端アーム17も回転せず、先端アーム17は常に垂直状態が維持される。
Claims (2)
- フロアに設置されたベースと、ベースの中央に立設された支柱と、支柱の上端に支持されたスタンド本体と、途中部位がスタンド本体の側面に対して水平軸を中心に回動自在に取付けられた縦アームと、縦アームの上端から横方向に延びる横アームとを備え、該横アームの先端に手術顕微鏡を支持する手術顕微鏡装置であって、
前記支柱はベースに対して不回転状態で一体的に固定され、スタンド本体は支柱に対して水平方向で回転自在に支持されていることを特徴とする手術顕微鏡装置。 - 縦アーム及び横アームが手術顕微鏡の重量をカウンタウェイトで相殺するバランス式構造であることを特徴とする請求項1記載の手術顕微鏡装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US16/540,274 US20200054411A1 (en) | 2018-08-20 | 2019-08-14 | Surgical microscope apparatus |
CN201910763527.2A CN110850575A (zh) | 2018-08-20 | 2019-08-19 | 手术显微镜装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018153827 | 2018-08-20 | ||
JP2018153827 | 2018-08-20 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020028702A true JP2020028702A (ja) | 2020-02-27 |
Family
ID=69623298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019054124A Pending JP2020028702A (ja) | 2018-08-20 | 2019-03-22 | 手術顕微鏡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020028702A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5620448A (en) * | 1979-07-24 | 1981-02-26 | Contraves Ag | Adding device of three leg for optical observing instrument |
JP2016101320A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 三鷹光器株式会社 | 手術顕微鏡システム |
JP2017093478A (ja) * | 2015-11-18 | 2017-06-01 | 三鷹光器株式会社 | 手術用立体観察装置 |
-
2019
- 2019-03-22 JP JP2019054124A patent/JP2020028702A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5620448A (en) * | 1979-07-24 | 1981-02-26 | Contraves Ag | Adding device of three leg for optical observing instrument |
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JP2017093478A (ja) * | 2015-11-18 | 2017-06-01 | 三鷹光器株式会社 | 手術用立体観察装置 |
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